JP2020196525A - 縦型製袋充填包装機における縦シール装置 - Google Patents

縦型製袋充填包装機における縦シール装置 Download PDF

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Abstract

【課題】可動側の縦ヒータブロックに対して極力、モーメントを生じさせずにスライド方向の駆動力を作用させることで、均一なシール圧力を生じさせるとともに、スライド部分でのこじりの発生を防止できる縦型製袋充填包装機における縦シール装置を提供する。【解決手段】リンク機構20の連接最後の押しリンク部材27は、連結ピン構造32の連結ピン33を介して縦ヒータブロック3の背面に直接に回動連結されており、縦ヒータブロック3に実質的に押し力を直接に作用させるだけであってモーメントを伝達することはない。押しリンク部材27による押し力の作用線L1と縦ヒータブロック3のヒータ面3aのシール中心作用線L2とのオフセット量D1を極力小さくなり、縦ヒータブロック3に生じるモーメントM1も小さくできる。縦ヒータブロック3は、ヒータ面3aでのシール圧力が均一になり、スライド軸10,10に沿って安定してスライド案内される。【選択図】図2

Description

この発明は、帯状包装材から筒状包装材を成形し当該筒状包装材から袋を形成しつつ製袋充填筒を通して充填された製品が当該袋に包装された袋包装体を製造する縦型製袋充填包装機において、当該製袋充填筒の外周面を走行する帯状包装材の両側縁部分をシールすることで当該帯状包装材を筒状包装材に成形する縦シール装置に関する。
従来、製袋充填包装機としては、特許文献1に開示されているような間欠動作型の縦型製袋充填包装機が多用されている。図4は、このような縦型製袋充填包装機の一例を概略的に示す斜視図である。図4に示す縦型製袋充填包装機50においては、紙送りベルト53a,53bは帯状包装材Fwを間欠送りし、帯状包装材Fwは1回の間欠送りによって、製造される袋包装体の一袋分の長さだけ送られる。帯状包装材Fwは、この送りの間で、製筒器(フォーマ)51により製袋充填筒52に巻きつけられるように曲成され、帯状包装材Fwの幅方向の側縁部分fe,feが重ね合わされた略筒状に成形される。
縦シール装置54は、加熱用ヒータをそれぞれ内蔵した縦予熱ヒータブロック57と縦ヒータブロック58を備えている。縦シール装置54は、両ヒータブロック57,58間において、帯状包装材Fwの重ね合わされた側縁部分fe,feを左右方向から挟圧・加熱することで縦シールScを施す。帯状包装材Fwは、このヒートシールによって筒状包装材Ftに成形される。横シール装置55は、加熱用ヒータ(図示せず)を内蔵した横ヒータブロック56a,56bを備えており、筒状包装材Ftを前後方向から挟圧・加熱してヒートシールを施すことにより、筒状包装材Ftに横シールSeを形成する。包装機上方から投入された被包装品である製品は、製袋充填筒52を通じて、横シールSeによって底が封じられた筒状包装材Ftに充填される。
縦シールSc及び横シールSeが施され製品が充填された筒状包装材Ftは、間欠送りによって一袋分の包装材の送りが行われ、更に横ヒータブロック56a,56bによって袋頭部と次の袋底部とに横シールSeが施され、横シール装置55に内蔵された切断刃(図示せず)によって横シールSeの中央部で切断されることで、袋包装体Bpが製造される。包装材の送りと縦及び横シールの形成、製品の充填を適宜のタイミングで繰り返すことで、袋内に製品が収容された袋包装体が連続して製造される。
縦型製袋充填包装機50に備わる縦シール装置54の概略構造が、平面図である図5と斜視図である図6に示されている。縦シール装置54の縦予熱ヒータブロック57は、包装材にわずかに接触する位置を占めるように、一方のブラケット59を介して縦シーラアーム63に固定されている。縦シーラアーム63は、縦型製袋充填包装機50の正面側からアクセス可能なように、機械フレームに対して開閉可能に適宜取り付けられている。縦予熱ヒータブロック57は、略筒状に曲形された包装材の重ね合わされた側縁部分fe,feを暖めておく予熱の役割を持っており、予熱温度も包装材が熱変形しない程度の低い温度に設定されている。
縦シール装置54の縦ヒータブロック58は、その背面側に取り付けられている取付板62が二本の互いに平行で横方向に延びるスライド軸60,60に対してスリーブ61,61を介してガイドされることで、固定側の縦予熱ヒータブロック57に向かって進退する可動式に構成されている。スライド軸60,60は、取付板62を貫通して配置されており、縦予熱ヒータブロック57を固定する一方のブラケット59と、取付板62から離れて配置されている他方のブラケット59との間に掛け渡されて取り付けられている。縦ヒータブロック58は、包装材のシール材が充分に溶着する高い温度に設定されている。縦シール装置54は、シール動作のとき以外は包装材から離間した位置を占める開き状態にあり、シール動作の際には、縦ヒータブロック58が縦予熱ヒータブロック57との間で両側縁部分fe,feを挟み込んで押圧する位置を占める閉じ状態まで前進し、両ヒータブロック57,58のヒートシール面57a,58aとの間で両側縁部分fe,feを加圧・加熱してヒートシールを施して縦シールSc(図4)を形成する。
