JP2020204728A - 管楽器用音改変具及び管楽器用音改変具アタッチメント - Google Patents

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重一 池田
Shigekazu Ikeda
重一 池田
泰宏 池田
Yasuhiro Ikeda
泰宏 池田
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Abstract

【課題】時間を要することなく簡便に管楽器の音を改変することができる管楽器用音改変具、及び管楽器用音改変具アタッチメントを提供する。【解決手段】石体と、前記石体を固定する石体固定部、及び、螺子部、を備える接続体と、を具備して構成され、前記螺子部を介して管楽器に接続されて前記管楽器の音を改変すること、を特徴とする管楽器用音改変具。【選択図】図1

Description

本発明は、管楽器の音を改変する管楽器用音改変具、及び管楽器用音改変具アタッチメントに関する。
従来、管楽器は幅広い音楽の演奏に使用されており、当該管楽器を演奏する演奏者も多い。演奏者にとって楽器の音質は自身の表現を左右する大きな要因であり、オーケストラ又はソロ等、場面に応じて自身が望む音に少しでも近付けたいと切望している。
ここで、例えば特許文献1(特開2009−020128号公報)には、長時間の演奏を要する「ならし」と称される音質改善方法に鑑み、「金属製管楽器を、金属成形体の背面に超音波振動子を付してなる超音波振動付与体の表面側に接触させて、周波数10〜60KHzの超音波振動を与えること」を特徴とする音質改善方法が開示されており、金属製管楽器の音質を改善することができるとされている。
特開2009−020128号公報
しかしながら、特許文献1の音質改善方法では、改善に時間を要し、演奏者にとって簡便な音質改善方法であるとは言えなかった。更に、超音波振動子を含む超音波振動付与体のような装置を使用しなければならず、この点からも簡便な音質改善方法とはいえず、また、装飾性にも劣るものである。
そこで、本発明の目的は、上記問題に鑑みてなされたものであり、時間を要することなく簡便に管楽器の音を改変することができ、また、装飾性にも優れる管楽器用音改変具、及び管楽器用音改変具アタッチメントを提供することにある。
上記の課題を解決すべく、本発明は、
石体と、
前記石体を固定する石体固定部、及び、螺子部、を備える接続体と、を具備して構成され、
前記螺子部を介して管楽器に接続されて前記管楽器の音を改変すること、
を特徴とする管楽器用音改変具及び管楽器の音改変方法を提供する。
このような構成を有する本発明の管楽器用音改変具及び管楽器の音改変方法では、ホルン、サックス、及びクラリネット等、幅広い管楽器に接続することが可能で、音(改変する音の要素としては、例えば音量、音程及び音色等が挙げられる。)を改変することができる。管楽器が具備している螺子穴等の係止部に対して簡便に接続することができ、接続位置は演奏性や装飾性・意匠性から任意に決定することができる。
また、上記の本発明の管楽器用音改変具においては、
前記石体が、ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルド、タンザナイト、トルマリン及びアメジストのうちの少なくとも一であることが望ましい。
このような構成を有する本発明の管楽器用音改変具では、音をより確実に改変することができ、かつ、装飾性・意匠性に優れる。
また、上記の本発明の管楽器用音改変具においては、
前記接続体の表面層に、金又はロジウムのメッキ被膜が形成されていることが望ましい。
このような構成を有する本発明の管楽器用音改変具では、音の改変の程度や具合を変更することができ、かつ、装飾性・意匠性にも優れる。
本発明は、更に、
上記の本発明の管楽器用音改変具が具備する前記螺子部と螺嵌可能な螺子穴部と、管楽器把持部と、を具備して構成されること、
を特徴とする管楽器用音改変具アタッチメントを提供する。
このような構成を有する本発明の管楽器用音改変具アタッチメントでは、管楽器用音改変具を管楽器の任意の場所に接続することができ、管楽器用音改変具の利便性を向上することができる。例えば、意匠性の問題でホルンのベルに管楽器用音改変具を接続したい場合、ベル近傍に螺子穴等の係止部が存在しないためベルに直接管楽器用音改変具を接続することができないが、管楽器用音改変具を管楽器用音改変具アタッチメントに取り付け、管楽器把持部でベルを把持することによって、簡便に管楽器用音改変具を管楽器に取り付けることができる。
本発明により、時間を要することなく簡便に管楽器の音を改変することができ、また、装飾性にも優れる管楽器用音改変具、及び管楽器用音改変具アタッチメントを提供することができる。
