JP2020200868A - 開閉体駆動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】手動作動を容易にするための機構を備えつつ、厚み寸法の増大を抑制可能とした開閉体駆動モータを提供する。【解決手段】開閉体駆動モータ10の出力軸40と、直前のウォーム減速機構34のウォームホイール33との間には、互いを連結又は非連結に切り替えるための連結部材50が備えられる。連結部材50がその互いの連結状態を解除することで、出力軸40が単独で回転可能となり、出力軸40の手動作動が可能となる。出力軸40とウォームホイール33との間に介在する連結部材50は、出力軸40の軸直交方向であるウォームホイール33の径方向に沿って移動可能に構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載されるサンルーフ装置などの開閉体駆動装置の駆動源として用いられる開閉体駆動モータに関する。
従来、電動モータの駆動によって、例えば車両のルーフガラスなどの開閉体の開閉作動を行う開閉体駆動装置が周知である。開閉体駆動装置の駆動源として用いられる開閉体駆動モータとしては、一般に減速機構付きモータが用いられている。すなわち、開閉体駆動モータは、モータ軸を回転駆動するモータ部と、モータ部と一体に組み付けられ、モータ軸と一体的に回転するウォーム軸及びウォーム軸のウォームと噛合するウォームホイールを含む減速部とを備える。また、減速部は、ウォームホイールと駆動連結される出力軸を備え、開閉体駆動モータの出力軸は、ルーフガラスを開閉させる開閉機構部と駆動連結される。
ところで、この種の開閉体駆動モータは、例えば電動モータであるモータ部が故障等で意図せず停止した場合に、手動で出力軸を回転させて、ルーフガラスを作動できるようにすることが求められる。しかし、ウォーム及びウォームホイールを含むウォーム減速機構がブレーキとなる所謂セルフロックによって、出力軸を手動で回転させるのは容易ではない。
例えば特許文献1に記載の技術では、手動作動を容易にするための機構として、出力軸とウォームホイールとを連結する連結部材としてのロックプレートなどが用いられる。出力軸と一体回転するように組み付けられるロックプレートは、ウォームホイールの端面と近接しウォームホイールと回転方向に連結状態となる位置と、ウォームホイールの端面から離間しウォームホイールとの連結状態が解除される位置とに変位可能に設けられている。通常時は、出力軸に一体に形成された雄ネジ部にナットが締め付けられてロックプレートがウォームホイールと近接する位置にて規制され、出力軸とウォームホイールとがロックプレートを介して一体回転する状態に維持されている。これに対し、ナットを緩めて出力軸の軸方向に沿ってロックプレートがウォームホイールから離間する位置に変位されると、出力軸とウォームホイールとの連結が解除される。これにより、ウォーム減速機構のセルフロックが出力軸に対して作用しなくなるため、手動でも容易に出力軸を回転させることができるようになっている。
特開平11−62386号公報
ところで、開閉体駆動モータには、手動作動を容易にするための機構、すなわち出力軸とウォームホイールとを連結又は解除する機構を設けつつも、搭載スペースを考慮して、モータ軸及びウォーム軸の軸直交方向に向く出力軸の軸方向へのモータの体格を薄くしたいというニーズがあった。上記の開閉体駆動モータでは、ウォームホイールに対してロックプレートを出力軸の軸方向に変位させるためのスペースを設ける必要がある。また、ロックプレートの位置を規制するためのナットを出力軸の端部に締め付ける構造をなすため、出力軸そのものを長く作製する必要もあった。そのため、開閉体駆動モータが出力軸の軸方向に厚くなり易く、改良の余地があった。
本発明の目的は、手動作動を容易にするための機構を備えつつ、厚み寸法の増大を抑制可能とした開閉体駆動モータを提供することにある。
上記課題を解決するための開閉体駆動モータは、モータ軸(22)を回転駆動するモータ部(20)と、前記モータ部と一体に組み付けられ、前記モータ部で生じる回転の減速を行う減速機構(34)を収容する減速部(30)と、前記モータ部の軸直交方向に向く出力軸(40)と直前の前記減速機構の回転体(33)との間に介在し互いに連結又は非連結に切り替える連結装置(50,60)とを備え、前記出力軸の回転に基づき開閉体を作動させる開閉体駆動モータであって、前記連結装置は、前記回転体と前記出力軸とが連結状態となる連結位置と、前記回転体と前記出力軸との連結が解除状態となる解除位置との間を、前記回転体の径方向に沿って移動可能な連結部材(50)を含んで構成されている。