縦型製袋充填包装機50においては、縦シール装置54に開閉動作(即ち、縦ヒータブロック58を進退動作)をさせる駆動装置として、エアシリンダ装置64が用いられている。エアシリンダ装置64は、両ヒータブロック57,58から縦型製袋充填包装機50の正面手前側にオフセットした縦シーラアーム63の近傍位置に配置されている。エアシリンダ装置64は、シリンダ65が予熱ヒータブロック57側の一方のブラケット59の背面に固定的に取り付けられている。エアシリンダ装置64は、圧搾空気が給気・排気されることで、出力部材としてのピストンロッド66の前進(閉じ)動作と後退(開き)動作を行う。ピストンロッド66の先端が縦ヒータブロック58の背面側に固定された取付板に取り付けられており、縦ヒータブロック58を直接に駆動する構造となっている。
エアシリンダ装置64においては、包装機の制御手段からの縦シーラ開閉制御の信号によって電磁弁を操作して圧搾空気の給気・排気の方向を切り換えることで、ピストンロッド66の前進・後退を切り換えることができる。図示の例では、取付板62を引き寄せる方向にピストンロッド66を後退させることで、縦ヒータブロック58を縦予熱ヒータブロック57に対して閉じ動作させる。また、圧搾空気の給気・排気量を流量制御弁によって調節することで、ピストンロッド66の動作速度を加減することができる。更に、ピストンロッド66の位置を検出することで、包装機の制御手段が縦ヒータブロック58の動作タイミング等を制御することもできる。
製筒器(フォーマ)51が曲成された帯状包装材Fwにおいては、帯状包装材Fwの両側端縁部分fe,fe以外の主帯部分が製袋充填筒52の外周面を取り囲んでおり、両側端縁部分fe,feは、製袋充填筒52の外周面の直ぐ近くに位置していて且つ当該主帯部から起立していて互いに対向している。縦シール装置54を駆動するエアシリンダ装置64は、両側端縁部分fe,feを十分な圧力で挟み込む必要上、エア受圧面積も十分な広さのものを備える必要がある。エアシリンダ装置64のシリンダ径もそれに応じて大きくなり、エアシリンダ装置64を配置する十分なスペースが必要である。しかしながら、エアシリンダ装置64のサイズが大きくなると、縦型製袋充填包装機50の製袋充填筒52の前方スペースも大きくなり、それらを覆う前方透明パネルまでを含めた縦型製袋充填包装機50が大型化する。
エアシリンダ装置64がピストンロッド66によって取付板62を引き寄せる方向の力の作用線(駆動力作用線)L3は、ピストンロッド66の中心線と一致している。一方、縦ヒータブロック58によって両側端縁部分fe,feに加えられる(縦予熱ヒータブロック57によって受けられる)シール圧力の中心となる作用線(シール中心作用線)L4は、両ヒータブロック57,58の先端に設けられているヒータ面57a,58aの中心を通る。したがって、作用線L3,L4は距離D2だけオフセットしている。
このオフセットに起因して、エアシリンダ装置64が作動して両側端縁部分fe,feを挟み込む時には、縦予熱ヒータブロック57と、縦ヒータブロック58に対して曲げモーメントM2が生じ、取付板59,62にも微小ながら変形を生じ、ヒータ面57a,58aが先端側で互いに離れる方向に変形する。そのため、ヒータ面57a,58aには均一な圧力が加わらず部分的にシール圧力の弱いところが発生する、或いはエアシリンダ装置64の取付板62とスライド軸60,60とのスライド部分では不均一な圧接力や摩擦力に起因して、あおり又はこじれのような動きが生じ、スライド動作が繰り返されるうちにスライド部分に摩耗が生じる原因となっている。こうした摩耗が大きくなると、縦シール装置54の動作が不安定になり、シール不良や機械振動の原因ともなる可能性があり、縦シール装置54の交換時期を早めるおそれがある。
エアシリンダ装置64のピストンロッド66の押し位置と縦ヒータブロック58のシール中心位置とのオフセット量を減らすには、エア式の駆動シリンダ装置としてデュアルロッドシリンダ装置やタンデムシリンダ装置を使用する方法がある。即ち、オフセット量D2はシリンダ径の大きさと関係があるので、シリンダ径を抑えつつ必要なエア受圧面積を確保するには、小さいシリンダ径を二つ平行に並べたデュアルロッドシリンダ装置を用いる、或いは小さいシリンダ径を二つ直列に並べたタンデムシリンダ装置を用いることが考えられる。この場合のオフセット量は、小さいシリンダ径に対応して、小さな値に抑えることができる。しかしながら、いずれのタイプの装置も高価なエアシリンダ装置であり、エアシリンダ装置が消耗した時の交換コストが高くなるのは避けることができない。
特開2012−1211号公報
