JP2010231268A - 投資システム - Google Patents

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Abstract

【課題】インターネット等の通信ネットワークを通じて、投資家に対し借入条件を提示し、オークション方式により借入希望者向けの出資金等を募る投資モデルにおいて、貸付条件の決定を行う際に、貸付条件の客観性を担保する。
【解決手段】資金需要者1に関する情報の入力を受け付け、借入条件を、借入希望者に関する情報とともにインターネット4を通じて提示し、借入希望者に関する情報及び借入条件に対し、コメンテイター7からの評価を受け付け、評価を評価情報として蓄積し、蓄積された評価情報を集計し、集計結果を債券情報として通信ネットワークを通じて提示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インターネット等の通信ネットワークを使用した投資モデルに関し、特に資金需要者金融情報取得表示システムとコメント観測循環選別募集システムによって借入希望者向けの貸出金等の貸付条件の決定を行うとともに、投資希望者を選別して債権の発行を行う投資システムに関する。
従来より、インターネット等の通信ネットワークを介してのオークション方式によって、借入希望者向け貸出金等の貸付条件の決定を行うとともに、金銭線信託等を利用して投資希望者を募る投資モデルがある。この投資モデルに関し、自己のニーズに合ったリスク・リターンの投資を希望する投資家と、出資を募る借入希望者との間に入って、的確な条件で資金の調達と投資とを仲介するシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示された発明は、インターネット等のネット手段等を使用した投資に関するシステムで、借入希望者に投資する場合、オークション方式によって投資家が運用条件を予めリクエストできる特定債務者向けの貸出金等に関する投資で、金銭信託等の投資条件の主な要素である特定債務者向け貸出金等の運用条件・信託報酬等を適宜に自由意志で決定を行うとともに、応募してきた出資希望者の中から選択して金銭信託受益権等の債権を発行することができる。
特開2002−149973号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示されたシステムでは、単純なオークション方式であるため、投資家が一方的に貸付条件である金利と金額を提示することとなるため、その投資判断に資する格付けや財務情報等の情報が事前に得られる公開企業等への貸付にしか有効に機能しない可能性があった。またそのような場合、貸付額も多額になることから、システム化での与信対応によるコスト削減のインセンティブが低く、システム化の効果が得られにくい惧れがあった。一方で、比較的小額の貸付が想定される、匿名の資金需要者・中小企業等への貸付については、システム化の効果が期待できる半面、資金需要者の返済能力に関わる情報を得ることが難しいことから、単純なオークションシステムでは、投資家からすると与信判断上のメリットがなく、むしろ匿名性等による情報不足からデメリットがある惧れがあった。
そこで、本発明は、上記のような問題を解決し、本投資モデルの有効性を実現するものであり、資金需要者金融情報取得表示システムと観測循環コメント選別募集システムによって借入希望者向けの貸出金等の貸付条件の評価を行う投資モデルにおいて、貸付条件の与信作業を効率化し、結果オリジネートされる債権への投資家への販売を効率化することのできる投資システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、通信ネットワークを通じて、借入希望者に対する貸出金を投資家から募る投資システムであって、前記借入希望者に関する情報の入力を受け付け、入力された情報を蓄積する借入希望者情報蓄積部と、前記借入希望者情報に含まれる借入条件を抽出し、該借入条件を、前記借入希望者に関する情報とともに前記通信ネットワークを通じて提示する借入条件提示部と、前記借入条件提示部に提示された前記借入希望者に関する情報及び借入条件に対し、コメンテイターからの評価を受け付け、該評価を評価情報として一覧表示する評価情報提示部と、蓄積された評価情報を集計し、集計結果を債券情報として通信ネットワークを通じて提示する債券情報提示部とを備える。
また、上記発明では、債券情報提示部に提示された債券情報に対する、出手立候補者からの入札を受け付け、入札に関する情報を蓄積する入札情報蓄積部と、入札情報蓄積部に蓄積された入札情報を、通信ネットワークを通じて、一覧表示する入札状況提示部と、蓄積された入札情報を集計し、入札条件が満たされたか否かを判断する判断部とを設けてもよい。
このような本発明によれば、コメンテイターからの評価を反映させて、借入条件を決定することができるので、債権の価値について客観的な評価をすることができ、より安全な売買契約を実現することができる。
なお、上記発明において、借入希望者の与信に関する与信情報を蓄積する与信情報蓄積部をさらに有し、借入条件提示部又は債券情報提示部は、与信に対する評価を付加情報として、債券情報とともに提示することが好ましい。この場合には、この投資サービスを行う企業と関連のある企業が提供する金融サービスの履歴などを与信とすることができ、この与信を付加情報として債券情報として提示することにより、出資者による投資の判断材料を充実させることができる。この与信は、 与信の判断基準となる項目について、各項目の評価値を、放射線状に表示するいわゆるレーダーチャートにより表現することが好ましい。
