JP2020192768A - 画像形成装置及び媒体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体検出装置のキャリブレーションを行うのに伴い消費される媒体の量を少なくすることができるようにする。【解決手段】媒体搬送路と、媒体を搬送する搬送処理部Pr2と、画像書込片を検出する光学式の媒体検出装置と、画像書込片に画像を形成する印刷処理部Pr1と、媒体がない状態で各媒体検出装置の光学特性の関係を表す指標を算出し、上流側の媒体検出装置に画像書込片がある状態で、第1の調整発光電流を決定し、指標及び第1の調整発光電流に基づいて、下流側の媒体検出装置の第2の調整発光電流を算出するキャリブレーション処理部Pr5とを有する。下流側の媒体検出装置に画像書込片を位置させる必要がないので、廃棄される媒体の量を少なくすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及び媒体検出装置に関するものである。
従来、電子写真式のプリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置、例えば、長尺状の台紙に一定のピッチで複数のラベルが仮着された、媒体としてのラベル紙に画像を形成し、印刷を行うラベル印刷装置においては、媒体検出装置としての透過型センサが配設され、該透過型センサによって、ラベル紙の搬送方向におけるラベルの前端の位置が基準位置として検出され、該基準位置に基づいて、ラベル紙をカットする位置、すなわち、カット位置、各ラベルにおける画像を書き出す位置、すなわち、画像書出位置等が決定されるようになっている。
ところで、前記透過型センサは、ラベルが仮着されていない台紙の部分である台紙部と、ラベルが仮着された部分であるラベル部との光の透過率の差に基づいて基準位置を検出するが、使用されるラベル紙によって、台紙及びラベルの材質、厚さ等が異なり、台紙部とラベル部との光の透過率の差が異なる。
そこで、前記ラベル印刷装置においては、使用されるラベル紙に応じて、また、透過型センサの光学特性に応じて、透過型センサにおける発光量を調整するために、キャリブレーションが行われるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2017−215365号公報
しかしながら、前記従来のラベル印刷装置においては、ラベル紙を、キャリブレーションを開始する際に画像書出位置まで搬送し、キャリブレーションが終了した後に逆方向に搬送するとジャムが発生する恐れがあるので、ラベル紙がそのままカットされ、廃棄されるようになっている。
したがって、キャリブレーションが行われるたびにラベル紙が無用に廃棄され、ラベル紙の消費量が多くなってしまう。
本発明は、前記従来のラベル印刷装置の問題点を解決して、媒体検出装置のキャリブレーションを行うのに伴い消費される媒体の量を少なくすることができる画像形成装置及び媒体検出装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の画像形成装置においては、媒体搬送路と、台紙に一定のピッチで複数の画像書込片が仮着された長尺状の媒体を前記媒体搬送路に沿って搬送する搬送処理部と、前記媒体搬送路における複数箇所に配設され、発光部及び受光部を備え、前記画像書込片を検出する光学式の媒体検出装置と、検出された画像書込片に画像を形成する印刷処理部と、前記各媒体検出装置の発光部と受光部との間に媒体がない状態で、各媒体検出装置の発光電流及び受光電圧から成る光学特性の関係を表す指標を算出し、各媒体検出装置のうちの、媒体搬送路における上流側に配設された所定の媒体検出装置の発光部と受光部との間に画像書込片がある状態で、前記所定の媒体検出装置の発光量を調整して媒体有り状態の第1の調整発光電流を決定し、前記指標及び媒体有り状態の第1の調整発光電流に基づいて、媒体搬送路における前記所定の媒体検出装置より下流側に配設された他の媒体検出装置の媒体有り状態の第2の調整発光電流を算出するキャリブレーション処理部とを有する。
本発明によれば、画像形成装置においては、媒体搬送路と、台紙に一定のピッチで複数の画像書込片が仮着された長尺状の媒体を前記媒体搬送路に沿って搬送する搬送処理部と、前記媒体搬送路における複数箇所に配設され、発光部及び受光部を備え、前記画像書込片を検出する光学式の媒体検出装置と、検出された画像書込片に画像を形成する印刷処理部と、前記各媒体検出装置の発光部と受光部との間に媒体がない状態で、各媒体検出装置の発光電流及び受光電圧から成る光学特性の関係を表す指標を算出し、各媒体検出装置のうちの、媒体搬送路における上流側に配設された所定の媒体検出装置の発光部と受光部との間に画像書込片がある状態で、前記所定の媒体検出装置の発光量を調整して媒体有り状態の第1の調整発光電流を決定し、前記指標及び媒体有り状態の第1の調整発光電流に基づいて、媒体搬送路における前記所定の媒体検出装置より下流側に配設された他の媒体検出装置の媒体有り状態の第2の調整発光電流を算出するキャリブレーション処理部とを有する。
