JP2020198683A - スイッチング電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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祐也 西田
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Abstract

【課題】過電圧が入力された場合にスイッチング電源装置や電力が供給されている装置の故障を防止可能なスイッチング電源装置を提供する。【解決手段】スイッチング電源装置200は、一次巻線P1と二次巻線S1を有するトランスT1を有し、入力される電圧Vinが所定値以上になった場合に、フィードバックされた情報に従い、一次側制御部101が、二次巻線S1に発生される電圧V11を第一の電圧よりに低い第二の電圧に低下させる。【選択図】図1

Description

本発明は、フライバックトランスを用いた絶縁型のスイッチング電源装置の過電圧保護に関する。
スイッチング電源装置において、商用交流電源から入力される交流電圧が所定の電圧値よりも高い状態(以下、過電圧状態と言う)を検知して、スイッチング電源装置の動作を停止する構成が知られている(特許文献1参照)。
特開2008−259375号公報
しかしながら特許文献1の方法では過電圧状態を検知するとスイッチング電源装置をすぐに停止させていた。スイッチング電源装置の電力の供給対象である制御装置、ハードディスク、メモリ装置等への電力供給が装置の動作中に停止するため、それらの装置に故障が発生する可能性があった。
本発明は、スイッチング電源装置に過電圧が入力された場合にスイッチング電源装置や電力が供給されている装置の故障を防止することを目的とする。
一次側と二次側が絶縁されており前記一次側に一次巻線を有し、前記二次側に二次巻線を有するトランスと、前記一次巻線に直列に接続された第1のスイッチング素子と、前記二次巻線に発生された電圧を整流及び平滑する整流平滑手段と、前記二次巻線に発生された電圧に応じた情報を出力するフィードバック手段と、前記フィードバック手段から入力された前記情報に基づいて、前記整流平滑手段によって整流及び平滑された電圧が第一の電圧になるように前記第一のスイッチング素子の駆動を制御する制御手段と、前記トランスの一次巻線に入力電圧を検知するための電圧検知手段と、を有し、前記制御手段は、前記電圧検知手段によって検知された前記入力電圧が所定値以上になった場合に、前記フィードバック手段から出力された前記情報に従い、前記二次巻線に発生される電圧を前記第一の電圧よりに低い第二の電圧に低下させることを特徴とするスイッチング電源装置。
本発明によれば、入力される交流電圧が過電圧状態となった場合に、スイッチング電源装置から電力が供給されている装置の故障を防止することができる。
実施例1におけるスイッチング電源装置の回路図 実施例1におけるFETの電圧波形 実施例1におけるフローチャート 実施例2におけるスイッチング電源装置の回路 実施例2におけるFETの電圧波形 実施例2における過電圧検知時のフローチャート 実施例2における過電圧検知時のフローチャート 実施例3における画像形成装置の概略構成図 実施例3における画像形成装置の制御ブロック図
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[スイッチング電源装置200の構成]
図1は実施例1のスイッチング電源装置200を示している。商用交流電源としての電源201は交流電圧を出力しており、その交流電源を全波整流回路であるブリッジダイオードBD1で整流して整流された電圧がスイッチング電源装置200に入力される。コンデンサC3はブリッジダイオードBD1で整流された電圧を平滑する手段でありコンデンサC3の低い側の電位をDCL、高い側の電位をDCHと表記する。
スイッチング電源装置200は、一次側に一次巻線P1、補助巻線P2、補助巻線P3、二次側に二次巻線S1を備えた絶縁型のトランスT1を有している。トランスT1の補助巻線P2に発生した電圧を整流及び平滑するための整流平滑回路としてのダイオードD4及びコンデンサC4が接続されている。トランスT1の補助巻線P2に発生した電圧を整流及び平滑した電圧を電源電圧V1とする。トランスT1の補助巻線P3に発生した電圧を整流及び平滑するためのダイオードD5及びコンデンサC5が接続されている。抵抗R1及び抵抗R2は電源電圧V1の電圧を検知するための分圧用の抵抗素子であり、分圧された電圧は後述する一次側制御部101に入力される。また、コンデンサC5と並列にフィードバック部115が接続されている。フィードバック部115は分圧用の抵抗素子である抵抗R3、抵抗R4及び抵抗素子を切り替えるための電圧切り替え用素子であるスイッチ素子としての電気効果トランジスタ(以下FETという)2で構成される。
スイッチング電源装置の200の一次側には、トランスT1の一次巻線P1に第1のスイッチング素子であるFET1が直列に接続されている。スイッチング電源装置200の一次側には、FET1の駆動(オン、オフ)状態を制御する制御手段として、一次側制御部101を有している。一次側制御部101のグランド端子GはDCLに接続されている。一次側制御部101のフィードバック端子FBにはフィードバック部115が接続されている。一次側制御部101の端子VLには抵抗R1及びR2が接続されている。一次側制御部101の端子VCには、電源電圧V1が供給されている。トランスT1の二次巻線S1には、二次巻線S1に発生した電圧を整流及び平滑するためのダイオードD11及びコンデンサC11が接続されている。トランスT1の二次巻線S1に生じた電圧を整流及び平滑した電圧を二次側の出力電圧V11とする。
