JP2020201012A - 空調機 - Google Patents

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育弘 岩田
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【課題】冷媒サイクルシステムの充填冷媒量削減。【解決手段】冷媒サイクルシステム100は、第1流体を循環させる一次側サイクル20と、第2流体を循環させる二次側サイクル40と、第1流体と第2流体との間で熱交換を行わせるカスケード熱交換器35と、を備える。二次側サイクル40は、二次側熱交換器51と、第2流体を減圧する減圧装置52と、第2流体の循環の方向を切り替える切換装置34と、を有する。二次側熱交換器51の容積である第1容積V1と、カスケード熱交換器35の第2流体通路352の容積である第2容積V2とが、の関係である。【選択図】図1

Description

カスケード熱交換器を有する冷媒サイクルシステム。
特許文献1(特開2014−74508号公報)には、カスケード熱交換器を有する冷媒サイクルシステムが開示されている。
暖房運転において冷媒サイクルシステムが必要とする冷媒の量と、冷房運転において冷媒サイクルシステムが必要とする冷媒の量との間には差異がある場合がある。この差異の原因となるのが、カスケード熱交換器の容積と利用熱交換器の容積の差分である。差分が大きい場合、冷媒サイクルシステムは、暖房運転又は冷房運転のうちより多くの冷媒を必要とする運転のために、多量の冷媒を収容しておかなければならない。しかし、冷媒サイクルシステムに充填する冷媒量を少なくすることへの要望がある。
第1観点の冷媒サイクルシステムは、第1流体を循環させる一次側サイクルと、第2流体を循環させる二次側サイクルと、第1流体と第2流体との間で熱交換を行わせるように構成された第1流体通路及び第2流体通路を有するカスケード熱交換器と、を備える。第2流体は冷媒である。二次側サイクルは、第2流体がカスケード熱交換器から得る冷熱又は温熱を利用するための二次側熱交換器と、第2流体を減圧する減圧装置と、第2流体の循環の方向を切り替える切換装置と、を有する。二次側熱交換器の容積である第1容積V1と、カスケード熱交換器の第2流体通路の容積である第2容積V2とが、
Figure 2020201012
の関係である。
この構成によれば、第1容積V1と第2容積V2が大きく違わない。したがって、カスケード熱交換器の第2流体通路に液冷媒が多く存在する冷房運転時と、二次側熱交換器に液冷媒が多く存在する暖房運転時とにおいて、冷媒サイクルシステムが必要とする冷媒量が大きく違わない。よって、冷媒サイクルシステムに充填する冷媒量を少なくできる。
第2観点の冷媒サイクルシステムは、第1観点の冷媒サイクルシステムにおいて、第1容積V1と第2容積V2とが、
Figure 2020201012
の関係である。
この構成によれば、冷媒サイクルシステムに充填する冷媒量をさらに少なくできる。
第3観点の冷媒サイクルシステムは、第1観点又は第2観点の冷媒サイクルシステムにおいて、二次側熱交換器が、扁平多穴管を有する。
第4観点の冷媒サイクルシステムは、第1観点から第3観点のいずれか1つの冷媒サイクルシステムにおいて、複数の二次側サイクルと、複数のカスケード熱交換器と、を備える。第1容積は、複数の二次側熱交換器の容積の総和である。第2容積は、複数のカスケード熱交換器に含まれる複数の第2流体通路の容積の総和である。
第5観点の冷媒サイクルシステムは、第4観点の冷媒サイクルシステムであって、複数の二次側サイクルは、扁平多穴管を有する熱交換器と、クロスフィン熱交換器と、を有する。
第1実施形態に係る冷媒サイクルシステム100を示す図である。 第1実施形態の変形例1Aに係る冷媒サイクルシステム100を示す図である。 第2実施形態に係る冷媒サイクルシステム100’を示す図である。
<第1実施形態>
(1)全体構成
図1は、冷媒サイクルシステム100を示す。冷媒サイクルシステム100は、熱源から冷熱又は温熱を取得して、ユーザに冷熱又は温熱を提供するためのものである。
冷媒サイクルシステム100は、1台の熱源ユニット10、1台のカスケードユニット30、1台の利用ユニット50を有する。
熱源ユニット10と、カスケードユニット30とを接続することによって、一次側サイクル20が構成される。一次側サイクル20は第1流体を循環させる回路である。第1流体は冷媒である。
