JP2020198485A - 情報処理装置、周囲装置制御方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置、周囲装置制御方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の装置が設置される環境において音声入力の確実性を従来よりも向上させる。【解決手段】声によるコマンドまたはデータの入力を受け付ける音声入力機能を有する画像形成装置1Aの周囲にある画像形成装置1B、1C、…を次のように制御する。音声入力機能をユーザが使用しようとする際に、画像形成装置1B、1C、…それぞれから発生する音の特性を推測する。画像形成装置1B、1C、…のうちの推測された特性が所定の条件に該当するものを抑制対象として選出する。そして、音の発生を低減させるように抑制対象を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、音声入力のために周囲の動作音を制御する技術に関する。
従来、音声によって装置にコマンドまたはデータを入力する技術が普及している。このように音声でコマンドなどを入力することを「音声入力」と呼ぶことが多い。
音声入力は、キーボードまたはタッチパネルディスプレイによってコマンドなどを入力するよりも、簡単である。しかし、ユーザの周囲が騒がしいと、上手く音声入力できないことがある。
そこで、次のような技術が提案されている。特許文献1に記載される技術によると、CPUが、画像形成装置の稼動状況に応じて音声入出力ユニットからの出力音量を上げたり、音声入力を禁止したり、音声データのサンプリングレートを上げたり、音声入出力中は画像形成装置の稼動を停止するなど、音声入出力のタイミングと画像形成装置の動作状況とを関連付けて制御する。
特許文献2に記載される装置は、音声入力部と、音声認識部と、音声認識結果に基づいて操作指令を特定する操作指令特定部と、特定された操作指令に基づいて装置の動作を制御する制御部と、動作音を動作シーケンスに関連付けて記憶する動作音データ記憶部とを有している。音声認識部は、動作シーケンス情報に基づいて対応する動作音データを動作音データ記憶部から取出し、該動作音データに基づいて前記音データから音声データを抽出して音声認識を行う。
特開2005−219460号公報 特開2004−77601号公報
これらの技術によると、音声入力の確実性を向上させることができる。しかし、複数の装置が設置される環境において音声入力の確実性をさらに向上させることが求められる。
本発明は、このような課題に鑑み、複数の装置が設置される環境において音声入力の確実性を従来よりも向上させることを目的とする。
本発明の一形態に係る情報処理装置は、声によるコマンドまたはデータの入力を受け付ける音声入力機能を有する情報処理装置であって、当該情報処理装置の周囲にある1台または複数台の周囲装置それぞれから前記音声入力機能をユーザが使用しようとする際に発生する音の特性を推測する推測手段と、前記1台または複数台の周囲装置のうちの、前記推測手段によって推測された前記特性が所定の条件に該当するものを抑制対象として選出する選出手段と、音の発生を低減させるように前記抑制対象を制御する制御手段と、を有する。
好ましくは、前記1台または複数台の周囲装置それぞれの、複数の種類それぞれのジョブを実行する際の第二の音の第二の特性を記憶する記憶手段、を有し、前記推測手段は、前記1台または複数台の周囲装置それぞれの前記特性を、当該周囲装置の、前記複数の種類のうちの当該周囲装置が実行しているジョブの種類の前記第二の特性であると推測する。
本発明によると、複数の装置が設置される環境において音声入力の確実性を従来よりも向上させることができる。
画像処理システムの全体的な構成の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 スキャンユニットの構成の例を示す図である。 プリントユニットの構成の例を示す図である。 フィニッシャの構成の例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 動作音特性データの例を示す図である。 動作音特性データの更新前後の例を示す図である。 画像形成装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 画像形成装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 動作音特性データの例を示す図である。 動作音特性データの例を示す図である。 抑制指令データを生成し送信する処理の流れの例を説明するフローチャートである。 動作音特性データの例を示す図である。 マイクロフォンの向きと収音可能範囲との関係の例を示す図である。
図1は、画像処理システム3の全体的な構成の例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、スキャンユニット10jの構成の例を示す図である。図4は、プリントユニット10nの構成の例を示す図である。図5は、フィニッシャ10pの構成の例を示す図である。図6は、画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。
画像処理システム3は、図1に示すように、複数台の画像形成装置1、複数台の端末装置2、および通信回線38などによって構成される。画像処理システム3は、画像に関する処理を行うシステムであって、画像をシートに印刷したり、シートに記されている画像を電子化して保存しまたは送信したりする。
画像処理システム3の各装置は、通信回線38を介して通信を行うことができる。通信回線38として、いわゆるイーサネット(登録商標)回線または無線LAN(Local Area Network)などが用いられる。
画像形成装置1は、一般に「MFP(Multi Function Peripheral)」または「複合機」などと呼ばれる装置であって、コピー、ネットワークプリント、ファクシミリ、スキャン、およびドキュメントサーバなどの機能を集約した装置である。以下、各画像形成装置1を「画像形成装置1A」、「画像形成装置1B」、「画像形成装置1C」、…と区別して記載することがある。また、これらの画像形成装置1は、すべて同じフロアに設置されている。
ネットワークプリント機能は、パーソナルコンピュータまたはスマートフォンなどの端末装置からプリントサーバを介して画像ファイルを受信し画像をシートに印刷する機能である。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、補助記憶装置10d、ネットワークインタフェース10e、モデム10f、USB(Universal Serial Bus)ボード10g、操作ユニット10h、音声入力ユニット10i、スキャンユニット10j、入力画像処理部10k、出力画像処理部10m、プリントユニット10n、およびフィニッシャ10pなどによって構成される。
ネットワークインタフェース10eは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルで端末装置2または他の画像形成装置1などと通信する。ネットワークインタフェース10eとして、NIC(Network Interface Card)または無線LANボードなどが用いられる。
モデム10fは、ファクシミリ端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。
USBボード10gは、USBの規格に基づいてUSBメモリまたはカードリーダライタなどの周辺機器と通信する。
