JP2020195748A - 肌メンテナンス用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】肌へのダメージを極力避けながら、毛穴や小鼻の脇などの凹凸した部位であっても肌メンテナンス材料が行き届く肌メンテナンス用具を提供する。【解決手段】肌メンテナンス用具11は、カラダの肌メンテナンスを行うためのものである。地生地に並設された繊条糸が、一面21とされる。繊条糸の自由端が、一面21の外方に突出する。【選択図】図1

Description

肌メンテナンス用具に関する。
現在、カラダの肌メンテナンスには、肌の汚れを落とす洗浄メンテナンスや、肌に潤いを与える保湿メンテナンスなどがある。肌メンテナンスで用いる道具として、例えば、洗顔の際、洗顔料(肌メンテナンス材料)を泡立てするための泡立て用具がある(例えば、特許文献1ご参照)。
特開2009−136637号公報
特許文献1に記載の技術によれば、毛穴の奥や小鼻の脇などの落ちにくい顔の汚れや古い角質の除去などを行うために、泡立て用具で泡立てた洗顔料(肌メンテナンス材料)を手にとって洗顔を行う。この際、特許文献1に記載の技術によれば、より繊細な使用感覚とタッチで行うことを可能とし、結果として、より精美で優れた洗顔効果を得ることを可能にする。
ところで、このような泡を使った洗顔に関して、手を直接肌に触れることなく、洗顔したい顔の部位に、ふわっと泡を付ける方法を用いるため、泡が毛穴の奥や小鼻の脇などの落ちにくい部位にまで洗顔料が行き届いていないということがある。一方で、手で直接顔に洗顔料を擦りつけるやり方は、手と顔の皮膚同士を擦りつけて、手よりも肌が弱い顔の肌を痛める可能性があり、好ましくない。このように、手を使った洗顔では、洗顔効果に限界がある。
そこで、上記問題を解決するために、肌へのダメージを極力避けながら、毛穴や小鼻の脇などの凹凸した部位であっても肌メンテナンス材料が行き届く肌メンテナンス用シートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る肌メンテナンス用具は、カラダの肌メンテナンスを行うためのものであって、地生地に並設された繊条糸が一面とされ、前記繊条糸の自由端が前記一面の外方に突出する。
本発明によれば、肌へのダメージを極力避けながら、毛穴や小鼻の脇などの凹凸した部位に、肌メンテナンス材料が行き届く。
図1は、本実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シートの概略平面図である。 図2は、本実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シートの一面の拡大図である。 図3は、本実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シートの使用例であり、洗剤が泡立つ状態を示した一面の拡大図である。 図4は、本実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シートの使用例を示した図である。 図5は、本実施の形態1の他の形態にかかる肌メンテナンス用シートの概略平面図である。 図6は、本実施の形態1の他の形態にかかる肌メンテナンス用シートの概略平面図である。 図7は、本実施の形態2にかかる肌メンテナンス用袋状体の概略平面図である。 図8は、本実施の形態2にかかる肌メンテナンス用袋状体の使用例を示した図である。 図9は、本実施の形態3にかかる肌メンテナンス用袋状体の概略平面図である。 図10は、本実施の形態3にかかる肌メンテナンス用袋状体の使用例を示した図である。
以下に示す本実施の形態1乃至3では、肌メンテナンス用具を用いた肌メンテナンスについて、図面を用いて説明する。
本実施の形態1乃至3では、肌メンテナンス材料を用いた洗顔を例にして説明する。しかしながら、本実施の形態1乃至3は、洗顔に適用することに限定されるものではなく、カラダの任意の部位のメンテナンスに適用できる。肌メンテナンス用具の一面を用いてカラダの肌メンテナンスを行うことができる。カラダには、顔、手、足、胴体などの身体の全部位が含まれる。肌メンテナンスには、カラダの活性による肌のスキンケア、カラダへの肌メンテナンス材料(保湿液等の補充剤)の補充適用による肌のスキンケア、肌の汚れの洗浄による洗浄ケアなどが含まれている。なお、メイクは、肌にメイク材料を付着させる行為のため、肌内部に浸透させたり、肌に付着したメイクを除去する等の肌メンテナンスとは対極に位置付けられる美容手段であり、肌メンテナンスとは思想が異なる。そのため、美容業界では、メイク用具と肌メンテナンス用具とは通常別のジャンルの用具として扱われている。
