JPH11318862A - 咀嚼センサ - Google Patents

咀嚼センサ

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Publication number
JPH11318862A
JPH11318862A JP10127456A JP12745698A JPH11318862A JP H11318862 A JPH11318862 A JP H11318862A JP 10127456 A JP10127456 A JP 10127456A JP 12745698 A JP12745698 A JP 12745698A JP H11318862 A JPH11318862 A JP H11318862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mastication
sensor
air chamber
pressure
microphone
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10127456A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Sakai
正彦 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ono Sokki Co Ltd
Original Assignee
Ono Sokki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ono Sokki Co Ltd filed Critical Ono Sokki Co Ltd
Priority to JP10127456A priority Critical patent/JPH11318862A/ja
Publication of JPH11318862A publication Critical patent/JPH11318862A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】咀嚼回数を簡便に測定することができる咀嚼セ
ンサを提供する。 【解決手段】小さな孔14で外部とつながった気室13
を備えた挿入部11を外耳道内に挿入し、咀嚼に伴う顎
の運動により変形する外耳道に押されて変形する気室1
3の音圧をマイクロホン15で検出する。咀嚼のために
顎を動かすと外耳道が変形することに着目し挿入部を外
耳道に挿入して咀嚼に伴う外耳道の変形によりその挿入
部を押圧させ、その押圧を押圧センサで検出するように
したため、その挿入部をイヤホーンのように耳に挿入す
るだけで、個人による調整なしに咀嚼回数を簡便にかつ
正確に測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、咀嚼回数を計測す
る咀嚼センサに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人間の顎や食べ物を噛む力が弱ま
ってきていることが指摘されており、顎や咀嚼力の強化
が重要となってきている。このためには、例えば一回の
食事につき何回噛んだかを測定し噛む回数を増やすため
の啓蒙とすることが好ましい。このためには、咀嚼回数
を簡便かつ正確に測定することのできるセンサが必要と
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来咀嚼回数の測定を
目的としたセンサは存在しないが、咀嚼回数を測定しよ
うとしたときに考えられる技術として例えばイヤーマイ
クロホンがある。イヤーマイクロホンは、本来は、発音
により生じた振動が人体内を経由し耳道内の空気を振動
させるという原理に基づいて、耳道内の空気の振動をピ
ックアップするセンサである。本発明者は、このイヤー
マイクロホンが咀嚼センサとして使用することができな
いものかどうか検討した。その結果、咀嚼により耳道内
に発生する音には、個人によって極めて大きな相違があ
り、咀嚼を検出することはできるものの、その検定を行
なうには各個人に合わせてレベル調整を行なう必要があ
ることが判明した。
【0004】上記のような咀嚼センサとしては、思い立
ったときいつでも誰れでも簡便に咀嚼回数を測定するこ
とができるセンサであることが強く求められ、上記のイ
ヤーマイクロホンを咀嚼センサとして使用した場合のよ
うに各個人に合わせてレベル調整を行なう必要があるセ
ンサでは、その個人独自のものとなってしまい、例えば
医師からの指示により咀嚼回数の測定が求められる場合
等極めて特殊な用途に限られてしまう結果となる。ある
いは、そのイヤーマイクロホンにレベル調整を行なうた
めの調整機構を設けることも考えられるが、そのような
調整機構を設け調整なしでは咀嚼回数を測定できないよ
うでは取扱いが極めて不便であり、特に子供によく噛む
ことを指導する目的で咀嚼回数の測定を促しても子供に
は調整は難しく誰れもが簡便に測定できるという趣旨か
ら大きく外れる結果となる。
【0005】その他、イヤーマイクロホンを使用する方
法以外にも、咀嚼に伴う顎の動きにより発生する筋電を
捉える方法や、人体の顎やその近傍にマイクロホンを固
定して咀嚼に伴って発生する音や動きを捉える方法な
ど、様々な方法が考えられるが、筋電を捉える方法の場
合は、シールドルームを必要とし、人体の顎等にマイク
ロホンを固定する方法は、固定場所によって信号が違っ
てくるためうまく計測できる固定場所を捜す必要がある
など、いずれの方法も誰れもが簡便に測定できるという
条件を満足するものではない。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、咀嚼回数を簡
便に測定することができる咀嚼センサを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の咀嚼センサは、外耳道内に挿入され咀嚼に伴う外耳
