JP2020201729A - 審査実行装置、審査実行方法および審査実行プログラム - Google Patents

審査実行装置、審査実行方法および審査実行プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】外部信用情報機関への債権の照会から審査までを自動で行える審査実行装置等の提供を課題とする。【解決手段】本実施形態では、(1)顧客識別データと顧客に対する自社を含めた複数社の債権情報とを含む信用情報データから、自社に対しての融資申込者の顧客識別データと紐付く債権情報を取得し、(2)自社内で管理する融資申込者についての債権情報中の残債額と、前記取得した債権情報のうち自社以外についてのもの中の残債額と、を集計し、(3)審査内容と審査内容を満たさない場合の融資拒否度合とを審査項目毎に含む審査内容マスタを参照して、融資申込者に関する年齢等の個人情報及び前記集計した残債額合計額が、前記審査内容を満たすか否かを前記審査項目毎にチェックし、(4)前記審査内容を満たさない前記審査項目についての前記融資拒否度合のうち、最も拒否の度合いが強いものを融資申込者の融資に対する最終的な審査結果として出力する。【選択図】図3

Description

本発明は、審査実行装置、審査実行方法および審査実行プログラムに関する。
特許文献1には、申込者の入力項目数を低減して顧客の負担を減らすと共にオペレータやサーバへの負荷を低減して審査時間の短縮を図り、また従来と同様の厳格な審査を維持することが可能な自動審査システムが開示されている(特許文献1の0004段落等参照)。
特開2009−123017号公報
このような自動審査の分野においては、ノンバンクの会社等が顧客から融資の申込を受けて融資をしてよいか否かの判断をする際には、自社の情報のみならず、外部信用情報機関における債権情報(他の会社の前記顧客に対する債権情報)も考慮して融資可否の判断をすることが通常である。
しかしながら、従来においては、外部信用情報機関への債権の照会を担当者が手動で行っていたため、債権の照会を忘れるリスクがあった。また、従来においては、債権の照会後に行う審査も担当者が手動で行っていたため、担当者の入力ミスやスキルによって、審査のスピードや質に偏りが発生するという問題もあった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、外部信用情報機関への債権の照会から審査までを自動で行うことができる審査実行装置、審査実行方法および審査実行プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る審査実行装置は、制御部を備える審査実行装置であって、前記制御部が、顧客識別データと顧客に対する自社を含めた複数社の債権情報とを含む信用情報データから、自社に対して融資の申込を行った申込者についての顧客識別データと紐付く債権情報を取得する取得手段と、前記自社内で管理する前記申込者に対しての債権情報に含まれる所定の数値と、前記取得手段で取得した債権情報のうち前記自社以外についてものに含まれる所定の数値と、を集計する集計手段と、前記申込者に対する前記融資をしてよいかの審査に関する内容である審査内容と当該審査内容を満たさない場合における前記融資の拒否度合を多段階に表現したものとを審査項目ごとに含む審査内容マスタを参照して、前記申込者に関する個人情報および前記集計手段での集計結果が、前記審査内容を満たすか否かを前記審査項目ごとにチェックするチェック手段と、前記チェック手段において前記審査内容を満たさない前記審査項目についての前記拒否度合のうち、最も拒否の度合いが強いものを前記申込者の前記融資に対する最終的な審査結果として出力する審査結果出力手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る審査実行装置は、前記審査内容マスタが、更に、前記審査項目ごとに優先順位を含み、前記チェック手段が、前記優先順位が高い前記審査項目から順に、前記チェックを行うこと、を特徴とする。
また、本発明に係る審査実行方法は、制御部を備える情報処理装置で実行される審査実行方法であって、前記制御部で実行される、顧客識別データと顧客に対する自社を含めた複数社の債権情報とを含む信用情報データから、自社に対して融資の申込を行った申込者についての顧客識別データと紐付く債権情報を取得する取得ステップと、前記自社内で管理する前記申込者に対しての債権情報に含まれる所定の数値と、前記取得ステップで取得した債権情報のうち前記自社以外についてものに含まれる所定の数値と、を集計する集計ステップと、前記申込者に対する前記融資をしてよいかの審査に関する内容である審査内容と当該審査内容を満たさない場合における前記融資の拒否度合を多段階に表現したものとを審査項目ごとに含む審査内容マスタを参照して、前記申込者に関する個人情報および前記集計ステップでの集計結果が、前記審査内容を満たすか否かを前記審査項目ごとにチェックするチェックステップと、前記チェックステップにおいて前記審査内容を満たさない前記審査項目についての前記拒否度合のうち、最も拒否の度合いが強いものを前記申込者の前記融資に対する最終的な審査結果として出力する審査結果出力ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る審査実行プログラムは、制御