JP2020191703A - 電力変換機 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に伝達される振動が抑制された電力変換機を提供する。【解決手段】電力変換機300は、スイッチ素子を含む電気部品710と、電気部品を収納するハウジング800、840と、ハウジングと車体とを連結する連結部862と、ハウジングと車体との間の振動伝達を抑制する防振ブッシュ870と、を有する。ハウジングには、冷媒の流れる冷却路805が形成される。冷却路は、所定方向で離間する第1主面806と第2主面807および第1主面と第2主面を連結する連結面808によって区画される。第1主面と第2主面それぞれの面積は、連結面の面積よりも大きい。また、防振ブッシュの所定方向のばね定数は、所定方向に直交する直交方向のばね定数よりも大きい。【選択図】図2

Description

本明細書に記載の開示は、電力変換機に関するものである。
特許文献1に示されるように、電子機器が防振ブッシュを介して車両に締結された電子機器の車載構造が知られている。
特開2014−114870号公報
特許文献1に示される電子機器の車載構造では、電子機器の電磁力に起因する振動が防振ブッシュによって車両へ伝達されることが抑制されている。しかしながら防振ブッシュのみでは振動の伝達抑制が十分ではなかった。そのため振動が車両に伝達される虞がある。
そこで本明細書に記載の開示は、車両に伝達される振動が抑制された電力変換機を提供することを目的とする。
開示の1つは、
スイッチ素子を含む電気部品(305,306,510,710)と、
電気部品を収納するハウジング(800,840)と、
ハウジングと車体とを連結する連結部(862)と、
ハウジングと車体との間の振動伝達を抑制する防振ブッシュ(870)と、を有し、
ハウジングには冷媒の流れる冷却路(805)が形成され、
冷却路は所定方向で離間する第1主面(806)と第2主面(807)、および、第1主面と第2主面を連結する連結面(808)によって区画され、
第1主面と第2主面それぞれの面積が連結面の面積よりも大きく、
防振ブッシュの所定方向のばね定数が、所定方向に直交する直交方向のばね定数よりも大きくなっている。
このように本開示では、冷却路(805)において所定方向に並ぶ第1主面(806)と第2主面(807)それぞれの面積が、これら2つの主面を連結する連結面(808)の面積よりも大きくなっている。そのため、冷媒と接する主面に働く粘性抵抗が、連結面(808)に働く粘性抵抗よりも大きくなっている。これにより所定方向へ主面が振動することが抑制されやすくなっている。
また本開示では防振ブッシュ(870)は所定方向でばね定数が大きく、所定方向に直交する方向でばね定数が小さくなっている。そのため、防振ブッシュ(870)は所定方向に直交する直交方向の振動を減衰しやすくなっている。
以上に示したように電気部品(305,306,510,710)の電磁力に起因する所定方向の振動は冷媒によって減衰されやすく、電気部品(305,306,510,710)で生じた直交方向の振動は防振ブッシュ(870)によって減衰されやすくなっている。電気部品(305,306,510,710)の電磁力に起因する振動が車両に伝達されることが抑制される。
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
車載システムを示す回路図である。 電力変換機の車体への固定形態を図3に示すII−II線に沿って示した断面図である。 電力変換機の上面図である。 第1の変形例を説明するための電力変換機の断面図である。 第2の変形例を説明するための電力変換機の断面図である。
以下、実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
先ず、図1に基づいて電力変換機300の設けられる車載システム100を説明する。この車載システム100は電気自動車用のシステムを構成している。車載システム100はバッテリ200、電力変換機300、および、モータ400を有する。
また車載システム100は図示しない複数のECUを有する。これら複数のECUはバス配線を介して相互に信号を送受信している。複数のECUは強調して電気自動車を制御している。複数のECUの制御により、バッテリ200のSOCに応じたモータ400の回生と力行が制御される。SOCはstate of chargeの略である。ECUはelectronic control unitの略である。
バッテリ200は複数の二次電池を有する。これら複数の二次電池は直列接続された電池スタックを構成している。この電池スタックのSOCがバッテリ200のSOCに相当する。二次電池としてはリチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池、および、有機ラジカル電池などを採用することができる。
電力変換機300はバッテリ200とモータ400との間の電力変換を行う。電力変換機300はバッテリ200の直流電力をモータ400の力行に適した電圧レベルの交流電力に変換する。電力変換機300はモータ400の発電(回生)によって生成された交流電力をバッテリ200の充電に適した電圧レベルの直流電力に変換する。
モータ400は図示しない電気自動車の出力軸に連結されている。モータ400の回転エネルギーは出力軸を介して電気自動車の走行輪に伝達される。逆に、走行輪の回転エネルギーは出力軸を介してモータ400に伝達される。