この場合、各媒体検出装置の発光部と受光部との間に媒体がない状態で、各媒体検出装置の光学特性の関係を表す指標が算出され、媒体搬送路における上流側に配設された所定の媒体検出装置の発光部と受光部との間に画像書込片がある状態で、所定の媒体検出装置の発光量が調整されて媒体有り状態の第1の調整発光電流が決定され、前記指標及び媒体有り状態の第1の調整発光電流に基づいて、媒体搬送路における所定の媒体検出装置より下流側に配設された他の媒体検出装置の媒体有り状態の第2の調整発光電流が算出される。
したがって、キャリブレーションを行う際に、媒体搬送路における下流側に配設された他の媒体検出装置の発光部と受光部との間に画像書込片を位置させる必要がないので、キャリブレーションが終了した後に、カットされ、廃棄される媒体の量を少なくすることができる。
その結果、キャリブレーションを行うのに伴い消費される媒体の量を少なくすることができる。
本発明の実施の形態におけるラベル印刷装置の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態におけるラベル印刷装置の概念図である。 本発明の実施の形態におけるラベル紙を説明するための図である。 本発明の実施の形態における制御部並びにカッタインセンサ及び書出センサの制御ブロック図である。 本発明の実施の形態におけるカッタインセンサ及び書出センサの配設状態を説明するための図である。 本発明の実施の形態における発光部とラベル紙との間に遮光シートが配設されていない場合のカッタインセンサ及び書出センサの光学特性の例を示す図である。 本発明の実施の形態における発光部とラベル紙との間に遮光シートが配設されている場合のカッタインセンサ及び書出センサの光学特性の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるキャリブレーション処理部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における第1の発光量調整処理のサブルーチンを示す図である。 本発明の実施の形態における第2の発光量調整処理のサブルーチンを示す図である。 本発明の実施の形態における第3の発光量調整処理のサブルーチンを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのラベル印刷装置について説明する。
図2は本発明の実施の形態におけるラベル印刷装置の概念図、図3は本発明の実施の形態におけるラベル紙を説明するための図である。
図において、10は長尺状の媒体としてのラベル紙Pに対して印刷を行うラベル印刷装置、11はラベル紙Pに画像を形成する印刷部、12は該印刷部11にラベル紙Pを供給する給紙部としてのフィーダ部、Cs1は印刷部11の筐体である主筐体部、Cs2はフィーダ部12の筐体である副筐体部、Bdは印刷部11の本体部、13は主筐体部Cs1の所定の箇所に配設された表示部である。
本実施の形態において、前記ラベル紙Pは、図3に示されるように、長尺状の台紙Paに一定のピッチで複数の画像書込片としてのラベルPbを仮着することによって形成される。また、各ラベルPbの周囲は台紙Paが露出していて、ラベル紙Pの搬送方向(矢印方向)における各ラベルPb間に所定のギャップgpが形成される。
前記フィーダ部12は、前記ラベル紙Pをロール状に巻くことによって形成されたロール紙14がセットされたロール紙収容部16を備え、該ロール紙収容部16からラベル紙Pが、フィーダ部12及び印刷部11にわたって延在させて形成された媒体搬送路Rt1に繰り出される。
そして、前記フィーダ部12は、媒体搬送路Rt1上に、ロール紙収容部16から繰り出され、待機位置に置かれたラベル紙Pの有無を検出する給紙用の媒体検出装置としての給紙センサ20、該給紙センサ20より下流側に配設され、ラベル紙Pを搬送する第1の搬送部材としての給紙ローラ対m1、該給紙ローラ対m1より下流側に配設され、ラベル紙Pを搬送する第2の搬送部材としての搬送ローラ対m2、該搬送ローラ対m2より下流側に配設され、ラベル紙Pをカットする位置、すなわち、カット位置を決定するために、ラベルPbの所定の箇所、本実施の形態においては、ラベルPbの前端(ラベルPbの搬送方向における下流側の端部)egを検出する光学式の第1の媒体検出装置としてのカッタインセンサ24、該カッタインセンサ24より下流側に配設され、ラベル紙Pをカットする切断装置としてのカッタユニット26、該カッタユニット26より下流側に配設され、ラベル紙Pを搬送する第3の搬送部材としての搬送ローラ対m3等を備える。該搬送ローラ対m3を通過したラベル用紙Pは印刷部11に送られる。
該印刷部11は、媒体搬送路Rt1上に、フィーダ部12から送られたラベル紙Pを搬送する第4の搬送部材としての搬送ローラ対m4、該搬送ローラ対m4より下流側に配設され、ラベル用紙Pの各ラベルPbにおける画像を書き出す位置、すなわち、画像書出位置を決定するために、前記ラベルPbの前端egを検出する光学式の第2の媒体検出装置としての書出センサ28、該書出センサ28より下流側に配設された、転写ユニットuの二次転写部30、該二次転写部30より下流側に配設された定着装置としての定着器32、該定着器32より下流側に配設され、ラベル紙Pを搬送する第5の搬送部材としての排出ローラ対m5、該排出ローラ対m5より下流側に配設され、カットされたラベル紙Pが印刷部11から排出されるのを検出する排出用の媒体検出装置としての排出センサ34等を備える。該排出センサ34を通過したラベル用紙Pは、主筐体部Cs1に形成された排出口h1から印刷部11外に排出される。