部を備える情報処理装置に実行させるための審査実行プログラムであって、前記制御部に実行させるための、顧客識別データと顧客に対する自社を含めた複数社の債権情報とを含む信用情報データから、自社に対して融資の申込を行った申込者についての顧客識別データと紐付く債権情報を取得する取得ステップと、前記自社内で管理する前記申込者に対しての債権情報に含まれる所定の数値と、前記取得ステップで取得した債権情報のうち前記自社以外についてものに含まれる所定の数値と、を集計する集計ステップと、前記申込者に対する前記融資をしてよいかの審査に関する内容である審査内容と当該審査内容を満たさない場合における前記融資の拒否度合を多段階に表現したものとを審査項目ごとに含む審査内容マスタを参照して、前記申込者に関する個人情報および前記集計ステップでの集計結果が、前記審査内容を満たすか否かを前記審査項目ごとにチェックするチェックステップと、前記チェックステップにおいて前記審査内容を満たさない前記審査項目についての前記拒否度合のうち、最も拒否の度合いが強いものを前記申込者の前記融資に対する最終的な審査結果として出力する審査結果出力ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、外部信用情報機関への債権の照会から審査までを自動で行うことができるという効果を奏する。
図1は、審査実行装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、従来における外部信用情報機関照会および審査の流れの一例を示す図である。 図3は、本実施形態における外部信用情報機関照会および審査の流れの一例を示す図である。 図4は、照会管理マスタ、顧客情報データ、申込データおよび契約データの一例を示す図である。 図5は、信用情報データ(外部信用情報機関の情報)の一例を示す図である。 図6は、照会結果データ(外部信用情報機関を照会して取得した情報)の一例を示す図である。 図7は、本実施形態における処理の手順の一例を示す図である。 図8は、金額の無効判定および支払回数の無効判定の仕方の一例を示す図である。 図9は、照会結果データにおける同一契約の判断の一例を示す図である。 図10は、自社DBを使用することによる照会結果データの名寄せの一例を示す図である。 図11は、社内集計情報の一例を示す図である。 図12は、社外集計情報の一例を示す図である。 図13は、総合集計情報の一例を示す図である。 図14は、具体的な値が設定された総合集計情報の一例を示す図である。 図15は、顧客・債権情報の一例を示す図である。 図16は、商品情報の一例を示す図である。 図17は、条件審査マスタの一例を示す図である。 図18は、条件審査の結果の一例を示す図である。 図19は、バランスチェックマスタの一例を示す図である。 図20は、バランスチェックの結果の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る審査実行装置、審査実行方法および審査実行プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.概要]
ノンバンク等が顧客から融資の申込を受けて融資をしてよいか否かの判断をする際には、従来においては、外部信用情報機関に1債権ずつ信用調査照会を行っていた。そしてその後、照会結果の回答書を参照しながら審査に必要な項目(金額、件数および異動情報等)を手入力し、与信調査を行っていた。このような従来における信用調査照会および与信調査のイメージ図を、図2に示す。
しかしながら、このような従来における信用調査照会および与信調査の方法には、例えば以下の1〜2のような課題があった。
1.個別に外部信用情報機関へ照会を行うため、対象債権の照会をし忘れることや、未審査の状態で放置するリスクがあった。このため、信用調査照会のかけ忘れを予防するため、未照会チェックが必須になってしまっていた。
2.担当者の入力ミスやスキルによって、審査のスピードや質に偏りが発生していた。
そこで、本実施形態においては、例えば、外部信用情報機関に照会していない債権に対して一括で照会を実施し、照会結果を基に一連の流れで自動審査を実施できるようにした。具体的には、審査項目および審査条件をマスタ化し、更に申込入力で登録したデータだけでなく、信用調査照会したデータを使用することで、より詳細な審査を実現した。このような本実施形態における信用調査照会および与信調査のイメージ図を、図3に示す。
これにより、本実施形態においては、例えば、以下の1〜3の効果を奏する。
1.大量債権に対して、外部信用情報機関への照会から審査までをシームレスに実施可能となった。
2.対象債権を信用調査の未照会または未審査の状態で放置するリスクを除外することができた(チェック運用の廃止→効率化)。
3.審査のスピードや質の平準化をすることができた。
以下、具体的な構成および動作について説明する。
[2.構成]
本実施形態に係る審査実行装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、審査実行装置100の構成の一例を示すブロック図である。
審査実行装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、審査実行装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