本発明によれば、インターネット等の通信ネットワークを通じて、資金需要者に対し借入条件を提示し、貸し付け後、オークション方式により債権を売却するモデルにおいて、システム化の効果が期待できる匿名の資金需要者についての情報不足を補うための有効な手段を提供することができ、その情報に基づき、これまでよりも低金利の提示が可能となる。また貸し出し条件の評価を瞬時に行うことが可能となり、資金需要者のニーズにこたえるだけでなく、実績に基づく期待利回りが得られることから、そうでない場合に比べ、飛躍的に多くの投資家の参加を促すことができる。したがって、これまでのシステム化されていない人的な与信作業に比べ、資金需要者、資金供給者、双方にとり、これまでよりもよい条件での取引が可能となる。
実施形態に係る実施形態に係る投資システムの全体構成を示す概念図である。 実施形態に係る管理システム3のWebサイトに係る機能モジュールを示すブロック図である。 実施形態に係る管理システム3のコメンテイター評価部を示すブロック図である。 実施形態に係る管理システム3の開示情報管理部を示すブロック図である。 実施形態に係る管理システム及び各ユーザー間における処理手順を示すタイムチャート図である。 実施形態に係る投資システムの動作を示すフローチャート図である。 実施形態に係るコメント募集時におけるコメンテイター利用画面(利回り順)の構成を示す説明図である。 実施形態に係るコメント募集時におけるコメンテイター利用画面(実績点順)の構成を示す説明図である。 実施形態に係るコメント募集時におけるコメンテイター利用画面(詳細表示)の構成を示す説明図である。 実施形態に係るWebサイト(リスティング画面)の構成を示す説明図である。 実施形態に係るWebサイト(債権譲渡フェーズにおける終了画面)の構成を示す説明図である。 実施形態に係るコメンテイターの実績点の計算方法を示す説明図である。 実施形態に係るトラスト点の算定方法を示す説明図である。 実施形態に係るトラスト点の算定方法(二次加算追加)を示す説明図である。
(投資システムの構成)
以下に添付図面を参照して、本発明に係るシステムの実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る投資システムの全体構成を示す概念図である。
本実施形態では、個人や企業などの資金需要者1についての他の金融情報をレーダーチャート化して表示し、コメンテイター7からコメントを募集し、本等システムから貸付を行い、管理システム3を介し、小口投資家などの投資家2へオークションによる債権譲渡という形で行うサービスを例に説明する。
この投資システムは、資金需要者1が使用する情報端末1aと、投資家2が使用する情報端末2aと、これらの間で投資条件を提示して、コメンテイター7からの意見を聴取するための情報端末7aと、本サービスを運営する管理システム3とから概略構成される。
管理システム3は、資金需要者1から借入申込みを受け、資金需要者1に対して貸付を行い、債権譲受人に対して同貸付債権を譲渡するというサービスを、インターネット4上に開設されたWebサイトを通じて、提供するシステムであり、複数のサーバ群により構成される。
資金需要者1は、管理システム3に対して会員登録を行い、借入れを申し込むユーザーである。コメンテイター7は、管理システム3に対して会員登録を行い、資金需要者1が提示する借入の目的、借入に至った理由等に対して、予め管理システム3が定めた各項目に沿って意見を入力するユーザーである。なお、各コメンテイターは、自分の紹介ページをもち、相互評価者のリンク等も表示されるが、有資格者はそれを表示できる。また、主催者(管理システム3の運営者)からの権威付けを得た場合には、それを表示できる。
投資家2は、管理システム3に対して会員登録を行い、管理システム3が資金需要者1に対して貸付を行った場合に、当該貸付にかかる貸付債権の債権譲渡を受ける債権譲渡希望者である。
インターネット4は、通信プロトコルTCP/IPを用いて種々の通信回線(電話回線やISDN回線、ADSL回線、光回線などの公衆回線、専用回線、無線通信網)を相互に接続して構築される分散型のIP網であり、このIP網には、10BASE−Tや100BASE−TX等によるイントラネット(企業内ネットワーク)や家庭内ネットワークなどのLANなども含まれる。
各情報端末は、CPUを備えた演算処理装置であり、通信機能によりインターネット4等の通信ネットワークに接続可能となっており、ブラウザソフトなどにより、表示情報を受信して表示するとともに、ユーザーの操作信号を送信する機能を備えている。この情報端末としては、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータや、機能を特化させた専用装置により実現することができ、モバイルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話機が含まれる。
上記ブラウザソフトは、Webページを閲覧するためのアプリケーションソフトであり、インターネットからHTML(HyperText Markup Language)ファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどをダウンロードし、レイアウトを解析して表示・再生するとともに、フォームを使用してユーザーがデータ(操作信号や入力データ)を管理システム10のWebサーバに送信したり、JavaScriptやFlash、及びJava(Javaは登録商標)などで記述されたアプリケーションソフトを動作させたりすることも可能である。
そして、本実施形態に係る投資システムでは、管理システム3において、インターネット4等の通信ネットワークを通じて、不特定多数の投資家(出手立候補者)に対し、借入希望者向けの貸出金等に運用を行う金銭信託等への投資を促す一方で、コメンテイター7からの意見を聴取し、資金需要者1に対する貸付金の額や金利等の借入条件を決定し、その決定された条件で資金を貸し付けるとともに、その債権を投資家2に譲渡する。
