JP2020198048A - 車両制御装置及び車両制御方法 - Google Patents

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尭之 片平
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Abstract

【課題】車両の周辺情報を検出する場合に、簡単な構成で、センサによる誤検知を防止して、安定して床面の検出を行うことができる車両制御装置を提供する。【解決手段】走行する走行装置(1)周辺の障害物を検出する障害物検出部(30)と、障害物検出部(30)の検出情報に基づき走行装置(1)の走行を制御する走行制御部(20)とを備える車両制御装置(10)であって、障害物検出部(30)により検出される水平方向に連続する円弧状の測距点の検出結果に基づいて床面判定を行う床面判定部(50)を備え、走行制御部(20)は、床面判定部(50)の判定結果に基づき走行制御を行うことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御装置等に係り、特に、走行する車両周辺の障害物を検出する障害物検出部の検出情報に基づき前記車両の走行を制御する車両制御装置等に関する。
近年、周囲環境の状況を各種センサよって観測し、自律走行を行う自律走行装置(ロボット)の研究が盛んに行われている。一般的に自律走行装置は、LRF(Laser range finder)などのレーザセンサから得る周囲情報やエンコーダなどの速度センサから得るデータを用いて走行制御を行い、自律走行を実現している。
自律走行装置において、走行を制御する走行制御部は、レーザセンサにより得られた周囲環境の情報や速度センサから推定される移動情報などから自己位置を推定し、障害物などを加味した走行経路を決定し、自律走行装置の自律走行を実現するように駆動モータの制御を行うようにされている。
レーザセンサは、センサ自身からレーザ光を照射し、障害物に反射した反射光を観測する事で、障害物までの距離を測定している。自律式走行装置などの移動体に設けられるレーザセンサは、走行経路周辺の障害物を検知し、その障害物を回避するため、低い位置に取り付ける事が一般的である。
しかしながら、レーザセンサをあまり低い位置に取付けると、誤って床面を検出してしまうと、床面を障害物と認識し、走行に支障をきたすという問題があった。
この問題の対策として、従来では、検出したものが床面か障害物かどうかを検知距離や反射光強度に基づいて判断するものがある。しかしながら、このような手法では、床面や障害物の反射率に影響を受けてしまうため、安定して床面か障害物かを判定することは難しい。
従来、レーザ光L0は、図13に示すように、自律走行装置101の前方に配置されたレーザセンサ130から距離が遠くなるに連れてスポット径がD1<D2<D3のように広がってしまうため、長距離の障害物を検出しようとした場合、この問題は顕著となる。そして、床面を障害物として検出してしまうと、実際には走行可能な環境においても、走行できないと判断してしまい、目的地に辿りつけない可能性がある。
また、従来技術として、例えば、距離センサによる距離画像データと反射光強度に基づいて、床面か障害物かを区別する技術が開示されている(特許文献1を参照)。
特開2009−168751号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、反射光強度は、障害物の材質等により影響されるため、精度が変化して正確に測距できないという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、車両の周辺情報を検出する場合に、簡単な構成で、センサによる誤検知を防止して、安定して床面の検出を行うことができる車両制御装置等を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る車両制御装置は、次の通りである。
本発明は、走行する車両周辺の障害物を検出する障害物検出部(LRF)と、前記障害物検出部の検出情報に基づき車両の走行を制御する走行制御部とを備える車両制御装置であって、前記障害物検出部により検出される水平方向に連続する円弧状の測距点の検出結果に基づいて床面判定を行う床面判定部を備え、前記走行制御部により、前記床面判定部の判定結果に基づき車両の走行制御を行うことを特徴とするものである。
また、本発明は、走行する車両周辺の障害物を検出する工程と、前記障害物を検出する工程において検出された検出情報に基づき車両の走行を制御する工程と、を備える車両制御方法であって、前記障害物を検出する工程において検出される水平方向に連続する円弧状の測距点の検出結果に基づいて床面判定を行う工程を備え、前記車両の走行を制御する工程は、前記床面判定を行う工程の判定結果に基づき車両の走行制御を行うことを特徴とするものである。
本発明の車両制御装置等によれば、走行する車両周辺の障害物を検出して、前記障害物の検出情報に基づき車両の走行を制御する車両制御装置等であって、前記障害物を検出する際に検出される水平方向に連続する円弧状の測距点の検出結果に基づいて床面判定を行い、前記床面判定の判定結果に基づき車両の走行制御を行うようにしたことで、車両の周辺情報を検出する場合に、測距の基準となる検出領域を設定して、それを基準として測距距離を検出することで、簡単な構成で、障害物検出部による誤検知を防止して、安定して床面判定を行うことができる車両制御装置等を提供する。
