JP2020190610A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印字カバレッジに基づいた中間転写ベルトのクリーニング処理を行う技術を提供する。【解決手段】画像形成装置は、トナー像を形成するイメージングユニットと、イメージングユニットからトナー像を転写される中間転写ベルトと、中間転写ベルトを清掃するクリーニング部と、クリーニング部および中間転写ベルトの間の当接圧を調整する調整部と、画像形成装置を制御する制御部とを備える。制御部は、トナー像を転写される媒体の印字カバレッジに基づいて(S810)、当接圧の第1の設定を決定し(S840)、調整部は、決定された第1の設定に基づいて、当接圧を調整する(S860)。【選択図】図8

Description

本開示は、画像形成装置に関し、より特定的には、中間転写ベルトの清掃処理に関する。
近年、トナー剤を用いた印刷処理を行うMFP(Multifunction Peripheral)等の画像形成装置において、塗工紙および非塗工紙の両方が使われている。さらに、昨今、印刷処理に使用される非塗工紙は多種多様化しており、画像形成装置は、これら多種多様な非塗工紙に対応する必要がある。
画像形成のプロセスにおいて、中間転写ベルトのクリーニング処理は、特に非塗工紙を用いた印刷処理の影響を受けやすい。非塗工紙は、一般に、塗工紙と比較して紙粉を発生させやすく、トナー像の中間転写処理において、非塗工紙の紙粉が、中間転写ベルトに転移することがある。中間転写ベルトのクリーニング部は、中間転写ベルトのクリーニング処理中にこれらの紙粉を巻き込んでしまうことがあり、その結果として、中間転写ベルトのクリーニング不良が発生し得る。
また、中間転写ベルトの上流に位置する感光体は、一般的に滑剤を塗布されている。当該滑剤が1次転写時に中間転写ベルトに転移することにより、紙粉と滑剤とが一体化して中間転写ベルトに固着し、中間転写ベルトのクリーニング不良を発生させ得る。そのため、非塗工紙を扱う画像形成装置において、紙粉等によって引き起こされるクリーニング不良の発生を抑制する技術が必要とされている。
中間転写ベルトのクリーニング処理技術に関し、例えば、特開2012−155101号公報(特許文献1)は、「中間転写ベルトに担持したトナー像を用紙に転写する転写部と、転写後に中間転写ベルトの残存付着物を除去するクリーニング機構と、中間転写ベルトと接触して付着物を除去するクリーニングブレードと、クリーニングブレードを中間転写ベルトに接触させる際の圧力を変更する圧力変更部と、クリーニングブレードを中間転写ベルトに接触させている使用累積時間が長くなるにつれてクリーニングブレードの中間転写ベルトへの接触圧力を高くするように圧力変更部を制御する制御部と、圧力変更部で変更した接触圧力のままクリーニングブレードを中間転写ベルトに接触させるロック爪と、を備える」転写装置を開示している([要約]参照)。
他の中間転写ベルトのクリーニング処理技術は、例えば、特開2012−027225号公報(特許文献2)および特開2004−029392号公報(特許文献3)に開示されている。
特開2012−155101号公報 特開2012−027225号公報 特開2004−029392号公報
特許文献1〜3に開示された技術によると、印字カバレッジに基づいた中間転写ベルトのクリーニング処理ができない。したがって、印字カバレッジに基づいた中間転写ベルトのクリーニング処理を行う技術が必要とされている。
本開示は、上記のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、印字カバレッジに基づいた中間転写ベルトのクリーニング処理を行う技術を提供することにある。
ある実施の形態に従う画像形成装置は、トナー像を形成するイメージングユニットと、イメージングユニットからトナー像を転写される中間転写ベルトと、中間転写ベルトを清掃するクリーニング部と、クリーニング部および中間転写ベルトの間の当接圧を調整する調整部と、画像形成装置を制御する制御部とを備える。制御部は、トナー像を転写される媒体の印字カバレッジに基づいて、当接圧の第1の設定を決定し、調整部は、決定された第1の設定に基づいて、当接圧を調整する。
ある局面において、当接圧を調整することは、媒体の印字カバレッジが予め定められた値よりも小さいことに基づいて、第1の設定の当接圧を通常時の第2の設定の当接圧よりも高くすることを含む。
ある局面において、第1の設定を決定することは、媒体の紙種に基づいて、第1の設定を決定することを含む。
ある局面において、第1の設定を決定することは、トナー像を転写される媒体が予め定められた特定の紙種であることに基づいて、第1の設定を決定することと、そうでない場合に第1の設定を第2の設定にすることとを含む。
ある局面において、媒体は、当該媒体の紙種に基づいて分類される。第1の設定を決定することは、トナー像を転写される媒体が予め定められた分類に含まれることに基づいて、第1の設定を決定することと、そうでない場合に第1の設定を第2の設定にすることとを含む。
ある局面において、第1の設定を決定することは、中間転写ベルトの摺動距離が予め定められた距離以上であることに基づいて、第1の設定を調整することを含む。
ある局面において、制御部は、さらに、当接圧が第1の設定に基づく当接圧に変更されている期間中に、中間転写ベルトを印刷時とは逆方向に駆動させる。
ある局面において、調整部は、さらに、当接圧が第1の設定に基づく当接圧であることに基づいて、媒体の搬送後に、当接圧を第2の設定の当接圧に変更する。
ある局面において、画像形成装置は、印刷する画像データを取得する画像取得部をさらに備える。制御部は、画像取得部によって取得された画像データに基づいて、印字カバレッジを判定する。
