JP2020195164A - 情報処理システム、情報端末、画像処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報端末、画像処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像処理装置で生成された電子データの配信を実行させなくとも、配信先を特定するための配信先情報を画像処理装置が特定可能なように自動的に登録することが可能な情報処理システム、情報端末、画像処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】本発明の情報処理システムは、画像処理装置と、情報端末と、を含む。情報端末は、配信先情報送信制御部と電子データ受信制御部とを備える。配信先情報送信制御部は、画像処理装置から電子データを受信するためのアプリケーションが情報端末にインストールされるときに配信先情報を画像処理装置へ送信する制御を行う。電子データ受信制御部は、画像処理装置から電子データを受信するための制御を行う。画像処理装置は、登録制御部と電子データ送信制御部とを備える。登録制御部は、情報端末から受信した配信先情報を登録する制御を行う。電子データ送信制御部は、登録済みの配信先情報のうちユーザにより選択された配信先情報を用いて、電子データを送信する制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報端末、画像処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
従来、MFP等の画像処理装置により原稿をスキャンする等して生成された電子データ(画像データ)をネットワーク経由で配信する技術が知られている。このような技術においては、新たな配信先を画像処理装置に登録する場合、ユーザが画像処理装置を操作することによって、新たな配信先を特定するための情報(IPアドレス等)を登録する作業を行う必要があった。
例えば特許文献1には、通信装置が、該通信装置に対してファクシミリ送信を要求する送信要求信号を受信した場合に、該送信要求信号に係る相手先情報(ファクシミリ送信を行う相手先のダイヤル番号と相手先名称とを含む情報)の自動登録を行う設定であれば、該相手先情報が登録されていないことを条件として該相手先情報の登録を行う技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、ファクシミリに関する処理を実行中(つまり電子データの配信を実行中)に相手先情報を自動的に登録しているため、相手先情報を登録するためにはファクシミリに関する処理をユーザが実行させる作業が発生してしまう。すなわち、従来においては、ユーザが画像処理装置に電子データの配信を実行させなくとも、ユーザが登録したい配信先を特定するための配信先情報を画像処理装置が特定可能なように自動的に登録する仕組みは存在しなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像処理装置で生成された電子データの配信を実行させなくとも、配信先を特定するための配信先情報を画像処理装置が特定可能なように自動的に登録することが可能な情報処理システム、情報端末、画像処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、電子データを生成する画像処理装置と、情報端末と、を含む情報処理システムであって、前記情報端末は、前記画像処理装置から前記電子データを受信するためのアプリケーションが前記情報端末にインストールされるときに、前記電子データを前記情報端末に配信するための情報を示す配信先情報を前記画像処理装置へ送信する制御を行う配信先情報送信制御部と、前記画像処理装置から前記電子データを受信するための制御を行う電子データ受信制御部と、を備え、前記画像処理装置は、前記情報端末から受信した前記配信先情報を登録する制御を行う登録制御部と、登録済みの前記配信先情報のうちユーザにより選択された前記配信先情報を用いて、前記電子データを送信する制御を行う電子データ送信制御部と、を備え、前記登録制御部は、前記画像処理装置のユーザの操作に応じて、前記配信先情報を生成し、該生成した前記配信先情報を登録する制御を行い、前記配信先情報は、該配信先情報の作成元を示す作成元情報を含み、前記電子データ送信制御部は、登録済みの前記配信先情報ごとに、送信先として選択するためのボタンを表示する制御を行い、前記配信先情報に含まれる前記作成元情報に応じて、該配信先情報に対応する前記ボタンの表示を変化させる。
本発明によれば、画像処理装置で生成された電子データの配信を実行させなくとも、配信先を特定するための配信先情報を画像処理装置が特定可能なように自動的に登録することができる。
図1は、第1の実施形態の情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態の情報端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態の情報端末が有する機能の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態の管理画面の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態の通信設定画面の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態の配信先情報の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態のMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態のMFPのソフトウェア構成の一例を示す模式図である。 図9は、第1の実施形態のMFPが有する機能の一例を示す図である。 図10は、第1の実施形態の初期画面の一例を示す図である。 図11は、第1の実施形態の送信先選択画面の一例を示す図である。 図12は、第1の実施形態のファイル名選択画面の一例を示す図である。 