JP2023160164A - 電気機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボンネットとの間に、車両部品を設けるためのスペースが確保された電気機器を提供する。【解決手段】ボンネット1Bの下方側で、車両部品10と上下方向Zに関して並ぶとともに、上下方向に直交する前後方向Xに関して、バッテリ2Bよりも前方に設けられる電気機器3であって、電気機器3は、パワーモジュール38と、パワーモジュールに電気的に接続される基板39と、パワーモジュールと基板を収納する第1ケース36と、バッテリとパワーモジュールに電気的に接続される接続部品34と、接続部品を収納するとともに前後方向に関して、第1ケースよりも体格が小さい第2ケース37と、を備える。第2ケースが、第1ケースの上方側の上方壁363に設けられる、または、前後方向に関して第1ケースの後方側の後方壁362Cと並んでいる。【選択図】図3
Description
本明細書に記載の開示は、パワーモジュールを備える電気機器に関するものである。
特許文献1に第1ユニットと第2ユニットと基板とケースを備える電力変換器が記載されている。第1ユニットに第1電圧コンバータと第1インバータと第2インバータが含まれている。第2ユニットに第2電圧コンバータが含まれている。ケースに第1ユニットと第2ユニットと基板が収納されている。電力変換器がフロントコンパートメントに収納されている。
フロントコンパートメントは車両の上下方向において、ボンネットの下方に設けられている。ケースの内部で、基板と第1ユニットと第2ユニットが車両の上下方向で並んでいる。ケースはこれらを覆うように車両の前後方向に細長い直方体形状を成す。これによればケースの体格が大きくなりやすい。フロントコンパートメント内で、ボンネットと電力変換装置の間に、車両部品を設けるスペースが確保されにくかった。
そこで本開示の目的は、ボンネットとの間に、車両部品を設けるためのスペースが確保された電気機器を提供することである。
本開示の一態様による電気機器は、
ボンネット(1B)の下方側で、車両部品(10)と上下方向(Z)に関して並ぶとともに、上下方向に直交する前後方向(X)に関して、バッテリ(2B)よりも前方に設けられる電気機器(3)であって、
パワーモジュール(38)と、
パワーモジュールに電気的に接続される基板(39)と、
パワーモジュールと基板を収納する第1ケース(36)と、
バッテリとパワーモジュールに電気的に接続される接続部品(34)と、
接続部品を収納するとともに前後方向に関して、第1ケースよりも体格が小さい第2ケース(37)と、を備え、
第2ケースが、第1ケースの上方側の上方壁(363)に設けられる、または、前後方向に関して第1ケースの後方側の後方壁(362C)と並んでいる。
ボンネット(1B)の下方側で、車両部品(10)と上下方向(Z)に関して並ぶとともに、上下方向に直交する前後方向(X)に関して、バッテリ(2B)よりも前方に設けられる電気機器(3)であって、
パワーモジュール(38)と、
パワーモジュールに電気的に接続される基板(39)と、
パワーモジュールと基板を収納する第1ケース(36)と、
バッテリとパワーモジュールに電気的に接続される接続部品(34)と、
接続部品を収納するとともに前後方向に関して、第1ケースよりも体格が小さい第2ケース(37)と、を備え、
第2ケースが、第1ケースの上方側の上方壁(363)に設けられる、または、前後方向に関して第1ケースの後方側の後方壁(362C)と並んでいる。
これによれば、ボンネット(1B)との間に、車両部品(10)を設けるためのスペースが確保される。
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
また、各実施形態で組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士、実施形態と変形例、および、変形例同士を部分的に組み合せることも可能である。
<車載システム>
図1の車載システム1はハイブリッドシステムを構成している。車載システム1は、モータ装置8と、バッテリ2Aと、補機バッテリ2Bと、を備える。モータ装置8は、電気機器3と、モータ4とを備える。モータ4は、第1MG41と、第2MG42と、を有する。MGはMOTOR GENERATORの略である。また車載システム1は、エンジン5と動力分配機構6を備える。なお、図面においてはバッテリ2Aと補機バッテリ2Bを「BATT」、エンジン5を「ENG」と省略して記載している。
図1の車載システム1はハイブリッドシステムを構成している。車載システム1は、モータ装置8と、バッテリ2Aと、補機バッテリ2Bと、を備える。モータ装置8は、電気機器3と、モータ4とを備える。モータ4は、第1MG41と、第2MG42と、を有する。MGはMOTOR GENERATORの略である。また車載システム1は、エンジン5と動力分配機構6を備える。なお、図面においてはバッテリ2Aと補機バッテリ2Bを「BATT」、エンジン5を「ENG」と省略して記載している。
車載システム1はさらに複数のECUを有する。これら複数のECUはバス配線を介して相互に信号を送受信している。複数のECUは協調してハイブリッド自動車を制御している。複数のECUの協調制御により、バッテリ2AのSOCに応じたモータ4の力行と発電(回生)、および、エンジン5の出力などが制御される。SOCはSTATE OF CHARGEの略である。ECUはELECTRONIC CONTROL UNITの略である。
より詳しく言えば、複数のECUのうちの、モータ4を制御するMGECUが電気機器3に設けられている。MGECUは、ハイブリッド自動車に搭載された各種センサで検出される物理量、および、他のECUから入力される車両情報などに基づいて、第1MG41と第2MG42それぞれの目標トルクを決定する。MGECUは第1MG41と第2MG42それぞれに生成されるトルクが目標トルクになるように制御している。
バッテリ2Aは複数の二次電池を有する。これら複数の二次電池は直列接続された電池スタックを構成している。二次電池としてはリチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池、および、有機ラジカル電池などを採用することができる。
電気機器3は、バッテリ2Aと第1MG41との間の電力変換と、バッテリ2Aと第2MG42との間の電力変換を行う。電気機器3は、バッテリ2Aの直流電力を、第1MG41と第2MG42の力行に適した電圧レベルの交流電力に変換する。電気機器3は、第1MG41と第2MG42の発電によって生成された交流電力を、バッテリ2Aの充電に適した電圧レベルの直流電力に変換する。第1MG41、第2MG42、および、エンジン5それぞれは動力分配機構6に連結されている。エンジン5は,燃料を燃焼駆動することで回転エネルギーを生成する。この回転エネルギーが動力分配機構6を介して第1MG41や第2MG42に分配される。これにより走行輪への推進力の付与が成される。
<電力変換装置の回路構成>
図1に示すように電気機器3は、構成要素として、コンバータ31と、インバータ32と、基板39を備えている。コンバータ31は、直流電力の電圧レベルを昇降圧する機能を果たす。インバータ32は、直流電力を交流電力に変換する機能を果たす。インバータ32は、交流電力を直流電力に変換する機能を果たす。基板39には、上記したMGECUが搭載されている。なお、図面においては基板39を「CB」と省略して記載している。