なお、本実施の形態においては、前記カッタインセンサ24を、媒体搬送路Rt1における上流側に配設された所定の媒体検出装置とし、書出センサ28を、媒体搬送路Rt1における所定の媒体検出装置より下流側に配設された他の媒体検出装置とする。
ところで、前記印刷部11においては、前記本体部Bdの上部に画像形成部Q1が、該画像形成部Q1の下方に前記転写ユニットuが配設され、画像形成部Q1におけるイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の画像形成ユニット51Y、51M、51C、51Bkにおいて、像担持体としての図示されない感光体ドラム上に各色の現像剤像としてのトナー像が形成され、前記転写ユニットuにおける一次転写部53において、感光体ドラム上の各色のトナー像が、中間転写媒体としての中間転写ベルト46に順次重ねて転写されてカラーのトナー像が形成され、転写ユニットuにおける前記二次転写部30において、中間転写ベルト46上のカラーのトナー像がラベル紙Pに転写される。
そのために、前記転写ユニットuは、中間転写ベルト46を走行させるためのベルト走行用のローラとしてのベルトローラR1、中間転写ベルト46を介して各感光体ドラムと対向させて配設され、各感光体ドラム上のトナー像を中間転写ベルト46に転写する第1の転写用のローラとしての図示されない一次転写ローラ、中間転写ベルト46上のカラーのトナー像をラベル紙Pに転写する第2の転写用のローラとしての二次転写ローラR2、中間転写ベルト46を介して二次転写ローラR2と対向させられるバックアップローラR3等を備える。二次転写部30においては、後述される高圧電源71(図1)によってバックアップローラR3に負の極性の高電圧が印加され、負の極性に帯電させられているカラーのトナー像が、反発して中間転写ベルト46から分離し、グランドレベルに接地させられている二次転写ローラR2に引き付けられる過程でラベルPbに付着させられる。
また、前記定着器32は、第1の定着部材としての加熱ローラ55、及び第2の定着部材としての加圧ローラ56を備え、ラベル紙P上のカラーのトナー像を、加熱し、加圧してラベル紙Pに定着させる。そのために、前記加熱ローラ55内に加熱部材としての後述されるヒータhtが配設される。
本実施の形態においては、前記カッタインセンサ24及び書出センサ28として透過型センサが使用され、カッタインセンサ24及び書出センサ28は、図示されないLED等から成る発光部Si、及び媒体搬送路Rt1を介して発光部Siと対向させて配設されたフォトトランジスタ等から成る受光部Srを備える。また、本実施の形態において、発光部Siはラベル紙Pの表側、すなわち、ラベルPbが仮着された側の面Faと対向させて、受光部Srはラベル紙Pの裏側、すなわち、ラベルPbが仮着されていない側の面Fbと対向させて配設される。
そして、カッタインセンサ24及び書出センサ28は、台紙Paの部分と、台紙PaにラベルPbが仮着された部分との光の透過率の差に基づいてラベルPbを識別し、ラベルPbの前端egを検出する。
次に、前記ラベル印刷装置10の制御装置について説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるラベル印刷装置の制御ブロック図、図4は本発明の実施の形態における制御部並びにカッタインセンサ及び書出センサの制御ブロック図である。
図において、10はラベル印刷装置、13は表示部、20は給紙センサ、24はカッタインセンサ、28は書出センサ、34は排出センサである。
また、60はラベル印刷装置10の全体の制御を行う制御部、61は不揮発性メモリから成る第1の記憶装置としてのROM、62は揮発性メモリから成る第2の記憶装置としてのRAM、63は上位装置としてのホストコンピュータから印刷データ及び制御コマンドを受けるインタフェース制御部(I/F)である。
前記制御部60は、図示されない演算装置としてのCPU、入出力ポート、タイマ等を備え、ROM61に記録されたプログラムに基づいて各種の処理を行う。ROM61には、前記プログラムのほかに、各種の設定値、例えば、カッタインセンサ24及び書出センサ28のキャリブレーションを行うための、後述される受光電圧の目標値等が記録される。また、RAM62には、前記印刷データに基づいて生成され、通常の印刷を行うための画像データのほかに、各種の制御用のデータが一時的に記録される。なお、前記RAM62は、前記CPUが演算を行う際にワーキングメモリとして機能する。
また、前記制御部60は、印刷処理部Pr1、搬送処理部Pr2、表示処理部Pr3、カット処理部Pr4、キャリブレーション処理部Pr5等を備える。
前記印刷処理部Pr1は、ラベル紙P(図3)、本実施の形態においては、ラベルPbに画像を形成して印刷を行う。
そのために、印刷処理部Pr1は、前記ホストコンピュータから送られた印刷データ及び制御コマンドに基づいて画像データを生成し、該画像データに基づいて、画像形成部Q1の各画像形成ユニット51Y、51M、51C、51Bkを動作させ、感光体ドラムにトナー像を形成する。
