JP2020191518A - スピーカ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献2には、四つのスピーカユニットを含むスピーカ装置が記載されている。このうち第一及び第二のスピーカユニットは、並列に配置され、振動板の裏側に密閉空間が設けられ、逆位相で駆動される。また、第三及び第四のスピーカユニットも、同様に、並列に配置され、振動板の裏側に密閉空間が設けられ、逆位相で駆動される。これにより、振動板の背圧による影響が抑えられ、音質が改善する。更に、第一及び第三の前記スピーカユニットは、背中合わせに配置され、同位相で駆動される。第二及び第四の前記スピーカユニットも、同様に、背中合わせに配置され、同位相で駆動される。これにより、ドライバユニットの反力による影響が抑えられ、音質が改善する。
特許文献2のスピーカ装置は、振動板の背圧の影響が抑えられるだけでなく、ドライバユニットの反力の影響も抑えることができる。しかし、スピーカユニットが四つ必要なので、構成が複雑になる。
本発明は、少ない数のスピーカユニットで、振動板の背圧の影響だけでなく、ドライバユニットの反力の影響を抑えることを目的とする。
複数の前記スピーカユニットによる前記反力の合力は、ゼロであってもよい。
前記回動軸は、水平方向に沿って延びていてもよい。
前記回動軸は、複数の前記スピーカユニットの間に位置してもよい。
前記回動部は、更に、前記回動部の重心を前記回動軸に近づけるための重りを有してもよい。
前記回動部は、更に、密閉空間を画定する空間画定部を有してもよい。それぞれの前記スピーカユニットの前記振動板は、一方の面が前記密閉空間の内側に面し、他方の面が前記密閉空間の外側に面していてもよい。
第二の密閉空間を画定する第二の空間画定部を、更に備えてもよい。複数の前記スピーカユニットのうち一部のスピーカユニットの前記振動板の前記他方の面は、前記第二の密閉空間に面していてもよい。
前記反力の合力がゼロであれば、前記回動部の回動だけですべての反力を逃がすことができる。
前記回動軸が水平方向に沿って延びていれば、自重により、前記回動部が安定する。
前記回動軸が複数のスピーカユニットの間に位置すれば、反力を効率良く逃がすことができる。
前記回動部の重心が前記回動軸に近ければ、前記回動部の慣性モーメントが小さくなるので、反力を逃がしやすくなる。
密閉空間を設けることにより、振動板の背圧の影響を抑えることができる。
第二の密閉空間を設けることにより、音が打ち消されるのを防ぐことができる。
前記支持部11は、前記軸部29a,29bを自由に回動できるよう保持し、これにより、前記軸部29a,29bによって定まる回動軸を中心として、前記回動部12を回動自在に支持している。
前記回動部12の重心は、前記回動軸上にあってもよい。その場合、前記スピーカユニット21aの向きが安定しないが、前記回動部12の慣性モーメントは、最も小さくなる。
また、前記回動部12の一部として軸部を設けるのではなく、前記支持部11の一部として軸部を設け、これが前記回動部12に設けた軸受などと係合することにより、前記支持部11が前記回動部12を回動自在に支持してもよい。あるいは、更に別の構造によって、前記支持部11が前記回動部12を回動自在に支持してもよい。前記回動部12が動く範囲は非常に小さいので、前記回動部12は、その範囲内で回動自在であればよく、それよりも大きな範囲で回動自在あるいは回転自在である必要はない。
前記回動軸の向きは、水平ではなくてもよく、例えば垂直であってもよい。
前記スピーカユニットの数は、2つが好ましいが、もっと多くてもよい。
Claims (7)
- 回動部と、
所定の回動軸を中心として前記回動部を回動自在に支持する支持部と
を備え、
前記回動部は、複数のスピーカユニットを有し、
それぞれの前記スピーカユニットは、
振動板と、
前記振動板を駆動するドライバユニットと
を有し、
前記ドライバユニットが前記振動板を駆動することによって発生する反力を、前記回動部が前記回動軸を中心として回動することにより逃がす、
スピーカ装置。 - 複数の前記スピーカユニットによる前記反力の合力は、ゼロである、
請求項1のスピーカ装置。 - 前記回動軸は、水平方向に沿って延びている、
請求項1又は2のスピーカ装置。 - 前記回動軸は、複数の前記スピーカユニットの間に位置する、
請求項1乃至3いずれかのスピーカ装置。 - 前記回動部は、更に、
前記回動部の重心を前記回動軸に近づけるための重りを有する、
請求項1乃至4いずれかのスピーカ装置。 - 前記回動部は、更に、
密閉空間を画定する空間画定部を有し、
それぞれの前記スピーカユニットの前記振動板は、
一方の面が前記密閉空間の内側に面し、
他方の面が前記密閉空間の外側に面している、
請求項1乃至5いずれかのスピーカ装置。 - 第二の密閉空間を画定する第二の空間画定部を、更に備え、
複数の前記スピーカユニットのうち一部のスピーカユニットの前記振動板の前記他方の面は、前記第二の密閉空間に面している、
請求項6のスピーカ装置。
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JP7231933B2 JP7231933B2 (ja) | 2023-03-02 |
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ID=73454732
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JP2019095081A Active JP7231933B2 (ja) | 2019-05-21 | 2019-05-21 | スピーカ装置 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003092791A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Sony Corp | スピーカシステム |
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2019
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