JP2020201247A - 塑性変形により第2部品へ固定された第1部品を含む時計装置 - Google Patents

塑性変形により第2部品へ固定された第1部品を含む時計装置 Download PDF

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Abstract

【課題】過大な打ち込み力を付与することを回避可能な、時計装置および時計装置の製造方法。【解決手段】少なくとも1つの塑性変形可能部分(12a、12b)を含む、第1部品(10)と、表面(24)が、とりわけ第2部品に対する第1部品の回転及びまたは案内及びまたは取付面が設けられた、第2部品(20)と、を含む、時計装置(100)であって、第1部品は、第2部品の表面の軸(A2)に垂直または実質的に垂直な平面内で、第2部品に対する少なくとも1つの部分の塑性変形により第2部品に永続的に固定される、時計装置(100)。【選択図】図1

Description

本発明は、互いに固定された2つの部品を含む時計装置に関する。本発明はまた、当該時計装置の製造方法に関する。本発明はまた、当該時計装置を含む時計ムーブメントに関する。本発明は最後に、当該時計装置または当該時計ムーブメントを含む時計に関する。
特許文献1から、てん輪/ひげぜんまい結合体の形態をそれぞれ取る発振器の様々な代替形態が知られている。これら実施形態のそれぞれにおいて、発振器を形成する要素は、天真に打ち込まれる。1つの具体的な変形実施形態において、てん輪板は、天真を、実質的にその高さ全体にわたり覆い、真の両端に形成されたほぞのみが可視である。こうしたデザインは、天真の形状を簡単にする点で有利であるが、この場合その本体はなめらかな円筒の形状を取り、板の打ち込みにより生じる力が、特に天真の本体よりも非常に小さい寸法の天真ほぞにより吸収されることが意図される場合、天真にとって過大であることもあり、最適ではない。
国際公開第2013064390A1号
本発明の目的は、従来技術から既知の時計装置の代替的時計装置を提供し、従来技術から既知の時計装置を改善することである。特に、本発明は、過大な打ち込み力を付与することを回避可能な、時計装置を提案する。本発明はまた、当該時計装置の製造方法に関する。
本発明によれば、時計装置は請求項1と13で定義される。
時計装置の各種実施形態は、請求項2から10で定義される。
本発明によれば、時計装置の製造方法は、請求項11で定義される。
方法の一実施形態は、請求項12で定義される。
本発明によれば、時計ムーブメントは請求項14で定義される。
本発明によれば、時計は請求項15で定義される。
添付の図面は、本発明にかかる時計の3つの実施形態を例示する。
図1は、時計装置の第1実施形態を含む、時計の第1実施形態の縦断面の模式図である。 図2は、時計装置の第1実施形態の、第1部品の縦断面図である。 図3は、時計装置の第1実施形態の斜視図である。 図4は、装置が、その製造方法中に、具体的には第1部品の塑性変形中に、取付部品に配置されている、時計装置の第1実施形態の縦断面図である。 図5は、時計装置の第2実施形態を含む、時計の第2実施形態の縦断面の模式図である。 図6は、時計装置の第3実施形態を含む、時計の第3実施形態の縦断面の模式図である。
時計100の第1実施形態を、図1から4を参照して以下に説明する。時計は、小型時計であってもよく、特に腕時計であってもよい。
時計は、時計ムーブメント200を含む。好みにより、当該時計ムーブメントは、機械式ムーブメント、具体的には自動式ムーブメントである。
時計ムーブメント200は、ムーブメントのフレーム99に対して回転可能に搭載された、時計装置100を含む。
時計装置(100)は、
− 少なくとも1つの塑性変形可能部分12a、12bを含む、第1部品10と、
− 表面24、とりわけ第2部品に対する第1部品の回転及びまたは案内及びまたは取付面が設けられた、第2部品20と、
を含む。
第1部品は、第2部品の表面24の軸A2に垂直または実質的に垂直な平面内での、第2部品に対する少なくとも1つの部分12a、12bの塑性変形により、第2部品に永続的に固定される。
好みにより、第2部品20はまた、時計ムーブメントに対する、具体的には時計ムーブメントのフレーム99に対する、時計装置100の案内及びまたは取付用の要素23a、23bが設けられる。
当該第1実施形態において、時計装置100はてん輪/ひげぜんまい型の発振器101のてん輪100である。発振器は、てん輪とひげぜんまい40を含む。このため、てん輪は、時計ムーブメントのフレーム99に追加された軸受内で回転可能に搭載される。