本実施形態に係る管楽器用音改変具1の概要を示す図であって、図1(a)は、管楽器用音改変具1を管楽器101に取り付けた状態の全体像を示す斜視図であり、図1(b)は、管楽器用音改変具1を管楽器101に取り付けた状態を部分的に拡大した斜視図である。 管楽器用音改変具1の斜視図である。 図2に示す石体3の構造を示す図であって、図3(a)は、石体3の平面図であり、図3(b)は、石体3の側面図である。 図2に示す接続体5を方向Yに見下げた平面図である。 図2に示す接続体5を方向Yに切断した断面図である。 石体3を接続体5で固定する方法を示す図であり、図6(a)は、石体3と接続体5とを接近させる状況を示す模式図であり、図6(b)は、接続体5の石体固定部7で石体3を固定する状況を示す模式図である。 本実施形態に係る管楽器用音改変具アタッチメント51の概要を示す斜視図である。 本実施形態に係る管楽器用音改変具アタッチメント51の構造を示す図であって、図8(a)は、管楽器把持部55を閉じた状態における管楽器用音改変具アタッチメント51の側面図であり、図8(b)は、管楽器把持部55を開いた状態における管楽器用音改変具アタッチメント51の側面図である。 管楽器用音改変具アタッチメント51の使用方法を示す図であって、図9(a)は、管楽器用音改変具1を管楽器用音改変具アタッチメント51に固定する状態を示す模式図であり、図9(b)は、管楽器用音改変具アタッチメント51を管楽器101に接続する状態を示す模式図である。 管楽器用音改変具201の概要を示す模式図である。 管楽器用音改変具201の構造を示す図であって、図3(a)は、管楽器用音改変具201の平面図であり、図3(b)は、管楽器用音改変具201の側面図であり、図3(c)は、管楽器用音改変具201の正面図である。 管楽器用音改変具アタッチメント251の構造を示す図であって、図12(a)は、管楽器用音改変具アタッチメント251の平面図であり、図12(b)は、管楽器用音改変具アタッチメント251の一部を断面視した側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る管楽器用音改変具及び管楽器用音改変具アタッチメントの代表的な実施形態を詳細に説明する。但し、本発明は当該実施形態に制限されるものではなく、また、各図面は本発明を概念的に説明するものであるから理解容易のために比や数を誇張又は簡略化して表している場合もある。更に、以下において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。
本実施形態では、管楽器用音改変具1の幅方向(後述する螺子部9の径方向)をX、長さ方向(後述する螺子部9の軸方向)をYとし、説明の理解容易を図る。
1.管楽器用音改変具1の概要
図1を用いて、本実施形態に係る管楽器用音改変具1の概要について説明する。図1は、本実施形態に係る管楽器用音改変具1の概要を示す図であって、図1(a)は、管楽器用音改変具1を管楽器101に取り付けた状態の全体像を示す斜視図であり、図1(b)は、管楽器用音改変具1を管楽器101に取り付けた状態を部分的に拡大した斜視図である。
図1(a)に示すとおり、本実施形態に係る管楽器用音改変具1は、管楽器101に接続して使用するものであって、管楽器用音改変具1を接続することにより、管楽器101の音を改変することができる。改変する音の要素としては、音量、音程、及び音色等を挙げることができ、それぞれがどのように改変されるかは、後述する石体3及び接続体5の材質、形状及び寸法等を含む管楽器用音改変具1の構成によって異なる。
2.管楽器用音改変具1の構造
次に、図2〜6を用いて管楽器用音改変具1の構造について詳細に説明する。図2は、管楽器用音改変具1の斜視図である。図3は、図2に示す石体3の構造を示す図であって、図3(a)は、石体3の平面図であり、図3(b)は、石体3の側面図である。図4は、図2に示す接続体5を方向Yに見下げた平面図である。図5は、図2に示す接続体5を方向Yに切断した断面図である。また、図6は、石体3を接続体5で固定する方法を示す図であり、図6(a)は、石体3と接続体5とを接近させる状況を示す模式図であり、図6(b)は、接続体5の石体固定部7で石体3を固定する状況を示す模式図である。
図2に示すとおり、管楽器用音改変具1は、石体3と、石体3を固定する石体固定部7、及び、螺子部9、を備える接続体5と、を具備して構成され、螺子部9を介して管楽器101に接続され、管楽器101の音を改変すること、を特徴としている。石体3は、管楽器101の音を改変する部品であり、接続体5は、石体3を自身に固定し、管楽器101に接続する部品である。
<石体3>