審査実行装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。審査実行装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、審査実行装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、審査実行装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、例えば、照会管理マスタ106aと、顧客情報データ106bと、申込データ106cと、契約データ106dと、信用情報データ106eと、照会結果データ106fと、自社DB106gと、社内集計情報106hと、社外集計情報106iと、総合集計情報106jと、顧客・債権情報106mと、商品情報106nと、審査内容マスタとしての条件審査マスタ106pと、審査内容マスタとしてのバランスチェックマスタ106qと、を備えている。
照会管理マスタ106aは、外部信用情報機関への照会条件を設定するためのマスタであり、商品コードごとに照会条件のパターンを保持している。照会管理マスタ106aは、図4に示すように、例えば、商品コードと、会社コードと、サービス選択区分と、賃金区分と、割販区分と、照会区分と、商品コード1と、数量/回数/期間1と、実行対象件数と、等を含む。
顧客情報データ106b、申込データ106cおよび契約データ106dは、申込登録により自社DB(データベース)に登録される顧客の申込情報である。
顧客情報データ106bは、自社に対して融資の申込を行った申込者である顧客の基本情報を管理するデータである。顧客情報データ106bは、図4に示すように、例えば、顧客Noと、氏名カナと、生年月日と、携帯電話番号と、郵便番号と、勤務先電話番号と、年収と、等を含む。
申込データ106cは、融資の申込に関する情報を管理するデータである。申込データ106cは、図4に示すように、例えば、顧客Noと、枝番と、申込日と、申込額と、支払回数と、住宅ローン負債額と、年間返済額と、等を含む。
契約データ106dは、融資の申込を行った顧客との契約の情報を管理するデータである。契約データ106dは、図4に示すように、例えば、顧客Noと、枝番と、契約番号と、商品コードと、契約日と、契約額と、等を含む。
信用情報データ106eは、外部信用情報機関に登録された、顧客に対する自社を含めた複数社の債権情報を管理するデータである。信用情報データ106eは、図5に示すように、例えば、顧客の氏名カナと、顧客の生年月日と、顧客の電話番号と、契約番号と、顧客に対して債権を請求する会社の会社コードと、契約管理区分と、契約日と、契約額と、残債額と、年間返済額と、本人保証人区分と、情報種別と、等を含む。これらの情報のうち、顧客の氏名カナ、顧客の生年月日および顧客の電話番号は、本発明における「顧客識別データ」に相当する。また、契約額、残債額および年間返済額は、本発明における「債権情報」に相当する。
照会結果データ106fは、信用情報データ106eを照会して取得した情報を管理するデータである。照会結果データ106fは、図6に示すように、例えば、顧客Noと、契約番号と、顧客に対して債権を請求する会社の会社コードと、契約管理区分と、契約日と、契約額と、残債額と、年間返済額と、本人保証人区分と、情報種別と、エラーフラグと、等を含む。
自社DB106gは、自社のDB(データベース)に登録された顧客情報を管理するデータである。自社DB106gは、図10の(B)に示すように、例えば、顧客Noと、枝番と、契約番号と、契約日と、契約額と、残債額と、年間返済額と、等を含む。
社内集計情報106hは、自社DB106gの情報を集計した結果である。つまり、社内の情報を集計した結果である。社内集計情報106hは、図11に示すように、例えば、集計した項目の項目Noと、集計した項目の項目名と、集計した結果(内容)と、等を含む。
社外集計情報106iは、照会結果データ106fの情報を集計した結果である。つまり、社外の情報を集計した結果である。社外集計情報106iは、図12に示すように、例えば、集計した項目の項目Noと、集計した項目の項目名と、集計した結果(内容)と、等を含む。
総合集計情報106jは、社内集計情報106hおよび社外集計情報106iを集計した結果である。まり、社内および社外の情報を合算して集計した結果である。総合集計情報106jは、図13に示すように、例えば、集計した項目の項目Noと、集計した項目の項目名と、集計した結果(内容)と、等を含む。具体的な値がセットされた総合集計情報106jの例を、図14に示す。
審査項目マスタの一つである顧客・債権情報106mには、社内および社外の情報を合算して集計した結果(すなわち総合集計情報106jの情報)および前記申込登録にて登録した情報(すなわち顧客情報データ106b、申込データ106cおよび契約データ106dの情報)が格納される。顧客・債権情報106mは、図15に示すように、例えば、項目Noと、当該項目Noに対応する数値(項目説明)と、等を含む。例えば、総合集計情報106jにおける社内・社外合算の残債総額(無担)が414万円である場合、顧客・債権情報106mにおける項目No41(無担保融資金額合計(万円単位))に対応する数値としては「414」が格納される。また、顧客情報データ106bにおける生年月日が2000/1/10であり、現在日付が2019/5/1である場合、顧客・債権情報106mにおける項目No100(年齢(現在))に対応する数値としては「19」が格納される。
