JP2001249522A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2001249522A
JP2001249522A JP2000059844A JP2000059844A JP2001249522A JP 2001249522 A JP2001249522 A JP 2001249522A JP 2000059844 A JP2000059844 A JP 2000059844A JP 2000059844 A JP2000059844 A JP 2000059844A JP 2001249522 A JP2001249522 A JP 2001249522A
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color
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JP2000059844A
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English (en)
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Toshiya Sato
敏哉 佐藤
Nobuo Iwata
信夫 岩田
Yasufumi Nakazato
保史 中里
Kazuyuki Shimada
和之 島田
Takehisa Maeda
雄久 前田
Masami Hiramatsu
正己 平松
Atsushi Takehara
淳 竹原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は記録紙の搬送経路を短くしてジャムの
発生した記録紙の除去作業を容易にし、小型で作業性の
良好なカラー画像形成装置を提供する。 【解決手段】カラー画像形成装置100は、作像ユニッ
ト104Y〜104Kの下方に、感光体121Y〜12
1Kに近接してLEDアレイヘッドを用いた光書込ユニ
ット103Y〜103Kが配置され、光書込ユニット1
03Y〜103Kの下方に給紙部102が配設されて、
作像ユニット104Y〜104Kの上方に中間転写ユニ
ット105が配設され、当該中間転写ユニット105に
転写されたトナー画像を記録紙110に転写する2次転
写ローラ106が配設されている。したがって、カラー
画像形成装置100を、記録紙110の搬送路が短くコ
ンパクトで、ジャムの発生した記録紙110の取り除き
の容易なものとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像形成装
置に関し、詳細には、小型で、メンテナンス性が良好で
あり、かつ、モノクロモードでのプリント速度の速いカ
ラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、フルカラーの画像形成の要望が高
まりつつあり、また、同時に高速化の要望が強い。この
ような要望に応えるカラー画像形成装置としては、電子
写真方式の書込ユニットと作像カートリッジを複数並置
して画像を重ね合わせてカラー画像を形成する、いわゆ
るタンデム型と称されるカラー画像形成装置が用いられ
る。
【0003】タンデム型のカラー画像形成装置は、単一
の感光体で各色画像を順次形成・転写するカラー画像形
成装置に比較して、各色それぞれが独立して画像形成を
行うため、生産性が高いことが特徴である。
【0004】このようなフルカラーの画像を形成するカ
ラー画像形成装置としては、例えば、従来、図7に示す
フルカラー電子写真複写装置1のように、イエロー、マ
ゼンタ、シアン及びブラックの各色の画像を形成する複
数の画像形成部2Y、2M、2C、2Bが記録紙の搬送
方向(図7で下から上方向)に独立して配置されてお
り、給紙部3からレジストローラ対4でタイミング調整
された後、回転駆動される搬送ベルト5に給紙される記
録紙を搬送ベルト5で搬送しつつ、各色の画像形成部2
Y、2M、2C、2Bで各色のトナー画像を記録紙に順
次転写して記録紙にカラーのトナー画像を形成する。フ
ルカラー電子写真複写装置1は、カラーのトナー画像の
転写された記録紙を定着部6に搬送し、定着部6で加熱
・加圧して、カラーのトナー画像を記録紙に定着させ、
排紙トレー7上に排出する。