尚、本実施例の一次側制御部101には、発振器によって生成されたクロックで動作するCPU、ASIC等の演算制御回路を用いている。これにより、後述する出力電圧の切り替え等の複雑な波形制御の演算処理を簡易で安価な回路構成で実現できる。
[スイッチング電源装置200の動作]
スイッチング電源装置200は、コンデンサC3に充電された入力電圧Vinから、絶縁された二次側へ出力電圧V11を出力する。本実施例では、出力電圧V11の一例として、例えば24Vまたは5Vの一定の出力電圧を切り替えて出力可能である。
[トランスT1の動作]
トランスT1の一次巻線P1から二次巻線S1には、後述するFET1のスイッチング動作によってエネルギーが供給される。トランスT1の補助巻線P2は、一次巻線P1に印加された入力電圧Vinのフォワード電圧をダイオードD4及びコンデンサC4で整流及び平滑して電源電圧V1を供給する。トランスT1の補助巻線P3は、一次巻線P1に印加された入力電圧Vinのフライバック電圧をダイオードD5及びコンデンサC5で整流及び平滑して、二次側の出力電圧V11を出力する。
[一次側制御部の動作]
一次側制御部101は端子FBに入力された電圧信号(以降FB端子電圧と称す)に基づき、FET1のスイッチング動作を制御するための制御信号DRV1を出力して、FET1のスイッチング動作を制御する。FET1がオン状態の間にトランスT1のインダクタンスにエネルギーを蓄積する。FET1がオフ状態の間にトランスT1のインダクタンスに蓄積されたエネルギーが二次巻線S1を介して、スイッチング電源装置200の二次側に電力が供給される。また、一次側制御部101は端子VLに入力された電圧信号に基づき、FET2のスイッチング動作を制御するための制御信号DRV2を出力し、FET2のスイッチング動作を制御する。
[二次側の出力電圧V11の制御の動作]
次に、二次側の出力電圧V11の制御方法について説明する。出力電圧V11の電圧値は、トランスT1の二次巻線S1と補助巻線P3の巻線比、抵抗R3及び抵抗R4の抵抗値によって設定される。スイッチング電源装置200の二次側の出力電圧V11は、フィードバック部115のフィードバック情報(端子FBに入力される電圧情報)に基づき、一次側制御部がFET1のオン時間を決定することにより一定に制御することができる。
出力電圧V11が所定の電圧(本例では24V)より高くなると、一次側制御部101の端子FBに入力される電圧情報の値が上昇する。一方、出力電圧V11が24Vより低くなると、一次側制御部101の端子FBに入力される電圧情報の値が低下する。このように、一次側制御部101は端子FBに入力される電圧情報を監視することによって、出力電圧V11を一定に制御する。
[交流電源からの交流電圧の検知動作]
次に商用交流電源21からの交流電圧の検知方法について説明する。一次側制御部101の端子VLは、コンデンサC3に充電された入力電圧Vinを検知するために用いる端子である。電源電圧V1はトランスT1の補助巻線P2に生じたフォワード電圧であり入力電圧VinをトランスT1の一次巻線P1及び補助巻線P2の巻線比倍した電圧である。よって一次側制御部101は端子VLに入力される電圧を検知することでコンデンサC3に充電された入力電圧Vinを検知することができる。交流電源201の電圧を検知する方法としては、コンデンサC3の入力電圧Vinや交流電源201とスイッチング電源装置200を接続する電送経路の電圧を、分圧抵抗を用いた回路で直接的に検知する構成を用いても良い。
[フィードバック部の切り替え動作]
一次側制御部101は制御信号DRV2を用いて、フィードバック部115のFET2をオン、オフすることで出力電圧V11の設定値を切り替えることができる。一次側制御部101は端子VLに入力される電圧情報から入力電圧Vinの電圧が基準電圧以下であることを検知する。基準値以下の電圧であると検知すると制御信号DRV2をローレベルの信号にする。制御信号DRV2がローレベルの信号の場合、FET2がオフ状態となる。FET2がオフ状態となると端子FBに入力される電圧はフライバック電圧が抵抗R3及び抵抗R4で分圧した電圧となる。このとき、スイッチング電源装置200は、二次側の出力電圧V11として24V電圧を出力する状態となる。
一方、一次側制御部101は端子VLの電圧から入力電圧Vinの電圧が基準電圧より高いことを検知すると制御信号DRV2をハイレベルにする。制御信号DRV2がハイレベルになるとFET2がオン状態となり抵抗R3が短絡状態となる。抵抗R3が短絡されると端子FBに入力される電圧は補助巻線P3に発生したフライバック電圧に対応した電圧値となる。このとき、スイッチング電源装置200は、出力電圧V11として5V電圧を出力する状態となる。以上のように本実施例では、一次側制御部101が端子VLに入力される電圧に応じて、スイッチング電源装置200の二次側の出力電圧V11を24V又は5Vに切り替えることができる。なお、以降、信号の電圧レベルについて、電圧が低い場合のローレベルをローとし、電圧が高い場合のハイレベルをハイと省略して記載する。