操作ユニット10hは、ユーザが画像形成装置1にコマンドまたはデータを入力するためのユニットであって、タッチパネルディスプレイおよび操作キーパネルなどによって構成される。
タッチパネルディスプレイは、ユーザに対するメッセージを示す画面、ユーザがコマンドまたは情報を入力するための画面、およびCPU10aが実行した処理の結果を示す画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイは、タッチされた位置を示す信号をCPU10aへ送る。操作キーパネルは、いわゆるハードウェアキーボードであって、テンキー、スタートキー、ストップキー、およびファンクションキーなどによって構成される。
音声入力ユニット10iは、マイクロフォン10i1およびA/D(Analog/Digital)変換器10i2(図15参照)などによって構成され、ユーザの声および画像形成装置1の周辺の音を収音し、その声または音を再生するための音声データを生成する。
スキャンユニット10jは、シートに記されている画像を読み取って画像データを生成する。
具体的には、スキャンユニット10jは、図3のように、ADF(Auto Document Feeder)40および撮像部41によって構成される。
ADF40は、原稿台40A、ピックアップローラ40B、搬送ローラ40Ca〜40Cn、排紙トレイ40D、およびモータ40Eなどによって構成される。
撮像部41は、コンタクトガラス41A、プラテンガラス41B、モータ41C、ワイヤー41D、スライダ41E、線光源41F、ミラー41G、ミラー41H、レンズ41J、光学素子41K、光学素子41L、ラインセンサー41M、およびA/D変換部41Nなどによって構成される。
原稿台40Aには、読取りの対象の画像が記された1枚または複数枚のシートがセットされる。これらのシートは、ピックアップローラ40Bによって1枚ずつ原稿台40Aからピックアップされ、搬送ローラ40Ca〜40Cnによって排紙トレイ40Dへ搬送される。
ワイヤー41Dは、モータ41Cおよびスライダ41Eに接続されている。モータ41Cは、X1方向またはX2方向に回転する。すると、スライダ41Eが、ワイヤー41Dを介してコンタクトガラス41Aの直下とプラテンガラス41Bの端部41B1との間を線光源41Fとともに往復運動する。特に、シートがプラテンガラス41Bにセットされた場合に、スライダ41Eが往復運動する。なお、ミラー41Gおよびミラー41Hも、適宜、往復運動する。往復運動する。コンタクトガラス41Aは、「プラテンガラス」と呼ばれることもある。
線光源41Fは、光をシートの表面へ照射する。すると、光がシートの表面で反射し、スライダ41E、ミラー41G、ミラー41H、およびレンズ41Jに届き、光学素子41Kおよび光学素子41Lに集束される。そして、ラインセンサー41Mは、集束された光の光量を検出し光量を示すアナログ信号を生成する。A/D変換部41Nは、生成されたアナログ信号をデジタル信号に変換することによって、画像データを生成する。
シートが原稿台40Aにセットされた場合は、スライダ41Eおよび線光源41Fがコンタクトガラス41Aの直下に留まる。そして、シートがコンタクトガラス41Aを通過するごとに、線光源41Fがそのシートへ光を照射し、上述の通りA/D変換部41Nなどによってそのシートの画像の画像データが生成される。
シートがプラテンガラス41Bにセットされた場合は、スライダ41Eが線光源41Fとともに上述のように往復運動する。この際に、線光源41Fがそのシートへ光を照射し、上述の通りA/D変換部41Nなどによってそのシートの画像の画像データが生成される。
図2に戻って、入力画像処理部10kは、スキャンユニット10jによって得られた画像データに対して画像処理を施す。例えば、TIFF(Tagged Image File Format)またはJPEG(Joint Photographic Experts Group)などのフォーマットの画像データに変換する。
出力画像処理部10mは、シートに印刷する画像の画像データに対して画像処理を施すことによって、ビットマップの画像データを生成する。例えば、2in1印刷(2up印刷)が指定された場合は、2ページ分の画像が1枚の一般シートの1つの印刷面に集約されるように解像度を落としたビットマップの画像データを生成する。または、カラー画像をモノクロで印刷するように指定された場合は、グレースケールのビットマップの画像データを生成する。
プリントユニット10nは、スキャンユニット10jによって読み取られた画像のほか、ネットワークインタフェース10e、モデム10f、またはUSBボード10gによって他の装置から受信した画像データに示される画像をシートに印刷する。なお、これらの画像には適宜、入力画像処理部10kまたは出力画像処理部10mによって上述の処理が施される。以下、プリントユニット10nとしてタンデム方式のカラーレーザプリンタが用いられる場合を例に説明する。
プリントユニット10nは、給送部45、作像部46、定着部47、および排紙部48などによって構成される。
給送部45は、給紙カセット45A1、45A2、ピックアップローラ45B1、45B2、搬送ローラ45C1〜45C6、手差トレイ45D、ピックアップローラ45E、およびモータ45Fなどによって構成され、画像を印刷するためのシートを作像部46へ供給する。
給紙カセット45A1および給紙カセット45A2には、多数のシートが格納される。それぞれに、異なる種類のシートを格納してもよい。例えば、給紙カセット45A1にA3サイズの普通紙を格納し、給紙カセット45A2にA4サイズの上質紙を格納してもよい。
ピックアップローラ45B1およびピックアップローラ45B2は、それぞれ、給紙カセット45A1および給紙カセット45A2から1枚ずつシートをピックアップする。搬送ローラ45C1〜45C6は、ピックアップされたシートを作像部46へ搬送する。
モータ45Fは、ピックアップローラ45B1、45B2、搬送ローラ45C1〜45C6、およびピックアップローラ45Eのうちのいずれかを、シートの供給元に応じて回転させる。
作像部46は、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックそれぞれの作像ユニット461、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックそれぞれの一次転写ローラ462、露光部463、中間転写ベルト464、二次転写ローラ465、およびモータ466などによって構成される。
各作像ユニット461は、感光体ドラム461aのほか、帯電部、光書込部、現像装置、およびドラムクリーナなどによって構成される。
以下、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックそれぞれの作像ユニット461を「作像ユニット461Y」、「作像ユニット461M」、「作像ユニット461C」、および「作像ユニット461K」と記載する。イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックそれぞれの一次転写ローラ462を「一次転写ローラ462Y」、「一次転写ローラ462M」、「一次転写ローラ462C」、および「一次転写ローラ462K」と記載する。
露光部463は、出力画像処理部10mによって生成された画像データに基づいてレーザ光を照射することによって作像ユニット461Y、461M、461C、および461Kそれぞれの感光体ドラム461aに、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックそれぞれの静電潜像を作成する。そして、各感光体ドラム461aには、対応する色のトナー像が形成される。