モータ400は電力変換機300から供給される交流電力によって力行する。これにより走行輪への推進力の付与が成される。またモータ400は走行輪から伝達される回転エネルギーによって回生する。この回生によって発生した交流電力は、電力変換機300によって直流電力に変換されるとともに降圧される。この直流電力がバッテリ200に供給される。また直流電力は電気自動車に搭載された各種電気負荷にも供給される。
<電力変換機>
次に電力変換機300を説明する。電力変換機300はコンバータ500とインバータ600を備えている。コンバータ500はバッテリ200の直流電力をモータ400の力行に適した電圧レベルに昇圧する。インバータ600はこの直流電力を交流電力に変換する。この交流電力がモータ400に供給される。またインバータ600はモータ400で生成された交流電力を直流電力に変換する。コンバータ500はこの直流電力をバッテリ200の充電に適した電圧レベルに降圧する。
<コンバータの回路構成>
図1に示すようにコンバータ500は第1給電バスバ301と第2給電バスバ302を介してバッテリ200と電気的に接続されている。第1給電バスバ301はバッテリ200の正極に接続されている。第2給電バスバ302はバッテリ200の負極に接続されている。そしてコンバータ500は第3給電バスバ303と第2給電バスバ302を介してインバータ600と電気的に接続されている。
コンバータ500は第1コンデンサ305、リアクトル510、および、第3給電バスバ303と第2給電バスバ302との間で直列接続されたA相レグ520を有する。
第1コンデンサ305の有する2つの電極のうち一方が第1給電バスバ301に接続されている。第1コンデンサ305の有する2つの電極のうち他方が第2給電バスバ302に接続されている。
リアクトル510は第1給電バスバ301に接続されている。リアクトル510とA相レグ520とが連結バスバ530を介して電気的に接続されている。
A相レグ520は第3給電バスバ303と第2給電バスバ302それぞれに接続されている。A相レグ520は上記のECUおよびゲートドライバによって駆動制御されている。
A相レグ520は半導体素子として、第1ハイサイドスイッチ521と第1ローサイドスイッチ522、および、第1ハイサイドダイオード521aと第1ローサイドダイオード522aを有する。
図1に示すように第1ハイサイドスイッチ521のコレクタ電極が第3給電バスバ303に接続されている。第1ハイサイドスイッチ521のエミッタ電極と第1ローサイドスイッチ522のコレクタ電極とが接続されている。第1ローサイドスイッチ522のエミッタ電極が第2給電バスバ302に接続されている。これにより第1ハイサイドスイッチ521と第1ローサイドスイッチ522は第3給電バスバ303から第2給電バスバ302へ向かって順に直列接続されている。
また、第1ハイサイドスイッチ521のコレクタ電極に第1ハイサイドダイオード521aのカソード電極が接続されている。第1ハイサイドスイッチ521のエミッタ電極に第1ハイサイドダイオード521aのアノード電極が接続されている。これにより第1ハイサイドスイッチ521に第1ハイサイドダイオード521aが逆並列接続されている。
同様にして、第1ローサイドスイッチ522のコレクタ電極に第1ローサイドダイオード522aのカソード電極が接続されている。第1ローサイドスイッチ522のエミッタ電極に第1ローサイドダイオード522aのアノード電極が接続されている。これにより第1ローサイドスイッチ522に第1ローサイドダイオード522aが逆並列接続されている。
A相レグ520の第1ハイサイドスイッチ521と第1ローサイドスイッチ522との間の中点に上記したリアクトル510が連結バスバ530を介して接続される。以上により、リアクトル510はバッテリ200の正極と、A相レグ520の第1ハイサイドスイッチ521と第1ローサイドスイッチ522との間の中点とに接続されている。
上記したようにA相レグ520の第1ハイサイドスイッチ521と第1ローサイドスイッチ522はECUとゲートドライバによって開閉制御される。ECUは制御信号を生成し、それをゲートドライバに出力する。ゲートドライバは制御信号を増幅してスイッチのゲート電極に出力する。これによりECUはコンバータ500に入力される直流電力の電圧レベルを昇降圧する。
ECUは制御信号としてパルス信号を生成している。ECUはこのパルス信号のオンデューティ比と周波数を調整することで直流電力の昇降圧レベルを調整している。
バッテリ200の直流電力を昇圧する場合、ECUは第1ハイサイドスイッチ521と第1ローサイドスイッチ522それぞれを交互に開閉する。これとは反対にインバータ600から供給された直流電力を降圧する場合、ECUは第1ローサイドスイッチ522に出力する制御信号をローレベルに固定する。それとともにECUは第1ハイサイドスイッチ521に出力する制御信号をハイレベルとローレベルに順次切り換える。
<インバータの構成回路>
インバータ600は第2コンデンサ306とスイッチレグ群610を有する。第2コンデンサ306の有する2つの電極のうち一方が第3給電バスバ303に接続されている。第2コンデンサ306の有する2つの電極のうち他方が第2給電バスバ302に接続されている。スイッチレグ群610は第3給電バスバ303と第2給電バスバ302それぞれに接続されている。