[二次側の出力電圧V11とFETに印可される電圧の関係]
図2はFET1に印可される電圧(FET1のドレイン端子とソース端子の間に印可される電圧)を示している。FET1に印可される電圧は入力電圧Vin、フライバック電圧、サージ電圧を加算した電圧になる。よって、入力電圧Vinの電圧が上昇しFET1に印可される電圧がFET1の耐圧を超えると、FET1は破壊してしまう。これに対しフライバック電圧の値は二次側の出力電圧V11とダイオードD11の順方向電圧Vfを加算した電圧にトランスT1の一次巻線P1及び二次巻線S1の巻数比をかけた電圧になる。よって図2に示すように出力電圧V11を24Vから5Vに下げることで、FET1に印可される電圧を下げることができる。つまり入力電圧Vinが過電圧状態になった場合に出力電圧V11を24Vから5Vに切り替えることによりFET1に印可される電圧を低減することができる。
[過電圧検出時の動作]
実施例1における過電圧検知のフローチャートを図3に示す。このフローチャートに記載の制御は、一次側制御部101内にある不図示の不揮発性メモリに記憶されているプログラムに基づいて一次側制御部101が実行する。S500では、スイッチング電源装置200の出力電圧V11が24Vで動作している状態である。S501で入力電圧Vinの電圧検知を実行する。Vth1とは過電圧状態であることを検知するための閾値電圧である。一次側制御部101は、入力電圧Vinの値が閾値未満(Vth1未満)の時は過電圧状態ではないと判断し、出力電圧V11が24Vで動作している状態を維持する。一方、入力電圧Vinの値が閾値以上(Vth1以上)の場合は過電圧状態であると判断してS502に進む。S502では出力電圧V11を5Vに切り替えてS503に進む。前述したようにフィードバック部115のFET2をオンすることにより出力電圧V11を24Vから5Vに切り替えることができる。S503では入力電圧Vinが出力電圧V11として5Vを出力した状態にしてもFET1が破壊してしまう電圧になっていないか判断する。閾値電圧Vth2とは出力電圧V11として5Vを出力した状態にしてもFET1が破壊してしまうVth1よりも電圧が高い過電圧状態を示す閾値電圧である。入力電圧Vinの値がVth2より大きいときは出力電圧V11が5Vの状態であってもFET1が破壊してしまう電圧になっていると判断し、S504に進みスイッチング電源装置200を停止させる。具体的にはFET1のスイッチング動作を停止させる。一方、入力電圧Vinの値がVth2より小さいときは出力電圧V11が5Vの状態であればFET1が破壊しない電圧であると判断し、S506に進む。S506では再度、入力電圧Vinの電圧検知を実行し、入力電圧Vinの値がVth1より低くなっていないか判断する。入力電圧VinがVth1より低くなっている場合は、過電圧状態から回復して交流電圧が過電圧状態ではなくなったと判断し、S507に進む。S507では出力電圧V11を24Vの状態に戻し、S501に戻る。入力電圧VinがVth1より小さくなっていない場合は、過電圧状態のままであると判断し、S503に進む。その後はS503以降の動作を繰り返し実行し、電源を停止する必要があるか、24Vの状態に戻せるか否かの判断を繰り返し実行する。
以上、本実施例によれば、スイッチング電源装置において過電圧状態を検知した場合に二次側の出力電圧を低下するように切り替える。これにより、FET1に印可される電圧を低減することができ、電源の故障を防止することができる。また、過電圧状態が解消されれば自動的に24Vを出力した通常の状態に復帰することができる。
[スイッチング電源装置400の構成]
図4は実施例2のスイッチング電源装置であり、アクティブクランプ方式を用いたスイッチング電源装置400を示している。実施例1と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。スイッチング電源装置400は、一次側に一次巻線P4、補助巻線P5と、二次側に二次巻線S2を備えた絶縁型のトランスT21を有している。トランスT21の補助巻線P5に発生した電圧を整流及び平滑するためのダイオードD24及びコンデンサC24が接続されている。トランスT21の補助巻線P5に発生じた電圧を整流及び平滑した電圧を出力電圧V1とする。スイッチング電源装置400の一次側には、トランスT21の一次巻線P4に第一のスイッチング素子である電界効果トランジスタ23(以下、FET23)が直列に接続されている。また、トランスT21の一次巻線P4と並列に第二のスイッチング素子である電界効果トランジスタ24(以下、FET24と言う)と、電圧クランプ用のコンデンサC22が直列接続された回路が接続されている。スイッチング電源装置400の一次側には、FET23及びFET24のスイッチング動作を制御する手段として、一次側制御部201を有している。
FET23と並列に接続された電圧共振用のコンデンサC21は、FET23及びFET24のスイッチがオフされた時の損失を低減するために接続されている。ダイオードD21は、FET23のボディーダイオードである。同様に、ダイオードD22はFET24のボディーダイオードである。一次側制御部201の端子VCには、電源電圧V1が供給されている。一次側制御部201の端子GにはDCLが接続されている。一次側制御部201の端子VLには抵抗R1及びR2が接続されている。一次側制御部201の端子FBには後述するフィードバック部116が接続されている。一次側制御部201の端子SLには後述する切り替え信号伝達部118が接続されている。