また、印刷処理部Pr1は、転写ユニットuを動作させ、転写用の駆動部としてのベルトモータ64を駆動し、ベルトローラR1を回転させ、前記中間転写ベルト46(図2)を走行させるとともに、前記一次転写部53において、感光体ドラム上の各色のトナー像を順次重ねて中間転写ベルト46に転写し、中間転写ベルト46上にカラーのトナー像を形成する。そして、印刷処理部Pr1は、前記書出センサ28によって検出されたラベルPbの前端egに基づいて画像書出位置を決定し、ラベルPbが画像書出位置に到達すると、高圧電源71によってバックアップローラR3に転写用の電圧を印加し、画像書出位置において、カラーのトナー像をラベルPbに転写する。なお、画像書出位置はラベル紙Pの搬送方向におけるラベルPbの前端egより所定の量だけ上流側に決定される。
さらに、印刷処理部Pr1は、前記ヒータhtをオン・オフし、加熱ローラ55を加熱し、加熱ローラ55の温度が設定温度になると、定着用の駆動部としての加熱ローラモータ65を駆動し、加熱ローラ55を回転させることによって、ラベルPb上のカラーのトナー像をラベルPbに定着させる。
前記搬送処理部Pr2は、給紙用の駆動部としての給紙モータ66を駆動し、前記給紙ローラ対m1を回転させ、搬送用の駆動部としての搬送モータ67を駆動し、搬送ローラ対m2〜m4を回転させ、排出用の駆動部としての排出モータ68を駆動し、排出ローラ対m5を回転させてラベル紙Pを搬送する。
前記表示処理部Pr3は、操作者に通知する各種の情報を表示部13に表示する。
前記カット処理部Pr4は、前記カッタインセンサ24によって検出されたラベルPbの前端egに基づいてカット位置を決定し、カット用の駆動部としてのカッタモータ72を駆動し、カッタユニット26に配設された図示されないカッタを回転させ、ラベル紙Pをカットする。なお、カット位置はラベル紙Pの搬送方向におけるラベルPbの前端egより所定の量だけ上流側に決定される。
前記キャリブレーション処理部Pr5は、前記カッタインセンサ24及び書出センサ28のキャリブレーションを行い、受光部Srの受光電圧Vrが目標値になるように発光部Siの発光電流Iiを調整する。
次に、前記カッタインセンサ24及び書出センサ28の動作について説明する。
制御部60のCPUに、図4に示されるように、デジタルの信号をアナログの信号に変換するデジタル/アナログ変換回路から成る信号発生回路としてのD/Aコンバータ75、77、及びアナログの信号をデジタルの信号に変換するアナログ/デジタル変換回路から成る信号取得回路としてのA/Dコンバータ76、78が配設され、D/Aコンバータ75がカッタインセンサ24の発光部Siと、A/Dコンバータ76がカッタインセンサ24の受光部Srと接続され、D/Aコンバータ77が書出センサ28の発光部Siと、A/Dコンバータ78が書出センサ28の受光部Srと接続される。
そして、制御部60が、発光部Siによって発生させられる光の発光量を設定するためのデジタルの発光量設定信号を生成すると、D/Aコンバータ75、77においてアナログの発光電圧Viが発生させられ、カッタインセンサ24及び書出センサ28に送信される。カッタインセンサ24及び書出センサ28において、発光部Siが発光電圧Viを受信すると、発光部Siに発光電流Iiが流れ、発光電流Iiに応じた発光量の光が発光させられる。そして、受光部Srが、ラベル紙Pを透過した光を受光し、受光量に応じたアナログの受光電圧Vrを発生させ、制御部60に送信すると、制御部60は、A/Dコンバータ76、78においてアナログの受光電圧Vrに基づいて生成されたデジタルの受光信号を読み込む。
次に、前記構成のラベル印刷装置10の動作について説明する。
操作者がフィーダ部12のロール紙収容部16にロール紙14をセットすると、搬送処理部Pr2は、給紙モータ66を駆動し、給紙ローラ対m1を回転させ、ラベル紙Pをロール紙収容部16から繰り出す。そして、給紙センサ20によってラベル紙Pがあること、すなわち、ラベル紙Pが繰り出されたことが検出されると、搬送処理部Pr2は、搬送モータ67を駆動し、搬送ローラ対m2〜m4を回転させ、ラベル紙Pを搬送する。
続いて、カッタインセンサ24がラベルPbの前端egを検出し、受光部Srが受光量に応じたアナログの受光電圧Vrを発生させ、制御部60に送信すると、カット処理部Pr4は、受光信号を読み込み、ラベルPbの前端egの位置に基づいてカット位置を決定する。そして、ラベル紙Pがカット位置に到達すると、カット処理部Pr4は、カッタモータ72を駆動し、カッタユニット26のカッタを回転させ、ラベル紙Pをカットする。
一方、印刷処理部Pr1は、画像形成部Q1の各画像形成ユニット51Y、51M、51C、51Bkを動作させ、各感光体ドラムに各色のトナー像を形成し、転写ユニットuにおいて、各色のトナー像を順次重ねて中間転写ベルト46に転写し、中間転写ベルト46上にカラーのトナー像を形成する。
そして、書出センサ28がラベルPbの前端egを検出し、受光部Srが受光量に応じたアナログの受光電圧Vrを発生させ、制御部60に送信すると、印刷処理部Pr1は、受光信号を読み込み、ラベルPbの前端egの位置に基づいて画像書出位置を決定する。ラベルPbが画像書出位置に到達すると、印刷処理部Pr1は、画像書出位置においてカラーのトナー像をラベルPbに転写する。
