JP2020191703A - 電力変換機 - Google Patents
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Description
スイッチ素子を含む電気部品(305,306,510,710)と、
電気部品を収納するハウジング(800,840)と、
ハウジングと車体とを連結する連結部(862)と、
ハウジングと車体との間の振動伝達を抑制する防振ブッシュ(870)と、を有し、
ハウジングには冷媒の流れる冷却路(805)が形成され、
冷却路は所定方向で離間する第1主面(806)と第2主面(807)、および、第1主面と第2主面を連結する連結面(808)によって区画され、
第1主面と第2主面それぞれの面積が連結面の面積よりも大きく、
防振ブッシュの所定方向のばね定数が、所定方向に直交する直交方向のばね定数よりも大きくなっている。
先ず、図1に基づいて電力変換機300の設けられる車載システム100を説明する。この車載システム100は電気自動車用のシステムを構成している。車載システム100はバッテリ200、電力変換機300、および、モータ400を有する。
次に電力変換機300を説明する。電力変換機300はコンバータ500とインバータ600を備えている。コンバータ500はバッテリ200の直流電力をモータ400の力行に適した電圧レベルに昇圧する。インバータ600はこの直流電力を交流電力に変換する。この交流電力がモータ400に供給される。またインバータ600はモータ400で生成された交流電力を直流電力に変換する。コンバータ500はこの直流電力をバッテリ200の充電に適した電圧レベルに降圧する。
図1に示すようにコンバータ500は第1給電バスバ301と第2給電バスバ302を介してバッテリ200と電気的に接続されている。第1給電バスバ301はバッテリ200の正極に接続されている。第2給電バスバ302はバッテリ200の負極に接続されている。そしてコンバータ500は第3給電バスバ303と第2給電バスバ302を介してインバータ600と電気的に接続されている。
インバータ600は第2コンデンサ306とスイッチレグ群610を有する。第2コンデンサ306の有する2つの電極のうち一方が第3給電バスバ303に接続されている。第2コンデンサ306の有する2つの電極のうち他方が第2給電バスバ302に接続されている。スイッチレグ群610は第3給電バスバ303と第2給電バスバ302それぞれに接続されている。
これまでに説明したコンバータ500のA相レグ520とインバータ600のU相レグ613〜W相レグ615それぞれの有するスイッチ素子は樹脂部材によって封止され、スイッチモジュール620を構成している。以下においてはこれらレグそれぞれを区別せずにスイッチモジュール620と示す。
次に、電力変換機300の構成を説明する。以下において直交の関係にある3方向をx方向、y方向、z方向とする。z方向は所定方向に相当する。
図2に示すように第1ハウジング800はz方向に厚さの薄い底部801と、底部801の内底面802の縁部からz方向に環状に起立した側部809と、側部809からx方向に延びる締結部813と、を有する。第1ハウジング800においてz方向に開口する側部809は一方が底部801に閉塞され、他方がz方向に開口している。そのため第1ハウジング800はz方向に開口する筐体形状を成している。底部801と側部809の境界を破線で示す。底部801は冷却路形成部に相当する。内底面802は対向面に相当する。
次に第2ハウジング840の形態について説明する。第2ハウジング840は第1ハウジング800と同様にz方向に開口する筐体形状をなしている。ただし第2ハウジング840においては、z方向に連通する開口が形成されている。
次にカバー845について説明する。カバー845はz方向に厚さの薄い扁平形状をしている。カバー845と蓋部841とがz方向に並んでいる。カバー845は蓋部841と第3側壁811cそれぞれに連結ボルト861によって連結されている。カバー845によって連通部840aにおける開口の一方が閉塞されている。なお、カバー845は第3側壁811cと蓋部841に固定されていなくてもよい。カバー845は第2ハウジング840に連結されていればよい。
次に第1ハウジング800と第2ハウジング840とカバー845によって構成される収納空間について説明する。内底面802と蓋内面841aが対向する態様で第1ハウジング800と第2ハウジング840が並んでいる。第1側壁811aと第1足壁842a、第2側壁811bと第2足壁、第3側壁811cと第3足壁842c、第4側壁811dと第4足壁がz方向で対向している。側部809と足部842とが連結されている。
図2に示すようにコンデンサケース820は放熱シート821を介して底部801の内底面802に搭載されている。コンデンサケース820は樹脂製で、上記したように第1コンデンサ305と第2コンデンサ306が収納されている。
内底面802にはコンデンサケース820のほかにリアクトルケース830が搭載されている。リアクトルケース830はz方向の厚さの薄いケース底部831と、ケース底部831のケース内底部831aの縁部からz方向に環状に起立したケース側部832を有する。リアクトルケース830にケース内底部831aとケース側部832の内側のケース環内面833とによってz方向に開口する収納空間が区画されている。この収納空間を第2収納空間881と示す。上記した第1収納空間880に第2収納空間881が位置している。ケース側部832は環状壁に相当する。
図2に示すようにパワーモジュール710は壁部843と第3側壁811cの間に位置している。