第1実施形態に係る走行装置の電気的構成を示すブロック図である。 前記走行装置におけるレーザセンサによるレーザ照射の一例を示す側面視による説明図である。 前記走行装置におけるレーザセンサによる検出領域の一例を示す平面視による説明図である。 前記走行装置による床面判定部の検出結果に基づく走行制御の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る走行装置の電気的構成を示すブロック図である。 前記走行装置が傾いた状態のときの床面検出の一例を示す正面視による説明図である。 前記走行装置が傾いた状態のときの床面検出の一例を示す平面視による説明図である。 前記走行装置による床面判定部の検出結果に基づく走行制御の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る走行装置の電気的構成を示すブロック図である。 前記走行装置による床面判定部の検出結果に基づく走行制御の一例を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る走行装置の電気的構成を示すブロック図である。 前記走行装置による床面判定部の検出結果に基づく走行制御の一例を示すフローチャートである。 従来の自律走行装置におけるレーザセンサにより検出状態を示す説明図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の車両制御装置を搭載した走行装置を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、第1実施形態に係る走行装置の電気的構成を示すブロック図、図2は前記走行装置におけるレーザセンサによるレーザ照射の一例を示す側面視による説明図、図3は前記走行装置におけるレーザセンサによる検出領域の一例を示す平面視による説明図である。
第1実施形態に係る走行装置1は、図1〜図3に示すように、走行する走行装置1周辺の障害物を検出する障害物検出部30と、障害物検出部30の検出情報に基づき走行装置1の走行を制御する走行制御部20とを備える車両制御装置10を搭載した自律走行車両として機能する走行装置であって、走行装置1が走行する床面の所定の範囲を検出領域として床面の判定をする床面判定部50を備えて、床面判定部50の判定結果に基づき、走行制御部20により走行装置1の走行制御を行うことを特徴とするものである。
走行装置1は、走行を行うための駆動モータ70と、走行速度を検出する速度センサ80を備えている。
ここで、自律走行車両とは、人間の判断を介することなく、機械またはプログラムにより自律的に走行する装置であり、例えば、工場内で対象物を運ぶ自律型産業用運搬車両や警備用車両などが知られている。
(走行装置の構成)
まず、第1実施形態の走行装置1の概略構成について図面を参照して説明する。
走行装置1は、図2に示すように、車台101に走行用の車輪102を備えている。車輪102は、車台101の前側の左右の2箇所と後側の左右の2箇所に配置されて、駆動モータ70により駆動される。
車台101には、車両前方を監視する障害物検出部30が配置されている。
第1実施形態では、障害物検出部30としてLRFなどのレーザ式センサを採用している。レーザ式センサは、発光部よりレーザを照射し、障害物の表面において反射された反射光を受光部にて検知することで、発光から受光までの時間に基づき障害物までの距離を測距する。
また、障害物検出部30としてLIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)センサを用いてもよい。LIDARセンサ(ライダセンサ)は、レーザ照射により遠距離にある障害物を検出して障害物までの距離やその障害物を分析するものである。
次に、第1実施形態の走行装置1の電気的構成について、ブロック図を参照して説明する。
第1実施形態に係る走行装置1は、図1に示すように、車両制御装置10の構成として、走行制御部20と、障害物検出部30と、記憶部40とを備え、さらに、床面判定部50を備えることを特徴としている。
走行制御部20は、速度制御部21と、速度検知部22とを備えている。
速度制御部21は、駆動モータ70の運転を制御する。
速度検知部22は、速度センサ80により走行装置1の走行速度を検知する。
記憶部40は、障害物検出部30により取得された障害物の位置情報を障害物情報として記憶する。
また、記憶部40には、走行装置1の障害物検出部30の予め設定された検出範囲が記憶されている。
床面判定部50は、図3に示すように、障害物検出部30の測距検出基準位置30aから複数の測距位置30bまでの測距距離30b1を等しい距離とし、かつ、水平方向に所定の範囲で床面を測距する検出領域を含む床面検出領域30cとして、床面検出領域30cの検出結果に基づいて床面を判定する。
ここで、従来の障害物検出部について説明すると、従来のLIDAR等の障害物検出部は、床面を検出しないようにして、障害部を検出するように配置することが通常行われている。これに対して、本実施形態では、障害物検出部30は、基本検出パターンを形成し、常に床面を検出するように配置される。そして、基本検出パターンの変化によって床面の判定するようにしている。