スイッチレグ群610はU相レグ613、V相レグ614、および、W相レグ615を有する。これら3相のレグそれぞれは直列接続された2つのスイッチ素子を有する。
U相レグ613〜W相レグ615それぞれは、スイッチ素子として、第2ハイサイドスイッチ611と第2ローサイドスイッチ612を有する。またU相レグ613〜W相レグ615それぞれは、第2ハイサイドダイオード611aと第2ローサイドダイオード612aを有する。
図1に示すように第2ハイサイドスイッチ611のコレクタ電極は第3給電バスバ303に接続されている。第2ハイサイドスイッチ611のエミッタ電極と第2ローサイドスイッチ612のコレクタ電極とが接続されている。第2ローサイドスイッチ612のエミッタ電極が第2給電バスバ302に接続されている。これにより第2ハイサイドスイッチ611と第2ローサイドスイッチ612は第3給電バスバ303から第2給電バスバ302へ向かって順に直列接続されている。
そしてU相レグ613の備える第2ハイサイドスイッチ611と第2ローサイドスイッチ612との間の中点がモータ400のU相ステータコイルに接続されている。V相レグ614の備える第2ハイサイドスイッチ611と第2ローサイドスイッチ612との間の中点がモータ400のV相ステータコイルに接続されている。W相レグ615の備える第2ハイサイドスイッチ611と第2ローサイドスイッチ612との間の中点がモータ400のW相ステータコイルに接続されている。
また、第2ハイサイドスイッチ611のコレクタ電極に第2ハイサイドダイオード611aのカソード電極が接続されている。第2ハイサイドスイッチ611のエミッタ電極に第2ハイサイドダイオード611aのアノード電極が接続されている。これにより第2ハイサイドスイッチ611に第2ハイサイドダイオード611aが逆並列接続されている。
同様にして、第2ローサイドスイッチ612のコレクタ電極に第2ローサイドダイオード612aのカソード電極が接続されている。第2ローサイドスイッチ612のエミッタ電極に第2ローサイドダイオード612aのアノード電極が接続されている。これにより第2ローサイドスイッチ612に第2ローサイドダイオード612aが逆並列接続されている。
これまでに説明したように、インバータ600はモータ400のU相ステータコイル〜W相ステータコイルそれぞれに対応する3相のレグを有する。これら3相のレグの備える第2ハイサイドスイッチ611と第2ローサイドスイッチ612それぞれのゲート電極に、ゲートドライバによって増幅されたECUの制御信号が入力される。
モータ400を力行する場合、ECUからの制御信号によって3相のレグの備える第2ハイサイドスイッチ611と第2ローサイドスイッチ612それぞれがPWM制御される。これによりインバータ600で3相交流が生成される。モータ400が発電(回生)する場合、ECUは例えば制御信号の出力を停止する。これによりモータ400の発電によって生成された交流電力が3相レグの備えるダイオードを通る。この結果、交流電力が直流電力に変換される。
<スイッチモジュール>
これまでに説明したコンバータ500のA相レグ520とインバータ600のU相レグ613〜W相レグ615それぞれの有するスイッチ素子は樹脂部材によって封止され、スイッチモジュール620を構成している。以下においてはこれらレグそれぞれを区別せずにスイッチモジュール620と示す。
なお本実施形態では、コンバータ500の第1ハイサイドスイッチ521、および、第1ローサイドスイッチ522と、インバータ600の第2ハイサイドスイッチ611、および、第2ローサイドスイッチ612としてnチャネル型のIGBTを採用している。これらスイッチ素子それぞれのコレクタ電極、エミッタ電極、および、ゲート電極それぞれに接続された端子の先端がスイッチモジュール620の樹脂部材から露出している。なお、これらスイッチ素子として、IGBTではなくMOSFETを採用することもできる。これらスイッチ素子としてMOSFETを採用する場合、上記のダイオードはなくともよい。
これらスイッチ素子は、Siなどの半導体、および、SiCなどのワイドギャップ半導体によって製造することができる。半導体素子の構成材料としては特に限定されない。
更に言えば、A相レグ520、U相613〜W相レグ615それぞれの有するスイッチ素子の種類と構成材料は異なっていてもよい。例えば、A相レグ520の備えるスイッチ素子がSiCから構成されるMOSFET、U相レグ613〜W相レグ615それぞれの備えるスイッチ素子がSiから構成されるIGBTであってもよい。
<電力変換機の構成>
次に、電力変換機300の構成を説明する。以下において直交の関係にある3方向をx方向、y方向、z方向とする。z方向は所定方向に相当する。
電力変換機300は上記の構成要素の他に冷却器700、弾性部材704、第1ハウジング800、第2ハウジング840、コンデンサケース820、リアクトルケース830、カバー845、基板850、ボルト860、および、防振ブッシュ870を有する。
コンバータ500とインバータ600それぞれはスイッチモジュール620を有する。冷却器700にスイッチモジュール620が収納されてパワーモジュール710が構成されている。コンデンサケース820は第1コンデンサ305と第2コンデンサ306を収納している。リアクトルケース830はリアクトル510を収納している。ボルト860は電力変換機300の各種構成要素を連結する連結ボルト861と、第1ハウジング800と車体を締結する締結ボルト862を備える。締結ボルト862は連結部に相当する。第1ハウジング800と第2ハウジング840がハウジングに相当する。