そこで、縦型製袋充填包装機における縦シール装置において、縦シール装置の縦ヒータブロックを駆動するエアシリンダ装置が縦ヒータブロックから正面手前側にオフセットした位置に配置されていたとしても、エアシリンダ装置は、可動の縦ヒータブロックに対して極力、モーメントを生じさせることなくスライド方向の駆動力を作用させるようにする点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、上記課題を解決することであり、駆動装置が可動側の縦ヒータブロックに対して極力、モーメントを生じさせずにスライド方向の駆動力を作用させるように構造に工夫を凝らすことで、高価な駆動装置に依ることなく、可動側の縦ヒータブロックのヒートシール面に均一な圧力を生じさせて部分的にシール圧力が弱くなるのを防止するとともに、スライド部分での摩耗の発生を防止し、縦シール装置の動作を安定させ、シール不良や機械振動を回避することができる縦型製袋充填包装機における縦シール装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明による縦型製袋充填包装機における縦シール装置は、予熱ヒータ面を備えている予熱縦ヒータブロックと、当該予熱ヒータブロックに対して前進・後退可能にスライド軸に沿って案内されており且つ前記予熱ヒータ面と対向するヒータ面を備えている縦ヒータブロックと、当該縦ヒータブロックを前記スライド軸に沿って駆動するためのエアシリンダ装置と、複数の連接されるリンク部材から成っており、前記エアシリンダ装置の出力を、前記縦ヒータブロックを前記予熱縦ヒータブロックに向かって進退するように伝達するリンク機構とを備えており、前記縦ヒータブロックの前記ヒータ面が備わる側とは反対側の背面には、前記リンク機構の連接最後の前記リンク部材が、連結ピンを介して回動連結されていること、から成っている。
この縦型製袋充填包装機における縦シール装置によれば、エアシリンダ装置の出力は、複数の連接されるリンク部材から成るリンク機構によって縦ヒータブロックに伝達される。リンク機構の縦ヒータブロックに連接される最後のリンク部材は、縦ヒータブロックの背面において、連結ピンを介して直接に回動連結されているので、連接最後のリンク部材は、縦ヒータブロックの背面を直接に押すだけとなり、縦ヒータブロックに対して最初からモーメントを伝達することはない。また、当該押す力は縦ヒータブロックに対して直接に作用するので、連結ピンによる押し力の作用線と縦ヒータブロックのヒータ面のシール中心線とのオフセット量を極力小さくすることができる。したがって、当該オフセット量に起因して縦ヒータブロックに発生するモーメントも自ずと小さくなる。縦ヒータブロックに作用するモーメントは、一般に、縦ヒータブロックがスライド軸に沿ってスライド案内されるときにスライド軸周面に対してスライド軸をこじるような不均一な面圧を生じて、摩擦抵抗を増大させる、或いは偏摩耗を生じさせる原因になるが、本発明による縦シール装置によれば、こうしたモーメントが生じたとしても大きなモーメントにはならないので、シール圧力が不均一にならず、縦ヒータブロックはスライド軸に沿って安定してスライド案内される。
この縦型製袋充填包装機における縦シール装置において、前記エアシリンダ装置から前記リンク機構を経て前記縦ヒータブロックに伝達される力の経路は、前記エアシリンダ装置の出力軸線を含み且つ前記縦ヒータブロックの縦に延びる長手方向軸線に直交する一つの力伝達平面内に含まれている、とすることができる。
エアシリンダ装置から縦ヒータブロックに伝達される力の経路をこのような一つの力伝達平面内にあるように配置することで、エアシリンダ装置の出力は、縦ヒータブロックに対して、捻じるようなモーメントを生じることなく、押し力として簡潔で効率よく伝えられる。また、縦型製袋充填包装機において、エアシリンダ装置とリンク機構の配置も簡素にすることできる。
この縦型製袋充填包装機における縦シール装置において、前記リンク機構には、前記エアシリンダ装置と前記縦ヒータブロックとの連結部を含めて、連結すべき二つの連結部材を回動連結する複数の連結ピン構造が含まれており、前記各連結ピン構造は、一方の前記連結部材が他方の前記連結部材を挟む二股構造となっており、前記一方の連結部材又は前記他方の連結部材のいずれかに固定された連結ピンが、残る方の前記連結部材に対して軸受を介して回動可能に支持されており、前記一方の連結部材の前記二股構造の合力作用軸線と前記他方の連結部材の力作用軸線とは、いずれも前記力伝達平面内に含まれている、とすることができる。
リンク機構をこのような二股構造を含む連結ピン構造で連結して構成し、一方の連結部材の二股構造の合力作用軸線と他方の連結部材の力作用軸線とがいずれも一つの力伝達平面内に含まれているものとすることにより、力の作用線が一つの力伝達平面内に保たれて、エアシリンダ装置から最終的に縦ヒータブロックに対してまで、曲げや捻りのような無駄なモーメントの発生が抑えられるので、エアシリンダ装置の出力を押し力として縦ヒータブロックに無駄なく伝達することができる。
この縦型製袋充填包装機における縦シール装置において、前記縦ヒータブロックの前記背面と前記連接最後のリンク部材との間における前記連結ピン構造を構成する前記連結ピンと前記軸受について、前記連結ピンの一部を切り欠いて平坦面に形成し、前記連結ピンが当該平坦面にて前記縦ヒータブロックに固定的に取り付けられており、前記連接最後のリンク部材は、前記連結ピンの丸軸状の中間部分に対して前記軸受を介して回動可能に支持されている、とすることができる。