この構成によれば、出力軸と直前の減速機構の回転体との連結状態を連結部材にて解除することで出力軸が単独で回転可能となるため、出力軸側からの手動作動が容易となる。このような手動作動を容易にする機構を設けるにあたって、連結部材は、出力軸の軸直交方向である回転体の径方向に沿って移動可能に構成されているため、出力軸の軸方向における開閉体駆動モータの厚さ寸法の増大の抑制が可能となる。
開閉体駆動モータの正面図。 図1のA−A線に沿った概略断面図。 出力軸の挿入孔を示す斜視図。 出力軸に工具が挿入された状態を示す断面図。 出力軸の手動作動を示した断面図。 他の実施形態における連結部材を示す断面図。
以下、開閉体駆動モータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の開閉体駆動モータ10は、例えば車両のルーフガラスを開閉動作させるサンルーフ装置の駆動源として用いられるものである。開閉体駆動モータ10は、モータ部20と減速部30とが一体に組み付けられた減速機構付きモータである。モータ部20は、モータケース21内にモータ軸22を含む各種モータ構成部材が収容されており、通電に基づいてモータ軸22を回転駆動する。モータ軸22は、モータケース21から突出し、モータケース21に併設された減速部30のハウジング31内に突出している。
ハウジング31内には、モータ軸22に一体形成、若しくは図示略の連結部を介して駆動連結されたウォーム軸32と、ウォーム軸32のウォーム32aと噛合するウォームホイール33とで構成されたウォーム減速機構34を有している。ウォーム軸32及びウォームホイール33は、ハウジング31内でそれぞれ回転可能に支持されている。ウォームホイール33は、ハウジング31のフロント壁31aに設けられた開口から収容され、その開口は、その後図示略のカバー部材にて閉塞される。
開閉体駆動モータ10は、ルーフガラスを開閉させる図示略の開閉機構部へ駆動力を出力する出力軸40を備えている。出力軸40は、モータ軸22及びウォーム軸32に対して軸直交方向に向き、ウォームホイール33の回転軸上に設けられている。出力軸40は、その軸方向にハウジング31を貫通するとともに、フロント壁31aの開口を閉塞する上記図示略のカバー部材から突出している。出力軸40は、そのカバー部材から突出した駆動連結部40aが開閉機構部と駆動連結し、出力軸40が正逆回転することによってルーフガラスが開閉動作する。
図2に示すように、ウォームホイール33には、出力軸40が貫通する貫通孔33aが、ウォームホイール33の回転軸線L1上に設けられている。また、ハウジング31は、回転軸線L1上に開口31cが設けられたリヤ壁31bを有している。
出力軸40は、ウォームホイール33の貫通孔33aを通ってハウジング31の開口31cから露出するように設けられた円筒部41を有している。円筒部41が筒状部に該当する。円筒部41は、中空に形成され、ハウジング31のリヤ壁31bから露出する端部部分が開口41bになっている。また、円筒部41の開口41b内の内部の穴は、例えば断面六角形状の連結穴41aとして設けられている。
円筒部41には、回転軸線L1の径方向に沿って円筒部41の側壁を貫通した挿入孔42が設けられている。挿入孔42は、回転軸線L1を挟んだ180度対向位置に一対が設けられている。図3に示すように、挿入孔42は、回転軸線L1の径方向外側に向かって開口が拡開するようなテーパ面42aが設けられている。テーパ面42aは、挿入孔42の全周縁に設けられている。
図2に示すように、ウォームホイール33は、回転軸線L1の直交方向であるウォームホイール33の径方向に延びる溝部33bを有している。溝部33bは、径方向内側が貫通孔33aと連通している。溝部33bは、回転軸線L1を挟んだ180度対向位置に一対が設けられている。
ウォームホイール33は、ウォームホイール33と出力軸40とを連結する連結部材50を備えている。連結部材50は、一対の溝部33bのそれぞれに収容されている。連結部材50は、例えば先細りのピン形状をなし、溝部33bに収容されている。すなわち、連結部材50は、ウォームホイール33の回転方向においては溝部33bの側壁面に当接することでウォームホイール33と一体に回転するとともに、溝部33bの延びる方向であるウォームホイール33の径方向にはスライド移動可能になっている。
