JP2020191518A - スピーカ装置 - Google Patents

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【課題】少ない数のスピーカユニットで、振動板の背圧の影響だけでなく、ドライバユニットの反力の影響を抑える。【解決手段】回動部12は、複数のスピーカユニット21aを有する。前記スピーカユニット21aは、振動板と、前記振動板を駆動するドライバユニットとを有する。支持部11は、所定の回動軸を中心として前記回動部12を回動自在に支持する。前記ドライバユニットが前記振動板を駆動することによって発生する反力を、前記回動部12が前記回動軸を中心として回動することにより逃がす。【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカ装置に関する。
特許文献1には、二つのスピーカユニットを含むスピーカ装置が記載されている。二つの前記スピーカユニットは、並列に配置され、振動板の裏側にパイプなどで連通した密閉空間が設けられ、逆位相で駆動されることにより、振動板の背圧による影響が抑えられ、音質が改善する。
特許文献2には、四つのスピーカユニットを含むスピーカ装置が記載されている。このうち第一及び第二のスピーカユニットは、並列に配置され、振動板の裏側に密閉空間が設けられ、逆位相で駆動される。また、第三及び第四のスピーカユニットも、同様に、並列に配置され、振動板の裏側に密閉空間が設けられ、逆位相で駆動される。これにより、振動板の背圧による影響が抑えられ、音質が改善する。更に、第一及び第三の前記スピーカユニットは、背中合わせに配置され、同位相で駆動される。第二及び第四の前記スピーカユニットも、同様に、背中合わせに配置され、同位相で駆動される。これにより、ドライバユニットの反力による影響が抑えられ、音質が改善する。
特許第5719958号 特開2012−156979号公報
特許文献1のスピーカ装置は、振動板の背圧の影響が抑えられるが、ドライバユニットの反力の影響が残る。
特許文献2のスピーカ装置は、振動板の背圧の影響が抑えられるだけでなく、ドライバユニットの反力の影響も抑えることができる。しかし、スピーカユニットが四つ必要なので、構成が複雑になる。
本発明は、少ない数のスピーカユニットで、振動板の背圧の影響だけでなく、ドライバユニットの反力の影響を抑えることを目的とする。
スピーカ装置は、回動部と、所定の回動軸を中心として前記回動部を回動自在に支持する支持部とを備える。前記回動部は、複数のスピーカユニットを有する。それぞれの前記スピーカユニットは、振動板と、前記振動板を駆動するドライバユニットとを有する。前記ドライバユニットが前記振動板を駆動することによって発生する反力を、前記回動部が前記回動軸を中心として回動することにより逃がす。
複数の前記スピーカユニットによる前記反力の合力は、ゼロであってもよい。
前記回動軸は、水平方向に沿って延びていてもよい。
前記回動軸は、複数の前記スピーカユニットの間に位置してもよい。
前記回動部は、更に、前記回動部の重心を前記回動軸に近づけるための重りを有してもよい。
前記回動部は、更に、密閉空間を画定する空間画定部を有してもよい。それぞれの前記スピーカユニットの前記振動板は、一方の面が前記密閉空間の内側に面し、他方の面が前記密閉空間の外側に面していてもよい。
第二の密閉空間を画定する第二の空間画定部を、更に備えてもよい。複数の前記スピーカユニットのうち一部のスピーカユニットの前記振動板の前記他方の面は、前記第二の密閉空間に面していてもよい。
前記回動部が回動することにより反力を逃がすので、反力の影響を抑えることができる。
前記反力の合力がゼロであれば、前記回動部の回動だけですべての反力を逃がすことができる。
前記回動軸が水平方向に沿って延びていれば、自重により、前記回動部が安定する。
前記回動軸が複数のスピーカユニットの間に位置すれば、反力を効率良く逃がすことができる。
前記回動部の重心が前記回動軸に近ければ、前記回動部の慣性モーメントが小さくなるので、反力を逃がしやすくなる。
密閉空間を設けることにより、振動板の背圧の影響を抑えることができる。