ある局面において、イメージングユニットは、滑剤供給部を含む。滑剤供給部は、イメージングユニット内の感光体の表面に、滑剤を塗布する。
他の実施の形態に従うと、画像形成装置の制御方法が提供される。この制御方法は、トナー像を転写される媒体の印字カバレッジに基づいて、中間転写ベルトと、中間転写ベルトをクリーニングするクリーニング部との間の当接圧の第1の設定を決定するステップと、決定された第1の設定に基づいて、当接圧を調整するステップとを含む。
ある局面において、当接圧を調整することは、媒体の印字カバレッジが予め定められた値よりも小さいことに基づいて、第1の設定の当接圧を通常時の第2の設定の当接圧よりも高くすることを含む。
ある局面において、第1の設定を決定することは、媒体の紙種に基づいて、第1の設定を決定することを含む。
ある局面において、第1の設定を決定することは、トナー像を転写される媒体が予め定められた特定の紙種であることに基づいて、第1の設定を決定することと、そうでない場合に第1の設定を第2の設定にすることとを含む。
ある局面において、媒体は、当該媒体の紙種に基づいて分類される。第1の設定を決定することは、トナー像を転写される媒体が予め定められた分類に含まれることに基づいて、第1の設定を決定することと、そうでない場合に第1の設定を第2の設定にすることとを含む。
ある局面において、当接圧を調整することは、中間転写ベルトの摺動距離が予め定められた距離以上であることに基づいて、第1の設定を調整することを含む。
ある局面において、当接圧が第1の設定に基づく当接圧に変更されている期間中に、中間転写ベルトを印刷時とは逆方向に駆動させるステップをさらに含む。
ある局面において、当接圧が第1の設定に基づく当接圧であることに基づいて、媒体の搬送後に、当接圧を第2の設定の当接圧に変更するステップをさらに含む。
ある局面において、方法は、画像データの入力を受け付けるステップと、画像データに基づいて、印字カバレッジを判定するステップとをさらに含む。
ある局面において、方法は、感光体の表面に滑剤を塗布するステップをさらに含む。
本技術によれば、印字カバレッジに基づいた中間転写ベルトのクリーニング処理が可能になる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
ある実施の形態に従う画像形成装置100の一構成例を示す図である。 中間転写ベルト12の周辺の構成の一例を示す図である。 ベルトクリーニング部18の詳細な構成の一部を示す図である。 ベルトクリーニング部18の当接圧の調整の仕組みの一例を示す図である。 画像形成装置100の一部の回路構成の一例を示す図である。 印刷条件テーブル506の一例を示す図である。 距離条件テーブル507の一例を示す図である。 制御部50が当接圧を調整する処理の一例である。 通常のエンドシーケンスの処理を行うまでのそれぞれのアクチュエーター505の駆動信号の一例を示す図である。 当接圧を変更するエンドシーケンスの処理を行うまでのそれぞれのアクチュエーター505の駆動信号の第1の例を示す図である。 当接圧を変更するエンドシーケンスの処理を行うまでのそれぞれのアクチュエーター505の駆動信号の第2の例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示に係る技術思想の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[A.装置構成]
まず、本実施の形態に従う画像形成装置100の装置構成について説明する。画像形成装置100は、例えば、MFP等のカラー画像形成装置であるが、本実施の形態に係る技術思想の適用対象は、カラー画像形成装置に限定されるわけではなく、当該技術思想は、モノクロ画像形成装置にも適用可能である。
図1は、本実施の形態に従う画像形成装置100の一構成例を示す図である。図1を参照して、画像形成装置100は、プリントエンジン110と、原稿読取部120と、排出トレイ130とを備える。
プリントエンジン110は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、キー・プレート(K)のそれぞれのトナー像を生成するイメージングユニット10C,10M,10Y,10K(以下、「イメージングユニット10」と総称することもある)と、中間転写ベルト12と、中間転写体駆動ローラー14,16と、ベルトクリーニング部18と、転写ローラー20,21と、定着部22と、給紙部30と、送出ローラー32と、搬送ローラー34,36と、制御部50と、記憶部51とを含む。イメージングユニット10は、感光体1と、帯電部2と、露光部3と、現像部4(対応するイメージングユニット10が生成するトナー像の色に対応させて、4C、4M、4Y、4Kとそれぞれ記載する)と、クリーニング部5と、中間転写体接触ローラー6とを含む。原稿読取部120は、イメージスキャナー122と、原稿給紙台124と、自動原稿送り装置126と、原稿排紙台128とを含む。
プリントエンジン110は、給紙部30内の媒体40に対して印刷処理を行う。媒体40は、送出ローラー32により、給紙部30から搬送される。さらに、媒体40は、搬送ローラー34,36により、転写ローラー20,21に搬送される。転写ローラー20,21が、媒体40にトナー像を転写すると、定着処理が定着部22により行われ、媒体40は、排出トレイ130に排出される。
各イメージングユニット10及び中間転写ベルト12は、媒体40に転写するトナー像を生成する。帯電部2は、像担持体である感光体1の表面を一様に帯電する。露光部3は、レーザー書き込み等により、指定された画像パターンに従って感光体1の表面を露光することで、感光体1の表面上に静電潜像を形成する。現像部4は、感光体1上に形成された静電潜像をトナー像として現像する。