本実施形態の石体3はいわゆる宝石であり、この石体3は、図3(a)及び(b)に示すとおり、石体3は所定の形状にカットされた部品であり、ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルド、タンザナイト、トルマリン及びアメジストのうちの少なくとも一であること、を特徴としている。石体3を上記材料から形成することにより、管楽器101の音をより明確に改変することができる。以下、各材料の音の改変傾向について詳述するが、石体3の材質(種類)、形状、寸法及び固有振動数等によって、所望する改変が可能となる。
ダイヤモンドは、音全体を引締め、音のコントロール性を向上する効果を得ることができる。また、呼気時の抵抗感が増す一方、力強く呼気することでハイトーンを奏でることができる傾向を有する。ルビーは、温かくはっきりした輪郭の音を奏でることができ、呼気時の抵抗感も安定させることができる。また、サファイアは、呼気時の抵抗感が増す一方、口腔内の気圧を変化させることで安定させることができ、硬く引き締まった音を奏でることができる。
エメラルドは、呼気の強さ及び速さに応じて変化するが、音が広がり、豊かな音色を奏でることができる傾向にある。タンザナイトは、呼気が容易になるため環境に左右されず明るい音色(音程が上がる傾向もある)を響かせることができる。トルマリンは、呼気時の抵抗感を安定化し、コントロール性を向上しつつ落ち着いた音を奏でることができる。また、アメシストは、呼気時の変化は少ないが、音全体をまとめることができる。
本実施形態では、丸形のラウンドブリリアントカット(宝石に用いられる一般的なカット方法)を採用しているが、その他の立方体や球体等の形状としてもよく、後述する接続体5の石体固定部7の形状と合わせて適宜決定すればよい。
<接続体5>
図2、図4及び図5に示すとおり、接続体5は、頭部15に形成された石体固定部7と、管楽器101が具備する螺子穴等の係止部103と螺嵌する螺子部9を具備して構成されている。石体固定部7は、頭部15の略中央に形成された穴状の部位であって、上述した石体3の形状に合わせて形成されている。また、頭部15の縁には、互いが平行となるように2つの平滑部13が形成されており、別途用意したペンチ等の工具を用いて接続部5を容易に把持することができるよう構成されている(特に図4参照)。
方向Yにおける頭部15の寸法L1及び石体固定部7の寸法L3と、方向Xにおける石体固定部7の寸法L4と、は、上述した石体3の形状や寸法に応じて適宜決定すればよく、螺子部9の呼び長さL2及び形成する螺子山に関する各寸法は管楽器101が具備する螺子穴等の係止部103の寸法に応じて適宜決定すればよい(特に図5参照)。
接続体5は、表面層に、金又はロジウムのメッキ被膜11が形成されていること、を特徴としている。図5に示すとおり、接続体5の表面層にはメッキ被膜11が形成されており、これによって耐腐食性及び意匠性の向上と、音の改変が図られている。
金は、音が柔らかくなる傾向が得られ、ロジウムは、音が堅硬に引き締まる傾向が得られる。また、メッキ被膜11の材料と石体3の材料との組合せによっても音の改変効果に影響がある。なお、メッキ被膜11の好ましい膜厚は、0.1μm〜3μmの範囲とすることが好ましい。
接続部5に対する石体3の固定方法としては、図6(a)に示すとおり、石体3と石体固定部7の形状が合致するよう石体3と接続部5の向きを整えつつ双方を方向Yに直線配置し、石体3を石体固定部7内に挿入する。次に、図6(b)に示すとおり、石体固定部7の端縁17近傍を石体3側に押圧して変形させ、石体3を石体固定部7内に固定する。なお、石体3と石体固定部7との固定に接着剤等を用いてもよい。
3.管楽器用音改変具1の使用方法
次に図1(a)及び(b)を用いて管楽器用音改変具1の使用方法について詳細に説明する。図1(a)及び(b)に示すとおり、管楽器用音改変具1は、管楽器101が備える各部の螺子穴等の係止部103に取り付けて使用する。
本実施形態では、ホルンに管楽器用改変具1を接続する例を代表して説明しているが、これに限定されるものではなく、サックスやクラリネット等、幅広い管楽器101に使用することができる。また、図1(a)及び(b)では、管楽器用音改変具1を、ホルンが具備するロータリーキャップの係止部103(螺子穴)に取り付けているが、取り付け位置は限定されるものではなく、演奏性や意匠性から任意に決定することができる。
4.管楽器用音改変具アタッチメント51の概要及び構造
続いて、図7及び図8を用いて、本実施形態に係る管楽器用音改変具アタッチメント51の概要及び構造について詳細に説明する。図7は、本実施形態に係る音改変具用アタッチメント51の概要を示す斜視図である。図8は、管楽器用音改変具アタッチメント51の構造を示す図であって、図8(a)は、管楽器把持部55を閉じた状態における管楽器用音改変具アタッチメント51の側面図であり、図8(b)は、管楽器把持部55を開いた状態における管楽器用音改変具アタッチメント51の側面図である。