第二の密閉空間を設けることにより、音が打ち消されるのを防ぐことができる。
スピーカ装置の一例を示す斜視図。 回動部の一例を示す断面図。 回動部の変形例を示す斜視図。 回動部の更なる変形例を示す斜視図。 スピーカ装置の変形例を示す斜視図。 前記スピーカ装置を示す断面図。
図1及び2を参照する。スピーカ装置10は、例えば、回動部12と、支持部11とを備える。前記回動部12は、二つのスピーカユニット21a,21bと、二つの空間画定部22,23と、二つの軸部29a,29bとを有する。それぞれのスピーカユニット21a,21bは、振動板211と、前記振動板211を駆動するドライバユニット212とを有する。
前記空間画定部22は、密閉空間を画定する。それぞれの前記振動板211は、表側の面が、前記密閉空間の外側に面し、裏側の面が、前記密閉空間の内側に面している。二つの前記ドライバユニット212は、例えば、逆位相の信号を入力し、前記振動板211を逆向きに駆動する。すなわち、一方の振動板211が前記密閉空間の内側へ向けて駆動されたとき、他方の振動板211が前記密閉空間の外側へ向けて駆動され、これにより、前記密閉空間の体積が常に一定に保たれ、前記振動板211の背圧の影響が抑えられる。
前記空間画定部23も、密閉空間を画定する。前記スピーカユニット21bの前記振動板211の表側の面は、前記空間画定部23によって画定される密閉空間に面している。これにより、前記スピーカユニット21bによって発生した音を前記空間画定部23によって画定される前記密閉空間のなかに閉じ込め、前記スピーカユニット21aによって発生した音が打ち消されるのを防ぐ。
二つの前記軸部29a,29bは、同軸の円柱状であり、前記空間画定部23の左右の側面から外側へ向けてほぼ水平に突出している。
前記支持部11は、前記軸部29a,29bを自由に回動できるよう保持し、これにより、前記軸部29a,29bによって定まる回動軸を中心として、前記回動部12を回動自在に支持している。
二つの前記ドライバユニット212が前記振動板211を駆動する方向は、同一である。上述したように、二つの前記ドライバユニット212は、前記振動板211を逆向きに駆動するので、二つの前記ドライバユニット212が前記振動板211を駆動することによって発生する反力は、大きさが同じで、向きが逆である。すなわち、二つの前記反力の合力は、ゼロである。しかし、二つの前記反力の作用線が同じではないので、二つの前記反力は、偶力である。
前記回動部12は、前記支持部11によって回動自在に支持されているので、前記反力によって前記回動軸を中心として回転方向に振動する。これにより、前記反力を逃がすことができるので、反力の影響を抑えることができる。
前記回動軸の位置は、前記スピーカユニット21a,21bの間であることが好ましく、前記スピーカユニット21a,21bのちょうど真ん中であることが更に好ましい。また、前記ドライバユニット212において、前記反力は、コイルなど駆動力を発生する部品の中心に作用すると考えられるので、前記回動軸は、二つの前記ドライバユニット212のコイルの中心を結んだ線と交わることが好ましい。
前記回動部12の重心は、前記回動軸に近いほうが、前記回動部12の前記回動軸に対する慣性モーメントが小さくなるので、好ましい。このため、例えば図3に示すように、前記空間画定部23とほぼ釣り合う重さの重り24を前記回動軸よりも上に設けて、前記回動部12の重心を前記回動軸のすぐ下まで持ち上げてもよい。その場合、前記回動部12の重心が前記回動軸の真下にあるとき前記スピーカユニット21aの向きが所望の向きとなるよう、前記重り24の前後方向における位置を調整することが好ましい。
前記回動部12の重心は、前記回動軸上にあってもよい。その場合、前記スピーカユニット21aの向きが安定しないが、前記回動部12の慣性モーメントは、最も小さくなる。
前記空間画定部23によって画定される密閉空間の体積は、大きいほうが好ましい。また、前記空間画定部23は、前記スピーカユニット21bの前記振動板211の表側の面を覆っていればよい。したがって、例えば図4に示すように、前記スピーカユニット21bの前記振動板211の前に、前記空間画定部23を設けてもよい。この場合、前記スピーカユニット21aの後に重り24を設けて、前後のバランスを取ることが好ましい。