感光体1の表面に形成されたトナー像は、中間転写体接触ローラー6によって中間転写ベルト12に転写される。それぞれの感光体1からトナー像が、中間転写ベルト12上に順次転写されて、4色のトナー像が重ね合わされることになる。重ね合わされたトナー像は、転写ローラー20及び21によって、中間転写ベルト12から媒体40へ転写される。
感光体1から中間転写ベルト12へのトナー像の転写後に、クリーニング部5は、感光体1を清掃するために、感光体1の表面に残留したトナーおよび外添剤を除去する。クリーニング部5は、当該クリーニング部5と感光体1との間に滞留するトナーによって形成される静止層により、感光体1の表面のトナーおよび外添剤を除去する。静止層は、感光体1の表面の清掃だけではなく、クリーニング部5と感光体1との間の摩擦を低減させて、クリーニング部5および感光体1を保護する役割もある。
中間転写ベルト12から媒体40にトナー像が転写された後、ベルトクリーニング部18は、中間転写ベルト12の表面に残留したトナーおよび外転剤を除去する。ベルトクリーニング部18は、当該ベルトクリーニング部18と中間転写ベルト12との間に滞留するトナーによって形成される静止層により、中間転写ベルト12の表面のトナーおよび外添剤を除去する。
トナー像が、中間転写ベルト12から媒体40に転写されるときに、媒体40の紙粉が中間転写ベルト12に転移することがある。多量の紙粉が、中間転写ベルト12に転移すると、クリーニング不良を引き起こす可能性がある。そのため、ベルトクリーニング部18は、媒体40の紙粉をできるだけ早期に除去する必要がある。
原稿読取部120は、原稿を読み取って、その読み取り結果をプリントエンジン110に対する入力画像として出力する。イメージスキャナー122は、プラテンガラス上に配置された原稿をスキャンする。自動原稿送り装置126は、原稿給紙台124に配置された原稿を連続的に送る。原稿給紙台124上に配置された原稿は、送出ローラー(図示しない)により1枚ずつ送られ、イメージスキャナー122または自動原稿送り装置126内に配置されたイメージセンサーによって順次スキャンされる。スキャン後の原稿は、原稿排紙台128へ排出される。
制御部50は、画像形成装置100全体を制御する。記憶部51は、画像形成装置100のファームウェアや各種設定を記憶する。制御部50は、記憶部51から必要なデータやプログラムを参照する。
図2は、中間転写ベルト12の周辺の構成の一例を示す図である。図2を参照して、トナー像の転写処理の中で、どのように不純物が中間転写ベルト12に付着していくかを説明する。イメージングユニット10は、図1の構成に加えて、さらに、滑剤供給部8を備える。滑剤供給部8は、ブラシ等を介して、感光体1に滑剤を供給する。
印刷処理において、最初に、それぞれの色のトナー像が、各色の感光体1の表面に形成される。その次に、各色の感光体1の表面に形成されたトナー像が、中間転写ベルト12に転写される。その際、トナー像および滑剤が、中間転写ベルト12に転移する。
次に、中間転写ベルト12上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト12から媒体40に転写される。その際、中間転写ベルト12には、滑剤と、媒体40に転写しきれなかった残留トナーとが残ることになる。また、紙粉が、媒体40から中間転写ベルト12に転移する。
ベルトクリーニング部18は、中間転写ベルト12の表面と感光体1とが再度接触する前に、滑剤、残留トナーおよび紙粉等の不純物を中間転写ベルト12から除去する必要がある。
図3は、ベルトクリーニング部18の詳細な構成の一部を示す図である。図3を参照して、ベルトクリーニング部18の構成および紙粉の影響について説明する。図3の例は、媒体40へのトナー像の転写後の中間転写ベルト12の表面を示している。
中間転写ベルト12は、矢印310の向きに進み、さらに、対抗ローラー303と、ベルトクリーニング部18とに挟まれている。中間転写ベルト12の表面には、残留トナー307や紙粉308等の不純物が付着している。
補助部材304は、ベルトクリーニング部18の手前で中間転写ベルト12の表面を補助的にクリーニングする。規制部材305は、補助部材304によって集められた不純物が、中間転写ベルト12に戻ることを抑制する。
補助部材304によって集められた純物は、貯蔵部306に一時的に蓄えられ、トナー排出方向309に向かって排出される。ベルトクリーニング部18は、中間転写ベルト12の表面の不純物を除去する。除去された不純物は、補助部材304によって集められ得る。
ベルトクリーニング部18が、残留トナー307や紙粉308等の不純物を除去しきれない場合、画像形成装置100は、中間転写ベルト12の表面に不純物が付着したまま、次の印刷処理を行うことになる。その際、中間転写ベルト12の表面の不純物は、印刷不良を引き起こすことがある。さらに、画像形成装置100が、非塗工紙等に印刷処理を行った場合、多量の紙粉308が中間転写ベルト12に付着することがある。多量の紙粉308が中間転写ベルト12に付着すると、紙粉308が、ベルトクリーニング部18と、中間転写ベルト12との間に詰まり、クリーニング不良を引き起こすことがある。本実施の形態に従うベルトクリーニング部18は、このクリーニング不良の発生を抑制するために、バネ302を介してカム301と接続され、ベルトクリーニング部18と中間転写ベルト12との間の当接圧(これ以降、ベルトクリーニング部18と中間転写ベルト12との間の当接圧を単に「当接圧」と呼ぶ)の設定が可能になっている。
