JP2020191395A - 実装基板 - Google Patents

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Koichi Takase
浩一 高瀬
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佳久 角田
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Abstract

【課題】 簡単且つ低コストで、半田付け箇所におけるクラックの発生を防止できると共に、半田付け箇所近傍の合成樹脂が半田の熱で溶融してしまうことを防止した合成樹脂製の実装基板を創出することを課題とする。【解決手段】 合成樹脂製の基板1に電子部品10が半田付けされる実装基板であって、基板1には、配線路6が任意に配線されると共に配線路6の末端に接続された接続端子7の一部がインサートされており、接続端子7が、電子部品10を半田付する半田付け箇所7aと、接続端子7をその長手方向に伸縮させる伸縮部7bと、を有する構成とする。【選択図】 図2

Description

本発明は、電子部品が半田付けされる合成樹脂製の実装基板に関する。
実装基板と、この実装基板に半田付けされる電子部品との熱膨張係数の差に起因する半田付け箇所におけるクラックの発生を防止する先行技術としては、例えば以下に示す特許文献1、2などが存在する。
特許文献1に記載の発明は、基板の熱膨張係数αと実質的に略近似した熱膨張係数αを有した被覆樹脂で回路素子を被覆封止することにより、基板上に搭載した回路素子の半田接合部における温度サイクルによるクラック発生を防止した、と云うものである。
また特許文献2に記載の発明は、表面に金属電極部10aを有するプリント配線基板10の、電子部品13に対向する表面及びまたは内面に、電子部品13を主に構成する部材であるセラミックから成るひずみ抑制体20(セラミックシート)を設けることにより、電子部品13近傍における、温度変化に伴う電子部品13とプリント配線基板10の伸縮の差を小さくし、ハンダのフィレット11に加わるストレスを小さくするようにした、と云うものである。
特開平5−102645号公報 特開2010−87145号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、被覆樹脂によって回路素子を被覆封止する作業を、電子素子毎に個別に行わなければならず、多数の電子素子を有する場合には、その作業を自動化するためのコストが膨大となる虞がある。
また特許文献2に記載の発明は、配線基板10とは別部材で構成されるひずみ抑制体20(セラミックシート)を配線基板10の表面及びまたは内面に多数配置する必要があることから、部品点数の増大を招き、製造コストを低減することが困難になる、という問題がある。
また熱膨張率の極めて大きい合成樹脂成形品で、実装基板を構成する必要がある場合には、予め導電性の接続端子をセットした金型内に溶融樹脂を流し込んでインサート成形した合成樹脂製の実装基板が使用される。このような合成樹脂製の実装基板に設けられた接続端子の半田付け箇所に対して電子部品を半田付けする場合には、高温状態の半田が濡れ広がって半田付け箇所近傍の合成樹脂を部分的がその熱で溶融する虞があった。そこで、このような場合には半田付け箇所近傍に位置する合成樹脂を、予めレジスト処理等により保護した状態で半田付けする必要があったことから、コストの増大を招く一因となっていた。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、簡単且つ低コストで、半田付け箇所におけるクラックの発生を防止できると共に、半田付け箇所近傍の合成樹脂が半田の熱で溶融してしまうことを防止した合成樹脂製の実装基板を創出することを課題とする。
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の主たる手段は、
合成樹脂製の基板に電子部品が半田付けされる実装基板であって、
基板には、配線路が任意に配線されると共に配線路の末端に接続された接続端子7の一部がインサートされており、
接続端子が、電子部品が半田付けされる半田付け箇所と、接続端子をその長手方向に伸縮させる伸縮部と、を有することを特徴とする、と云うものである。