審査項目マスタの一つである商品情報106nには、後述するチェック部102cによるチェックの基準となる数値が設定される。商品情報106nは、図16に示すように、例えば、項目Noと、当該項目Noに対応する数値(項目説明)と、等を含む。例えば、無担保融資金額合計が、0万円から400万円の間にあるかをチェックしたい場合、商品情報106nにおける項目No2011(無担保債権総額From(万単位))には「0」が設定され、商品情報106nにおける項目No2021(無担保債権総額To(万単位))には「400」が設定されることとなる。
条件審査マスタ106pおよびバランスチェックマスタ106qは、融資の申込者に対して融資をしてよいかの審査に関する内容を設定するためのマスタである。条件審査マスタ106pおよびバランスチェックマスタ106qは、図17および図19にそれぞれに示すように、例えば、審査項目Noと、審査項目名と、チェック内容と、前記申込者に対する前記融資をしてよいかの審査に関する内容である審査内容(メッセージ)と、当該審査内容を満たさない場合における前記融資の拒否度合を多段階に表現したもの(結果)と、優先順位と、等を含む。
前記審査内容(メッセージ)の例を説明する。図17の条件審査マスタ106pの項目No.0のレコードを参照すると、前記審査内容(メッセージ)として「債権総額(無担)({0041}万円){2011}万円〜{2021}万円」と設定されている。{ }は、実際の数値ではなく、顧客・債権情報106mおよび商品情報106nにおける項目Noを指す。このため、{0041}万円は、図15の顧客・債権情報106mにおける項目No41に対応する数値である414万円を指し、一方で、{2011}万円〜{2021}万円は、商品情報106nにおける項目No2011および項目No2021に対応する数値である0万円〜400万円を指す。つまり、前記審査内容は、「債権総額(無担)414万円は、0万円〜400万円の範囲内であるか?」という内容となる。
前記審査内容を満たさない場合における前記融資の拒否度合を多段階に表現したもの(結果)としては、例えば、「1:謝絶」、「2:要連保」および「4:目視」等が挙げられる。例えば、項目No.0に対応する結果は、図17の条件審査マスタ106pを参照すると「1:謝絶」であり、一方で、項目No.0の審査内容「債権総額(無担)414万円は、0万円〜400万円の範囲内であるか?」は満たされないため、当該審査内容についての審査結果は「1:謝絶」ということになる。
制御部102は、審査実行装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、例えば、(1)顧客識別データと顧客に対する自社を含めた複数社の債権情報とを含む信用情報データから、自社に対して融資の申込を行った申込者についての顧客識別データと紐付く債権情報を取得する取得手段としての取得部102aと、(2)前記自社内で管理する前記申込者に対しての債権情報に含まれる所定の数値と、前記取得手段で取得した債権情報のうち前記自社以外についてものに含まれる所定の数値と、を集計する集計手段としての集計部102bと、(3)前記申込者に対する前記融資をしてよいかの審査に関する内容である審査内容と当該審査内容を満たさない場合における前記融資の拒否度合を多段階に表現したものとを審査項目ごとに含む審査内容マスタを参照して、前記申込者に関する個人情報および前記集計手段での集計結果が、前記審査内容を満たすか否かを前記審査項目ごとにチェックするチェック手段としてのチェック部102cと、(4)前記チェック手段において前記審査内容を満たさない前記審査項目についての前記拒否度合のうち、最も拒否の度合いが強いものを前記申込者の前記融資に対する最終的な審査結果として出力する審査結果出力手段としての審査結果出力部102dと、を備えている。
取得部102aは、顧客識別データ(例えば、氏名、生年月日および電話番号等)と顧客に対する自社を含めた複数社の債権情報とを含む信用情報データ106eから、自社に対して融資の申込を行った申込者についての顧客識別データと紐付く債権情報を取得する。
集計部102bは、前記自社内で管理する前記申込者に対しての債権情報に含まれる所定の数値(例えば、社内の残債額や社内の残債件数)と、取得部102aで取得した債権情報のうち前記自社以外についてものに含まれる所定の数値(例えば、社外の残債額や社外の残債件数)と、を集計する。
チェック部102cは、前記申込者に対する前記融資をしてよいかの審査に関する内容である審査内容と当該審査内容を満たさない場合における前記融資の拒否度合を多段階に表現したものとを審査項目ごとに含む条件審査マスタ106pまたはバランスチェックマスタ106qを参照して、前記申込者に関する個人情報(例えば、現年齢や異動情報等)および集計部102bでの集計結果(社内・社外の残債額の合計額や社内・社外の残債件数の合計数)が、前記審査内容を満たすか否かを前記審査項目ごとにチェックする。
チェック部102cは、条件審査マスタ106pまたはバランスチェックマスタ106qにおける優先順位が高い前記審査項目から順に、前記チェックを行ってもよい。