連結部材50は、円柱部51と先端部52とを有し、先端部52が先端に向かって径が小さくなるように傾斜が設けられている。先端部52は、断面形状が楕円弧を描くように先端が丸められている。連結部材50は、円柱部51の軸方向がウォームホイール33の径方向に沿い、先端部52が径方向内側を向くようにして、溝部33b内に配置されている。連結部材50は、出力軸40の円筒部41の挿入孔42に先端部52から挿入され、円柱部51が挿入孔42の内周部と当接可能な位置まで挿入されている。また、連結部材50は、円柱部51の外周面から突出する突部53を有している。突部53が位置決め部に該当する。連結部材50は、突部53が出力軸40の円筒部41の外周面に当接することにより、それ以上の径方向内側への移動が規制されている。
また、溝部33bには、連結部材50をウォームホイール33の径方向内側である出力軸40に向かって付勢する付勢部材60が収容されている。本実施形態では、連結部材50と付勢部材60とを含んで連結装置の一例を構成する。付勢部材60は、例えば圧縮コイルばねであり、溝部33bの内壁面と連結部材50の円柱部51の端面との間に介在されている。すなわち、連結部材50は、付勢部材60の付勢力を受け、突部53が出力軸40の円筒部41の外周面に当接する位置まで、自身の先端部52の挿入孔42内への挿入状態が維持されている。このことは、つまり、連結部材50及び付勢部材60によって、ウォームホイール33と出力軸40との駆動連結状態の維持が図られている。
このようにウォームホイール33と出力軸40との連結を図る連結部材50及び付勢部材60において、本実施形態では、連結部材50の突部53の一部がウォームホイール33の厚み方向において僅かに突出するものの、連結部材50の略全体及び付勢部材60は、ウォームホイール33の厚み寸法内に収められている。
次に、開閉体駆動モータ10、特に連結部材50に関する作用を、図4及び図5を用いて説明する。
通常、連結部材50は、付勢部材60の付勢力を受けて、ウォームホイール33と出力軸40とを駆動連結する連結位置に配置されている。なお、この連結位置において、連結部材50は、突部53が円筒部41の外周面に当接することで位置規制されており、先端部52が円筒部41内に挿入状態にあり、円柱部51が挿入孔42及び溝部33bに跨って配置されている。つまり、ウォームホイール33と出力軸40とが連結部材50を介して確実に駆動連結され、付勢部材60によりこの連結状態が維持されている。したがって、ウォームホイール33が回転すると、出力軸40の挿入孔42と係合する連結部材50を通じて出力軸40が一体的に回転する。よって、モータ部20の通電駆動により出力軸40が正逆回転し、サンルーフの開閉作動が可能である。
ところで、モータ部20が例えば故障などにより停止している場合に、サンルーフの手動作動が必要になることがある。モータ軸22にウォーム減速機構34を介して出力軸40を連結する構成において、ウォーム減速機構34の減速による所謂セルフロックによって、出力軸40側からモータ軸22を回転させるためには大きな外力が必要となる。出力軸40を容易に手動作動可能とするためには、ウォーム減速機構34の減速効率を落として出力軸40側からの作動にかかる負荷を減らす事も考えられる。しかし、減速効率を低下させると、モータ部20での必要トルクが増大し、モータ部20の大型化に繋がる。
上記を踏まえ、本実施形態では、出力軸40とウォーム減速機構34との連結を解除することによって、手動作動を容易にするための機構(以降、手動作動機構と記載する)を有する。以下、手動作動機構の作用について説明する。
図4に示すように、サンルーフを手動で作動させる場合、出力軸40の円筒部41内側の連結穴41aに対し、出力軸40を手動で回転させるための工具Wが挿入される。工具Wは、出力軸40の軸方向である回転軸線L1方向に沿うように円筒部41の開口41bから連結穴41a内に挿入される。工具Wの一例は、六角レンチである。工具Wは、断面六角形状の連結穴41aの内周面に嵌合することによって、出力軸40と一体回転可能になっている。工具Wが挿入されると、連結部材50は、連結位置から付勢部材60の付勢力に抗してウォームホイール33の径方向外側に退避し、ウォームホイール33及び出力軸40の連結を解除した解除位置へ移動する。具体的には、工具Wが挿入されるに連れて、その工具Wが当接する先端部52の傾斜形状にて連結部材50が付勢部材60の付勢力に抗してウォームホイール33の径方向外側へ押されていく。そして、工具Wが円筒部41内の奥側の所定位置まで挿入されると、連結部材50は、その挿入された工具Wの外側面に当接し、解除位置に配置される。