なお、この間、搬送処理部Pr2は、中間転写ベルト46上のカラーのトナー像の位置及び画像書出位置に基づいて、ラベル紙Pの搬送速度を微調整する。
続いて、印刷処理部Pr1は、定着器32において加熱ローラ55の温度が設定温度になると、加熱ローラモータ65を駆動し、加熱ローラ55を回転させることによって、カラーのトナー像が転写されたラベル紙Pを加熱ローラ55と加圧ローラ56との間を通過させ、ラベルPb上のカラーのトナー像を加熱し、加圧してラベルPbに定着させる。
このようにして、ラベルPbに画像が形成されると、前記搬送処理部Pr2は、排出モータ68を駆動し、排出ローラ対m5を回転させてラベル紙Pを排出口h1から印刷部11外に排出する。
このとき、排出センサ34は、ラベル紙Pが印刷部11から排出されるのを検出する。
次に、前記カッタインセンサ24及び書出センサ28の配設状態について説明する。
図5は本発明の実施の形態におけるカッタインセンサ及び書出センサの配設状態を説明するための図である。
本実施の形態においては、図に示されるように、カッタインセンサ24及び書出センサ28において、発光部Siがラベル紙Pの面Faと対向させて、受光部Srがラベル紙Pの面Fbと対向させて配設される。
前述されたように、発光部Siが光を発光させると、受光部Srは、ラベル紙Pを透過した光を受光し、受光量に応じたアナログの受光電圧Vrを発生させ、制御部60(図1)に送信する。制御部60は、A/Dコンバータ76、78(図4)においてアナログの受光電圧Vrに基づいて生成されたデジタルの受光信号を読み込む。該受光信号は、台紙Paの部分と、台紙PaのラベルPbが仮着された部分とで、光の透過率の差によって値が異なるので、制御部60は、受光信号に基づいてラベルPbを識別し、ラベルPbの前端egを検出する。
ところで、前記カッタインセンサ24及び書出センサ28においては、光学特性に応じて、発光部Siにおける発光量を調整するためにキャリブレーションを行う必要があるが、ラベル紙Pを、キャリブレーションを開始する際に書出センサ28まで搬送し、キャリブレーションが終了した後に逆方向に搬送すると、ジャムが発生する恐れがある。
そこで、本実施の形態においては、ラベル紙Pを書出センサ28まで搬送することなく、キャリブレーションを行うようにしている。
そのために、カッタインセンサ24及び書出センサ28における前記発光部Siと受光部Srとの間、本実施の形態においては、発光部Siとラベル紙Pとの間に、受光部Srにおける受光量を減衰させる遮光部材としての遮光シート81が配設される。
次に、発光部Siとラベル紙Pとの間に遮光シート81が配設されていない場合、及び発光部Siとラベル紙Pとの間に遮光シート81が配設されている場合のカッタインセンサ24及び書出センサ28の光学特性について説明する。
図6は本発明の実施の形態における発光部とラベル紙との間に遮光シートが配設されていない場合のカッタインセンサ及び書出センサの光学特性の例を示す図、図7は本発明の実施の形態における発光部とラベル紙との間に遮光シートが配設されている場合のカッタインセンサ及び書出センサの光学特性の例を示す図である。なお、図6及び7において、横軸に発光電流Iiを、縦軸に受光電圧Vrを採ってある。
図6において、L1は、カッタインセンサ24(図5)の発光部Siとラベル紙Pとの間に遮光シート81が配設されていない場合の、発光部Siを発光させたときの発光電流Iiと受光部Srにおいて発生させられる受光電圧Vrとの関係を表す線であり、L2は、書出センサ28の発光部Siとラベル紙Pとの間に遮光シート81が配設されていない場合の、発光部Siを発光させたときの発光電流Iiと受光部Srにおいて発生させられる受光電圧Vrとの関係を表す線である。
遮光シート81が配設されていない場合、カッタインセンサ24及び書出センサ28のいずれにおいても、発光電流Iiが流れると、発光電流Iiに比例した受光電圧Vrが発生し、受光電圧Vrの変化率が高い。カッタインセンサ24においては発光電流Iiが値I1になると、書出センサ28においては発光電流Iiが値I2になると、受光電圧Vrが一定の値になり、飽和する。
すなわち、発光部Siに微小の発光電流Iiが流れただけで、受光部Srにおいて発生させられる受光電圧Vrが飽和してしまい、カッタインセンサ24及び書出センサ28の光学特性の差(個体差)を識別することができなくなってしまう。
また、図7において、L3は、カッタインセンサ24の発光部Siとラベル紙Pとの間に遮光シート81が配設されている場合の、発光部Siを発光させたときの発光電流Iiと受光部Srにおいて発生させられる受光電圧Vrとの関係を表す線であり、L4は、書出センサ28の発光部Siとラベル紙Pとの間に遮光シート81が配設されている場合の、発光部Siを発光させたときの発光電流Iiと受光部Srにおいて発生させられる受光電圧Vrとの関係を表す線である。
遮光シート81が配設されている場合、カッタインセンサ24及び書出センサ28のいずれにおいても、発光電流Iiが流れると、発光電流Iiにほぼ比例した受光電圧Vrが発生し、受光電圧Vrの変化率は、遮光シート81が配設されていない場合より低い。カッタインセンサ24においては発光電流Iiが値I3(>I1)になると、書出センサ28においては発光電流Iiが値I4(>I2)になると、受光電圧Vrが一定の値になり、飽和する。