図13は、第1の実施形態の情報処理システムの動作手順の一例を示すシーケンス図である。 図14は、第2の実施形態の配信先情報の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る情報処理システム、情報端末、画像処理装置、情報処理方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。以下では、「画像処理装置」の一例として、画像形成装置の一態様である複合機(MFP:Multifunction Peripheral)を例に挙げて説明するが、これに限られるものではない。ここでの「画像処理装置」としては、例えば原稿を読み取って電子データ(例えばスキャンデータ、撮像データ、キャプチャデータを含む)を生成する機能を有する形態がある。この場合の画像処理装置はスキャナであるが、これに限られるものではない。電子データは、スキャン以外に、カメラの撮像によって生成してもよいし、画像処理装置が表示又は投影している画像をキャプチャすることによって生成してもよい。画像処理装置の例としては、スキャナの他、カメラ、電子黒板、プロジェクタなどがある。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の情報処理システム100の概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報処理システム100は、複数のMFP1A、1B、1Cと、情報端末2と、を備え、これらは例えばLAN(Local Area Network)などの所定のセグメント単位で区分可能な1つのネットワーク3を介して接続される。ネットワーク3は、例えばインターネットでもよい。以下の説明では、MFP1A,1B,1Cを互いに区別しない場合は、単に「MFP1」と称する。この情報処理システム100では、MFP1によりスキャンされた紙文書(以下の説明では「電子データ」と称する)を、ユーザにより指定された、情報端末2のフォルダ等の保存先へ送信することができる。
説明の便宜上、情報端末2の構成から説明していく。図2は、情報端末2のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、情報端末2は、CPU211と、ROM212と、RAM213と、入力部214と、表示部215と、通信I/F216と、を備える。
CPU211は、情報端末2の動作を統括的に制御する。CPU211は、RAM213の所定の領域を作業領域として、ROM212に記録された各種制御プログラムを実行して、情報端末2が有する各種の機能を実現させる。情報端末2が有する機能の具体的な内容については後述する。
ROM212は、情報端末2に関わるプログラムや各種設定情報などを記憶する不揮発性のメモリ(書き換え不可能なメモリ)である。
RAM213は、例えばSDRAMなどの記憶手段であって、CPU211の作業エリアとして機能し、バッファなどの役割を果たす。
入力部214は、ユーザの操作を受け付けるためのデバイスである。表示部215は、情報端末2に関する各種の情報を表示するデバイスであり、例えば液晶ディスプレイなどで構成される。
通信I/F216は、ネットワーク3と接続するためのインタフェースである。
図3は、情報端末2が有する機能の一例を示す図である。図3に示すように、情報端末2は、インストール部221と、配信先情報送信制御部222と、電子データ受信制御部223と、を有する。これらの機能は、CPU211がROM212等に格納されたプログラムを実行することにより実現されるが、これに限らず、例えば少なくとも一部の機能が専用のハードウェア回路(半導体集積回路等)により実現される形態であってもよい。説明の便宜上、図3では、本実施形態に関する機能を主に例示しているが、情報端末2が有する機能は、これらに限られるものではない。
インストール部221は、各種の機能を提供するための様々なアプリケーションを情報端末2にインストールするための制御を行う。ここでは、インストール部221は、MFP1から電子データを受信するためのアプリケーション(以下、「受信アプリケーション」と称する)を情報端末2にインストールするための制御を行うことができる。この例では、配信先情報送信制御部222および電子データ受信制御部223の機能は受信アプリケーションにより提供される。
配信先情報送信制御部222は、受信アプリケーションが情報端末2にインストールされるときに、電子データを情報端末2に配信するための情報を示す配信先情報をMFP1へ送信する制御を行う。以下、具体的に説明する。この例では、インストール部221による受信アプリケーションのインストールが完了すると、配信先情報送信制御部222は、図4に示すような管理画面300を表示部215に表示する制御を行う。管理画面300は、電子データを情報端末2に配信するための配信先情報を自動で作成するか否かを指定するためのチェックボックス301と、送信先(配信先)を示すボタン(MFP1側に表示)の名称の入力を受け付ける領域302と、アクセス権(情報端末2の所定のフォルダにアクセスする権限)を特定可能なアクセス権情報(「第2の情報」)に含まれる後述のパスワードの入力を受け付ける領域303と、入力された状態を保存することを指示するための保存ボタン304と、入力の終了を指示するための終了ボタン305と、を表示しているが、これに限られるものではない。後述するように、第2の情報には、パスワードの他、ユーザIDも含まれており、図4の例では「user A」というユーザIDが表示されている。この例では、情報端末2にログインしているユーザのユーザIDが表示される。また、領域303に入力するパスワードは、ユーザが情報端末2にログインする際に入力するパスワードと同一のパスワードであってもよい。このようなログイン中のユーザのユーザIDやパスワードを情報端末2のOS(Operating System)から取得し、その取得したユーザIDやパスワードをデフォルトの状態で図4に示す管理画面300に表示しておく形態であってもよい。また、例えば受信アプリケーションをインストールする際に、第2の情報に含まれるユーザIDおよびパスワードを登録させ、該登録されたユーザIDおよびパスワードを、図4に示す管理画面300に表示する形態であってもよい。なお、第2の情報に含まれるユーザIDおよびパスワードは、情報端末2にログインするためのユーザIDおよびパスワードとは異なる形態であってもよい。