【0005】すなわち、フルカラー電子写真装置1の各
画像形成部2Y、2M、2C、2Bは、潜像担持体とし
て機能するドラム状の感光体8Y、8M、8C、8B、
感光体8Y、8M、8C、8Bの周囲に配置された、帯
電部9Y、9M、9C、9B、露光部10Y、10M、
10C、10B、現像部11Y、11M、11C、11
B及びクリーニング部12Y、12M、12C、12B
等を備えており、感光体8Y、8M、8C、8Bは、図
7において、反時計方向に回転駆動される。
【0006】フルカラー電子写真装置1は、感光体8
Y、8M、8C、8B表面を帯電部9Y、9M、9C、
9Bで一様に帯電させた後、露光部10Y、10M、1
0C、10Bにより出力すべき画像に対応したパターン
で露光して、感光体8Y、8M、8C、8B表面上に静
電潜像を形成し、現像部11Y、11M、11C、11
Bで静電潜像を現像して感光体8Y、8M、8C、8B
表面にトナー像を形成する。そして、フルカラー電子写
真装置1は、給紙部3からレジストローラ対4でタイミ
ング調整されて、搬送ベルト5により搬送される記録紙
に、各画像形成部2Y、2M、2C、2Bの感光体8
Y、8M、8C、8Bから順次トナー画像を転写し、記
録紙上にカラーのトナー画像を形成する。フルカラー電
子写真装置1は、転写後に感光体8Y、8M、8C、8
Bの表面に残ったトナーをクリーニング部12Y、12
M、12C、12Bにより除去して、再度、帯電部9
Y、9M、9C、9Bで帯電させて、次の画像形成を上
記同様に行う。
【0007】そして、フルカラー電子写真装置1は、図
示しないパソコン等から送られた色分解画像信号の強度
レベルに基づいて図示しない画像処理部で色変換処理を
行い、ブラック(B),シアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y)のカラー画像データに変換し
て、このカラー画像データに基づいて露光部10Y、1
0M、10C、10Bにより露光を行う。
【0008】露光部10Y、10M、10C、10Bと
しては、レーザースキャナーが使用されており、露光部
10Y、10M、10C、10Bは、レーザー光源から
のレーザービームをポリゴンスキャナー13Y、13
M、13C、13Bで反射させ、更にfθレンズ14
Y、14M、14C、14で光路を折り曲げかつ光径を
絞り、感光体8Y、8M、8C、8Bの表面を露光す
る。露光部10Y、10M、10C、10Bでの書き込
みは、ポリゴンスキャナー13Y、13M、13C、1
3Bが回転することにより感光体8Y、8M、8C、8
Bの軸方向(主走査)に潜像を書き込み、感光体8Y、
8M、8C、8Bの回転によって感光体8Y、8M、8
C、8B軸に対し直交方向(副走査)に書き込む。
【0009】そして、フルカラー電子写真装置1は、記
録紙上に形成するトナー画像の各色の位置合わせを、給
紙部3から送られた記録紙がレジストローラ対4から搬
送ベルト5によって各色の転写位置に搬送されるタイミ
ングと、各感光体8Y、8M、8C、8B上の画像が転
写位置に移動されるタイミングが各色全て一致するよう
に露光開始時間を設定することによって行う。
【0010】ところが、このようなタンデム型のカラー
画像形成装置においては、上述のように、搬送ベルト5
に沿って各色の画像形成部2Y〜2Bを配設して、搬送
ベルト5で記録紙を搬送しつつ各画像形成部2Y〜2B
でトナー画像を記録紙に転写しているため、記録紙の通
紙経路が非常に長く、記録紙にジャムが発生すると、ジ
ャムの発生した記録紙を取り除くために、搬送部の全長
に渡って移動させたり、開口させる必要があり、装置が
大型化するとともに、メンテナンス性が悪いという問題
がある。
【0011】そこで、従来、タンデム型のカラー画像形
成装置の保守性を向上させつつ、装置の小型化を図った
画像形成装置が提案されている(特開平9−16033
3号公報参照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の画像形成装置にあっては、ジャム発生時に装置
上面の扉を開けて作像ユニットを取り出した後、転写体
に残っている記録紙を除去するようになっていたため、
作業性が悪く、メンテナンス性が悪いという問題があっ
た。
【0013】また、カラー画像を形成するカラー画像形
成装置にあっても、なお、白黒(モノクロ)の画像形成