審査結果出力部102dは、チェック部102cにおいて前記審査内容を満たさない前記審査項目についての前記拒否度合のうち、最も拒否の度合いが強いものを前記申込者の前記融資に対する最終的な審査結果として出力する。
[3.処理の具体例]
本項目では、本実施形態に係る処理の具体例を、図7のフローの順に説明する。すなわち、一括信用調査照会、名寄せ集計処理、条件審査、バランスチェックおよび審査結果確定の順で項目立てて説明をする。本項目においては、本実施形態に係る審査実行装置100を、ノンバンクにおいて顧客に対して融資を行ってよいか否かを判断する担当者が使用する場面を想定している。
[3−1.一括信用調査照会(取得部102aによる処理)]
取得部102aは、照会管理マスタ106aに設定されている照会条件に従って、申込登録した顧客について、信用情報データ106eを一括で照会する。具体的には、取得部102aは、図4の照会管理マスタ106aにおいて太枠で囲んで示す設定条件を基に、実行対象件数分、申込登録した情報(図4の顧客情報データ106b、申込データ106cおよび契約データ106dにおいて太枠で囲んで示す情報)について信用情報データ106eを照会する。
例えば、図4の照会管理マスタ106aに示すように実行対象件数が「10」であるとすると、取得部102aは、顧客情報データ106b、申込データ106cおよび契約データ106dにおける顧客Noの1から10までについて、信用情報データ106eを照会する。以下においては、説明を簡便にする都合上、顧客No1の山田一郎について信用情報データ106eを照会する場合について説明する。
図5の信用情報データ106eを参照すると、山田一郎の顧客識別データ(氏名カナ:ヤマダイチロウ、生年月日:2000/1/10および電話番号:090-1111-1111)を含むレコードは、図5に示したすべてのレコードである。このため、取得部102aは、図5に示した6つのレコードすべてを取得する。取得結果を、図6の照会結果データ106f(信用調査照会結果)として示す。なお、仮に照会がエラーとなった場合には、図6のエラーフラグ「1」で示すように、イベントログを出力して検知が可能である。
[3−2.名寄せ集計処理(集計部102bによる処理)]
名寄せ集計処理においては、外部信用情報機関照会結果(すなわち、[3−1]で取得した照会結果データ106f)と既存の融資情報(すなわち、自社DB106g)とを集計することで、より詳細な審査情報の集約データを作成する。以下、名寄せ集計処理において行われる処理を順に説明する。
(1)外部信用情報機関照会結果の金額および回数の確定(契約額、残債額および支払回数等の推定)
[3−1]で取得した照会結果データ106f中の金額および支払回数に不正な数値が入っている場合、集計部102bは、当該金額および当該支払回数を、図8の表に示すように読み替える。
(2)信用調査照会結果の保証元および保証先の重複データを消込
次に、集計部102bは、(1)の処理を行った照会結果データ106fにおいて、顧客No、契約日、契約額および本人保証人区分が一致し、かつ、残債額の差異が0.8%から1.2%の間であるレコード同士(同一契約レコード)については、同一契約と判断する。同一契約と判断した複数のレコードについては、保証会社を意味するレコード(契約管理区分「04:保証」を有するレコード)を、消込の対象とする。ただし、保証元および保証先のいずれかで、ネガ情報(情報種別)≠0の場合は、消込の対象としない。
例えば、図9の(A)において、レコードCとレコードDとが前記同一契約レコードの定義に合致する。この場合、集計部102bは、図9の(B)に示すように、契約管理区分「04:保証」を有するレコードDの消込(除外)を実行する。
これに対して、図9の(A)において、レコードEとレコードFとが前記同一契約レコードの定義に合致するが、レコードEは、情報種別として「10:異動」を有し、すなわち、情報種別≠0となっている。この場合、保証元のレコードであるレコードEにネガ情報が存在することなるため、集計部102bは、レコードFの消込(除外)を実行しない。
(3)自社契約分の金額確定(残債額等は自社DB情報を使用)
次に、集計部102bは、(2)の処理を行った照会結果データ106f中の自社分のレコード(すなわち、会社コードが自社の会社コード2222のレコード)と、自社DB106g中のレコードと、で契約番号が合致したものを同一のレコードとみなす。集計部102bは、前記同一のレコードとみなした照会結果データ106f中のレコードについて、入金履歴は照会結果データ106f中のものを使用し、他の情報(残債額および年間返済額等)は自社DB106g中のものを使用する。
例えば、図10の(A)には、(2)の処理を行った結果残った5つのレコード中、便宜上、レコードAおよびBのみを抜き出して示している。ここで、自社の会社コード「2222:自社」を有するレコードBと、図10の(B)に示す自社DB106gにおける上のレコードと、で契約番号は共に「0001-000001-000」であるため、当該レコードBと当該上のレコードとは同一のレコードとみなされる。この場合、集計部102bは、レコードBにおける残債額400千円および年間返済額400千円を、図10の(C)に示すように、当該上のレコードにおける残債額550千円および年間返済額90千円に書き換える。このように、集計部102bは、簡単にいうと、照会結果データ106f中の自社分のレコードについての残債額および年間返済額を、自社DB106gを参照して最新の情報に書き換える。