本発明の主たる手段では、合成樹脂製の基板に温度変化に応じた歪み(寸法変化)が生じても、伸縮部が歪みを吸収し、半田付け箇所に歪みによる応力の集中を防止することを達成し得る。
また本発明の他の手段は、上記主たる手段に、半田付け箇所を除いた接続端子の一部を側面視逆V字形状に屈曲させて伸縮部とした、との手段を加えたものである。
上記手段では、逆V字形状に屈曲させて伸縮部が、半田の濡れ広がりを必要な箇所のみに留めることを達成し得る。
また本発明の他の手段は、上記主たる手段に、半田付け箇所を除いた接続端子の一部を側面視略クランク状に折り曲げて伸縮部とした、との手段を加えたものである。
上記手段では、略クランク状の伸縮部が、半田の濡れ広がりを必要な箇所のみに留めることを達成し得る。
また本発明の他の手段は、上記主たる手段に、半田付け箇所を除いた接続端子の一部を枠部で形成して伸縮部とした、との手段を加えたものである。
上記手段では、枠部が共振振動に応じて左右(長手方向)に凹凸状に変形することから、共振振動を吸収し、ストレスが集中することによる断線等の接続不良を抑制し得る。
また本発明の他の手段は、上記いずれかの手段に、半田付け箇所と対向する基板上の位置に凹部が対向して形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、半田付け箇所と基板との距離を離すことが可能となるため、半田付け箇所に対して電子部品を半田付けする際に発生する半田の熱による基板側の溶融を防止し得る。
さらに本発明の他の手段は、上記いずれかの手段に、基板に、一対の接続端子が所定の距離を有して対向配置されており、接続端子の両先端と対向する基板の位置に凹部が形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、特に対向配置された一対の接続端子の半田付け箇所に対し、電子部品の両電極端子を夫々半田付けする際に発生する半田の熱による基板側の溶融を防止し得る。
本発明の実装基板では、接続端子に伸縮部を形成するという簡単且つ抵コストの構成により、温度変化に応じて合成樹脂製の基板に生じる歪み(寸法変化)を吸収し、接続端子先端の半田付け箇所に歪みによる応力が集中することを防止することが可能となるため、半田付け箇所に形成された半田フィレットにクラックが発生することを防止することができる。
また伸縮部は半田の濡れ広がりを抑制し、熱が基端部側に伝導し難くするため、合成樹脂製の基板のうち、接続端子をインサートする部分の樹脂が半田の熱で溶融してしまうことを防止することができる。
本発明の第1実施例としての実装基板の一部を示す側面図である。 図1の実装基板の接続端子に電子部品を半田付けした状態を示す側面図である。 本発明の第2実施例としての実装基板の一部を示す側面図である。 図3の実装基板の接続端子に電子部品を半田付けした状態を示す側面図である。 本発明の第3実施例としての実装基板の一部を示し、Aは縦断面図、BはAのV−V線における横断面図である。 図5の実装基板の接続端子に電子部品を半田付けした状態を示し、Aは縦断面図、BはAのVI−VI線における横断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の第1実施例としての実装基板の一部を示す側面図、図2は図1の実装基板の接続端子に電子部品を半田付けした状態を示す側面図である。
本発明の実装基板を構成する主体である基板1には、導電箔を任意に配線して成る配線路6が配置されており、配線路6の末端には接続端子7が接続され、この接続端子7の先端が基板1から突出している。この基板1は、配線路6及び接続端子7をセットした所定の金型内に、溶融状態の合成樹脂材料、例えばガラスエポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリプロピレン樹脂(PP)などを流し込で成形するインサート成形法によって形成されている。
図1に示す第1実施例では、基板1の左右両側の位置に、突設面3と載置面4とを有して成る一対の段差状の端子形成部2が対向して形成されており、接続端子7は左右の端子形成部2に夫々設けられている。接続端子7は薄い長板状の鉄又は銅などの導電性金属で形成され、その一部は基板1の突設面3内にインサートされ、残りの一部が基板1から外部に向けて突出している。