を行う機会が多く、従来のカラー画像を形成するカラー
画像形成装置にあっては、白黒の画像を形成する場合に
も、各色の搬送ベルトで記録紙を各色の画像形成部2Y
〜2Bを搬送して通過させる必要があり、最初の記録紙
に記録が行われるまでの記録速度、すなわち、ファース
トプリントのスピードが遅いという問題がある。
【0014】すなわち、図8に示すようなカラー画像形
成装置20では、単一の感光体21でカラー画像を形成
しているため、モノクロ画像の画像形成を行う場合、図
7に示したタンデム型のカラー画像形成装置1に比較し
て、プリント時間はカラー画像を形成するときのプリン
ト時間の略4分の1で済むが、タンデム型のカラー画像
形成装置1は、カラー画像をプリントするときと同じプ
リント時間を要する。なお、図8のカラー画像形成装置
20は、光書込部22により感光体21に静電潜像を形
成し、静電潜像の形成された感光体21に回転する現像
部23から各色のトナーを供給して、カラーのトナー画
像を感光体21上に形成する。この感光体21上のカラ
ーのトナー画像を中間転写ユニット24に転写して、中
間転写ユニット24と搬送ベルト25との間に給紙部2
6から搬送されてきた記録紙に中間転写ユニット24上
のトナー画像を転写部27で転写し、トナー画像の転写
された記録紙を定着部28で加熱・加圧して定着させた
後、排紙トレイ29上に排出する。
【0015】さらに、近時、感光体に光を照射して潜像
を形成させる光書込部として、LED(Light Emitting
Diode)素子を画像形成幅分アレイ状に並べた書込ヘッ
ドを用いて走査を行うLED光学系が普及している。こ
のLED光学系は、図7に示したようなレーザスキャナ
ーに対して光路長が短く、また装置自体もコンパクトで
あることがその特徴として挙げられる。そのためカラー
画像形成装置の小型化に対して有利であることから、L
ED光学系の普及が進んでいる。
【0016】ところが、光路長が短いため、光書込部と
してLEDアレイヘッドを用いたカラー画像形成装置に
おいては、LEDアレイヘッドを感光体に近接して配置
する必要があり、その作像部の交換性が悪いという問題
がある。また、LED光学系は光路長が短い分、結像距
離の精度がレーザスキャナーに比べて高く要求され、ま
た、感光体に近接して配設しているため、感光体と一体
の作像ユニットに係合・当接して位置決めされる構成と
なっていることが多い。
【0017】このような場合、図9に示すように、LE
Dアレイヘッド30に対して作像ユニット31をその長
手方向(図9の両矢印方向)にスライドさせて作像ユニ
ット31の交換を行う構成であると、LEDアレイヘッ
ド30を、図9に上矢印で示すように、一旦、作像ユニ
ット31から離間する方向に移動させる必要がある。そ
のため、このLEDアレイヘッド30を作像ユニット3
1から離間させる離間機構を設ける必要があり、カラー
画像形成装置が複雑化、大型化するという問題がある。
【0018】なお、上記特開平9−160333公報記
載の画像形成装置では、複数のLEDヘッドを扉に設置
し、扉の開閉によって作像ユニットとの離接が行われ、
作像ユニットの交換を行うことのできる例が示されてい
る。
【0019】ところが、この構成にあっては、作像ユニ
ットの形状を、扉の開閉によって移動するLEDヘッド
の軌道に対して干渉しないような形状にする必要があ
り、作像ユニットの形状が制約され、また、LEDヘッ
ドの軌道分のデッドスペースが生じてしまう。さらに、
このデッドスペースを無くすように扉の開閉支軸をLE
Dヘッドの高さ位置に合わせるようにすると、定着器等
のカラー画像形成装置の他の部品との干渉を考慮する必
要があり、カラー画像形成装置がさらに大型化するおそ
れがある。
【0020】この場合、図10に示すように、開口部を
開閉蓋32として、図10に両矢印で示すように、開閉
蓋32を鉛直方向に開閉させて、LEDヘッド33を作
像ユニット34から引き抜くようにすると、デッドスペ
ースを最小限にすることができるが、開口蓋32がカラ
ー画像形成装置の本体から外れるような構成となるた
め、著しく操作性を損なう。また開口蓋32にLEDヘ
ッド33を設置しているため、LEDヘッド33が開閉
扉32から突き出た形状となり、嵩張るだけでなく、開
閉蓋32の取り扱い性が悪いという問題が発生する。