また、本実施形態に係る投資システムには、投資家に関する代理人の譲受人側事務代行会社5と、借り手に関する代理人の借手代理人管理会社6とが含まれている。譲受人側事務代行会社5は、債権譲受人(投資家2)からの委任(準委任)を受けて、債権譲受人のために、債権譲受人を代行して各種の事務処理を行う組織である。借手代理人管理会社6は、多数の資金需要者1との間で会員規約を締結し、通知書の管理委託を行う団体や企業である。
管理システム3には、各種データを蓄積する帳簿データベース32が接続されている。この帳簿データベース32は、借入希望者に関する情報を蓄積する借入希望者情報蓄積部と、出手立候補者からの入札に関する情報を蓄積する入札情報蓄積部との機能を果たすデータベース装置である。なお、上記代理人の管理会社5及び6にも帳簿データベース52及び62が備えられており、これらの帳簿データベース32,52及び62は、リレーションシップが張られて、同期により、情報の共有が可能となっている。
管理システム3には、専用の操作端末31が設置されている。この操作端末31は、帳簿データベース32を閲覧するための端末であり、これにより帳簿データベース確認を行うことができる。
また、譲受人側事務代行会社5にも、専用の操作端末51が設置されている。この操作端末51は、帳簿データベース52を閲覧用の端末であり、これにより帳簿データベース確認を行うことができる。
図2A〜Cは、管理システム3のWebサイトに係る機能モジュールを示すブロック図である。管理システム3は、Webサイトに係る機能モジュールとして、アプリケーション部320と、通信部310とから構成される。なお、説明中で用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能をもったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。
アプリケーション部320は、アプリケーションを実行することによって種々の機能を実装するアプリケーションサーバであり、本実施形態では、Webサイトを運用するためのプログラムが実行される。アプリケーション部320は、このアプリケーション部320には、Webサイト運用のためのモジュールとして、インターフェース制御部321と、リスティング制御部322と、表示情報生成部323と、開示情報管理部324と、条件決定部326と、集計部325とを備えている。
インターフェース制御部321は、各ユーザーから取得された操作信号に応じて、リスティングに対するアクションを実行するモジュールであり、このインターフェース制御部321により、本システムが、コメント観測循環選別募集システムとして機能する。このインターフェース制御部321は、入札実行部321aと、入札終了操作実行部321bと、フィルタ実行部321cと、認証部321dとを備えている。
また、このインターフェース制御部321は、図5A〜Cに示すような、コメンテイターによる評価(借入条件)の一覧を提示するWebサイトW1を表示するためのグラフィックインターフェースであり、このWebサイトW1には、コメンテイターによる評価一覧テーブルT1と、新規ステイタスのコメンテイター一覧テーブルT2と、グレーステイタスのコメンテイターの一覧テーブルT3とが含まれている。
この評価一覧には、その評価を下したコメンテイター自身の評価である「コメンテイター評価点」を表示する欄C1、「コメンテイター実績点」を表示する欄C2、及び評価を入力するためのボタンの欄C3が含まれている。また、このWebサイトW1には、当該リスティングに係る資金需要者の情報を表示するテーブルT5が含まれる。このテーブルT5中には、当該資金需要者のリスティング情報を提示するWebサイトW2にリンクが張られている。
この評価一覧テーブルT1は、各項目によりソートが可能であり、投資家の名前や、利回り、金額、コメンテイター評価点やコメンテイター実績点などにより、昇順・降順に並べ替えることができる。図5Aでは、利回り順に、図5Bでは、実績点順にソートされた状態を示している。
また、評価入力のボタン欄C3では、各コメンテイターに対する評価を入力するボタンが配列されており、任意のコメンテイターに対する評価を、ボタンをクリックすることによって加算又は減算させることができる。この評価入力ボタンには、係数演算部327bで演算された係数(図の例では、±3)が表示されるおうになっており、利用者がコメンテイターであるか、資金需要者であるか、一般人であるかに応じて、表示される係数が変化するようになっている。この評価ボタンは、一度クリックすると、非表示となり、一人のコメンテイターに対し、評価の入力が一回しかできないようになっている。
また、利用者がコメンテイターであるときには、コメンテイター同士の評価ができるが、自分に対する評価はできないように、自己のレコードには評価ボタンが表示されないようになっている(例えば、図5A中におけるコメンテイター71612の欄)。
WebサイトW1には、コメンテイター等がコメントや借入条件を入力する観測循環コメント機が表示されるボックスT4が表示される。この観測循環コメント機は、コメンテイターが希望する借入条件を自動入力(自動コメント)するためのインターフェースである。具体的にボックスT4では、金額pの調整式と、利回りrの調整式を入力し、各評価項目(利回り、金額、ステイタス、評価点、実績点)に対応した5段階のスライダーで、各評価項目の優先度(ウエイト)を設定することにより、借入条件である金額pと、利回りrを自動計算し、この計算結果が、定期的にコメント(借入条件)として、入札実行部321aに、自動的に入力され、ウエイトに応じた順序で、評価一覧テーブルT1がソートされる。