図7に示すとおり、管楽器用音改変具アタッチメント51は、上述した管楽器用音改変具1を管楽器101の任意の場所に接続することができ、管楽器用音改変具1の利便性を向上するものである。例えば、意匠性の問題でホルンのベルに管楽器用音改変具1を接続したい場合、ベル近傍に螺子穴等の係止部103が存在しないためベルに直接管楽器用音改変具1を接続することができない。しかし、管楽器用音改変具1を管楽器用音改変具アタッチメント51に取り付け、後述する管楽器把持部55でベルを把持することによって、簡便に管楽器用音改変具1を管楽器101に取り付けることができる。ここでは接続場所としてベルを例に挙げたが、管楽器把持部55で把持できる部位であればどこでもよい。
図8(a)及び(b)に示すとおり、管楽器用音改変具アタッチメント51は、上述した管楽器用音改変具1が具備する螺子部9と螺嵌可能な螺子穴部53と、管楽器把持部55と、を具備して構成されること、を特徴としている。より具体的には、音改変具固定部57と、音改変具固定部57に配設された第一当接部59と、音改変具固定部57に接続されたアーチ状の第二アーム67と、第二アーム67と回動可能に接続された第一アーム65と、第一アーム65に挿通された軸部63と、軸部63の一方の先端に配設された第二当接部61と、を具備して構成されている。
螺子穴部53は、音改変具固定部57に形成されており、軸部63は、螺子穴部53の軸方向(方向Y)と軸部63の軸方向(方向Y)が略直線上(方向Y)に位置するよう配設されている。第一当接部59と第二当接部61は、管楽器把持部55を構成する部位であって、双方は対向するように配設されており、軸部63を移動させることによって互いが当接する。
音改変具固定部57と軸部63は、第一アーム65と第二アーム67によって接続されており、第一アーム65と第二アーム67はヒンジ73を軸にして回動することができる。第一アーム65は、板バネ69を具備し、第二アーム67は、板バネ69と当接する突起片71を具備しており、板バネ69の作用によって管楽器把持部55を閉じた状態に維持している。
図9(b)に示すとおり、管楽器把持部55を開くと第二アーム67と共に突起片71がヒンジ73で回動し、板バネ69を押圧して押し上げた状態となる。板バネ69は通常状態(管楽器把持部55を閉じた状態)に戻ろうとするため、突起片71を押し戻す力が働き、管楽器把持部55を常時閉じようとする。管楽器用音改変具アタッチメント51は、このような作用を用いることによって管楽器把持部55で管楽器101を把持することができる。
5.管楽器用音改変具アタッチメント51の使用方法
次に、図9を用いて管楽器用音改変具アタッチメント51の使用方法を詳細に説明する。図9は、管楽器用音改変具アタッチメント51の使用方法を示す図であって、図9(a)は、管楽器用音改変具1を管楽器用音改変具アタッチメント51に固定する状態を示す模式図であり、図9(b)は、管楽器用音改変具アタッチメント51を管楽器101に接続する状態を示す模式図である。
まず、図9(a)に示すとおり、螺子部9を螺子穴部53に挿入し、頭部15を回転させることによって双方を螺嵌させ、管楽器用音改変具1を管楽器用音改変具アタッチメント51に固定する。次に、図9(b)に示すとおり、管楽器用音改変具アタッチメント51の管楽器把持部55を開き、管楽器用音改変具1の接続を所望する部位を挟持するように管楽器把持部55を閉じる。上記手順を完了することにより、管楽器用音改変具アタッチメント51によって管楽器用音改変具1を管楽器101に接続することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明してきたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の精神及び教示を逸脱しない範囲でその他の改良例や変形例が存在する。そして、かかる改良例や変形例は全て本発明の技術的範囲に含まれることは、当業者にとっては容易に理解されるところである。
6.その他の管楽器用音改変具201
管楽器の構造上、簡便に着脱可能な部品であれば、その部品に代替可能なその他の管楽器用音改変具201を採用することもできる。図10に示すとおり、例えばサックス105のネック107と本体109を連結して固定するためのネックジョイントスクリュー(締め螺子)に石体203を固定することで管楽器用音改変具201としてもよい。図10は、管楽器用音改変具201の概要を示す模式図である。