一次転写ローラ462Y、462M、462C、および462Kは、それぞれ、作像ユニット461Y、461M、461C、および461Kのそれぞれの感光体ドラム461aに形成されたトナー像を中間転写ベルト464に重ね合わせる。これにより、カラーのトナー像が中間転写ベルト464に形成される。
二次転写ローラ465は、給送部45から搬送されてきたシートに、作像部46の中間転写ベルト464に形成されているトナー像を転写させる。そして、このシートを定着部47へ搬送する。
モータ466は、一次転写ローラ462、中間転写ベルト464、二次転写ローラ465、および作像ユニット461それぞれの感光体ドラム461aなどを回転させる。
定着部47は、定着ローラ47A、加圧ローラ47B、ヒータ47C、およびモータ47Dなどによって構成される。
ヒータ47Cは、定着ローラ47Aの表面が特定の温度になるように、定着ローラ47Aを加熱する。特定の温度は、印刷の条件に応じて決定される。モータ47Dは、定着ローラ47Aおよび加圧ローラ47Bを回転させる。
作像部46から搬送されてきたシートは、定着ローラ47Aと加圧ローラ47Bとの間を通過する際に、定着ローラ47Aによって加熱され、加圧ローラ47Bによって加圧される。これにより、トナー像がそのシートに定着する。
排紙部48は、排紙ローラ48A1、48A2、振分ローラ48B1、48B2、排紙トレイ48C、およびモータ48Dなどによって構成される。
排紙ローラ48A1および48A2は、定着ローラ47Aおよび加圧ローラ47Bを通過したシートを振分ローラ48B1および48B2へ搬送する。
振分ローラ48B1および48B2は、シートに後処理を施す必要がない場合は、そのシートを排紙トレイ48Cへ排出し、必要がある場合は、フィニッシャ10pへ排出する。モータ48Dは、排紙ローラ48A1、48A2および振分ローラ48B1、48B2を回転させる。
図2に戻って、フィニッシャ10pは、プリントユニット10nによって画像が印刷されたシートに対して、必要に応じて後処理を施す。後処理は、ステープルで綴じる処理、パンチ穴を開ける処理、折り曲げる処理、またはソートする処理などである。
フィニッシャ10pは、図5に示すように、搬送ローラ49A1〜49A6、後処理機構49B、セットローラ49C1〜49C3、排紙トレイ49D1、49D2、シート退避機構49E、退避ローラ49F1、49F2、およびモータ49Gなどによって構成される。
搬送ローラ49A1〜49A6は、プリントユニット10nによって画像が印刷されたシートを後処理機構49Bへ搬送する。セットローラ49C1〜49C3は、シートを後処理機構49Bにセットする。さらに、後処理が施された後、シートを排紙トレイ49D1または49D2に排出する。部数が複数ある場合は、排出先を選択することによってソートを行う。
後処理機構49Bは、ステープルで綴じる処理、パンチ穴を開ける処理、または折り曲げる処理をシートに施す。
シート退避機構49Eは、後処理を一時的に停止する際に、プリントユニット10nから搬送されてくるシートを退避させておくための機構である。退避ローラ49F1、49F2によってシートがシート退避機構49Eへ搬入(退避)される。その後、シートがシート退避機構49Eから搬出される。
図2に戻って、ROM10cまたは補助記憶装置10dには、いわゆる音声入力によってコマンドを受け付けてジョブを実行するためのジョブ受付プログラム100が記憶されている。
ジョブ受付プログラム100によると、図6に示す動作音特性記憶部101、声情報取得部102、実行ジョブ問合部103、動作音推測部104、抑制対象選出部105、ジョブ抑制指令部106、抑制解除許可部107、実行ジョブ回答部121、ジョブ抑制部122、ジョブ抑制解除部123、動作問合部131、動作音測定部132、動作音特性登録部133、動作回答部141、およびジョブ開始通知部142などが実現される。
ジョブ受付プログラム100は、適宜、RAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。補助記憶装置10dとして、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)が用いられる。上述の各ハードウェアモジュールの各モータなどは、CPU10aによって制御される。
以下、動作音特性記憶部101ないしジョブ開始通知部142の機能を、図7などを参照しながら、画像形成装置1Aの動作音特性記憶部101ないしジョブ開始通知部142を例に説明する。画像形成装置1A以外の画像形成装置1を「周辺画像形成装置」と記載する。
〔準備〕
図7は、動作音特性データ51の例を示す図である。図8は、動作音特性データ51Bの更新前後の例を示す図である。
動作音特性記憶部101は、図7に示すように、各周辺画像形成装置つまり画像形成装置1B、1C、…ごとの動作音特性データ51が記憶されている。以下、画像形成装置1B、1C、…それぞれの動作音特性データ51を「動作音特性データ51B」、「動作音特性データ51C」、…のように区別して記載する。
動作音特性データ51には、それに対応する周辺画像形成装置がジョブを実行している際の音の、画像形成装置1A自身の音声入力ユニット10iにおける音圧のレベルを示す。以下、ジョブを実行している際の音を「動作音」と記載し、音圧のレベルを「音圧レベル」と記載する。音圧レベルは、ジョブの種類ごとに示される。
例えば、動作音特性データ51Bには、画像形成装置1BがPCプリント、プラテンコピー、ADFコピー、プラテン−ScanToUSB、およびADF−ScanToUSBそれぞれのジョブを実行している際の動作音の、画像形成装置1Aの音声入力ユニット10iにおける音圧レベルを示す。
「PCプリント」は、端末装置2からネットワークインタフェース10eによって画像データを受信しプリントユニット10nによって画像をシートに印刷するジョブである。「ネットワークプリントジョブ」または「ネットワークプリンティングジョブ」などと呼ばれることもある。
本実施形態では、ファクシミリ端末からモデム10fによって画像データを受信しプリントユニット10nによって画像をシートに印刷するジョブおよび記録媒体(補助記憶装置10d、USBメモリ、またはクラウドストレージなど)に記憶されている画像データを読み出しプリントユニット10nによって画像をシートに印刷するジョブも、PCプリントジョブに分類される。
「プラテンコピー」は、スキャンユニット10jのコンタクトガラス41A(プラテンガラス)にセットされたシートから撮像部41によって画像を読み取ってプリントユニット10nによって他のシートへ印刷するジョブである。
「ADFコピー」は、スキャンユニット10jのADF42にセットされたシートから撮像部41によって画像を読み取ってプリントユニット10nによって他のシートへ印刷するジョブである。
PCプリントジョブ、プラテンコピージョブ、およびADFコピージョブは、さらにフィニッシャ10pによるシートへの後処理を伴うこともある。
「プラテン−ScanToUSB」は、コンタクトガラス41Aにセットされたシートから撮像部41によって画像を読み取って画像データを生成し、画像データをUSBボード10gによってUSBメモリに保存するジョブである。本実施形態では、画像データをUSBメモリ以外の記憶媒体(補助記憶装置10dまたはクラウドストレージなど)に保存するジョブも、プラテン−ScanToUSBに分類される。