尚、本実施例の一次側制御部101には、発振器によって生成されたクロックで動作するCPU、ASIC等の演算制御回路を用いている。これにより、後述する出力電圧の切り替え等の複雑な波形制御の演算処理を簡易で安価な回路構成で実現できる。
DC/DCコンバータ104は、降圧型のスイッチング電源装置であり、端子VCと端子Gの間に入力された電源電圧V1を変換して端子OUTから電源電圧V2を出力している。トランスT21の二次巻線S2には二次巻線S2で発生した電圧を整流及び平滑するためのダイオードD11及びコンデンサC11が接続されている。トランスT21の二次巻線S2に発生じた電圧を整流及び平滑した電圧を二次側の出力電圧V21とする。
出力電圧V21には、電送経路を遮断/接続する制御素子であるFET21及びDC/DCコンバータ105が接続されている。R21及びトランジスタ21(以降、TR21と言う)はFET21を駆動するための素子である。FET21の後段の電圧を二次側の出力電圧V23とする。DC/DCコンバータ105は、降圧型スイッチング電源装置であり、VC端子とG端子間に入力された二次側の出力電圧V21を変換して、OUT端子から二次側の出力電圧V22を出力している。
スイッチング電源装置400に接続されているシステムの制御用CPU(以降CPU1と言う)には電源として二次側の出力電圧V22が供給されている。またCPU1には出力電圧V21の電圧を監視するV21Sence信号が入力されている。さらにCPU1はスイッチング電源装置400の状態を切り替えるためのおSTANDBY信号を出力している。フィードバック部116は出力電圧V21を一次側にフィードバックするための回路である。フィードバック部11は、以下からなる回路である。二次側にフォトカプラPC5、フォトカプラPC5を二次側の出力電圧V21でプルアップするプルアップ抵抗R61と、出力電圧V21を分圧する抵抗R62、抵抗R63、抵抗R64。そしてシャントレギュレータIC5と、FB端子切り替え用素子であるFET61と保護抵抗R65を有している。
フィードバック部116は一次側に整流用のコンデンサC66を有しており、プルアップ抵抗R23を介して電源電圧V2でプルアップされている。またFET61のゲート端子にCPU1からSTANDBY信号が入力されている。切り替え信号伝達部118は二次側の出力電圧V21の切り替え信号を一次側制御部201に伝達する回路である。具体的には、フォトカプラPC8とフォトカプラPC8を二次側の出力電圧V21でプルアップするプルアップ抵抗R81と切り替え信号のハイ/ローを切り替えるFET81と保護抵抗R82で構成されている。FET81のゲート端子にCPU1からSTANDBY信号が入力されている。さらに、切り替え信号伝達部118は一次側に整流用のコンデンサC88を有している。
[スイッチング電源装置400の動作概要]
スイッチング電源装置400は、平滑コンデンサC3に充電された入力電圧Vinから、絶縁された二次側へ出力電圧V21を出力する。本実施例では、スイッチング電源装置400は、出力電圧V21の一例として大電力を出力した状態であるスタンバイ状態の時は第一の電圧である24Vの一定電圧を出力する。一方、小電力を出力した状態であるスリープ状態の時は第二の電圧である5V電圧の一定電圧を出力する。また、DC/DCコンバータ105は、出力電圧V21(24Vか5Vによらず)を降圧して出力電圧V22を出力する。本実施例では、出力電圧V22の一例として例えば5Vの一定電圧を出力する。スイッチング電源装置400はCPU1から入力されるSTANDBY信号によってスタンバイ状態/スリープ状態の切り替えを行っている。またSTANDBY信号は入力電圧Vinが過電圧の時の出力電圧V21の電圧切り替えにも用いている。
[トランスT21の動作]
トランスT21の一次巻線P4から、二次巻線S2には後述するFET3とFET4のスイッチング動作によってエネルギーを供給している。トランスT21の補助巻線P5は、一次巻線P4に印加された入力電圧Vinのフォワード電圧をダイオードD4及びコンデンサC4で整流平滑し、電源電圧V1を供給するために用いる。
[一次側制御部の動作]
一次側制御部101は、フィードバック部116からFB端子に入力された電圧信号(以下、FB端子電圧という)に基づき、制御信号DRV23及び、制御信号DRV24を出力しており、FET23及びFET24のスイッチング動作を制御する。この制御をフィードバック制御と定義する。ここで、制御信号DRV23はFET23を駆動するための信号、制御信号DRV24はFET24を駆動するための信号である。一次側制御部201は、FET23とFET24を、両方のスイッチング素子がオフするデッドタイムを設けて、交互にオン、オフを繰り返すように制御している。FET23がオン状態の間にトランスT21のインダクタンスに流れていた電流によって、トランスT21から、FET23若しくは、ダイオードD22を介して、電圧クランプ用コンデンサC22に充電を行う状態となる。トランスT21のインダクタンスによるキックバック電圧は電圧クランプ用コンデンサC22によって吸収することができるため、FET23のドレイン端子からソース端子間に印加されるサージ電圧を抑制できる。