図4及び図5に示すように、連結部材50が解除位置にあるとき、工具Wによって出力軸40の回転操作が行われると、出力軸40は、ウォームホイール33を連れ回すことなく相対回転する。このとき、連結部材50は、先端部52が挿入孔42のテーパ面42aを乗り越えて挿入孔42上を移動したり、先端部52が出力軸40の外周面を摺接したりを繰り返す。このように、ウォームホイール33との連結が解除されて出力軸40が単独で回転可能となることにより、出力軸40の回転にウォーム減速機構34の減速が作用せず、出力軸40の容易な手動作動が実現可能となる。
出力軸40の連結穴41aから工具Wが抜き取られ、連結部材50の先端部52が出力軸40の挿入孔42と一致する回転位置に配置されると、付勢部材60の付勢力を受ける連結部材50は、その挿入孔42内に向けて径方向内側へスライド移動して連結位置へ復帰する。このとき、連結部材50は、突部53が出力軸40の円筒部41の外周面に当接することで、それ以上の径方向内側への移動が規制されて連結位置で位置決めされる。連結部材50は、例えば連結部材50の先端部52同士が互いに接触する位置で位置決めされる。
なお、工具Wを抜き取ったときに、出力軸40の挿入孔42と連結部材50との位置が一致しない場合、モータ部20が駆動すると、ウォームホイール33が出力軸40に対して相対回転する。そして、出力軸40の挿入孔42と連結部材50との位置が合うところまでウォームホイール33が相対回転すると、連結部材50は、先端部52が挿入孔42内に挿入される連結位置へと復帰し、ウォームホイール33と出力軸40とが駆動連結状態となる。
以下、本実施形態の効果を説明する。
(1)開閉体駆動モータ10の出力軸40と、直前のウォーム減速機構34の回転体であるウォームホイール33との連結状態を連結部材50にて解除することで、出力軸40が単独で回転可能となる。そのため、出力軸40側からの手動作動にウォーム減速機構34の負荷が作用しないため容易な手動作動となる。このような手動作動を容易にする機構を設けるにあたって、連結部材50は、出力軸40の軸直交方向であるウォームホイール33の径方向に沿って移動可能に構成されているため、出力軸40の軸方向における開閉体駆動モータ10の厚さ寸法の増大の抑制を図ることができる。
(2)出力軸40は、ハウジング31から露出するように設けられた開口41bを有し、出力軸40を回すための工具Wを回転軸線L1方向に沿って挿入可能な円筒部41を有している。また、連結部材50は、出力軸40の円筒部41内に工具Wが挿入されることにより解除位置へと退避移動するように、先端部52に傾斜が設けられている。つまり、出力軸40を手動作動しようと工具Wを挿入する操作に伴って、同時に連結部材50による連結の解除を行うことができる。これは、迅速な手動作動の実現に寄与する。
(3)出力軸40は、連結部材50が連結位置に配置される場合に、連結部材50が挿入される挿入孔42を有している。また、挿入孔42には、回転軸線L1の径方向外側に向かって開口が拡開、すなわち連結部材50が挿入される側の開口が拡開するようなテーパ面42aが設けられている。つまり、連結部材50が挿入孔42に挿入するという簡易な方法により、ウォームホイール33と出力軸40とを連結することができる。また、テーパ面42aに載ることで連結部材50が挿入孔42からスムーズに抜け出すことができ、連結の解除を安定して実行することができる。
(4)連結部材50を出力軸40側である径方向内側へ向かって付勢する付勢部材60が備えられている。換言すれば、付勢部材60は、連結部材50を解除位置から連結位置側に向けて付勢する。つまり、付勢部材60によって、連結部材50を解除位置から連結位置へと自動的に復帰させることができる。そのため、ウォームホイール33及び出力軸40の連結及び解除を容易に切り替えられる。また、付勢部材60によって、連結部材50を連結位置に維持できるため、ウォームホイール33と出力軸40との連結状態を安定して維持することができる。
(5)付勢部材60の付勢力を受ける連結部材50を連結位置に位置決めするために、連結部材50に突部53が備えられている。これにより、ウォームホイール33と出力軸40との連結状態において連結部材50の位置が安定するため、互いの連結状態を安定して維持することに寄与する。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・連結部材50の先端部52は、先端形状が丸められた形状としたが、これに限定されず、直線的に傾斜したものであってもよいし、先端が尖っていてもよい。また、工具Wの挿入によって連結部材50を解除方向へ移動するためには、先端部52及び工具Wの少なくとも一方において、相手側と接触する面が、挿入方向に対して傾斜していれば足りる。すなわち、連結部材50の先端部52に傾斜がついていなくてもよく、先端部52の形状は適宜変更可能である。