具体的には、床面検出領域30cは、走行装置1において障害物検出部30が1箇所に設けられ、床面がほぼ平坦な場合は、測距検出基準位置30aを中心として円弧状に形成される。この円弧状の検出領域を床面検出領域30cの基本検出パターンとして設定する。これにより、基本検出パターン形状に変化が生じた場合に、床面の状態の変化や、障害物が発生したことを検出することができる。
そして、走行装置1は、障害物検出部30により検出される円弧状の検出領域の方向と、前記検出領域の大きさとに基づいて床面判定を行う。具体的には、走行装置1は、進行方向において、障害物検出部30により検出される円弧状の検出領域の範囲内を当該走行装置1が通過可能か否かを判断して、走行装置1の移動を継続するか否か判断する。
障害物検出部30による水平方向の検出領域において、検出可能な角度で判断する場合は、障害物検出部30による検出可能な距離によって検出可能な幅方向の距離が異なるが、検出可能な幅方向の領域が、例えば、10m先で検出可能な角度が30度以上の領域であれば走行を継続すると判断する。
床面判定部50は、走行装置1の移動に伴って、障害物検出部30により検出された円弧状の測距点までの測距距離に変化が生じない場合は、障害物検出部30は床面を検出していると判定する。
また、床面判定部50は、走行装置1の移動に伴って、床面検出領域30c内で、障害物検出部30により検出された円弧状の測距点までの測距距離に変化が生じた場合は、障害物検出部30は障害物を検出していると判定する。
走行制御部20は、障害物検出部30により円弧状に測距点を検出している状態で、障害物検出部30を上方向に傾けて、床面を検出しないように制御する。
また、走行制御部20は、障害物検出部30により円弧状に測距点を検出している状態で、床面判定部50が、障害物検出部30により検出された測距点までの測距距離にずれか生じたと判定した場合は、前記測距距離に基づき前記車両の傾き角度を推定する。
さらに、走行制御部20は、障害物検出部30により円弧状に測距点を検出する検出領域の反射強度が変化した場合に、前記床面の材質が変化したと判定して、前記床面に対応した速度で走行装置1を走行するように制御する。
また、障害物検出部30の取付け位置は、駆動部52において予め設定されている。したがって、障害物検出部30により検出した測距距離により、障害物検出部30の傾き状態(傾き角度)を推定することができる。走行制御部20は、この障害物検出部30の傾き状態(傾き角度)を姿勢情報として記憶部40に記憶しておくことで、走行装置1が重量物を積載して走行する際には、段差を通らないようにしたり、段差付近では速度を落としたりするなどの走行制御を行う。
なお、障害物検出部30は、床面がガラス状のものや黒系のものであった場合は、レーザ光が反射し難いため、円弧状に測距点を測距できない場合がある。そのような場合には、床面検出領域に障害物があっても、障害物の材質を問わず、円弧状の測距点は取得できないため、床面判定部50において、測距できない位置を補正して円弧状の床面検出領域30cを模擬的に設定するようにしてもよい。
(床面判定部による床面の判定)
次に、第1実施形態の走行装置1において、床面判定部50による床面の判定について例を挙げて説明する。
(実施例1)
実施例1では、床面判定部50は、円弧状の床面検出領域30c内で、障害物検出部30による測距位置30bまでの測距距離30b1の変化を検出したとき、走行装置1の移動の推移に対して測距距離30b1に変化がない場合は、障害物検出部30による検出は床面であると判定する。
例えば、床面判定部50は、測距位置30bまでの測距距離30b1が、一瞬遠くなった場合は床面は下り坂であり、一瞬近くなった場合は床面は上り坂であると、判定する。
また、床面判定部50は、床面検出領域30c内で、障害物検出部30による測距位置30bまでの測距距離30b1の変化を検出したとき、例えば、速度センサにより得られる装置自体の走行速度と、検出した障害物が移動する速度が同一速度であると判断された場合、上述した測距状態と同様な状態となるため、障害物検出部30による検出は床面であると判定する。
(実施例2)
実施例2では、床面判定部50は、円弧状の床面検出領域30c内で、障害物検出部30による測距位置30bまでの測距距離30b1の変化を検出したとき、その後の走行装置1の移動に伴い、所定時間経過する間に、測距距離30b1が継続的に変化しない場合は、障害物検出部30による検出は床面であると判定する。
すなわち、障害物検出部30により一時的に測距距離の変化を検出して、元の測距距離に戻ったときは、走行装置1が一時的に段差や窪みを走行したときに、走行装置1の姿勢等の変動により、一瞬だけ検出している床面の位置が変化したものであり、よって、障害物検出部30による検出の変化は床面を検出したものであると判定する。
(実施例3)
実施例3では、走行装置1の前後方向および左右方向の何れの方向においても、障害物検出部30が上下方向に傾いた状態で床面を検出しているときには、床面を検出する基本検出パターンは変形した状態となる。走行装置1が定置旋回動作を行うことで、変形した検出パターンが自機の旋回に連動して移動するため、障害物検出部30により、基本検出パターンが基準よりも傾いた状態で床面を検出するため、床面判定部50は、障害物検出部30が傾いていると判定する。これにより、基本検出パターンの変形量により、障害物検出部30の傾きを推定することができる。
(走行装置における床面判定部の検出結果に基づく走行制御)
次に、第1実施形態に係る走行装置1により床面を検出した結果に基づいて走行制御を行う処理についてフローチャートに沿って説明する。