図1に示すように電気機器3は、構成要素として、コンバータ31と、インバータ32と、基板39を備えている。コンバータ31は、直流電力の電圧レベルを昇降圧する機能を果たす。インバータ32は、直流電力を交流電力に変換する機能を果たす。インバータ32は、交流電力を直流電力に変換する機能を果たす。基板39には、上記したMGECUが搭載されている。なお、図面においては基板39を「CB」と省略して記載している。
コンバータ31は、バッテリ2Aの直流電力を第1MG41と第2MG42のトルク生成に適した電圧レベルに昇圧する。インバータ32は、この直流電力を交流電力に変換する。この交流電力が、第1MG41と第2MG42に供給される。また、インバータ32は、第1MG41と第2MG42で生成された交流電力を、直流電力に変換する。コンバータ31は、この直流電力をバッテリ2Aの充電に適した電圧レベルに降圧する。
図1に示すように、コンバータ31は第1正極バスバ30Aと第1負極バスバ30Bを介して、バッテリ2Aに電気的に接続されている。コンバータ31は、第2正極バスバ30Cと第2負極バスバ30Dを介して、インバータ32に電気的に接続されている。
<コンバータ>
コンバータ31は電気素子として、フィルタコンデンサ31A、A相スイッチモジュール31B、リアクトル31C、および、DCDCコンバータ34を有する。第1正極バスバ30Aの一端がバッテリ2Aの正極に接続されている。第1負極バスバ30Bの一端がバッテリ2Aの負極に接続されている。第1正極バスバ30Aにフィルタコンデンサ31Aの有する2つの電極のうちの一方が接続されている。第1負極バスバ30Bにフィルタコンデンサ31Aの有する2つの電極のうちの他方が接続されている。
コンバータ31は電気素子として、フィルタコンデンサ31A、A相スイッチモジュール31B、リアクトル31C、および、DCDCコンバータ34を有する。第1正極バスバ30Aの一端がバッテリ2Aの正極に接続されている。第1負極バスバ30Bの一端がバッテリ2Aの負極に接続されている。第1正極バスバ30Aにフィルタコンデンサ31Aの有する2つの電極のうちの一方が接続されている。第1負極バスバ30Bにフィルタコンデンサ31Aの有する2つの電極のうちの他方が接続されている。
リアクトル31Cの一端が第1正極バスバ30Aの他端に接続されている。リアクトル31Cの他端が第1介在バスバ71Aを介してA相スイッチモジュール31Bに接続されている。第1正極バスバ30Aと、リアクトル31Cと、第1介在バスバ71Aを介して、バッテリ2Aの正極とA相スイッチモジュール31Bとが電気的に接続されている。
また第1正極バスバ30Aに第1導電バスバ34Aが接続されている。第1負極バスバ30Bに第2導電バスバ34Bが接続されている。第1導電バスバ34Aと第2導電バスバ34Bを介して、DCDCコンバータ34が第1正極バスバ30Aと第1負極バスバ30Bに電気的に接続されている。DCDCコンバータ34については後で説明する。なお、導電バスバ34A、34Bが導電部材に相当する。
A相スイッチモジュール31Bはハイサイドスイッチ321とローサイドスイッチ322を有する。A相スイッチモジュール31Bはハイサイドダイオード321Aとローサイドダイオード322Aを有する。これら半導体素子は図示しない封止樹脂によって被覆保護されている。本実施形態では、ハイサイドスイッチ321とローサイドスイッチ322としてNチャネル型のIGBTを採用している。これらハイサイドスイッチ321とローサイドスイッチ322それぞれのコレクタ電極、エミッタ電極、および、ゲート電極それぞれに接続された端子の先端が上記の封止樹脂の外に露出されている。
図1に示すようにハイサイドスイッチ321のエミッタ電極とローサイドスイッチ322のコレクタ電極とが接続されている。これによりハイサイドスイッチ321とローサイドスイッチ322とが直列接続されている。ハイサイドスイッチ321のコレクタ電極にハイサイドダイオード321Aのカソード電極が接続されている。ハイサイドスイッチ321のエミッタ電極にハイサイドダイオード321Aのアノード電極が接続されている。ハイサイドスイッチ321にハイサイドダイオード321Aが逆並列接続されている。
同様にして、ローサイドスイッチ322のコレクタ電極にローサイドダイオード322Aのカソード電極が接続されている。ローサイドスイッチ322のエミッタ電極にローサイドダイオード322Aのアノード電極が接続されている。ローサイドスイッチ322にローサイドダイオード322Aが逆並列接続されている。
ハイサイドスイッチ321とローサイドスイッチ322は封止樹脂によって被覆保護されている。この封止樹脂から、ハイサイドスイッチ321のコレクタ電極とゲート電極、ハイサイドスイッチ321とローサイドスイッチ322との間の中点、ローサイドスイッチ322のエミッタ電極とゲート電極それぞれに接続された端子の先端が露出されている。以下においてはこれら端子を、コレクタ端子323A、中点端子323C、エミッタ端子323B、および、ゲート端子323Dと示す。
コレクタ端子323Aが第2正極バスバ30Cに接続される。エミッタ端子323Bが第2負極バスバ30Dに接続される。ハイサイドスイッチ321とローサイドスイッチ322とが第2正極バスバ30Cから第2負極バスバ30Dへ向かって順に直列接続されている。中点端子323Cが第1介在バスバ71Aに接続される。第1正極バスバ30A、リアクトル31C、および、第1介在バスバ71Aを介して、バッテリ2Aの直流電力が、ハイサイドスイッチ321とローサイドスイッチ322に供給される。
A相スイッチモジュール31Bのハイサイドスイッチ321のコレクタ電極には、インバータ32によって直流電力に変換されたモータ4の交流電力が供給される。この直流電力に変換されたモータ4の交流電力が、ハイサイドスイッチ321、第1介在バスバ71A、リアクトル31C、および、第1正極バスバ30Aを介してバッテリ2Aに供給される。
ハイサイドスイッチ321とローサイドスイッチ322それぞれのゲート端子323Dは、基板39に接続されている。基板39には上記したMGECUやゲートドライバが搭載されている。MGECUは制御信号を生成し、それをゲートドライバに出力する。ゲートドライバは制御信号を増幅し、それをゲート端子323Dに出力する。これにより、ハイサイドスイッチ321とローサイドスイッチ322はMGECUによって開閉制御される。この結果、コンバータ31に入力される直流電力の電圧レベルが昇降圧される。
DCDCコンバータ34にもA相スイッチモジュール31Bと同様のスイッチ321、322が含まれている。DCDCコンバータ34の備えるスイッチ321、322が、一例として、基板39とは異なる基板に設けられたECUとゲートドライバによってオンオフ制御されている。DCDCコンバータ34は、第1ケーブル34Cを介して、補機バッテリ2Bの正極に電気的に接続されている。DCDCコンバータ34は、第2ケーブル34Dを介して、補機バッテリ2Bの負極に電気的に接続されている。DCDCコンバータ34は、接続部品に相当する。
DCDCコンバータ34は、バッテリ2Aから供給される直流電流を下降変換する。DCDCコンバータ34によって下降変換された直流電流が、ケーブル34C、34Dを介して、補機バッテリ2Bに供給される。供給される直流電力によって、補機バッテリ2Bが充電される。またケーブル34C、34Dには、補機が電気的に接続されている。補機とは、例えばパワーステアリング装置、投光装置、各種電子制御ユニット等のことである。補機バッテリ2Bから供給される電力に基づいて補機が動作する。
<インバータ>
インバータ32は電気素子として、平滑コンデンサ32G、および、U相スイッチモジュール32A~Z相スイッチモジュール32Fを有する。平滑コンデンサ32Gの有する2つの電極のうちの一方が第2正極バスバ30Cに接続されている。平滑コンデンサ32Gの有する2つの電極のうちの他方が第2負極バスバ30Dに接続されている。
