JP2020197577A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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裕徳 高橋
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雅和 上原
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友宏 綿谷
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雄大 酒井
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史人 中元
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Abstract

【課題】定着ベルトの破損を防止する定着装置を提供する。【解決手段】定着装置1は、定着ベルト10と、加圧部材20と、第1保持部材61と、第2保持部材62とを備える。定着ベルト10は、無端状である。加圧部材20は、定着ベルト10の外周面103と当接して定着ベルト10を加圧するとともに、第1回転軸線L1の周りに回転する。第1保持部材61は、10定着ベルトに装着され、定着ベルト10の第1端部101を保持する。第2保持部材62は、定着ベルト10に装着され、定着ベルト10の第2端部102を保持する。第2保持部材62は、ベース部62Bと、本体部62Aと、突出部62Cとを有する。本体部62Aは、ベース部62Bから突出する。突出部62Cは、ベース部62Bから離れる方向に向かって本体部62Aから突出する。【選択図】図5

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置に搭載される加熱フィルム方式の定着装置が知られている。このような定着装置として、特許文献1に記載の定着装置は、定着アセンブリと、定着アセンブリを押圧して定着ニップ部を形成する加圧ローラーとを有する。定着アセンブリは、筒状の定着フィルム(定着ベルト)と、定着フィルムの内面に接触するヒーターと、ヒーターを保持する断熱ホルダーと、断熱ホルダーを加圧ローラーに抗して押圧する金属ステーと、サーミスターと、熱伝導部材とを有する。
特開2017−97143号公報
定着フィルムの両端部には、定着フィルムの両端部を保持する保持部材を装着する場合がある。仮に、特許文献1に記載の定着フィルムに保持部材が装着された場合において、保持部材が定着フィルムに当接すると、定着フィルムが破損してしまう可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、定着ベルトの破損を防止する定着装置、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る定着装置は、定着ベルトと、加圧部材と、第1保持部材と、第2保持部材とを備える。前記定着ベルトは、無端状である。前記加圧部材は、前記定着ベルトの外周面と当接して前記定着ベルトを加圧するとともに、回転軸線の周りに回転する。前記第1保持部材は、前記定着ベルトに装着され、前記定着ベルトの第1端部を保持する。前記第2保持部材は、前記定着ベルトに装着され、前記定着ベルトの第2端部を保持する。前記第2保持部材は、ベース部と、本体部と、突出部とを有する。前記本体部は、前記ベース部から突出する。前記突出部は、前記ベース部から離れる方向に向かって前記本体部から突出する。
本発明に係る画像形成装置は、上記に記載の定着装置と、画像形成部とを備える。前記画像形成部は、記録媒体にトナー像を形成する。前記定着装置は、前記トナー像を前記記録媒体に定着させる。
本発明によれば、定着ベルトの破損を防止できる。
本発明の実施形態に係る定着装置を備える画像形成装置を示す図である。 本発明の実施形態に係る定着装置の要部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る定着装置を示す分解斜視図である。 図2のIV−IV線に沿った横断面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る第1保持部材を示す斜視図である。(b)は、本発明の実施形態に係る第1保持部材を示す平面図である。(c)は、本発明の実施形態に係る定着ベルトを示す平面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る第2保持部材を示す斜視図である。