電圧クランプ用コンデンサC22の電圧が上昇すると、ダイオードD11がオン状態となり、トランスT21の二次巻線S2を介して、スイッチング電源装置400の二次側に電力が供給される状態になる。電圧クランプ用コンデンサC22と、トランスT21のインダクタンスの共振によって、コンデンサC22からトランスT21に電流が流れる状態となる。電圧クランプ用コンデンサC22の電圧が低下すると、ダイオードD11がオフ状態となり、スイッチング電源装置400の二次側に電力が供給されない状態になる。更に、FET24を導通状態で保持することで、電圧クランプ用コンデンサC22からトランスT21のインダクタンスに流れる電流が増加する。FET24をオフ状態にすることで、トランスT21の一次巻線P4に接続されたコンデンサの容量が電圧クランプ用コンデンサC22と電圧共振用コンデンサC21の合計値から、電圧共振用コンデンサC21に減少する。そのため、トランスT21のインダクタンスに流れる電流によって、電圧共振用コンデンサC21に充電されていた電荷を、平滑用コンデンサC3に回生できる。上述した回生の動作が終了すると、続いてダイオードD21が通電した状態となる。ダイオードD21が通電した状態で、FET23をオンすることで、FET23はゼロボルト・スイッチング動作を行うことができる。
[二次側の出力電圧21の制御方法]
次に、二次側の出力電圧V21の制御方法について説明する。スイッチング電源装置400の出力電圧V21の制御は、FET23と、FET24のオン時間の比率(FET4に対する、FET23のオン時間の比率が高くなると、二次側の出力電圧V21の電圧が上昇する)を変更するによって制御する。FET23と、FET24のオン時間の比率を制御する方法として、FET23のオン時間をフィードバック部116のフィードバック情報(FB端子電圧)に基づき変更にする方法を用いている。
フィードバック部116は、出力電圧V21を所定の一定電圧に制御するために用いられる。出力電圧V21が所定の電圧(ここでは5V)より高くなると、シャントレギュレータIC5のカソード端子Kから電流が流れ、プルアップ抵抗R61を介してフォトカプラPC5の二次側ダイオードが導通状態となる。するとフォトカプラPC5の一次側トランジスタが動作し、コンデンサC66から電荷が放出され、一次側制御部201のFB端子電圧が低下する。一方、出力電圧V21が5Vより低くなると、フォトカプラPC5の二次側ダイオードが非導通状態となる。するとフォトカプラPC5の一次側のトランジスタがオフ状態となり、電源電圧V2から抵抗R23を介してコンデンサC66を充電する電流が流れ、一次側制御部201のFB端子電圧が上昇する。また、一次側制御部201はFB端子電圧を監視することにより負荷の状態を把握できるため、負荷の状態に応じた適切な制御を行うことができる。負荷の状態を、より正確に判断するためには、FET23や、スイッチング電源装置400の負荷に電力を供給する経路に、電流検出手段を設けてもよい。
[フィードバック電圧の切り替え動作]
フィードバック部のFET61のゲート端子に入力されるSTANDBY信号がハイレベルになると、FET61がオン状態になり、抵抗R63がショートされる。すると、シャントレギュレータIC5のリファレンス端子REFに入力される電圧は、出力電圧V21を抵抗R62、抵抗R64で分圧した電圧となり、スイッチング電源装置400は、二次側の出力電圧V21として24V電圧を出力する状態となる。
一方、STANDBY信号がローレベルになると、FET61がオフ状態になり、抵抗R63と抵抗R64が直列に接続される。すると、シャントレギュレータIC5のリファレンス端子REFに入力される電圧は、二次側の出力電圧V21を抵抗R62と、抵抗R63と抵抗R64の合成抵抗とで分圧した電圧となる。すると、スイッチング電源装置400は、出力電圧V21として5V電圧を出力する状態となる。以上のように本実施例では、CPU1から入力されたSTANDBY信号に応じて、スイッチング電源装置400の二次側の出力電圧V21を24V又は5Vに切り替えることができる。
[一次側制御部の切り替え動作]
一次側制御部201は出力電圧V21の電圧値に合わせて制御を切り替えており、CPU1はSTANDBY信号により切り替え信号伝達部118を介して、一次側制御部201へ制御の切り替え命令を出している。2つの状態とは、出力電圧V21として第一の電圧である24V電圧を出力するスタンバイ状態と、第二の電圧である5V電圧を出力するスリープ状態である。
[出力電圧V21から出力電圧V23への供給状態の切り替え]
CPU1はSTANDBY信号により出力電圧V21が24V以外の電圧(例えば5V)の時に24Vで動作する素子に他の電圧が供給されないように出力電圧V23への電送経路の導通/遮断をFET21によって制御している。STANDBY信号がハイの時にTR21がオンとなり、FET21のゲート端子がローになるのでFET21はオンとなる。また、STANDBY信号がローの時にTR21がオフとなり、FETのゲート端子がハイになるのでFET21はオフとなる。よってSTANDBY信号がハイの時、出力電圧V21をスイッチング電源装置400の外部に供給できる状態となる。STANDBY信号がローの時、出力電圧V21をスイッチング電源装置400の外部に供給できない状態となる。
[過電圧時の切り替え動作]