図4に示す管理画面の「通信設定」というタブの押下を受け付けた場合、配信先情報送信制御部222は、図5に示す通信設定画面を表示部215に表示する制御を行う。ここでは、通信設定画面に表示された、「自動存在通知機能を有効にする」ことを指定するためのチェックボックス401にチェックが入った状態のときは自動送信が指定され、チェックボックス401のチェックが外れた状態のときは手動送信が指定される。ユーザによる入力が完了した後、図4に示す管理画面の保存ボタン304または終了ボタン305の押下を受け付けると、そのときの入力状態に応じた設定(配信先情報を含む)が保存されることになる。このタイミングで、配信先情報送信制御部222は、保存済みの配信先情報を収集し、配信先情報の送信方法を設定する。
この例では、配信先情報は、配信先の所在を特定可能な第1の情報と、アクセス権を特定可能な第2の情報と、を含む。より具体的には、第1の情報は、情報端末2のIPアドレス(ネットワーク3上の情報端末2の位置を識別するための位置情報)と、電子データの格納先のフォルダを特定可能な格納先情報(例えば該フォルダまでの経路を示すパス等)と、を含む。第2の情報は、ユーザIDと、ドメイン名と、パスワードと、を含む。この例では、第2の情報は、情報端末2にログインするための情報(情報端末2の使用権限を認証するための情報)と同一の情報であるが、互いに異なる情報であってもよい。ただし、本例のように、第2の情報と、情報端末2にログインするための情報とを揃えておくことにより、情報管理が容易になるという利点がある。また、第2の情報と、情報端末2にログインするための情報とを揃えておくことで、第2の情報の管理を情報端末2のOSに任せることができるので、ユーザが新たにユーザIDやパスワードを入力する手間を省くこともできる。さらに、この例では、配信先情報は、該配信先情報の作成元を示す作成元情報、および、MFP1側で表示される配信先のボタン(名称)を示すボタン情報も含んでいる。図6は、配信先情報の一例である。例えば配信先情報は、作成元情報を含まない形態であってもよい。なお、情報端末2を利用するユーザが複数存在する場合であっても、ここでは、ログイン中のユーザの配信先情報のみが登録される。例えばログイン中のユーザが代わった場合は、図4に示す管理画面300が再表示され、該ユーザの配信先情報の登録(保存される配信先情報の更新)が行われてもよい。なお、IPアドレス等の情報端末2を特定する情報(第1の情報)はユーザ間で同じであるが、アクセス権を特定可能な第2の情報(ユーザIDやパスワード等)はユーザ間で異なる。さらに、受信アプリケーション(配信先情報送信制御部222)は、ユーザの操作に応じて、配信先情報の内容を編集する機能を有する形態であってもよい。
配信先情報送信制御部222は、自動送信または手動送信で、電子データ受信制御部223により収集された配信先情報をMFP1へ送信する制御を行う。以下では、自動送信の場合と、手動送信の場合とに分けて説明する。
まず、自動送信の場合を説明する。配信先情報送信制御部222は、同じネットワーク3内に存在する1以上のMFP1を検出し、その検出した1以上のMFP1に対して配信先情報を送信する制御を行う。より具体的には、配信先情報送信制御部222は、MFP1を検出するための検出信号(ビーコン)をネットワーク3内にブロードキャスト(一斉送信)し、検出信号に対する応答から、ネットワーク3内に存在する1以上のMFP1を検出する。ここでは、検出信号の送信、および、検出信号に対する応答の受信は、SNMP(Simple Network Management Protocol)に基づいて行われる。なお、配信先情報送信制御部222は、検出信号に対する応答を送信してきた機器はMFP1であると判断する形態であってもよいし、受信した応答の内容を確認して、MFP1であると判断された機器のみを選択し、その選択した機器(MFP1)に対して配信先情報を送信する形態であってもよい。
なお、例えば以上のようにして検出したMFP1(同じネットワーク3内に存在する1以上のMFP1)をユーザに提示し、その中から任意のMFP1を選択させる形態であってもよい。この場合、配信先情報送信制御部222は、以上のようにして検出した1以上のMFP1を表示するとともに、その中から任意のMFP1を選択することを促す画面を表示する制御を行う。そして、該画面を介して受け付けたユーザの選択操作に応じて、配信先情報を送信するMFP1を選択することができる。
また、この例における自動送信の場合、配信先情報送信制御部222は、一定の周期で、配信先情報を送信する制御を繰り返す。より具体的には、配信先情報送信制御部222は、一定の周期で上述の検出信号を同一ネットワーク3内にブロードキャストし、その応答から該ネットワーク3内に存在するMFP1を検出し、その検出したMFP1に対して配信先情報を送信する。なお、上記周期は可変に設定することが可能であり、例えばユーザは、図6に示す通信設定画面から上記周期の変更を指示することもできる。より具体的には、図6に示す通信設定画面に表示されたチェックボックス401にチェックが入った状態のままで、通知インターバル(上記周期に対応)を変更するための操作を受け付けた場合、配信先情報送信制御部222は、その受け付けた操作に応じて上記周期を設定(変更)することができる。ユーザによる入力が完了した後、保存ボタン402または終了ボタン403の押下を受け付けると、そのときの入力状態に応じた設定が保存されることになる。