図11を用いて管楽器用音改変具201の構造を詳細に説明する。図11は、管楽器用音改変具201の構造を示す図であって、図11(a)は、管楽器用音改変具201の平面図であり、図11(b)は、管楽器用音改変具201の側面図であり、図11(c)は、管楽器用音改変具201の正面図である。
図11(a)(b)(c)に示すとおり、管楽器用音改変具201は、石体203と、接続体205と、を具備して構成されている。接続体205は、サックス105の構成部品として一般的に使用されているネックジョイントスクリューと略同形状の部品であって、螺子部209及び把持部213を具備している。なお、接続体205の表面に金又はロジウムのメッキ被膜を形成し、耐腐食性及び意匠性の向上と、更なる音の改変を図ってもよい。
図11に示すとおり、管楽器用音改変具201は、ネックジョイントスクリューに代替して使用し、サックス105に取り付けることができる。より具体的には、サックス105のネック107と本体109の接続位置に配設された締付体111等に螺子部209を螺嵌して管楽器用音改変具201をサックス105に取り付けて使用することができる。
7.その他の管楽器用音改変具アタッチメント251
管楽器用音改変具を管楽器に取り付けるためのアタッチメントは、上述した態様に限定されるものではなく、例えば図12に示す管楽器用音改変具アタッチメント251を用いて管楽器用音改変具を管楽器に取り付けてもよい。図12は、管楽器用音改変具アタッチメント251の構造を示す図であって、図12(a)は、管楽器用音改変具アタッチメント251の平面図であり、図12(b)は、管楽器用音改変具アタッチメント251の一部を断面視した側面図である。
図12(a)及び(b)に示すとおり、管楽器用音改変具アタッチメント251は、天面255と底面257を有する略円錐台形状を呈しており、方向Xの中央において方向Yに貫通する螺子穴部253を具備している。螺子穴部253は、管楽器用音改変具の螺子部と螺嵌するものであり、管楽器用音改変具アタッチメント251の方向Yの寸法は、使用する管楽器用音改変具の螺子部の長さ寸法に応じて決定することが望ましい。
このような管楽器用音改変具アタッチメント251を用いれば、係止部等を具備しない管楽器に対しても管楽器用音改変具を簡便に取り付けることができる。例えば両面テープや接着剤等により管楽器に底面257を接続して管楽器と管楽器用音改変具アタッチメント251を略一体にし、管楽器用音改変具アタッチメント251の螺子穴部253に管楽器用音改変具の螺子部を螺嵌することで管楽器用音改変具を管楽器に取り付けることができる。
1 管楽器用音改変具
3 石体
5 接続体
7 石体固定部
9 螺子部
11 メッキ被膜
13 平滑部
15 頭部
17 端縁
51 管楽器用音改変具アタッチメント
53 螺子穴部
55 管楽器把持部
57 音改変具固定部
59 第一当接部
61 第二当接部
63 軸部
65 第一アーム
67 第二アーム
69 板バネ
71 突起片
73 ヒンジ
101 管楽器
103 係止部
105 サックス
107 ネック
109 本体
111 締付体
201 管楽器用音改変具
203 石体
205 接続体
209 螺子部
213 把持部
251 管楽器用音改変具アタッチメント
253 螺子穴部
255 天面
257 底面
L1 寸法
L2 呼び長さ
L3 寸法
L4 寸法

Claims (5)

  1. 石体と、
    前記石体を固定する石体固定部、及び、螺子部、を備える接続体と、を具備して構成され、
    前記螺子部を介して管楽器に接続されて前記管楽器の音を改変すること、
    を特徴とする管楽器用音改変具。
  2. 前記石体が、ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルド、タンザナイト、トルマリン及びアメジストのうちの少なくとも一であること、
    を特徴とする請求項1に記載された管楽器用音改変具。
  3. 前記接続体の表面層に、金又はロジウムのメッキ被膜が形成されていること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載された管楽器用音改変具。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の管楽器用音改変具を、前記螺子部を介して管楽器に接続することにより、前記管楽器の音を改変すること、
    を特徴とする管楽器の音改変方法。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の管楽器用音改変具が具備する前記螺子部と螺嵌可能な螺子穴部と、管楽器把持部と、を具備して構成されること、
    を特徴とする管楽器用音改変具アタッチメント。
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