<第1ハウジング>
図2に示すように第1ハウジング800はz方向に厚さの薄い底部801と、底部801の内底面802の縁部からz方向に環状に起立した側部809と、側部809からx方向に延びる締結部813と、を有する。第1ハウジング800においてz方向に開口する側部809は一方が底部801に閉塞され、他方がz方向に開口している。そのため第1ハウジング800はz方向に開口する筐体形状を成している。底部801と側部809の境界を破線で示す。底部801は冷却路形成部に相当する。内底面802は対向面に相当する。
底部801はz方向に並ぶ内底面802、および、内底面802の裏側の外底面803と、内底面802と外底面803を連結する中間面804と、を有する。
上記したように内底面802に側部809が連結されている。図3に示すように側部809はx方向で互いに離間して対向する第1側壁811aと第3側壁811c、および、y方向で互いに離間して対向する第2側壁811bと第4側壁811dを有する。第1側壁811a、第2側壁811b、第3側壁811c、第4側壁811dはz方向の周方向で順に環状に連結されている。
上記したように第1ハウジング800はz方向における一方が底部801で閉塞され、他方がz方向に開口する筐体である。第1ハウジング800には内底面802と側部809の内側の第1環内面810によってz方向に開口する空間が区画されている。内底面802に上記したコンデンサケース820とリアクトルケース830が搭載されている。
<第2ハウジング>
次に第2ハウジング840の形態について説明する。第2ハウジング840は第1ハウジング800と同様にz方向に開口する筐体形状をなしている。ただし第2ハウジング840においては、z方向に連通する開口が形成されている。
第2ハウジング840は底部801に相当する蓋部841と、側部809に相当する足部842と、蓋部841の蓋内面841aからz方向に延びる壁部843と、を有する。
足部842はx方向で互いに離間して対向する第1足壁842aと第3足壁842c、および、y方向で互いに離間して対向する図示しない第2足壁と第4足壁を有する。第1足壁842a、第2足壁、第3足壁842c、第4足壁はz方向の周方向で順に環状に連結されている。
第1足壁842aと第3足壁842cの間に壁部843が位置している。これらはx方向で離間して並んでいる。第2足壁と第4足壁に壁部843が連結されている。
壁部843、第1足壁842a側の第2足壁、第1足壁842a、および、第1足壁842a側の第4足壁で区画されるz方向における開口の一方が閉塞されるように、足部842と壁部843が蓋内面841aに連結されている。蓋内面841aと足部842および壁部843の内側の第2環内面843aによってz方向に開口する空間が区画されている。
壁部843、第3足壁842c側の第2足壁、第3足壁842c、および、第3足壁842c側の第4足壁で区画される開口はz方向で連通している。以下においては、蓋部841に連結されずにz方向に連通する開口を連通部840aと示す。
第3足壁842cには第3足壁842cから壁部843に向かって延びる第1突起部812aと第2突起部812bが形成されている。第1突起部812aと第2突起部812bはz方向で離間して並んでいる。第1突起部812aは第2突起部812bよりも蓋部841側に位置している。
壁部843には壁部843から第3足壁842cに向かってのびる第3突起部844aと第4突起部844bが形成されている。第3突起部844aと第4突起部844bはz方向で離間して並んでいる。第3突起部844aは第4突起部844bよりも蓋部841側に位置している。
第1突起部812aと第3突起部844aとがx方向に離間して並んでいる。第2突起部812bと第4突起部844bとがx方向に離間して並んでいる。
第1突起部812aと第3突起部844aに上記した基板850が連結ボルト861によって連結されている。第2突起部812bと第4突起部844bに上記したコンデンサケース820が連結ボルト861によって連結されている。
<カバー>
次にカバー845について説明する。カバー845はz方向に厚さの薄い扁平形状をしている。カバー845と蓋部841とがz方向に並んでいる。カバー845は蓋部841と第3側壁811cそれぞれに連結ボルト861によって連結されている。カバー845によって連通部840aにおける開口の一方が閉塞されている。なお、カバー845は第3側壁811cと蓋部841に固定されていなくてもよい。カバー845は第2ハウジング840に連結されていればよい。
<第1収納空間>
次に第1ハウジング800と第2ハウジング840とカバー845によって構成される収納空間について説明する。内底面802と蓋内面841aが対向する態様で第1ハウジング800と第2ハウジング840が並んでいる。第1側壁811aと第1足壁842a、第2側壁811bと第2足壁、第3側壁811cと第3足壁842c、第4側壁811dと第4足壁がz方向で対向している。側部809と足部842とが連結されている。