一次側制御部201はSTANDBY信号がハイの時にVL端子の電圧から入力電圧Vinの電圧が過電圧状態であることを検知すると、出力電圧V21を下げる制御をする。具体的には出力電圧V21の電圧が、FET23と、FET24のオン時間の比率と入力電圧の関係からFB端子電圧によらずほぼ一意に決まることを利用する。すなわち出力電圧V21が約6Vになるように制御信号DRV23及び制御信号DRV24のオン時間(ハイレベルを維持する時間)を制御する。なお、以降、この制御をオープンループ制御という。また、CPU1はV21Sence信号により出力電圧V21の電圧を検知している。CPU1はSTANDBY信号がハイの時に出力電圧V21の電圧が下がったことを検知するとSTANDBY信号をローにし、FET21をオフにすることで出力電圧V21をスイッチング電源装置400の外部に供給できない状態とする。また、STANDBY信号をローにするとフィードバック部116は5Vを出力する状態となる。フィードバック部116が5Vを出力する状態に切り替わった直後は出力電圧21がまだ高い状態にあるため、FB端子電圧は高い側に貼りついた状態となる。一次側制御部201は、フィードバック部116が5Vを出力する状態に切り替わり、出力電圧21が安定してFB端子電圧が制御可能領域まで低下してきたことを確認する。FB端子電圧の低下を確認するとFB端子電圧に基づいてフィードバック制御を行い出力電圧V21が5Vになるように制御する。
さらに、一次側制御部201はSTANDBY信号がローの時に端子VLに入力された電圧から入力電圧Vinの電圧が過電圧状態であり、出力電圧V21が5V出力している状態でもFET23にかかる電圧が耐圧を超えてしまう電圧であることを検知する。このような状態であることが検知されると、スイッチング電源装置400の動作を停止させる。以上のように本実施例では、端子VLの電圧に応じて、スイッチング電源装置400の二次側の出力電圧V21を24V又は5Vに切り替える。
本実施例では過電圧状態を検知するとオープンループ制御で出力電圧V21を約6Vに制御し、その後フィードバック制御に切り替えて5Vにしている。しかし、オープンループ制御を継続して出力電圧V21を6Vにしたままでも良い。また、過電圧状態を検知した場合に出力電圧V21が6Vや5Vを出力する状態を設けているが、6Vや5Vに限らず、さらに1V程度低い電圧に下げる状態にしても良い。
[出力電圧V21とFETに印可される電圧の関係]
図5はFET4(FET4のドレイン端子とソース端子の間に印可される電圧)にかかる電圧を示している。実施例1と異なる点はアクティブクランプ方式にしたことでサージ電圧が低減されてFET23にかかる電圧をより下げることができる。また、保護モードのように1V程度の低い電圧ではフォトカプラのダイオードを光らせることができずフィードバック制御を行うことができない。これに対して、オープンループ制御を用いることでフィードバック制御では制御できない電圧まで低下させることができる。そのため、FET23にかかる電圧をより下げることができる。このことから入力電圧Vinが過電圧状態の場合にV21を24Vから5Vや保護モードに切り替えることでFET23にかかる電圧を低減できる。
[過電圧検出時の動作]
実施例2における過電圧検知のフローチャートを図6及び図7に示す。このフローチャートに記載の制御は、一次側制御部201内にある不図示の不揮発性メモリに記憶されているプログラムに基づいて一次側制御部201が実行する。図6はスイッチング電源装置400の出力電圧V21が24Vで動作している時の過電圧検知のフローチャートである。STANDBY信号のレベルとしてハイレベルの信号が入力され、出力電圧V21として24Vが出力されると、S601で入力電圧Vinの電圧検知を行う。なおVth1は過電圧状態を示す閾値である。入力電圧Vinの値がVth1より大きい時は過電圧状態であると判断してS602に進む。入力電圧Vinの値がVth以下の時は過電圧状態ではないと判断し、同様の制御を繰り返す。S602ではフィードバック制御ではなく、オープンループ制御により出力電圧を6Vにする。次のステップのS603ではFB端子電圧が低下してきたかどうかの判断を行う。FB端子電圧が低下してきたことを検知するとフィードバック制御に移行できると判断し、S604に進む。FB端子電圧が低下してきたことを検知できない場合はフィードバック制御に移行できないと判断し、同様の動作を繰り返す。S604ではフィードバック制御に移行して出力電圧V21を5V出力にしてする。次のステップのS605では入力電圧Vinの電圧検知を行う。Vth2は出力電圧V21を5V出力状態にしてもFET3が破壊してしまう電圧を示す閾値である。入力電圧Vinの値がVth2より大きいときは出力電圧V21が5V出力状態でもFET3が破壊してしまう電圧になっていると判断してS606に進む。S606ではスイッチング電源装置400を停止させる。S605で入力電圧Vinの値がVth2より小さいことを検知したときは出力電圧V21が5V出力状態でもFET1が破壊してしまう電圧になっていないと判断しS610に進む。S610では電圧検知を行い、入力電圧Vinの値がVth1より大きい時は過電圧状態から復帰していないと判断し、S605に進む。入力電圧Vinの値がVth以下の時は過電圧状態から復帰したと判断し、S611に進む。611では出力電圧V21を24V出力状態に戻し、S601に戻る。