図4は第1実施形態に係る走行装置による床面判定部の検出結果に基づく走行制御の一例を示すフローチャートである。
走行装置1においては、走行制御が開始されると、図4に示すように、まず、障害物検出部30により走行装置1周辺の検出情報を取得する(ステップS101)。そして、速度検知部22により速度センサ80に検出される速度情報を取得する(ステップS103)。
そして、床面判定部50において、障害物検出部30からの検出情報に基づき、障害物検出部30により検出される床面検出領域30cの検出領域(検出パターン)が変化したか否かが判定される(ステップS105)。
ステップS105において、障害物検出部30により検出される床面検出領域30cの検出領域が変化していないと判定された場合は、ステップS101に戻り、検出情報を取得する。
一方、ステップS105において、障害物検出部30により検出される床面検出領域30cの検出領域が変化したと判定された場合は、次に、検出領域の変化は障害物の検出であるか否かが判定される(ステップS107)。
ステップS107において、検出領域の変化が障害物の検出であると判定された場合は、ステップS109に進み、走行制御部20において、障害物を回避する走行制御が行われる。
一方、ステップS107において、検出領域の変化が障害物の検出ではないと判定された場合は、ステップS111に進み、走行制御部20において、通常の走行制御が行われる。
次に、床面の状態が変化したか否かが判定される(ステップS113)。床面の状態の変化は、床面が傾斜した状態や、床面が凸凹状になる状態を含む。
ステップS113において、床面の状態が変化したと判定された場合は、ステップS115に進み、走行制御部20において、床面に応じた走行制御が行われる。
例えば、記憶部40に床面の位置、傾きを記憶して走行制御が実行される。床面の傾きを検出した場合は、走行速度を制御した走行制御が実行される。
一方、ステップS113において、床面の状態が変化していないと判定された場合は、ステップS117に進み、通常の走行制御が行われる。
瞬間的な床面の状態の変化を検出した場合は、変化の状態に応じて傾き等の大きさを推定する。例えば、変化時間の閾値を予め設定して、閾値以内であれば、床面の状態(例えば、床面が凸凹状態)の変化量は小さいと判定して通常の走行制御を行う。
このようにして、引き続きステップS101に戻り、走行制御が継続して実行される。
(走行装置による床面検知後の走行制御)
通常、走行装置1による自律走行では、障害物に接触する位置を通るような箇所は走行しないように経路を設定して走行を行う。そのため、床面を検知して障害物と判定してしまうと、その位置を通過しないような経路を設定することとなり、検出状況によっては目的地に辿りつけない場合がある。
(実施例4)
実施例4では、走行装置1は、床面判定部50により床面であると判定された床面検出領域30cの障害物の検出情報のうち、床面ではないもののみを考慮し、経路設定・走行を実施する。
(実施例5)
実施例5では、走行装置1は、床面判定部50により検出した、検出パターンが変化した位置及びその傾きなどの床面情報を記憶しておき、走行する際に経路設定などに床面情報を反映させて走行制御を行う。例えば、走行装置1は、床面の傾きがある付近では、重量物の搬送などを行う場合は、最高速・最高加速度の設定を下げたり、その付近を通らないような経路設定を行う。
以上のように構成したので、第1実施形態の走行装置1によれば、走行装置1の走行を制御する車両制御装置10の構成として、障害物検出部30の測距検出基準位置30aから複数の測距位置30bまでの測距距離30b1を等しい距離とし、かつ、水平方向に所定の範囲で床面を測距する検出領域を床面検出領域30cとして、床面検出領域30cの検出結果に基づいて床面を判定する床面判定部50を備え、床面判定部50の判定結果に基づき車両の走行制御を行うようにしたことで、車両の周辺情報を検出する場合に、測距の基準となる床面検出領域30cを設定して、それを基準として測距距離を検出することで、簡単な構成で、障害物検出部30による誤検知を防止して、安定して床面の検出を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図面を参照して説明する。
図5は第2実施形態に係る走行装置の電気的構成を示すブロック図である。
なお、第2実施形態に係る走行装置は、第1実施形態の走行装置と同じ構成を備えるものであり、車両制御装置による構成が一部異なるものであるため、同様な構成のものは同一の符号を付することで説明を省略する。
第2実施形態に係る走行装置201は、図5に示すように、車両制御装置210の構成として、第1実施形態の走行装置1の車両制御装置10の構成に加えて、車両の傾きを検知する姿勢センサ(姿勢検知部)51を備えることを特徴とするものである。
姿勢センサ51は、走行装置201の姿勢の状態を検出する。
車両制御装置210は、特に床面判定部250を備える。
床面判定部250は、第1実施形態の車両制御装置10の床面判定部50の機能に加えて、姿勢センサ51の車両の傾き情報(以下、「姿勢情報」と称する。)に基づき床面を判定する。
第2実施形態では、車両制御装置210は、第1実施形態の車両制御装置10による走行制御に加えて、姿勢センサ51からの走行装置201の姿勢の情報を含めて、床面判定部250による床面検出を行う。