これまでに示したように第1ハウジング800には内底面802と第1環内面810によってz方向に開口する空間が区画されている。第2ハウジング840には蓋内面841aと第2環内面843aによってz方向に開口する空間が区画されている。第2ハウジング840の連通部840aにおける開口の一方はカバー845によって閉塞されている。これによって第1ハウジング800と第2ハウジング840とカバー845によって閉塞される収納空間が構成される。この収納空間を第1収納空間880と示す。
第1収納空間880にコンデンサケース820、リアクトルケース830、パワーモジュール710、基板850が収納される。
<コンデンサケース>
図2に示すようにコンデンサケース820は放熱シート821を介して底部801の内底面802に搭載されている。コンデンサケース820は樹脂製で、上記したように第1コンデンサ305と第2コンデンサ306が収納されている。
上記したようにコンデンサケース820は第2突起部812bと第4突起部844bに連結ボルト861を介して連結されている。なお、コンデンサケース820は突起部に連結ボルト861で連結されていなくてもよい。コンデンサケース820は第1ハウジング800と第2ハウジング840に連結されていればよい。
<リアクトルケース>
内底面802にはコンデンサケース820のほかにリアクトルケース830が搭載されている。リアクトルケース830はz方向の厚さの薄いケース底部831と、ケース底部831のケース内底部831aの縁部からz方向に環状に起立したケース側部832を有する。リアクトルケース830にケース内底部831aとケース側部832の内側のケース環内面833とによってz方向に開口する収納空間が区画されている。この収納空間を第2収納空間881と示す。上記した第1収納空間880に第2収納空間881が位置している。ケース側部832は環状壁に相当する。
上記したようにリアクトルケース830にはリアクトル510が収納されている。リアクトル510はリアクトルケース830の第2収納空間881に収納されている。この第2収納空間881に樹脂が充填される。これによってリアクトル510が樹脂に被覆される。樹脂によってリアクトル510はリアクトルケース830に固定されている。なお、リアクトルケース830にはコンデンサなどの電気部品が収納されていてもよい。
図3に示すようにリアクトルケース830のケース側部832は第1ハウジング800の側部809とx方向とy方向に離間して並んでいる。リアクトルケース830のケース底部831は第1ハウジング800の底部801と一体になっている。ただしケース底部831は底部801と一体になっていなくてもよい。
<パワーモジュール>
図2に示すようにパワーモジュール710は壁部843と第3側壁811cの間に位置している。
上記したようにパワーモジュール710は冷却器700とスイッチモジュール620を有する。冷却器700は図3に示すように供給管701、排出管702、および、複数の中継管703を有する。供給管701と排出管702はx方向に延びている。供給管701と排出管702はy方向で離間している。複数の中継管703それぞれは供給管701から排出管702に向かってy方向に沿って延びている。供給管701に供給された冷媒は複数の中継管703を介して排出管702へと流れる。排出管702に流れついた冷媒は外部へ排出される。
上記したように冷却器700にスイッチモジュール620が収納されている。スイッチモジュール620はx方向で中継管703に接触している。スイッチモジュール620で発生した熱は中継管703を介して冷媒に放熱可能になっている。
パワーモジュール710は供給管701と排出管702の延びる一端側で図示しないボルトなどによって第3側壁811cに連結されている。他端側で壁部843に弾性部材704を介して固定されている。なお、パワーモジュール710は第3側壁811cと壁部843に連結されていなくてもよい。パワーモジュール710は第2ハウジング840に連結されていればよい。
またパワーモジュール710は内底面802とz方向で離間している。パワーモジュール710とコンデンサケース820とがz方向で離間して並んでいる。しかしながらパワーモジュール710はコンデンサケース820とz方向で対向していなくてもよい。パワーモジュール710は底部801に搭載されていてもよい。
<基板>
図2に示すように基板850はパワーモジュール710とz方向で並んでいる。パワーモジュール710は基板850よりも内底面802側に位置している。これまでに説明したようにパワーモジュール710はスイッチモジュール620と冷却器700を有する。スイッチモジュール620の樹脂部材から内底面802から離れるようにz方向に延びる複数の端子が露出されている。この露出した複数の端子は基板850にはんだなどによって接続される。この基板850に上記したECUやゲートドライバが搭載されている。
基板850は第1突起部812aと第3突起部844aに連結ボルト861で固定されている。しかしながら、基板850は第1突起部812aと第3突起部844aに連結されていなくてもよい。基板850は第2ハウジング840に連結されていればよい。
また基板850は上記したカバー845とz方向で並んでいる。基板850はカバー845よりも内底面802側に位置している。そのため基板850はカバー845によって粉塵や水分などから保護されている。
<冷却路>