インバータ32は電気素子として、平滑コンデンサ32G、および、U相スイッチモジュール32A~Z相スイッチモジュール32Fを有する。平滑コンデンサ32Gの有する2つの電極のうちの一方が第2正極バスバ30Cに接続されている。平滑コンデンサ32Gの有する2つの電極のうちの他方が第2負極バスバ30Dに接続されている。
第2正極バスバ30Cは、平滑コンデンサ32Gの一方の電極、および、U相スイッチモジュール32A~Z相スイッチモジュール32Fのコレクタ端子323Aに接続される態様で延びている。第2負極バスバ30Dは、平滑コンデンサ32Gの他方の電極、および、U相スイッチモジュール32A~Z相スイッチモジュール32Fのエミッタ端子323Bに接続される態様で延びている。平滑コンデンサ32G、および、U相スイッチモジュール32A~Z相スイッチモジュール32Fが、第2正極バスバ30Cと第2負極バスバ30Dとの間で並列接続されている。
U相スイッチモジュール32A~Z相スイッチモジュール32Fそれぞれは、A相スイッチモジュール31Bと同等の構成要素を有する。すなわちU相スイッチモジュール32A~Z相スイッチモジュール32Fそれぞれは、ハイサイドスイッチ321、ローサイドスイッチ322、ハイサイドダイオード321A、ローサイドダイオード322A、および、封止樹脂を有する。またこれら6相のスイッチモジュール32A~32Fそれぞれはコレクタ端子323A、エミッタ端子323B、中点端子323C、および、ゲート端子323Dを有する。これら6相のスイッチモジュール32A~32Fそれぞれのコレクタ端子323Aは第2正極バスバ30Cに接続されている。エミッタ端子323Bは第2負極バスバ30Dに接続されている。
そしてU相スイッチモジュール32Aの中点端子323Cが第2介在バスバ71Bを介して第1MG41のU相ステータコイルに接続されている。V相スイッチモジュール32Bの中点端子323Cが第3介在バスバ71Cを介して第1MG41のV相ステータコイルに接続されている。W相スイッチモジュール32Cの中点端子323Cが第4介在バスバ71Dを介して第1MG41のW相ステータコイルに接続されている。
同様にして、X相スイッチモジュール32Dの中点端子323Cが第5介在バスバ71Eを介して第2MG42のX相ステータコイルに接続されている。Y相スイッチモジュール32Eの中点端子323Cが第6介在バスバ71Fを介して第2MG42のY相ステータコイルに接続されている。Z相スイッチモジュール32Fの中点端子323Cが第7介在バスバ71Gを介して第2MG42のZ相ステータコイルに接続されている。
これら6相のスイッチモジュール32A~32Fそれぞれのゲート端子323Dは基板39のゲートドライバに接続されている。第1MG41と第2MG42それぞれを力行する場合、MGECUからの制御信号の出力によって6相のスイッチモジュール32A~32Fの備えるハイサイドスイッチ321とローサイドスイッチ322それぞれがPWM制御される。これによりインバータ32で3相交流が生成される。第1MG41と第2MG42それぞれが発電(回生)する場合、MGECUは例えば制御信号の出力を停止する。これにより発電によって生成された交流電力が6相のスイッチモジュール32A~32Fの備えるダイオードを通る。この結果、交流電力が直流電力に変換される。
以上に示した第1MG41および第2MG42それぞれに入出力する交流電力が、第1MG41および第2MG42それぞれとインバータ32とを接続する第2介在バスバ71B~第7介在バスバ71Gを流れる。なお、A相スイッチモジュール31B、U相スイッチモジュール32A~Z相スイッチモジュール32Fそれぞれの備えるスイッチ素子の種類としては特に限定されず、例えばMOSFETを採用することもできる。その場合MOSFETのそれぞれには、還流用のダイオードが逆並列に接続されている。ダイオードは、MOSFETの寄生ダイオード(ボディダイオード)でもよいし、寄生ダイオードとは別に設けたものでもよい。ダイオードのアノードは対応するMOSFETのソースに接続され、カソードはドレインに接続される。
またこれらスイッチモジュール32A~32Fに含まれるスイッチ321、322やダイオードなどの半導体素子は、SIなどの半導体、および、SICなどのワイドギャップ半導体によって製造することができる。半導体素子の構成材料としては特に限定されない。
<電気装置の配置>
以下、互いに直交の関係にある3方向をX方向、Y方向、および、Z方向とする。X方向とは車両1Cの前後方向に沿う方向のことである。Y方向とは車両1Cの幅方向に沿う方向のことである。Z方向とは車両1Cの上下方向に沿う方向のことである。なお、図2~図7においては、図面の左方が車両1Cの前方に、右方が車両1Cの後方に相当する。
以下、互いに直交の関係にある3方向をX方向、Y方向、および、Z方向とする。X方向とは車両1Cの前後方向に沿う方向のことである。Y方向とは車両1Cの幅方向に沿う方向のことである。Z方向とは車両1Cの上下方向に沿う方向のことである。なお、図2~図7においては、図面の左方が車両1Cの前方に、右方が車両1Cの後方に相当する。
ボンネット1Bの下方には、バッテリ2A、2B、電気機器3、モータ4、エンジン5、冷媒循環装置9、および、車両部品10が収納されている。なお、図2および図3においては、ボンネット1Bの下方に設けられる構成要素のうち、補機バッテリ2B、電気機器3、冷媒循環装置9、および、車両部品10を抜き出して図示している。図2および図3においては、バッテリ2A、モータ4、および、エンジン5の図示を省略する。また図面においては、一例として補機バッテリ2B、冷媒循環装置9、および、車両部品10を金属部品として図示するが、これらは一部もしくは全部に樹脂が用いられるなどしていてもよい。
図2および図3に示すように、ボンネット1Bの下方のエンジンルーム1Aにおいて、前方側に、冷媒循環装置9が設けられている。またエンジンルーム1Aよりも、後方側の車室の下方に、補機バッテリ2Bが設けられている。X方向に関して、冷媒循環装置9と補機バッテリ2Bの間に、電気機器3が設けられている。なお、以下説明において、車両1Cの前方側を冷媒循環装置9側と言い変えることができる。車両1Cの後方側を補機バッテリ2B側と言い変えることができる。
車両部品10は、インテークダクトやトーションバーなどがある。インテークダクトとは、外部からエンジン5への吸気や電気機器3などの冷却のために設けられる部品である。トーションバーとは、タイヤに加わる上下動を分散吸収するために設けられる部品である。車両部品10は、X方向に関して、エンジンルーム1Aの前方側、かつ、エンジンルーム1Aの上方側に設けられている。具体的に言えば、車両部品10は、X方向に関して、冷媒循環装置9と電気機器3の第2ケース37との間に設けられている。車両部品10は、Z方向に関して、電気機器3の第2ケース37とボンネット1Bの間に設けられている。エンジンルーム1Aにおける第2ケース37の配置については後で説明する。
<電気装置の機械的構成>
電気機器3はこれまでに説明した構成要素の他に、冷却器33と第1ケース36と第2ケース37を備える。冷却器33は、供給管33A、排出管33B、および、複数の中継管33Cを備える。供給管33Aと排出管33BはX方向に向かって延びている。供給管33Aと排出管33BはY方向に離れている。Y方向に関して隣接する中継管33Cの間にU相スイッチモジュール32A~Z相スイッチモジュール32Fそれぞれが個別に収納されている。これによってパワーモジュール38が構成されている。
