JP2020204227A - 転圧機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングホイールと前輪ローラとの位置関係のずれによる機体の転舵状態を検出することができる転圧機械を提供する。【解決手段】機体(1)の骨格を形成する機体フレーム(3)と、機体の前側に配設され、機体が直進するときに機体の左右方向に延びる回転軸(5a)を軸にして回転する前輪ローラ(5)と、前輪ローラを機体フレームに支持する前輪フレーム(15)と、機体上下方向を軸に前輪フレーム及び機体フレームを相対的に回動させる回動装置(17)と、を備えた転圧機械において、機体フレームに設けられる第1指標部(51)と、前輪フレームに設けられ、回転軸の軸方向が機体フレームの左右方向と一致するとき、第1指標部と対応する位置に位置する第2指標部(55)と、第1指標部及び第2指標部の相対的な位置の差異を検出する検出装置(41)と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は転圧機械に係り、特に機体の操作性を向上させる技術に関する。
路面の締固め作業には、オペレータが搭乗して操縦する様式の大型の転圧機械が広く用いられている。このような大型の転圧機械では、前後に設けた転圧ローラのうち、前部のローラ(前輪ローラ)を回動させて転圧機械を旋回(転舵)させることが行われている。
また、機体の前方を撮像する前方カメラを用い、機体の周囲の映像や格子線を組み合わせた映像を視認することで、機体の周囲の状況や機体の進行方向を確認する技術が開発されている(特許文献1)。
特開2016−010129号公報
ところで、前輪ローラの回動には、油圧シリンダが用いられており、オペレータがステアリングホイールを操作することで、ステアリングホイールの操作量に従って油圧シリンダを伸縮して前輪ローラを操作している。このような油圧シリンダによる前輪ローラの回動では、例えば油圧シリンダ内の内圧変動によってステアリングホイールと前輪ローラとの位置関係にずれが生じ、機体の進行方向が左方向または右方向に寄っている転舵状態となることがあり、オペレータの意思に対して機体の進行方向がずれる虞があった。
ここで、上記特許文献1について鑑みると、ステアリングホイールと前輪ローラとの位置関係にずれが生じるとき、オペレータは、当該ずれを認識することができないため、更なる改善の余地があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ステアリングホイールと前輪ローラとの位置関係のずれによる機体の転舵状態を検出することができる転圧機械を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の転圧機械は、機体の骨格を形成する機体フレームと、前記機体の前側に配設され、前記機体が直進するときに前記機体の左右方向に延びる回転軸を軸にして回転する前輪ローラと、前記前輪ローラを前記機体フレームに支持する前輪フレームと、機体上下方向を軸に前記前輪フレーム及び機体フレームを相対的に回動させる回動装置と、を備えた転圧機械において、前記機体フレームに設けられる第1指標部と、前記前輪フレームに設けられ、前記回転軸の軸方向が前記機体フレームの左右方向と一致するとき、前記第1指標部と対応する位置に位置する第2指標部と、前記第1指標部及び前記第2指標部の相対的な位置の差異を検出する検出装置と、を有することを特徴とする。
これにより、回転軸の軸方向が機体フレームの左右方向と一致していないときにおける第1指標部と第2指標部との相対的な位置の差異を検出することで、機体の進行方向が左方向または右方向に寄っている転舵状態であることを検出することが可能とされる。
その他の態様として、前記検出装置は、前記第1指標部及び前記第2指標部を撮像する撮像装置を含み、前記撮像装置によって撮像された映像を表示する表示装置を有するのが好ましい。
これにより、撮像装置によって撮像された第1指標部及び第2指標部の映像を表示装置に表示し、オペレータが視認することで、オペレータは、第1指標部及び第2指標部の映像を基に前輪ローラの向きを認識することが可能とされる。
その他の態様として、前記撮像装置は、広角カメラであるのが好ましい。
これにより、広角カメラによって第1指標部及び第2指標部を撮像することで、回転軸の軸方向と機体フレームの左右方向とが一致せず、機体が転舵状態にあるときに、当該方向が一致するときと比較して第2指標が歪むように表示装置に表示されるので、オペレータは、的確に前輪ローラの回動度合いを認識することが可能とされる。