ここで「てん輪」とは、てん輪組立体、すなわち少なくとも1つのフライホイール30と天真20とを含む、組立体を意味する。
ここでは、てん輪またはてん輪組立体は、板10の形態を取る第1部品と、天真20の形態を取る第2部品とを含む。
天真20は、その幾何学的軸線として、軸A2を有する。当該軸A2は、天真の、とりわけ天真20の表面24の、回転軸である。
ここで、てん輪またはてん輪組立体は、従来技術から既知のように天真20へ打ち込みにより固定されるのではなく、天真20に、具体的には天真20の回転軸A2に、とりわけ天真20の表面24に、垂直または実質的に垂直な平面内で、板10の少なくとも1つの部分12a、12bの、とりわけ塑性変形による天真20への取り付けによって固定される、板10を含むという、特徴を有する。
てん輪100は、天真20の高さのほぼ全体にわたり、天真20を覆うまたはカバーする板10を含む。例えば、板10は、ほぞを除き、そして場合によりほぞ軸を除き、その全長にわたり真20をカバーする。代替的に、板は、真のより少ない部分を覆うまたはカバーしてもよい。好みにより、板は、真20の全長の少なくとも50%、または少なくとも70%を覆うまたはカバーする。
板10は、天真20がその中に収容されることが意図される、軸A1の貫通開口11を含む円筒構造を有する。当該板10は更に、例えばペンチといった適切な工具を用いることにより塑性変形可能な、機械的強度が低い少なくとも1つの部分12a、12bを含む。図2は、真20への固定を可能にする塑性変形がなされる前の板を図示する。
板10が天真20へ組付けられ、とりわけ固定されると、軸A1は、軸A2と平行になり、具体的には軸A2と一致する。
板10はまた、フライホイール30を受けるための部分13を含んでもよい。
板10はまた、ひげぜんまいのひげ玉40(図示せず)を受けるための部分14を含んでもよい。
板10はまた、ピン16を含むディスクの形状を取る部分15を含んでもよい。
好みにより、フライホイール30は、打ち込みにより受け入れ部分13へ組付けられる。
好みにより、ひげ玉40は、打ち込みにより受け入れ部分14へ組付けられる。
また好みにより、部分15は、板10と一体に形成されてもよく、すなわち板と部分15は一体鋳造でもよい。代替的に、部分15は、例えば打ち込みにより板に加えられてもよい。
少なくとも1つの部分12a、12bでの板10の壁厚e12は、受け入れ部分13の壁厚e13より実質的に小さい。具体的に、
e12<e13/2;
及びまたは
e12<0.2mm、またはe12<0.15mm、またはe12<0.12mmである。
好ましくは、板10は、軸A1に沿ってフライホイール30を受けるための部分13の両側に位置する、機械的強度の低い2つの部分12a、12bを含む。
これら部分12a、12bの全部または一部は、軸A1または軸A2に垂直なまたは実質的に垂直な平面内で、真20に対して塑性変形可能である。
部分12a、12bのそれぞれは、例えば、隔離された点で塑性変形されてもよい。より具体的には、部分12a、12bは、開口11内に、軸A1または軸A2周りの部分12a、12bの素材の局所的塑性変形によりもたらされた突起またはボスを含んでもよい。
好ましくは、部分12a、12bの素材は、部分12a、12bの表面の全体にわたり、とりわけ部分12a、12bの回転面の全体にわたり、塑性変形してもよい。換言すれば、部分12a、12bは、図3に示すように、軸A1または軸A2周りに360度にわたる部分12a、12bの塑性変形を可能にする環状取付を経験してもよい。
部分12a、12bの壁厚e12は、同一であってもよい。代替的に、部分12a、12bの壁厚e12は、異なってもよい。
好ましくは、真20は、具体的には表面24は、真が板の開口11に挿入されたときの部分12a、12bの高さに位置する受け入れ部分22a、22bを含んでもよく、当該受け入れ部分に部分12a、12bの領域で塑性変形した素材が収容されてよい。部分22a、22bは、例えば、とりわけ部分12a、12bが軸A1またはA2周りに360°にわたり塑性変形されたときに、軸A2周りに360°にわたり延びる溝の形状をとってもよい。代替的に、部分22a、22bは、360°より小さな角度にわたり延びてもよい。各部分22a、22bは、軸A2周りに均等にまたは不均等に分配された、いくつかのパーツ、とりわけ4つのパーツを含んでもよい。
当該溝は、図1及び3に示すように、U字の断面を有してもよい。代替的に、当該溝は、V字の断面、または方形波または矩形断面を有してもよい。