すなわち、受光部Srにおいて発生させられる受光電圧Vrが飽和するまでに、発光部Siに流れる発光電流Iiを変化させることができるので、カッタインセンサ24及び書出センサ28の光学特性の差を確実に識別することができる。
なお、図6及び7においては、カッタインセンサ24の受光電圧Vrの変化率が書出センサ28の変化率より高くなっているが、変化率はカッタインセンサ24及び書出センサ28の光学特性によって異なる。
また、カッタインセンサ24及び書出センサ28の光学特性の差を確実に識別するためには、発光部Siが最大の発光量で光を発光させたときに、光が70〔%〕〜90〔%〕の透過率で遮光シート81を透過することが好ましい。
遮光シート81による光の透過率が低すぎると、受光部Srが十分な受光量で光を受光することができず、ラベルPbを検出することができない。その結果、発光部Siの発光量を大きくするために大型のカッタインセンサ24及び書出センサ28を配設する必要があり、ラベル印刷装置10のコストが高くなってしまう。
また、遮光シート81による光の透過率が高すぎると、発光部Siに微小の発光電流Iiが流れただけで、受光部Srにおいて発生させられる受光電圧Vrが飽和してしまい、カッタインセンサ24及び書出センサ28の光学特性の差を識別することができなくなってしまう。
なお、カッタインセンサ24に配設された遮光シート81の透過率と、書出センサ28に配設された遮光シート81の透過率とは等しくされる。
本実施の形態において、遮光シート81は発光部Siとラベル紙Pとの間に配設されるが、遮光シート81を受光部Srとラベル紙Pとの間に配設することができる。
また、発光部Si又は受光部Srに防塵カバーが配設される場合には、樹脂にカーボンを含有する色素を添加することによって防塵カバーを形成することができる。その場合、防塵カバーが遮光部材として機能する。
次に、前記キャリブレーション処理部Pr5(図1)の動作について説明する。
図8は本発明の実施の形態におけるキャリブレーション処理部の動作を示すフローチャートである。
まず、ラベル印刷装置10が印刷待機状態に置かれているときに、キャリブレーション処理部Pr5は、ホストコンピュータからキャリブレーションの開始命令を受信するのを待機し、キャリブレーションの開始命令を受信すると、第1の発光量調整処理を行い、カッタインセンサ24の発光部Siと受光部Srとの間にラベルPbがない状態で、発光量の調整を行い、媒体無し状態の第1の調整発光電流としての発光電流IAを決定する。
続いて、キャリブレーション処理部Pr5は、第2の発光量調整処理を行い、書出センサ28の発光部Siと受光部Srとの間にラベルPbがない状態で、発光量の調整を行い、媒体無し状態の第2の調整発光電流としての発光電流IBを決定する。
次に、キャリブレーション処理部Pr5は、カッタインセンサ24及び書出センサ28の光学特性の関係を表す指標、すなわち、発光電流IAに対する発光電流IBの発光電流比μ
μ=IB/IA
を算出する。
続いて、キャリブレーション処理部Pr5は、第3の発光量調整処理を行い、カッタインセンサ24の発光部Siと受光部Srとの間にラベルPbがある状態で、発光量の調整を行い、媒体有り状態の第1の調整発光電流としての発光電流ICを決定する。
そして、キャリブレーション処理部Pr5は、前記発光電流比μ及び発光電流ICに基づいて、書出センサ28の発光部Siと受光部Srとの間にラベルPbがある状態で発光量の調整を行った場合を想定して、媒体有り状態の第2の調整発光電流としての発光電流ID
ID=μ・IC
を算出する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 キャリブレーション処理部Pr5はホストコンピュータからキャリブレーションの開始命令を受信するのを待機する。キャリブレーションの開始命令を受信した場合はステップS2に進む。
ステップS2 キャリブレーション処理部Pr5は第1の発光量調整処理を行う。
ステップS3 キャリブレーション処理部Pr5は第2の発光量調整処理を行う。
ステップS4 キャリブレーション処理部Pr5は発光電流比μを算出する。
ステップS5 キャリブレーション処理部Pr5は第3の発光量調整処理を行う。
ステップS6 キャリブレーション処理部Pr5は書出センサ28の媒体有り状態の発光電流IDを算出し、処理を終了する。
次に、前記第1の発光量調整処理について説明する。
図9は本発明の実施の形態における第1の発光量調整処理のサブルーチンを示す図である。
キャリブレーション処理部Pr5は、初期化動作として、カッタインセンサ24の発光部Siと受光部Srとの間にラベルPbがない状態で、発光部Siの発光量を決定するパラメータである発光電流Iiの設定値、すなわち、発光電流設定値αに1をセットする。
次に、キャリブレーション処理部Pr5は、カッタインセンサ24の発光部Siを発光させ、受光部Srの受光電圧Vrを測定する。