(4)審査用パラメータ集計
最後に、集計部102bは、残債件数、残債金額、年間返済額、融資比率および返済比率等を集計する。
集計部102bは、図11の社内集計情報106hにおいて設定された項目に関して、自社DB106g中の数値を集計する。例えば、図11の社内集計情報106hにおいて、「項目No1:残債総件数」が設定されているため、集計部102bは、図10の(B)の2つのレコード数を集計し、残債総件数を「2」と集計する。また、図11の社内集計情報106hにおいて、「項目No4:残債金額(無担保)」が設定されているため、集計部102bは、図10の(B)の2つのレコード中の残債額を集計し、550千円+900千円=1,440千円と集計する。そして、図11の社内集計情報106hにおいて、「項目No8:年間返済額(無担保)」が設定されているため、集計部102bは、図10の(B)の2つのレコード中の年間返済額を集計し、90千円+150千円=240千円と集計する。本段落で説明した集計結果を、社内集計結果とする。
集計部102bは、図12の社外集計情報106iにおいて設定された項目に関して、照会結果データ106f中の数値を集計する(なお、図9の(B)の照会結果データ106f中の5つのレコード(レコードA、B、C、EおよびF)において、自社の会社コード2222を有するレコードBは、社外の情報ではなく集計の対象外となるため、集計部102bは、レコードA、C、EおよびFの4つのレコードを集計の対象とする)。例えば、図12の社外集計情報106iにおいて、「項目No1:残債総件数」が設定されているため、集計部102bは、図9の(B)の照会結果データ106f中の前記4つのレコード(レコードA、C、EおよびF)を集計し、残債総件数を「4」と集計する。また、図12の社外集計情報106iにおいて、「項目No4:残債金額(無担保)」が設定されているため、集計部102bは、図9の(B)の照会結果データ106f中の前記4つのレコード(レコードA、C、EおよびF)中の残債額を集計し、500千円+600千円+800千円+800千円=2,700千円と集計する。そして、図12の社外集計情報106iにおいて、「項目No8:年間返済額(無担保)」が設定されているため、集計部102bは、図9の(B)の照会結果データ106f中の前記4つのレコード(レコードA、C、EおよびF)中の年間返済額を集計し、100千円+200千円+400千円+400千円=1,100千円と集計する。本段落で説明した集計結果を、社外集計結果とする。
そして、集計部102bは、図13の総合集計情報106jにおいて設定された項目に関して、前記社内集計結果と前記社外集計結果とを合算して、総合集計結果を算出する。すなわち、集計部102bは、総合の残債総件数を、社内の残債総件数2+社外の残債総件数4=6と集計する。また、集計部102bは、総合の残債額を、社内の残債額1,440千円+社外の残債額2,700千円=4,140千円と集計する。そして、集計部102bは、総合の年間返済額を、社内の年間返済額240千円+社外の年間返済額1,100千円=1,340千円と集計する。本段落で説明した集計結果をまとめた総合集計情報106jを、図14に示す。
[3−3.条件審査(チェック部102cによる処理)]
チェック部102cは、審査用パラメータ集計データおよび申込登録で作成されたデータから、条件審査マスタ106pに設定した条件でチェックを行う。チェック部102cは、条件に当てはまるものの評価理由を、優先順位の高い順に更新し、条件に当てはまるものの最小評価結果を、条件審査の評価結果として更新する。
(前提条件)
ここで、本項目[3−3]および次項目[3−4]における説明の前提として、顧客・債権情報106mおよび商品情報106nには、図15および図16には具体的な値は示していないが、以下の値が格納されているものとして説明を進める。なお、顧客・債権情報106mには、[3−1]で申込登録した情報および[3−2]で集計した結果に基づいて値が格納される。
●顧客・債権情報106m
・項目番号0041(無担保融資金額合計)・・・山田一郎についての総合の残債額414万円([3−2]の(4)で集計した総合の残債額)
・項目番号0100(年齢(現在))・・・山田一郎についての現年齢19歳([3−1]で申込登録した顧客情報データ106bから、現在日付を2019/5/1として算出した値)
・項目番号0171(資金使途区分名)・・・自動車([3−1]で申込登録した申込データ106c中の情報)
・勤務先企業・・・A社([3−1]で申込登録した顧客情報データ106b中の情報)
・氏名・・・山田一郎([3−1]で申込登録した顧客情報データ106b中の情報)
・振込先名義人・・・山田父朗([3−1]で申込登録した顧客情報データ106b中の情報)
●商品情報106n
・項目番号2011(無担保債権総額From(万単位))・・・0万円
・項目番号2021(無担保債権総額To(万単位))・・・400万円
・項目番号2140(融資実行時年齢下限)・・・20歳