詳述すると、評価一覧テーブルT1では、各クライテリア(評価項目)のウエイトを変えることによって、コメントの並び替えが行われる。クライテリアごとに各コメンテイターの値を平均50点の偏差値として与え、その全クライテリア合計値を出し、その値(コメンテイター摂動係数)の順に、コメンテイター行を並び替える。金額・金利ともに、その[コメンテイター摂動係数」で加重平均したものが、表示される(ただし金額については100円桁以下は四捨五入)。 また、調整式を手動で入力することにより、演算結果、ここでは、5000円と7.70% を、実際のコメント集計システムに循環投入できる。この各クライテリアへのウエイトや、調整式は保存することができる。この図5Aで、スライダーの1にあたるところに設定した場合は、寄与しない設定とない、5にあたるところに設定した場合は、強制で並び替えになる。
各コメンテイターは、同様に、観測循環コメント機を用いて、金額と利回りを投入していくので、結果として、金額と利回りの中央値が、ほぼ瞬時に収束することが期待される。つまり、この観測循環コメント機のシステムにより、最適値を常に表示続けるシステムであり、価格の瞬間発見機能が提供される。主催者は、コメンテイター総体の過去の実績値データベースに基づきながら、貸し出し金額と金利についての評価を、このシステムを通じて瞬時に行える。
そして、この自動コメント機能は、「自動コメント停止ボタン」をクリックすることにより、停止することができ、また、上記評価項目のウエイトは、「ウエイト保存ボタン」や「ウエイト新規保存ボタン」をクリックすることにより、ユーザーデータとして保存することができる。
また、WebサイトW1の表示は、さらに項目を追加した「詳細表示」が可能であり、上述した評価項目の他に、図中C4〜7に示すような、ウイニングや、コメンテイター実績利回り、トラスト点、有効コメント合計金額などを表示することができる。これらの詳細表示に係る評価項目についても、上述した5段階のスライダーによってウエイト付けが可能であり、この追加されたスライダーによるウエイト付けによって、ウエイトに応じた順序で、評価一覧テーブルT1がソートされる。
上記トラスト点は、図9A及び図9Bに示すように、あるユーザーから見た、任意のコメンテイターに対する信頼度であり、あるユーザーA(コメンテイター同士、資金需要者等)が、任意のコメンテイターB〜Fに対して5段階で設定することができる。このトラスト点は、相手方のコメンテイターCが、そのトラスト点を入力した当該ユーザーAに対しても、トラスト点を付与している場合には、相互のトラスト点が加算された値(図9Aに示した例では、+6)となる。
なお、このトラスト点は、図9Bに示すように、二次的評価を反映させるようにしてもよい。すなわち、他のユーザーからトラスト点を受けているコメンテイターCが、さらに他のコメンテイターBを評価した場合、そのコメンテイターCが有するトラスト点の10%が、二次加算されてコメンテイターBに付与される。このように、トラスト点が高いコメンテイターが、さらに他のコメンテイターを評価した場合には、トラスト点が低いユーザーが評価するよりも影響度を高くすることができ、評価の信憑性を高めることができる。
入札実行部321aは、コメンテイター7から、自己の意見や、自己が適正だと考える借入条件を募集するインターフェースであり、コメントや借入条件の入力を受け付ける。入札終了操作実行部321bは、資金需要者1から、オークション期間が満了する前に、資金需要者1が自らの意思でオークションを終了させる操作を受け付けるモジュールである。
フィルタ実行部321cは、コメンテイター7により入力されたコメントをソートしたり、フィルタリングして、余計な情報を削除したりできるモジュールである。認証部321dは、アクセス者の正当性を検証するコンピュータ或いはその機能をもったソフトウェアであり、例えば、ユーザ名とパスワードの組み合わせを取得し、アクセス者にその権利があるか否かや、そのアクセス者が本人であるか否かなどを確認する。かかる認証処理でアクセス者を確認することにより、ユーザーを識別し、ユーザごとに異なるサービスを提供することを可能とする。
特に、フィルタ実行部321cは、コメンテイター7等自身を評価するためのコメンテイター評価部327が備えられており、このコメンテイター評価部327による評価を、コメンテイターが入力した借入条件やコメントと併せて提示することによって、情報の信憑性を確保している。具体的に、このコメンテイター評価部327は、図2Bに示すように、評価者種別特定部327cと、係数演算部327bと、評価点算定部327dと、重付データ327aとを有している。
評価者種別特定部327cは、認証部321dによるユーザー認証に基づいて、アクセスしているユーザーが、いずれの種別に属する者であるかを特定するモジュールである。ここで評価者種別とは、コメンテイター、資金需要者、一般者である。この評価者種別の特定としては、認証部321dで認証されたアクセス者のIDなどに基づいて、データベース32を照合し、アクセス者が現在のリスティングに対してどのようなポジションにあるかを特定する。この特定の手法としては、コメンテイターとしての登録があるか否かを照合するとともに、コメンテイターとして登録があったとしても、現在のリスティングに資金需要者として参加している場合には、資金需要者として特定される。また、コメンテイターであっても、過去の貸付状況や、その資産運用の実績等によって、ランク付けし、ランクに応じた重付を設定するようにしてもよい。また、コメンテイターでも資金需要者でもない場合には、一般者として特定される。
このコメンテイターの実績は、図8に示すように、過去に投資した金額や実現利回りから期待利回りを求め、これらの合計や平均値を実績点として計算され、Web上に、コメンテイター評価点とともに、表示される。なお、本実施形態では、この実績点と、資金需要者やコメンテイター同士、一般者による評価とから総合的に、コメンテイターの評価点を算定する。