次に、手動送信の場合を説明する。配信先情報送信制御部222は、ユーザの指示に従って、宛先が指定されたMFP1へ配信先情報を送信する制御を行う。ユーザは、同一のネットワーク3内に存在するMFP1に対して配信先情報を送信する場合は、図6に示すチェックボックス404にチェックを入れた後に、「今すぐ通知する」を示すボタン405を押下する。また、異なるネットワークセグメント内に存在するMFP1に対して配信先情報を送信する場合は、図6に示すチェックボックス404のチェックを外して、送信先のMFP1を特定可能な情報(MFP1のホスト名またはIPアドレス)を入力するための領域406に対して必要な情報を入力した後に、「今すぐ通知する」を示すボタン405を押下する。ボタン405の押下を受け付けた場合、配信先情報送信制御部222は、同一ネットワーク3内に存在するMFP1または宛先が指定されたMFP1へ配信先情報を送信する。なお、手動送信において配信先情報の送信に失敗したときは、配信先情報送信制御部222はエラーを通知する形態であってもよい。
なお、上述したように配信先情報には、アクセス権を特定可能な情報(第2の情報)が含まれており、このような情報(ユーザID、パスワード等)の秘匿性は極めて高いため、配信先情報を送信する際には平文を暗号化して送信する形態であることが望ましい。そのため、本実施形態では、情報端末2とMFP1との間における配信先情報の送受信は暗号化通信により行われる。例えばHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)通信を行う形態であってもよい。
図3の説明を続ける。電子データ受信制御部223は、MFP1から電子データを受信するための制御を行う。この例では、電子データ受信制御部223は、MFP1からのアクセス要求を受け付けた場合、前述の第2の情報(アクセス権を特定可能な情報)の提供を条件にアクセスを認める。そして、電子データ受信制御部223は、アクセスを認めた場合に限りMFP1から電子データを受信し、その受信した電子データを、MFP1から指定された格納先に格納する。
次に、MFP1の構成について説明する。図7は、MFP1のハードウェア構成の一例を示す図である。図7に示すように、MFP1は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種の機能を実現可能な本体10と、ユーザの操作を受け付ける操作部20とを備える。なお、ユーザの操作を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報(画面の座標値を示す信号等を含む)を受け付けることを含む概念である。本体10と操作部20は、専用の通信路30を介して相互に通信可能に接続されている。通信路30は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
なお、本体10は、操作部20で受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体10は、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
まず、本体10のハードウェア構成について説明する。図7に示すように、本体10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、HDD(Hard Disk Drive)14と、通信I/F(Interface)15と、接続I/F16と、エンジン部17とを備え、これらがシステムバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、本体10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12またはHDD14等に格納されたプログラムを実行することで、本体10全体の動作を制御し、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。
通信I/F15は、ネットワーク8と接続するためのインタフェースである。接続I/F16は、通信路30を介して操作部20と通信するためのインタフェースである。
エンジン部17は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、および、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(画像読取部)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファクス通信を行うファクス部などを備えている。更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。なお、画像読取部はカメラであってもよい。さらに、エンジン部17は、表示している画像や投影している画像をキャプチャする機能を備えていてもよい。また、上述の本体10のハードウェア構成は画像処理装置がMFPの場合の一例である。この例における必須の構成はスキャナ機能であり、コピー機能、ファクス機能、プリンタ機能等は必須の構成ではない。さらに、例えば画像を投影するためのハードウェア(画像投影部)やユーザが書き込み可能なタッチパネルを備える形態であってもよい。そして、投影された画像やタッチパネルに書き込まれた画像をカメラによって撮像したデータを電子データとして生成してもよいし、投影された画像やタッチパネルに書き込まれた画像をキャプチャしたデータを電子データとして生成してもよい。
次に、操作部20のハードウェア構成について説明する。図7に示すように、操作部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、通信I/F25と、接続I/F26と、操作パネル27とを備え、これらがシステムバス28を介して相互に接続されている。
CPU21は、操作部20の動作を統括的に制御する。CPU21は、RAM23をワークエリア(作業領域)としてROM22またはフラッシュメモリ24等に格納されたプログラムを実行することで、操作部20全体の動作を制御し、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)の表示などの後述する各種機能を実現する。