連結ピンをその両端に形成された平坦面にて縦ヒータブロックに固定的に取り付けるとともに連結ピンの中間の丸軸状の部分に軸受を介して連接最後のリンク部材を回動可能に支持することで、連接最後のリンク部材を縦ヒータブロックの背面に対して距離を置くことなく直接に取付けて、両者を回動可能に連結することができる。
この縦型製袋充填包装機における縦シール装置において、前記縦ヒータブロックを押す前記連接最後のリンク部材は、前記スライド軸の軸線方向に実質的に沿う方向に延びているものとすることができる。
連接最後のリンク部材は、その長手方向が実質的にスライド軸の軸線方向に平行に延びていて、且つ縦ヒータブロックの背面において直接に連結ピンを介して回動連結されているので、連接最後のリンク部材が縦ヒータブロックの背面を押す力は、実質的にスライド軸の軸線方向(即ち、縦シールバーの進退方向)のみとなる。連接最後のリンク部材に作用する力において、スライド軸の軸線に対して直交する方向の成分は実質的にゼロであり、エアシリンダ装置の出力は効率よくヒートシール面に伝達され、また、縦ヒータブロックにスライド軸をこじるようなモーメントの発生を極力抑えることができる。
この縦型製袋充填包装機における縦シール装置において、前記リンク機構は、機械フレームに対して一つの前記連結ピン構造によって回動可能な主リンクを備えており、前記主リンクの一方の端部においてもう一つの前記連結ピン構造を介して前記エアシリンダ装置の出力部材と連結されているとともに、前記主リンクの他方の端部において更にもう一つの前記連結ピン構造を介して前記連接最後のリンク部材が連結されており、前記主リンクが前記機械フレームに対して回動するときの前記他方の端部がする周方向の動きは前記スライド軸に対して実質的に沿う方向の動きである、とすることができる。
リンク機構の主リンクがエアシリンダ装置の出力によって機械フレームに対して回動するとき、他方の端部がする周方向の動きはスライド軸に対して実質的に沿う方向の動きとなる。したがって、連接最後のリンク部材は、構造的にはスライド軸の軸線方向に実質的に沿う方向に延びているとともに、力の伝達的にもその長手方向、即ち、スライド軸の軸線方向に実質的に沿う方向となり、当該リンク部材は縦ヒータブロックにモーメントを実質的に伝達せず、押し力のみを伝達するものとなる。
この縦型製袋充填包装機における縦シール装置において、前記エアシリンダ装置と前記縦ヒータブロックとの前記連結部を含めた前記リンク機構の加工誤差及び組立て誤差を吸収可能にするため、いずれか一つの前記連結ピン構造を、前記連結ピンと前記軸受との間の遊び及び前記連結ピンの軸方向の遊びを持たせた連結構造とすることができる。
いずれか一つの前記連結ピン構造を、遊びを持たせた連結構造とすることで、連結ピンの軸方向である縦方向及び連結ピンの径方向である直交2軸の横方向のガタを吸収することができ、したがって、エアシリンダ装置と縦ヒータブロックとの連結部を含めたリンク機構の加工誤差及び組立て誤差を吸収することができ、リンク機構の動作を滑らかにすることができる。
この発明による縦型製袋充填包装機における縦シール装置は、上記のように構成されており、エアシリンダ装置の出力は、複数の連接されるリンク部材から成るリンク機構によって縦ヒータブロックに伝達されるが、その際、リンク機構の縦ヒータブロックに連接される最後のリンク部材は、縦ヒータブロックの背面において連結ピンを介して直接に回動連結されているので、連接最後のリンクは、モーメントを縦ヒータブロックに伝達することなく、縦ヒータブロックの背面を直接に押すだけとなる。また、連結ピンによる押し力の作用線と、縦ヒータブロックのヒートシール面のシール中心線とのオフセット量は極力小さくすることができるので、当該オフセット量に起因して縦ヒータブロックに発生するモーメントも自ずと小さくなる。したがって、縦ヒータブロックのスライド軸に対するこじる作用が極力小さくなり、縦ヒータブロックはスライド軸に沿って安定してスライド案内されて、縦ヒータブロックによるシール圧力が均一化し動作が安定した縦シール装置を提供することができる。また、エアシリンダ装置と縦ヒータブロックとの間をリンク機構で連結するので、製造コストが基本的に低廉であり、スライド軸と嵌合するスライド構造の偏摩耗も小さいのでエアシリンダ装置の消耗頻度も低くなって、メンテナンスコストも少なくて済む。
図1は、この発明による縦型製袋充填包装機における縦シール装置の一実施例を示す平面図である。 図2は、図1に示す縦シール装置の概略的な斜視図である。 図3は、図1に示す縦シール装置の部分拡大図である。 図4は、従来の縦型製袋充填包装機の一例を示す斜視図である。 図5は、従来の縦型製袋充填包装機における縦シール装置の一例を示す平面図である。 図6は、図5に示す縦シール装置の概略的な斜視図である。
以下、添付した図面に基づいて、この発明による縦型製袋充填包装機における縦シール装置の実施例を説明する。図1はこの発明による当該縦シール装置の一実施例を示す平面図であり、図2は図1に示す縦シール装置の概略的な斜視図である。