その他の態様として、前記第1指標部は、前記機体フレームにおける前後方向に延び、前記第2指標部は、前記回転軸の軸方向に直交する方向に延びるのが好ましい。
これにより、第1指標部が機体フレームにおける前後方向に延び、第2指標部が回転軸の軸方向に直交する方向に延びるようにすることで、第1指標部と第2指標部との相対的な位置関係の差異、すなわち前輪ローラの向きが機体を直進させる方向か否かを良好に検出することが可能とされる。
その他の態様として、前記前輪フレームに設けられ、前記回転軸の軸方向に延びる第3指標部を有するのが好ましい。
これにより、回転軸の軸方向に延びる第3指標部を前輪フレームに設けることで、検出装置によって第1指標部と第2指標部との相対的な位置の差異を検出する際に第3指標部の傾き等の変化を参酌することが可能とされる。
その他の態様として、前記第1指標部は、前記機体フレームの前後方向から視て左右一対に配設されており、前記第2指標部は、前記回転軸の軸方向に直交する方向から視て左右一対に配設されており、前記第1指標部より互いに近接するのが好ましい。
これにより、回転軸の軸方向に直交する方向から視て左右一対に配設される第2指標部が機体フレームの前後方向から視て左右一対に配設される第1指標部の間に収まるようにすることで、左右一対に配設された第2指標部のうち一方が前輪ローラの回動度合いに応じて第1指標部に隠れるので、前輪ローラの回動度合いをより良好に検出することが可能とされる。
その他の態様として、前記第1指標部は、前記機体の外部に位置する被牽引物を牽引する牽引部であるのが好ましい。
これにより、第1指標部として牽引部を用いることで、牽引部を第1指標部と兼用することが可能とされる。
本発明の転圧機械によれば、回転軸の軸方向が機体フレームの左右方向と一致していないときにおける第1指標部と第2指標部との相対的な位置の差異を検出するようにしたので、機体の進行方向が左方向または右方向に寄っている転舵状態であることを検出することができる。
これにより、ステアリングホイールと前輪ローラとの位置関係のずれによる機体の転舵状態を検出することができる。
タイヤローラの側面図である。 タイヤローラの前部の上視図である。 操作装置の斜視図である。 タイヤローラの右前方から視た斜視図である。 図4中のA部の拡大図である。 タイヤローラが前方に直進するときに液晶モニタに表示される映像である。 タイヤローラが左方向に転舵しているときに液晶モニタに表示される映像である。 タイヤローラが左方向に転舵しているときに液晶モニタに表示される映像である。 第2実施形態における図4中のA部の拡大図である。 第3実施形態における図4中のA部の拡大図である。 第4実施形態における図4中のA部の拡大図である。 第5実施形態における図4中のA部の拡大図である。
<第1実施形態>
以下、図面に基づき本発明の第1実施形態について説明する。
図1を参照すると、タイヤローラ1の側面図が示されている。タイヤローラ1は、前後方向略中央であって上下方向上部に配設された操縦席9にオペレータが搭乗して操作することで、機体フレーム3の前部に配設された前輪ローラ5を回動して転舵し、後部に配設された後輪ローラ7を駆動して走行しつつ路面を締固めることが可能な転圧機械である。
機体フレーム3は、タイヤローラ1の骨格を形成する骨格部材であり、内部に散水用の水を貯留するタンクが形成されている。この機体フレーム3には、後輪取付部11及び前輪取付部13が形成されている。後輪取付部11は、機体フレーム3における前後方向後側の上下方向下側に形成された凹部である。この後輪取付部11には、後輪フレーム11aが設けられており、後輪ローラ7を回転軸7a回りで回転可能に支持している。
この後輪ローラ7は、図示しないエンジンやHST(Hydraulic Static Transmission)から伝達される駆動力によって駆動することができる。したがって、タイヤローラ1は、後輪ローラ7を駆動することで前後進をすることができる。
前輪取付部13は、機体フレーム3における前後方向前側の上下方向下側に形成された凹部である。この前輪取付部13には、前輪ローラ5を回転軸5a回りで回転可能に支持する前輪フレーム15が配設されている。