通信I/F25は、ネットワーク8と接続するためのインタフェースである。接続I/F26は、通信路30を介して本体10と通信するためのインタフェースである。
操作パネル27は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けるとともに、各種の情報(例えば受け付けた操作に応じた情報、MFP1の動作状況を示す情報、設定状態などを示す情報など)を表示する。この例では、操作パネル27は、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD)で構成されるが、これに限られるものではない。例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL表示装置で構成されてもよい。さらに、これに加えて又はこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部やランプ等の表示部を設けることもできる。
次に、MFP1のソフトウェア構成について説明する。図8は、MFP1のソフトウェア構成の一例を示す模式図である。図8に示すように、本体10は、アプリ層101と、サービス層102と、OS(Operating System)層103とを有する。アプリ層101、サービス層102、および、OS層103の実体は、ROM12やHDD14等に格納されている各種ソフトウェアである。CPU11が、これらのソフトウェアを実行することにより、各種の機能が提供される。
アプリ層101のソフトウェアは、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのアプリケーションソフトウェア(以下の説明では、単に「アプリ」と称する場合がある)である。例えばアプリとしては、コピー機能を提供するためのコピーアプリ、スキャナ機能を提供するためのスキャナアプリ、ファクス機能を提供するためのファクスアプリ、プリンタ機能を提供するためのプリンタアプリなどが挙げられる。
サービス層102のソフトウェアは、アプリ層101とOS層103との間に介在し、アプリに対し、本体10が備えるハードウェア資源を利用するためのインタフェースを提供するためのソフトウェアである。より具体的には、ハードウェア資源に対する動作要求の受付、動作要求の調停を行う機能を提供するためのソフトウェアである。サービス層102が受け付ける動作要求としては、スキャナによる読み取りやプロッタによる印刷等の要求が考えられる。
なお、サービス層102によるインタフェースの機能は、本体10のアプリ層101だけではなく、操作部20のアプリ層201に対しても提供される。すなわち、操作部20のアプリ層201(アプリ)も、サービス層102のインタフェース機能を介して、本体10のハードウェア資源(例えばエンジン部17)を利用した機能を実現することができる。例えばサービス層102のインタフェース機能は、WebAPIで提供される。操作部20と本体10は、通信路30をネットワークとして通信することができる。
OS層103のソフトウェアは、本体10が備えるハードウェアを制御する基本機能を提供するための基本ソフトウェア(オペレーティングシステム(OS))である。サービス層102のソフトウェアは、各種アプリからのハードウェア資源の利用要求を、OS層103が解釈可能なコマンドに変換してOS層103に渡す。そして、OS層103のソフトウェアによりコマンドが実行されることで、ハードウェア資源は、アプリの要求に従った動作を行う。
同様に、操作部20は、アプリ層201と、サービス層202と、OS層203とを有する。操作部20が備えるアプリ層201、サービス層202及びOS層203も、階層構造については本体10側と同様である。ただし、アプリ層201のアプリにより提供される機能や、サービス層202が受け付け可能な動作要求の種類は、本体10側とは異なる。本実施形態では、サービス層202のソフトウェアには、インストーラなどが含まれる。アプリ層201のアプリは、操作部20が備えるハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのソフトウェアであってもよいが、主として本体10が備える機能(コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能)に関する操作や表示を行うためのUI(ユーザインタフェース)の機能を提供するためのソフトウェアである。
ここでは、アプリ層201のアプリには、情報端末2から受信した後述の配信先情報を登録する機能や、登録済みの配信先情報のうちMFP1のユーザにより選択された配信先情報を用いて、原稿をスキャンして生成された電子データを情報端末2へ送信する機能を提供するためのアプリケーション(以下の説明では、「配信アプリケーション」と称する場合がある)やブラウザアプリなどが含まれる。
なお、本実施形態では、機能の独立性を保つために、本体10側のOS層103のソフトウェアと操作部20側のOS層203のソフトウェアが互いに異なる。つまり、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。例えば、本体10側のOS層103のソフトウェアとしてNetBSD(登録商標)を用い、操作部20側のOS層203のソフトウェアとしてAndroid(登録商標)を用いることも可能である。
以上のように、本実施形態のMFP1において、本体10と操作部20は別々のオペレーティングシステムで動作するため、本体10と操作部20との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。操作部20が受け付けた情報(ユーザからの指示内容)を本体10へ伝達する動作(コマンド通信)や、本体10が操作部20へイベントを通知する動作などがこれに該当する。ここでは、操作部20が本体10へコマンド通信を行うことにより、本体10の機能を使用することができる。また、本体10から操作部20に通知するイベントには、本体10における動作の実行状況、本体10側で設定された内容などが挙げられる。