カスケードユニット30と、利用ユニット50とを接続することによって、二次側サイクル40が構成される。二次側サイクル40は第2流体を循環させる回路である。第2流体は冷媒である。第1流体と第2流体は同一の冷媒であってもよいし、異なる冷媒であってもよい。
(2)詳細構成
(2−1)熱源ユニット10
熱源ユニット10は、熱源である外気から、冷熱又は温熱を取得する。熱源ユニット10は、圧縮機11、四路切換弁12、熱源熱交換器13、熱源膨張弁14、過冷却膨張弁15、過冷却熱交換器16、液閉鎖弁18、ガス閉鎖弁19を有する。
圧縮機11は、第1流体である低圧ガス冷媒を吸入し、それを圧縮して、高圧ガス冷媒を吐出する。四路切換弁12は、冷房運転の場合には図1の実線で示す接続を行い、暖房運転の場合には図1の破線で示す接続を行う。熱源熱交換器13は、第1流体と外気との間で熱交換を行うものである。熱源熱交換器13は、冷房運転の場合には凝縮機として機能し、暖房運転の場合には蒸発機として機能する。熱源膨張弁14は、第1流体の流量を調節する。さらに、熱源膨張弁14は、第1流体を減圧させる減圧装置として機能する。
過冷却膨張弁15は、循環する第1流体を減圧して、冷却用ガスを作り出す。過冷却熱交換器16は、循環する第1流体と冷却用ガスとを熱交換させることによって、第1流体に過冷却度を与える。
液閉鎖弁18、ガス閉鎖弁19は、熱源ユニット10の設置工事の場合などに、第1流体の循環する流路を遮断する。
(2−2)カスケードユニット30
カスケードユニット30は、第1流体と第2流体の間で熱交換をさせるためのものである。
カスケードユニット30は、一次側膨張弁31、二次側膨張弁32、圧縮機33、四路切換弁34、カスケード熱交換器35、液閉鎖弁38、ガス閉鎖弁39、を有する。
一次側膨張弁31は、一次側サイクル20を循環する第1流体の量を調節する。さらに、一次側膨張弁31は、第1流体を減圧させる。
二次側膨張弁32は、二次側サイクル40を循環する第2流体の量を調節する。さらに、二次側膨張弁32は、第2流体を減圧させる。
圧縮機33は、第2流体である低圧ガス冷媒を吸入し、それを圧縮して、高圧ガス冷媒を吐出する。四路切換弁34は切換装置として機能し、冷房運転の場合には図1の実線で示す接続を行い、暖房運転の場合には図1の破線で示す接続を行う。
カスケード熱交換器35は、第1流体と第2流体との間で熱交換を行うものである。カスケード熱交換器35は、例えば、プレート熱交換器である。カスケード熱交換器35は、第1流体通路351及び第2流体通路352を有する。第1流体通路351は、第1流体を通過させる。第2流体通路352は、第2流体を通過させる。カスケード熱交換器35は、冷房運転の場合には第1流体の蒸発器かつ第2流体の凝縮器として機能し、暖房運転の場合には第1流体の蒸発器かつ第2流体の凝縮器として機能する。
液閉鎖弁38、ガス閉鎖弁39は、カスケードユニット30の設置工事の場合などに、第2流体の循環する流路を遮断する。
(2−3)利用ユニット50
利用ユニット50は、ユーザに冷熱又は温熱を提供するためのものである。利用ユニット50は、利用熱交換器51、利用膨張弁52を有する。利用熱交換器51は、冷熱又は温熱をユーザに利用させるためのものである。利用熱交換器51は、マイクロチャネル熱交換器であり、扁平多穴管を有する。扁平多穴管は、例えば穴径が0.05mm以上かつ2.0mm以下の冷媒流路を有する。利用膨張弁52は、二次側サイクル40を循環する第2流体の量を調節する。さらに、利用膨張弁52は、第2流体を減圧させる減圧装置として機能する。
(3)動作
(3−1)冷房運転
(3−1−1)一次側サイクル20の動作
圧縮機11は、第1流体である低圧ガス冷媒を吸入し、高圧ガス冷媒を吐出する。高圧ガス冷媒は、四路切換弁12を経由して、熱源熱交換器13へ到達する。熱源熱交換器13は、高圧ガス冷媒を凝縮させ、それによって高圧液冷媒を作る。このとき、第1流体である冷媒は外気へ熱を放出する。高圧液冷媒は、全開にされた熱源膨張弁14を通過し、過冷却熱交換器16を通過し、液閉鎖弁18を経由して、一次側膨張弁31へ到達する。適切な開度を設定された一次側膨張弁31は、高圧液冷媒を減圧し、それによって低圧気液二相冷媒を作る。低圧気液二相冷媒は、カスケード熱交換器35の第1流体通路351に入る。カスケード熱交換器35は、低圧気液二相冷媒を蒸発させ、それによって低圧ガス冷媒を作る。このとき、第1流体は第2流体から熱を吸収する。低圧ガス冷媒は、第1流体通路351を出て、ガス閉鎖弁19を通過し、四路切換弁12を経由して、圧縮機11に吸入される。