図2に示すように、突出している接続端子7のうち、先端側に電子部品10側の電極端子11が接続される半田付け箇所7aが設けられ、突設面3側に基端部7cが設けられている。そして、本実施例では、先端の半田付け箇所7aと基端部7cとの間に伸縮部7b形成されている。第1実施例に示す伸縮部7bは、半田付け箇所7a側に斜面7b1を有し、基端部7c側に斜面7b2を有して側面視逆V字状に屈曲形成された構成である。第1実施例では、対向する一方の接続端子7の半田付け箇所7aと他方の接続端子7の半田付け箇所7aとが所定の距離ΔLを隔てて対向している。尚、この所定の距離ΔLは、電子部品10の両端に設けられる電極端子11間の距離に合わせて設定することができる。
次に、電子部品10を実装基板に半田付けする作業について説明する。
図2に示すように、電子部品10は、例えば抵抗体、コンデンサ又はコイルなどの受動素子から構成されるチップ部品であり、左右両端に互いに絶縁された状態の電極端子11が夫々設けられている。電子部品10は、対向する一方の接続端子7の半田付け箇所7aと他方の接続端子7の半田付け箇所7a上に、電子部品10の両電極端子11を夫々載置させた状態において半田付けされる。この際、半田は半田付け箇所7aから接続端子7全体に濡れ広がろうとするが、逆V字状に形成された伸縮部7bで留めることができるため、伸縮部7bを越えて基端部7cまで半田が濡れ広がることを阻止することができる。よって、基端部7cを半田付け箇所7aよりも低温とすることができ、基端部7cの近傍に位置する基板1側の突設面3や載置部4が半田の熱によって部分的に溶融することを防止できる。さらには、電子部品10の電極端子11の側面12、半田付け箇所7a及び伸縮部7bの斜面7b1で挟まれる領域に好ましい形状の半田フィレット20を形成することができる。
尚、第1実施例では、基板1の半田付け箇所7aと対向する位置に凹部5を形成し、半田付け箇所7aが基板1に直接接触することを避ける構造とすることにより、半田の熱によって基板1が溶融することを確実に防止することを可能としている。
また半田付け時には、半田の熱が半田付け箇所7aから基端部7cに向かって伝導しようとするが、逆V字状に形成された伸縮部7bは、伸縮部7bを有しない構成に比較して実質的に熱が伝導する距離を延長することとなるため、基端部7cを半田付け箇所7aよりも十分に低い温度に設定することが可能となり、結果として基端部7aが基板1の載置面4に接触しても溶融が起き難くすることができる。また基端部7cを支持する左右の載置面4間に形成される凹部5の長手方向に長さを、一対の伸縮部7b間の距離L1に応じて設定することができ、これにより接続端子7の基端部7cを基板1側の載置部4で安定的に支持することが可能となる。
次に、電子部品10が半田付けされた合成樹脂製の実装基板を搭載した製品が、高温環境下又は低温環境下に置かれると、基板1に歪み(寸法変化)が発生して所定の距離ΔLが変位する。この際、この変位に追従して伸縮部7bが長手方向に伸縮変形し、すなわち、逆V字形状からなる伸縮部7bの一方の斜面7b1と他方の斜面7b1との間の距離L2が長手方向に拡張し又は収縮することから、温度変化に伴う基板1の歪み(寸法変化)を吸収し、電子部品10が半田付けされた一対の半田付け箇所7aの所定の距離ΔLを一定に保つことが可能となる。よって、半田フィレット20に加わるストレスを小さくすることが可能となり、結果としてクラックの発生を抑制することができる。
図3は本発明の第2実施例としての実装基板の一部を示す側面図、図4は図3の実装基板の接続端子に電子部品を半田付けした状態を示す側面図である。
図3、4に第2実施例として示す実装基板が、上記第1実施例の実装基板と異なる点は、主に端子形成部2と接続端子7の構成にあり、その他の構成及び効果は上記第1実施例同様である。よって、以下においては主として異なる点について説明する。
図3に示すように、第2実施例の基板1は突設面3のみを有し、この突設面3から接続端子7が突出する構成である。接続端子7の基端部7cと先端の半田付け箇所7aとの間には、基端部7cから半田付け箇所7aに向かう下り傾斜面7b3から成るクランク状の伸縮部7bが形成されており、基端部7c及び半田付け箇所7aは略水平に形成されている。