重付データ327aは、評価者種別毎に設定された、コメンテイターに対する評価点の重付け(係数)を蓄積する記憶装置であり、評価者種別毎、ランク毎に設定された、評価点の重付け、或いは、評価者種別毎に認められる付与可能な評価点の上限値などがテーブルデータとして記憶保持されている。
係数演算部327bは、重付データ327aに記憶保持された評価者種別毎に設定された、コメンテイターに対する評価点の重付け(係数)を演算するモジュールである。具体的には、評価者(コメンテイター、資金需要者又は一般者)からの操作信号を、操作信号取得部312から取得するとともに、評価者種別特定部327cにより特定された評価者種別を参照し、操作信号取得部312を通じて入力された操作信号(評価点)に対して、当該評価者に認められた評価点の重付係数、或いは上限値を演算し、演算結果を評価点算定部327dに送出する。例えば、資金需要者が+−5点、コメンテイター間が+−3点、一般からが+−1点というように、評価者によって点数の上下限や重み付けが定められている。
評価点算定部327dは、係数演算部327bが演算した係数を評価点算定部327dに送出し、評価者に付与される最終的な評価点を算定するモジュールであり、算定結果は、フィルタ実行部321cにおいて、評価一覧に付加情報として表示される。なお、このコメンテイターに対する評価点は、サービスポイントの機能をもたせて付与することもできる。例えば、新規ステイタスコメンテーターは、コメントを続ければ、コメントごとにポイントが貯まり、”圏内”コメントには、追加のポイントが貯まる。貯まったポイントは、例えば、債権購入時に投資家として優先権の行使などに利用してもよい。この場合、ポイント情報は、例えば、重付データ327aに、ユーザー毎に蓄積するようにしてもよい。
この評価点算定部327dによる算定結果は、図5に示すように、コメンテイターによる評価(貸付条件)の一覧に「評価点」として表示され、また、評価点が一定のしきい値を下回るときには、信憑性が低いコメンテイターであるとして「グレーステイタス」を設定する。フィルタ実行部321cは、この「グレーステイタス」のコメンテイターによる借入条件やコメントを、評価一覧からフィルタリングにより除外したり、別表(図5におけるグレーステータスコメンテイター一覧テーブルT3)として一覧表示する。さらに、このグレーステイタスのフィルタリングの手法は、ユーザーの操作に応じて、グレーステイタスが付されたコメンテイターの表示(名前やハンドルネーム、ID等)が、薄くなったり、文字フォントが縮小されたりなとどであってもよい。
なお、ここでは、マイナス10以上になれば、グレーステイタスとなる。また、この評価点算定部327dによる評価点は、リスティング制御部322や表示情報生成部323に送出され、Webサイトに提示される。
リスティング制御部322は、資金需要者1に関する情報及び借入条件に対し、コメンテイター7からの評価を受け付け、この評価を評価情報として一覧表示する評価情報提示部の機能を果たすモジュールである。具体的にリスティング制御部322は、コメンテイター7からの評価を受け付け、蓄積された入札情報を集計し、入札条件が満たされたか否かを判断するモジュールであり、判断部322aと、合算部322bと、入札期間管理部322cとを備えている。
判断部322aは、コメンテイター7により入力されたコメントや借入条件が適正であるか否かの判断を行うモジュールであり、コメント内に特定のキーワードが含まれていたり、借入条件が極端な値であった場合に、そのコメントや借入条件にグレーフラグを設定する。
合算部322bは、コメンテイター7により入力された条件の総額が、必要借入額に到達したか否かを判断するモジュールであり、必要借入額に到達した場合には、オークション期間が満了する前であっても、リスティングを終了する。入札期間管理部322cは、リスティングの経過時間を監視するモジュールであり、所定の日時に到達した時点で、リスティングを終了させる。また、この入札期間管理部322cには、資金需要者1からの操作信号を受け付け、入札条件を変更する機能が備えられている。この入札条件の変更により、例えば、目標金利を変更したりして、リスティングを早期に終了させることができる。
表示情報生成部323は、Webサイトを表示するためのデータを動的に生成するモジュールであり、刻々と変化するリスティングの内容をリアルタイムに表示する。
開示情報管理部324は、借入希望者情報に含まれる借入条件を抽出し、借入条件を、資金需要者1に関する情報とともに、インターネット4を通じて提示する借入条件提示部の役割を果たすモジュールである。この開示情報管理部324により、本システムが、資金需要者金融情報取得表示システムとして機能する。具体的にこの開示情報管理部324は、ユーザーの情報をWebサイトに表示させる際に、開示が許可された情報と、開示が禁止されている情報とを選別して、表示情報生成部323に送出するモジュールである。ここで開示の可否については、ユーザーの登録情報の内容に応じて設定される。
また、この開示情報管理部324は、資金需要者1に関する情報(付加情報)を表示させるためのモジュールとして、図2Cに示すように、情報収集部324aと、レーダーチャート生成部324cと、確認マーク設定部324bとを有している。
レーダーチャート生成部324cは、図6に示すように、資金需要者のリスティング情報を提示するWebサイトW2において、資金需要者1の与信に関する与信情報(付加情報)が、レーダーチャートW2aとして表示される。このレーダーチャートW2aは、収入や貯蓄、金融資産、不動産、投資利回り、保険選好、借入、消費選好等の評価項目の値が、放射線状に記載され、これらの値をプロットした環状のグラフとして表示したものであり、