有利には、1以上の部分12a、12bの塑性変形または変形は、板10に、3mN.mより大きい、または5mN.mより大きい、真20へのトルク抵抗を与える。有利には、真20への板10のトルク抵抗は、5mg.cmより大きい、または10mg.cmより大きい慣性を有するフライホイール30が取り付けられた真20上に、板10を永続的に固定可能にするのに十分なトルク抵抗である。
有利には、真20の素材は、真が板10の部分12a、12bの塑性変形ステップ中にペンチがもたらす圧縮力を広げることが可能なように、選択される。更に具体的には、真20の素材は、板10の部分12の塑性変形ステップが、当該真の幾何学的完全性を無効化しないように、選択される。
有利には、板10の、とりわけ少なくとも1つの区域12a、12bの素材は、塑性変形可能なように選択される。好ましくは、板10の素材は、CuBe2合金または、CuNi15Sn8または「ToughMet」合金といったCuNiSn合金などの、銅含有合金である。このような合金は、優良な変形能を示すという利点を有する。その硬度は、250Hv程度であってもよく、熱処理後は400Hvまで及んでもよい。
好ましくは、板10用に選択された素材のビッカース硬さは、真20用に選択されたビッカース硬さより2から6倍低い。
案内及びまたは固定要素23a、23bは、好ましくは、ほぞ23a、23bを、とりわけ回転軸A2の形状を有するほぞを含む。ほぞは、好ましくは、時計ムーブメントのフレームを基準として軸A2に対して時計装置を案内するよう、時計部品のフレームに設けられた軸受と協働する。
時計装置100’の第2実施形態を、図5を参照して以下に説明する。時計は、小型時計、特に腕時計であってもよい。
時計は、時計ムーブメント200’を含む。時計ムーブメントは、電子式ムーブメントまたは機械式ムーブメント、具体的には自動式ムーブメントである。
時計ムーブメント200’は、ムーブメントのフレーム99’に対して回転可能に搭載された、時計装置100’を含む。
時計装置100’は、
− 少なくとも1つの塑性変形可能部分12a’、12b’を含む、第1部品10’と、
− 表面24’、とりわけ第2部品に対する第1部品の回転及びまたは案内及びまたは取付面が設けられた、第2部品20’と、
を含む。
第1部品は、第2部品の表面24’の軸A2’に垂直または実質的に垂直な平面内での、第2部品に対する少なくとも1つの部分の塑性変形により、第2部品に永続的に固定される。
好みにより、第2部品20’はまた、時計ムーブメントに対する、具体的には時計ムーブメントのフレームに対する、時計装置の案内及びまたは取付用の要素23a’、23b’が設けられる。
当該第2実施形態において、時計装置は、歯付ディスク100’、例えば時計ムーブメントの歯車列の第3歯車ディスク100’である。
時計装置の全体構造は、第1実施形態について説明したものと同じである。
ディスク100’は、第1部品として、第2部品20’を覆うまたはカバーするピニオン10’を有する。第2部品は、ほぞ真20’である。ピニオン10’は、ほぞ真の高さのほぼ全体にわたり、ほぞ真20’を覆う。真20’は主として、円筒状でなめらかである。この場合、軸A2’は、第2部品の回転軸である。
当該第2実施形態において、ピニオン10’は、軸A1’と、軸A1’に沿って歯付き部分13’の両側に配置される機械的強度が低い2つの部分12a’、12b’を含む。
好みにより、ピニオン10’は、第3歯車30’を受けるための受け入れ部分14’を含んでもよい。
有利には、部分12a’、12b’の塑性変形または変形は、ピニオン10’に、ピニオン10’と真20’との間でトルクの伝達を可能にする、従って歯車30’と真20’との間のトルクの伝達を可能にするのに十分な、真20’へのトルク抵抗を与える。
有利には、部分12a’、12b’の塑性変形または変形は、ピニオン10’に、3mN.mより高い、または5mN.mより高い、真20’へのトルク抵抗を与える。
好ましくは、真20’、特に表面24’は、真が第1部品の開口11’に挿入されたときの部分12a’、12b’に位置する受け入れ部分22a’、22b’を含んでもよく、当該受け入れ部分には、部分12a’、12b’で塑性変形した素材が収容されてよい。
ピニオン10’の素材は鋼、例えばFinemac鋼といった無鉛鋼であってもよい。熱処理後のピニオンの素材の硬度は、500から700Hv程度である。ピニオンの熱処理は、ピニオン10’が真20’へ組付けられた時点で、実施されてもよい。その場合、真20’の素材は、ピニオン10’の熱処理に耐えられるように選択される。より具体的には、真20’の素材は、ピニオン10’の熱処理ステップが当該真の性質または幾何学的完全性を無効化しないように、選択される。