電気機器3はこれまでに説明した構成要素の他に、冷却器33と第1ケース36と第2ケース37を備える。冷却器33は、供給管33A、排出管33B、および、複数の中継管33Cを備える。供給管33Aと排出管33BはX方向に向かって延びている。供給管33Aと排出管33BはY方向に離れている。Y方向に関して隣接する中継管33Cの間にU相スイッチモジュール32A~Z相スイッチモジュール32Fそれぞれが個別に収納されている。これによってパワーモジュール38が構成されている。
複数の中継管33Cそれぞれは、供給管33Aから排出管33Bに向かってY方向に沿って延びている。中継管33Cの一端が、供給管33Aに一体的に連結されている。中継管33Cの他端が、排出管33Bに一体的に連結されている。供給管33Aから冷媒が供給されると、冷媒は中継管33Cを通る。中継管33Cを通った冷媒は排出管33Bを通って排出される。供給管33Aおよび排出管33Bは、X方向に関して、前方側に位置する後述の第1前方壁362Aを貫通して第1ケース36の外部まで延びている。外部に露出した供給管33Aと排出管33Bは冷媒循環装置9に接続されている。
第1ケース36は、第1底壁361と、第1環状壁362と、第1対向壁363と、を備える。第1底壁361は、Z方向に厚さの薄い扁平形状を成す。第1底壁361の表面361Aから、第1環状壁362が環状に起立している。第1環状壁362は、X方向に離れて並ぶ、第1前方壁362Aおよび第1後方壁362Cと、Y方向に離れて並ぶ、第1左側壁362Bと第1右側壁362Dと、を備える。Z方向の周りに、第1環状壁362が、第1前方壁362A、第1左側壁362B、第1後方壁362C、第1右側壁362Dの順で繋がっている。第1環状壁362におけるZ方向に関して第1底壁361から離れた側の端部に、第1対向壁363が設けられている。なお、第1対向壁363が上方壁に相当する。
第1底壁361と、第1環状壁362と、第1対向壁363と、によって、第1収納空間364が区画されている。第1収納空間364に、フィルタコンデンサ31A、平滑コンデンサ32G、リアクトル31C、パワーモジュール38、基板39および、正極バスバ30A、30Cの一部、負極バスバ30B、30Dの一部、導電バスバ34A、34Bの一部が収納されている。なお、図3においては、フィルタコンデンサ31A、平滑コンデンサ32G、リアクトル31C、正極バスバ30A、30C、および、負極バスバ30B、30Dの図示を省略している。これらは図3に示す位置よりもY方向に関して離れた位置に配置されていても良い。
第1前方壁362Aに、X方向に貫通する冷却貫通孔365が形成されている。冷却貫通孔365に、供給管33Aと排出管33Bが通される。また、第1対向壁363に、Z方向に貫通する第1貫通孔366が形成されている。第1貫通孔366に、導電バスバ34A、34Bが通される。第1収納空間364において、Z方向に関して、パワーモジュール38と基板39が並ぶ。Z方向に関して、基板39がパワーモジュール38よりも上方側に設けられている。
基板39における補機バッテリ2B側の端の基板後端部39Bが、パワーモジュール38における補機バッテリ2B側の端のパワーモジュール後端部38Bよりも、補機バッテリ2B側に設けられる。基板39における冷媒循環装置9側の端の基板前端部39Aが、パワーモジュール38における冷媒循環装置9側の端のパワーモジュール前端部38Aよりも、冷媒循環装置9側に設けられる。Z方向に関して、基板39の重複範囲内に、パワーモジュール38が設けられている。Z方向に関して、基板39の投影領域内に、パワーモジュール38が設けられている。
第2ケース37は、第2底壁371と、第2環状壁372と、第2対向壁373と、を備える。第2底壁371は、Z方向に厚さの薄い扁平形状を成す。第2底壁371の表面371Aから、第2環状壁372が環状に起立している。第2環状壁372は、X方向に離れて並ぶ、第2前方壁372Aおよび第2後方壁372Cと、Y方向に離れて並ぶ、第2左側壁372Bと第2右側壁372Dを備える。Z方向の周りに、第2環状壁372が、第2前方壁372A、第2左側壁372B、第2後方壁372C、第2右側壁372Dの順で繋がっている。第2環状壁372におけるZ方向に関して第2底壁371から離れた側の端部に、第2対向壁373が設けられている。
第2底壁371と、第2環状壁372と、第2対向壁373と、によって第2収納空間374が区画されている。第2収納空間374に、DCDCコンバータ34、導電バスバ34A、34Bの一部、ケーブル34C、34Dの一部が収納されている。エンジンルーム1A内において、第2ケース37は、第1ケース36よりもZ方向に関して上方側に設けられている。第2ケース37に収納されたDCDCコンバータ34が、基板39よりもZ方向に関して上方側に設けられている。DCDCコンバータ34が、パワーモジュール38よりもZ方向に関して上方側に設けられている。
第2ケース37が、第1ケース36の第1対向壁363の上方に設けられている。第2ケース37が、第1ケース36の第1対向壁363の上方に、ボルトなどを介して締結されている。Z方向に関して、ボンネット1Bと第1ケース36の間に、第2ケース37が設けられている。そのためにボンネット1Bを開けて、簡単に第2ケース37を第1ケース36から取り外すことが可能である。これによれば故障時のメンテナンスが簡単に行える。
また、第2対向壁373にZ方向に貫通する第2貫通孔376が形成されている。第2貫通孔376に導電バスバ34A、34Bが通される。第1貫通孔366と第2貫通孔376とがZ方向で並ぶ。第1貫通孔366と第2貫通孔376とがZ方向で連通する。第1貫通孔366と第2貫通孔376とが連通する連通孔386に導電バスバ34A、34Bが通される。また、第2後方壁372CにX方向に貫通する導電貫通孔375が形成されている。導電貫通孔375に、ケーブル34C、34Dが通される。
<第1ケースと第2ケースと車両部品>
図2および図3に示すように、第2ケース37のX方向の体格は、第1ケース36のX方向の体格よりも小さい。第2ケース37のY方向の体格は、第1ケース36のY方向の体格よりも小さい。第2ケース37のZ方向の体格は、第1ケース36のZ方向の体格よりも小さい。上記したように第2ケース37が、第1ケース36の第1対向壁363の上方に設けられている。Z方向に関して、第2ケース37が、第1ケース36の重複範囲内に含まれている。Z方向に関して、第2ケース37が、第1ケース36の投影領域内に含まれている。
図2および図3に示すように、第2ケース37のX方向の体格は、第1ケース36のX方向の体格よりも小さい。第2ケース37のY方向の体格は、第1ケース36のY方向の体格よりも小さい。第2ケース37のZ方向の体格は、第1ケース36のZ方向の体格よりも小さい。上記したように第2ケース37が、第1ケース36の第1対向壁363の上方に設けられている。Z方向に関して、第2ケース37が、第1ケース36の重複範囲内に含まれている。Z方向に関して、第2ケース37が、第1ケース36の投影領域内に含まれている。
また第2ケース37は、第2前方壁372Aが第1前方壁362Aよりも、X方向に関して後方側に位置するように、第1ケース36の第1対向壁363に設けられている。言い換えれば、第2ケース37は、第2前方壁372Aが第1前方壁362Aよりも、X方向に関して補機バッテリ2B側に位置するように、第1ケース36の第1対向壁363に設けられている。第2ケース37は、第2後方壁372Cが第1後方壁362Cと、X方向に関して同じ位置に配置されるように第1ケース36の第1対向壁363に設けられている。なお、第2後方壁372Cの位置は、第1後方壁362CとX方向に関して同じ位置に限定されない。