図4は、ベルトクリーニング部18の当接圧の調整の仕組みの一例を示す図である。ベルトクリーニング部18は、取付部材400に取り付けられており、取付部材400は、回転軸401を中心として回転し得る。また、バネ302は、取付部材400に接続されている。ある局面において、取付部材400は、ベルトクリーニング部18を取り付けるための金属部品または樹脂製の成形部品であってもよい。
カム301は、バネ302に接続されており、カム301が回転することにより、矢印402または矢印403の方向にバネ302の付け根が移動する。バネ302の付け根が移動することにより、バネの張力が変化し、取付部材400は回転軸401を中心に回転する。その結果、ベルトクリーニング部18の先端の位置が変化することにより、当接圧は調整される。
図5は、画像形成装置100の一部の回路構成の一例を示す図である。図5に示す例では、制御部50は、記憶部51と、各イメージングユニット10と、複数のアクチュエーター505と、操作制御部501とに接続される。操作制御部501は、通信部502と、スキャナー部503と、入出力部504とに接続される。
通信部502は、外部のコンピュータ等の端末から画像や印刷ジョブを受信し、また、端末に対してデータを送信する。スキャナー部503は、原稿読取部120から画像データを取得する。入出力部504は、画像形成装置100の筐体に設けられたタッチパネルやボタン(図示しない)からの入力を受け付け、また、画像形成装置100の筐体に設けられたモニター(図示しない)に情報を表示する。
操作制御部501は、通信部502、スキャナー部503および入出力部504のいずれかから受信した画像データや印刷ジョブに基づいて、制御部50に印刷指示を送信する。また、操作制御部501は、ドットカウントや画像データ等を制御部50に送信する。
制御部50は、操作制御部501からの印刷指示を受信したことに基づいて、各アクチュエーター505を制御することにより、画像データの印刷を行う。制御部50は、必要なデータやプログラムを記憶部51または制御部50に内蔵されるメモリから取得してもよい。本実施の形態に従う制御部50は、後述する印刷条件テーブル506および距離条件テーブル507に基づいて、媒体40へのトナー像の転写後における中間転写ベルト12の清掃処理、所謂エンドシーケンスの制御を行う。
各アクチュエーター505は、例えば、イメージングユニット10や各種ローラーを駆動させるためのモーター、定着部22のハロゲンヒーター、帯電部2、露光部3および現像部4等の任意のアクチュエーターであってよい。
印刷条件テーブル506は、印刷処理の対象となる媒体40の印字カバレッジや媒体40の種類等の条件ごとの当接圧の設定を含む。制御部50は、印刷条件テーブル506を参照し、カム301を駆動させるアクチュエーター505を駆動させ、当接圧を調整し得る。
距離条件テーブル507は、中間転写ベルト12の延べ摺動距離の閾値を記憶する。制御部50は、距離条件テーブル507を参照し、中間転写ベルト12の摺動距離による劣化度合いに基づいて、印刷条件テーブル506を参照して調整した当接圧をさらに調整し得る。なお、制御部50は、印刷条件テーブル506のみを参照して、当接圧を調整してもよいし、印刷条件テーブル506および距離条件テーブル507の両方を参照して、当接圧を調整してもよい。
図6は、印刷条件テーブル506の一例を示す図である。印刷条件テーブル506は、設定のID(Identifier)601と、当接圧602と、印字カバレッジ603と、紙種604と、分類605とを含む。
ID601は、各当接圧602、印字カバレッジ603、紙種604および分類605の組み合わせを一意に識別する。当接圧602は、当接圧の大きさを表す。図6の例では、当接圧の単位は「N/m」であるが、当接圧の単位はこれに限られず、当接圧の単位は任意の単位であってもよい。
印字カバレッジ603は、媒体40の片面の表面積に占めるトナー像の割合である。図6の例では、印字カバレッジの単位は、「%」であるが、印字カバレッジの単位はこれに限られず、任意の単位を使用し得る。印字カバレッジ603の例は次の通りである。例えば、媒体40に一切のトナー像が形成されていない場合、印字カバレッジ603は、「0%」である。また、媒体40の表面の30%がトナー像に覆われた場合、印字カバレッジ603は、「30%」である。また、媒体40の表面がトナー像に完全に覆った場合、印字カバレッジ603は、「100%」である。
紙種604は、媒体40の種類を表す。媒体40の種類は、例えば、「普通紙」、「コート紙」、「厚紙」および「ユーザー指定」を含み得る。「ユーザー指定」とは、デフォルト設定で登録されていない紙種を登録するための項目であり、ユーザーは、通信部502や入出力部504等を介して、任意にユーザー指定を登録し得る。また、「ユーザー指定」は、1種類でなくてもよく、ユーザーは、例えば「紙種A」、「紙種B」等のように複数種類を登録し得る。
分類605は、紙種604の各紙種の分類またはグループ分けに使用される。例えば、「普通紙」および「厚紙」は、「非塗工紙」に分類され、「コート紙」および「ユーザー指定」は、「塗工紙」に分類されている。制御部50は、分類605を参照することで、グループごとにエンドシーケンスのときに特定の処理を行うか否かを判定し得る。
一般に、印字カバレッジ603が低い時ほど、紙粉308は、媒体40から中間転写ベルト12に転移しやすい。また、媒体40の表面のざらつき具合は、紙種604によって大きく異なる。媒体40の表面のざらつき具合が大きいほど、紙粉308は、媒体40から中間転写ベルト12に転移しやすい。そのため、印刷条件テーブル506は、印字カバレッジおよび紙種の組み合わせごとに、当接圧を関連付けて記憶する。制御部50は、印刷条件テーブル506を参照することで、印字カバレッジおよび紙種の両方の点から、最適な当接圧を選択し得る。