第2実施例においても、基板1の一方の突設面3に突設された一方の接続端子7の半田付け箇所7aと、他方の突設面3に突設された他方の接続端子7の半田付け箇所7aとは、所定の距離ΔLを隔てた状態で凹部5内に対向配置されている。
図4に示すように、電子部品10の両電極端子11は、一方の接続端子7の半田付け箇所7aと他方の接続端子7の半田付け箇所7aの上に夫々載置させた状態で半田付けされる。この際、電子部品10の電極端子11の側面12、半田付け箇所7a及び伸縮部7bの傾斜面7b3で挟まれる領域に好まし形状(本実施例では側面視三角形状)の半田フィレット20が形成される。
半田付けの際には、接続端子7全体に濡れ広がろうとする半田をクランク状の伸縮部7bの傾斜面7b3で堰き止めることができる。よって、半田が伸縮部7bを越えて基端部7cまで濡れ広がることを阻止することができる。よって、伸縮部7bは伸縮部7bを有しない構成に比較して実質的に熱が伝導する距離を延長し、基端部7cを半田付け箇所7aよりも十分に低い温度に設定することが可能となることから、結果として基端部7c近傍に位置する基板1の突設面3が、半田の熱によって部分的に溶融してしまうことを防止できる。
次に、電子部品10が半田付けされた合成樹脂製の実装基板を搭載した製品が、高温環境下又は低温環境下に置かれ、基板1に歪み(寸法変化)が生じて所定の距離ΔLが変位した場合には、この変位に追従して伸縮部7bが長手方向に伸縮変形し、すなわち、伸縮部7bを形成する下り傾斜面7b3の傾斜角度が変位して長手方向の長さL3(図3参照)が長手方向に拡張し又は収縮することから、温度変化に伴う基板1の歪み(寸法変化)を吸収し、電子部品10が半田付けされた一対の半田付け箇所7aの所定の距離ΔLを一定に保つことが可能となる。よって、本実施例においても上記同様、半田フィレット20に加わるストレスを小さくすることが可能となり、結果としてクラックの発生を抑制することができる。
図5は本発明の第3実施例としての実装基板の一部を示し、Aは縦断面図、BはAのV−V線における横断面図、図6は図5の実装基板の接続端子に電子部品を半田付けした状態を示し、Aは縦断面図、BはAのVI−VI線における横断面図である。
図5、6に第3実施例として示す実装基板が、上記第1実施例及び第2実施例の実装基板と異なる点も主に端子形成部2と接続端子7の構成にあり、その他の構成及び効果は上記第1実施例同様であることから、以下においては主として異なる点について説明する。
図5A及び図5Bに示すように、第3実施例の実装基板では、基板1に設けられた略長方形状の凹部5を介して対向配置された突設面3から接続端子7の先端である半田付け箇所7aが直線状に突設している。そして、接続端子7の一部を構成する伸縮部7bは突設面3内にインサートされている。本実施例に示す伸縮部7bは、平行に配置さたれた2本の横線部7b4と、同じく平行に配置された2本の縦線部7b5を有して平面視四角状の枠部で形成されている。伸縮方向(長手方向)に対して直交するように配置された縦線部7b5は、伸縮方向に沿って配置された横線部7b4に比較して細い幅寸法を有して形成することにより、伸縮時に変形しやすいように構成されている。尚、縦線部7b5のうち、縦線部7b5と他の配線路6との接続部分が基端部7cである。また伸縮部7bの形状は四角状の枠部に限られるものではなく、円形状の枠部、楕円形状の枠部などその他の形状からなる枠部であっても良い。
図6A及び図6Bに示すように、電子部品10の両電極端子11は、凹部5の一対の突設面3に対称に配置された一方の接続端子7の半田付け箇所7aと他方の接続端子7の半田付け箇所7aの上に夫々載置させた状態で半田付けされる。この際、本実施例では電子部品10の電極端子11の側面12と半田付け箇所7aとで挟まれる領域に好まし形状(本実施例では側面視三角形状)の半田フィレット20が形成されることになる。
次に、電子部品10が半田付けされた合成樹脂製の実装基板を搭載した製品が、高温環境下又は低温環境下に置かれ、基板1に歪み(寸法変化)が生じて所定の距離ΔLが変位した場合には、この変位に追従して伸縮部7bが長手方向に伸縮変形する。すなわち、図6Bに示すように、伸縮部7bを形成する2本の縦線部7b5は、基板1が長手方向に伸長する歪みが生じたときには電子部品10に向かって凸状に湾曲変形し、また基板1が長手方向に収縮する歪みが生じたときには、電子部品10に向かって凹状に湾曲変形することから、温度変化に伴う基板1の歪み(寸法変化)を吸収し、電子部品10が半田付けされた一対の半田付け箇所7aの所定の距離ΔLを一定に保つことが可能となる。よって、本実施例においても上記同様、半田フィレット20に加わるストレスを小さくすることが可能となり、結果としてクラックの発生を抑制することができる。