(b)は、本発明の実施形態に係る第2保持部材を示す平面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る定着ベルトに装着される前の第2保持部材を示す斜視図である。(b)は、本発明の実施形態に係る定着ベルトに装着される前の第2保持部材を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る定着装置を示す斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る加熱部を挿入される前の定着ベルトを示す斜視図である。(b)は、本発明の実施形態に係る加熱部を挿入される途中の定着ベルトを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るベルト保持部材を装着される前の定着ベルトを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、本実施形態では、図中に、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を示す。Z軸は鉛直面に平行であり、X軸及びY軸は水平面に平行である。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置100について説明する。図1は、本実施形態に係る定着装置1を備える画像形成装置100を示す図である。画像形成装置100は、例えば、複写機、ファクシミリ、又はこれらの機能を兼ね備えた複合機である。本実施形態では、画像形成装置100はモノクロ複合機である。
図1に示すように、画像形成装置100は、読取部3と、原稿搬送部4と、給紙部5と、搬送部6と、画像形成部2と、定着装置1と、排出部7とを備える。
読取部3は、原稿Dの画像を読み取る。読取部3は、読み取った画像から画像データを生成する。原稿搬送部4は、原稿Dを読取部3に搬送する。給紙部5は、複数の用紙Pを収容し、搬送部6へ用紙Pを給送する。用紙Pは、例えば、紙製又は合成樹脂製である。用紙Pは、記録媒体の一例である。搬送部6は、複数の搬送ローラー対を含み、画像形成部2を経由して排出部7まで用紙Pを搬送する。
画像形成部2は、画像データに基づいて、電子写真方式によって用紙Pにトナー像を形成する。画像データは、例えば、原稿Dの画像を示す。画像形成部2は、例えば、感光体ドラムと、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、補給装置と、転写ローラーと、クリーニング装置と、除電装置とを有する。
定着装置1は、トナー像を加熱及び加圧して、用紙Pにトナー像を定着させる。搬送部6は、トナー像の定着された用紙Pを排出部7に搬送する。排出部7は、画像形成装置100の筐体の外部に用紙Pを排出する。
次に、図2〜図4を参照して、本実施形態の定着装置1の構成の詳細について説明する。図2は、本実施形態に係る定着装置1の要部を示す斜視図である。図2に示すように、定着装置1は、定着ベルト10と、加圧部材20と、加熱部30と、ベルト保持部材60とを備える。
加熱部30は、定着ベルト10を加熱する。加熱部30に加熱された定着ベルト10は、トナー像が転写された用紙Pを加熱する。定着ベルト10は、無端状である。定着ベルト10は、略筒形状を有する。定着ベルト10は、可撓性を有する。定着ベルト10は、第1回転軸線L1を軸心として回転自在である。定着ベルト10は、第1回転軸線L1方向に延びる。すなわち、定着ベルト10は、第1回転軸線L1に沿った軸線方向ADに沿って延びる。定着ベルト10は、第1端部101及び第2端部102を有する。
第1端部101及び第2端部102は、第1回転軸線L1方向における端部である。すなわち、第1端部101及び第2端部102は、軸線方向ADに沿って延びる定着ベルト10の両端部である。第1回転軸線L1は、「回転軸線」の一例に相当する。以下、第1回転軸線L1方向を「定着ベルト10の幅方向」と記載する場合がある。
ベルト保持部材60は、第1端部101及び第2端部102に装着される。定着ベルト10のベルト保持部材60は、定着ベルト10の第1端部101及び第2端部102を保持する。本実施形態において、ベルト保持部材60は、第1保持部材61と、第2保持部材62とを有する。第1保持部材61は、定着ベルト10の第1端部101を保持する。第2保持部材62は、定着ベルト10の第2端部102を保持する。