例えば、図17の条件審査マスタ106pの優先順位0のレコードには、項目番号0041の情報が、項目番号2011〜2021の範囲に収まるかをチェックする旨が設定されている。項目番号0041の情報は、(前提条件)で説明したように414万円であり、項目番号2011〜2021の情報は、(前提条件)で説明したように0万円〜400万円である。この場合、414万円は、0万円〜400万円の範囲に収まらないため、チェック部102cは、評価結果を「1:謝絶」とする。要するに、チェック部102cは、[3−2]において集計部102bで集計した山田一郎の債権総額(無担)に対して、「1:謝絶」という評価を下す。
続いて、図17の条件審査マスタ106pの優先順位14のレコードには、項目番号0100の情報が、項目番号2140の数値以上であるか否かをチェックする旨が設定されている。項目番号0100の情報は、(前提条件)で説明したように19歳であり、項目番号2140の情報は、(前提条件)で説明したように20歳である。この場合、19歳は20歳以上には該当しないため、チェック部102cは、評価結果を「2:要連保」とする。要するに、チェック部102cは、[3−1]において申込登録した情報から算出される山田一郎の現年齢19歳について、「2:要連保」という評価を下す。
続いて、図17の条件審査マスタ106pの優先順位16のレコードには、項目番号0171の情報が、資金使途対象外として設定された「自動車」であるか否かをチェックする旨が設定されている。項目番号0171の情報は、(前提条件)で説明したように自動車である。この場合、チェック部102cは、評価結果を「1:謝絶」とする。要するに、チェック部102cは、[3−1]において申込登録した山田一郎の資金使途「自動車」について、「1:謝絶」という評価を下す。
以上、本項目[3−3]で出したチェック結果のうち、チェック部102cは、一番小さい数値のチェック結果である「1:謝絶」を、条件審査についての最終的なチェック結果として採用する。当該チェック結果を表としてまとめたものを、図18に示す。
[3−4.バランスチェック(チェック部102cによる処理)]
チェック部102cは、審査用パラメータ集計データおよび申込登録で作成されたデータから、バランスチェックマスタ106qに設定した条件でチェックを行う。チェック部102cは、条件に当てはまるものの評価理由を、優先順位の高い順に更新し、条件に当てはまるものの最小評価結果を、バランスチェックの評価結果として更新する。
例えば、図19のバランスチェックマスタ106qの優先順位13のレコードには、申込者の勤務先企業が要注意企業「A社」に該当するか否かをチェックする旨が設定されている。申込者の勤務先企業は、(前提条件)で説明したようにA社である。この場合、チェック部102cは、評価結果を「4:目視」とする。要するに、チェック部102cは、[3−1]において申込登録した山田一郎の勤務先企業「A社」について、「4:目視」という評価を下す。
図19のバランスチェックマスタ106qの優先順位15のレコードには、口座名義人が相違するか否かをチェックする旨が設定されている。(前提条件)で説明したように、申込者の氏名は山田一郎であり、振込先名義人は山田父朗である。この場合、口座名義人が相違するため、チェック部102cは、評価結果を「4:目視」とする。要するに、チェック部102cは、[3−1]において申込登録した氏名「山田一郎」および振込先名義人「山田父朗」について、「4:目視」という評価を下す。
図19のバランスチェックマスタ106qの優先順位18のレコードには、直近6カ月以内に1件以上照会履歴があるか否かをチェックする旨が設定されている。直近6カ月以内に1件以上照会履歴があるとすると、チェック部102cは、評価結果を「4:目視」とする。
以上、本項目[3−4]で出したチェック結果のうち、チェック部102cは、一番小さい数値のチェック結果である「4:目視」を、バランスチェックについての最終的なチェック結果として採用する。当該チェック結果を表としてまとめたものを、図20に示す。
[3−5.審査結果確定(審査結果出力部102dによる処理)]
審査結果出力部102dは、[3−3]および[3−4]におけるチェック結果を基に、総合判定を行う。すなわち、値が最小となる評価結果(最小評価結果)を最終的な審査結果として出力する。
具体的には、[3−3]の条件審査における最終的なチェック結果は「1:謝絶」であり、[3−4]のバランスチェックにおける最終的なチェック結果は「4:目視」であるため、「1:謝絶」が最小評価結果となる。このため、審査結果出力部102dは、「1:謝絶」を、山田一郎に対する融資についての最終的な審査結果として出力する。
[4.本実施形態のまとめ]
このように、本実施形態に係る審査実行装置100によれば、外部信用情報機関への債権の照会から審査までを自動で行うことができる。このため、例えば、外部信用情報機関への債権の照会を忘れたり、審査の際に担当者により審査のスピードや質に偏りが発生することを防ぐことができる。
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、審査実行装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、審査実行装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて審査実行装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、審査実行装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、審査実行装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、審査実行装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、例えば、ノンバンク業界において有用である。