【0021】そこで、請求項1記載の発明は、本体筐体
内に、略水平方向に並んで複数配列されカラー画像の各
分解色のトナー画像をそれぞれ形成する潜像担持体を有
する作像ユニットの下方に近接して、各潜像担持体に各
色の画像データに応じた書込光を照射して潜像を書き込
むアレイ状光書込ヘッドを有する光書込部を配設し、当
該光書込部の略下方に、記録紙を供給する給紙部を配設
し、作像ユニットの略上方に、回転移動して各潜像担持
体に形成されたトナー画像を順次重ね合わせて転写して
カラーのトナー画像を担持する中間転写体を複数の潜像
担持体の配設方向に延在して配置し、作像ユニットの潜
像担持体の配列方向の一方側の略側方で中間転写体に当
接する状態で、当該中間転写体との間に給紙部から搬送
されてきた記録紙に中間転写体上のトナー画像を転写す
る2次転写部を配設することにより、記録紙の搬送経路
を短くするとともに、ジャムの発生した記録紙の除去作
業を容易にし、小型で作業性の良好なカラー画像形成装
置を提供することを目的としている。
【0022】請求項2記載の発明は、複数の潜像担持体
のうち、作像ユニットのブラック色の潜像担持体を、中
間転写体上のトナー画像が2次転写部に移動する方向の
最下流側に配設することにより、モノクロ画像の形成時
に、記録紙への転写開始時間を、記録紙の給紙部から2
次転写部までの搬送にかかる時間か、ブラックの潜像担
持体から2次転写部までの中間転写体の移動にかかる時
間かのどちらか長い方となるようにし、作像ユニットの
各潜像担持体間の距離に関わらず、モノクロ画像のファ
ーストプリントの時間を短縮することのできるカラー画
像形成装置を提供することを目的としている。
【0023】請求項3記載の発明は、本体筐体の中間転
写体の上方部分に、当該上方部分を開放して、作像ユニ
ットを当該作像ユニットの下方に配設されている光書込
部に対して上方に取り出し可能で、かつ、上方から光書
込部方向に装着可能とする開閉扉を形成することによ
り、光書込部を移動させることなく、作像ユニットの交
換・装着を行えるようにするとともに、光書込部と作像
ユニットとの位置決め機構を簡素化し、より一層小型で
より一層作業性の良好なカラー画像形成装置を提供する
ことを目的としている。
【0024】請求項4記載の発明は、作像ユニットに各
色のトナーを供給するトナーボトルを中間転写体の上部
に配設することにより、交換頻度の高いトナーボトルを
簡単かつ容易に交換可能とし、より一層作業性の良好な
カラー画像形成装置を提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のカ
ラー画像形成装置は、本体筐体内に、略水平方向に並ん
で複数配列されカラー画像の各分解色のトナー画像をそ
れぞれ形成する潜像担持体を有する作像ユニットと、前
記作像ユニットの下方に近接して配設され前記各潜像担
持体に各色の画像データに応じた書込光を照射して潜像
を書き込むアレイ状光書込ヘッドを有する光書込部と、
前記光書込部の略下方に配設され記録紙を供給する給紙
部と、前記作像ユニットの略上方に前記複数の潜像担持
体の配設方向に延在して配置され回転移動して前記各潜
像担持体に形成されたトナー画像を順次重ね合わせて転
写してカラーのトナー画像を担持する中間転写体と、前
記略水平方向に並んで配設された潜像担持体の一方側の
略側方で前記中間転写体に当接する状態で配設され当該
中間転写体との間に前記給紙部から搬送されてきた記録
紙に前記中間転写体上のトナー画像を転写する2次転写
部と、が配設されていることにより、上記目的を達成し
ている。
【0026】上記構成によれば、本体筐体内に、略水平
方向に並んで複数配列されカラー画像の各分解色のトナ
ー画像をそれぞれ形成する潜像担持体を有する作像ユニ
ットの下方に近接して、各潜像担持体に各色の画像デー
タに応じた書込光を照射して潜像を書き込むアレイ状光
書込ヘッドを有する光書込部を配設し、当該光書込部の
略下方に、記録紙を供給する給紙部を配設し、作像ユニ
ットの略上方に、回転移動して各潜像担持体に形成され
たトナー画像を順次重ね合わせて転写してカラーのトナ
ー画像を担持する中間転写体を複数の潜像担持体の配設
方向に延在して配置し、作像ユニットの潜像担持体の配
列方向の一方側の略側方で中間転写体に当接する状態
で、当該中間転写体との間に給紙部から搬送されてきた