情報収集部324aは、収入や貯蓄、金融資産、不動産、投資利回り、保険選好、借入、消費選好等の情報を、データベース32やネットワークから、本サービスを提供する企業と関連のある他の企業が提供する金融サービスの履歴などを与信に関する情報として、収集するモジュールである。この情報収集部324aが収集した情報は、レーダーチャート生成部324c及び確認マーク設定部324bに送出される。
確認マーク設定部324bは、上述した情報収集部324aによって収集された情報の出所(情報源)を識別し、その情報源が、関連企業などのデータベースであるなど、信憑性の高いところである場合には、図6に示すように、その項目に、確認マーク(図中「確」の文字)を付するモジュールである。具体的には、表示情報生成部323で提示されるWebページW2内に、文字列や画像などのデータを、所定箇所に挿入する処理を実行する。
集計部325は、コメンテイター7が入札した借入条件を集計するモジュールである。また、条件決定部326は、集計部325が集計した借入条件を加味して、最終的な借入条件を決定するモジュールである。なお、集計部325は、コメンテイター7からの評価情報を集計し、集計結果を債券情報としてインターネット4を通じて提示する債券情報提示部としての機能を果たす。
通信部310は、具体的には、Webサーバ等のサーバ装置であり、WWW(World Wide Web)等のドキュメントシステムにおいて、HTML(HyperText Markup Language)ファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどの情報送信を行うサーバコンピュータ或いはその機能をもったソフトウェアであり、HTML文書や画像などの情報を蓄積しておき、Webブラウザなどのクライアントソフトウェアの要求に応じて、インターネット4などのIP網を通じて、これらの情報を送信する。この通信部310は、情報配信部311と、操作信号取得部312とを備えている。
操作信号取得部312は、例えばHTTP等のプロトコルにより、インターネット4を通じて、各ユーザー(貸し手、借り手)に対してデータの送受信を行い、ユーザーの操作信号を取得するモジュールであり、例えば、借入希望者に関する情報の入力を受け付けたり、債権譲渡の際に意向表明に対する投資家補者からの入札を受け付けたりする。
情報配信部311は、帳簿データベース32に蓄積された入札情報を、インターネット4を通じて、一覧表示する入札状況提示部としての機能を果たす。また、情報配信部311は、借入希望者情報に含まれる借入条件を抽出し、借入条件を、借入の意向表明とともに提示する借入条件提示部としての機能も果たす。本実施形態において、情報配信部311は、入札に関する情報を、条件に応じて並べ替えを行うとともに、借入金額の合算を、借入記希望金額に対する達成度に基づいて表示する機能を備えている。
(投資システムの動作)
以上の構成を有する投資システムによるサービスは、以下の手順で行われる。図3は、管理システム及び各ユーザー間における処理手順を示すタイムチャート図であり、図4は、投資システムの動作を示すフローチャート図である。
先ず、サービス提供側では、資金需要者1からの借入申込、及び管理システム3による一次審査を行う。具体的に、資金の借入れを希望する資金需要者1は、管理システム3が管理するWebサイトにアクセスし、管理システム3から求められる本人確認等の事務手続を経て、会員登録を行う(S101a及びS102)。その後、資金需要者1は、Webサイトを通じて、借入の目的、借入を行うに至った理由とともに、借入希望金額、希望上限利率その他の管理システム3が定める各種条件(以下「借入希望条件」とする。)を入力し(S103)、借入希望者条件を、管理システム3に提示して借入の申し込みを行う。この申込を受けて、管理システム3は、資金需要者1より源泉徴収票等の証憑書類等の提供を受けて、一次審査を行い貸付の可否を検討する。
この資金需要者1の会員登録と同様に、コメンテイターになろうとする者も、予めWebサイトにアクセスし、管理システム3から求められる本人確認等の事務手続を経て、会員登録を行い(S101b及びS102)、コメンテイター7としてのアクセス権限を取得する。また、債権譲受人になろうとする者(以下「債権譲受希望者」とする。)は、予めWebサイトにアクセスし、管理システム3から求められる本人確認等の事務手続を経て、会員登録をしておく(S101c及びS102)。
次いで、上述した資金需要者1の借入希望条件は、図5及び図6に示すように、借入の目的、借入を行うに至った理由、資金需要者の信用情報その他の管理システム3が定める各種情報とともに、WebサイトW2に掲載され(S104)、その情報の一部が公開される(リスティング)。また、このWebサイトW2には、資金需要者1の与信に関する与信情報が付加情報として表示される。本実施形態では、この付加情報は、レーダーチャートW2aとして表示される。このレーダーチャートW2aでは、収入や貯蓄、金融資産、不動産、投資利回り、保険選好、借入、消費選好等の評価項目の値が、放射線状に記載され、これらの値をプロットした環状のグラフとして表示される。
また、コメンテイター7は、Webサイトに掲載された資金需要者の借入の目的、借入を行うに至った理由、借入希望条件を確認し、Webサイトを通じて、貸付の是非・金額・金利、借入の目的や借入を行うに至った理由に関する同人の意見などの評価を入力する(S105)。このコメンテイター7による評価は、WebサイトW1に掲載されて、一覧表示により公開される(S106)。なお、この評価の一覧表示には、その案件に関する資金需要者のWebサイトW2がリンクが張られ、情報の関連づけが行われている。