また、本実施形態では、操作部20に対する電力供給は、本体10から通信路30を経由して行われているので、操作部20の電源制御を、本体10の電源制御とは別に(独立して)行うことができる。
次に、MFP1が有する機能について説明する。図9は、MFP1が有する機能の一例を示す図である。図9に示すように、MFP1は、登録制御部111と、電子データ送信制御部112と、を有する。これらの機能は、配信アプリケーションにより提供される。つまり、操作部20のCPU21がROM22等に格納された配信アプリケーション(プログラム)を実行することにより実現されるが、これに限らず、例えば少なくとも一部の機能が専用のハードウェア回路(半導体集積回路等)により実現される形態であってもよい。説明の便宜上、図9では、本実施形態に関する機能を主に例示しているが、MFP1(操作部20)が有する機能は、これらに限られるものではない。
登録制御部111は、情報端末2から受信した配信先情報を登録する制御を行う。登録制御部111は、情報端末2から受信した配信先情報をフラッシュメモリ24などのMFP1が備える記憶装置に登録する。なお、フラッシュメモリ24に限らず、例えば本体10のHDD14に登録することもできる。また、登録制御部111は、MFP1のユーザの操作に応じて配信先情報を生成し、その生成した配信先情報を登録する制御を行うこともできる。
電子データ送信制御部112は、登録済みの配信先情報のうちユーザにより選択された配信先情報を用いて、原稿を読み取って生成された電子データを送信する制御を行う。電子データ送信制御部112は、ユーザにより選択された配信先情報に含まれる第2の情報を用いてアクセスが許可された場合に、該配信先情報に含まれる第1の情報により特定される配信先へ電子データを送信する制御を行う。この例では、電子データ送信制御部112は、ユーザにより選択された配信先情報に含まれるIPアドレスおよび格納先情報を用いて、該IPアドレスで特定される情報端末2に対して、該格納先情報が示す格納先(典型的にはフォルダ)へのアクセスを要求する。そして、情報端末2からの要求に応じて、配信先情報に含まれていたアクセス権を特定可能な第2の情報(この例ではドメイン名、ユーザID、パスワード)を情報端末2へ送信し、該第2の情報が正当なものであると情報端末2により判断された場合に限って情報端末2へのアクセスが許可され、アクセスが許可されることによって該配信先情報に含まれていた格納先情報が示す格納先に電子データを送信(格納)することができる。
ここでは、操作部20上で配信アプリケーションを呼び出すための操作を受け付けた場合(例えば配信アプリケーションに対応するアイコンの押下を受け付けた場合)、電子データ送信制御部112は、登録済みの配信先情報を反映させた画面を操作パネル27に表示する制御を行う。以下、具体的に説明する。まず、配信アプリケーションが起動すると、電子データ送信制御部112は、図10に示すような初期画面(配信アプリケーションの初期画面)を操作パネル27に表示する制御を行う。そして、電子データの送信を指示するためのアイコン501の押下を受け付けた場合、電子データ送信制御部112は、図11に示すような送信先を選択するための送信先選択画面を操作パネル27に表示する制御を行う。送信先選択画面は、登録済みの配信先情報ごとに、送信先として選択するためのボタンを表示している。各ボタンには、対応する配信先情報に含まれるボタン情報が示す名称が付けられている。この例では、電子データ送信制御部112は、登録済みの配信先情報ごとに、送信先として選択するためのボタンを表示(操作パネル27に表示)する制御を行う。
なお、登録済みの配信先情報には、情報端末2により作成された配信先情報の他、MFP1の操作パネル27の操作に応じて作成された配信先情報も含まれていてもよい。このような場合に、例えば作成元に応じてボタンの表示を異ならせる形態であってもよい。すなわち、電子データ送信制御部112は、配信先情報に含まれる作成元情報に応じて、該配信先情報に対応するボタンの表示を変化させる形態であってもよい。この例では、電子データ送信制御部112は、作成元は情報端末2であることを示す作成元情報を含む配信先情報に対応するボタンの表示と、作成元はMFP1であることを示す作成元情報を含む配信先情報に対応するボタンの表示とを異ならせることができる。例えばボタンの色および形状のうちの少なくとも一方を異ならせることもできるし、識別するためのテキスト(作成元を示すテキスト)やマーク(作成元を特定可能なマーク)をボタンと併せて表示することもできる。さらに、例えばMFP1を使用しているユーザ(現在、MFP1にログイン中のユーザ)に対応するボタンの表示を、他のボタンと識別可能に表示する形態であってもよい。ここでの作成元情報は、図6に示す作成元情報に対応している。以上のように、作成元に応じてボタンの表示を異ならせることにより、ユーザは、自身の情報端末2で登録したボタンを探す場合に、MFP1で登録されたボタンと区別して探すことが容易になるので、ユーザの手間を軽減することができる。例えば情報端末2で登録したボタン名と、MFP1で登録したボタン名とが同じであっても、ボタンを選択する時点(送信先を選択する時点)で区別することが可能になる。
図11の送信先選択画面から、「ファイル名」を示すタブ511の押下を受け付けた場合、電子データ送信制御部112は、図12に示すようなファイル名選択画面を操作パネル27に表示する制御を行う。ユーザは、登録済みの単語リストの中から所望の単語を選択し、「日付」ボタン521を押下すると、選択した単語と、現在の日付とが結合されたファイル名が入力される。例えば(1)図12に示す単語リストに含まれる複数の単語の中から「見積書」という単語を選択して、(2)「日付」ボタン521を押下すると、「見積書2016.12.02.135742」というファイル名が入力される。