図2を参照すると、タイヤローラ1の前部の上視図が示されている。前輪フレーム15は、機体フレーム3の前部に設けられた回動装置17の下側に位置し、回動装置17を介して機体フレーム3に取り付けられる例えば黒色の骨格部材である。この前輪フレーム15は、前輪ローラ5の回転軸5aを回動可能に支持する前輪支持部15a及び前輪支持部15aから上下方向上方に延びる脚部15bを備えている(後述する図4参照)。回動装置17は、回動部材21、支持部23及び油圧シリンダ25を備えている。
回動部材21は、前輪フレーム15に固定された、上下方向で視て円形の部材である。支持部23は、機体フレーム3の前部に、上下方向で視て円形に形成されており、機体上下方向を軸にして回動部材21を回動可能に支持している。油圧シリンダ25は、一端25aが機体フレーム3に取り付けられ、他端25bが前輪フレーム15に取り付けられた、後述するステアリングホイール35の操作と連動して伸縮するシリンダである。
したがって、回動装置17は、ステアリングホイール35の操作によって油圧シリンダ25を伸縮させることで、機体上下方向を軸にして回動部材21を回動し、前輪フレーム15を回動させることができる。このように、機体フレーム3と前輪ローラ5とを相対的に回動させることで、タイヤローラ1の進行方向を変更することができる。
図3を参照すると、操作装置31の斜視図が示されている。操縦席9の前側には、オペレータがタイヤローラ1の走行、転舵、その他タイヤローラ1に関する各種操作をする操作装置31が配設されている(図1参照)。この操作装置31には、前後進レバー33及びステアリングホイール35が備えられている。
前後進レバー33は、タイヤローラ1の進行方向を切り替えるレバーであり、例えば前進位置、後進位置及び中立位置の3つの位置に切り替えることが可能である。ここで、前進位置はタイヤローラ1の進行方向を前方に設定し、後進位置はタイヤローラ1の進行方向を後方に設定する位置である。そして、中立位置は、タイヤローラ1の前進及び後進を禁止し、タイヤローラ1を減速及び停止させる位置である。
ステアリングホイール35は、オペレータが転舵操作をする際に使用する転舵装置であり、図示しない油圧ポンプや油圧ケーブルを介して油圧シリンダ25と作動油を流通可能に接続している。すなわち、ステアリングホイール35は、オペレータが転舵操作をすることで、油圧シリンダ25と連動し、前輪ローラ5を回動させることができる。
図4を参照すると、タイヤローラ1の右前方から視た斜視図が示されている。機体フレーム3の前端には、タイヤローラ1の前方を撮像するカメラ(撮像装置、検出装置)41が配設されている。カメラ41は、受光部の左右方向や上下方向の光を良好に受光することが可能な所謂広角カメラである。
このカメラ41は、タイヤローラ1の前方の斜め下側に臨むよう例えば前後方向に対して3°下方に傾いて配設されている。図3に戻り、操作装置31には、カメラ41が撮像した映像を表示する液晶モニタ(表示装置)43が配設されている。したがって、オペレータは、タイヤローラ1の前方を目視するだけではなく、液晶モニタ43を視認することで、タイヤローラ1の前方の障害物等の有無をより良好に確認することができる。
図4によると、機体フレーム3の前端におけるカメラ41の下方には、牽引部材(第1指標部)51が例えば溶接されている。また、前輪フレーム15における脚部15bの前面15cには、指標シール(第2指標部)55が貼り付けられている。
図5を参照すると、図4中のA部の拡大図が示されている。牽引部材51は、機体フレーム3で視て上下方向及び前後方向に延びる平板部材を左右一対(図5中の51R及び51L)に備えて構成している。この牽引部材51R、51Lには、それぞれにピン挿入穴52が設けられており、機体フレーム3で視て左右方向に延びるピン53を挿入することで例えばタイヤローラ1の前方に位置する他機(被牽引物)を牽引することや、タイヤローラ1を作業現場に輸送する際にトラック等の輸送車両にタイヤローラ1を固定することができる。
指標シール55は、例えばH形で白色のシール部材であり、左右一対の進行方向線(第2指標部)55R、55L及び中央線(第3指標部)55Cを有している。進行方向線55R、55Lは、前輪ローラ5の回転軸5aに対して垂直方向に延びる、換言すると、タイヤローラ1が前方に直進するときに前方に向かって延びる直線である。
この進行方向線55R、55Lは、牽引部材51R、51Lより互いに近接している。すなわち、進行方向線55R、55Lは、タイヤローラ1が前方に直進するとき、上方から視て牽引部材51R、51Lの左右方向内側(対応する位置)に位置している。中央線55Cは、前輪ローラ5の回転軸5aの延びる方向と同一方向に延びる直線であり、進行方向線55R、55Lの延びる方向における進行方向線55R、55Lの中央に位置する。なお、指標シール55をシール部材として説明したが、例えばスプレー塗装等により同様の形状の指標を描くようにしてもよい。