図1に示す縦シール装置1は、例えば、図4に示したような従来周知の縦型製袋充填包装機、即ち、帯状包装材から筒状包装材を成形し当該筒状包装材から袋を形成しつつ製袋充填筒を通して充填された製品が当該袋に包装された袋包装体を製造する縦型製袋充填包装機において、当該製袋充填筒の外周面を走行する帯状包装材の両側縁部分をシールして当該帯状包装材を筒状包装材に成形する装置として適用することができる。縦型製袋充填包装機それ自体の構成については、ここでの再度の説明を省略し、説明上必要な場合には図4に示した符号を用いることとする。
図1においては、縦型製袋充填包装機50(図4)の製袋充填筒52の周囲に略筒状にまで曲成された帯状包装材Fwの一部が断面にて示されており、縦シール装置1は、製袋充填筒52の正面側に配置されている。帯状包装材Fwは、製袋充填包装機50の製筒器(フォーマ)51によって略筒状に曲成され、製袋充填筒52の外周面を取り巻いている状態にある。帯状包装材Fwの両側端縁部分fe,feは、帯状包装材Fwの本体から折り曲げられて形成され、製袋充填筒52の外周面から起立する方向に延び且つシール可能な内面側が互いに対向した状態に配置される。縦シール装置1は、両側端縁部分fe,feを挟み込んで加圧・加熱して内面同士を溶着することで縦シールScを形成する。
図1及び図2に示す縦シール装置1において、縦シール装置1の縦ヒータブロック2,3それ自体の構造は、従来の縦ヒータブロック57,58の構造と同様、縦方向が長手方向となっているバー状のヒータブロックであり、それぞれの先端部には互いに対向するヒータ面2a,3aを備えている。縦ヒータブロック2は、固定側の縦ヒータブロックであり、ヒータ面2aの設定温度が比較的低く、包装材のヒートシールに際して予熱をする縦予熱ヒータブロックである。また、縦ヒータブロック3は、ヒータ面3aの設定温度が高く、包装材にヒートシールをすることができる可動側の縦ヒータブロックである。縦ヒータブロック2,3は、縦ヒータブロック3が縦予熱ヒータブロック2に向かって移動してヒータ面2a,3a間に両側端縁部分fe,feを挟み込んで加圧・加熱することにより、合掌状の縦シールScを施す。縦ヒータブロック2,3は、先端側にヒートパイプ4を、また中央部分にカートリッジヒータ5を備えている等、公知の構造を備えている。
製袋充填筒52の正面側には、機械フレームとしての縦シーラアーム6が開閉可能に設けられている。縦シーラアーム6は、図示のような状態では製袋充填筒52の正面側を閉じた状態にあるが、開いた状態(図示せず)では正面側から製袋充填筒52にアクセス可能である。縦シーラアーム6は、ブロック状のアーム本体6aと、アーム本体6aから製袋充填筒52の方向に向かって一体的に延びている一方の支持部7a及び他方の支持部7bと、製袋充填筒52から遠ざかる方向に一体的に延びた支持部7cとを備えている。縦シーラアーム6のアーム本体6aにおいて支持部7b側の端部には、後述する主リンク21を回動可能に支持するため、主リンク21から上下方向に突出する態様で設けられる連結ピン23と、二股となっている支持部7bに設けられており連結ピン23を回動可能に支持する軸受8とから成る連結ピン構造22が設けられている。各支持部7a〜7cは、図2に示すように、アーム本体6aに対してブラケットの態様で設けてもよい。
固定側の縦予熱ヒータブロック2は、アーム本体6aから長く延びた一方の支持部7aの先端部分に固定的に取り付けられており、位置不動である。支持部7aの中間部分には、横方向に延びるスライド軸(丸軸)10を取り付ける取付孔9aが形成されており、アーム本体6aからの延びが短い他方の支持部7bの先端部分には、同じくスライド軸10を取り付けるための取付孔9bが形成されている。スライド軸10は、可動側の縦ヒータブロック3が固定側の縦予熱ヒータブロック2に対して接離動作をするためにその動作を案内する軸である。支持部7aに形成されている取付孔9aと支持部7bに形成されている取付孔9bについては、両孔軸線が整列しており、スライド軸10がその両端部においてそれぞれ取付孔9a,9bに嵌め込まれて取り付けられている。
スライド軸10の外周面に対してスリーブ11がスライド可能に嵌着されており、可動側の縦ヒータブロック3が取り付けられた取付板12がスリーブ11の外周面に固定的に取り付けられている。スリーブ11を用いる構造により、可動側の縦ヒータブロック3は、スリーブ11及び取付板12共々、スライド軸10に対して軸方向に長い範囲に亙る広いスライド面によって案内され、スムーズにスライド可能に支持されている。スライド軸10については上下に平行な一組の軸10,10(図2参照)とすることで、可動側の縦ヒータブロック3は、スライド軸10の回りに回動することなく、横方向にのみ正確に且つ安定的にスライドするように支持される。
縦シーラアーム6において、支持部7cは延びの長い支持部7aに対応した側に設けられている。支持部7cの先端部には、縦シール装置1を作動させるためのエアシリンダ装置14が回動連結部16によって回動可能に取り付けられている。回動連結部16は、エアシリンダ装置14のシリンダ15に取り付けられた連結ピン17と、支持部7cの二股となった先端部に設けられていて連結ピン17を回動可能に支持する軸受18とを備えている。連結ピン17の回動軸線は、スライド軸10に直交し、バー状の両ヒータブロック2,3が延びる縦方向と平行な方向に延びている。