このような配置のために、X方向に関して第2前方壁372Aよりも前方側、かつ、Z方向に関して第1対向壁363よりも上方側に、車両部品10を配置可能なスペースが設けられる。車両部品10を配置可能なスペースと、第1ケース36の前方側の部位とが、Z方向に関して重なっている。車両部品10を配置可能なスペースと、第2ケース37とが、X方向に関して重なっている。また車両部品10を配置可能なスペースに、車両部品10が設けられている。車両部品10と第1ケース36の前方側の部位とが、Z方向に関して重なっている。車両部品10と第2ケース37とが、X方向に関して重なっている。
<パワーモジュールと基板とDCDCコンバータ>
上記したように、Z方向に関して基板39とパワーモジュール38が並んでいる。X方向に関して、基板後端部39Bが、パワーモジュール後端部38Bよりも後方側に設けられている。言い換えれば、X方向に関して、パワーモジュール後端部38Bが、基板後端部39Bよりも、前方側に設けられている。X方向に関して、パワーモジュール後端部38Bと基板後端部39Bの間に、スペースが設けられている。
上記したように、Z方向に関して基板39とパワーモジュール38が並んでいる。X方向に関して、基板後端部39Bが、パワーモジュール後端部38Bよりも後方側に設けられている。言い換えれば、X方向に関して、パワーモジュール後端部38Bが、基板後端部39Bよりも、前方側に設けられている。X方向に関して、パワーモジュール後端部38Bと基板後端部39Bの間に、スペースが設けられている。
さらにX方向に関して、基板後端部39Bが、第1貫通孔366と第2貫通孔376とが連通する連通孔386よりも前方側に設けられている。言い換えれば、X方向に関して、連通孔386が、基板後端部39Bよりも後方側に設けられている。さらに言えば、X方向に関して、DCDCコンバータ34における補機バッテリ2B側の端のDCDCコンバータ後端部34Eが、基板後端部39Bよりも後方側に設けられている。簡潔に言えば、X方向に関して、DCDCコンバータ34が、基板39およびパワーモジュール38よりも後方側に設けられている。なお、DCDCコンバータ後端部34Eは接続後端部に相当する。
導電バスバ34A、34Bは、パワーモジュール38におけるX方向の中心よりも後方側で、パワーモジュール38の備える端子に電気的に接続されている。導電バスバ34A、34Bは、X方向に関してパワーモジュール38から後方側に向かって延びた後、第1対向壁363に向かってZ方向に延びている。導電バスバ34A、34Bは、第1収納空間364と、連通孔386と、第2収納空間374を通って、パワーモジュール38とDCDCコンバータ34を繋ぐように延びている。
より詳しく言えば、X方向に関して、パワーモジュール後端部38Bおよび基板後端部39Bと第1後方壁362Cとの間に、スペースが設けられている。導電バスバ34A、34Bは、X方向に関して、パワーモジュール後端部38Bと基板後端部39Bの間のスペースを通って、基板後端部39Bと第1後方壁362Cとの間のスペースまで延びる。より詳しく言えば、導電バスバ34A、34Bは、基板後端部39Bよりも後方側に延びる。さらに導電バスバ34A、34Bは、そこから、基板後端部39Bと第1後方壁362Cの間のスペースを通って、Z方向にDCDCコンバータ34に向かって延びる。
そして連通孔386に、導電バスバ34A、34Bが通される。連通孔386を通った導電バスバ34A、34Bは、DCDCコンバータ34に向かってZ方向に延びる。連通孔386を通った導電バスバ34A、34Bが、DCDCコンバータ34に電気的に接続される。なお、第1貫通孔366および第2貫通孔376それぞれの大きさは、導電バスバ34A、34Bが通過可能な程度であればよい。第1貫通孔366および第2貫通孔376の大きさが導電バスバ34A、34Bが通過可能な程度であるために、外部から電磁ノイズが第1ケース36や第2ケース37の内部に侵入しにくくなる。パワーモジュール38、基板39、および、DCDCコンバータ34に電磁ノイズによる影響が及ぶことが抑制される。
<作用効果>
これまでに説明したように、ボンネット1Bの下方のエンジンルーム1Aに、電気機器3と、Z方向に関して電気機器3と並ぶ車両部品10が設けられている。電気機器3の第1ケース36には、パワーモジュール38と基板39が収納されている。電気機器3の第2ケース37には、DCDCコンバータ34が収納されている。第2ケース37のX方向の体格が、第1ケース36のX方向の体格よりも小さい。第2ケース37は、第1ケース36よりもZ方向に関して上方側に設けられている。第2ケース37が第1ケース36の第1対向壁363の上方に設けられている。
これまでに説明したように、ボンネット1Bの下方のエンジンルーム1Aに、電気機器3と、Z方向に関して電気機器3と並ぶ車両部品10が設けられている。電気機器3の第1ケース36には、パワーモジュール38と基板39が収納されている。電気機器3の第2ケース37には、DCDCコンバータ34が収納されている。第2ケース37のX方向の体格が、第1ケース36のX方向の体格よりも小さい。第2ケース37は、第1ケース36よりもZ方向に関して上方側に設けられている。第2ケース37が第1ケース36の第1対向壁363の上方に設けられている。
これによれば、Z方向に関して第1対向壁363よりも上方側に、車両部品10を配置可能なスペースが確保される。ボンネット1Bとの間に、車両部品10を配置可能なスペースが確保される。本実施形態とは異なり、直方体形状を成す1つのケースに、電気機器3を構成するすべての構成要素が含まれる形態と比較して、エンジンルーム1A内で、車両部品10と電気機器3の配置の自由度が向上する。
これまでに説明したように、X方向に関して、DCDCコンバータ34がパワーモジュール38よりも後方側に設けられている。これによれば、X方向に関して、DCDCコンバータ34の前方に車両部品10を配置するためのスペースが確保される。
DCDCコンバータ34を収納する第2ケース37の第2後方壁372Cには、DCDCコンバータ34と補機バッテリ2Bとを繋ぐケーブル34C、34Dを通す導電貫通孔375が形成されている。ケーブル34C、34Dが、導電貫通孔375を通って補機バッテリ2Bに向かって延びている。これによれば、ケーブル34C、34Dが、車両1Cの前方に設けられる車両部品10と干渉することが抑制される。DCDCコンバータ34の前方に車両部品10を配置するためのスペースが確保される。
さらにX方向に関して、DCDCコンバータ34は、冷媒循環装置9と補機バッテリ2Bとの間に設けられている。車両1Cが水没、または、冷媒循環装置9から水漏れ等があった場合においても、パワーモジュール38がDCDCコンバータ34よりも先に被水して、電気機器3に保護制御をかけることができる。
これまでに説明したように、第2前方壁372Aが第1前方壁362AよりもX方向で後方側に位置するように、第2ケース37が第1ケース36の第1対向壁363に設けられている。言い換えれば、X方向に関して、第2前方壁372Aが第1前方壁362Aよりも補機バッテリ2B側に位置するように、第2ケース37が第1ケース36の第1対向壁363に設けられている。これによれば、第1対向壁363よりも上方側、かつ、第2前方壁372Aよりも前方側に、車両部品10を配置可能なスペースが確保される。車両部品10とは、車両前方に設けられるインテークダクトやトーションバーなどである。エンジンルーム1Aにおいて、インテークダクトやトーションバーなどの車両部品10と電気機器3とが干渉することが抑制される。