次に冷却路805について説明する。底部801の内底面802と外底面803との間の内部には冷却路805が形成されている。冷却路805はz方向で並ぶ第1主面806および、第2主面807と、第1主面806と第2主面807とを連結する連結面808によって区画されている。第1主面806は内底面802側に位置している。第2主面807は外底面803側に位置している。第1主面806と第2主面807それぞれはz方向に面している。第1主面806と第2主面807それぞれの面積は連結面808の面積よりも大きくなっている。
また底部801には図3に示すように冷媒を供給する供給口805aと、冷媒を排出する排出口805bそれぞれが形成されている。供給口805aと排出口805bそれぞれは冷却路805と連通している。供給口805aと排出口805bそれぞれは冷却路805全体を冷媒が流動するようにy方向に離間している。冷媒は供給口805aから冷却路805を通って排出口805bに排出される。なお、供給口805aと排出口805bそれぞれは底部801の内底面802、中間面804、外底面803のいずれに形成されていてもよい。図3において供給口805aと排出口805bそれぞれを破線で示す。
<締結部>
側部809の第1側壁811aには第1収納空間880からx方向に離れる態様で延びる第1締結部813aが形成されている。同様に第3側壁811cには第1収納空間880からx方向に離れる態様で延びる第2締結部813bが形成されている。以下、第1締結部813aと第2締結部813bを区別することなく締結部813と示す。
なお第1締結部813aと第2締結部813bは第2側壁811bと第4側壁811dに形成されていてもよい。その場合、これら締結部813は第1収納空間880からy方向に離れる方向に延びている。
締結部813はz方向に並ぶ上面814と下面815を有する。下面815は上面814よりも内底面802側に位置している。締結部813には上面814と下面815を貫く締結孔816が形成されている。この締結孔816に上記した締結ボルト862と防振ブッシュ870が通される。防振ブッシュ870については後で詳説する。
締結部813における上面814と下面815との間の厚さL1は、底部801の内底面802と第1主面806との間の厚さL2よりも厚くなっている。
<防振ブッシュ>
図2に示すように防振ブッシュ870はゴムや軟質樹脂などから成るブッシュ871と金属製のカラー872によって構成されている。ブッシュ871は円筒状の第1軸部873と、第1軸部873の円筒面から径方向に延びる第1フランジ部874を有する。第1フランジ部874は第1軸部873の2つの端面それぞれに連結されている。
カラー872は円筒状の第2軸部875と、第2軸部875の円筒面から径方向に延びる第2フランジ部876を有する。第2フランジ部876は第2軸部875の2つの端面のうちの一方に連結されている。
ブッシュ871とカラー872の連結形態について説明する。ブッシュ871の円筒面の内面とカラー872の円筒面が接触している。ブッシュ871の中空とカラー872の中空とが連通している。
カラー872の第2フランジ部876の座面とブッシュ871の端面が接触している。カラー872の第2フランジ部876座面の裏面に、締結ボルト862の座面が接触する形態で防振ブッシュ870の中空に締結ボルト862の軸部が通されている。
<車体との締結>
上記した締結孔816に防振ブッシュ870の軸部が通される。防振ブッシュ870の軸部はz方向に延びている。防振ブッシュ870の中空に締結ボルト862の軸部が通される。これによってz方向で第1ハウジング800が車体に締結される。換言するとz方向で電力変換機300が車体に締結される。車体への電力変換機300の取り付けが容易になっている。
上記したように防振ブッシュ870の軸部はz方向に延びている。防振ブッシュ870は自身の延びるz方向の軸方向で、z方向に直交する直交方向よりもばね定数が高くなっている。
<作用効果>
これまでに示したように第1ハウジング800にそれぞれケースに収納されたコンデンサとリアクトル510、および、パワーモジュール710が固定されている。以下、コンデンサとリアクトル510とパワーモジュール710を必要に応じて、区別せず電気部品と示す。
これら電気部品はバッテリ200から供給された電流によって駆動する。これによって電気部品に電磁力が誘起される。この電磁力によって電気部品が振動する。この振動が第1ハウジング800に伝達される。この振動には可聴域帯の周波数の振動が含まれている。
本実施形態では上記したようにコンデンサが樹脂製のコンデンサケース820に収納され、放熱シート821を介して底部801に搭載されている。コンデンサで生じた振動がコンデンサケース820と放熱シート821によって減衰されやすくなっている。
底部801には、冷媒を供給する供給口805aと、冷媒の流れる冷却路805と、冷媒を排出する排出口805bが形成されている。冷媒は供給口805aから供給された後、冷却路805を区画する第1主面806と第2主面807に接触しながら排出口805bに向かって流れる。
電気部品で生じたz方向の振動が底部801に伝達されると、第1主面806と第2主面807が互いにz方向に離れたり、近付いたりするように変形する。この結果、冷却路805の体積が増減し、供給口805aから冷却路805へと冷媒が供給されたり、冷却路805から排出口805bへと冷媒が排出されたりする。