(走行装置が傾いた場合の床面検出)
次に、走行装置1が傾いた場合の床面検出について説明する。
図6は第1実施形態に係る走行装置が傾いた状態のときの床面検出の一例を示す正面視による説明図、図7は前記走行装置が傾いた状態のときの床面検出の一例を示す平面視による説明図である。
走行装置1が、図6に示すように、例えば、左側上がりに傾いた状態で床面検出が行われた場合は、図6,図7に示すように、障害物検出部30により検出される床面検出領域30cの検出限界距離をyLとすると、実際の検出距離はyとなる。走行装置1の傾き角度をθ1、前方の水平方向の検出角度をθ2としたときの床面の検出領域は以下に示すようになる。
障害物検出部30の設置位置の高さをhとすると、検出処理yの値は、
Figure 2020198048
Figure 2020198048
となる。
これにより、検出限界距離yLの値は、
Figure 2020198048
となり、これを満たすθ2の範囲で床面が検出される。
これにより、この検出領域の周辺で障害物が検出された場合は、床面と判定する。
(走行装置における床面判定部の検出結果に基づく走行制御)
次に、第2実施形態に係る走行装置201により床面を検出した結果に基づいて走行制御を行う処理についてフローチャートに沿って説明する。
図8は第2実施形態に係る走行装置による床面判定部の検出結果に基づく走行制御の一例を示すフローチャートである。
走行装置201においては、走行制御が開始されると、図8に示すように、まず、障害物検出部30により走行装置201周辺の検出情報を取得する(ステップS201)。そして、速度検知部22により速度センサ80に検出される速度情報を取得する(ステップS203)。そして、姿勢センサ51により走行装置201の姿勢情報を取得する(ステップS205)。
そして、床面判定部250において、障害物検出部30からの検出情報に基づき、障害物検出部30により検出される床面検出領域30cの検出領域(検出パターン)が変化したか否かが判定される(ステップS207)。
ステップS207において、障害物検出部30により検出される床面検出領域30cの検出領域が変化していないと判定された場合は、ステップS201に戻り、検出情報を取得する。
一方、ステップS207において、障害物検出部30により検出される床面検出領域30cの検出領域が変化したと判定された場合は、次に、床面の状態が変化したか否かが判定される(ステップS209)。
ステップS209において、床面の状態が変化したと判定された場合は、ステップS211に進み、走行制御部20において、床面に応じた走行制御が行われる。
例えば、記憶部40に床面の位置、傾き、および走行装置201の姿勢情報を記憶して、走行装置201の傾きに応じて走行制御が実行される。
一方、ステップS209において、床面の状態が変化していないと判定された場合は、ステップS213に進み、通常の走行制御が行われる。
瞬間的な床面の変化を検出した場合は、変化の状態に応じて傾き等の大きさを推定する。例えば、変化量の閾値を予め設定して、閾値以内であれば、変化量は小さいと判定して通常の走行制御を行う。
このようにして、引き続きステップS201に戻り、走行制御が継続して実行される。
(姿勢センサを加えた床面判定部による床面の判定)
次に、第2実施形態の走行装置201において、床面判定部250による床面の判定について例を挙げて説明する。
床面判定部250は、床面検出領域30c内で、障害物検出部30による測距位置30bまでの測距距離30b1の変化を検出したとき、姿勢センサ51の検出結果に基づき、例えば、車両の進行方向側が下方に傾いていると判定された場合、障害物検出部30により検出される測距距離が基本検出パターンとなる床面検出領域30cよりも近い距離で検出したと判定した場合は、障害物検出部30による検出は床面であると判定する。
また、床面判定部250は、床面検出領域30c内で、障害物検出部30による測距位置30bまでの測距距離30b1の変化を検出したとき、姿勢センサ51の検出結果に基づき、例えば、車両が傾いていると判定された場合、障害物検出部30により検出される測距距離が、車両の傾きの推移と連動して変化する場合は、障害物検出部30による検出は、床面であると判定する。
(走行装置による床面検知後の走行制御)
第2実施形態では、走行装置201は、床面判定部50により床面を検出した位置と傾きなどの床面情報に加えて、姿勢センサ51による姿勢情報を記憶しておき、走行する際に経路設定などに姿勢情報を反映させて走行制御を行う。
以上のように構成したので、第2実施形態の走行装置201によれば、走行装置201の走行を制御する車両制御装置210の構成として、さらに姿勢センサ51を備え、床面判定部250により、第1実施形態の車両制御装置10の床面判定部50の機能に加えて、姿勢センサ51の姿勢情報に基づき床面を判定するようにしたことで、第1実施形態の効果に加えて、より詳しく床面の検出を行うことができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図面を参照して説明する。
図9は第3実施形態に係る走行装置の電気的構成を示すブロック図である。
なお、第3実施形態に係る走行装置は、第1実施形態の走行装置と同じ構成を備えるものであり、車両制御装置による構成が一部異なるものであるため、同様な構成のものは同一の符号を付することで説明を省略する。