記録紙に中間転写体上のトナー画像を転写する2次転写
部を配設しているので、記録紙の搬送経路を短くするこ
とができるとともに、ジャムの発生した記録紙の除去作
業を容易にすることができ、カラー画像形成装置を小型
で作業性の良好なものとすることができる。
【0027】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記作像ユニットは、ブラック色のトナー画像を
前記中間転写体上に形成するブラック用の潜像担持体を
有し、前記複数の潜像担持体のうち、当該ブラック用の
潜像担持体が、前記中間転写体上のトナー画像が前記2
次転写部に移動する方向の最下流側に配設されていても
い。
【0028】上記構成によれば、複数の潜像担持体のう
ち、作像ユニットのブラック色の潜像担持体を、中間転
写体上のトナー画像が2次転写部に移動する方向の最下
流側に配設しているので、モノクロ画像の形成時に、記
録紙への転写開始時間を、記録紙の給紙部から2次転写
部までの搬送にかかる時間か、ブラックの潜像担持体か
ら2次転写部までの中間転写体の移動にかかる時間かの
どちらか長い方となるようにすることができ、作像ユニ
ットの各潜像担持体間の距離に関わらず、モノクロ画像
のファーストプリントの時間を短縮することができる。
【0029】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記本体筐体は、その前記中間転写体の上方部分
に、当該上方部分を開放して、前記作像ユニットを当該
作像ユニットの下方に配設されている前記光書込部に対
して上方に取り出し可能で、かつ、上方から当該光書込
部方向に装着可能とする開閉扉が形成されていてもよ
い。
【0030】上記構成によれば、本体筐体の中間転写体
の上方部分に、当該上方部分を開放して、作像ユニット
を当該作像ユニットの下方に配設されている光書込部に
対して上方に取り出し可能で、かつ、上方から光書込部
方向に装着可能とする開閉扉を形成しているので、光書
込部を移動させることなく、作像ユニットの交換・装着
を行えるようにすることができるとともに、光書込部と
作像ユニットとの位置決め機構を簡素化することがで
き、カラー画像形成装置をより一層小型でより一層作業
性の良好なものとすることができる。
【0031】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記カラー画像形成装置は、前記作像ユニットに前
記各色のトナーを供給するトナーボトルが前記中間転写
体の上部に配設されているものであってもよい。
【0032】上記構成によれば、作像ユニットに各色の
トナーを供給するトナーボトルを中間転写体の上部に配
設しているので、交換頻度の高いトナーボトルを簡単か
つ容易に交換可能とすることができ、カラー画像形成装
置をより一層作業性の良好なものとすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0034】図1は、本発明のカラー画像形成装置の一
実施の形態を示す図であり、図1は、本発明のカラー画
像形成装置の一実施の形態を適用したカラー画像形成装
置100の正面概略構成図である。
【0035】図1において、カラー画像形成装置100
は、本体筐体101内に、給紙部102、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック
(K)の各色用の光書込ユニット103Y、103M、
103C、103K、各色用の作像ユニット104Y、
104M、104C、104K、中間転写ユニット10
5、2次転写ローラ106、定着部107及び各色用の
トナーボックス108Y、108M、108C、108
K等が収納されており、本体筐体101の上部は、図1
に示すように開閉可能な開閉扉109となっている。
【0036】カラー画像形成装置100は、給紙部10
2が本体筐体101内の最下部に配設され、その上部
に、光書込ユニット103Y、103M、103C、1
03K、作像ユニット104Y、104M、104C、
104Kと中間転写ユニット105が順次配設されてい
る。
【0037】給紙部102は、複数枚の記録紙110を
収納する記録紙カセット111、送り出しローラ11
2、レジストローラ113等を備えており、本体筐体1
01内の最下部に配設されている。