前記軸部29a,29bは、前記空間画定部23ではなく、前記空間画定部22から左右に突出していてもよいし、前記空間画定部22や前記空間画定部23から離れた位置に軸部を設け、支持部材などにより前記空間画定部22や前記空間画定部23に固定してもよい。
また、前記回動部12の一部として軸部を設けるのではなく、前記支持部11の一部として軸部を設け、これが前記回動部12に設けた軸受などと係合することにより、前記支持部11が前記回動部12を回動自在に支持してもよい。あるいは、更に別の構造によって、前記支持部11が前記回動部12を回動自在に支持してもよい。前記回動部12が動く範囲は非常に小さいので、前記回動部12は、その範囲内で回動自在であればよく、それよりも大きな範囲で回動自在あるいは回転自在である必要はない。
また、図5及び6に示すように、前記回動部12の一部として空間画定部23を設けるのではなく、前記回動部12とは別に、空間画定部13を設けてもよい。その場合、前記回動部12が自由に回動できるよう、前記空間画定部22と空間画定部13との間を離すことが好ましく、その隙間を、ゴムなどの柔軟な材料で形成され又は蛇腹など変形可能な構造を有する接続部材25で接続することにより、前記空間画定部13によって画定される空間の密閉性を確保することが好ましい。
前記スピーカユニット21a,21bの向きは、横向きでなくてもよく、例えば低音用の場合は、下向きであってもよい。
前記回動軸の向きは、水平ではなくてもよく、例えば垂直であってもよい。
前記スピーカユニットの数は、2つが好ましいが、もっと多くてもよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例である。本発明は、これに限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲によって定義される範囲から逸脱することなく様々に修正し、変更し、追加し、又は除去したものを含む。これは、以上の説明から当業者に容易に理解することができる。
10 スピーカ装置、11 支持部、12 回動部、13,22,23 空間画定部、21a,21b スピーカユニット、211 振動板、212 ドライバユニット、24 重り、25 接続部材、29a,29b 軸部。

Claims (7)

  1. 回動部と、
    所定の回動軸を中心として前記回動部を回動自在に支持する支持部と
    を備え、
    前記回動部は、複数のスピーカユニットを有し、
    それぞれの前記スピーカユニットは、
    振動板と、
    前記振動板を駆動するドライバユニットと
    を有し、
    前記ドライバユニットが前記振動板を駆動することによって発生する反力を、前記回動部が前記回動軸を中心として回動することにより逃がす、
    スピーカ装置。
  2. 複数の前記スピーカユニットによる前記反力の合力は、ゼロである、
    請求項1のスピーカ装置。
  3. 前記回動軸は、水平方向に沿って延びている、
    請求項1又は2のスピーカ装置。
  4. 前記回動軸は、複数の前記スピーカユニットの間に位置する、
    請求項1乃至3いずれかのスピーカ装置。
  5. 前記回動部は、更に、
    前記回動部の重心を前記回動軸に近づけるための重りを有する、
    請求項1乃至4いずれかのスピーカ装置。
  6. 前記回動部は、更に、
    密閉空間を画定する空間画定部を有し、
    それぞれの前記スピーカユニットの前記振動板は、
    一方の面が前記密閉空間の内側に面し、
    他方の面が前記密閉空間の外側に面している、
    請求項1乃至5いずれかのスピーカ装置。
  7. 第二の密閉空間を画定する第二の空間画定部を、更に備え、
    複数の前記スピーカユニットのうち一部のスピーカユニットの前記振動板の前記他方の面は、前記第二の密閉空間に面している、
    請求項6のスピーカ装置。
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