これまでに説明したように、X方向に関して、基板後端部39Bが、パワーモジュール後端部38Bよりも補機バッテリ2B側に設けられている。これによれば、パワーモジュール後端部38Bが、基板後端部39Bがよりも補機バッテリ2B側に設けられる形態と比べて、供給管33Aおよび排出管33Bの長さがX方向に関して長くなることが抑制される。X方向に関して補機バッテリ2B側に第1ケース36の体格が増大することが抑制される。その結果、エンジンルーム1A内において、電気機器3を搭載するために必要なスペースが抑制されやすい。供給管33Aおよび排出管33Bの長さが短くなることに伴うコスト削減も見込まれる。
これまでに説明したように、X方向に関して、DCDCコンバータ34のDCDCコンバータ後端部34Eが、基板39の基板後端部39Bよりも、補機バッテリ2B側に設けられている。これによれば、DCDCコンバータ34がX方向に関して、より後方側に配置される。その結果、前方で、車両部品10を配置するためのスペースが大きくなる。車両部品10と電気機器3の配置の自由度が向上する。
これまでに説明したように、導電バスバ34A、34Bが、第1収納空間364、第1貫通孔366、第2貫通孔376、および、第2収納空間374を通って、パワーモジュール38とDCDCコンバータ34とを接続している。これによれば、導電バスバ34A、34Bがエンジンルーム1Aから露出することが抑制される。導電バスバ34A、34Bの長さが長くなることが抑制される。エンジンルーム1A内における電気機器3の体格が増大することが抑制される。エンジンルーム1A内において、電気機器3を搭載するために必要なスペースが抑制されやすい。それに伴うコスト削減も見込まれる。
また、導電バスバ34A、34Bの長さが短くなることに伴って、導電バスバ34A、34Bの抵抗値の抑制、および、コスト削減も見込まれる。なお、導電バスバ34A、34Bがエンジンルーム1Aに露出することが抑制されるために、導電バスバ34A、34Bに関して、ハーネスではなくバスバを採用することができる。これによりパワーモジュール38とDCDCコンバータ34とが安定して接続可能になる。
(第2実施形態)
第2実施形態においては、図4に示すように、基板39にZ方向に開口する基板貫通孔391が形成されている。基板貫通孔391は、X方向に関してパワーモジュール後端部38Bと基板後端部39Bの間に設けられている。第1貫通孔366と、第2貫通孔376と、基板貫通孔391と、がZ方向に沿って並んでいる。第1貫通孔366と第2貫通孔376と基板貫通孔391とがZ方向に関して重複する位置まで、導電バスバ34A、34BはX方向に沿って延びる。さらに導電バスバ34A、34BはそこからDCDCコンバータ34に向かってZ方向に延びる。導電バスバ34A、34BはDCDCコンバータ34に向かって延びる途中で、第1貫通孔366と第2貫通孔376と基板貫通孔391を通る。これによれば、導電バスバ34A、34Bが基板39を迂回することなくDCDCコンバータ34に接続される。導電バスバ34A、34Bの長さが長くなることが抑制される。
第2実施形態においては、図4に示すように、基板39にZ方向に開口する基板貫通孔391が形成されている。基板貫通孔391は、X方向に関してパワーモジュール後端部38Bと基板後端部39Bの間に設けられている。第1貫通孔366と、第2貫通孔376と、基板貫通孔391と、がZ方向に沿って並んでいる。第1貫通孔366と第2貫通孔376と基板貫通孔391とがZ方向に関して重複する位置まで、導電バスバ34A、34BはX方向に沿って延びる。さらに導電バスバ34A、34BはそこからDCDCコンバータ34に向かってZ方向に延びる。導電バスバ34A、34BはDCDCコンバータ34に向かって延びる途中で、第1貫通孔366と第2貫通孔376と基板貫通孔391を通る。これによれば、導電バスバ34A、34Bが基板39を迂回することなくDCDCコンバータ34に接続される。導電バスバ34A、34Bの長さが長くなることが抑制される。
(第3実施形態)
第3実施形態においても、図5に示すように、基板39にZ方向に開口する基板貫通孔391が形成されている。基板貫通孔391は、X方向に関してパワーモジュール後端部38Bよりも前方に設けられている。第1貫通孔366と第2貫通孔376と基板貫通孔391とが、Z方向に沿って並んでいる。導電バスバ34A、34BがDCDCコンバータ34に向かってZ方向のみに延びている。導電バスバ34A、34BはDCDCコンバータ34に向かって延びる途中で、第1貫通孔366と第2貫通孔376と基板貫通孔391を通る。これによれば、導電バスバ34A、34Bの長さが長くなることが、より抑制される。
第3実施形態においても、図5に示すように、基板39にZ方向に開口する基板貫通孔391が形成されている。基板貫通孔391は、X方向に関してパワーモジュール後端部38Bよりも前方に設けられている。第1貫通孔366と第2貫通孔376と基板貫通孔391とが、Z方向に沿って並んでいる。導電バスバ34A、34BがDCDCコンバータ34に向かってZ方向のみに延びている。導電バスバ34A、34BはDCDCコンバータ34に向かって延びる途中で、第1貫通孔366と第2貫通孔376と基板貫通孔391を通る。これによれば、導電バスバ34A、34Bの長さが長くなることが、より抑制される。
(第4実施形態)
これまでに説明した第1実施形態~第3実施形態においては、第2ケース37が第1ケース36の第1対向壁363の上方に設けられる形態について説明した。第4実施形態においては、図6に示すように、X方向に関して、第2ケース37が第1ケース36と補機バッテリ2Bの間に設けられる。第1後方壁362CにX方向に開口する第1貫通孔366が形成される。第2前方壁372AにX方向に開口する第2貫通孔376が形成される。導電バスバ34A、34Bがパワーモジュール38からDCDCコンバータ34に向かってX方向のみに延びている。
これまでに説明した第1実施形態~第3実施形態においては、第2ケース37が第1ケース36の第1対向壁363の上方に設けられる形態について説明した。第4実施形態においては、図6に示すように、X方向に関して、第2ケース37が第1ケース36と補機バッテリ2Bの間に設けられる。第1後方壁362CにX方向に開口する第1貫通孔366が形成される。第2前方壁372AにX方向に開口する第2貫通孔376が形成される。導電バスバ34A、34Bがパワーモジュール38からDCDCコンバータ34に向かってX方向のみに延びている。
導電バスバ34A、34Bがパワーモジュール38からDCDCコンバータ34に向かって延びる途中で、第1貫通孔366と第2貫通孔376とが連通する連通孔386に通される。第4実施形態の配置においても、Z方向に関して第1対向壁363よりも上方側に、車両部品10を配置可能なスペースが確保される。Z方向に関して、ボンネット1Bとの間に、車両部品10を配置可能なスペースが確保される。導電バスバ34A、34Bの長さが長くなることが抑制される。さらにX方向に関して冷媒循環装置9からの距離が遠いので、冷媒循環装置9から水漏れがあった場合にも、DCDCコンバータ34が浸水することが抑制されやすい。
(第5実施形態)
第5実施形態においては、図7に示すように、冷却器33が供給管33A、排出管33B、中継管33Cに分かれていなくてもよい。第5実施形態における冷却器33は一例として、Z方向に厚さの薄い板状形状を成し、内部に冷媒の流れる流路が形成されている。他にも第5実施形態における冷却器33はU字状形状を成していても良い。冷却器33は第1前方壁362Aから露出して冷媒循環装置9に接続される。そして冷却器33の上方にスイッチモジュール31B~32Fが設けられる。スイッチモジュール31B~32FはX方向に関して隣合う態様で冷却器33の上方に設けられる。図7に示す第5実施形態の配置においてもこれまでに示した効果と同様の効果を奏する。