この評価一覧では、図5に示すように、コメンテイターのハンドルネームが、貸付金額の金額や金利に応じて、金利が低い順にソートされて、一覧表示される。また、この評価一覧では、各コメンテイターが提示した金額が低金利の者から順に合算され、合算された総額が、必要借入額内か否かのステイタス(圏内、限界、圏外)が表示される。なお、この一覧表示については、メジアンを表示したり、ボーダーラインだけ表示したり、資金需要提示額に対する全体のコメント額合計を表示するなど、種々の付加情報を付与してもよい。
具体的には、図4(a)に示すように、資金需要者1から借入希望条件が入力されると(S201)、Webサイト上に借入希望条件が提示され(S202)、コメンテイター7による評価一覧が開示される(S203)。この評価一覧では、コメンテイターからの評価を受け付けると(S204)、逐次、利率の低い順にソートがされ(S205)、入札が可能なステイタスのコメントが上位にランキング表示される。
この評価一覧では、コメンテイター7自身の評価も表示され、金額が大きすぎたり、利率が低すぎたり高すぎたりするコメントを、「グレーステイタス」を付して表示する。このグレーステイタスが付されたコメントは、フィルタ操作により評価一覧から除外することができる。このグレーステイタスの評価は、悪意やいたずらを排除することを目的の一つとしており、資金需要者やコメンテイター間、一般の者が行うことができる。例えば、資金需要者が+−5点、コメンテイター間が+−3点、一般からが+−1点というように、評価者によって点数の上下限や重み付けが定められている。ここでは、マイナス10以上になれば、グレーステイタスとなる。
また、このコメンテイターに対する評価点は、実際に入札して、債権利率―(デフォルト未開分)/元本を計算した、平均収益率を過去のコメントから集計して算出し、その率がマイナス10%等の人は、評価能力としてグレーになるとしてもよい。
さらに、このコメンテイターに対する評価点は、サービスポイントの機能をもたせて付与することもできる。例えば、新規ステイタスコメンテーターは、コメントを続ければ、コメントごとにポイントが貯まり、”圏内”コメントには、追加のポイントが貯まる。貯まったポイントは、例えば、債権購入時に投資家として優先権の行使などに利用してもよい。
このように、コメンテイター自体を評価することにより、相互牽制をきかせながら、信頼できるコメンテイターのコメントを集計し、妥当な金利水準を推定することが可能となる。実際には、例えば、プログラムの会社を創業したいという借り手に対し、元プログラマーコメンテイターが適切なコメントや質問をすることによって、その借り手の信頼度、創業の成功度、プロ度等を評価するのに役立ったとすれば、その元プログラマーコメンテイターは、評価点を得ることができる。評価点の他に、元プログラマーコメンテイターのように、評価が高い人には、専門家評価として、自らの匿名紹介ページに自己紹介、保有資格等の得点を付与してもよい。
そして、評価期間が終了するか(S206における“Y”)、又は、借入希望額に到達した場合に(S207における“Y”)、リスティングが終了する(S208)。なお、このステップS207では、資金需要者1が自ら、借入希望条件を変更して、強制的に評価期間を終了させることもできる。
次いで、管理システム3による最終審査を行う。すなわち、管理システム3は、信用情報機関から取得した信用情報その他の情報を参考にし、管理システム3自身の判断として、貸付の可否と借入希望条件の範囲内で諸条件(金額、利率、期間)を最終決定する(S108)。このときに管理システム3は、コメンテイター7から寄せられた評価を集計し、その集計結果や、意見も貸付判断の参考にする(S107)。
なお、この評価の集計は、それぞれのグループ別に行うことが(この例では3グループ)可能であり、例えば、3グループを、特定項目で抽出して、関連のある集合についての集計も可能である。また、他にも、中央知からの標準偏差で、集計したり、金利の最高低額の3人等を除いて集計する、多額のコメントをするものは切って集計する等、種々の手法を用いることができる。
そして、管理システム3は、貸付可能との判断をした場合に、資金需要者に対して貸付を実行する。管理システム3自身の判断した貸付諸条件により、資金需要者1に対して貸付を実行し(S109)、貸付に伴う契約書面の交付等を実施する。
上記の貸付実行の後、投資家2は、管理システム3に対し、管理システム3の資金需要者1に対する貸付債権の全部又は一部を譲り受けることを申し込む(S111)。これを受けて管理システム3は、投資家2に対して、債権の一部又は全部の譲渡を実行する(S112)。この際に、債権譲受希望者全員の譲受希望金額の合計が、管理システム3の資金需要者に対する貸付債権の金額を超える場合には、管理システム3が、誰に債権を譲渡するかを決定する。なお、コメンテイターは、意見を述べたことをもって債権の譲受を義務づけられることはない。
なお、この債権の譲渡は、予約を受け付けて、予約のある者に対して行われるが、予約数が少ない場合には、インターネットを通じて、公開販売(債権譲渡)を行う。この公開販売では、図7に示すWebサイトW3のように、オークション形式で、債権の入札を行う。具体的には、条件決定部326が決定した債券情報に対する、投資家2からの入札を受け付け、この入札に関する情報を蓄積しておき、この蓄積された入札情報を、前記インターネット4を通じて、情報配信部311より一覧表示し、オークション終了後、蓄積された前記入札情報を集計し、入札条件が満たされたか否かを判断する。条件に合致した入札者から順に、販売契約を執り行う。