図7はスイッチング電源装置400の二次側の出力電圧V21が5Vで動作している時の過電圧検知のフローチャートである。S700はスイッチング電源装置400の出力電圧V21が5Vで動作している状態を示している。S701で入力電圧Vinの電圧検知を行う。入力電圧Vinの値がVth2より小さいときは二次側の出力電圧V21が5V出力状態でもFET1が破壊してしまう電圧になっていないと判断し701に戻り、5V出力状態を保つ。入力電圧Vinの値がVth2より大きいときは二次側の出力電圧V21が5V出力状態でもFET3が破壊してしまう電圧になっていると判断し702に進む。702ではスイッチング電源装置400を停止させる。
以上、本実施例によればアクティブクランプ方式のスイッチング電源装置においても過電圧状態を検知した場合に二次側の出力電圧を低下するように切り替える。これによりFET23にかかる電圧を低減することができ、電源の故障を防止することができる。過電圧状態が解消されれば自動的に24Vを出力した通常の状態に復帰することができる。
実施例1、2で説明した電源装置であるスイッチング電源装置は、例えば画像形成装置の電源、即ちコントローラ(制御部)やモータ等の駆動部へ電力を供給する電源として適用可能である。以下に、実施例1、2の電源装置が適用される画像形成装置の構成を説明する。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置の一例として、レーザビームプリンタを例にあげて説明する。図8に電子写真方式のプリンタの一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す。レーザビームプリンタ300は、静電潜像が形成される像担持体としての感光ドラム311、感光ドラム311を一様に帯電する帯電部317(帯電手段)、感光ドラム311に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部312(現像手段)を備えている。そして、感光ドラム311に現像されたトナー像をカセット316から供給された記録材としてのシート(不図示)に転写部318(転写手段)によって転写して、シートに転写したトナー像を定着器314で定着してトレイ315に排出する。この感光ドラム311、帯電部317、現像部312、転写部318が画像形成部(画像形成手段)である。また、レーザビームプリンタ300は、実施例1、2で説明した電源装置を備えている。なお、実施例1、2の電源装置を適用可能な画像形成装置は、図8に例示したものに限定されず、例えば複数の画像形成部を備える画像形成装置であってもよい。更に、感光ドラム311上のトナー像を中間転写ベルトに転写する一次転写部と、中間転写ベルト上のトナー像をシートに転写する二次転写部を備える画像形成装置であってもよい。
レーザビームプリンタ300は、画像形成部による画像形成動作や、シート(記録材)の搬送動作を制御するコントローラ320を備えている。実施例1、2に記載の電源装置は、例えば、降圧型コンバータ(図4のDC/DCコンバータ105)を介してエンジン制御部320に電力を供給する。また、実施例1、2に記載の電源装置は、感光ドラム311を回転するため、又はシートを搬送する各種ローラ等を駆動するためのモータ等の駆動部に電力を供給する。コントローラ320は、レーザビームプリンタ300を前述したスリープモードや、スタンバイ/プリントモードのシステムモードに切り替える。
図9は、画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタと周辺装置の概略の接続構成を示す制御ブロック図である。レーザビームプリンタ300のコントローラ310は、LANやUSB等を経由してパーソナルコンピュータ600(以降PC600と称す)と接続されている。更に、コントローラ310は、ユーザインタフェースを行う表示パネル340や、不図示の画像形成部の制御を行うエンジン制御部320、及び画像形成に必要なデータを格納しておく記憶装置であるHDD330とも接続されている。コントローラ310はPC600から印刷のコマンドや画像データを受け取ると、エンジン制御部320に画像形成指示や変換した画像データを送信する。エンジン制御部320はコントローラ310から受け取った情報に基づいて不図示の画像形成部のモータ等を制御し、画像形成処理を行う。
実施例1、2に記載のスイッチング電源装置は、例えばコントローラ310及びHDD330、エンジン制御部320に二次側の出力電圧を供給することが可能である。また、スイッチング電源装置は、エンジン制御部320を経由して画像形成部のモータ等に二次側の出力電圧を供給する。
本実施例の画像形成装置は、スタンバイ状態又はスリープ状態で動作することが可能となっている。スタンバイ状態とは、画像形成状態、または印刷指示を受信したらすぐに画像形成動作を実施できる状態である。スリープモードとは、消費する電力を低減させた状態である。また画像形成装置300の動作状態はスイッチング電源装置の動作状態と連動している。