「ADF−ScanToUSB」は、ADF42にセットされたシートから撮像部41によって画像を読み取って画像データを生成し、画像データをUSBボード10gによってUSBメモリに保存するジョブである。本実施形態では、画像データをUSBメモリ以外の記憶媒体に保存するジョブも、ADF−ScanToUSBに分類される。
動作音特性データ51B、51C、…は、予め、動作音測定部132および動作音特性登録部133によって次のように生成され動作音特性記憶部101に登録される。
画像形成装置1A自身およびすべての周辺画像形成装置をアイドリングの状態にしておく。そして、画像形成装置1BにPCプリントジョブを開始させる。
すると、画像形成装置1Aの動作音測定部132は、画像形成装置1BがPCプリントジョブを実行している間に、画像形成装置1A自身の音声入力ユニット10iに収音させ、収音した音の音圧レベルを測定する。これにより、画像形成装置1Bの、PCプリントジョブの動作音の音圧レベルが得られる。
同様に、画像形成装置1Bに、プラテンコピージョブ、ADFコピージョブ、プラテン−ScanToUSBジョブ、ADF−ScanToUSBジョブを順次、実行させる。動作音測定部132は、各ジョブを実行している間に、画像形成装置1A自身の音声入力ユニット10iに収音させ、収音した音の音圧レベルを測定する。これにより、画像形成装置1Bの、プラテンコピージョブ、ADFコピージョブ、プラテン−ScanToUSBジョブ、ADF−ScanToUSBジョブそれぞれの動作音の音圧レベルが得られる。
そして、動作音特性登録部133は、各ジョブの音圧レベルを音圧レベルV0として示すデータを生成し、画像形成装置1Bと対応付けて動作音特性データ51Bとして動作音特性記憶部101に記憶させる。
動作音特性データ51C、動作音特性データ51D、…も同様に、画像形成装置1C、画像形成装置1D、…に各ジョブを実行させ、動作音の音圧レベルを測定することによって生成され、動作音特性記憶部101に記憶される。
なお、動作音特性データ51B、51C、51D…は、後述するように、適宜、更新される。
〔音声入力の際のジョブの制御〕
声情報取得部102は、音声入力ユニット10iによって収音された、ユーザの声を解析することによって、声の情報を取得する。本実施形態では声の情報として声の音圧レベルV1を取得する。
ユーザは、自分の声で画像形成装置1Aにコマンドまたはデータを入力したい場合は、音声入力開始コマンドを画像形成装置1Aに与える。ユーザは、音声入力開始コマンドを、所定のメッセージを音声入力ユニット10iに話しかけることによって与えることができる。または、操作ユニット10hの操作キーパネルの所定のキーを押すことによって与えることができる。
実行ジョブ問合部103は、音声入力開始コマンドがユーザから与えられた場合に、現在実行しているジョブの種類を各周辺画像形成装置(画像形成装置1B、1C、…)へ問い合わせる。この際に、ジョブ問合データ52を各周辺画像形成装置へ送信する。
すると、各周辺画像形成装置から、その周辺画像形成装置が現在実行しているジョブの種類を示す種類回答データ53またはジョブを実行していない旨を示すアイドリング回答データ54を受信する。
例えば、画像形成装置1Bにおいて、実行ジョブ回答部121は、画像形成装置1Bが現在ジョブを実行していれば、そのジョブの種類を示すデータを種類回答データ53として画像形成装置1Aへ送信する。ジョブを実行していなければアイドリング回答データ54を画像形成装置1Aへ送信する。画像形成装置1C、1D、…においても同様に実行ジョブ回答部121が種類回答データ53またはアイドリング回答データ54を画像形成装置1Aへ送信する。
なお、画像形成装置1Aの実行ジョブ回答部121も同様に、ジョブ問合データ52を受信した場合は、画像形成装置1A自身において現在ジョブを実行している場合は、そのジョブの種類を示すデータを種類回答データ53として、ジョブ問合データ52の送信元へ送信する。ジョブを実行していない場合は、アイドリング回答データ54をジョブ問合データ52の送信元へ送信する。
画像形成装置1Aにおいて、動作音推測部104は、周辺画像形成装置それぞれから種類回答データ53またはアイドリング回答データ54を受信すると、周辺画像形成装置それぞれの動作音の音圧レベルV2を次のように推測する。
例えば画像形成装置1Bから受信したデータが種類回答データ53である場合は、動作音推測部104は、動作音特性記憶部101から画像形成装置1Bの動作音特性データ51つまり動作音特性データ51Bを読み出す。そして、動作音特性データ51Bから、種類回答データ53に示される種類に対応する音圧レベルV0を検索し、画像形成装置1Bの動作音の音圧レベルV2がその音圧レベルV0であると推測する。
一方、受信したデータがアイドリング回答データ54である場合は、動作音推測部104は、画像形成装置1Bの動作音の音圧レベルV2がゼロであると推測する。なお、ジョブ問合データ52を送信してから所定の時間(例えば、10秒)が経過しても画像形成装置1Bから種類回答データ53もアイドリング回答データ54も送信されてこなかった場合も、画像形成装置1Bの動作音の音圧レベルV2がゼロであると推測してもよい。
動作音推測部104は、画像形成装置1C、1D、…それぞれの動作音の音圧レベルV2も同様の方法で推測する。以下、画像形成装置1B、1C、1D、…それぞれの音圧レベルV2を「音圧レベルV2b」、「音圧レベルV2c」、「音圧レベルV2d」、…と記載する。
抑制対象選出部105は、周辺画像形成装置の中からジョブを一時停止させるものを抑制対象として次のように選出する。
抑制対象選出部105は、周辺画像形成装置それぞれの音圧レベルV2の中から、閾値である音圧レベルVthを超えるものを選出する。そして、選出した音圧レベルV2に対応する周辺画像形成装置を抑制対象として選出する。例えば、音圧レベルV2b、V2c、…のうちの音圧レベルV2cおよびV2eが音圧レベルVthを超える場合は、画像形成装置1Cおよび画像形成装置1Eを抑制対象として選出する。
音圧レベルVthは、標準的な人間が話す際の音圧レベルであってもよいし、音声入力を行うユーザが話す際の音圧レベルであってもよい。後者の場合は、ユーザが音声入力ユニット10iによって音声入力開始コマンドを与えた際に声情報取得部102によって得られた音圧レベルV1を音圧レベルVthとして用いてもよい。または、「V1+α1」を音圧レベルVthとして用いてもよいし、「α2・V1」を音圧レベルVthとして用いてもよい。「α1」は、任意の値であるが、負の値であるのが望ましい。「α2」は、任意の正の値であるが、1未満であるのが望ましい。
ジョブ抑制指令部106は、抑制対象として選出された周辺画像形成装置へ抑制指令データ55を送信することによって、ジョブを一時停止するように指令する。上述の例の場合は、画像形成装置1Cおよび画像形成装置1Eへ抑制指令データ55を送信する。
ユーザは、音声入力によるコマンドまたはデータの入力を終了する場合は、音声入力終了コマンドを画像形成装置1Aに与える。ユーザは、音声入力開始コマンドと同様に、音声入力ユニット10iまたは操作ユニット10hを介して音声入力終了コマンドを画像形成装置1Aに与えることができる。
抑制解除許可部107は、音声入力終了コマンドが与えられると、抑制対象として選出された周辺画像形成装置へ再開許可データ56を送信することによって、ジョブを再開してもよい旨を通知する。