冷却路805の体積の増減に伴い、冷却路805を冷媒が流動する。このようにして冷却路805を冷媒が流動する際、冷媒は第1主面806と第2主面807と接触する。これらの接触部位において粘性抵抗が生じる。この粘性抵抗のために、第1主面806と第2主面807それぞれのz方向の振動が抑制される。電気部品で生じたz方向の振動が主面に接する冷媒によって減衰されやすくなっている。
なお、第1主面806と第2主面807それぞれの面積が、これら2つの主面を連結する連結面808の面積よりも大きくなっている。そのため、冷媒と接する主面に働く粘性抵抗が、連結面808に働く粘性抵抗よりも大きくなっている。これにより電気部品で生じたz方向の振動が主面で減衰されやすくなっている。
締結部813には防振ブッシュ870が挿入されている。防振ブッシュ870は自身の延びる軸方向のz方向でばね定数が大きく、z方向に直交する直交方向でばね定数が小さくなっている。そのため、防振ブッシュ870によって電気部品で生じたz方向に直交する直交方向の振動が減衰されやすくなっている。
これまでに示したように電気部品で生じたz方向の振動は主面に接する冷媒によって減衰されやすく、電気部品で生じたz方向に直交する直交方向の振動は防振ブッシュ870によって減衰されやすくなっている。
上記したように第1ハウジング800は防振ブッシュ870と締結ボルト862を介して車体に締結されている。そのため、上記した第1ハウジング800に伝達された振動が車体に伝達されることが抑制される。換言すれば電力変換機300で生じた振動が車体に伝達されることが抑制される。
また上記したように、底部801の内底面802に側部809が連結されている。側部809に側部809からx方向に延びた締結部813が連結されている。締結部813は上記したように締結ボルト862によって車体に締結されている。これによって側部809は一端が内底面802に固定され、他端が締結部813によって車体に固定される。そのため側部809はz方向に直交する直交方向に振動しやすくなっている。z方向に直交する直交方向の振動が側部809で減衰されやすくなっている。
側部809に伝達された振動は締結部813に伝達される。上記したように側部809でz方向に直交する直交方向の振動が減衰されやすくなっている。側部809から締結部813への直交方向の成分の振動伝達が抑制されやすくなっている。
上記したように締結部813における上面814と下面815の間の厚さL1は、底部801の内底面802と第1主面806の間の厚さL2よりも厚くなっている。以下、底部801における内底面802と第1主面806との間の部位を対向部817と示す。締結部813よりも対向部817の剛性が低くなっている。電気部品で生じた振動によってz方向で対向部817がたわみやすくなっている。
対向部817がz方向でたわみやすくなることで冷却路805の体積変化が生じやすくなっている。その結果、冷却路805に冷媒が出入りしやすくなっている。対向部817に伝達されたz方向の振動は冷媒が出入りする際に生じる粘性抵抗によって減衰されやすくなっている。
上記したようにリアクトルケース830のケース側部832は第1ハウジング800の側部809とx方向とy方向に離間して並んでいる。内底面802から起立したケース側部832に収納されたリアクトル510で生じる振動は先ず対向部817に伝わる。対向部817に伝達された振動のうちz方向の振動が冷媒によって減衰される。冷媒によって減衰しきれずに残った振動が側部809に伝わる。側部809でz方向に直交する直交方向の振動が減衰される。これによって締結部813には冷媒と側部809で減衰された振動が伝達される。
ケース側部832と側部809とが接触している場合、ケース側部832に収納されたリアクトル510で生じた振動はケース側部832から直接側部809に伝達され、側部809から締結部813に伝達される。z方向の振動が冷媒で減衰されることなく側部809から締結部813に伝達される。
本実施形態では上記したようにケース側部832は側部809とx方向とy方向に離間して並んでいる。そのため側部809から締結部813に伝達される振動が減衰されやすくなっている。振動や騒音が車体に伝わりにくくなっている。
以上、本開示の好ましい実施形態について説明したが、本開示は上記した実施形態になんら制限されることなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
(第1の変形例)
なお、図4に示すように底部801は締結部813と側部809で連結されていなくてもよい。電気部品で生じたz方向の振動は底部801に設けられた冷却路805を通る冷媒によって減衰されやすく、電気部品で生じたz方向に直交する直交方向の振動は防振ブッシュ870によって減衰されやすくなっている。
(第2の変形例)
なお、図5に示すように第2ハウジング840には足部842がなくてもよい。本変形例では、第1ハウジング800の側部809が蓋部841とカバー845にボルトなどによって連結される。
これまでに示したように第3側壁811cと壁部843の間に位置するパワーモジュール710は第3側壁811cに図示しないボルトで連結され、壁部843に弾性部材704を介して固定されている。パワーモジュール710で生じた振動は弾性部材704に伝わる。振動は弾性部材704に伝わった後、壁部843に伝わる。壁部843に伝わった振動は蓋部841とカバー845に伝わる。蓋部841とカバー845に伝わった振動は側部809に伝わる。