例えば、実施例2に記載のCPU1が制御部320上にあるとすると、制御部320がスイッチング電源装置400にSTANDBY信号を出力する。制御部320がSTANDBY信号をハイにしてスイッチング電源装置400に二次側の出力電圧V21に24Vを出力する状態を指示している時、入力電圧Vinの過電圧状態を検知して二次側の出力電圧V21の電圧を低下させる。すると、制御部320はV21Sence信号により出力電圧V21の電圧が低下してきたことを検知し、入力電圧Vinが過電圧状態であると判断する。制御部320は入力電圧Vinの過電圧状態を検知すると、STANDBY信号をローにすることでスイッチング電源装置のフィードバック部116の切り替えと、FET21をオフにして出力電圧V21から出力電圧V23への経路の遮断を行う。これにより、FET23にかかる電圧を低減させ、スイッチング電源装置400の故障を防止することがでる。さらに制御部320は表示パネル340やコントローラ310に接続されているPC600等からユーザーへの過電圧状態の報知を行ったり、画像形成装置300をデータの破損やHDD330の故障なく停止できる状態へ遷移させたりする。これにより、スイッチング電源装置に、高耐圧の部品の使用や、検知回路の追加等によるコストアップなしで、ユーザーへ過電圧状態であることを報知することができ、また装置のデータ破損やHDD等の故障が発生しない状態に遷移することができる。
200、400 スイッチング電源装置
101、202 一次側制御部
115、116 フィードバック部
FET1、FET2、FET21、FET23、FET24、FET61、FET82 電界効果トランジスタ
T1、T21 トランス

Claims (8)

  1. 一次側と二次側が絶縁されており前記一次側に一次巻線を有し、前記二次側に二次巻線を有するトランスと、
    前記一次巻線に直列に接続された第1のスイッチング素子と、
    前記二次巻線に発生された電圧を整流及び平滑する整流平滑手段と、
    前記二次巻線に発生された電圧に応じた情報を出力するフィードバック手段と、
    前記フィードバック手段から入力された前記情報に基づいて、前記整流平滑手段によって整流及び平滑された電圧が第一の電圧になるように前記第一のスイッチング素子の駆動を制御する制御手段と、
    前記トランスの一次巻線に入力電圧を検知するための電圧検知手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記電圧検知手段によって検知された前記入力電圧が閾値以上になった場合に、前記フィードバック手段から出力された前記情報に従い、前記二次巻線に発生される電圧を前記第一の電圧よりに低い第二の電圧に低下させることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記トランスは、前記一次側に補助巻線を有し、前記補助巻線に前記フィードバック手段が接続されていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記制御手段は、前記電圧検知手段によって検知された前記入力電圧が閾値未満になった場合に、前記フィードバック手段から出力された前記情報に従い、前記二次巻線に発生される電圧を前記第二の電圧から第一の電圧に切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記電圧検知手段によって検知された前記入力電圧が前記閾値以上の状態とは過電圧状態であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  5. 更に、前記トランスの前記一次巻線に並列に接続された第二のスイッチング素子と、
    前記第二のスイッチング素子に直列に接続され、前記第二のスイッチング素子とともに前記トランスの前記一次巻線に並列に接続されたコンデンサと、を有し、
    前記制御手段は、前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子をともにオフさせるデッドタイムを挟んで前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子を交互にオン又はオフさせるスイッチング動作を行うように前記第一と前記第二のスイッチング素子の動作を制御することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記フィードバック手段は、前記二次巻線に発生された電圧を分圧した電圧を前記制御手段に伝達するためのフォトカプラを有することを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
  7. 前記二次巻線に発生された電圧に関する情報を前記制御手段に伝達するための伝達手段を含む切り替え手段を有し、前記制御手段は、前記切り替え手段から出力される信号に従い、前記二次巻線に発生される電圧を前記第一の電圧よりに低い第二の電圧に低下させることを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の前記電源装置から電力が供給されて動作する画像形成装置において、
    画像を形成するための画像形成手段と、
    前記画像形成手段の動作を制御するコントローラと、
    前記画像形成手段を駆動する駆動手段と、を有し、
    前記電源装置は、前記コントローラ、または、前記駆動手段に電力を供給することを特徴とする画像形成装置。
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