周辺画像形成装置それぞれにおいて、ジョブ抑制部122は、抑制指令データ55を受信すると、周辺画像形成装置自身において実行しているジョブが一時的に停止されるように、周辺画像形成装置自身の各部を制御する。その後、抑制指令データ55の送信元から再開許可データ56を受信すると、ジョブ抑制解除部123は、そのジョブが再開されるように周辺画像形成装置自身の各部を制御する。
なお、画像形成装置1Aのジョブ抑制部122も同様に、周辺画像形成装置から抑制指令データ55を受信すると、画像形成装置1Aにおいて実行しているジョブが一時的に停止されるように、画像形成装置1A自身の各部を制御する。その後、その周辺画像形成装置から再開許可データ56を受信すると、ジョブ抑制解除部123は、そのジョブが再開されるように画像形成装置1A自身の各部を制御する。
〔動作音特性データ51の更新〕
画像形成装置1Aにおいて、ユーザからジョブが与えられると、動作問合部131は、各周辺画像形成装置へ動作問合データ61を送信することによって、現在ジョブを実行しているか否かを問い合わせる。
周辺画像形成装置それぞれにおいて、動作回答部141は、画像形成装置1Aから動作問合データ61を受信すると、現在ジョブを周辺画像形成装置自らが実行している場合は、実行中回答データ62を動作問合データ61の送信元(つまり、画像形成装置1A)へ送信する。実行していない場合は、アイドリング回答データ63を動作問合データ61の送信元へ送信する。
なお、画像形成装置1Aにおいても同様に、動作回答部141は、いずれかの周辺画像形成装置から動作問合データ61を受信すると、画像形成装置1A自身が現在ジョブを実行している場合は、実行中回答データ62をその周辺画像形成装置へ送信する。ジョブを実行していない場合は、アイドリング回答データ63をその周辺画像形成装置へ送信する。
画像形成装置1Aにおいて、ジョブ開始通知部142は、各周辺画像形成装置から受信したデータがいずれもアイドリング回答データ63である場合は、各周辺画像形成装置へ開始通知データ64を送信する。開始通知データ64には、画像形成装置1Aがユーザから与えられたジョブの種類が示されている。一方、少なくともいずれか1つが実行中回答データ62である場合は、開始通知データ64を送信しないと決定する。
そして、画像形成装置1Aにおいて、開始通知データ64を送信した後、または、開始通知データ64を送信しないと決定した後、ユーザから与えられたジョブが実行され始める。すると、各周辺画像形成装置において、画像形成装置1Aの動作音特性データ51が適宜、更新される。
画像形成装置1Aにおいて、開始通知データ64が送信されてくると、動作音測定部132および動作音特性登録部133は、開始通知データ64の送信元である周辺画像形成装置(以下、「更新対象画像形成装置」と記載する。)の動作音特性データ51を次のように更新する。
動作音測定部132は、画像形成装置1A自身の音声入力ユニット10iに音を収音させ、音圧レベルV3を測定する。開始通知データ64が送信されてきたということは、開始通知データ64の送信元つまり更新対象画像形成装置のみがジョブを実行することなので、すべての画像形成装置1のうちの更新対象画像形成装置のみの動作音が収音される。したがって、更新対象画像形成装置の動作音の音圧レベルが音圧レベルV3として測定される。
そして、動作音特性登録部133は、更新対象画像形成装置の動作音特性データ51(図7参照)の中の、開始通知データ64に示される種類に対応する音圧レベルV0と、動作音測定部132によって測定された音圧レベルV3とを比較する。そして、その音圧レベルV0よりもその音圧レベルV3のほうが高い場合は、その音圧レベルV0をその音圧レベルV3に書き換える。
例えば、更新対象画像形成装置が画像形成装置1Bであり、開始通知データ64に「PCプリント」が示され、画像形成装置1BのPCプリントの音圧レベルV0が「65dB」であり、かつ動作音測定部132によって測定された音圧レベルV3が「68dB」である場合は、動作音特性登録部133は、図8のように動作音特性データ51Bの「PCプリント」に対応する音圧レベルを「65dB」から「68dB」に書き換える。
以上の通り、動作音特性記憶部101ないしジョブ開始通知部142の機能を、画像形成装置1Aの動作音特性記憶部101ないしジョブ開始通知部142を例に説明したが、画像形成装置1B、画像形成装置1C、画像形成装置1D、…においても動作音特性記憶部101ないしジョブ開始通知部142によって同様の処理が実行される。
図9〜図10は、画像形成装置1の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、ジョブ受付プログラム100による全体的な処理の流れを、画像形成装置1Aがジョブ受付プログラム100を実行する場合を例に説明する。
画像形成装置1Aは、音声入力開始コマンドが与えられると(図9の#701でYes)、ユーザの声の情報として音圧レベルV1を取得するとともに(#702)、各周辺画像形成装置(画像形成装置1B、1C、…)にジョブ問合データ52を送信することによって画像形成装置1B、1C、…の実行しているジョブの種類を問い合わせる(#703)。
この際に、画像形成装置1B、1C、…は、ジョブ問合データ52に対する応答として、種類回答データ53またはアイドリング回答データ54を画像形成装置1Aへ送信する。具体的には、ジョブの実行中であればそのジョブの種類を示すデータを種類回答データ53として送信し、実行中でなければアイドリング回答データ54を送信する。この処理は、ステップ#714〜#715の処理に相当する。
画像形成装置1Aは、画像形成装置1B、1C、…それぞれの動作音の音圧レベルV2を、画像形成装置1B、1C、…それぞれから返信されてきた種類回答データ53またはアイドリング回答データ54と画像形成装置1B、1C、…それぞれの動作音特性データ51(図7参照)に基づいて推測する(#704)。
そして、画像形成装置1Aは、画像形成装置1B、1C、…の中から音圧レベルV2が音圧レベルVthを超えるものを抑制対象として選出し(#705)、抑制対象へ抑制指令データ55する(#706)。
画像形成装置1B、1C、…のうちの抑制指令データ55を受信した画像形成装置1は、ジョブを一時的に停止する。この処理は、図10のステップ#718〜#719の処理に相当する。
画像形成装置1Aは、音声入力終了コマンドが与えられると(#707でYes)、抑制対象へ再開許可データ56を送信する(#708)。
画像形成装置1B、1C、…のうちの再開許可データ56を受信した画像形成装置1は、ジョブを再開する。この処理は、ステップ#720〜#721の処理に相当する。
画像形成装置1Aは、ユーザからジョブを与えられると(#709でYes)、画像形成装置1B、1C、…へ動作問合データ61を送信する(#710)。
画像形成装置1B、1C、…は、動作問合データ61を受信すると、動作問合データ61に対する応答として、ジョブを実行している場合は実行中回答データ62を画像形成装置1Aへ送信し、ジョブを実行していない場合はアイドリング回答データ63を画像形成装置1Aへ送信する。これらの処理は、ステップ#716〜#717の処理に相当する。
画像形成装置1Aは、動作問合データ61の応答として、画像形成装置1B、1C、…から送信されてきたデータがすべて実行中回答データ62である場合は(#711でYes)、ユーザから与えられたジョブの種類を示すデータを開始通知データ64として画像形成装置1B、1C、…へ送信する(#712)。そして、ユーザから与えられたジョブを実行し始める(#713)。
画像形成装置1B、1C、…は、開始通知データ64を画像形成装置1Aから受信すると、それぞれが有する、画像形成装置1Aの動作音特性データ51を適宜、更新する。この処理は、ステップ#722〜#726に相当する。