熱源膨張弁14を出た高圧液冷媒の一部は、適切な開度を設定された過冷却膨張弁15によって減圧され、気液二相の冷却用ガスとなる。冷却用ガスは過冷却熱交換器16を通過する。このとき、冷却用ガスは、高圧液冷媒を冷やすことによって過冷却度を与える。冷却用ガスは、過冷却熱交換器16を出て、四路切換弁12から来る低圧ガス冷媒と混ざり、圧縮機11へ吸入される。
(3−1−2)二次側サイクル40の動作
圧縮機33は、第2流体である低圧ガス冷媒を吸入し、高圧ガス冷媒を吐出する。高圧ガス冷媒は、四路切換弁34を経由して、カスケード熱交換器35の第2流体通路352へ入る。カスケード熱交換器35は、高圧ガス冷媒を凝縮させ、それによって高圧液冷媒を作る。このとき、第2流体は第1流体へ熱を放出する。高圧液冷媒は、第2流体通路352を出て、液閉鎖弁38を通過し、二次側膨張弁32へ到達する。適切な開度を設定された二次側膨張弁32は、高圧液冷媒を減圧し、それによって低圧気液二相冷媒を作る。低圧気液二相冷媒は、利用膨張弁52へ到達する。適切な開度を設定された利用膨張弁は、低圧気液二相冷媒の圧力をさらに低下させる。低圧気液二相冷媒は、利用熱交換器51へ到達する。利用熱交換器51は、低圧気液二相冷媒を蒸発させ、それによって低圧ガス冷媒を作る。このとき、第2流体である冷媒は、ユーザのいる環境から熱を吸収する。低圧ガス冷媒は、利用熱交換器51を出て、ガス閉鎖弁39を通過し、四路切換弁12を経由して、圧縮機33に吸入される。
(3−2)暖房運転
(3−2−1)一次側サイクル20の動作
圧縮機11は、第1流体である低圧ガス冷媒を吸入し、高圧ガス冷媒を吐出する。高圧ガス冷媒は、四路切換弁12を経由して、ガス閉鎖弁19を通過し、カスケード熱交換器35の第1流体通路351へ入る。カスケード熱交換器35は、高圧ガス冷媒を凝縮させ、それによって高圧液冷媒を作る。このとき、第1流体は第2流体に熱を放出する。高圧液冷媒は、全開にされた一次側膨張弁31を通過し、次いで液閉鎖弁18及び過冷却熱交換器16を通過し、熱源膨張弁14へ到達する。適切な開度を設定された熱源膨張弁14は、高圧液冷媒を減圧し、それによって低圧気液二相冷媒を作る。低圧気液二相冷媒は、熱源熱交換器13に到達する。熱源熱交換器13は、低圧気液二相冷媒を蒸発させ、それによって低圧ガス冷媒を作る。このとき、第1流体である冷媒は外気から熱を吸収する。低圧ガス冷媒は、四路切換弁12を通過し、圧縮機11に吸入される。
(3−2−2)二次側サイクル40の動作
圧縮機33は、第2流体である低圧ガス冷媒を吸入し、高圧ガス冷媒を吐出する。高圧ガス冷媒は、四路切換弁34を経由して、ガス閉鎖弁39を通過し、利用熱交換器51に到達する。利用熱交換器51は、高圧ガス冷媒を凝縮させ、それによって高圧液冷媒を作る。このとき、第2流体である冷媒は、ユーザのいる環境に対して熱を放出する。高圧液冷媒は、利用膨張弁52へ到達する。適切な開度を設定された利用膨張弁52は、高圧液冷媒を減圧し、それによって低圧気液二相冷媒を作る。低圧気液二相冷媒は、液閉鎖弁38を通過し、二次側膨張弁32へ到達する。適切な開度を設定された二次側膨張弁32は、低圧気液二相冷媒の圧力をさらに低下させる。低圧気液二相冷媒は、カスケード熱交換器35の第2流体通路352へ入る。カスケード熱交換器35は、低圧気液二相冷媒を蒸発させ、それによって低圧ガス冷媒を作る。このとき、第2流体は第1流体から熱を吸収する。低圧ガス冷媒は、第2流体通路352を出て、四路切換弁34を通過し、圧縮機33に吸入される。
(4)熱交換器の仕様
利用熱交換器51の容積は第1容積V1である。カスケード熱交換器35の第2流体通路352の容積は第2容積V2である。第1容積V1と第2容積V2とは、
Figure 2020201012
の関係である。
好ましくは、第1容積V1と第2容積V2とが、
Figure 2020201012
の関係である。
(5)特徴
(5−1)
第1容積V1と第2容積V2とは、
Figure 2020201012
の関係である。
この場合、第1容積V1と第2容積V2が大きく違わない。したがって、カスケード熱交換器35の第2流体通路352に液冷媒が多く存在する冷房運転時と、利用熱交換器51に液冷媒が多く存在する暖房運転時とにおいて、冷媒サイクルシステム100が必要とする冷媒量が大きく違わない。よって、冷媒サイクルシステム100に充填する冷媒量を少なくできる。また、冷媒サイクルシステム100は、第2流体の貯留容器などを必要とする可能性が低い。