続いて、キャリブレーション処理部Pr5は、受光電圧Vrが目標値に到達したかどうかを判断し、目標値に到達しなかった場合、前記発光電流設定値αをインクリメントし、目標値に到達した場合、そのときの発光電流Iiを発光電流IAとして決定する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS2−1 キャリブレーション処理部Pr5は発光電流設定値αに1をセットする。
ステップS2−2 キャリブレーション処理部Pr5はカッタインセンサ24の発光部Siを発光させる。
ステップS2−3 キャリブレーション処理部Pr5はカッタインセンサ24の受光部Srの受光電圧Vrを測定する。
ステップS2−4 キャリブレーション処理部Pr5は受光電圧Vrが目標値に到達したかどうかを判断する。受光電圧Vrが目標値に到達した場合はステップS2−5に進み、受光電圧Vrが目標値に到達しなかった場合はステップS6に進む。
ステップS2−5 キャリブレーション処理部Pr5は発光電流Iiを発光電流IAとして決定し、リターンする。
ステップS2−6 キャリブレーション処理部Pr5は発光電流設定値αをインクリメントし、ステップS2−3に戻る。
次に、前記第2の発光量調整処理について説明する。
図10は本発明の実施の形態における第2の発光量調整処理のサブルーチンを示す図である。
キャリブレーション処理部Pr5は、書出センサ28の発光部Siと受光部Srとの間にラベルPbがない状態で、発光部Siの発光量を決定するパラメータである発光電流設定値βに1をセットする。
次に、キャリブレーション処理部Pr5は、書出センサ28の発光部Siを発光させ、受光部Srの受光電圧Vrを測定する。
続いて、キャリブレーション処理部Pr5は、受光電圧Vrが目標値に到達したかどうかを判断し、目標値に到達しなかった場合、前記発光電流設定値βをインクリメントし、目標値に到達した場合、そのときの発光電流Iiを発光電流IBとして決定する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS3−1 キャリブレーション処理部Pr5は発光電流設定値βに1をセットする。
ステップS3−2 キャリブレーション処理部Pr5は書出センサ28の発光部Siを発光させる。
ステップS3−3 キャリブレーション処理部Pr5は書出センサ28の受光部Srの受光電圧Vrを測定する。
ステップS3−4 キャリブレーション処理部Pr5は受光電圧Vrが目標値に到達したかどうかを判断する。受光電圧Vrが目標値に到達した場合はステップS3−5に進み、受光電圧Vrが目標値に到達しなかった場合はステップS3−6に進む。
ステップS3−5 キャリブレーション処理部Pr5は発光電流Iiを発光電流IBとして決定し、リターンする。
ステップS3−6 キャリブレーション処理部Pr5は発光電流設定値βをインクリメントし、ステップS3−3に戻る。
次に、前記第3の発光量調整処理について説明する。
図11は本発明の実施の形態における第3の発光量調整処理のサブルーチンを示す図である。
キャリブレーション処理部Pr5は、カッタインセンサ24の発光部Siと受光部Srとの間にラベルPbがある状態で、発光部Siの発光量を決定するパラメータである発光電流設定値γに1をセットする。
そして、キャリブレーション処理部Pr5は、搬送処理部Pr2によってラベル紙Pが待機位置から搬送され、カッタインセンサ24に到達したかどうかを判断し、ラベル紙Pがカッタインセンサ24に到達した場合、すなわち、カッタインセンサ24の発光部Siと受光部Srとの間にラベルPbが置かれた場合、ラベル紙Pの搬送を停止させる。
次に、キャリブレーション処理部Pr5は、カッタインセンサ24の発光部Siを発光させ、受光部Srの受光電圧Vrを測定する。
続いて、キャリブレーション処理部Pr5は、受光電圧Vrが目標値に到達したかどうかを判断し、目標値に到達しなかった場合、前記発光電流設定値γをインクリメントし、目標値に到達した場合、そのときの発光電流Iiを発光電流ICとして決定する。
続いて、キャリブレーション処理部Pr5は、ラベル紙Pを待機位置まで逆方向に搬送する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS5−1 キャリブレーション処理部Pr5は発光電流設定値γに1をセットする。
ステップS5−2 搬送処理部Pr2によってラベル紙Pが待機位置から搬送される。
ステップS5−3 キャリブレーション処理部Pr5はカッタインセンサ24にラベル紙Pが到達したかどうかを判断する。カッタインセンサ24にラベル紙Pが到達した場合はステップS5−4に進み、カッタインセンサ24にラベル紙Pが到達しなかった場合はステップS5−2に戻る。
ステップS5−4 キャリブレーション処理部Pr5はラベル紙Pの搬送を停止させる。
ステップS5−5 キャリブレーション処理部Pr5はカッタインセンサ24の発光部Siを発光させる。
ステップS5−6 キャリブレーション処理部Pr5はカッタインセンサ24の受光部Srの受光電圧Vrを測定する。
ステップS5−7 キャリブレーション処理部Pr5は受光電圧Vrが目標値に到達したかどうかを判断する。受光電圧Vrが目標値に到達した場合はステップS5−8に進み、受光電圧Vrが目標値に到達しなかった場合はステップS5−10に進む。
ステップS5−8 キャリブレーション処理部Pr5は発光電流Iiを発光電流ICとして決定する。