画像形成装置1Aは、ジョブ問合データ52を受信した場合は(#714でYes)、画像形成装置1A自身が現在ジョブを実行している場合は、そのジョブの種類を示すデータを種類回答データ53としてジョブ問合データ52の送信元へ送信し、実行していない場合は、アイドリング回答データ54をジョブ問合データ52の送信元へ送信する(#715)。
画像形成装置1Aは、動作問合データ61を受信した場合は(#716でYes)、画像形成装置1A自身が現在ジョブを実行している場合は実行中回答データ62を動作問合データ61の送信元へ送信し、実行していない場合はアイドリング回答データ63を動作問合データ61の送信元へ送信する(#717)。
画像形成装置1Aは、抑制指令データ55を受信した場合は(図10の#718でYes)、画像形成装置1A自身が実行しているジョブを一時的に停止する(#719)。
画像形成装置1Aは、再開許可データ56を受信した場合は(#720でYes)、一時的に停止しているジョブを再開する(#721)。
画像形成装置1Aは、開始通知データ64を受信すると(#722でYes)、開始通知データ64の送信元である周辺画像形成装置つまり更新対象画像形成装置の動作音特性データ51を次のように更新する。
画像形成装置1Aは、画像形成装置1A自身の音声入力ユニット10iによって更新対象画像形成装置の動作音の音圧レベルV3を測定する(#723)。更新対象画像形成装置の動作音特性データ51の中の、開始通知データ64に示される種類に対応する音圧レベルV0と、測定した音圧レベルV3とを比較する(#724)。そして、その音圧レベルV0よりもその音圧レベルV3のほうが高い場合は(#725でYes)、その音圧レベルV0をその音圧レベルV3に書き換える(#726)。
画像形成装置1Aは、サービスを継続している間(#727でYes)、上述の各処理を適宜、実行する。
なお、画像形成装置1B、1C、…も、図9〜図10に示した処理をジョブ受付プログラム100に基づいて実行する。
本実施形態によると、複数台の画像形成装置1が設置されている環境において音声入力の確実性を従来よりも向上させることができる。
〔変形例〕
以下、本実施形態の変形例について、説明する。
(1) 距離に基づく音圧レベルV2の推測
図11は、動作音特性データ57の例を示す図である。
本実施形態では、画像形成装置1Aの動作音推測部104は、周辺画像形成装置それぞれの動作音の音圧レベルV2を、周辺画像形成装置それぞれの動作音特性データ51に基づいて推測したが、すべての周辺画像形成装置に共通の動作音特性データ57に基づいて推測してもよい。動作音特性データ57は、動作音特性記憶部101に記憶されている。
動作音特性データ57には、図11のように、音圧レベルV0として、画像形成装置1Aからの特定の距離ごとに、ジョブの種類ごとの音圧レベルが示される。これらの音圧レベルは、画像形成装置1Aから特定の距離の地点に他の画像形成装置1を配置し、当該他の画像形成装置1に各種類のジョブを実行させ、そのときの動作音を画像形成装置1Aの音声入力ユニット10iで測定することによって、得られる。
そして、動作音推測部104は、各周辺画像形成装置の動作音の音圧レベルV2が、画像形成装置1Aと各周辺画像形成装置との距離および各周辺画像形成装置が実行しているジョブの種類に応じた音圧レベルV2であると、推測する。
例えば、画像形成装置1Aと画像形成装置1Dとの距離が6m(メートル)であり、画像形成装置1DがADFコピーを実行している場合は、動作音推測部104は、画像形成装置1Dの動作音の音圧レベルV2が62dBであると、推測する。
なお、動作音特性データ57に示される各音圧レベルV0は、予め実験的に求められる。画像形成装置1Aと各周辺画像形成装置との距離も予め計測され、画像形成装置1Aに記憶される。または、すべての画像形成装置1(1A、1B、1C、…)の配置を示すマップを予め用意し、このマップに基づいて2台の画像形成装置1同士の距離を算出してもよい。
(2) 静音モードへの切換え
図12は、動作音特性データ58の例を示す図である。図13は、抑制指令データ59を生成し送信する処理の流れの例を説明するフローチャートである。
本実施形態では、抑制対象として選出された周辺画像形成装置は、ジョブを一時的に停止した。しかし、ジョブを一時的に停止する代わりに、静音モードに切り換えてジョブを継続してもよい。以下、この仕組みを、上記の(1)に静音モードを加える場合を例に説明する。
動作音特性記憶部101に、動作音特性データ57だけでなく動作音特性データ58を予め記憶させておく。
なお、動作音特性データ57は、音圧レベルV0として、各種類のジョブを本来の速度のまま(つまり、速度を落とさず、100%の速度で)実行した場合の動作音の音圧レベルを示している。
動作音特性データ58は、図12のように、音圧レベルV4として、画像形成装置1Aから特定の距離の地点それぞれで各種類のジョブを各ランクの条件で実行した場合の、動作音の音圧レベルを示している。ランクの数値が大きいほど音圧レベルが低くなるように条件が設定されている。
図12の例では、「ランク」として、本来の速度の80%の速度である「ランク_1」および本来の速度の50%の速度である「ランク_2」が予め用意されている。
これらの音圧レベルV4は、画像形成装置1Aから特定の距離の地点に他の画像形成装置1を配置し、当該他の画像形成装置1に各種類のジョブを各ランクの速度で実行させ、そのときの動作音を画像形成装置1Aの音声入力ユニット10iで測定することによって、得られる。
動作音推測部104によって周辺画像形成装置それぞれの動作音の音圧レベルV2が推測され、抑制対象選出部105によって抑制対象が選出されると、ジョブ抑制指令部106は、図13に示す方法によって抑制対象ごとに抑制指令データ59を生成し送信する。
ジョブ抑制指令部106は、ランク_1に注目する(#751)。動作音特性データ58に示される、注目しているランクの音圧レベルV4の中から、抑制対象が実行しているジョブの種類に対応する音圧レベルV4を選出する(#752)。
選出した音圧レベルV4が音圧レベルVth以下であれば(#753でYes)、ジョブ抑制指令部106は、注目しているランクを示すデータを抑制指令データ59として生成しその抑制対象へ送信することによって、注目しているランクの速度に下げるようにその抑制対象へ指令する(#756)。
選出した音圧レベルV4が音圧レベルVthよりも高ければ(#753でNo)、注目しているランクが最後のランクでなければ(#754でYes)、ジョブ抑制指令部106は、次のランクに注目する(#755)。そして、ステップ#752に戻って処理を継続する。最後のランクであれば(#755でYes)、抑制指令データ55をその抑制対象へ送信することによって、ジョブを一時的に停止するように指令する(#757)。
図13の処理によると、例えば、抑制対象として画像形成装置1Cが選出され、画像形成装置1Aから画像形成装置1Cまでの距離が1mであり、画像形成装置1Cが実行しているジョブの種類がADFコピーであり、音圧レベルVthが「60dB」である場合は、音圧レベルV3が「78dB」(図11参照)であると推測されるので、V3>Vth、である。
画像形成装置1Cにランク_1を適用すると、つまり、速度を80%に下げると、画像形成装置1Cの動作音を「69dB」に下げることができると予測されるが、それでもなお、音圧レベルVthを上回る。ランク_2を適用すると、つまり、速度を50%に下げると、「58dB」つまり音圧レベルVth以下に下げることができると予測される。