本実施の形態1では、肌メンテナンス用具として肌メンテナンス用シート11を用いる。本実施の形態2では、肌メンテナンス用具として肌メンテナンス用袋状体12を用いる。本実施の形態3では、肌メンテナンス用具として肌メンテナンス用袋状体13を用いる。
<実施の形態1>
本実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11では、図1に示すように、一面21と他面22とが表裏面として成形された織布(織物)である。本実施の形態1では、織物として天鵞絨を用いている。
肌メンテナンス用シート11の平面視における外周縁111は、花びらの輪郭のように成形されている。具体的には、肌メンテナンス用シート11の平面視における外周縁111は、5つの円弧が連続して隣接して輪状の外周縁に成形されている。一面21の外周縁111に沿って円弧を利用した5つのエリア112が、環状に一面21に区画されている。
肌メンテナンス用シート11は、図1に示すように、地生地に並設された繊条糸23が一面21とされ、地生地が他面22とされる。
繊条糸23は、切毛された立毛であり、自由端を有する。繊条糸23の自由端は、一面21の外方に突出する。そのため、一面21は起毛した形状となっている。このように、繊条糸23の先端となる自由端は、パイプの輪状端ではなく切毛成形されている。
繊条糸23の基端から自由端までの立毛となる毛足(長さ)は、1.0以上2.0mm以下の範囲で設定され、より好適には、1.5mm以上2.0mm以下の範囲とされる。本実施の形態にかかる一面21となる繊条糸23の毛足(図2に示す寸法A参照)では、1.5mmや、1.7mm、1.8mmとなっている。
一面21の水分性能について、水分率が1.0%未満であり、公定水分率が1.0%未満である。
本実施の形態1では、一面21の水分性能として、水分率が7.0%未満であり、公定水分率が8.5%未満である材料を用いている。特に、水分率が1.0%未満であり、公定水分率が1.0%未満である材料を用いることが好ましい。
本実施の形態1では、肌メンテナンス用シート11自体に、化学繊維を用いている。
一面21である繊条糸23の材料は、ポリエステル100%である。
ポリエステルの特徴として、天然繊維(綿、麻、絹、羊毛等)に比べて、耐薬品性や強度を有し、吸水性がなく、速乾性がある。また、静電気を帯び易く、この性質を利用して、汚れを吸着しやすくする。
他面22である地生地の材料は、ポリエステル50%とレーヨン50%の混合である。
レーヨンの特徴として、吸湿、吸水性がある。また、他の繊維と馴染みやすく混紡、交織によく用いられる。
上記の通り、一面21は他面22に比べて強度を有する。
なお、本実施の形態で用いているレーヨンやポリエステルや、比較対象として列挙した天然繊維の水分に関する性能について、以下の通りとなる。
種類 ▲1▼水分率%(測定温度20度、湿度65%RH) ▲2▼公定水分率(%)
綿 ▲1▼7.0 ▲2▼8.5
麻 ▲1▼7.0−10.0 ▲2▼12.0
羊毛 ▲1▼16.0 ▲2▼15.0
絹 ▲1▼9.0 ▲2▼12.0
レーヨン ▲1▼12.0−14.0 ▲2▼11.0
ポリエステル ▲1▼0.4−0.5 ▲2▼0.4
アクリル ▲1▼1.2−2.0 ▲2▼2.0
アクリル系 ▲1▼0.6−1.0 ▲2▼2.0
ナイロン ▲1▼3.5−5.0 ▲2▼4.5
また、他面22である地生地よりも、一面21である繊条糸23の強度を高く設定している。繊条糸23に関して、従来、優しい肌触りを求めると、地生地の材料を、ポリエステル100%とし、繊条糸の材料を、ポリエステル50%とレーヨン50%の混合とする。しかしながら、ポリエステル100%に比べて、ポリエステル50%とレーヨン50%の混合を適用した場合、立毛が寝やすくなり、毛穴の奥やカラダの凹凸の奥まで繊条糸23の自由端が入らず、肌メンテナンスに用いるのに好ましくない。
上記の通り、繊維の水分に関する性能を含む繊維性能に基づく最適な肌メンテナンスを考慮し、また最低限の肌触りの感触を保つように、肌メンテナンス用シート11の一面21の条件を設定している。
次に、この肌メンテナンス用シート11を用いた洗顔の洗浄メンテナンスの使用例を説明する。肌メンテナンス材料として、洗剤を用いる。
肌メンテナンス用シート11の一面21に肌メンテナンス材料(洗剤)を付け、洗剤を水や湯で伸ばす。この際、洗剤に界面活性剤が含まれた洗剤を用いた場合、図3に示すように洗剤が泡立つ状態となる(符号7の泡参照)。図3に示すように、1.5mm以上2.0mm以下の範囲で設定された毛足の繊条糸23を用いて泡立てを行うため、泡7のキメが細かくなり、泡7が複数の繊条糸23の間及び繊条糸23の自由端の外方にある状態(自由端の外方に浮いた状態)で成形される。
そして、このようなキメの細かい泡7の洗剤を用いた、泡7を一面21全体に伸ばした肌メンテナンス用シート11をそのまま使うか、図4に示すようにリング6を使ってピンポイントでの洗浄対応をするか、任意に決めることができる。また、図4に示すように、洗剤の泡立ちが、従来技術に示すような泡立てネットを用いた泡立ちに比べて、キメが細かい。