図6を参照すると、タイヤローラ1が前方に直進するときに液晶モニタ43に表示される映像が示されている。また、図7、8を参照すると、タイヤローラ1が左方向に転舵しているときに液晶モニタ43に表示される映像が示されている。この図6〜8によると、カメラ41として広角カメラを用いているため、映像が全体的に中央に寄るように歪む(格子線参照)。これにより、カメラ41によって撮像されたタイヤローラ1の前部もまた歪んで液晶モニタ43に表示される。
タイヤローラ1が前方に直進するとき、すなわち前輪ローラ5の回転軸5aの延びる方向(前輪ローラの左右方向)と機体フレーム3の左右方向とが一致するとき、指標シール55は、牽引部材51R、51Lの間であって、左右方向中央に位置するように液晶モニタ43に表示される(図6参照)。一方、タイヤローラ1が左方向に転舵(例えば3°)しているとき、すなわち前輪ローラ5の回転軸5aの機体フレーム3で視て左右方向右側が、前後方向前側に位置するように傾くとき、指標シール55は、進行方向線55Lの左端が牽引部材51Lに隠れるように液晶モニタ43に表示される。また、指標シール55の中央線55Cは、左側が膨らむように歪んで液晶モニタ43に表示される(図7参照)。
さらに、図7のときよりタイヤローラ1が左方向に転舵(例えば5°)すると、指標シール55は、進行方向線55Lが牽引部材51Lに隠れ、指標シール55の中央線55Cもまた、左側が図7のときより大きく膨らむように歪んで液晶モニタ43に表示される(図8参照)。
このように、タイヤローラ1が転舵しているとき、すなわち前輪ローラの左右方向と機体フレーム3の左右方向とが一致していないとき、液晶モニタ43に表示される映像では、指標シール55のうち、進行方向線55Rまたは進行方向線55Lが牽引部材51Rまたは牽引部材51Lに隠れて表示される。
これにより、オペレータは、例えばステアリングホイール35を転舵操作していないにも関わらずタイヤローラ1の進行方向が左方向または右方向に寄っている状態(転舵状態)であることを、液晶モニタ43を視認することで認識することができる。
すなわち、オペレータは、カメラ41によって検出される牽引部材51及び指標シール55の相対的な位置の差異が表示された液晶モニタ43を視認することで、タイヤローラ1が転舵状態にあるか否かを検出することができる。
また、タイヤローラ1が転舵しているとき、液晶モニタ43に表示される映像の指標シール55における中央線55Cが傾き、左右いずれか一方が歪むため、進行方向線55Rまたは進行方向線55Lが牽引部材51Rまたは牽引部材51Lに隠れる幅が狭い場合であっても、オペレータは、中央線55Cの傾き及び歪みを参酌して良好にタイヤローラ1が転舵状態にあることを認識することができる。
以上説明したように、第1実施形態に係るタイヤローラ1では、タイヤローラ1の骨格を形成する機体フレーム3と、タイヤローラ1の前側に配設され、タイヤローラ1が直進するときにタイヤローラ1の左右方向に延びる回転軸5aを軸にして回転する前輪ローラ5と、前輪ローラ5を機体フレーム3に支持する前輪フレーム15と、機体上下方向を軸に前輪フレーム15及び機体フレーム3を相対的に回動させる回動装置17と、を備えたタイヤローラ1において、機体フレーム3に設けられる牽引部材51と、前輪フレーム15に設けられ、回転軸5aの軸方向が機体フレーム3の左右方向と一致するときに牽引部材51と対応する位置に位置する指標シール55と、牽引部材51及び指標シール55の相対的な位置の差異を検出(撮像)するカメラ41と、を有する。
従って、回転軸5aの軸方向が機体フレーム3の左右方向と一致していないときにおける牽引部材51と指標シール55との相対的な位置の差異を検出するようにしたので、タイヤローラ1の進行方向が左方向または右方向に寄っている転舵状態であることを検出することができる。
特に、カメラ41によって撮像(検出)された牽引部材51及び指標シール55の映像を液晶モニタ43に表示したので、オペレータは、牽引部材51及び指標シール55の映像を基に前輪ローラ5の向きを認識することができる。