そこで、ジョブ抑制指令部106は、ランク_2を示すデータを抑制指令データ59として画像形成装置1Cへ送信する。もしも、音圧レベルVthが「58dB」よりも小さければ、ジョブ抑制指令部106は、抑制指令データ55を画像形成装置1Cへ送信する。
なお、ランク_1およびランク_2の条件としてジョブの速度を抑制する条件が設定されたが、一部のハードウェアモジュールを一時的に停止させることを設定しておいてもよい。
例えば、ADFコピーのランク_1またはランク_2の条件として、シートに記される画像の読取り(スキャン)を継続するが読み取った画像の印刷を一時的に停止させる、という条件を設定しておいてもよい。読み取った画像のデータは、周辺画像形成装置のRAM10bまたは補助記憶装置10dなどに一時的に記憶される。
または、後処理を伴うジョブの条件として、画像の印刷を継続するが後処理を一時的に停止させる、という条件を設定しておいてもよい。画像が印刷されたシートは、シート退避機構49Eに一時的に退避される。
周辺画像形成装置それぞれにおいて、ジョブ抑制部122は、抑制指令データ59を受信すると、周辺画像形成装置自身において実行しているジョブが、抑制指令データ59に示されるランクに対応する条件で実行されるように、周辺画像形成装置自身の各部を制御する。
例えば、抑制指令データ59にランク_1が示され、それに対応する条件が本来の速度の80%の速度で実行するという条件であり、かつ、実行中のジョブがADFコピーである場合は、ジョブ抑制部122は、画像の読取りおよび印刷が本来の速度の80%の速度で実行されるように周辺画像形成装置自身のスキャンユニット10jおよびプリントユニット10nなどを制御する。
または、抑制指令データ59にランク_2が示され、それに対応する条件が画像の読取りを継続するが印刷を一時的に停止させるという条件であり、かつ、実行中のジョブがADFコピーである場合は、ジョブ抑制部122は、周辺画像形成装置のスキャンユニット10jによる処理を継続するがプリントユニット10nによる処理を一時的に停止させる。
その後、画像形成装置1Aから再開許可データ56を受信すると、ジョブ抑制解除部123は、そのジョブが本来の速度で実行されまたは一時的に停止していたフェーズが再開されるように周辺画像形成装置自身の各部を制御する。
なお、画像形成装置1Aのジョブ抑制部122も同様に、周辺画像形成装置から抑制指令データ59を受信すると、画像形成装置1Aのジョブが抑制指令データ59に従って実行されるように画像形成装置1A自身の各部を制御する。その後、その周辺画像形成装置から再開許可データ56を受信すると、ジョブ抑制解除部123は、そのジョブが本来の速度で実行されまたは一時的に停止していたフェーズが再開されるように画像形成装置1A自身の各部を制御する。
(3) 周波数に基づく抑制対象の選出
図14は、動作音特性データ65の例を示す図である。
本実施形態では、画像形成装置1Aの抑制対象選出部105は、抑制対象を音圧レベルに基づいて選出したが、他の情報に基づいて選出してもよい。例えば、各種類のジョブを実行した際の動作音の中心周波数およびユーザの声の中心周波数に基づいて次のように選出してもよい。
画像形成装置1Aの動作音特性記憶部101に、ジョブの種類ごとの動作音の中心周波数F0を示す動作音特性データ65を動作音特性データ51の代わりに予め記憶させておく。図14(A)のように周辺画像形成装置ごとに中心周波数F0を示すデータを動作音特性データ65として記憶させておいてもよいし、図14(B)のように画像形成装置1Aからの特定の距離ごとの中心周波数F0を示すデータを動作音特性データ65として記憶させておいてもよい。
声情報取得部102は、ユーザの声の情報として声の中心周波数F1を声の音圧レベルV1の代わりに取得する。
動作音推測部104は、周辺画像形成装置それぞれの動作音の中心周波数F2を次のように推測する。
例えば、画像形成装置1Bから種類回答データ53を受信した場合は、動作音推測部104は、画像形成装置1Bの動作音特性データ65(動作音特性データ65B)を動作音特性記憶部101から読み出す。動作音特性データ65Bから、種類回答データ53に示される種類に対応する中心周波数F0を検索し、画像形成装置1Bの動作音の中心周波数F2がその中心周波数F0であると推測する。または、動作音推測部104は、動作音特性データ652に示される、画像形成装置1Aから画像形成装置1Bまでの距離および種類回答データ53に示される種類に対応する中心周波数F0であると推測する。
なお、画像形成装置1Bからアイドリング回答データ54を受信した場合は、動作音推測部104は、中心周波数がないと推測する。
抑制対象選出部105は、周辺画像形成装置それぞれの中心周波数F0とユーザの中心周波数F1とを比較し、中心周波数F1との差が所定の値α3未満である中心周波数F0の周辺画像形成装置を抑制対象として選出する。
または、抑制対象選出部105は、周辺画像形成装置それぞれの中心周波数F0を中心とするα4の帯域の成分の積分S0とユーザの中心周波数F1をα4の帯域の成分の積分S1とを比較し、積分S1よりも大きい積分S0の周辺画像形成装置を抑制対象として選出する。または、(S1+α5)よりも大きい積分S0の周辺画像形成装置を抑制対象として選出してもよいし、(α6・S1)よりも大きい積分S0の周辺画像形成装置を抑制対象として選出してもよい。「α5」は、任意の値であるが、負の値であるのが望ましい。「α6」は、任意の正の値であるが、1未満であるのが望ましい。
なお、中心周波数の代わりにピークの周波数または中心値の周波数など他の周波数を用いてもよい。
(4) ジョブ以外の動作音の抑制
画像形成装置1Aは、周辺画像形成装置のジョブを一時的に停止させまたは速度を落として実行させたが、ジョブ以外の処理を一時的に停止させまたは速度を落として実行させてもよい。例えば、画像安定化処理を一時的に停止させまたは速度を落として実行させてもよい。または、周辺画像形成装置から出力されるビープ音などの音声の大きさを通常よりも小さくしてもよい。
(5) 画像形成装置以外の装置への適用
本実施形態では、画像形成装置1Aへユーザが音声入力を行う際の、周辺画像形成装置の制御について説明したが、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、またはスマートフォンなどへユーザが音声入力を行う際の、これらのコンピュータの周囲にある画像形成装置の制御に本発明を適用することもできる。
(6) マイクの指向性
図15は、マイクロフォン10i1の向きと収音可能範囲80との関係の例を示す図である。
本実施形態では、画像形成装置1Aの抑制対象選出部105は、画像形成装置1A自身のマイクロフォン10i1の向きに関わらず抑制対象を選出したが、マイクロフォン10i1に指向性がある場合は、マイクロフォン10i1の向きに鑑みて抑制対象を選出してもよい。
具体的には、抑制対象選出部105は、マイクロフォン10i1の向きを検知し、マイクロフォン10i1の指向特性および検知した向きなどに基づいて、図15のような、マイクロフォン10i1が収音することのできる収音可能範囲80を特定する。そして、周辺画像形成装置のうちの音圧レベルVthを超える音圧レベルV2に対応しかつ収音可能範囲80に設置されているものを抑制対象として選出する。
(7) 音声入力終了コマンドの受付以外のジョブの再開のタイミング
本実施形態では、画像形成装置1Aの抑制解除許可部107は、音声入力終了コマンドが入力された際に抑制対象へ再開許可データ56を送信したが、他のタイミングで送信してもよい。例えば、ジョブの実行の開始が画像形成装置1A自身に指令された際に送信してもよい。または、音声入力が一定の時間以上なされなかった場合に送信してもよい。