そして、原稿がセットされた状態で「スタート」ボタン531の押下を受け付けた場合、原稿の読み取りが行われて電子データが生成される。ここでは、「スタート」ボタン531の押下を受け付けた場合、電子データ送信制御部112は、本体10に対して原稿の読み取り開始を要求し、この要求を受けた本体10が原稿を読み取って電子データを生成する。そして、本体10は、電子データ送信制御部112からの要求に対する応答として、生成した電子データを送信する。電子データ送信制御部112は、送信先選択画面から選択されたボタンに対応する配信先に対して、本体10から受け取った電子データを送信する。電子データ送信制御部112は、送信先選択画面から選択されたボタンに対応する配信先情報を用いて、電子データを送信する制御を行うことになる。
図13は、本実施形態の情報処理システム100の動作手順の一例を示すシーケンス図である。まず、インストール部221により受信アプリケーションがインストールされると(ステップS1)、配信先情報送信制御部222は、前述の管理画面300を表示する制御を行う(ステップS2)。そして、ユーザからの入力を受け付け(ステップS3)、受け付けた入力に応じた設定(配信先情報や送信方法の指定等を含む)を保存する(ステップS4)。そして、配信先情報送信制御部222は、保存済みの配信先情報を収集し(ステップS5)、送信方法を決定(設定)する(ステップS6)。
以下では、自動送信の場合を例に挙げて説明する。上述したように配信先情報送信制御部222は、同一ネットワーク3内に存在するMFP1を検出し(ステップS7)、その検出したMFP1に対して、ステップS5で収集した配信先情報を送信する(ステップS8)。
MFP1の登録制御部111は、情報端末2から受信した配信先情報を登録する制御を行う(ステップS9)。その後、配信アプリケーションを呼び出すための操作を受け付けた場合、電子データ送信制御部112は、ユーザの操作に応じて、上述の送信先選択画面などを表示する制御を行い(ステップS10)、送信先を選択する(ステップS11)。具体的な内容は上述したとおりである。そして、「スタート」ボタン531の押下を受け付けた場合、本体10に対して原稿の読み取り開始を要求し、本体10から電子データを受信する(ステップS12)。次に、電子データ送信制御部112は、ステップS11で選択した送信先に対応する配信先情報を用いて、ステップS12で受信した電子データを送信する制御を行う(ステップS13)。情報端末2の電子データ受信制御部223は、MFP1からの電子データを受信するための制御を行う(ステップS14)。具体的な内容は上述したとおりである。
以上に説明したように、本実施形態では、MFP1から電子データ(スキャンデータ)を受信するための受信アプリケーションが情報端末2にインストールされるときに、電子データを情報端末2に配信するための情報を示す配信先情報がMFP1へ送信されて登録される。つまり、本実施形態によれば、電子データの配信を実行させなくても、配信先を特定するための配信先情報をMFP1(画像処理装置)が特定可能なように自動的に登録することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。上述の第1の実施形態と共通する部分については適宜に説明を省略する。上述の第1の実施形態では、格納先情報(例えば該フォルダまでの経路を示すパス等)は予め固定された1つの情報のみを想定していたが、例えば情報端末2にインストールされている他のアプリケーションが管理しているフォルダ等を格納先情報として設定することもできる。つまり、複数のアプリケーションごとに、該アプリケーションが管理している格納先情報を含む配信先情報が生成される形態であってもよい。この場合、図14に示すように、配信先情報は、アプリケーションの種別を示す種別情報をさらに含み、格納先情報は、対応する種別情報が示すアプリケーションが管理する格納先として設定される。この例では、複数の種別情報と1対1に対応する複数の配信先情報が情報端末2側で生成される。そして、配信先情報送信制御部222は、複数の配信先情報のうち、ユーザにより選択された配信先情報をMFP1へ送信する制御を行うことができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態および変形例にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態では、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作しているが、これに限らず、例えば本体10と操作部20が同じオペレーティングシステムで動作する形態であってもよい。つまり、本体10と操作部20とを一体とした構成であってもよい。
また、上述した実施形態の情報処理システム100(MFP1、情報端末2)で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 MFP
2 情報端末
3 ネットワーク
100 情報処理システム
111 登録制御部
112 電子データ送信制御部
221 インストール部
222 配信先情報送信制御部
223 電子データ受信制御部
特開2004−15266号公報

Claims (11)

  1. 電子データを生成する画像処理装置と、情報端末と、を含む情報処理システムであって、
    前記情報端末は、
    前記画像処理装置から前記電子データを受信するためのアプリケーションが前記情報端末にインストールされるときに、前記電子データを前記情報端末に配信するための情報を示す配信先情報を前記画像処理装置へ送信する制御を行う配信先情報送信制御部と、
    前記画像処理装置から前記電子データを受信するための制御を行う電子データ受信制御部と、を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記情報端末から受信した前記配信先情報を登録する制御を行う登録制御部と、
    登録済みの前記配信先情報のうちユーザにより選択された前記配信先情報を用いて、前記電子データを送信する制御を行う電子データ送信制御部と、を備え、
    前記登録制御部は、前記画像処理装置のユーザの操作に応じて、前記配信先情報を生成し、該生成した前記配信先情報を登録する制御を行い、