ここでは、図4に示すように、人差し指51と一緒に肌メンテナンス用シート11をリング6に通すようにする。このように人差し指51と一緒に肌メンテナンス用シート11をリング6に通すと、肌メンテナンス用シート11の挿通させた部分が人差し指51に沿って尖がったような凸形状113となる。この凸形状113の部分を使って、カラダ(顔)の凹凸した部分等に洗剤を付ける。顔の所望部位に洗剤を行き渡らせたら、洗剤を水やお湯で流して洗浄メンテナンスを完了する。
なお、凸形状113の部分を、5つのエリア112のうち1つにすると、使用したエリア112を使った洗浄効果が薄れても、残り4つのエリア112を用いることができ、肌メンテナンス用シート11を用いた洗浄メンテナンスの自由度が高い。
上記の通り、肌メンテナンス用シート11の一面21(繊条糸23)に、吸水性がなく、速乾性がある繊維材料を用いるため、肌メンテナンスを行っている間、繊条糸23自体に洗剤を含むことがなく(もしくは殆どない)、一面21を形成する並設した複数の繊条糸23の間及び繊条糸23の自由端の外方に洗剤(泡7)がある状態となる。このように、洗剤が繊条糸23に吸水されることがないので、使用した量の洗剤を肌に使うことができる。そのため、手を使った洗顔メンテナンスに比べて、洗剤の使用量を減らすことができ、洗浄コストを低減させることができる。
また、従来技術に示すような肌メンテナンス材料を泡立てて手で洗顔を行う肌メンテナンスとは異なり、肌メンテナンス材料を付けた肌メンテナンス用シート11を使うので、肌メンテナンス用シート11の一面21(繊条糸23)を用いてカラダ(顔等)にキメの細かい泡7の洗剤を付ける。そのため、本実施の形態1によれば、顔の所望部位に洗剤(泡7)を行き渡らせることができる。
上記の例では、洗顔の洗浄メンテナンスを説明しているが、肌のスキンケアの一つとなる保湿メンテナンスにおいても同様のメリットがある。肌メンテナンス材料として、保湿液を用いる。
保湿メンテナンスでは、肌メンテナンス用シート11の一面21(繊条糸23)に、吸水性がなく、速乾性がある繊維材料を用いるため、肌メンテナンスを行っている間、繊条糸23自体に保湿液を含むことがなく、一面21を形成する並設した複数の繊条糸23の間及び繊条糸23の自由端上に保湿液がある状態のことをいう。このように、保湿液は繊条糸23に含むことがない(もしくは殆どない)ので、使用した量の保湿液を肌に使うことができる。そのため、手を使った保湿メンテナンスに比べて、保湿液の使用量を減らすことができ、肌のスキンケアのコストを低減させることができる。
本実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11によれば、肌メンテナンス用シート11の少なくとも一面21が繊条糸23とされているので、カラダ(顔等)の凹凸に合わせて毛足のある繊条糸23が凹凸の窪みに入り込み、肌メンテナンス用シート11の一面21を密接に触れることができ、隙間なくカラダに肌メンテナンス用シート11の一面21を触れさせることができる。そのため、使用者は余分な力を入れず軽い力で、肌メンテナンスを行うことができる。
また、人差し指51を直に使った洗浄では、人差し指51に毛足がなく、例えば顔の鼻あたりの凹凸の窪みに対して人差し指51が入り込まずに洗浄が難しいがこのような問題は解消できる。また、人差し指51を直に使うため、指の油脂がカラダに付き洗浄効果を低減させるが、このような問題も解消できる。
また、人差し指51を直に使った保湿などの肌メンテナンス(カラダへの補充剤の補填による肌のスキンケア)では、人差し指51に本実施の形態1に示すような繊条糸23の毛足がなく、例えば顔の鼻あたりの凹凸の窪みに対して人差し指51が入り込まずに保水保湿などの肌メンテナンスが難しいが、このような問題は解消できる。
また、本実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11によれば、繊条糸23の自由端が一面21の外方に突出するので、自由端を肌に当たることで肌に刺激を与えてカラダを活性させてカラダの新陳代謝の効果も期待できる。
また、織物は天鵞絨であり、繊条糸23は切毛されているので、例えば人差し指51、コットンなどを用いた肌メンテナンスに比べて、擦り付けなどの肌への接触負荷を低減させることができる。その結果、洗剤や保湿液などの肌メンテナンス材料の肌へののりが良くなり、肌のメンテナンス効果を十分に得ることができる。
また、一面21は、吸水性が無い繊維を用いているので、肌のスキンケアに肌メンテナンス用シート11を用いた場合、吸水性がある繊維や人差し指51に比べて肌メンテナンス材料の吸水率を下げることができる。その結果、一面21への肌メンテナンス材料の残留を少なくして肌への肌メンテナンス材料の付着量を多くすることができる。
