JP2020197514A - 振動センサー - Google Patents
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Abstract
【課題】 振動検出で低周波数振動を効率的に検出する振動センサーの提供。【解決手段】密閉空間を作って、そこの気圧変動をマイクで検出することによって安易に振動を検出できるセンサーを特徴とする。【選択図】図2
Description
この発明は、簡易な構造で安価に提供できる振動センサーの構造に係る。
振動センサーは、各種構造が知られていて実用化も図られている。しかし、低周波領域の安価で高出力のものは無かった。
非常に簡易な構造で、大出力の振動センサーを提供せんとするものである。
振動を検出するためには変位を測定するか、加速度を測定するかが必要である。図1は従来の加速度検出方式振動センサーの模式図である。
図1においては、振動体1に加速度センサー2を圧接させて振動を検出する。加速度検出方式は振動の加速度を検出するのであるから、振動周波数が低いと出力が著しく低下する。
また、なんらかの接触子3によって振動体1に接触させてその加速度を測定する為、その接触によって振動が制約させて重大な影響を受ける欠点がある。
図1においては、振動体1に加速度センサー2を圧接させて振動を検出する。加速度検出方式は振動の加速度を検出するのであるから、振動周波数が低いと出力が著しく低下する。
また、なんらかの接触子3によって振動体1に接触させてその加速度を測定する為、その接触によって振動が制約させて重大な影響を受ける欠点がある。
図2は新たに提示される振動センサーの構造例である。図においては振動体1に密接させるカップ4を設け、その内部にマイク5を内蔵する。カップ4と振動体1を密接させるとそこに密閉空間ができる。
振動体1が振動するとカップ4内の気圧が変動する。マイク5はこれを高感度で検出して電気信号に変換して出力する。
原理的には振動体1が一体として振動した場合は、カップ内の気圧は影響を受けないので出力は生じない。しかし、振動体1が軟性面、例えば皮膚面などであるとカップ4との接合周辺部と中央部とで振動に差異が生じて出力が発生する。
このように本発明の主要な用途は、皮膚面振動など軟性表面の部分的振動の検出である。用途の実例としては声帯振動を頸部皮膚から検出すること、その他、人体局部振動の検出に最高性能を発揮する。
振動体1が振動するとカップ4内の気圧が変動する。マイク5はこれを高感度で検出して電気信号に変換して出力する。
原理的には振動体1が一体として振動した場合は、カップ内の気圧は影響を受けないので出力は生じない。しかし、振動体1が軟性面、例えば皮膚面などであるとカップ4との接合周辺部と中央部とで振動に差異が生じて出力が発生する。
このように本発明の主要な用途は、皮膚面振動など軟性表面の部分的振動の検出である。用途の実例としては声帯振動を頸部皮膚から検出すること、その他、人体局部振動の検出に最高性能を発揮する。
従来加速度センサーを使用して検出していた信号、心臓の鼓動(心拍)の検出や声帯振動の検出などが、極めて安易に大出力で行うことができる。
図3は本発明の別の実施態様である。この例ではカップ4に変えて吸盤6を用いる。吸盤6は弾性を持つ柔軟な構造で、裾野の平面で振動体1表面に密着する。その効用によって安易に密閉空間を現出させることができる。
図3は本発明の別の実施態様である。この例ではカップ4に変えて吸盤6を用いる。吸盤6は弾性を持つ柔軟な構造で、裾野の平面で振動体1表面に密着する。その効用によって安易に密閉空間を現出させることができる。
マイクとしてはエレクトレットコンデンサマイクなどが最適である。カップの形状は随意であるが、その内部体積をできるだけ小さくすることが感度向上に有効である。また、カップの開口面積は出来るだけ大きいほうが感度を上昇させる。しかし、面積増大は振動検出の地点分解能を低下させる。
図4は本発明の別の実施態様である。この例ではカップ4に変えて耳栓7を用いる。耳栓7は耳穴に挿入密接される構造で、その効用によって振動体を含めて安易に密閉空間を現出させることができる。この構造では、耳穴が密閉空間になり鼓膜など聴組織が振動面になる。
人体表面、特に顔面に密閉空間を作るとき困難を覚えるのは、簡単に表面に密着させることである。耳穴を利用するのは非常に有効で、何ら固定用部品を使用せずに極めて安易に脱着ができる。
図4は本発明の別の実施態様である。この例ではカップ4に変えて耳栓7を用いる。耳栓7は耳穴に挿入密接される構造で、その効用によって振動体を含めて安易に密閉空間を現出させることができる。この構造では、耳穴が密閉空間になり鼓膜など聴組織が振動面になる。
人体表面、特に顔面に密閉空間を作るとき困難を覚えるのは、簡単に表面に密着させることである。耳穴を利用するのは非常に有効で、何ら固定用部品を使用せずに極めて安易に脱着ができる。
本発明の更なる有効な用途は、生体の微細振動(マイクロヴァイブレーションMV)の検出である。
MVは生体表面(皮膚面)の振動であって、数10Hzの微細振動が存在する事が知られている。これは発生原因が不明で現象分析が進んでいないが、今後進展が予想される分野になる。
従来このMVの検出には加速度センサーが使用されていたが、先に述べたように感度が非常に低く、数10mv程度の出力しか得られなかった。本発明の構造を用いると容易に数100mvないし1Vの出力が得られて、大幅な検出器の簡易化が可能になる。
MVは生体表面(皮膚面)の振動であって、数10Hzの微細振動が存在する事が知られている。これは発生原因が不明で現象分析が進んでいないが、今後進展が予想される分野になる。
従来このMVの検出には加速度センサーが使用されていたが、先に述べたように感度が非常に低く、数10mv程度の出力しか得られなかった。本発明の構造を用いると容易に数100mvないし1Vの出力が得られて、大幅な検出器の簡易化が可能になる。
1 振動体
2 加速度センサー
3 接触子
4 カップ
5 マイク
6 吸盤
7 耳栓
8 耳穴
2 加速度センサー
3 接触子
4 カップ
5 マイク
6 吸盤
7 耳栓
8 耳穴
Claims (3)
- マイクロホンを開口部を持つ密閉空間に設置して構成されるセンサーであって、その開口部を振動する側面に密着させて、その振動を測定する事を特徴とするセンサーの構造。
- 密閉空間の形状がカップ状であることを特徴とする請求項1に示すセンサーの構造。
- 密閉空間を形成する材料が弾性を持ち、吸盤として作用することを特徴とする請求項1及び請求項2に示すセンサーの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019114978A JP2020197514A (ja) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | 振動センサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019114978A JP2020197514A (ja) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | 振動センサー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020197514A true JP2020197514A (ja) | 2020-12-10 |
Family
ID=73647960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019114978A Pending JP2020197514A (ja) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | 振動センサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020197514A (ja) |
-
2019
- 2019-06-04 JP JP2019114978A patent/JP2020197514A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
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