JP2020198363A - 高周波パッケージ - Google Patents
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Abstract
【課題】バイアス回路を含めた回路全体の小型化を図ることができる高周波パッケージを得ること。【解決手段】高周波パッケージ30は、キャリア基板1と、キャリア基板1に積層された下部多層基板3と、下部多層基板3との間に隙間を設けて下部多層基板3に積層された上部多層基板5と、下部多層基板3の搭載面3aに搭載された高周波デバイス7と、を備える。また、高周波パッケージ30は、上部多層基板5の対向面5aに搭載されて高周波デバイス7のバイアス回路として機能するチップ部品27と、下部多層基板3を貫通する複数の第1のグランドビア11と、上部多層基板5を貫通する第2のグランドビア19とを備える。複数の第1のグランドビア11と複数の第2のグランドビア19とは、高周波デバイス7の周囲を囲むように設けられている。【選択図】図1
Description
本発明は、シールド構造を持つ高周波パッケージに関する。
多層基板に形成されたキャビティ内に半導体素子が設けられた高周波パッケージが知られている。特許文献1には、キャビティをキャップで覆って高周波成分の不要放射量を抑えたシールド構造を有する高周波パッケージが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された高周波パッケージの実装構成では、回路が平面的に実装されていること、またバイアス回路を高周波パッケージの外部に配置する必要があることから、回路全体が大きくなるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、バイアス回路を含めた回路全体の小型化を図ることができる高周波パッケージを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、高周波パッケージは、キャリア基板と、キャリア基板に積層された下部多層基板と、下部多層基板との間に隙間を設けて下部多層基板に積層された上部多層基板と、下部多層基板のうち、キャリア基板と対向する面の反対面である搭載面に搭載された高周波デバイスと、を備える。また、高周波パッケージは、搭載面に形成されて高周波デバイスと電気的に接続された第1の回路パターンと、上部多層基板のうち搭載面と対向する対向面に形成された第2の回路パターンと、上部多層基板の内層に形成された信号パターンと、下部多層基板と上部多層基板との間に設けられて第1の回路パターンと第2の回路パターンとを電気的に接続させる信号バンプと、を備える。また、高周波パッケージは、対向面に搭載されるとともに、第1の回路パターン、第2の回路パターン、および信号バンプを介して高周波デバイスと電気的に接続されて高周波デバイスのバイアス回路として機能するチップ部品と、下部多層基板を貫通し、搭載面と垂直な方向から見て高周波デバイスの周囲を囲むように設けられた複数の第1のグランドビアと、上部多層基板を貫通し、搭載面と垂直な方向から見て高周波デバイスの周囲を囲むように設けられた複数の第2のグランドビアと、下部多層基板と上部多層基板との間に設けられて第1のグランドビアと第2のグランドビアとを電気的に接続させるグランドバンプと、上部多層基板のうち、対向面の反対面である外面を覆うグランドパターンと、を備える。
本発明によれば、バイアス回路を含めた回路全体の小型化を図ることができる高周波パッケージを得ることができるという効果を奏する。
以下に、本発明の実施の形態にかかる高周波パッケージを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる高周波パッケージの断面構成を示す図である。高周波パッケージ30は、キャリア基板1から順に、下部多層基板3、上部多層基板5の順に積層された積層構造を有する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる高周波パッケージの断面構成を示す図である。高周波パッケージ30は、キャリア基板1から順に、下部多層基板3、上部多層基板5の順に積層された積層構造を有する。
キャリア基板1は、金属製の基板である。下部多層基板3は、複数の絶縁層が積層された多層基板である。絶縁層は、例えば、誘電体であるセラミックが積層されたLTCC(Low Temperature Co―fired Ceramic:低温焼成セラミック多層基板)である。
下部多層基板3のうち、キャリア基板1と対向する面の反対面である搭載面3aには、キャリア基板1に向けて凹ませたキャビティ3bが形成されている。下部多層基板の絶縁層間および搭載面3aには、導体で形成された複数の第1の回路パターン9が形成されている。
下部多層基板3には、搭載面3aに垂直な方向に沿って見た場合に、キャビティ3bの周囲を囲む複数の第1のグランドビア11が形成されている。第1のグランドビア11は、下部多層基板3のキャリア基板1と対向する面から搭載面3aとの間を貫通して設けられている。第1のグランドビア11は、下部多層基板3を貫通するビアホールに充填された導体によって形成されている。第1の回路パターン9の一部は第1のグランドビア11と接している。
上部多層基板5は、下部多層基板3と同様に、複数の絶縁層が積層された多層基板である。絶縁層は、例えば、誘電体であるセラミックが積層されたLTCCである。上部多層基板5と下部多層基板3との間には隙間が設けられている。
上部多層基板5のうち、下部多層基板3の搭載面3aと対向する面である対向面5aには、導体で形成された複数の第2の回路パターン13が形成されている。上部多層基板5の絶縁層間には、導体で形成された内層パターンである第3の回路パターン15が形成されている。上部多層基板5のうち、対向面5aの反対面である外面5bには、導体で形成されたグランドパターン17が形成されている。グランドパターン17は、外面5bの全体を覆うように形成されている。
上部多層基板5には、対向面5aのうち、第1のグランドビア11と対向する部分から外面5bに向けて貫通して設けられる第2のグランドビア19が形成されている。第2のグランドビア19は、上部多層基板5を貫通するビアホールに充填された導体によって形成されている。第2の回路パターン13の一部は第2のグランドビア19と接している。第2のグランドビア19は、外面5b側の端部でグランドパターン17と電気的に接続されている。