・位置決め部は、連結部材50から一方に突出するように設けられた突部53として設けたが、これに限定されず、全周に亘る環状突でもよい。また、位置決め部は、連結部材50に設けられることに限定されず、出力軸40に設けられてもよいし、ウォームホイール33に設けられてもよいし、これらの組み合わせでもよい。
・図6に示すように、連結部材50に突部53が設けられていなくてもよい。この場合、一対の連結部材50同士が、円筒部41内で当接する位置で安定する態様としてもよい。
・連結部材50同士が互いに接触するように設けたが、これに限定されず、連結部材50同士の間に隙間が空くように設けてもよい。連結部材50は、少なくとも挿入孔42内部に挿入していればよい。
・出力軸40の挿入孔42には、全周縁にテーパ面42aを設けたが、これに限定されず、出力軸40の周方向に沿う部分にのみ傾斜をつけるように設けてもよい。すなわち、出力軸40が手動操作されたときに、連結部材50が挿入孔42から容易に離脱可能とする形状が好ましい。
・挿入孔42は、テーパ状に設けられていなくてもよい。これは、例えば連結部材50の先端部52に、挿入孔42から抜け出すのに十分な傾斜がつけられている場合に適用できる。
・付勢部材60に圧縮コイルばねを用いたが、これに限定されない。例えば、引っ張りコイルばねを用いてもよいし、板バネでもよい。さらに、例えば、連結部材50を解除位置から連結位置へと自動的に復帰しない構成とする場合、付勢部材60を特に用いなくてもよい。すなわち、手動作動機構には、連結位置へ自動復帰する構成は必須ではなく、省略できる。
・連結部材50及びこれに付随する付勢部材60は、回転軸線L1を挟んだ対向位置に2つ設けたが、これに限定されず、1つでもよいし、3つ以上としてもよい。
・サンルーフの開閉に用いられる開閉体駆動モータ10に適用したが、これに限定されるものではなく、他の開閉体駆動モータに適用してもよい。
10…開閉体駆動モータ、20…モータ部、22…モータ軸、33…ウォームホイール(回転体)、34…ウォーム減速機構(減速機構)、40…出力軸、50…連結部材(連結装置)、53…突部(位置決め部)、60…付勢部材(連結装置)、W…工具。

Claims (5)

  1. モータ軸(22)を回転駆動するモータ部(20)と、
    前記モータ部と一体に組み付けられ、前記モータ部で生じる回転の減速を行う減速機構(34)を収容する減速部(30)と、
    前記モータ部の軸直交方向に向く出力軸(40)と直前の前記減速機構の回転体(33)との間に介在し互いに連結又は非連結に切り替える連結装置(50,60)と
    を備え、前記出力軸の回転に基づき開閉体を作動させる開閉体駆動モータであって、
    前記連結装置は、前記回転体と前記出力軸とが連結状態となる連結位置と、前記回転体と前記出力軸との連結が解除状態となる解除位置との間を、前記回転体の径方向に沿って移動可能な連結部材(50)を含んで構成されている、開閉体駆動モータ。
  2. 前記出力軸は、自身を回すための工具(W)を軸方向に沿って挿入可能な筒状部を有し、
    前記連結部材は、前記出力軸に前記工具が非挿入状態で前記連結位置に配置され、前記出力軸に前記工具が挿入状態で前記解除位置へと移動して配置されるべく構成されている、請求項1に記載の開閉体駆動モータ。
  3. 前記出力軸は、前記連結部材が前記連結位置に配置される場合に、前記連結部材が挿入される挿入孔を有し、
    前記挿入孔は、前記連結部材が挿入される側の開口が拡開されたテーパ状に設けられている、請求項1又は請求項2に記載の開閉体駆動モータ。
  4. 前記連結装置は、前記連結部材を前記解除位置から前記連結位置側に向けて付勢する付勢部材(60)を備える、請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の開閉体駆動モータ。
  5. 前記連結装置は、前記付勢部材の付勢力を受ける前記連結部材を前記連結位置に位置決めするための位置決め部(53)を備える、請求項4に記載の開閉体駆動モータ。
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