第3実施形態に係る走行装置301は、図9に示すように、車両制御装置310の構成として、第1実施形態の走行装置1の車両制御装置10の構成に加えて、障害物検出部30の取付け角度を変更するための駆動部52を備えることを特徴とするものである。
駆動部52は、障害物検出部30の取付け角度を変更するための電動式アクチュエータであって、床面検知後に、必要以上に床面を検出しないように障害物検出部30の取付け角度を調整する。
車両制御装置310は、特に床面判定部350を備える。
床面判定部350は、第1実施形態の車両制御装置10の床面判定部50の機能に加えて、障害物検出部30の検出情報に基づき、障害物検出部30の取付け角度が変化したことを判定する。
駆動部52による障害物検出部30の取付け角度の調整は、例えば、床面判定部350により、走行装置301の初期設定における障害物検出部30による床面検出領域30cと、運転中の障害物検出部30の検出結果に基づく床面検出領域とに変化が生じた場合に、障害物検出部30の取付け角度を初期設定時の状態に戻すように調整する。
(駆動部による障害物検出部の取付け角度の調整)
次に、第3実施形態に係る走行装置301により床面を検出した結果に基づいて駆動部52より障害物検出部の取付け角度を調整する処理についてフローチャートに沿って説明する。
図10は第3実施形態に係る走行装置による床面判定部の検出結果に基づく駆動部による障害物検出部の取付け角度の調整の一例を示すフローチャートである。
走行装置301においては、走行制御が開始されると、図10に示すように、まず、障害物検出部30により走行装置1周辺の検出情報を取得する(ステップS301)。そして、速度検知部22により速度センサ80に検出される速度情報を取得する(ステップS303)。
そして、床面判定部50において、障害物検出部30からの検出情報に基づき、障害物検出部30により検出される床面検出領域30cの検出領域(検出パターン)が変化したか否かが判定される(ステップS305)。
ステップS305において、障害物検出部30により検出される床面検出領域30cの検出領域が変化していないと判定された場合は、ステップS301に戻り、検出情報を取得する。
一方、ステップS305において、障害物検出部30により検出される床面検出領域30cの検出領域が変化したと判定された場合は、障害物検出部30の取付け角度が変化したものと判定される(ステップS307)。そして、駆動部52より障害物検出部30を初期の取付け状態に戻す処理を行う(ステップS309)。
駆動部52による障害物検出部30の取付け角度の調整は、障害物検出部30による検出パターンの位置ズレを初期状態に戻すように、障害物検出部30の取付け角度を調整する。
なお、第3実施形態では、駆動部52よる障害物検出部30の取付け角度の調整は、障害物検出部30による検知情報を取得した後に、障害物検出部30の取付け角度のずれを確認して調整を行うようにしているが、障害物検出部30による検知情報を取得する前に、ジャイロセンサ等により、走行装置301が傾斜している状態を検出して、走行装置301の傾き情報に基づき、障害物検出部30の取付け角度の調整を行うようにしてもよい。
(走行装置による床面検知後の走行制御)
第3実施形態では、走行装置301は、床面判定部350により、障害物検出部30の取付け角度がずれていると判定された場合は、駆動部52によって障害物検出部30の取り付け角度を調整し、床面を必要以上に検出しないようにする。
なお、床面判定部350により、障害物検出部30の取付け角度がずれていると判定された場合に、本実施形態の駆動部52による障害物検出部30の取付け角度の調整に換えて、ソフト上で障害物検出部30による検出位置を補正して、適切な床面検出領域30cに補正するようにしてもよい。
以上のように構成したので、第3実施形態の走行装置301によれば、走行装置301の走行を制御する車両制御装置310の構成として、さらに、障害物検出部30の取付け角度の調整を行う駆動部52を備えることで、障害物検出部30による誤検知を防止して、より正確に床面の検出を行うことができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について図面を参照して説明する。
図11は第4実施形態に係る走行装置の電気的構成を示すブロック図である。
なお、第4実施形態に係る走行装置は、第1実施形態の走行装置と同じ構成を備えるものであり、車両制御装置による構成が一部異なるものであるため、同様な構成のものは同一の符号を付することで説明を省略する。
第4実施形態に係る走行装置401は、図11に示すように、車両制御装置410の構成として、第1実施形態の走行装置1の車両制御装置10の構成に加えて、車両の傾きを検知する姿勢センサ(姿勢検知部)51と、障害物検出部30の取付け角度を変更するための駆動部52とを備えることを特徴とするものである。
車両制御装置410は、特に床面判定部450を備える。
床面判定部450は、第1実施形態の車両制御装置10の床面判定部50の機能に加えて、姿勢センサ51の姿勢情報に基づき床面を判定する。
さらに、床面判定部450は、障害物検出部30の検出情報および姿勢センサ51の姿勢情報に基づき、駆動部52により障害物検出部30の取付け角度を調整するように制御する。
第4実施形態では、車両制御装置410は、第1実施形態の車両制御装置10による走行制御に加えて、姿勢センサ51からの走行装置201の姿勢の情報を含めて、床面判定部250による床面検出を行うとともに、さらに、駆動部52により、障害物検出部30の取付け角度のずれを調整する。