第5実施形態においては、図7に示すように、冷却器33が供給管33A、排出管33B、中継管33Cに分かれていなくてもよい。第5実施形態における冷却器33は一例として、Z方向に厚さの薄い板状形状を成し、内部に冷媒の流れる流路が形成されている。他にも第5実施形態における冷却器33はU字状形状を成していても良い。冷却器33は第1前方壁362Aから露出して冷媒循環装置9に接続される。そして冷却器33の上方にスイッチモジュール31B~32Fが設けられる。スイッチモジュール31B~32FはX方向に関して隣合う態様で冷却器33の上方に設けられる。図7に示す第5実施形態の配置においてもこれまでに示した効果と同様の効果を奏する。
(第6実施形態)
これまでに説明した第1実施形態~第5実施形態においては、第1ケース36よりも上方にDCDCコンバータ34が設けられる形態について説明した。しかしながら第1ケース36よりも上方に設けられる部品としてはDCDCコンバータ34に限定されない。例えば、DCDCコンバータ34の代わりに、プラグインハイブリッドカーの充電口が、第1ケース36よりも上方に設けられていてもよい。プラグインハイブリッドカーの充電口の代わりに、電動コンプレッサ、端子台、ヒューズボックスなどが、第1ケース36よりも上方に設けられていてもよい。なお、第2ケース37はDCDCコンバータ34の代わりとなる部品の周囲を覆う形態になっていなくてもよい、第2ケース37は例えば部品の外郭の一部を成していても良い。第6実施形態においても、これまでに示した効果と同様の効果を奏する。
これまでに説明した第1実施形態~第5実施形態においては、第1ケース36よりも上方にDCDCコンバータ34が設けられる形態について説明した。しかしながら第1ケース36よりも上方に設けられる部品としてはDCDCコンバータ34に限定されない。例えば、DCDCコンバータ34の代わりに、プラグインハイブリッドカーの充電口が、第1ケース36よりも上方に設けられていてもよい。プラグインハイブリッドカーの充電口の代わりに、電動コンプレッサ、端子台、ヒューズボックスなどが、第1ケース36よりも上方に設けられていてもよい。なお、第2ケース37はDCDCコンバータ34の代わりとなる部品の周囲を覆う形態になっていなくてもよい、第2ケース37は例えば部品の外郭の一部を成していても良い。第6実施形態においても、これまでに示した効果と同様の効果を奏する。
(その他の実施形態)
本開示は、実施形態に準拠して記述されたが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形形態や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態が本開示に示されているが、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範ちゅうや思想範囲に入るものである。
本開示は、実施形態に準拠して記述されたが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形形態や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態が本開示に示されているが、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範ちゅうや思想範囲に入るものである。
(技術的思想の開示)
この明細書は、以下に列挙する複数の項に記載された複数の技術的思想を開示している。技術的思想は、後続の項において先行する項を択一的に引用する多項従属形式(a multiple dependent form)により記載されている場合がある。技術的思想は、他の多項従属形式の項を引用する多項従属形式(a multiple dependent form referring to another multiple dependent form)により記載されている場合がある。
この明細書は、以下に列挙する複数の項に記載された複数の技術的思想を開示している。技術的思想は、後続の項において先行する項を択一的に引用する多項従属形式(a multiple dependent form)により記載されている場合がある。技術的思想は、他の多項従属形式の項を引用する多項従属形式(a multiple dependent form referring to another multiple dependent form)により記載されている場合がある。
技術的思想1
ボンネット(1B)の下方側で、車両部品(10)と上下方向(Z)に関して並ぶとともに、前記上下方向に直交する前後方向(X)に関して、バッテリ(2B)よりも前方に設けられる電気機器(3)であって、
パワーモジュール(38)と、
前記パワーモジュールに電気的に接続される基板(39)と、
前記パワーモジュールと前記基板を収納する第1ケース(36)と、
前記バッテリと前記パワーモジュールに電気的に接続される接続部品(34)と、
前記接続部品を収納するとともに前記前後方向に関して、前記第1ケースよりも体格が小さい第2ケース(37)と、を備え、
前記第2ケースが、前記第1ケースの上方側の上方壁(363)に設けられる、または、前記前後方向に関して前記第1ケースの後方側の後方壁(362C)と並んでいる電気機器。
ボンネット(1B)の下方側で、車両部品(10)と上下方向(Z)に関して並ぶとともに、前記上下方向に直交する前後方向(X)に関して、バッテリ(2B)よりも前方に設けられる電気機器(3)であって、
パワーモジュール(38)と、
前記パワーモジュールに電気的に接続される基板(39)と、
前記パワーモジュールと前記基板を収納する第1ケース(36)と、
前記バッテリと前記パワーモジュールに電気的に接続される接続部品(34)と、
前記接続部品を収納するとともに前記前後方向に関して、前記第1ケースよりも体格が小さい第2ケース(37)と、を備え、
前記第2ケースが、前記第1ケースの上方側の上方壁(363)に設けられる、または、前記前後方向に関して前記第1ケースの後方側の後方壁(362C)と並んでいる電気機器。
技術的思想2
前記前後方向に関して、前記接続部品が前記パワーモジュールよりも前記バッテリ側に設けられる技術的思想1に記載の電気機器。
前記前後方向に関して、前記接続部品が前記パワーモジュールよりも前記バッテリ側に設けられる技術的思想1に記載の電気機器。
技術的思想3
前記第2ケースの前記バッテリから離れた側に位置する第2前方壁(372A)が、前記第1ケースの前記バッテリから離れた側に位置する第1前方壁(362A)よりも、前記バッテリ側に設けられる技術的思想1または2に記載の電気機器。
前記第2ケースの前記バッテリから離れた側に位置する第2前方壁(372A)が、前記第1ケースの前記バッテリから離れた側に位置する第1前方壁(362A)よりも、前記バッテリ側に設けられる技術的思想1または2に記載の電気機器。
技術的思想4
前記基板における前記バッテリ側の端の基板後端部(39B)が、前記パワーモジュールにおける前記バッテリ側の端のパワーモジュール後端部(38B)よりも、前記前後方向に関して、前記バッテリ側に設けられる技術的思想1~3のいずれか1つに記載の電気機器。
前記基板における前記バッテリ側の端の基板後端部(39B)が、前記パワーモジュールにおける前記バッテリ側の端のパワーモジュール後端部(38B)よりも、前記前後方向に関して、前記バッテリ側に設けられる技術的思想1~3のいずれか1つに記載の電気機器。
技術的思想5
前記接続部品における前記バッテリ側の端の接続後端部(34E)が、前記基板後端部よりも、前記前後方向に関して、前記バッテリ側に設けられる技術的思想4に記載の電気機器。
前記接続部品における前記バッテリ側の端の接続後端部(34E)が、前記基板後端部よりも、前記前後方向に関して、前記バッテリ側に設けられる技術的思想4に記載の電気機器。