案内及びまたは固定要素23a’、23b’は、好ましくは、ほぞ23a’、23b’、とりわけ回転軸A2’の形状を有するほぞを含む。これらほぞは、好ましくは、時計装置をムーブメントのフレームを基準として軸A2’に対して案内するために、時計ムーブメントのフレームに設けられた軸受と協働する。
時計100’’の第3実施形態を、図6を参照して以下に説明する。時計は、小型時計、特に腕時計であってもよい。
時計は、時計ムーブメント200’’を含む。時計ムーブメントは、電子式ムーブメントまたは機械式ムーブメント、具体的には自動式ムーブメントである。
時計ムーブメント200’’は、ムーブメントのフレーム99’’に対して回転及び並進する能力を有して取り付けられた時計装置100’’を含む。
時計装置100’’は、
− 少なくとも1つの塑性変形可能部分12a’’を含む、第1部品10’’と、
− 表面24’’、とりわけ第2部品に対する第1部品の回転及びまたは案内及びまたは取付面が設けられた、第2部品20’’と、
を含む。
第1部品は、第2部品の表面24’’の軸A2’’に垂直または実質的に垂直な平面内での、第2部品に対する少なくとも1つの部分の塑性変形により、第2部品に永続的に固定される。
好みにより、第2部品20’’にはまた、時計ムーブメントに対する、具体的には時計ムーブメントのフレームに対する、時計装置の案内及びまたは取付用の要素23a’’、23b’’が設けられる。
当該第2実施形態において、時計装置は、垂直クラッチディスク100’’、例えば歯付き垂直クラッチディスク100’’である。
時計装置の全体構造は、第1及び第2実施形態について説明したものと同じである。
ディスク100’’は、第1部品として、第2部品20’’を部分的に覆う歯車10’’を含む。歯車10’’は、例えば、端部歯13’’を含んでもよい。第2部品は、旋回及び並進運動を可能にする、真20’’である。真20’’は主として、円筒状でなめらかである。真20’’、特に案内及びまたは取付要素は、好ましくは、フレーム99’’に所属する軸受内で案内される、とりわけ旋回するよう設計された、本体23a’’と、歯車10’’と真20’’のそれぞれの軸A1’’とA2’’に対して真20’’を回転及び並進案内するために、ほぞの役割を果たし、カムまたはムーブメント軸200’’と協働する、端部23b’’とを含む。
当該第3実施形態において、歯車10’’は、例えば軸A1’’に沿って歯車10’’の一端に位置する、機械的強度が低い単一の部分12a’’を含む。真20’’、特に表面24’’は、真20’’が歯車10’’の開口11’’に挿入されたときの部分12a’’の高さに位置される受け入れ部分22a’’を含んでもよく、当該受け入れ部分に塑性変形した素材が収容されてよい。
上記の時計装置100、100’、100’’を製造する方法の一実施形態を、第1実施形態に具体的に適用して説明する。当該方法は、時計装置の第2及び第3実施形態にも同様に適用可能である。
方法は、以下のステップを含む。
− 少なくとも塑性変形可能部分12a、12b;12a’、12b’;12a’’を含む第1部品10、10’、10’’を提供するステップ、特に(第1実施形態に関しては)図4に示すように、特に取付部品5内に案内され当接された部分15経由で、事前に取付部品5に位置され保持された第1部品を提供するステップ。
− 表面24;24’;24’’、とりわけ第2部品に対する第1部品の回転面及びまたは案内及びまたは取付面と、好ましくはムーブメントに対する時計装置の案内及びまたは取付用要素23a、23b;23a’、23b’;23a’’、23b’’とが設けられた、第2部品20、20’、20’’を提供するステップ。
− 第2部品に対して第1部品を位置決めするステップ。当該ステップにおいて、第2部品は、例えば、第1部品の貫通開口11;11’;11’’へ、第1ほぞ23aが、時計ムーブメントの軸受を、とりわけ時計ムーブメントの板の軸受を、複製する第1軸受6aと当接して位置するまで、挿入される。第1部品の開口の直径d11と、第2部品の本体または表面24;24’;24’’の直径d20は、第1部品と第2部品との半径方向隙間が、とりわけてん輪とひげぜんまいについて、とりわけ(第1実施形態に関しては)ほぞ23a、23bに関して、要求される許容誤差内でのセンタリングを許可するよう、選択される。