図2に示すように基板850はパワーモジュール710とz方向で並んでいる。パワーモジュール710は基板850よりも内底面802側に位置している。これまでに説明したようにパワーモジュール710はスイッチモジュール620と冷却器700を有する。スイッチモジュール620の樹脂部材から内底面802から離れるようにz方向に延びる複数の端子が露出されている。この露出した複数の端子は基板850にはんだなどによって接続される。この基板850に上記したECUやゲートドライバが搭載されている。
次に冷却路805について説明する。底部801の内底面802と外底面803との間の内部には冷却路805が形成されている。冷却路805はz方向で並ぶ第1主面806および、第2主面807と、第1主面806と第2主面807とを連結する連結面808によって区画されている。第1主面806は内底面802側に位置している。第2主面807は外底面803側に位置している。第1主面806と第2主面807それぞれはz方向に面している。第1主面806と第2主面807それぞれの面積は連結面808の面積よりも大きくなっている。
側部809の第1側壁811aには第1収納空間880からx方向に離れる態様で延びる第1締結部813aが形成されている。同様に第3側壁811cには第1収納空間880からx方向に離れる態様で延びる第2締結部813bが形成されている。以下、第1締結部813aと第2締結部813bを区別することなく締結部813と示す。
図2に示すように防振ブッシュ870はゴムや軟質樹脂などから成るブッシュ871と金属製のカラー872によって構成されている。ブッシュ871は円筒状の第1軸部873と、第1軸部873の円筒面から径方向に延びる第1フランジ部874を有する。第1フランジ部874は第1軸部873の2つの端面それぞれに連結されている。
上記した締結孔816に防振ブッシュ870の軸部が通される。防振ブッシュ870の軸部はz方向に延びている。防振ブッシュ870の中空に締結ボルト862の軸部が通される。これによってz方向で第1ハウジング800が車体に締結される。換言するとz方向で電力変換機300が車体に締結される。車体への電力変換機300の取り付けが容易になっている。
これまでに示したように第1ハウジング800にそれぞれケースに収納されたコンデンサとリアクトル510、および、パワーモジュール710が固定されている。以下、コンデンサとリアクトル510とパワーモジュール710を必要に応じて、区別せず電気部品と示す。
なお、図4に示すように底部801は締結部813と側部809で連結されていなくてもよい。電気部品で生じたz方向の振動は底部801に設けられた冷却路805を通る冷媒によって減衰されやすく、電気部品で生じたz方向に直交する直交方向の振動は防振ブッシュ870によって減衰されやすくなっている。
なお、図5に示すように第2ハウジング840には足部842がなくてもよい。本変形例では、第1ハウジング800の側部809が蓋部841とカバー845にボルトなどによって連結される。
本実施形態ではスイッチモジュール620の数が4個の例を示した。しかしながらスイッチモジュール620の数は4個に限定されない。高電流化、モータ400の増大に伴ってスイッチの数は増大傾向にある。そのためスイッチモジュール620の数も増加傾向にある。
Claims (5)
- スイッチ素子を含む電気部品(305,306,510,710)と、
前記電気部品を収納するハウジング(800,840)と、
前記ハウジングと車体とを連結する連結部(862)と、
前記ハウジングと前記車体との間の振動伝達を抑制する防振ブッシュ(870)と、を有し、
前記ハウジングには冷媒の流れる冷却路(805)が形成され、
前記冷却路は所定方向で離間する第1主面(806)と第2主面(807)、および、前記第1主面と前記第2主面を連結する連結面(808)によって区画され、
前記第1主面と前記第2主面それぞれの面積が前記連結面の面積よりも大きく、
前記防振ブッシュの前記所定方向のばね定数が、前記所定方向に直交する直交方向のばね定数よりも大きくなっている電力変換機。 - 前記ハウジングは前記冷却路の形成された冷却路形成部(801)と、前記防振ブッシュを介して前記連結部によって前記車体に締結される締結部(813)と、前記冷却路形成部と前記締結部を連結する側部(809)と、を有し、
前記冷却路形成部と前記締結部が前記所定方向で離間し、前記側部が前記冷却路形成部から前記締結部へ向かって延びている請求項1に記載の電力変換機。 - 前記冷却路形成部は前記電気部品と前記所定方向で対向する対向面(802)を有し、
前記対向面と前記第1主面とが前記所定方向に離間して並び、
前記所定方向における前記冷却路形成部の前記対向面と前記第1主面との間の厚さが、前記所定方向における前記締結部の厚さよりも小さくなっており、
前記冷却路に流れる前記冷媒が外部から供給される供給口(805a)と、前記冷媒を前記外部へ排出する排出口(805b)が、前記冷却路形成部に形成された請求項2に記載の電力変換機。 - 前記冷却路形成部には、前記所定方向に環状に起立した環状壁(832)が連結され、
前記環状壁によって囲まれた収納空間に前記電気部品が収納され、前記環状壁と前記側部とが離間している請求項2または請求項3に記載の電力変換機。 - 前記電気部品はパワーモジュール(710)と、コンデンサ(305,306)と、リアクトル(510)と、を有し、
前記パワーモジュール、前記コンデンサ、前記リアクトルのうち少なくとも1つが前記冷却路形成部に搭載されている請求項2〜4のいずれか1つに記載の電力変換機。
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