また、繊条糸23の毛足が1.5mm以上2.0mm以下であるので、刷毛のような繊条糸の毛足が長いのに比べて、繊条糸23がカラダの凹凸に入りやすい。窪み寸法が10mm以下である顔等の凹凸した部位に対して、特に有用である。
また、本実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11によれば、耐薬品性や強度を有し、吸水性がなく、速乾性がある材料を一面21に用いているため、お手入れも簡単で洗って繰り返し使うことができる。
また、本実施の形態では、肌メンテナンス用シート11の形状(一面21の形状)が花びらとしているが、これは好適な例であり、限定されるものではない。例えば、図5に示すような動物の顔(顔の輪郭)の形状を用いてもよい。また、リング6は図5に示すように任意の寸法のものを用いてよい。
また、本実施の形態では、肌メンテナンス用シート11の一面21の外周縁111が、かがり縫いされているが、これに限定されるものではなく、図6に示すように、外周縁111が無くてもよい。図1に示す肌メンテナンス用シート11の製造に関して、一枚のシートから複数枚の肌メンテナンス用シート11を切り取り、外周縁111に土手となるような形でかがり縫いを行い、一面21の端縁のほつれ止めをしている。なお、ほつれ止めを行える縫い手段であれば、かがり縫いに限定されない。一方、図6に示す肌メンテナンス用シート11の製造に関して、一枚のシートから複数枚の肌メンテナンス用シート11をレーザ切断により成形する。この際、レーザ切断により肌メンテナンス用シート11の外形を形取る際に、肌メンテナンス用シート11の外形の部分(端縁)が溶融接着され、かがり縫いを不要となる。そのため、図6に示す肌メンテナンス用シート11では、図1に示す肌メンテナンス用シート11に比べてかがり縫いによる外周縁111を必要とせず、製造工数を削減させることができる。
<実施の形態2>
本実施の形態2にかかる肌メンテナンス用袋状体12は、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11に比べて、肌メンテナンス用具の形状が異なるだけであり、形状以外は、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11と同一構成を有する。そのため、同一構成による作用効果は、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11と同一であり、ここでの記載は省略する。本実施の形態2では、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11と異なる構成について特に説明する。
本実施の形態2にかかる肌メンテナンス用袋状体12では、外表面(外表面全体)が、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11の一面21に対応し、内側となる内面が、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11の他面22に対応する。
肌メンテナンス用袋状体12には、図7に示すように、使用者の左右のいずれか一方の手を挿入可能な開口部31と、少なくとも1つの指を配する一配置部32と、一配置部32に配した指以外の少なくとも1つの指を配する他配置部33と、が設けられている。
一配置部32と他配置部33では、肌メンテナンス用袋状体12に挿入した指の動きを規制する仕切り部4が設けられてもよい。本実施の形態2では、位配置部32にのみ、仕切り部4を設けているが、これに限定されるものではなく、他配置部33にも仕切り部4を設けてもよい。この場合、一配置部32や他配置部33に配した指がそれぞれの配置部内(一配置部32内、他配置部33内)で動かないように指の動きを規制することができる。
次に、この肌メンテナンス用袋状体12を用いた洗顔を含むカラダの洗浄メンテナンスの使用例を説明する。
図8に示すように、肌メンテナンス用袋状体12の開口部31から手52を入れ、親指を一配置部32に配し、その他の指を他配置部33に配する。このように手52を肌メンテナンス用袋状体12に入れることで、手52は、グローブに入れたような状態となる。
図8に示すように、肌メンテナンス用袋状体12に手52を入れた状態で、肌メンテナンス用袋状体12の外表面となる一面21に洗剤を付け、洗剤を水や湯で伸ばす。この際、洗剤に界面活性剤が含まれた洗剤を用いた場合、洗剤が泡立つ状態(泡7)となる。