− 第2部品の表面24;24’;24’’の軸A2、A2’、A2’’に直角または実質的に直角な平面内での、第2部品に対する第1部品の少なくとも1つの部分12a、12b;12a’、12b’;12a’’の塑性変形による、第1部品を第2部品へ固定するステップ。
有利には、位置決めステップ中、第2軸受23bに対向する時計ムーブメントの軸受を、とりわけ時計ムーブメントの受の軸受を、複製する第2軸受6bが使用される。当該構成において、領域12a、12bは、それぞれ、軸方向隙間のずれはあるものの、真20の(図4で図示されない)領域22a、22bに対向する。
有利には、固定ステップは、少なくとも1つの塑性変形可能部分を塑性変形させるために、少なくとも1組のペンチの使用を含む。代替的にまたはこれに加えて、固定ステップは、いくつかの変形可能部分の同時変形を含んでもよい。代替的に、各種区域を圧迫する動作を互いの後に行ってもよい。より一般的には、変形は、軸A1、A2に垂直な機械的作用または力を適用することで、行われてもよい。
変形は、区域12a、12b;12a’、12b’;12a’’を、区域22a、22b;22a’、22b’;22a’’に対して、少なくとも1対のペンチ顎7a、7bを有する工具7を用いて圧迫することで、達成可能である。
選択的に、方法は、固定ステップの後に、第1部品を熱処理するステップを含んでもよい。
上述のステップの終わりに、第1部品の区域12a、12b;12a’、12b’;12a’’はそれぞれ、第2部品の区域22a、22b;22a’、22b’;22a’’と接触する。第1実施形態の場合、上記状態は、時計の従来の動作中、または時計が経験しかねない強打中に、板10を真20に永続的に固定可能にするのに十分な、3mN.mより大きい、または5m.Nmより大きい、真20への板10のトルク抵抗をもたらす。
第1実施形態の場合、図4を簡素化する目的で、要素30と40は、図示されない。好ましくは、これら要素は、第1部品10が真20に組付けられる前に、第1部品10に組付けられる。このため、ほぞ23aは、第1部品10へ要素30、40を組み付けることでもたらされる力を経験しない。代替的に、第2部品20への第1部品10の取り付けは、上流で行うことができる。
有利には、当該組立方法は、天真を、時計サイズの区分での真に対しては過大となりかねない、軸方向または実質的に軸方向の力にさらさず、特にこうした力が真の本体よりも明らかに非常に小さい寸法の天真ほぞにより吸収されることが意図されているときに、さらさない。更に、当該組立方法は、塑性領域を有する素材からなる真を必要としない。この点について、当該組立方法は、打ち込みまたはリベット止めにより真に部品を組み立てる従来方法の、特に有利な代替策を構成する。
実施形態がどれであれ、少なくとも1つの塑性変形可能部分は、塑性変形領域を有する素材製である。好みにより、当該少なくとも1つの部分は、機械的強度の低い領域を形成することを可能にする形状及びまたは素材の部分からなる。機械的強度が低いことで、当該部分の塑性変形中に、当該部分に発揮される必要がある機械的力を制限することが可能になる。
いずれの実施形態にあっても、第2部品は、好ましくは、第2部品に対して第1部品を案内するための表面24;24’;24’’を含む。当該表面は、好ましくは、回転柱、または回転柱の1以上の部分である。このため、当該表面は、少なくとも特定の方向に対して、第1部品を第2部品に対して位置決め可能にする。当該表面は、好ましくは、当該機能を発揮するための第1部品の開口と協働する。
実施形態がどれであれ、第2部品は、好ましくは、第1部品の第2部品への取付用面24;24’;24’’を含む。第1部品の塑性変形中、開口内で、ボス、とりわけ第2部品の固定表面と当接する素材の隆起が形成される。第1部品の変形作用の適用後も、第1部品の変形の塑性性質により、ボスは第2部品の固定面との接触を維持する。第1部品と第2部品との間の接触面での固定面の摩擦により、及びまたは固定面での障害により、軸A1;A1’;A1’’またはA2;A2’;A2’’に対する接線荷重は、1つの部品から他の部品へ伝達することができる。更に、第1部品と第2部品との間の接触面での固定面24;24’;24’’の摩擦により、及びまたは固定面での障害により、軸A1;A1’;A1’’またはA2;A2’;A2’’に対する軸方向力は、1つの部品から他の部品へ伝達することができる。このため、第1及び第2部品は、互いに固定され、より具体的には永続的に固定される。
有利には、案内面24;24’;24’’は、回転面であり、及びまたは固定面24;24’;24’’は回転面である。