(走行装置における床面判定部の検出結果に基づく走行制御)
次に、第4実施形態に係る走行装置401により床面を検出した結果に基づいて走行制御を行う処理についてフローチャートに沿って説明する。
図12は第4実施形態に係る走行装置による床面判定部の検出結果に基づく走行制御の一例を示すフローチャートである。
走行装置401においては、走行制御が開始されると、図12に示すように、まず、障害物検出部30により走行装置401周辺の検出情報を取得する(ステップS401)。そして、速度検知部22により速度センサ80に検出される速度情報を取得する(ステップS403)。そして、姿勢センサ51により走行装置401の姿勢情報を取得する(ステップS405)。
そして、床面判定部450において、障害物検出部30からの検出情報に基づき、障害物検出部30により検出される床面検出領域30cの検出領域(検出パターン)が変化したか否かが判定される(ステップS407)。
ステップS407において、障害物検出部30により検出される床面検出領域30cの検出領域が変化していないと判定された場合は、ステップS401に戻り、検出情報を取得する。
一方、ステップS407において、障害物検出部30により検出される床面検出領域30cの検出領域が変化したと判定された場合は、次に、障害物検出部30の取付け角度が変化したか否かが判定される(ステップS409)。
ステップS409において、障害物検出部30の取付け角度が変化したと判定された場合は、駆動部52により障害物検出部30の取付け角度を調整する。そして、ステップS413に進む。
一方、ステップS409において、障害物検出部30の取付け角度が変化していないと判定された場合は、ステップS413に進む。
そして、ステップS413において、床面の状態が変化したか否かが判定される。ステップS413において、床面の状態が変化したと判定された場合は、ステップS415に進み、走行制御部20において、床面に応じた走行制御が行われる。
例えば、記憶部40に床面の位置、傾き、および走行装置401の姿勢情報を記憶して、走行装置401の傾きに応じて走行制御が実行される。
一方、ステップS413において、床面の状態が変化していないと判定された場合は、ステップS417に進み、通常の走行制御が行われる。
このようにして、引き続きステップS401に戻り、走行制御が継続して実行される。
なお、第4実施形態では、駆動部52よる障害物検出部30の取付け角度の調整は、障害物検出部30による検知情報や姿勢センサ51による姿勢情報を取得した後に、障害物検出部30の取付け角度のずれを確認して調整を行うようにしているが、障害物検出部30による検知情報や姿勢センサ51による姿勢情報を取得する前に、運転開始前の走行装置401の姿勢情報に基づき、駆動部52よる障害物検出部30の取付け角度の調整を実施するものであってもよい。
(走行装置による床面検知後の走行制御)
第4実施形態では、走行装置401は、床面判定部450により床面を検出した位置と傾きなどの床面情報に加えて、姿勢センサ51による姿勢情報を記憶しておき、を記憶しておき、走行する際に経路設定などに姿勢情報を反映させて走行制御を行うとともに、障害物検出部30の取付け角度がずれていると判定された場合は、駆動部52によって障害物検出部30の取り付け角度を調整し、床面を必要以上に検出しないようにする。
また、走行装置401の走行制御は、走行装置401が傾いた状態で、障害物検出部30による検出パターンが変化した場合に、走行装置401が傾いた状態のままで、検出パターンの変化をキャンセルするように障害物検出部30の取付け角度を調整するようにしてもよい。これにより、走行装置401が傾いた状態のままでも、障害物検出部30が走行する床面に対して平行に走査することができ、障害物の検知に適した状態にすることができる。
以上のように構成したので、第4実施形態の走行装置401によれば、走行装置401の走行を制御する車両制御装置410の構成として、姿勢センサ51を備えるとともに、さらに、駆動部52を備えることで、床面判定部450により、第1実施形態の車両制御装置10の床面判定部50の機能に加えて、姿勢センサ51の車両の姿勢情報に基づき床面を判定することができ、さらに、駆動部52により障害物検出部30の取付け角度のずれを調整することができるので、第1実施形態の効果に加えて、障害物検出部30による誤検知を防止して、より正確に床面の検出を行うことができる。
なお、上述した実施形態では、障害物検出部30として2次元のLIDARセンサに対応した走行装置について説明したが、3次元のLIDARセンサにおいても対応が可能である。3次元のLIDARセンサを用いる場合は、3次元のLIDARセンサの検出領域の内、下面の検出領域における検出結果が床面判定の対象となる。
以上のように、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,201,301,401 走行装置
10,210,310,410 車両制御装置
20 走行制御部
21 速度制御部
22 速度検知部
30 障害物検出部
30a 測距検出基準位置
30b 測距位置
30b1 測距距離
30c 床面検出領域
40 記憶部
50,250,350,450 床面判定部
51 姿勢センサ(姿勢検知部)
52 駆動部
70 駆動モータ
80 速度センサ

Claims (13)