(5−2)
第1容積V1と第2容積V2とは、
Figure 2020201012
の関係であってもよい。
この場合、第1容積V1と第2容積V2の差がさらに小さい。よって、冷媒サイクルシステム100に充填する冷媒量をさらに少なくできる。
(6)変形例
(6−1)変形例1A
図2は、上述の実施形態の変形例1Aに係る冷媒サイクルシステム100の構成である。この変形例では、第1流体は水又はブラインである。第1流体は、圧縮機11の代わりにポンプ11aによって、一次側サイクル20を循環する。
本変形例でも、利用熱交換器51の容積は第1容積V1である。カスケード熱交換器35の第2流体通路352の容積は第2容積V2である。第1容積V1と第2容積V2とは、
Figure 2020201012
の関係である。
この構成によっても、冷媒サイクルシステム100に充填する冷媒量を少なくできる。
好ましくは、第1容積V1と第2容積V2とが、
Figure 2020201012
の関係である。
この構成によっても、冷媒サイクルシステム100に充填する冷媒量をさらに少なくできる。
(6−2)変形例1B
上述の実施形態では利用ユニット50の数は1台である。これに代えて、利用ユニットの台数は2以上であってもよい。この場合、上記数式において第1容積V1は、全ての利用ユニットの利用熱交換器の容積の総和である。
<第2実施形態>
(1)全体構成
図3は、冷媒サイクルシステム100’を示す。冷媒サイクルシステム100’は、1台の熱源ユニット10、2台のカスケードユニット30A、30B、4台の利用ユニット50A、50B、50C,50Dを有する点において、第1実施形態と異なっている。
熱源ユニット10と、カスケードユニット30A、30Bとを接続することによって、一次側サイクル20が構成される。一次側サイクル20は第1流体を循環させる回路である。第1流体は冷媒である。
カスケードユニット30Aと、利用ユニット50A、50Bとを接続することによって、二次側サイクル40Aが構成される。カスケードユニット30Bと、利用ユニット50C、50Dとを接続することによって、もう一つの二次側サイクル40Bが構成される。二次側サイクル40A、40Bは第2流体を循環させる回路である。第2流体は冷媒である。第1流体と第2流体は同一の冷媒であってもよいし、異なる冷媒であってもよい。
(2)詳細構成
(2−1)熱源ユニット10
熱源ユニット10は、第1実施形態の熱源ユニット10と同様の構成を有する。
(2−2)カスケードユニット30A、30B
カスケードユニット30A、30Bは、第1実施形態のカスケードユニット30と同様の構成を有する。
第1のカスケードユニット30Aは、カスケード熱交換器35を有する。このカスケード熱交換器35の第2流体通路352の容積はV21である。
第2のカスケードユニット30Bは、カスケード熱交換器35を有する。このカスケード熱交換器35の第2流体通路352の容積はV22である
ここで、全てのカスケード熱交換器35の第2流体通路352の容積の総和である第2容積V2は、
Figure 2020201012
である。
(2−3)利用ユニット50A、50B、50C、50D
利用ユニット50A、50B、50C、50Dは、第1実施形態の利用ユニット50Aと同様の構成を有する。
第1の利用ユニット50Aは、利用熱交換器51を有する。この利用熱交換器51の容積はV11である。
第2の利用ユニット50Bは、利用熱交換器51を有する。この利用熱交換器51の容積はV12である。
第3の利用ユニット50Cは、利用熱交換器51を有する。この利用熱交換器51の容積はV13である。
第4の利用ユニット50Dは、利用熱交換器51を有する。この利用熱交換器51の容積はV14である。
ここで、全ての利用熱交換器51の容積の総和である第1容積V1は、
Figure 2020201012
である。
(3)熱交換器の仕様
(3−1)第1の二次側サイクル40A
以下の関係が成り立つように熱交換器の容積が設計される。
Figure 2020201012
好ましくは、以下の関係が成り立つように熱交換器の容積が設計される。
Figure 2020201012
(3−2)第2の二次側サイクル40B
以下の関係が成り立つように熱交換器の容積が設計される。
Figure 2020201012
好ましくは、以下の関係が成り立つように熱交換器の容積が設計される。
Figure 2020201012
(3−3)冷媒サイクルシステム100’全体
以下の関係が成り立つように熱交換器の容積が設計される。