加圧部材20は、例えば、加圧ローラーである。加圧部材20は、第2回転軸線L2に沿って延びる。加圧部材20は、円柱状の芯金21と、円筒状の弾性層22と、離型層23とを有する。弾性層22は、芯金21上に形成される。離型層23は、弾性層22の表面を覆うように形成される。芯金21は、第2回転軸線L2を軸心として回転自在である。芯金21は、例えば、ステンレス又はアルミニウムにより形成される。弾性層22は、弾性を有し、例えば、シリコーンゴムにより形成される。離型層23は、例えば、フッ素樹脂により形成される。なお、第2回転軸線L2と第1回転軸線L1とは略平行である。
図3は、本実施形態に係る定着装置1を示す分解斜視図である。図3に示すように、加熱部30は、ヒーター31と、ヒーター保持部材32と、補強部材33と、複数の感熱体34と、複数のカバー部材37とを有する。
ヒーター31は、定着ベルト10を加熱する。ヒーター31は、第1回転軸線L1に沿って延びる。具体的には、ヒーター31は、面形状、又は細長薄板形状を有する。ヒーター31は、例えば、面状ヒーター、又は細長薄板状ヒーターである。ヒーター31は、例えば、セラミックヒーターであり、セラミック基板と、抵抗発熱体とを有する。ヒーター31の厚さは、例えば、1mmである。
ヒーター保持部材32は、ヒーター31を保持する。ヒーター保持部材32は、例えば、耐熱樹脂製である。ヒーター保持部材32は、第1回転軸線L1に沿って延びる。第1回転軸線L1方向におけるヒーター保持部材32の2つの端部のうちの定着ベルト10の第2端部102と近い側の端部は、例えば、画像形成装置100の本体に配置されるコネクターと直接的又は間接的に嵌合可能である。
ヒーター保持部材32は、一対の側壁部321と、ヒーター31に対向する底壁部322とを含む。側壁部321は、複数のリブ323を含む。複数のリブ323の各々は、側壁部321の主面から突出している。複数のリブ323は、軸線方向ADに沿って配置されている。本実施形態において、複数のリブ323の各々の高さは略一致する。複数のリブ323の各々の高さは、複数のリブ323の各々のZ軸に沿った幅を示す。
複数の感熱体34は、ヒーター31と対向する。複数の感熱体34の各々は、ヒーター保持部材32に配置される。例えば、感熱体34の中央部は、ヒーター保持部材32に形成された開口に挿入されて、ヒーター31と隣接する。複数の感熱体34の各々は、ヒーター31の熱を感知する。本実施形態において、複数の感熱体34は、第1感熱体34Aと、第2感熱体34Bとを含む。
感熱体34は、サーモカット、サーモスタット、又はサーミスターを含む。サーモカットは、ワンショット型のサーモスタットのような保護素子である。サーモカットは、ヒーター31の温度が閾値以上である場合、ヒーター31への電力の供給を遮断する。特に、サーモカットでは、一旦ヒーター31の温度に応じて電力の供給が遮断されると、電力の供給が復帰されない。従って、ヒーター31の温度が過度に上昇した場合、ヒーター31による定着ベルト10に対する加熱を停止する精度を向上させることができる。
サーモスタットは、ヒーター31の温度が閾値以上である場合、ヒーター31への電力の供給を遮断し、ヒーター31の温度が閾値未満である場合、ヒーター31への電力の供給を復帰させる。従って、ヒーター31による定着ベルト10に対する加熱を、ヒーター31の温度変化に対応した細かな精度でオンオフできる。
サーミスターは、ヒーター31の温度を計測する半導体素子である。画像形成装置100は、サーミスターの計測した温度に基づいてヒーター31を制御する。感熱体34がサーミスターであることにより、ヒーター31の温度を制御する精度を向上させることができる。
複数のカバー部材37は、感熱体34を介してヒーター保持部材32と対向する。詳細には、カバー部材37は、ヒーター31と、ヒーター保持部材32と、感熱体34とに、軸線方向ADと交差する方向に重なる。本実施形態において、カバー部材37は、ヒーター31と、ヒーター保持部材32と、感熱体34とに、X軸方向に重なる。カバー部材37は、例えば、樹脂製の箱状部材であり、耐熱性を有する。複数のカバー部材37は、それぞれ、対応する感熱体34の少なくとも一部を覆う。本実施形態において、複数のカバー部材37は、第1カバー部材37Aと、第2カバー部材37Bとを含む。具体的には、第1カバー部材37Aは、第1感熱体34Aの少なくとも一部を覆う。また、第2カバー部材37Bは、第2感熱体34Bの少なくとも一部を覆う。