いずれの実施形態にあっても、軸A1;A1’;A1’’及びA2;A2’;A2’’は、有利には、第1部品が第2部品に組付けられた、とりわけ第2部品に固定された後は、一致する。
いずれの実施形態にあっても、塑性変形は、有利には、軸A1;A1’;A1’’及びA2;A2’;A2’’に垂直な平面内で実施される。このため、変形をもたらすために付与される機械的作用は、主として及びまたは実質的に、当該平面に含まれる方向で付与される。この結果、素材はこれら方向で主として変形され、瘤の高さは、これら方向で決定される。
いずれの実施形態にあっても、第2部品は、真20;20’;20’’であってもよく、及びまたは時計装置の案内及びまたは取付用要素は、1以上のほぞ23a、23b;23a’、23b’;23a’’、23b’’を、とりわけ第1実施形態の場合に特に直径が0.1mmより小さい、または0.08mmより小さい1以上のほぞを、含んでもよい。
いずれの実施形態にあっても、
−第2部品は、塑性変形領域を有さない素材製であってもよい、及びまたは第2部品はセラミック、とりわけ
− ジルコニア、具体的にはイットリウム添加ジルコニア、とりわけ3(重量)%イットリウム添加ジルコニア、または
− 単結晶アルミナ、または
− アルミナ−ジルコニア化合物
製であってもよく、
及びまたは、
− 第2部品は、1000Hvより大きいまたは1100Hvより大きい硬度を有してもよく、
及びまたは
− 第2部品は、第1部品のビッカース硬さの2倍から6倍高いビッカース硬さを有してもよい。
第2部品20;20’;20’’の素材は、好ましくは、第1部品10、10’、10’’の部分12a、12b;12a’、12b’;12a’’の塑性変形ステップが、第2部品の幾何学的完全性を無効化しないように、選択される。有利には、第2部品の素材は、第1部品の熱処理ステップが、第2部品の幾何学的完全性の性質のいずれも無効化しないよう選択されてもよい。
非常に硬い(1000Hvより大きい、または1100Hvから1600Hvの間のビッカース硬さ)というセラミックの内在特性のため、第2部品20は、第1部品の一部の塑性変形ステップ中に、いかなる変化も経験しない。更に、このような素材は、真の機能に、特に天真の機能について特に有利である。これは、真は有利にはその端部に、時計ムーブメントの軸受と協働する、とりわけ接触により協働することが意図される、ほぞ23a、23bを含むからである。これらほぞは、真20の本体または表面24の直径d20とは異なる、0.1mmより小さい、または0.08mmより小さい直径d23を有してもよい。上述したセラミックの内在特性のため、ほぞは、強打中にへこまず、本発明にかかるてん輪を含むてん輪/ひげぜんまい型の発振器の計時的性能は、永続的に維持される。有利には、著しい強打の場合、これらほぞは、屈曲しその結果として時計ムーブメントのクロノメトリーに悪影響を及ぼす鋼ほぞと異なり、変形しない。更に、セラミックは、特に磁界に無反応であり、磁界に、とりわけ80kA/m(1000G)より強い磁界にさらされても時計の稼働に影響しないというさらなる利点を提供する。
いずれの実施形態にあっても、第2部品は、具体的には表面24;24’;24’’は、少なくとも1つの凹部22a、22b;22a’、22b’;22a’’を、とりわけ第2部品の全周にわたり延びるまたは第2部品の一部にわたり延びる溝を、具体的にはU字またはV字または長方形断面を有する溝を含んでもよく、少なくとも1つの凹部は、第1部品の少なくとも1つの変形部分12a、12b;12a’、12b’;12a’’の少なくとも一部を受け入れる。
いずれの実施形態にあっても、少なくとも1つの塑性変形可能部分は、第1部品の少なくとも1つの他の部分または第1部品の残余の第2壁厚e13よりも小さい第1壁厚e12を有してもよく、例えば第1厚さは第2厚さの半分より小さい、及びまたは第1厚さは0.2mmより小さい、または0.15mmより小さい、または0.12mmより小さい。
いずれの実施形態にあっても、軸A2;A2’;A2’’周りの第2部品への第1部品のトルク抵抗は、3mN.mより大きい、または5mN.mより大きくてもよい。
いずれの実施形態にあっても、開口11;11’;11’’は、貫通開口、すなわち第1部品を完全に通過してもよい。代替的に開口は、完全に通過しなくてもよい。
いずれの実施形態にあっても、第1部品の素材は、有利には、塑性変形可能なように選択される。第1部品10、10’、10’’の素材は、例えば、CuBe2合金、またはCuNi15Sn8または「ToughMet」合金といったCuNiSn合金などの銅含有合金である。第1部品10、10’、10’’の素材はまた、Finemac鋼といった、無鉛シールであってもよい。