100 審査実行装置
102 制御部
102a 取得部
102b 集計部
102c チェック部
102d 審査結果出力部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 照会管理マスタ
106b 顧客情報データ
106c 申込データ
106d 契約データ
106e 信用情報データ
106f 照会結果データ
106g 自社DB
106h 社内集計情報
106i 社外集計情報
106j 総合集計情報
106m 顧客・債権情報
106n 商品情報
106p 条件審査マスタ
106q バランスチェックマスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (4)

  1. 制御部を備える審査実行装置であって、
    前記制御部は、
    顧客識別データと顧客に対する自社を含めた複数社の債権情報とを含む信用情報データから、自社に対して融資の申込を行った申込者についての顧客識別データと紐付く債権情報を取得する取得手段と、
    前記自社内で管理する前記申込者に対しての債権情報に含まれる所定の数値と、前記取得手段で取得した債権情報のうち前記自社以外についてものに含まれる所定の数値と、を集計する集計手段と、
    前記申込者に対する前記融資をしてよいかの審査に関する内容である審査内容と当該審査内容を満たさない場合における前記融資の拒否度合を多段階に表現したものとを審査項目ごとに含む審査内容マスタを参照して、前記申込者に関する個人情報および前記集計手段での集計結果が、前記審査内容を満たすか否かを前記審査項目ごとにチェックするチェック手段と、
    前記チェック手段において前記審査内容を満たさない前記審査項目についての前記拒否度合のうち、最も拒否の度合いが強いものを前記申込者の前記融資に対する最終的な審査結果として出力する審査結果出力手段と、
    を備えること、
    を特徴とする審査実行装置。
  2. 前記審査内容マスタは、更に、前記審査項目ごとに優先順位を含み、
    前記チェック手段は、前記優先順位が高い前記審査項目から順に、前記チェックを行うこと、
    を特徴とする請求項1に記載の審査実行装置。
  3. 制御部を備える情報処理装置で実行される審査実行方法であって、
    前記制御部で実行される、
    顧客識別データと顧客に対する自社を含めた複数社の債権情報とを含む信用情報データから、自社に対して融資の申込を行った申込者についての顧客識別データと紐付く債権情報を取得する取得ステップと、
    前記自社内で管理する前記申込者に対しての債権情報に含まれる所定の数値と、前記取得ステップで取得した債権情報のうち前記自社以外についてものに含まれる所定の数値と、を集計する集計ステップと、
    前記申込者に対する前記融資をしてよいかの審査に関する内容である審査内容と当該審査内容を満たさない場合における前記融資の拒否度合を多段階に表現したものとを審査項目ごとに含む審査内容マスタを参照して、前記申込者に関する個人情報および前記集計ステップでの集計結果が、前記審査内容を満たすか否かを前記審査項目ごとにチェックするチェックステップと、
    前記チェックステップにおいて前記審査内容を満たさない前記審査項目についての前記拒否度合のうち、最も拒否の度合いが強いものを前記申込者の前記融資に対する最終的な審査結果として出力する審査結果出力ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする審査実行方法。
  4. 制御部を備える情報処理装置に実行させるための審査実行プログラムであって、
    前記制御部に実行させるための、
    顧客識別データと顧客に対する自社を含めた複数社の債権情報とを含む信用情報データから、自社に対して融資の申込を行った申込者についての顧客識別データと紐付く債権情報を取得する取得ステップと、
    前記自社内で管理する前記申込者に対しての債権情報に含まれる所定の数値と、前記取得ステップで取得した債権情報のうち前記自社以外についてものに含まれる所定の数値と、を集計する集計ステップと、
    前記申込者に対する前記融資をしてよいかの審査に関する内容である審査内容と当該審査内容を満たさない場合における前記融資の拒否度合を多段階に表現したものとを審査項目ごとに含む審査内容マスタを参照して、前記申込者に関する個人情報および前記集計ステップでの集計結果が、前記審査内容を満たすか否かを前記審査項目ごとにチェックするチェックステップと、
    前記チェックステップにおいて前記審査内容を満たさない前記審査項目についての前記拒否度合のうち、最も拒否の度合いが強いものを前記申込者の前記融資に対する最終的な審査結果として出力する審査結果出力ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする審査実行プログラム。
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