その他、画像処理システム3、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理の内容、処理の順序、データの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置(情報処理装置)
1A 画像形成装置(情報処理装置)
1B〜1E 画像形成装置(周囲装置)
101 動作音特性記憶部(記憶手段)
104 動作音推測部(推測手段)
105 抑制対象選出部(選出手段)
106 ジョブ抑制指令部(制御手段)
132 動作音測定部(特性登録手段)
133 動作音特性登録部(特性登録手段)
10i1 マイクロフォン
51 動作音特性データ
80 収音可能範囲(範囲)

Claims (16)

  1. 声によるコマンドまたはデータの入力を受け付ける音声入力機能を有する情報処理装置であって、
    当該情報処理装置の周囲にある1台または複数台の周囲装置それぞれから前記音声入力機能をユーザが使用しようとする際に発生する音の特性を推測する推測手段と、
    前記1台または複数台の周囲装置のうちの、前記推測手段によって推測された前記特性が所定の条件に該当するものを抑制対象として選出する選出手段と、
    音の発生を低減させるように前記抑制対象を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記1台または複数台の周囲装置それぞれの、複数の種類それぞれのジョブを実行する際の第二の音の第二の特性を記憶する記憶手段、
    を有し、
    前記推測手段は、前記1台または複数台の周囲装置それぞれの前記特性を、当該周囲装置の、前記複数の種類のうちの当該周囲装置が実行しているジョブの種類の前記第二の特性であると推測する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 当該情報処理装置がジョブを実行しておらずかつ前記1台または複数台の周囲装置のうちの1台がジョブを実行している際に聞こえる第三の音の第三の特性を、当該1台の周囲装置の、前記複数の種類のうちの当該1台が実行しているジョブの種類の前記第二の特性として前記記憶手段に記憶させる、特性登録手段、を有する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 当該情報処理装置から複数の距離それぞれの地点で複数の種類それぞれのジョブを実行する際の音の第二の特性を記憶する記憶手段、
    を有し、
    前記推測手段は、前記1台または複数台の周囲装置それぞれの前記特性を、前記複数の距離のうちの当該情報処理装置から当該周囲装置までの距離の、前記複数の種類のうちの当該周囲装置が実行しているジョブの種類の前記第二の特性であると推測する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記特性は、前記発生する音の大きさを表わす度合であり、
    前記選出手段は、前記1台または複数台の周囲装置のうちの前記度合が閾値を超えるものを前記抑制対象として選出する、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記閾値は、前記ユーザの声の大きさを表わす第二の度合である、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記特性は、前記発生する音の第一の中心周波数であり、
    前記選出手段は、前記1台または複数台の周囲装置のうちの前記第一の中心周波数が前記ユーザの声の第二の中心周波数と重なるものを前記抑制対象として選出する、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 前記特性は、前記発生する音の中心周波数における音量であり、
    前記選出手段は、前記1台または複数台の周囲装置のうちの前記音量が閾値を超えるものを前記抑制対象として選出する、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 前記閾値は、前記ユーザの声の中心周波数における第二の音量である、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記音声入力機能は、指向性のあるマイクロフォンによって実現され、
    前記選出手段は、前記1台または複数台の周囲装置のうちの前記マイクロフォンが収音する範囲に位置しかつ前記特性が前記所定の条件に該当するものを前記抑制対象として選出する、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  11. 前記制御手段は、前記抑制対象が実行しているジョブが一時的に停止されるように当該抑制対象を制御する、
    請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の情報処理装置。
  12. 前記制御手段は、前記度合が前記閾値以下になるように速度を落としてジョブが実行されるように前記抑制対象を制御する、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  13. 前記1台または複数台の周囲装置は、画像形成装置であり、
    前記制御手段は、前記抑制対象が実行しているジョブがコピーである場合に、スキャンを継続させるが印刷が一時的に停止されるように当該抑制対象を制御する、
    請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の情報処理装置。
  14. 前記1台または複数台の周囲装置は、画像形成装置であり、
    前記制御手段は、前記抑制対象が実行しているジョブに印刷およびフィニッシャによる後処理が含まれる場合に、当該印刷を継続させるが当該後処理が一時的に停止されるように当該抑制対象を制御する、
    請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の情報処理装置。
  15. 声によるコマンドまたはデータの入力を受け付ける音声入力機能を有する情報処理装置の周囲にある1台または複数台の周囲装置を制御する周囲装置制御方法であって、
    1台または複数台の周囲装置それぞれから前記音声入力機能をユーザが使用しようとする際に発生する音の特性を推測し、
    前記1台または複数台の周囲装置のうちの推測された前記特性が所定の条件に該当するものを抑制対象として選出し、
    音の発生を低減させるように前記抑制対象を制御する、
    ことを特徴とする周囲装置制御方法。
  16. 声によるコマンドまたはデータの入力を受け付ける音声入力機能を有する情報処理装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    当該情報処理装置に、
    当該情報処理装置の周囲にある1台または複数台の周囲装置それぞれから前記音声入力機能をユーザが使用しようとする際に発生する音の特性を推測する処理を実行させ、
    前記1台または複数台の周囲装置のうちの推測された前記特性が所定の条件に該当するものを抑制対象として選出する処理を実行させ、
    音の発生を低減させるように前記抑制対象を制御する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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