側部809は一端が底部801に固定され、他端が蓋部841およびカバー845によって固定されている。また側部809には第1収納空間880からx方向に離れる態様で延びる締結部813が形成されている。締結部813は締結ボルト862によって車体に固定されている。そのため側部809はz方向に直交する直交方向で振動しやすくなっている。側部809でz方向に直交する直交方向の振動が減衰される。その結果、側部809から締結部813への直交方向の成分の振動伝達が抑制されやすくなっている。
本実施形態では冷却路805を構成する形態について詳細を説明しなかった。図5に示すように冷却路805は底部801におけるz方向に厚さの薄い第1底部801a、および、第2底部801c、第1底部801aと第2底部801cを連結する底側部801dによって区画されていてもよい。
具体的にいえば第1底部801aと第2底部801cはz方向で離間して並んでいる。第1底部801aは第2底部801cよりも第1ハウジング800の開口側に位置している。第1底部801aの第2底部801c側の第1内底面801bから底側部801dが第2底部801cに向かって環状に起立している。図5では第1底部801aと底側部801dの境界を一点鎖線で示している。
底側部801dの第2底部801c側の先端が第2底部801cに接触している。底側部801dにおける第2底部801c側の開口が第2底部801cよって閉塞されている。底側部801dと第2底部801cとが連結ボルト861などによって締結されている。このようにして冷却路805は第1底部801aと、第2底部801cと、底側部801dによって区画されていてもよい。
(その他の変形例)
本実施形態ではスイッチモジュール620の数が4個の例を示した。しかしながらスイッチモジュール620の数は4個に限定されない。高電流化、モータ400の増大に伴ってスイッチの数は増大傾向にある。そのためスイッチモジュール620の数も増加傾向にある。
本実施形態では電力変換機300が1つのモータ400に接続される構成を示した。しかしながら電力変換機300が複数のモータ400に接続される構成を採用することもできる。この場合、電力変換機300はインバータ600を複数備える。
本実施形態では電力変換機300が電気自動車用の車載システム100に含まれる例を示した。しかしながら電力変換機300の適用としては特に上記例に限定されない。例えばモータ400と内燃機関を備えるハイブリッドシステムに電力変換機300が含まれる構成を採用することもできる。
305…第1コンデンサ、306…第2コンデンサ、510…リアクトル、710…パワーモジュール、800…第1ハウジング、801…底部、802…内底面、805…冷却路、805a…供給口、805b…排出口、806…第1主面、807…第2主面、808…連結面、809…側部、813…締結部、832…ケース側部、840…第2ハウジング、862…締結ボルト、870…防振ブッシュ

Claims (5)

  1. スイッチ素子を含む電気部品(305,306,510,710)と、
    前記電気部品を収納するハウジング(800,840)と、
    前記ハウジングと車体とを連結する連結部(862)と、
    前記ハウジングと前記車体との間の振動伝達を抑制する防振ブッシュ(870)と、を有し、
    前記ハウジングには冷媒の流れる冷却路(805)が形成され、
    前記冷却路は所定方向で離間する第1主面(806)と第2主面(807)、および、前記第1主面と前記第2主面を連結する連結面(808)によって区画され、
    前記第1主面と前記第2主面それぞれの面積が前記連結面の面積よりも大きく、
    前記防振ブッシュの前記所定方向のばね定数が、前記所定方向に直交する直交方向のばね定数よりも大きくなっている電力変換機。
  2. 前記ハウジングは前記冷却路の形成された冷却路形成部(801)と、前記防振ブッシュを介して前記連結部によって前記車体に締結される締結部(813)と、前記冷却路形成部と前記締結部を連結する側部(809)と、を有し、
    前記冷却路形成部と前記締結部が前記所定方向で離間し、前記側部が前記冷却路形成部から前記締結部へ向かって延びている請求項1に記載の電力変換機。
  3. 前記冷却路形成部は前記電気部品と前記所定方向で対向する対向面(802)を有し、
    前記対向面と前記第1主面とが前記所定方向に離間して並び、
    前記所定方向における前記冷却路形成部の前記対向面と前記第1主面との間の厚さが、前記所定方向における前記締結部の厚さよりも小さくなっており、
    前記冷却路に流れる前記冷媒が外部から供給される供給口(805a)と、前記冷媒を前記外部へ排出する排出口(805b)が、前記冷却路形成部に形成された請求項2に記載の電力変換機。
  4. 前記冷却路形成部には、前記所定方向に環状に起立した環状壁(832)が連結され、
    前記環状壁によって囲まれた収納空間に前記電気部品が収納され、前記環状壁と前記側部とが離間している請求項2または請求項3に記載の電力変換機。
  5. 前記電気部品はパワーモジュール(710)と、コンデンサ(305,306)と、リアクトル(510)と、を有し、
    前記パワーモジュール、前記コンデンサ、前記リアクトルのうち少なくとも1つが前記冷却路形成部に搭載されている請求項2〜4のいずれか1つに記載の電力変換機。
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