そして、泡7となった洗剤を一面21全体に伸ばした状態で、手52で顔を拭うように洗顔を行う。また、顔以外のカラダの部位に対しても優しくなでるように所望の部位を触れることで、カラダの洗浄を行う。顔を含めたカラダの所望部位に洗剤を行き渡らせたら、洗剤を水やお湯で流して洗浄メンテナンスを完了する。なお、洗浄は、顔などのカラダの各部位毎に行ってもよい。
本実施の形態2にかかる肌メンテナンス用袋状体12によれば、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11と同一構成を有するので、同一構成による作用効果を有する。
また、一配置部32と他配置部33とにそれぞれ異なる指を挿入するので、一配置部32と他配置部33とに挿入した指により、カラダの所望の部位を掴むようにして肌メンテナンスを行うことができる。
また、仕切り部4により肌メンテナンス用袋状体12に挿入した指の動きを規制するので、肌メンテナンスを行いたいカラダの所望部位へ的確に指を運ぶことができる。
また、本実施の形態2では、肌メンテナンス用袋状体12を左右の手の両方で使えるようにし使用自由度を高めているが、いずれか一方の手に限定した形状に一配置部32と他配置部33の形状を設定してもよい。
また、本実施の形態2では、外表面全体が、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11の一面21に対応しているが、これに限定されるものではなく、図8に示すように、一配置部32と他配置部33との使用時に手の内側にあたる保持部34のみを実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11の一面21に対応してもよい。
<実施の形態3>
本実施の形態3にかかる肌メンテナンス用袋状体13は、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11に比べて、肌メンテナンス用具の形状が異なるだけであり、形状以外は、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11と同一構成を有する。そのため、同一構成による作用効果は、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11と同一であり、ここでの記載は省略する。本実施の形態3では、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11と異なる構成について特に説明する。
本実施の形態3にかかる肌メンテナンス用袋状体13では、外表面(外表面全体)が、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11の一面21に対応し、内側となる内面が、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11の他面22に対応する。
肌メンテナンス用袋状体13には、図9に示すように、使用者の左右のいずれか一方の手の指を挿入可能な開口部31と、少なくとも1つの指を配する一配置部32と、一配置部32に配した指以外の少なくとも1つの指を配する他配置部33と、が設けられている。本実施の形態3では、図10に示すように、人差し指51を一配置部32に配し、中指53を他配置部33に配する。
一配置部32と他配置部33の間には、肌メンテナンス用袋状体13に挿入した指の動きを規制したり、一配置部32と他配置部33とを分ける仕切り部4が設けられている。この場合、一配置部32に配した人差し指51や、他配置部33に配した中指53がそれぞれの配置部内(一配置部32内、他配置部33内)で動かないように動きを規制することができる。
本実施の形態3では、図10に示すように、一配置部32と他配置部33に配する指は、これに限定されるものではなく、適宜、所望の指を配してよい。また、一配置部32と他配置部33とにそれぞれ1本ずつ指を挿入しているが、これに限定されるものではなく、複数本の指を挿入できる容量で一配置部32と他配置部33とを設計してもよい。また、一配置部32と他配置部33とにおいて複数本の指を挿入できる容量とした場合、一配置部32と他配置部33と内部において指が動くのを規制するための仕切り部4を別途設けてもよい。
次に、この肌メンテナンス用袋状体13を用いた洗顔を含むカラダの洗浄メンテナンスの使用例を説明する。
図10に示すように、肌メンテナンス用袋状体13の開口部31から、人差し指51を一配置部32に配し、中指53を他配置部33に配する。
図10に示すように、肌メンテナンス用袋状体13に指(人差し指51、中指53)を挿入した状態で、肌メンテナンス用袋状体13の外表面となる一面21に洗剤を付け、洗剤を水や湯で伸ばす。この際、洗剤に界面活性剤が含まれた洗剤を用いた場合、洗剤が泡立つ状態(泡7)となる。なお、先に肌メンテナンス用袋状体13に洗剤を付けて、その後に肌メンテナンス用袋状体13に指(人差し指51、中指53)を挿入してもよい。