エアシリンダ装置14が作動するときにシリンダ15から出没する出力部材としての出力ロッド19と、可動側の縦ヒータブロック3及びそれを支持する取付板12とが、リンク機構20によって連係されている。出力ロッド19は、その長さを変更可能とするようにねじで結合されたロッド頭部19aを備えている。リンク機構20は、上記したように、縦シーラアーム6に対して連結ピン構造22によって回動可能に支持された主リンク21を備えている。主リンク21は、縦シーラアーム6に形成されている開口部6bを通して延びており、主リンク21の連結ピン構造22は、主リンク21の長手方向中間部分から上下に延びる連結ピン23が縦シーラアーム6のアーム本体6aの開口部6b(図2)によって二股となったそれぞれの部分に対して軸受8を介して回動可能に支持される構造である。
主リンク21の一方の端部(エアシリンダ装置14側の端部)とロッド頭部19aの間は、連結ピン構造24を介して回動可能に支持されている。連結ピン構造24は、連結ピン構造22と同様、ロッド頭部19aから上下方向に延びる連結ピン25と、主リンク21の二股構造となっている一方の端部に設けられており且つ連結ピン25を回動可能に支持する軸受26を備えている。主リンク21の他方の端部(縦ヒータブロック3側の端部)に対しても、リンク機構20の連接最後のリンク部材(以下、「押しリンク」という)27の一端部が連結ピン構造28を介して回動可能に連結されている。連結ピン構造28は、上記の連結ピン構造22,24と同様、押しリンク27に上下方向に延びる連結ピン29と、主リンク21の二股構造となっている他方の端部に設けられており連結ピン29を回動可能に支持する軸受30を備えている。
押しリンク27の取付板12側の端部と当該取付板12は、連結ピン構造32によって回動可能に連結されている。連結ピン構造32は、縦ヒータブロック3を支持する取付板12に取り付けられた連結ピン33と押しリンク27の端部に設けられており連結ピン33を回動可能に支持する軸受34とを備えている。連結ピン構造32を取付板12に可能な限り近づけて設けることで、押しリンク27が取付板12及び縦ヒータブロック3を押すときに、取付板12に対してモーメントを生じてしまうような伝達を回避することができる。そのため、取付板12には開口部12aを形成して、連結ピン構造32が一部、開口部12a内に入り込むことを許容する構造としている。
図3は、連結ピン構造32の拡大斜視図である。図3に示すように、連結ピン33は、上下の部分(ピンの長手方向両端部分)33a,33bの一部が平坦面33c,33cに加工されており、上下の部分33a、33bにおいて、それぞれ一方の平坦面33c,33cが縦ヒータブロックの背面(具体的には、取付板12の背面)に面状に当接された状態でネジ35,35によって当該背面に固定的に取り付けられる。連結ピン33の上下の部分33a,33bの間にある丸軸状の中間部分が、軸受34によって押しリンク27に回動可能に支持されている。連結ピンと軸受の配置を入れ替えて、押しリンク27側に連結ピン33を固定的に取付け、縦ヒータブロック3の背面側において、連結ピン33の上下端部又は長手方向中間部を軸受34にて回動可能に取り付ける構造であってもよい。こうした連結ピン33を用いる連結ピン構造32によって、押しリンク27を縦ヒータブロック3(したがって取付板12)の背面に対して、距離を置かずに直接に回動可能に連結することができる。連結ピン33の上下の部分33a,33bの両側を平坦面33c,33cに形成する代わりに、半月状に切削加工して、その一つの平坦面を取付板12に背面に当接して固定してもよい。この場合、連結ピン33の軸線を取付板12の背面上に位置することができ、押しリンク27が連結ピン構造32を介して押し力を伝える際に、モーメントを生じるような伝達を回避することができる。
上記のように構成された縦シール装置1の実施例では、リンク機構20の主リンク21の中間部分の位置が連結ピン構造22で縦シーラアーム6のアーム本体6aにピン止めされ、また、縦ヒータブロック3がスライド軸10,10によってスライド方向が規制された状態にある。このような条件で、エアシリンダ装置14が作動すると、シリンダ15は連結ピン17及び軸受18によって回動可能であり、また、エアシリンダ装置14及び主リンク21は連結ピン構造22,24によってそれぞれ僅かに回動する。押しリンク27も厳密には連結ピン構造28によって回動するが、その回動の間、押しリンク27の長手方向がスライド軸10,10の軸線方向に略平行であり、主リンク21が回動するときにその他方の端部の周方向の動きもスライド軸10,10の軸線方向に略平行であるので、最終的に、押しリンク27は、実質的にその長手方向で且つスライド軸10,10の軸線と平行な方向に押されて、実質的にスライド軸10,10の軸線方向に平行な方向(即ち、縦シールブロック3の進退方向)の押し力Fのみを縦ヒータブロック3の背面に作用させる。押しリンク27がスライド軸10,10の軸線に対して直交する方向に作用させる力の成分は、実質的にゼロであり、エアシリンダ装置14の出力は効率よくヒータ面3aに伝達される一方で、縦ヒータブロック3にスライド軸10,10をこじるようなモーメントの発生を極力抑えることができる。