    前記配信先情報は、該配信先情報の作成元を示す作成元情報を含み、
    前記電子データ送信制御部は、登録済みの前記配信先情報ごとに、送信先として選択するためのボタンを表示する制御を行い、前記配信先情報に含まれる前記作成元情報に応じて、該配信先情報に対応する前記ボタンの表示を変化させる、
    情報処理システム。
  2. 前記配信先情報送信制御部は、
    同じネットワーク内に存在する1以上の前記画像処理装置を検出し、その検出した1以上の前記画像処理装置に対して前記配信先情報を送信する制御を行う、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記配信先情報送信制御部は、
    前記画像処理装置を検出するための検出信号を前記ネットワーク内にブロードキャストし、前記検出信号に対する応答から、前記ネットワーク内に存在する1以上の前記画像処理装置を検出する、
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記検出信号の送信、および、前記検出信号に対する応答の受信は、SNMP(Simple Network Management Protocol)に基づいて行われる、
    請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記配信先情報送信制御部は、ユーザの指示に従って、宛先が指定された前記画像処理装置へ前記配信先情報を送信する制御を行う、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  6. 前記配信先情報は、配信先の所在を特定可能な第1の情報と、アクセス権を特定可能な第2の情報と、を含む、
    請求項1乃至5のうちの何れか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記電子データ送信制御部は、
    ユーザにより選択された前記配信先情報に含まれる前記第2の情報を用いてアクセスが許可された場合に、該配信先情報に含まれる前記第1の情報により特定される配信先へ前記電子データを送信する制御を行う、
    請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記第2の情報は、ユーザが前記情報端末にログインするための情報と同一の情報である、
    請求項6または7に記載の情報処理システム。
  9. 電子データを生成する画像処理装置であって、
    前記画像処理装置から前記電子データを受信するためのアプリケーションが情報端末にインストールされるときに前記情報端末から送られてくる、前記電子データを前記情報端末に配信するための情報を示す配信先情報を受信して登録する制御を行う登録制御部と、
    登録済みの前記配信先情報のうちユーザにより選択された前記配信先情報を用いて、前記電子データを送信する制御を行う電子データ送信制御部と、を備え、
    前記登録制御部は、前記画像処理装置のユーザの操作に応じて、前記配信先情報を生成し、該生成した前記配信先情報を登録する制御を行い、
    前記配信先情報は、該配信先情報の作成元を示す作成元情報を含み、
    前記電子データ送信制御部は、登録済みの前記配信先情報ごとに、送信先として選択するためのボタンを表示する制御を行い、前記配信先情報に含まれる前記作成元情報に応じて、該配信先情報に対応する前記ボタンの表示を変化させる、
    画像処理装置。
  10. 電子データを生成する画像処理装置と、情報端末と、を含む情報処理システムによる情報処理方法であって、
    前記情報端末は、
    前記画像処理装置から前記電子データを受信するためのアプリケーションが前記情報端末にインストールされるときに、前記電子データを前記情報端末に配信するための情報を示す配信先情報を前記画像処理装置へ送信する制御を行う配信先情報送信制御ステップと、
    前記画像処理装置から前記電子データを受信するための制御を行う電子データ受信制御ステップと、を含み、
    前記画像処理装置は、
    前記情報端末から受信した前記配信先情報を登録する制御を行う登録制御ステップと、
    登録済みの前記配信先情報のうちユーザにより選択された前記配信先情報を用いて、前記電子データを送信する制御を行う電子データ送信制御ステップと、を含み、
    前記登録制御ステップは、前記画像処理装置のユーザの操作に応じて、前記配信先情報を生成し、該生成した前記配信先情報を登録する制御を行い、
    前記配信先情報は、該配信先情報の作成元を示す作成元情報を含み、
    前記電子データ送信制御ステップは、登録済みの前記配信先情報ごとに、送信先として選択するためのボタンを表示する制御を行い、前記配信先情報に含まれる前記作成元情報に応じて、該配信先情報に対応する前記ボタンの表示を変化させる、
    情報処理方法。
  11. 電子データを生成する画像処理装置を、
    前記画像処理装置から前記電子データを受信するためのアプリケーションが情報端末にインストールされるときに前記情報端末から送られてくる、前記電子データを前記情報端末に配信するための情報を示す配信先情報を受信して登録する制御を行う登録制御手段と、
    登録済みの前記配信先情報のうちユーザにより選択された前記配信先情報を用いて、前記電子データを送信する制御を行う電子データ送信制御手段として機能させるためのプログラムであって、
    前記登録制御手段は、前記画像処理装置のユーザの操作に応じて、前記配信先情報を生成し、該生成した前記配信先情報を登録する制御を行い、
    前記配信先情報は、該配信先情報の作成元を示す作成元情報を含み、
    前記電子データ送信制御手段は、登録済みの前記配信先情報ごとに、送信先として選択するためのボタンを表示する制御を行い、前記配信先情報に含まれる前記作成元情報に応じて、該配信先情報に対応する前記ボタンの表示を変化させる、
    プログラム。
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