上部多層基板5には、第2の回路パターン13と第3の回路パターン15とを電気的に接続させる信号ビア23が設けられている。信号ビア23は、上部多層基板の絶縁層間を貫通するビアホールに充填された導体によって形成されている。
高周波パッケージ30は、高周波デバイスである半導体素子7を備える。半導体素子7は、下部多層基板3のキャビティ3bに設けられる。半導体素子7は、ワイヤ電極21を介して第1の回路パターン9と電気的に接続されている。
下部多層基板3には、キャリア基板1に対向する面からキャビティ3bに向けて貫通する放熱ビア25が設けられている。放熱ビア25は、下部多層基板3を貫通するビアホールに充填された導体によって形成される。放熱ビア25は、キャリア基板1と半導体素子7とに接する。半導体素子7で発生した熱は、放熱ビア25を介してキャリア基板1に伝達されて放熱される。
高周波パッケージ30は、チップ部品27を備える。チップ部品27は、上部多層基板5の対向面5aに搭載されて、第2の回路パターン13と電気的に接続されている。チップ部品27は、半導体素子7のバイアス回路として機能する。
下部多層基板3と上部多層基板5との間には、グランドバンプ28と信号バンプ29とが設けられている。グランドバンプ28は、第1の回路パターン9と第2の回路パターン13とに接触して、第1のグランドビア11と第2のグランドビア19とを電気的に接続させている。信号バンプ29は、第1の回路パターン9と第2の回路パターン13とに接触して、半導体素子7、ワイヤ電極21、第1の回路パターン9、第2の回路パターン13、信号ビア23、第3の回路パターン15、チップ部品27に至る経路を形成する。この経路を介して半導体素子7への制御信号等への入出力が行われる。
以上説明した高周波パッケージ30は、半導体素子7の周囲を囲む第1のグランドビア11および第2のグランドビア19と、上部多層基板5の外面5bに形成されたグランドパターン17と、キャリア基板1とによって、外部からの信号を遮断するシールド構造を有する。
また、半導体素子7のバイアス回路として機能するチップ部品27を、下部多層基板3と上部多層基板5との間、すなわちシールド構造の内部に設けているので、バイアス回路をシールド構造の外部に設けた場合に比べて、バイアス回路を含めた回路全体の小型化を図ることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 キャリア基板、3 下部多層基板、3a 搭載面、3b キャビティ、5 上部多層基板、5a 対向面、5b 外面、7 半導体素子、9 第1の回路パターン、11 第1のグランドビア、13 第2の回路パターン、15 第3の回路パターン、17 グランドパターン、19 第2のグランドビア、21 ワイヤ電極、23 信号ビア、25 放熱ビア、27 チップ部品、28 グランドバンプ、29 信号バンプ、30 高周波パッケージ。
Claims (1)
- キャリア基板と、
前記キャリア基板に積層された下部多層基板と、
前記下部多層基板との間に隙間を設けて前記下部多層基板に積層された上部多層基板と、
前記下部多層基板のうち、前記キャリア基板と対向する面の反対面である搭載面に搭載された高周波デバイスと、
前記搭載面に形成されて前記高周波デバイスと電気的に接続された第1の回路パターンと、
前記上部多層基板のうち前記搭載面と対向する対向面に形成された第2の回路パターンと、
前記上部多層基板の内層に形成された信号パターンと、
前記下部多層基板と前記上部多層基板との間に設けられて前記第1の回路パターンと前記第2の回路パターンとを電気的に接続させる信号バンプと、
前記対向面に搭載されるとともに、前記第1の回路パターン、前記第2の回路パターン、および前記信号バンプを介して前記高周波デバイスと電気的に接続されて前記高周波デバイスのバイアス回路として機能するチップ部品と、
前記下部多層基板を貫通し、前記搭載面と垂直な方向から見て前記高周波デバイスの周囲を囲むように設けられた複数の第1のグランドビアと、
前記上部多層基板を貫通し、前記搭載面と垂直な方向から見て前記高周波デバイスの周囲を囲むように設けられた複数の第2のグランドビアと、
前記下部多層基板と前記上部多層基板との間に設けられて前記第1のグランドビアと前記第2のグランドビアとを電気的に接続させるグランドバンプと、
前記上部多層基板のうち、前記対向面の反対面である外面を覆うグランドパターンと、を備えることを特徴とする高周波パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019103650A JP2020198363A (ja) | 2019-06-03 | 2019-06-03 | 高周波パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019103650A JP2020198363A (ja) | 2019-06-03 | 2019-06-03 | 高周波パッケージ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020198363A true JP2020198363A (ja) | 2020-12-10 |
Family
ID=73648498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019103650A Pending JP2020198363A (ja) | 2019-06-03 | 2019-06-03 | 高周波パッケージ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020198363A (ja) |
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2019
- 2019-06-03 JP JP2019103650A patent/JP2020198363A/ja active Pending
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