リンク機構20の押しリンク27は、縦ヒータブロック3の背面において連結ピン構造32を介して直接に回動連結されているので、縦ヒータブロック3の背面を押し力Fで直接に押すだけとなり、縦ヒータブロック3に対して最初からモーメントが伝達されることはない。また、連結ピン構造28による押し力Fの作用線L1と、両ヒータブロック2,3のヒータ面2a,3aのシール中心作用線L2とのオフセット量D1は極力小さくすることができる。したがって、オフセット量D1に起因して両ヒータブロック2,3に発生するモーメントM1,M1も自ずと小さくなり、ヒータ面2a,3aでのシール圧力は略均一になる。縦ヒータブロック3に生じるモーメントM1は、大きい値になると、一般に、縦ヒータブロック3がスライド軸10,10に沿ってスライド案内されるときに、スライド軸10,10の周面をこじるような不均一な面圧を生じて、摩擦抵抗を増大させる或いは偏摩耗を生じさせる原因になるが、本発明による縦シール装置1によれば、こうしたモーメントM1が生じたとしても大きな値にはならないので、縦ヒータブロック3はスライド軸10,10に沿って安定してスライド案内される。
エアシリンダ装置14からリンク機構20を経て縦ヒータブロック3に伝達される力の経路は、エアシリンダ装置14の出力部材である出力ロッド19の軸線を含み且つ縦ヒータブロック3の縦に延びる長手方向軸線に直交する一つの力伝達平面S(図2参照)内に含まれている。また、図3には、この力伝達平面Sが縦シール装置1と交差するときのその交差線を一点鎖線CLで示している。リンク機構20の主リンク21の軸線、及び押しリンク27の軸線も、この力伝達平面S内にある。エアシリンダ装置14から縦ヒータブロック3に伝達される力の経路をこのような一つの力伝達平面S内にあるように配置することで、エアシリンダ装置14の出力は、縦ヒータブロック3に対して、曲げや捻じりのモーメントを生じることなく、押し力Fを簡潔で効率よく伝えることができる。また、縦型製袋充填包装機50において、エアシリンダ装置14とリンク機構20の配置も簡素にすることできる。
リンク機構20には、エアシリンダ装置14と縦ヒータブロック3との連結部を含めて、複数の回動可能な連結ピン構造22,24,28が含まれている。連結ピン構造22,24,28は、図2である斜視図に示すように、連結すべき連結部材(エアシリンダ装置14と縦ヒータブロック3、主リンク21、押しリンク27を含む)のうちの一方の連結部材が他方の連結部材を挟む二股構造となっており、一方連結部材又は他方の連結部材いずれかに固定された連結ピンが、残る方の連結部材に対して軸受を介して回動可能に支持されている。したがって、連結ピン構造22,24,28において、一方の連結部材の二股構造の合力作用軸線と他方の連結部材の力作用軸線とは、いずれも上記の力伝達平面S内に含まれている。連結ピン構造22,24,28をこのように構成することにより、力の作用線が一つの力伝達平面S内に保たれてオフセットしないので、最終的に縦ヒータブロック3に対して、曲げや捻りの無駄なモーメントの発生を抑えることができる。
エアシリンダ装置14と縦ヒータブロック3との連結部を含めたリンク機構20の加工誤差及び組立て誤差を吸収可能にするため、連結ピン構造22,24,28のうちいずれか一つを、連結ピンと軸受との間の遊び及び連結ピンの軸方向の遊びを持たせた連結構造とすることができる。連結ピン構造22,24,28のうちいずれか一つを、遊びを持たせた連結構造とすることで、連結ピンの軸方向である縦方向及び連結ピンの径方向である直交2軸の横方向のガタが吸収され、縦ヒータブロック3にモーメントを生じさせず、その動作を滑らかにすることができる。この例では、各部品の加工誤差や組立て誤差を吸収するべく、例えば、連結ピン構造28に予めガタを設けることができる。
縦型製袋充填包装機50については、間欠作動型の製袋充填包装機として説明したが、縦ヒータブロック3をボックスモーションのような縦方向の送り・戻り動作と開閉動作とを組み合わせた循環動作をさせることで、連続作動型の製袋充填包装機とすることもできる。また、上記の縦シール装置1については、縦予熱ヒータブロック2を固定とし縦ヒータブロック3を可動式として説明したが、縦予熱ヒータブロック2についてもリンク機構20を適用して可動式とし、両側縁部分fe,feを両側から挟み込むようにしてヒートシールを施してもよい。上記した縦シール装置1のエアシリンダ装置14やリンク機構20は、連続作動型の製袋充填包装機の縦シール装置の開閉動作にそのまま適用することができる。また、実施例の説明では、縦ヒータブロック3は取付板12に取り付けたものとしているが、縦ヒータブロック3と取付板12は一体的に固定された構造であるので、概念上、ヒータブロックに含めてもよい。
1 縦シール装置
2 縦予熱ヒータブロック 2a ヒータ面
3 縦ヒータブロック 3a ヒータ面
4 ヒートパイプ 5 カートリッジヒータ
6 縦シーラアーム 6a アーム本体