[B.クリーニング部の制御]
図7は、距離条件テーブル507の一例を示す図である。距離条件テーブル507は、当接圧701と、摺動距離702とを含む。摺動距離702は、中間転写ベルト12の延べ摺動距離の閾値を意味する。画像形成装置100内の中間転写ベルト12が新品の中間転写ベルト12と交換された場合、摺動距離702は交換されたときからの中間転写ベルト12の延べ摺動距離の閾値を意味する。距離条件テーブル507とは別に、制御部50は、アクチュエーター505に送信した信号から推定した中間転写ベルト12の延べ摺動距離を記憶部51に保存し得る。または、制御部50は、アクチュエーター505のエンコーダー等から中間転写ベルト12の延べ摺動距離を計算し、中間転写ベルト12の延べ摺動距離を記憶部51に保存し得る。
制御部50は、中間転写ベルト12の摺動距離702に基づいて、当接圧をさらに調整し得る。図7の例では、摺動距離702が、「0〜1150000mm」である場合、当接圧701は、「0N/m」になっている。また、摺動距離702が、「1150000mm以上」である場合、当接圧701は、「5N/m」になっている。
制御部50は、印刷条件テーブル506を参照して当接圧を設定し、さらに、記憶部51に保存した実際の中間転写ベルト12の延べ摺動距離と、距離条件テーブル507の摺動距離702とを比較して、当接圧を再度調整し得る。例えば、実際の中間転写ベルト12の延べ摺動距離が、「1150000mm以上(閾値以上)」である場合、制御部50は、印刷条件テーブル506を参照して設定した当接圧に、「5N/m」を加算する。
制御部50は、距離条件テーブル507を参照することで、媒体40の印刷カバレッジおよび紙種に加え、中間転写ベルト12の延べ摺動距離の影響に基づいて、当接圧をさらに調整し得る。
図8を参照して、画像形成装置100の制御構造について説明する。図8は、制御部50が当接圧を調整する処理の一例である。ある局面において、制御部50は、図8の処理を行うためのプログラムを記憶部51から読み出して実行してもよい。
ステップS805において、制御部50は、操作制御部501から印字情報を取得する。印字情報とは、媒体40に印刷される画像データ、媒体40の印字カバレッジおよび紙種等を含み得る。また、操作制御部501は、通信部502を介して、ユーザーの端末から印字情報を取得してもよいし、スキャナー部503を介して、印字情報を取得してもよいし、入出力部504から、手動で入力された印字情報を取得してもよい。
ステップS810において、制御部50は、媒体40の印字カバレッジが予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。図8の例では、制御部50は、媒体40の印字カバレッジが、「3%」以上であるか否かを判定している。ある局面において、閾値は、段階的に設定されていてもよい。また、別の局面において、制御部50は、媒体40の印字カバレッジが予め定められた閾値未満であるか否かを判定してもよい。制御部50は、媒体40の印字カバレッジが予め定められた閾値以上であると判定した場合(ステップS810にてYES)、制御をステップS815に移す。そうでない場合(ステップS810にてNO)、制御部50は、制御をステップS835に移す。
ステップS815において、制御部50は、通常のエンドシーケンスの当接圧を選択する。通常のエンドシーケンスとは、トナー像が、中間転写ベルト12から媒体40に転写された後の中間転写ベルト12のクリーニング処理において、当接圧を通常時のまま変化させない処理を示す。
ステップS820において、制御部50は、各アクチュエーター505を制御し、画像形成動作を実行する。画像形成動作において、トナー像は、中間転写ベルト12から媒体40に転写される。ステップS825において、ベルトクリーニング部18は、通常時の当接圧を維持したまま、媒体40へのトナー像の転写後における中間転写ベルト12の表面のクリーニング処理を実行する。ステップS830において、制御部50は、各アクチュエーター505を停止させ、画像形成動作を終了する。
ステップS835において、制御部50は、媒体40が所定の紙種であるか否かを判定する。ある局面において、制御部50は、印刷条件テーブル506の紙種604を参照して、媒体40が所定の紙種であるか否かを判定し得る。また他の局面において、制御部50は、分類605を参照して、媒体40が所定の紙種であるか否かの代わりに、媒体40が所定の分類であるか否かを判定してもよい。制御部50は、媒体40が所定の紙種であると判定した場合(ステップS835にてYES)、制御をステップS840に移す。そうでない場合(ステップS835にてNO)、制御部50は、制御をステップS815に移す。
ステップS840において、制御部50は、エンドシーケンスの当接圧を選択する。制御部50は、ステップS805で取得した媒体40の印字カバレッジおよび紙種を検索キーとして、印刷条件テーブル506の当接圧602を検索し、当該検索した当接圧602をエンドシーケンス時の当接圧として選択する。
ステップS845において、制御部50は、各アクチュエーター505を制御し、画像形成動作を実行する。画像形成動作において、トナー像は、中間転写ベルト12から媒体40に転写される。ステップS850において、制御部50は、中間転写ベルト12の摺動距離が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。例えば、制御部50は、記憶部51に保存してある実際の中間転写ベルト12の延べ摺動距離を取得する。次に、制御部50は、実際の中間転写ベルト12の延べ摺動距離と、距離条件テーブル507の摺動距離702とを比較し、実際の中間転写ベルト12の延べ摺動距離が閾値以上であるか否かを判定する。この場合の閾値とは、「1150000mm」である。なお、閾値「1150000mm」は、一例であり、閾値は、任意に設定され得る。