第2カバー部材37Bには、複数の付勢部材35が装着されている。付勢部材35は、例えば、コイルばねである。付勢部材35は、例えば、円筒形状、円錐形状、又は樽形状を有する。複数の付勢部材35は、軸線方向ADに沿って配列される。本実施形態において、1つの第2カバー部材37Bには、2つの付勢部材35が装着されている。2つの付勢部材35は、第2カバー部材37Bを介して第2感熱体34Bを付勢する。従って、付勢部材35の付勢力を第2感熱体34Bへ作用させる精度を向上させることができる。その結果、第2感熱体34Bのヒーター31の熱を感知する精度を更に向上させることができる。
補強部材33は、ヒーター保持部材32を補強する。補強部材33は、例えば、細長状の金属製ステー部材である。補強部材33は、軸線方向ADに沿った方向からの断面視において、略逆U字形状を有する。補強部材33は、軸線方向ADに沿って延びる。補強部材33は、ヒーター保持部材32と対向して固定される。
定着ベルト10に加熱部30を挿入することによって、定着ベルト10の内周面104がヒーター保持部材32によって付勢される。具体的には、定着ベルト10に加熱部30を挿入することによって、定着ベルト10の内周面104がヒーター保持部材32のリブ323によって付勢される。リブ323(ヒーター保持部材32)によって内周面104を付勢される定着ベルト10は、非円形形状を有する。本実施形態において、非円形形状とは、直線と優弧とを含む形状のことを示す。
図4は、図2のIV−IV線に沿った横断面図である。なお、理解を容易にするために、図4では、定着ベルト10の内部の一部を省略している。図4に示すように、定着ベルト10は、外周面103及び内周面104を更に有する。また、加圧部材20は、外周面201を有する。定着ベルト10の外周面103は、定着ニップ領域RNに用紙Pが無い状態で、加圧部材20の外周面201と当接する。なお、図4では、外周面103は、用紙Pを介して外周面201に対向している。
定着ベルト10は、複数の層を更に有する。定着ベルト10は、例えば、ポリイミド層と、離型層とを有する。離型層は、ポリイミド層の外周面上に形成される。離型層は、例えば、フッ素樹脂製の耐熱性フィルムである。
定着ベルト10の内周面104は、加熱部30と対向する。換言すると、加熱部30は、定着ベルト10の内部の空間に配置される。具体的には、加熱部30のヒーター保持部材32は、定着ベルト10のうち、加圧部材20と対向する側の内側に配置される。ヒーター保持部材32は、ヒーター31を介して定着ベルト10と対向する。ヒーター31は、定着ベルト10を介して加圧部材20からの圧力を受ける。ヒーター31は、ヒーター保持部材32を介して補強部材33からの圧力を受ける。
加圧部材20は、定着ベルト10とともに、トナー像が転写された用紙Pを加圧する。詳しくは、加圧部材20は略円柱状であって、定着ベルト10に対向して配置される。加圧部材20は、定着ベルト10に押圧される。換言すると、加圧部材20は、定着ベルト10を加圧する。これにより、加圧部材20の外周面201が定着ベルト10の外周面103に当接し、定着ニップ領域RNが形成される。すなわち、定着ベルト10の外周面103と加圧部材20の外周面201とは、互いに当接して定着ニップ領域RNを形成する。
加圧部材20は、第2回転軸線L2を軸心として回転自在である。加圧部材20が回転すると、定着ベルト10が加圧部材20に従動して回転する。これらの構成により、用紙Pが定着ニップ領域RNを通過すると、トナー像が用紙Pに定着される。なお、用紙Pは、シート搬送方向(Z軸正側)に搬送される。本実施形態において、ヒーター31のシート搬送方向に沿った第1幅W1は、定着ニップ領域RNのシート搬送方向に沿った第2幅W2よりも長い。すなわち、ヒーター31の短手方向に沿った第1幅W1は、定着ニップ領域RNの短手方向に沿った第2幅W2よりも長い。従って、加圧部材20が定着ベルト10を加圧することによって、ヒーター31のエッジが定着ベルト10に食い込むことを防止できる。その結果、定着ベルト10の破損を防止できる。
次に、図5を参照して、本実施形態の第1保持部材61について説明する。図5(a)は、本実施形態に係る第1保持部材61を示す斜視図である。図5(b)は、定着ベルト10に装着された第1保持部材61を示す平面図である。図5(b)では、説明の便宜上、定着ベルト10を破線で示している。なお、加熱部30が定着ベルト10に挿入された後に、第1保持部材61が定着ベルト10に装着される。