Figure 2020201012
好ましくは、以下の関係が成り立つように熱交換器の容積が設計される。
Figure 2020201012
(4)特徴
第2実施形態においては、以下の関係が成り立つように熱交換器の容積が設計される。
Figure 2020201012
好ましくは、以下の関係が成り立つように熱交換器の容積が設計される。
Figure 2020201012
この場合、第1容積V1と第2容積V2が大きく違わない。したがって、カスケード熱交換器35の第2流体通路352に液冷媒が多く存在する冷房運転時と、利用熱交換器51に液冷媒が多く存在する暖房運転時とにおいて、冷媒サイクルシステム100’が必要とする冷媒量が大きく違わない。よって、冷媒サイクルシステム100’は、第2流体の貯留容器などを必要とする可能性が低い。
(5)変形例
(5−1)変形例2A
上述の実施形態では、カスケードユニット30A、30Bの数は2台である。これに代えて、カスケードユニットの台数は3以上であってもよい。
(5−2)変形例2B
上述の実施形態では、利用ユニット50A、50B、50C、50Dが有する4つの利用熱交換器51は、第1実施形態と同様に扁平多穴管を有するものである。これに代えて、4つの利用熱交換器51の一部が扁平多穴管を有するものであり、4つの利用熱交換器51の一部がクロスフィン熱交換器であってもよい。
(5−3)変形例2C
第1実施形態の各変形例を第2実施形態に適用してもよい。
<むすび>
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
10 :熱源ユニット
20 :一次側サイクル
30 :カスケードユニット
30A :カスケードユニット
30B :カスケードユニット
34 :四路切換弁(切換装置)
35 :カスケード熱交換器
40 :二次側サイクル
40A :二次側サイクル
40B :二次側サイクル
50 :利用ユニット
50A :利用ユニット
50B :利用ユニット
50C :利用ユニット
50D :利用ユニット
51 :利用熱交換器(二次側熱交換器)
52 :利用膨張弁(減圧装置)
100 :冷媒サイクルシステム
100’ :冷媒サイクルシステム
351 :第1流体通路
352 :第2流体通路
V1 :第1容積
V2 :第2容積
特開2014−74508号公報

Claims (5)

  1. 第1流体を循環させる一次側サイクル(20)と、
    第2流体を循環させる二次側サイクル(40)と、
    前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換を行わせるように構成された第1流体通路(351)及び第2流体通路(352)を有するカスケード熱交換器(35)と、
    を備え、
    前記第2流体は冷媒であり、
    前記二次側サイクルは、前記第2流体が前記カスケード熱交換器から得る冷熱又は温熱を利用するための二次側熱交換器(51)と、前記第2流体を減圧する減圧装置(52)と、前記第2流体の循環の方向を切り替える切換装置(34)と、を有し、
    前記二次側熱交換器の容積である第1容積V1と、前記カスケード熱交換器の前記第2流体通路の容積である第2容積V2とが、
    Figure 2020201012
    の関係である、
    冷媒サイクルシステム(100)。
  2. 前記第1容積V1と前記第2容積V2とが、
    Figure 2020201012
    の関係である、
    請求項1に記載の冷媒サイクルシステム。
  3. 前記二次側熱交換器は、扁平多穴管を有する、
    請求項1又は請求項2に記載の冷媒サイクルシステム。
  4. 複数の前記二次側サイクル(40A、40B)と、
    複数の前記カスケード熱交換器と、
    を備え、
    前記第1容積は、複数の前記二次側熱交換器の容積の総和であり、
    前記第2容積は、複数の前記カスケード熱交換器に含まれる複数の前記第2流体通路の容積の総和である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の冷媒サイクルシステム(100’)。
  5. 複数の前記二次側サイクルは、扁平多穴管を有する熱交換器と、クロスフィン熱交換器と、を有する、
    請求項4に記載の冷媒サイクルシステム。
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