また配線路6がリード線である場合には、実装基板を搭載した製品に加わる振動でリード線が共振し、リード線(配線路6)と接続端子7の接続部分である基端部7cにストレスが集中して断線等の接続不良が発生する可能性がある。
しかし、第3実施例においては、2本の縦線部7b5が共振振動に応じて左右(長手方向)に凹凸状に変形することから、共振振動を吸収してストレスの集中を防止し、結果として断線等の接続不良の発生を抑制することが可能となる。
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、上記第1乃至第3実施例では、一つの凹部5に一対の接続端子7が所定の距離ΔLを有して対向配置された構成を示して説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、一つの凹部5に一つの接続端子7のみが配置される構成であってもよい。
また上記実施例では、導電箔から成る配線路6と接続端子7とが基板1中にインサートされた場合を示して説明したが、配線路6がリード線の場合には、接続端子7のみが基板1中に部分的にインサートされており、この接続端子7の基端部7cに対して浮いた状態で配線(空中配線)されたリード線の末端が電気的に接続される構成であってもよい。リード線(配線路6)と接続端子7の基端部7cとの電気的な接続は、半田付けであってもよいし、ネジ止めによる接続、カシメ固定による接続等どのようなものでも良い。
また第3実施例の場合には、配線路6が導電箔である場合には、配線路6をエッジングによる印刷配線とすることができ、配線路6の末端に接続端子7を同時に形成してもよい。またこの場合には接続端子7の収縮部7bは必ずしもインサート成形する必要はなく、基板1の表面に露出する構成であってもよい。
本発明は、電子部品を合成樹脂製の基板に半田付けする実装基板の分野における用途展開をさらに広い領域で図ることができる。
1 : 基板
2 : 端子形成部
3 : 突設面
4 : 載置面
5 : 凹部
6 : 配線路
7 : 接続端子
7a : 半田付け箇所
7b : 伸縮部
7b1: 斜面
7b2: 斜面
7b3: 傾斜面
7b4: 横線部
7b5: 縦線部
7c : 基端部
10 : 電子部品
11 : 電極端子
12 : 電極端子の側面
20 フィレット

Claims (6)

  1. 合成樹脂製の基板(1)に電子部品(10)が半田付けされる実装基板であって、
    前記基板(1)には、配線路(6)が任意に配線されると共に該配線路(6)の末端に接続された接続端子(7)の一部がインサートされており、
    該接続端子(7)が、前記電子部品(10)を半田付する半田付け箇所(7a)と、前記接続端子(7)をその長手方向に伸縮させる伸縮部(7b)と、を有することを特徴とする実装基板。
  2. 半田付け箇所(7a)を除いた接続端子(7)の一部を側面視逆V字形状に屈曲させて伸縮部(7b)とした請求項1記載の実装基板。
  3. 半田付け箇所(7a)を除いた接続端子(7)の一部を側面視略クランク状に折り曲げて伸縮部(7b)とした請求項1記載の実装基板。
  4. 半田付け箇所(7a)を除いた接続端子(7)の一部を枠部で形成して伸縮部(7b)とした請求項1記載の実装基板。
  5. 半田付け箇所(7a)と対向する基板(1)上の位置に凹部(5)が対向して形成されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の実装基板。
  6. 基板(1)に、一対の接続端子(7)が所定の距離(ΔL)を有して対向配置されており、前記接続端子(7)の両先端と対向する基板1の位置に凹部(5)が形成されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の実装基板。
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