説明した実施形態では、第2部品20;20’;20’’は、第2部品に取り付けられ固定された、第1部品の案内要素23a、23b;23a’、23b’;23a’’の助けにより回転を案内する真である。これを補完するために、第3実施形態では、第2部品はまた、第2部品に取り付けられ固定された第1部品の案内要素23b’’を用いた、併進案内真である。代替的に、他の実施形態において、第2部品は単に、第2部品に取り付けられ固定された第1部品の併進案内を提供する真であってもよい。
さらに代替的に、第2部品は、時計装置を固定するための固定要素を、具体的には固定面を含んでもよい。例えば、第2部品は、固定要素または表面を介して、ムーブメントに、とりわけムーブメントブランクに固定されるように設計されてもよい。このような実施形態では、時計装置は、ムーブメントのフレームに対して、完全に固定されてもよい。
いずれの実施形態にあっても、第1部品はまた、軸A1、A1’、A1’’またはA2、A2’、A2’’周りに測定された第2部品の長さのほぼ全体にわたり、第2部品を少なくとも部分的に覆うまたはカバーしてもよい。例えば、第1部品は、ほぞを除き、そして場合によってはピボット軸を除き、第2部品の長さの全体にわたり、第2部品を覆うまたはカバーしてもよい。代替的に、第1部品は、第2部品のより少ない部分を覆うまたはカバーしてもよい。好みにより、第1部品は、第2部品の長さの少なくとも50%、または少なくとも70%を示す部分を覆うまたはカバーしてもよい。
本発明はまた、本発明にかかる時計装置の作成が意図される、当該第1部品に関する。
本発明は更に、本発明にかかる時計装置の作成が意図される、当該第2部品に関する。
本明細書中、「永続的に固定」または「永続的に取付」とは、時計の通常動作中に、第2部品に対する第1部品のあらゆる移動を防止する、第2部品への第1部品のトルク抵抗を与える固定を意味する。例えば、トルク抵抗は、3mN.mより大きい、または5mN.mより大きい。
本明細書中、「塑性変形」とは、作用または当該作用の結果を、区別することなく意味する。
10 第1部品
12a 塑性変形可能部分
12b 塑性変形可能部分
20 第2部品
22a 凹部
22b 凹部
23a ほぞ
23b ほぞ
24 表面
30 フライホイール
40 ひげ玉
99 フレーム
100 時計装置

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの塑性変形可能部分(12a、12b;12a’、12b’;12a’’)を含む、第1部品(10;10’;10’’)と、
    表面(24;24’;24’’)が、とりわけ第2部品に対する前記第1部品の回転及びまたは案内及びまたは取付面が設けられた、第2部品(20;20’;20’’)と、
    を含む、時計装置(100;100’;100’’)であって、
    前記第1部品は、前記第2部品の前記表面(24;24’;24’’)の軸(A2;A2’;A2’’)に垂直または実質的に垂直な平面内で、前記第2部品に対する前記少なくとも1つの部分(12a、12b;12a’、12b’;12a’’)の塑性変形により、前記第2部品に永続的に固定される、
    時計装置(100;100’;100’’)。
  2. 前記第2部品は、真(20;20’;20’’)である、及びまたは前記第2部品は、前記時計装置の案内及びまたは固定用の要素(23a、23b;23a’、23b’;23a’’、23b’’)、具体的には1以上のほぞ(23a、23b;23a’、23b’;23a’’、23b’’)、とりわけ0.1mmより小さい、または0.08mmより小さい直径の1以上のほぞを含む、
    請求項1に記載の時計装置。
  3. 前記第2部品は、塑性変形領域を有さない素材製である、及びまたは前記第2部品はセラミック製、とりわけ
    ジルコニア、具体的にはイットリウム含有ジルコニア、とりわけ3%イットリウム含有ジルコニア、または
    単結晶アルミナ、または
    アルミナ−ジルコニア化合物製である、
    及びまたは前記第2部品は、1000Hvより大きいまたは1100Hvより大きい硬度を有する、または前記第2部品は、前記第1部品のビッカース硬さより2から6倍高いビッカース硬さを有する、
    請求項1または2に記載の時計装置。