ステップS5−9 キャリブレーション処理部Pr5はラベル紙Pを待機位置まで逆方向に搬送し、リターンする。
ステップS5−10 キャリブレーション処理部Pr5は発光電流設定値γをインクリメントし、ステップS5−6に戻る。
このように、本実施の形態においては、カッタインセンサ24及び書出センサ28の発光部Siと受光部Srとの間にラベルPbがない状態で、カッタインセンサ24及び書出センサ28の発光電流比μが算出され、媒体搬送路Rt1(図2)における上流側に配設されたカッタインセンサ24の発光部Siと受光部Srとの間にラベルPbがある状態で、カッタインセンサ24の発光量が調整されて発光電流ICが決定され、発光電流比μ及び発光電流ICに基づいて、媒体搬送路Rt1におけるカッタインセンサ24より下流側に配設された書出センサ28の発光電流IDが算出される。
したがって、キャリブレーションを行う際に、書出センサ28の発光部Siと受光部Srとの間にラベルPbを位置させる必要がないので、キャリブレーションが終了した後に、カットされ、廃棄されるラベル紙Pの量を少なくすることができる。
その結果、キャリブレーションを行うのに伴い消費されるラベル紙Pの量を少なくすることができる。
また、カッタインセンサ24及び書出センサ28の各発光部Siとラベル紙Pとの間(媒体搬送路Rt1との間)に遮光シート81が配設されるので、受光部Srに発生する受光電圧Vrが飽和するまでに、発光部Siに流れる発光電流Iiを変化させることができ、カッタインセンサ24及び書出センサ28の光学特性の差を確実に識別することができる。
本実施の形態においては、媒体搬送路Rt1に、2個の媒体検出装置(カッタインセンサ24及び書出センサ28)が配設されるようになっているが、3個以上の媒体検出装置を配設することができる。
また、本実施の形態においては、ラベル印刷装置10について説明しているが、本発明をプリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に適用することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
10 ラベル印刷装置
24 カッタインセンサ
28 書出センサ
IC、ID、Ii 発光電流
P ラベル紙
Pa 台紙
Pb ラベル
Pr1 印刷処理部
Pr2 搬送処理部
Pr5 キャリブレーション処理部
Rt1 媒体搬送路
Si 発光部
Sr 受光部
Vr 受光電圧
μ 発光電流比

Claims (6)

  1. (a)媒体搬送路と、
    (b)台紙に一定のピッチで複数の画像書込片が仮着された長尺状の媒体を前記媒体搬送路に沿って搬送する搬送処理部と、
    (c)前記媒体搬送路における複数箇所に配設され、発光部及び受光部を備え、前記画像書込片を検出する光学式の媒体検出装置と、
    (d)検出された画像書込片に画像を形成する印刷処理部と、
    (e)前記各媒体検出装置の発光部と受光部との間に媒体がない状態で、各媒体検出装置の発光電流及び受光電圧から成る光学特性の関係を表す指標を算出し、各媒体検出装置のうちの、媒体搬送路における上流側に配設された所定の媒体検出装置の発光部と受光部との間に画像書込片がある状態で、前記所定の媒体検出装置の発光量を調整して媒体有り状態の第1の調整発光電流を決定し、前記指標及び媒体有り状態の第1の調整発光電流に基づいて、媒体搬送路における前記所定の媒体検出装置より下流側に配設された他の媒体検出装置の媒体有り状態の第2の調整発光電流を算出するキャリブレーション処理部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記キャリブレーション処理部は、各媒体検出装置の発光部と受光部との間に媒体がない状態で、各媒体検出装置の発光量を調整して媒体無し状態の第1、第2の調整発光電流を決定し、該媒体無し状態の第1、第2の調整発光電流に基づいて前記指標を算出する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1、第2の調整発光電流は、各媒体検出装置の受光電圧が目標値に到達したときの発光電流である請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記各媒体検出装置における発光部と受光部との間に、受光部における受光量を減衰させる遮光部材が配設される請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記各媒体検出装置は透過型センサである請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 台紙に一定のピッチで複数の画像書込片が仮着された長尺状の媒体が搬送される媒体搬送路における複数箇所に配設された媒体検出装置において、
    (a)発光部と、
    (b)媒体搬送路を介して前記発光部と対向させて配設された受光部と、
    (c)前記発光部と受光部との間に配設され、受光部における受光量を減衰させる遮光部材とを有することを特徴とする媒体検出装置。
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