なお、図7は、債権譲渡フェーズにおける終了画面であり、同図において、「TRUST LINK コメンテイター」の欄(図中(ア)の範囲)は、圏内コメンテイターの優先予約により、債権入札が行われたことを示しており、図の例では、債権入札が「May−2−9:31」の時点で、一斉に入札が行われ、レートが「99」、つまり、100分の99の額で債権を買い取りたいというビッドが、投資家入札開始後の10:57に、入札されている。その後、100(パー)で購入するビッドが増え始めると、99のビッドはなくなり、新規コメンテイターだった「Newcomer」や、「Lady08501」等も入札している。そして、30万円に達すると、それ以降の買い下がり入札はなく、11:03からは、100を超えた入札が入り始める。「Bondbuyer101」は、3人入札し、計2万円。結果として、パーで入札した最後の1万円分が、圏外となる。「santa」と「lender8」のそれぞれ5000円である。予め設定した時間が終了するか、管理サーバからの終了サインの時点で、入札が終了し、Winning欄の額が埋まる。部分勝利の場合もある。また、パーでない価格でビッドした場合には、購入価格に反映される。
その後、管理システム3は、譲受人側事務代行会社5に対して通知を行い、譲受人側事務代行会社は、債権譲受人の代理人として当該通知を受領する。譲受人側事務代行会社5は、管理システム3から通知を受領した場合、投資家2に対して、この通知に含まれる記載情報を通知する。ただし、このとき資金需要者1の氏名、住所は通知せずに資金需要者の匿名性を保ち、代わって会員登録番号、ハンドル名等を通知する。譲受人側事務代行会社5は、資金需要者1に対して、債権譲渡に伴う契約書面・受取書面の交付等を実施する。
債権譲渡後の債権の回収等については、投資家2は、貸付債権の収納代行業務を管理システム3に対して委託し、資金需要者1は、借入時に定められた返済条件に従って、債権譲受人が収納代行業務を委任した管理システム3に対して弁済を行い(S113)、管理システム3は、債権譲受人を代理してこれを受領し、投資家2に送金する(S114)。
(作用効果)
このような本実施形態によれば、発明によれば、資金需要者についてのリアルタイムの金融情報の収集に加え、コメンテイターからの評価を反映させて、借入条件を決定することができるので、債権の価値について客観的な評価をすることができ、より安全な売買契約を実現することができる。また、システム化の効果が期待できる匿名の資金需要者についての情報不足を補うための有効な手段を提供することができ、その情報に基づき、これまでよりも低金利の提示が可能となる。また貸し出し条件の評価を瞬時に行うことが可能となり、資金需要者のニーズにこたえるだけでなく、実績に基づく期待利回りが得られることから、そうでない場合に比べ、飛躍的に多くの投資家の参加を促すことができる。したがって、これまでのシステム化されていない人的な与信作業に比べ、資金需要者、資金供給者、双方にとって、これまでよりもよい条件での取引が可能となる。
T1…評価一覧テーブル
T2…コメンテイター一覧テーブル
T3…グレーステータスコメンテイター一覧テーブル
W2〜3…Webページ
W2a…レーダーチャート
1…資金需要者
1a…情報端末
2…投資家
2a…情報端末
3…管理システム
4…インターネット
5…譲受人側事務代行会社
6…借手代理人管理会社
7…コメンテイター
7a…情報端末
10…管理システム
31…操作端末
32,52,62…帳簿データベース
51…操作端末
310…通信部
311…情報配信部
312…操作信号取得部
320…アプリケーション部
321…インターフェース制御部
321a…入札実行部
321b…入札終了操作実行部
321c…フィルタ実行部
321d…認証部
322…リスティング制御部
322a…判断部
322b…合算部
322c…入札期間管理部
323…表示情報生成部
324…開示情報管理部
324a…情報収集部
324b…確認マーク設定部
324c…レーダーチャート生成部
325…集計部
326…条件決定部
327…コメンテイター評価部
327a…重付データ
327b…係数演算部
327c…評価者種別特定部
327d…評価点算定部

Claims (3)

  1. 通信ネットワークを通じて、借入希望者に対する貸出金を投資家から募る投資システムであって、
    前記借入希望者に関する情報の入力を受け付け、入力された情報を蓄積する借入希望者情報蓄積部と、
    前記借入希望者情報に含まれる借入条件を抽出し、該借入条件を、前記借入希望者に関する情報とともに前記通信ネットワークを通じて提示する借入条件提示部と、
    前記借入条件提示部に提示された前記借入希望者に関する情報及び借入条件に対し、コメンテイターからの評価を受け付け、該評価を評価情報として一覧表示する評価情報提示部と、
    蓄積された前記評価情報を集計し、集計結果を債券情報として、前記通信ネットワークを通じ、前記投資家に対し提示する債券情報提示部と
    を有することを特徴とする投資システム。
  2. 前記債券情報提示部に提示された債券情報に対する、出手立候補者からの入札を受け付け、該入札に関する情報を蓄積する入札情報蓄積部と、
    前記入札情報蓄積部に蓄積された入札情報を、前記通信ネットワークを通じて、一覧表示する入札状況提示部と、
    蓄積された前記入札情報を集計し、入札条件が満たされたか否かを判断する判断部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の投資システム。
  3. 前記借入希望者の与信に関する与信情報を蓄積する与信情報蓄積部をさらに有し、
    前記借入条件提示部又は前記債券情報提示部は、前記与信に対する評価を付加情報として前記評価情報情報とともに提示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の投資システム。
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