  1. 走行する車両周辺の障害物を検出する障害物検出部と、前記障害物検出部の検出情報に基づき車両の走行を制御する走行制御部とを備える車両制御装置であって、
    前記障害物検出部により検出される水平方向に連続する円弧状の測距点の検出結果に基づいて床面判定を行う床面判定部を備え、
    前記走行制御部は、前記床面判定部の判定結果に基づき車両の走行制御を行うことを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記床面判定部は、
    前記車両の移動に伴って、前記障害物検出部により検出された前記円弧状の測距点までの測距距離に変化が生じない場合は、前記障害物検出部は床面を検出していると判定することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記床面判定部は、
    前記車両の移動に伴って、前記障害物検出部により検出された前記円弧状の測距点までの測距距離に変化が生じた場合は、前記障害物検出部は障害物を検出していると判定することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  4. 前記床面判定部は、
    前記障害物検出部により検出される検出領域の方向と、前記検出領域の大きさとに基づいて床面判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  5. 前記走行制御部は、
    前記障害物検出部により円弧状に測距点を検出している状態で、前記床面判定部が、前記障害物検出部により床面を検出していると判定した場合は、前記障害物検出部を上方向に傾けて、床面を検出しないように制御することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  6. 前記走行制御部は、
    前記障害物検出部により円弧状に測距点を検出している状態で、前記床面判定部が、前記障害物検出部により検出された測距点までの測距距離にずれが生じたと判定した場合に、前記測距距離に基づき前記車両の傾き角度を推定することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  7. 前記走行制御部は、
    前記床面判定部が、前記障害物検出部により円弧状に測距点を検出する検出領域の反射強度が変化した場合に、前記床面の材質が変化したと判定して、前記床面に対応した速度で前記車両を走行するように制御することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  8. 前記床面判定部は、
    前記障害物検出部により円弧状に測距点を検出している状態で、前記円弧状の測距点までの測距距離が変化したとき、その後の前記車両の移動に伴い、前記測距距離が変化しない場合は、前記障害物検出部による検出は傾斜した床面であると判定することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  9. 前記床面判定部は、
    前記障害物検出部により円弧状に測距点を検出している状態で、前記円弧状の測距点までの測距距離が変化したとき、その後の前記車両の移動に伴い、所定時間経過する間に、変化した測距距離が元の測距距離に戻った場合は、前記障害物検出部による検出は段差部を有する床面であると判定することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  10. 前記車両の傾きを検知する姿勢検知部を備え、
    前記床面判定部は、
    前記姿勢検知部の検出結果に基づき、前記車両が傾いていると判定されたとき、前記障害物検出部により検出される検出距離が、前記円弧状の測距点までの測距距離よりも近い距離で障害物を検出したと判定した場合は、前記障害物による検出は床面であると判定することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  11. 前記床面判定部は、
    前記姿勢検知部の検出結果に基づき、前記車両が傾いていると判定されたとき、前記障害物検出部により検出される検出距離が、前記車両の傾きの推移と連動して変化する場合は、前記障害物検出部による検出は床面であると判定することを特徴とする請求項5に記載の車両制御装置。
  12. 前記障害物検出部の取付け角度を変更するための駆動部を備え、
    前記駆動部は、
    初期設定の前記障害物検出部により検出される床面検出領域と、運転中の前記障害物検出部による検出結果に基づく床面検出領域とに変化が生じた場合に、前記障害物検出部の取付け角度を初期設定時の状態に戻すように調整することを特徴とする請求項1から4のうち何れか一項に記載の車両制御装置。
  13. 走行する車両周辺の障害物を検出する工程と、前記障害物を検出する工程において検出された検出情報に基づき車両の走行を制御する工程と、を備える車両制御方法であって、
    前記障害物を検出する工程において検出される水平方向に連続する円弧状の測距点の検出結果に基づいて床面判定を行う工程を備え、
    前記車両の走行を制御する工程は、前記床面判定を行う工程の判定結果に基づき車両の走行制御を行うことを特徴とする車両制御方法。
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