そして、広角カメラであるカメラ41によって牽引部材51及び指標シール55を撮像するようにしたので、回転軸5aの軸方向と機体フレーム3の左右方向とが一致せず、タイヤローラ1が転舵状態にあるときに、当該方向が一致するときと比較して第2指標が歪むように液晶モニタ43に表示されるため、オペレータは、的確に前輪ローラ5の回動度合いを認識することができる。
そして、牽引部材51は、機体フレーム3における前後方向に延び、指標シール55の進行方向線55R、55Lは、回転軸5aの軸方向に直交する方向に延びるようにしたので、牽引部材51と指標シール55の進行方向線55R、55Lとの相対的な位置関係の差異、すなわち前輪ローラの向きがタイヤローラ1を直進させる方向か否かを良好に検出することができる。
そして、指標シール55が回転軸5aの軸方向に延びる中央線55Cを有するので、オペレータは、カメラ41及び液晶モニタ43によって撮像及び表示される牽引部材51と指標シール55の中央線55Cとの相対的な位置の差異を、中央線55Cの傾きや歪み等の変化を参酌することができる。
そして、牽引部材51は、機体フレーム3の前後方向から視て左右一対に配設されており、指標シール55は、回転軸5aの軸方向に直交する方向から視て左右一対に配設されており、牽引部材51より互いに近接する。
従って、回転軸5aの軸方向に直交する方向から視て左右一対に配設される指標シール55がタイヤローラ1前後方向から視て左右一対に配設される牽引部材51の間に収まるようにしたので、左右一対に配設された進行方向線55R、55Lのうち一方が前輪ローラ5の回動度合いに応じて牽引部材51に隠れるので、タイヤローラ1が転舵状態のときにおける前輪ローラ5の回動度合いをより良好に検出することができる。
そして、第1指標として、タイヤローラ1の外部に位置する被牽引物を牽引する牽引部材51を用いたので、牽引部材51を第1指標と兼用することができる。
<第2実施形態>
以下、図9に基づき第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と共通の構成、作用効果については説明を省略し、ここでは第1実施形態と異なる部分について説明する。
図9を参照すると、第2実施形態における図4中のA部の拡大図が示されている。第2実施形態に係るタイヤローラ(転圧機械)1の前輪フレーム15には、指標シール55に代わり、前面15cから突出する指標部(第2指標部)255が形成されている。すなわち、第1実施形態では、H形で白色のシール部材を用いて第2指標を前輪フレーム15に貼り付けるようにしたが、指標部255を前輪フレーム15に形成することで、劣化等によって変色や変形することを抑制することができる。なお、指標部255は、前面15cから突出するように説明したが、前面15cから凹む形状となるように形成してもよい。
<第3実施形態>
以下、図10に基づき第3実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と共通の構成、作用効果については説明を省略し、ここでは第1実施形態と異なる部分について説明する。
図10を参照すると、第3実施形態における図4中のA部の拡大図が示されている。第3実施形態に係るタイヤローラ(転圧機械)1の前輪フレーム15には、下側に開口するコの字形の指標シール(第2指標部)355が貼り付けられている。このようにして、第1実施形態に係るH形の指標シール55より歩留まりのよい形状のシール部材を用いることで、第2指標を設けるために必要なコストを安価にすることができる。
<第4実施形態>
以下、図11に基づき第5実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と共通の構成、作用効果については説明を省略し、ここでは第1実施形態と異なる部分について説明する。
図11を参照すると、第4実施形態における図4中のA部の拡大図が示されている。第4実施形態に係るタイヤローラ(転圧機械)1の前輪フレーム15には、機体左右方向に直交する方向に延びる直線が回転軸5aの軸方向(図11中の左右方向)に複数(例えば5本)並ぶ縞模様を有する指標シール(第2指標部)455が貼り付けられている。これにより、指標シール455と路面や前輪フレーム15との識別性を高めることができる。
<第5実施形態>
以下、図12に基づき第5実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と共通の構成、作用効果については説明を省略し、ここでは第1実施形態と異なる部分について説明する。