洗剤を一面21全体に伸ばした状態で、一配置部32と他配置部33を使って、カラダ(顔)の汚れた部位等に洗剤を付ける。顔の所望部位に洗剤を行き渡らせたら、洗剤を水やお湯で流して洗浄メンテナンスを完了する。
本実施の形態3にかかる肌メンテナンス用袋状体13によれば、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11と同一構成を有するので、同一構成による作用効果を有する。
また、一配置部32と他配置部33とにそれぞれ異なる指を挿入するので、一配置部32と他配置部33とに挿入した人差し指51や中指53により、カラダの所望の部位を掴むようにして肌メンテナンスを行うことができる。
また、本実施の形態3にかかる肌メンテナンス用袋状体13では、一度に洗顔に使う一配置部32の面や他配置部33の面が決まり、洗顔に未だ使っていない一配置部32の他面や他配置部33の他面が存在する。そのため、一配置部32の他面や他配置部33の他面で洗顔を行うことができ、肌メンテナンス用袋状体13を用いた洗浄メンテナンスの自由度が高い。
また、仕切り部4により肌メンテナンス用袋状体13に挿入した人差し指51や中指53の動きを規制するので、肌メンテナンスを行いたいカラダ(顔等)の所望部位へ的確に人差し指51や中指53を運ぶことができる。
また、本実施の形態3では、外表面全体が、実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11の一面21に対応しているが、これに限定されるものではなく、外表面のうち一方にあたる面のみを実施の形態1にかかる肌メンテナンス用シート11の一面21に対応してもよい。
なお、本発明は、その精神や主旨または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。また、本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、肌メンテナンスを行うために用いる肌メンテナンス用具に最適である。
11 肌メンテナンス用シート
111 外周縁
112 エリア
113 凸形状
12 肌メンテナンス用袋状体
13 肌メンテナンス用袋状体
21 一面
22 他面
23 繊条糸
31 開口部
32 一配置部
33 他配置部
34 保持部
4 仕切り部
51 人差し指
52 手
53 中指
6 リング
7 泡

Claims (8)

  1. カラダの肌メンテナンスを行うための肌メンテナンス用具であって、
    地生地に並設された繊条糸が一面とされ、
    前記繊条糸の自由端が前記一面の外方に突出する
    ことを特徴とする肌メンテナンス用具。
  2. 請求項1に記載の肌メンテナンス用具において、
    当該肌メンテナンス用具は、前記一面を有する肌メンテナンス用シートである
    ことを特徴とする肌メンテナンス用具。
  3. 請求項1に記載の肌メンテナンス用具において、
    当該肌メンテナンス用具は、外表面が前記一面である肌メンテナンス用袋状体である
    ことを特徴とする肌メンテナンス用具。
  4. 請求項3に記載の肌メンテナンス用具において、
    使用者の左右のいずれか一方の手もしくは指を挿入可能な開口部と、
    少なくとも1つの指を配する一配置部と、
    前記一配置部に配した指以外の少なくとも1つの指を配する他配置部と、が設けられた
    ことを特徴とする肌メンテナンス用具。
  5. 請求項3または4に記載の肌メンテナンス用具において、
    当該肌メンテナンス用袋状体に挿入した指の動きを規制する仕切り部が設けられた
    ことを特徴とする肌メンテナンス用具。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか1つに記載の肌メンテナンス用具において、
    前記織物は天鵞絨であり、
    前記繊条糸は切毛された
    ことを特徴とする肌メンテナンス用具。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか1つに記載の肌メンテナンス用具において、
    前記一面の水分性能は、水分率が1.0%未満であり、公定水分率が1.0%未満である。
    ことを特徴とする肌メンテナンス用具。
  8. 請求項1乃至7のうちいずれか1つに記載の肌メンテナンス用具において、
    前記繊条糸の毛足は、1.5mm以上2.0mm以下である
    ことを特徴とする肌メンテナンス用具。
JP2019112352A 2019-05-30 2019-05-30 肌メンテナンス用具 Pending JP2020195748A (ja)

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