技術的思想6
前記パワーモジュールと前記接続部品とを電気的に接続する導電部材(34A、34B)をさらに備え、
前記第1ケースに、前記上下方向、または、前記前後方向に開口する、第1貫通孔(366)が形成され、
前記第2ケースに、前記上下方向、または、前記前後方向に開口する、第2貫通孔(376)が形成され、
前記導電部材が、前記第1ケースの第1収納空間(364)、前記第1貫通孔、前記第2貫通孔、および、前記第2ケースの第2収納空間(374)を通るように延びる技術的思想1~5のいずれか1つに記載の電気機器。
前記パワーモジュールと前記接続部品とを電気的に接続する導電部材(34A、34B)をさらに備え、
前記第1ケースに、前記上下方向、または、前記前後方向に開口する、第1貫通孔(366)が形成され、
前記第2ケースに、前記上下方向、または、前記前後方向に開口する、第2貫通孔(376)が形成され、
前記導電部材が、前記第1ケースの第1収納空間(364)、前記第1貫通孔、前記第2貫通孔、および、前記第2ケースの第2収納空間(374)を通るように延びる技術的思想1~5のいずれか1つに記載の電気機器。
技術的思想7
前記導電部材が、前記パワーモジュールにおける前記前後方向の中心よりも前記バッテリ側で、前記パワーモジュールに接続されている技術的思想6に記載の電気機器。
前記導電部材が、前記パワーモジュールにおける前記前後方向の中心よりも前記バッテリ側で、前記パワーモジュールに接続されている技術的思想6に記載の電気機器。
技術的思想8
前記基板に、前記上下方向に貫通する、基板貫通孔(391)が形成され、
前記導電部材が、前記第1貫通孔、前記第2貫通孔、および、前記基板貫通孔に通される技術的思想6または7に記載の電気機器。
前記基板に、前記上下方向に貫通する、基板貫通孔(391)が形成され、
前記導電部材が、前記第1貫通孔、前記第2貫通孔、および、前記基板貫通孔に通される技術的思想6または7に記載の電気機器。
技術的思想9
前記導電部材が、前記上下方向のみ、または、前記前後方向にのみに延びている技術的思想6~8のいずれか1つに記載の電気機器。
前記導電部材が、前記上下方向のみ、または、前記前後方向にのみに延びている技術的思想6~8のいずれか1つに記載の電気機器。
技術的思想10
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔の大きさが、前記導電部材が通過可能な程度の大きさである技術的思想6~9のいずれか1つに記載の電気機器。
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔の大きさが、前記導電部材が通過可能な程度の大きさである技術的思想6~9のいずれか1つに記載の電気機器。
10…車両部品、1B…ボンネット、2B…補機バッテリ、3…電気機器、34…DCDCコンバータ、34A、34B…導電バスバ、34E…DCDCコンバータ後端部、36…第1ケース、362A…第1前方壁、362C…第1後方壁、363…第1対向壁、364…第1収納空間、366…第1貫通孔、37…第2ケース、372A…第2前方壁、374…第2収納空間、376…第2貫通孔、38…パワーモジュール、38B…パワーモジュール後端部、39…基板、391…基板貫通孔、39B…基板後端部、X…前後方向、Z…上下方向
Claims (10)
- ボンネット(1B)の下方側で、車両部品(10)と上下方向(Z)に関して並ぶとともに、前記上下方向に直交する前後方向(X)に関して、バッテリ(2B)よりも前方に設けられる電気機器(3)であって、
パワーモジュール(38)と、
前記パワーモジュールに電気的に接続される基板(39)と、
前記パワーモジュールと前記基板を収納する第1ケース(36)と、
前記バッテリと前記パワーモジュールに電気的に接続される接続部品(34)と、
前記接続部品を収納するとともに前記前後方向に関して、前記第1ケースよりも体格が小さい第2ケース(37)と、を備え、
前記第2ケースが、前記第1ケースの上方側の上方壁(363)に設けられる、または、前記前後方向に関して前記第1ケースの後方側の後方壁(362C)と並んでいる電気機器。 - 前記前後方向に関して、前記接続部品が前記パワーモジュールよりも前記バッテリ側に設けられる請求項1に記載の電気機器。
- 前記第2ケースの前記バッテリから離れた側に位置する第2前方壁(372A)が、前記第1ケースの前記バッテリから離れた側に位置する第1前方壁(362A)よりも、前記バッテリ側に設けられる請求項1または2に記載の電気機器。
- 前記基板における前記バッテリ側の端の基板後端部(39B)が、前記パワーモジュールにおける前記バッテリ側の端のパワーモジュール後端部(38B)よりも、前記前後方向に関して、前記バッテリ側に設けられる請求項1または2に記載の電気機器。
- 前記接続部品における前記バッテリ側の端の接続後端部(34E)が、前記基板後端部よりも、前記前後方向に関して、前記バッテリ側に設けられる請求項4に記載の電気機器。
- 前記パワーモジュールと前記接続部品とを電気的に接続する導電部材(34A、34B)をさらに備え、
前記第1ケースに、前記上下方向、または、前記前後方向に開口する、第1貫通孔(366)が形成され、
前記第2ケースに、前記上下方向、または、前記前後方向に開口する、第2貫通孔(376)が形成され、
前記導電部材が、前記第1ケースの第1収納空間(364)、前記第1貫通孔、前記第2貫通孔、および、前記第2ケースの第2収納空間(374)を通るように延びる請求項1または2に記載の電気機器。 - 前記導電部材が、前記パワーモジュールにおける前記前後方向の中心よりも前記バッテリ側で、前記パワーモジュールに接続されている請求項6に記載の電気機器。
- 前記基板に、前記上下方向に貫通する、基板貫通孔(391)が形成され、
前記導電部材が、前記第1貫通孔、前記第2貫通孔、および、前記基板貫通孔に通される請求項6に記載の電気機器。 - 前記導電部材が、前記上下方向のみ、または、前記前後方向にのみに延びている請求項6に記載の電気機器。
- 前記第1貫通孔および前記第2貫通孔の大きさが、前記導電部材が通過可能な程度の大きさである請求項6に記載の電気機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022070314A JP2023160164A (ja) | 2022-04-21 | 2022-04-21 | 電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022070314A JP2023160164A (ja) | 2022-04-21 | 2022-04-21 | 電気機器 |
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ID=88516299
Family Applications (1)
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JP2022070314A Pending JP2023160164A (ja) | 2022-04-21 | 2022-04-21 | 電気機器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2023160164A (ja) |
-
2022
- 2022-04-21 JP JP2022070314A patent/JP2023160164A/ja active Pending
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