図5(a)及び図5(b)に示すように、第1保持部材61は、本体部61Aとベース部61Bとを有する。本体部61Aは、ベース部61Bから第1回転軸線L1方向に突出する。第1回転軸線L1方向から本体部61Aを見たときに、本体部61Aの外周面はC字形状を有する。また、本体部61Aは、本体部61Aの先端61Atから本体部61Aの基端61Aeに向かって湾曲している。具体的には、本体部61Aの外周面は、本体部61Aの先端61Atから本体部61Aの基端61Aeに向かって湾曲している。より具体的には、本体部61Aの基端61Ae側の外周面は、第1回転軸線L1方向に平行な湾曲面であり、本体部61Aの途中から先端61Atに向かって先細りとなる形状に湾曲した湾曲面である。従って、定着ベルト10の第1端部101の内周縁を徐々に大きくしつつ、定着ベルト10にベルト保持部材60を装着することができる。その結果、定着ベルト10の破損をさらに防止できる。
さらに、第1保持部材61の先端61Atは、定着ベルト10の内周面104と離隔している。従って、第1保持部材61の先端61Atのエッジが定着ベルト10の内周面104に当接することに起因した定着ベルト10の破損をさらに防止できる。
図5(c)は、略円形形状を有するときの定着ベルト10を示す平面図である。上述したように、仮に、定着ニップ領域RNの短手方向の幅W2よりもヒーター31の短手方向の幅W1の方が長い場合(図4参照)、第1保持部材61の最大外径W3の方が、定着ベルト10が円形形状を有するときの定着ベルト10の内径W4よりも長くなる場合がある。ただし、加熱部30を挿入されて、非円形形状を有する定着ベルト10のZ軸方向に沿った内径W4は、第1保持部材61の最大外径W3と略同一である。従って、定着ベルト10を押圧して歪ませることなく、第1保持部材61を定着ベルト10の第1端部101に装着できる。その結果、作業者が定着装置1を組み立てる時の負担を軽減することができる。ひいては、定着ベルト10を歪ませることに起因した定着ベルト10の破損を防止できる。
次に、図6〜図8を参照して、本実施形態の第2保持部材62について説明する。図6(a)は、本実施形態に係る第2保持部材62を示す斜視図である。図6(b)は、定着ベルト10に装着された第2保持部材62を示す平面図である。図6(b)では、説明の便宜上、定着ベルト10を破線で示している。なお、第1保持部材61が定着ベルト10に挿入された後に、第2保持部材62が定着ベルト10に装着される。
図6(a)及び図6(b)に示すように、第2保持部材62は、本体部62Aとベース部62Bと突出部62Cとを有する。本体部62Aは、ベース部62Bから第1回転軸線L1方向に突出する。第1回転軸線L1方向から本体部62Aを見たときに、本体部62Aの外周面はC字形状を有する。すなわち、本体部62Aの外周面は、第1保持部材61の本体部61Aの外周面と同じ形状を有する。突出部62Cは、ベース部62Bから離れる方向に向かって本体部62Aの先端62Atから突出する。第2保持部材62は、定着ベルト10の第2端部102に装着される。従って、定着ベルト10に第2保持部材62を装着する際に、突出部62Cを定着ベルト10の内側に挿入してから本体部62Aを定着ベルト10の内側に挿入できる。すなわち、突出部62Cを、定着ベルト10に第2保持部材62を装着するときのガイドとして機能させることができる。その結果、作業者が定着装置1を組み立てる時の負担を軽減することができる。
本体部62Aの先端側62At及び突出部62Cの外周面は、本体部62Aに沿った湾曲形状を有する。すなわち、突出部62Cは、先端62Ctに向かって先細りとなる形状の湾曲面である。従って、定着ベルト10の第2端部102の内周縁を徐々に大きくしつつ定着ベルト10の第2端部102に第2保持部材62を装着することができる。その結果、定着ベルト10の破損をさらに防止できる。
さらに、突出部62Cは、本体部62Aに沿った湾曲形状を有する。従って、第2保持部材62が定着ベルト10の第2端部102に装着された場合、突出部62Cの先端62Ctのエッジが定着ベルト10の内周面104に食い込まない。その結果、定着ベルト10の破損を防止できる。
さらに、第2保持部材62の最大外径W5は、非円形形状を有する定着ベルト10のZ軸方向に沿った内径W4と略同一である。従って、定着ベルト10を押圧して歪ませることなく、第2保持部材62を定着ベルト10の第2端部102に装着できる。その結果、作業者が定着装置1を組み立てる時の負担を軽減することができる。ひいては、定着ベルト10を歪ませることに起因した定着ベルト10の破損を防止できる。