制御部50は、中間転写ベルト12の摺動距離が予め定められた閾値以上であると判定した場合(ステップS850にてYES)、制御をステップS855に移す。そうでない場合(ステップS850にてNO)、制御部50は、制御をステップS860に移す。
ステップS855において、制御部50は、当接圧を増加させる。本実施の形態の例では、制御部50は、距離条件テーブル507の当接圧701を参照して、ステップS840にて選択した当接圧に、「5N/m」だけ圧力を加算する。なお、「5N/m」は一例であり、制御部50は、ステップS840にて選択した当接圧に、任意の圧力を加算し得る。
ステップS860において、ベルトクリーニング部18は、ステップS840およびS855にて設定された当接圧により、媒体40へのトナー像の転写後における中間転写ベルト12の表面のクリーニング処理を実行する。
ステップS865において、制御部50は、各アクチュエーター505を停止させ、画像形成動作を終了する。ステップS870において、制御部50は、当接圧を通常時の当接圧に戻す。
上記のように、制御部50は、媒体40の印字カバレッジおよび紙種に基づいて、当接圧を変更し得る。そうすることにより、媒体40の印字カバレッジおよび紙種の組み合わせが、紙粉308が中間転写ベルト12に転移しやすい組み合わせの場合に、制御部50は、当接圧を通常時の当接圧より高く設定することで、紙粉308が中間転写ベルト12およびベルトクリーニング部18の間に挟まってクリーニング不良を発生させることを抑制する。その結果として、中間転写ベルト12およびベルトクリーニング部18の劣化が抑制される。
[C.駆動信号のタイミング]
次に、図9〜図11を参照して、本実施の形態に従う画像形成装置100の各部位の信号の流れについて説明する。
図9は、印刷開始から通常のエンドシーケンス処理の完了までの期間におけるそれぞれのアクチュエーター505の駆動信号の一例を示す図である。ステップ901は、時間を一定の間隔で区切ったものである。例えば、ステップ901の長さは、制御部50からそれぞれのアクチュエーター505に送信される信号の周波数に基づいて定義されてもよい。その場合、ステップ901「t1〜t5」は、制御部50から送信される信号の5クロック分の時間を示す。
印字指示信号902は、制御部50が、操作制御部501から受信する印字指示に関する信号である。図9の例では、印字指示信号902は、ステップ901「t2」の間だけ、HIGHになっており、それ以外はLOWになっている。そのため、制御部50は、ステップ901「t2」の期間に、操作制御部501から印字指示を受信していることがわかる。
感光体駆動信号903は、感光体1を駆動させるためのアクチュエーター505に供給される。駆動信号は、例えば、電源部(図示しない)からそれぞれのアクチュエーター505に供給され得る。制御部50は、電源部からそれぞれのアクチュエーター505への駆動信号のON/OFFを制御し得る。図9の例では、感光体駆動信号903は、ステップ901「t3〜t9」の間だけ、HIGHになっており、それ以外はLOWになっている。そのため、制御部50は、ステップ901「t3〜t9」の期間に、感光体1を回転させていることがわかる。
帯電駆動信号904は、帯電部2を駆動させるためのアクチュエーター505に供給される。図9の例では、帯電駆動信号904は、ステップ901「t3〜t7」の間だけ、HIGHになっており、それ以外はLOWになっている。そのため、制御部50は、ステップ901「t3〜t7」の期間に、帯電部2に帯電処理をさせていることがわかる。
潜像書き出し駆動信号905は、露光部3を制御するアクチュエーター505と、現像部4を制御するアクチュエーター505とに供給される。図9の例では、潜像書き出し駆動信号905は、ステップ901「t4〜t6」の間だけ、HIGHになっており、それ以外はLOWになっている。そのため、制御部50は、ステップ901「t4〜t6」の期間に、露光部3および現像部4のそれぞれに潜像書き出し処理をさせていることがわかる。
なお、潜像書き出し駆動信号905がHIGHの期間中、電源部は、露光部3を制御するアクチュエーター505と、現像部4を制御するアクチュエーター505とに対してそれぞれ異なる駆動信号を送信してもよい。
中間転写ベルト駆動信号906は、中間転写体駆動ローラー14,16を駆動するアクチュエーター505に供給される。図9の例では、中間転写ベルト駆動信号906は、ステップ901「t5〜t16」の間だけ、HIGHになっており、それ以外はLOWになっている。そのため、制御部50は、ステップ901「t5〜t16」の期間に、中間転写ベルト12を回転駆動させていることがわかる。
1次転写駆動信号907は、中間転写ベルト12にトナー像とは逆の電荷をかけるチャージャー(図示しない)に供給される駆動信号である。図9の例では、1次転写駆動信号907は、ステップ901「t6〜t9」の間だけ、HIGHになっており、それ以外はLOWになっている。そのため、制御部50は、ステップ901「t6〜t9」の期間に、チャージャーに、中間転写ベルト12にトナー像とは逆の電荷をかけさせていることがわかる。
2次転写駆動信号908は、媒体40にトナー像とは逆の電荷をかけるチャージャー(図示しない)に供給される。図9の例では、2次転写駆動信号908は、ステップ901「t9〜t10」の間だけ、HIGHになっており、それ以外はLOWになっている。そのため、制御部50は、ステップ901「t9〜t10」の期間に、チャージャーに、媒体40にトナー像とは逆の電荷をかけさせていることがわかる。