図12を参照すると、第5実施形態における図4中のA部の拡大図が示されている。第5実施形態に係るタイヤローラ(転圧機械)1の前輪フレーム15には、進行方向線55R、55L及び中央線(第3指標部)555Cを備える指標シール(第2指標部)555が貼り付けられている。この指標シール555は、進行方向線55R、55Lが前輪フレーム15の前面15cに貼り付けられ、前輪支持部15aの前端(例えば図4のナンバープレート取付部19参照)の上部に貼り付けられている。これにより、路面と前輪支持部15aの前端の位置との識別性を高めるとともにタイヤローラ1の転舵状態を良好に検出することができる。
以上で本発明に係る転圧機械の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本実施形態では、第1指標部として牽引部材51を用いて説明したが、機体フレーム3の前後方向を規定することができればよく、機体フレーム3に固定されているカメラ41の撮像部の中央に上下方向に延びる線を引き、第1指標部としてもよい。
また、本実施形態では、第1指標部として機体フレーム3で視て前後方向に延びる牽引部材51及び第2指標部として前輪ローラ5の回転軸5aに直交する方向に延びる指標シール55の進行方向線55R、55Lを用いて説明したが、第1指標部及び第2指標部の形状は、丸や四角でもよく、回転軸5aの軸方向と機体フレーム3の左右方向とが一致するときに対応する位置関係となり、タイヤローラ1が転舵状態か否かをオペレータが認識できればよい。
また、本実施形態では、カメラ41及び液晶モニタ43を用いて第1指標部及び第2指標部の相対的な位置関係を検出及び表示するようにしたが、第1指標部及び第2指標部の位置関係を計器等に表示するようにしてもよい。
1 タイヤローラ(転圧機械)
3 機体フレーム
5 前輪ローラ
5a 回転軸
15 前輪フレーム
17 回動装置
41 カメラ(撮像装置、検出装置)
43 液晶モニタ(表示装置)
51 牽引部材(第1指標部)
55、355、455、555 指標シール(第2指標部)
55R、55L 進行方向線(第2指標部)
55C、555C 中央線(第3指標部)
255 指標部(第2指標部)

Claims (7)

  1. 機体の骨格を形成する機体フレームと、
    前記機体の前側に配設され、前記機体が直進するときに前記機体の左右方向に延びる回転軸を軸にして回転する前輪ローラと、
    前記前輪ローラを前記機体フレームに支持する前輪フレームと、
    機体上下方向を軸に前記前輪フレーム及び機体フレームを相対的に回動させる回動装置と、を備えた転圧機械において、
    前記機体フレームに設けられる第1指標部と、
    前記前輪フレームに設けられ、前記回転軸の軸方向が前記機体フレームの左右方向と一致するとき、前記第1指標部と対応する位置に位置する第2指標部と、
    前記第1指標部及び前記第2指標部の相対的な位置の差異を検出する検出装置と、を有することを特徴とする転圧機械。
  2. 前記検出装置は、前記第1指標部及び前記第2指標部を撮像する撮像装置を含み、
    前記撮像装置によって撮像された映像を表示する表示装置を有する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の転圧機械。
  3. 前記撮像装置は、広角カメラである、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の転圧機械。
  4. 前記第1指標部は、前記機体フレームにおける前後方向に延び、
    前記第2指標部は、前記回転軸の軸方向に直交する方向に延びる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の転圧機械。
  5. 前記前輪フレームに設けられ、前記回転軸の軸方向に延びる第3指標部を有する、
    ことを特徴とする、請求項4に記載の転圧機械。
  6. 前記第1指標部は、前記機体フレームの前後方向から視て左右一対に配設されており、
    前記第2指標部は、前記回転軸の軸方向に直交する方向で視て左右一対に配設されており、前記第1指標部より互いに近接する、
    ことを特徴とする、請求項4に記載の転圧機械。
  7. 前記第1指標部は、前記機体の外部に位置する被牽引物を牽引する牽引部である、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の転圧機械。
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