図7(a)は、定着ベルト10に装着される前の第2保持部材62を示す斜視図である。図7(b)は、定着ベルト10に装着される前の第2保持部材62を示す模式図である。図7(a)及び図7(b)に示すように、定着ベルト10に第1保持部材61が装着された後に、定着ベルト10に第2保持部材62が装着される。定着ベルト10に第1保持部材61が装着されることによって、定着ベルト10の第1端部101は、X軸負方向に引っ張られる。その結果、定着ベルト10は第1回転軸線L1方向に対して傾き、第2端部102は、X軸方向に偏る。
また、突出部62Cの先端62Ctは、突出部62Cの基端62Ceよりも定着ベルト10の内周面104から離れている。加えて、突出部62Cは、第1回転軸線L1に対して内周面104から離れる方向に傾斜している。従って、作業者は、突出部62Cを定着ベルト10の頂部領域に押し当て、適宜、定着ベルト10が有する形状を変更させつつ、第2保持部材62を定着ベルト10に装着できる。その結果、作業者は、第2保持部材62を定着ベルト10の第2端部102に容易に装着でき、定着装置1を組み立てる時の負担をさらに軽減することができる。
さらに、突出部62Cは、本体部62Aの頂部領域から突出している。従って、定着ベルト10が第1回転軸線L1方向に対して傾いている場合であっても、定着ベルト10に第2保持部材62を装着する際に、突出部62Cを定着ベルト10の内側に挿入してから本体部62Aの両端を定着ベルト10の内側に挿入できる。その結果、作業者は、第2保持部材62を定着ベルト10の第2端部102に容易に装着でき、定着装置1を組み立てる時の負担をさらに軽減することができる。
さらに、第2保持部材62の本体部62Aの先端62Atと突出部62Cの先端62Ctは、定着ベルト10の内周面104と離隔している。従って、第2保持部材62の先端62At及び先端62Ctが定着ベルト10の内周面104に当接することに起因した定着ベルト10の破損をさらに防止できる。
図8は、定着装置1を示す斜視図である。図8では、説明の便宜上、定着ベルト10を省略している。図8に示すように、突出部62Cと補強部材33との間には隙間が形成されている。従って、定着装置1を構成する各部の寸法公差に対応できる。特に、第2保持部材62と補強部材33との少なくとも1つの寸法公差に対応できる。
次に、図9(a)及び図9(b)を参照して、定着ベルト10への加熱部30の挿入について説明する。図9(a)は、加熱部30を挿入される前の定着ベルト10を示す斜視図である。図9(b)は、加熱部30を挿入される途中の定着ベルト10を示す斜視図である。
加熱部30は、定着ベルト10に次のようにして挿入される。なお、定着ベルト10は、薄くて壊れやすいため、機械では挿入はできない。まず、作業者が、定着ベルト10のうち、第1端部101から所定の距離離れた部分を指で押圧する。定着ベルト10が押圧されると、定着ベルト10の第1端部101が変形する。詳しくは、定着ベルト10の第1端部101がX軸方向に押圧されると、定着ベルト10の第1端部101はZ軸方向に長い略楕円形に変形する。定着ベルト10の第1端部101が略楕円形に変形すると、加熱部30を定着ベルト10の第1端部101から挿入し易くなる。
次に、作業者が、定着ベルト10の第1端部101から加熱部30を挿入する。加熱部30が挿入されると、ヒーター保持部材32のリブ323が、定着ベルト10の内周面104に接触する。リブ323が定着ベルト10の内周面104に接触するとき、リブ323は、定着ベルト10の内周面104を付勢する。その結果、図9(b)に示すように、定着ベルト10の形状がヒーター保持部材32によって決定される。本実施形態において、軸線方向ADから定着ベルト10を見たときに、定着ベルト10は、非円形形状を有する。
定着ベルト10の内周面104の形状がヒーター保持部材32によって決定されると、加熱部30を定着ベルト10の第1端部101から第2端部102へ向けて移動させることにより、加熱部30は、定着ベルト10の内部に挿入される。換言すると、作業者は、加熱部30を軸線方向ADに沿って移動させることにより、定着ベルト10の内部に加熱部30を配置させることができる。従って、作業者は、定着ベルト10の第2端部102に接触することなく、加熱部30残りの部分を定着ベルト10に安定して挿入できる。