道の変形により押圧される挿入部と、その挿入部の押圧
を検出する押圧センサとを備えたことをを特徴とする。
本発明は、咀嚼のために顎を動かすと外耳道が変形する
ことに着目し上記挿入部を外耳道に挿入して咀嚼に伴う
外耳道の変形によりその挿入部を押圧させ、その押圧を
押圧センサで検出するようにしたため、その挿入部をイ
ヤホーンのように耳に挿入するだけで、個人による調整
なしに咀嚼回数を簡便にかつ正確に測定することができ
る。
【0008】ここで、上記押圧センサは、外耳道による
挿入部を押圧を検出することができるものであればその
種類を問うものではなく、例えば微圧センサ、圧電セン
サ等であってもよいが、上記挿入部内に、外部からの挿
入部の押圧により変形する気室を備えるとともに、押圧
センサとして、その気室の音圧を検出するマイクロホン
を備えてもよい。
【0009】マイクロホンは極めて微小な圧力変化(音
圧)を測定することのできるセンサであり、挿入部内に
気室を設けてその気室の圧力変化(音圧)を検出するこ
とにより、極めて高感度な、したがっS/Nの良い、咀
嚼回数を正確に測定することのできる咀嚼センサを構成
することができる。また、この場合に、気室内の気圧
を、所定の時定数をもって外気圧と同一の気圧に保つた
めの孔もしくは隙間を有することが好ましい。この時定
数は、咀嚼による気室内の圧力変化(音圧)の周期より
も十分い長い時間に調整される。気室内の気圧を外気圧
と同一に保っておくことにより、ダイナミックレンジの
狭い安価なマイクロホンを採用しコストダウンを図るこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の咀嚼センサの一実施形態の
内部構造を示す模式図である。この咀嚼センサ10は、
外見上は、外耳道内に挿入されるタイプのイヤホーンと
同様な形状を有しており、その外耳道に挿入される挿入
部11は、適度な弾性を持ったゴム等からなるカバー1
2で覆われており、その内部には、空気が溜まった気室
13が形成されている。この気室13は、小さい孔14
で外部と通じており、ある程度の長い時定数をもって、
すなわち、しばらく置いておくと、気室13内の気圧は
外気圧と同一気圧となる。この気室13の後ろ側には、
その気室13内の音圧(圧力変化)を検出するマイクロ
ホン15が備えられている。
【0011】挿入部11が耳に挿入され咀嚼により顎が
動かされると、外耳道に近接した骨の動きにより外耳道
が変形しカバー12が押されて気室13が変形して気室
13に容積変化が生じる。ここで、気室13の変形がな
いときの気室13の容積をV0 、気室13の変形がない
ときの気室13内部の圧力をP0 、気室13の変形に伴
う気室13の容積変化をΔV、気室13の変形に伴う気
室13内の圧力変化(音圧)をΔP、ポリトロープ指数
をnとしたとき ΔP=−nP0 (ΔV/V) ……(1) であらわされる。この圧力変化(音圧)をマイクロホン
15で検出することにより、咀嚼回数を検出することが
できる。
【0012】マイクロホン15で得られた音圧信号はケ
ーブル16を経由して表示部20に伝えられ、表示部2
0内では、その音圧信号から咀嚼回数が求められその咀
嚼回数が表示される。この図1に示す咀嚼センサ10の
場合イヤホーンタイプの挿入部11を耳に挿入するだけ
で、人によってセンサの固定場所を変えたりレベル調整
したりする必要がなく、極めて簡便に咀嚼回数を測定す
ることができる。
【0013】尚、図1に示す実施形態は、気室13を備
え、その気室13の変形による音圧をマイクロホン15
で検出する構成の実施形態であるが、例えば気室13に
代えて液体が充満され密封された液室を備えるととも
に、マイクロホン15に代えてその液体の圧力を検出す
る押圧センサを備えてもよく、あるいは気室13とマイ
クロホン15との双方に代えて、気室13の位置に、カ
バー12により押される圧力を直接に検出する圧電セン
サを備えてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の咀嚼セン
サによれば、咀嚼回数を簡便かつ正確に検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の咀嚼センサの一実施形態の内部構造を
示す模式図である。
【符号の説明】
10 咀嚼センサ 11 挿入部 12 カバー 13 気室 14 小さな孔 15 マイクロホン 16 ケーブル 20 表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外耳道内に挿入され咀嚼に伴う外耳道の
    変形により押圧される挿入部と、 該挿入部の押圧を検出する押圧センサとを備えたことを
    を特徴とする咀嚼センサ。
  2. 【請求項2】 前記挿入部内に、外部からの該挿入部の
    押圧により変形する気室を備えるとともに、前記押圧セ
    ンサとして、該気室の音圧を検出するマイクロホンを備
    えたことをを特徴とする咀嚼センサ。
  3. 【請求項3】 前記気室内の気圧を、所定の時定数をも
    って外気圧と同一の気圧に保つための孔もしくは隙間を
    有することを特徴とする請求項2記載の咀嚼センサ。
JP10127456A 1998-05-11 1998-05-11 咀嚼センサ Withdrawn JPH11318862A (ja)

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JP10127456A JPH11318862A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 咀嚼センサ

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JPH11318862A true JPH11318862A (ja) 1999-11-24

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