6b 開口部 7a,7b,7c 支持部
8 軸受部 9a,9b 取付孔
10 スライド軸 11 スリーブ
12 取付板 12a 開口部
14 エアシリンダ装置 15 シリンダ
16 回動連結部 17 連結ピン 18 軸受
19 出力ロッド 19a ロッド頭部
20 リンク機構 21 主リンク
22 連結ピン構造 23 連結ピン
24 連結ピン構造 25 連結ピン 26 軸受
27 押しリンク
28 連結ピン構造 29 連結ピン 30 軸受
32 連結ピン構造 33 連結ピン
33a,33b 上下の部分 33c,33c 平坦面
34 軸受 35,35 ネジ
50 縦型製袋充填包装機 51 製筒器
52 製袋充填筒
54 縦シール装置 53a,53b 紙送りベルト
55 横シール装置 56a,56b 横ヒータブロック
57 縦予熱ヒータブロック 58 縦ヒータブロック
57a,58a ヒータ面 59,59 ブラケット
60,60 スライド軸 61 スリーブ
62 取付板 63 縦シーラアーム
64 エアシリンダ装置 65 シリンダ
66 ピストンロッド
Fw 帯状包装材 fe,fe 側縁部分
Ft 筒状包装材 Sc 縦シール
Se 横シール
L1 押し力Fの作用線 L2 シール中心作用線
L3 駆動力作用線 L4 シール中心作用線
D1,D2 オフセット量(距離)
F 押し力 M1,M2 モーメント
S 力伝達平面 CL 交差線

Claims (7)

  1. 予熱ヒータ面を備えている予熱縦ヒータブロックと、
    当該予熱縦ヒータブロックに対して前進・後退可能にスライド軸に沿って案内されており且つ前記予熱縦ヒータ面と対向する縦ヒータ面を備えている縦ヒータブロックと、
    当該縦ヒータブロックを前記スライド軸に沿って駆動するためのエアシリンダ装置と、 複数の連接されるリンク部材から成っており、前記エアシリンダ装置の出力を、前記縦ヒータブロックを前記予熱縦ヒータブロックに向かって進退するように伝達するリンク機構とを備えており、
    前記縦ヒータブロックの前記縦ヒータ面が備わる側とは反対側の背面には、前記リンク機構の連接最後の前記リンク部材が、連結ピンを介して回動連結されていること、
    から成る縦型製袋充填包装機の縦シール装置。
  2. 前記エアシリンダ装置から前記リンク機構を経て前記縦ヒータブロックに伝達される力の経路は、前記エアシリンダ装置の出力軸線を含み且つ前記縦ヒータブロックの縦に延びる長手方向軸線に直交する一つの力伝達平面内に含まれていること
    から成る請求項1に記載の縦型製袋充填包装機の縦シール装置。
  3. 前記リンク機構には、前記エアシリンダ装置と前記縦ヒータブロックとの連結部を含めて、連結すべき二つの連結部材を回動連結する複数の連結ピン構造が含まれており、
    前記各連結ピン構造は、一方の前記連結部材が他方の前記連結部材を挟む二股構造となっており、前記一方の連結部材又は前記他方の連結部材のいずれかに固定された連結ピンが、残る方の前記連結部材に対して軸受を介して回動可能に支持されており、前記一方の連結部材の前記二股構造の合力作用軸線と前記他方の連結部材の力作用軸線とは、いずれも前記力伝達平面内に含まれていること
    から成る請求項2に記載の縦型製袋充填包装機の縦シール装置。
  4. 前記縦ヒータブロックの前記背面と前記連接最後のリンク部材との間における前記連結ピン構造を構成する前記連結ピンと前記軸受について、前記連結ピンの一部を切り欠いて平坦面に形成し、前記連結ピンが当該平坦面にて前記縦ヒータブロックに固定的に取り付けられており、
    前記連接最後のリンク部材は、前記連結ピンの丸軸状の中間部分に対して前記軸受を介して回動可能に支持されていること
    から成る請求項3に記載の縦型製袋充填包装機の縦シール装置。
  5. 前記縦ヒータブロックを押す前記連接最後のリンク部材は、前記スライド軸の軸線方向に実質的に沿う方向に延びていること
    から成る請求項4に記載の縦型製袋充填包装機の縦シール装置。
  6. 前記リンク機構は、機械フレームに対して一つの前記連結ピン構造によって回動可能な主リンクを備えており、前記主リンクの一方の端部においてもう一つの前記連結ピン構造を介して前記エアシリンダ装置の出力部材と連結されているとともに、前記主リンクの他方の端部において更にもう一つの前記連結ピン構造を介して前記連接最後のリンク部材が連結されており、
    前記主リンクが前記機械フレームに対して回動するときの前記他方の端部がする周方向の動きは前記スライド軸に対して実質的に沿う方向の動きであること
    から成る請求項5に記載の縦型製袋充填包装機の縦シール装置。
  7. 前記エアシリンダ装置と前記縦ヒータブロックとの前記連結部を含めた前記リンク機構の加工誤差及び組立て誤差を吸収可能にするため、いずれか一つの前記連結ピン構造を、前記連結ピンと前記軸受との間の遊び及び前記連結ピンの軸方向の遊びを持たせた連結構造とすること
    から成る請求項3〜6のいずれか一項に記載の縦型製袋充填包装機の縦シール装置。
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