定着駆動信号909は、定着部22のハロゲンヒーターを発熱させるために、定着部22に供給される。図9の例では、定着駆動信号909は、ステップ901「t11〜t13」の間だけ、HIGHになっており、それ以外はLOWになっている。そのため、制御部50は、ステップ901「t11〜t13」の期間に、定着部22に媒体40の定着処理をさせていることがわかる。
搬送駆動信号910は、送出ローラー32や搬送ローラー34,36等を駆動させるアクチュエーター505に供給される。図9の例では、搬送駆動信号910は、ステップ901「t3〜t4」および「t12〜t14」の間だけ、HIGHになっており、それ以外はLOWになっている。そのため、制御部50は、ステップ901「t3〜t4」および「t12〜t14」の期間に、送出ローラー32や搬送ローラー34,36等に媒体40の搬送処理をさせていることがわかる。
カム駆動信号911は、当接圧の調整のために、カム301を回転させるアクチュエーター505に供給される。図9の例では、中間転写ベルト12は、通常時のエンドシーケンスにてクリーニングされるため、カム駆動信号911は、常にLOWになっている。
なお、図9に示す各信号は、それぞれの信号がHIGHの期間中に、単純にONになっているわけではなく、何らかのパルス信号やアナログ信号が連続的または断続的に発生していてもよい。
図10は、当接圧を変更するエンドシーケンスの処理を行うまでのそれぞれのアクチュエーター505の駆動信号の第1の例を示す図である。図9および図10を比較して、通常エンドシーケンスと、当接圧を変更するす場合のエンドシーケンスとで、カム駆動信号911がどのように変化するかについて説明する。
図10の例では、図9と異なり、カム駆動信号911が、ステップ901「t14〜t15」の間だけ、HIGHになっていることがわかる。図10のカム駆動信号911は、ステップS860の処理に対応する。制御部50は、電源部に、カム301を駆動させるアクチュエーター505に対してカム駆動信号911を送信させ、ステップS840およびS855で設定した当接圧になるように、カム301の位置を調整する。カム駆動信号911の開始位置1001は、少なくとも、2次転写駆動信号908の完了よりも後に位置する。また、開始位置1001から終了位置1002までの期間は、予め定められた期間でもよいし、媒体40の印字カバレッジや紙種ごとに可変であってもよい。
図11は、当接圧を変更するエンドシーケンスの処理を行うまでのそれぞれのアクチュエーター505の駆動信号の第2の例を示す図である。図11の例では、カム駆動信号911の開始位置1101から終了位置1102までの間に、中間転写ベルト駆動信号906が反転していることがわかる。エンドシーケンスの処理中に、一時的に中間転写ベルト12が逆回転することにより、ベルトクリーニング部18の中間転写ベルト12に対する反発力が高まり、ベルトクリーニング部18の反り返り等が発生しにくくなる。
以上説明したように、本実施の形態に従う画像形成装置100は、媒体40の印字カバレッジや紙種に基づいて、随時、エンドシーケンスにおける当接圧を変更することができる。それにより、画像形成装置100は、低カバレッジや非塗工紙を使用した場合等の、紙粉308の影響を受けやすい場合にもクリーニング不良の発生を抑制し、さらに、ベルトクリーニング部18および中間転写ベルト12の劣化を防ぐことができる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内で全ての変更が含まれることが意図される。
1 感光体、2 帯電部、3 露光部、4 現像部、5 クリーニング部、6 中間転写体接触ローラー、8 滑剤供給部、10,10C,10K,10M,10Y イメージングユニット、12 中間転写ベルト、14,16 中間転写体駆動ローラー、18 ベルトクリーニング部、20,21 転写ローラー、22 定着部、30 給紙部、32 送出ローラー、34,36 搬送ローラー、40 媒体、50 制御部、51 記憶部、100 画像形成装置、110 プリントエンジン、120 原稿読取部、122 イメージスキャナー、124 原稿給紙台、126 自動原稿送り装置、128 原稿排紙台、130 排出トレイ、301 カム、302 バネ、303 対抗ローラー、304 補助部材、305 規制部材、306 貯蔵部、307 残留トナー、308 紙粉、309 トナー排出方向、310,402,403 矢印、400 取付部材、401 回転軸、501 操作制御部、502 通信部、503 スキャナー部、504 入出力部、505 アクチュエーター、506 印刷条件テーブル、507 距離条件テーブル、601 ID、602,701 当接圧、603 印字カバレッジ、604 紙種、605 分類、702 摺動距離、901 ステップ、902 印字指示信号、903 感光体駆動信号、904 帯電駆動信号、905 潜像書き出し駆動信号、906 中間転写ベルト駆動信号、907 1次転写駆動信号、908 2次転写駆動信号、909 定着駆動信号、910 搬送駆動信号、911 カム駆動信号、1001,1101 開始位置、1002,1102 終了位置。

Claims (20)

  1. 画像形成装置であって、
    トナー像を形成するイメージングユニットと、
    前記イメージングユニットからトナー像を転写される中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトを清掃するクリーニング部と、