  4. 前記第2部品、とりわけ前記表面(24;24’;24’’)は、少なくとも1つの凹部(22a、22b;22a’、22b’;22a’’)、とりわけ前記第2部品の全周にわたり延びるまたは前記第2部品の一部にわたり延びる溝を、具体的にはU字またはV字または長方形断面を有する溝を含み、前記少なくとも1つの凹部は、前記第1部品の前記少なくとも1つの変形部分(12a、12b;12a’、12b’;12a’’)の少なくとも一部を受け入れる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の時計装置。
  5. 前記少なくとも1つの塑性変形可能部分は、前記第1部分の少なくとも1つの他の部分の第2壁厚(e13)より小さい第1壁厚(e12)を有し、例えば前記第1厚さは前記第2厚さの半分より小さい、及びまたは前記第1厚さは0.2mmより小さい、または0.15mmより小さい、または0.12mmより小さい、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の時計装置。
  6. 前記第1部品はてん輪板、とりわけ前記第2部品を少なくとも部分的に覆うまたはカバーする板である、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の時計装置。
  7. 前記平面は、フライホイール(30)を受け入れる部分(13)、及びまたはひげぜんまいのひげ玉(40)を受け入れる部分(14)、及びまたはピン(16)を含むディスクを形成する部分(15)を含む、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の時計装置。
  8. 前記第1部品は、ピニオン(10’)、とりわけ前記第2部品を少なくとも部分的に覆うまたはカバーするピニオンである、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の時計装置。
  9. 前記ピニオンは、ギアホイール(30’)を受け入れる部分(14’)を含む、
    請求項8に記載の時計装置。
  10. 前記軸(A2;A2’;A2’’)周りの前記第1部品の前記第2部品への前記トルク抵抗は、3mN.mより大きい、または5mN.mより大きい、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の時計装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の時計装置(100;100’;100’’)の製造方法であって、
    少なくとも1つの塑性変形可能部分(12a、12b;12a’、12b’;12a’’)を含む第1部品(10;10’;10’’)を提供するステップと、
    表面(24;24’;24’’)、とりわけ第2部品に対する前記第1部品の回転面及びまたは案内及びまたは取付面が設けられた、また場合により前記時計装置の案内及びまたは取付用の要素(23a、23b;23a’、23b’;23a’’、23b’’)が設けられた、前記第2部品(20;20’;20’’)を提供するステップと、
    前記第1部品を前記第2部品に対して位置決めするステップと、
    前記第2部品の前記表面(24;24’;24’’)の前記軸(A2;A2’;A2’’)に垂直または実質的に垂直な平面内で、前記第2部品に対する前記第1部品の前記少なくとも1つの部分(12a、12b;12a’、12b’;12a’’)の塑性変形により、前記第1部品を前記第2部品に固定するステップと、
    を含む、製造方法。
  12. 前記固定ステップは、前記少なくとも1つの部分を塑性変形するために少なくとも1組のペンチの使用を含む、及びまたは前記固定ステップは、いくつかの変形可能部分の同時塑性変形を含む、
    請求項11に記載の方法。
  13. 請求項11または12に記載の方法を実施することで得られる、時計装置。
  14. 前記時計装置は、前記ムーブメントのフレーム(99;99’;99’’)に対して回転及びまたは並進する能力を有して取り付けられる、または前記ムーブメントの前記フレーム(99;99’;99’’)に固定される、請求項1から10または13のいずれか一項に記載の時計装置を含む、時計ムーブメント(200;200’;200’’)。
  15. 請求項1から10または13のいずれか一項に記載の時計装置(100;100’;100”)及びまたは請求項14に記載の時計ムーブメント(200;200’;200”)を含む、時計(300;300’;300”)、とりわけ腕時計。
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