次に、図10を参照して、定着ベルト10へのベルト保持部材60の装着について説明する。図10は、ベルト保持部材60が装着される前の定着ベルト10を示す斜視図である。まず、作業者は、第1保持部材61の本体部61Aの頂部領域を定着ベルト10の第1端部101の側の内周面104(図8参照)に当接させつつ、第1保持部材61を定着ベルト10の第1端部101に装着する。次に、作業者は、第2保持部材62の本体部62Aの頂部領域を定着ベルト10の第2端部102の側の内周面104(図9参照)に当接させつつ、第1保持部材61を定着ベルト10の第1端部101に装着する。以上のことから、作業者は、定着ベルト10を破損させることなく、定着ベルト10に加熱部30を挿入できる。
以上、図1〜図10を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(2))。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1〜図9を参照して説明したように、本発明の実施形態では、画像形成装置100がモノクロ複合機であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、画像形成装置100はモノクロプリンターでもよい。あるいは、画像形成装置100はカラー複合機、又はモノクロ複合機でもよい。
(2)図3を参照して説明したように、第2カバー部材37Bには、複数の付勢部材35が装着された。ただし、第2カバー部材37Bに複数の付勢部材35が装着されている限り、2つの付勢部材35は、第2カバー部材37Bに固定されることが好ましい。補強部材33が回転すると、補強部材33は、付勢部材35の先端に当接する。従って、補強部材33が回転する際に、付勢部材35が感熱体34に対して位置ズレを生じることを抑制できる。その結果、ヒーター31の熱を感知する精度を向上させるとともに、加熱部30を容易に組み立てることができる。
本発明は、定着装置及び画像形成装置の分野に利用可能である。
1 定着装置
10 定着ベルト
101 第1端部
102 第2端部
103 外周面
104 内周面
20 加圧部材
30 加熱部
32 ヒーター保持部材
61 第1保持部材
62 第2保持部材
62A 本体部
62B ベース部
62C 突出部
2 画像形成部
AD 軸線方向
L1 第1回転軸線(回転軸線)
RN ニップ領域
W1 第1幅
W2 第2幅

Claims (7)

  1. 無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの外周面と当接して前記定着ベルトを加圧するとともに、回転軸線の周りに回転する加圧部材と、
    前記定着ベルトに装着され、前記定着ベルトの第1端部を保持する第1保持部材と、
    前記定着ベルトに装着され、前記定着ベルトの第2端部を保持する第2保持部材と
    を備え、
    前記第2保持部材は、
    ベース部と、
    前記ベース部から突出する本体部と、
    前記ベース部から離れる方向に向かって前記本体部から突出する突出部と
    を有する、定着装置。
  2. 前記本体部は、C字形状を有し、
    前記突出部は、前記本体部の頂部領域から突出している、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記突出部は、前記本体部に沿った湾曲形状を有する、請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記突出部は、前記定着ベルトの内周面と離隔している、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記突出部の先端は、前記突出部の基端よりも前記定着ベルトの内周面から離れており、
    前記突出部は、前記回転軸線に対して前記内周面から離れる方向に傾斜している、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記定着ベルトの内周面と対向する加熱部をさらに備え、
    前記加熱部は、前記回転軸線に沿った軸線方向に沿って延びており、前記定着ベルトを加熱するヒーターを含み、
    前記定着ベルトの前記外周面と前記加圧部材の外周面とは、互いに当接して定着ニップ領域を形成し、
    前記ヒーターの短手方向に沿った第1幅は、前記定着ニップ領域の短手方向に沿った第2幅よりも長い、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置と、
    記録媒体にトナー像を形成する画像形成部と
    を備え、
    前記定着装置は、前記トナー像を前記記録媒体に定着させる、画像形成装置。
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