    前記クリーニング部および前記中間転写ベルトの間の当接圧を調整する調整部と、
    前記画像形成装置を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、トナー像を転写される媒体の印字カバレッジに基づいて、前記当接圧の第1の設定を決定し、
    前記調整部は、決定された前記第1の設定に基づいて、前記当接圧を調整する、画像形成装置。
  2. 前記当接圧を調整することは、媒体の印字カバレッジが予め定められた値よりも小さいことに基づいて、前記第1の設定の当接圧を通常時の第2の設定の当接圧よりも高くすることを含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の設定を決定することは、媒体の紙種に基づいて、前記第1の設定を決定することを含む、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の設定を決定することは、トナー像を転写される媒体が予め定められた特定の紙種であることに基づいて、前記第1の設定を決定することと、そうでない場合に前記第1の設定を前記第2の設定にすることとを含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 媒体は、当該媒体の紙種に基づいて分類され、
    前記第1の設定を決定することは、トナー像を転写される媒体が予め定められた分類に含まれることに基づいて、前記第1の設定を決定することと、そうでない場合に前記第1の設定を前記第2の設定にすることとを含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の設定を決定することは、前記中間転写ベルトの摺動距離が予め定められた距離以上であることに基づいて、前記第1の設定を調整することを含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、さらに、前記当接圧が前記第1の設定に基づく当接圧に変更されている期間中に、前記中間転写ベルトを印刷時とは逆方向に駆動させる、請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記調整部は、さらに、前記当接圧が前記第1の設定に基づく当接圧であることに基づいて、前記媒体の搬送後に、前記当接圧を前記第2の設定の当接圧に変更する、請求項2〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 印刷する画像データを取得する画像取得部をさらに備え、
    前記制御部は、前記画像取得部によって取得された画像データに基づいて、前記印字カバレッジを判定する、請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記イメージングユニットは、滑剤供給部を含み、
    前記滑剤供給部は、前記イメージングユニット内の感光体の表面に、滑剤を塗布する、請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 画像形成装置の制御方法であって、
    トナー像を転写される媒体の印字カバレッジに基づいて、中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトをクリーニングするクリーニング部との間の当接圧の第1の設定を決定するステップと、
    決定された前記第1の設定に基づいて、前記当接圧を調整するステップとを含む、制御方法。
  12. 前記当接圧を調整することは、媒体の印字カバレッジが予め定められた値よりも小さいことに基づいて、前記第1の設定の当接圧を通常時の第2の設定の当接圧よりも高くすることを含む、請求項11に記載の制御方法。
  13. 前記第1の設定を決定することは、媒体の紙種に基づいて、前記第1の設定を決定することを含む、請求項11または12に記載の制御方法。
  14. 前記第1の設定を決定することは、トナー像を転写される媒体が予め定められた特定の紙種であることに基づいて、前記第1の設定を決定することと、そうでない場合に前記第1の設定を前記第2の設定にすることとを含む、請求項12に記載の制御方法。
  15. 媒体は、当該媒体の紙種に基づいて分類され、
    前記第1の設定を決定することは、トナー像を転写される媒体が予め定められた分類に含まれることに基づいて、前記第1の設定を決定することと、そうでない場合に前記第1の設定を前記第2の設定にすることとを含む、請求項12に記載の制御方法。
  16. 前記当接圧を調整することは、前記中間転写ベルトの摺動距離が予め定められた距離以上であることに基づいて、前記第1の設定を調整することを含む、請求項12に記載の制御方法。
  17. 前記当接圧が前記第1の設定に基づく当接圧に変更されている期間中に、前記中間転写ベルトを印刷時とは逆方向に駆動させるステップをさらに含む、請求項11〜16のいずれかに記載の制御方法。
  18. 前記当接圧が前記第1の設定に基づく当接圧であることに基づいて、前記媒体の搬送後に、前記当接圧を前記第2の設定の当接圧に変更するステップをさらに含む、請求項12〜17のいずれかに記載の制御方法。
  19. 画像データの入力を受け付けるステップと、
    前記画像データに基づいて、前記印字カバレッジを判定するステップとをさらに含む、請求項11〜18のいずれかに記載の制御方法。
  20. 感光体の表面に滑剤を塗布するステップをさらに含む、請求項11〜19のいずれかに記載の制御方法。
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