【0038】給紙部102は、その送り出しローラ11
2が記録紙カセット111内の記録紙110を1枚ずつ
レジストローラ113に送り出し、レジストローラ11
3が、送り出しローラ112で送り出された記録紙11
0をタイミング調整した後、2次転写ローラ106に搬
送する。
【0039】光書込ユニット(光書込部)103Y、1
03M、103C、103Kは、アレイ状の発光素子、
例えば、LED(Light Emitting Diode)アレイヘッド
を用いたものであり、各色の色分解データに基づいて変
調された書込光を作像ユニット104Y、104M、1
04C、104Kの感光体121Y、121M、121
C、121Kに照射する。光書込ユニット103Y、1
03M、103C、103Kは、図示しないスプリング
等の弾性部材に係合支持され、微少移動可能に本体筐体
101あるいは本体フレーム等に取り付けられている。
【0040】作像ユニット104Y、104M、104
C、104Kは、それぞれユニットケース120Y、1
20M、120C、120K内に感光体121Y、12
1M、121C、121Kが収納され、この感光体12
1Y、121M、121C、121Kの周囲に、帯電部
122Y、122M、122C、122K、現像部12
3Y、123M、123C、123K及びクリーニング
部124Y、124M、124C、124K等が配設さ
れている。
【0041】そして、中間転写ユニット105の上部に
各色のトナーを収納するトナーボック108Y、108
M、108C、108Kが配設されており、トナーボッ
ク108Y、108M、108C、108K内のトナー
は、図1の裏面側を経由して作像ユニット104Y、1
04M、104C、104Kの各現像部123Y、12
3M、123C、123Kへ配設されたトナー搬送路
(図示略)を通して各色のトナーがトナーボック108
Y、108M、108C、108Kから現像部123
Y、123M、123C、123Kに搬送される。この
トナー搬送路には、例えば、連続したリング状のオーガ
が内蔵されていて、当該オーガが回転することにより各
トナーボック108Y、108M、108C、108K
から現像部123Y、123M、123C、123Kに
トナーを確実に搬送する。
【0042】作像ユニット104Y、104M、104
C、104Kは、図1の反時計方向に回転駆動される感
光体121Y、121M、121C、121Kを帯電部
122Y、122M、122C、122Kで一様に帯電
させ、一様に帯電された感光体121Y、121M、1
21C、121Kに光書込ユニット103Y、103
M、103C、103Kから各色の色分解データに基づ
いて変調された書込光を照射して感光体121Y、12
1M、121C、121Kに静電潜像を形成する。作像
ユニット104Y、104M、104C、104Kは、
静電潜像の形成された感光体121Y、121M、12
1C、121Kにそれぞれ現像部123Y、123M、
123C、123Kで各色のトナーを供給して当該静電
潜像を現像してトナー画像を形成し、各感光体121
Y、121M、121C、121K上の各色のトナー画
像を中間転写ユニット105に順次重ね合わせて転写し
て、中間転写ユニット105にカラーのトナー画像を形
成する。
【0043】転写の完了した感光体121Y、121
M、121C、121Kは、クリーニング部124Y、
124M、124C、124Kで感光体121Y、12
1M、121C、121K表面に残留するトナーが除去
されて清浄にされた後、再度、帯電部122Y、122
M、122C、122Kで一様に帯電され、次の画像形
成に供される。
【0044】そして、作像ユニット104Y、104
M、104C、104Kは、本体筐体101内に着脱可
能に装着されており、上記光書込ユニット103Y、1
03M、103C、103Kは、作像ユニット104
Y、104M、104C、104Kが本体筐体101内
に装着されたとき、当該作像ユニット104Y、104
M、104C、104Kのユニットケース120Y、1
20M、120C、120Kの開口部に進入して、感光
体121Y、121M、121C、121Kと予め設定
されたギャップ間隔を空けて対向する。
【0045】中間転写ユニット105は、転写ベルト1
31と作像ユニット104Y、104M、104C、1
04Kの配設方向両端部分に配設された一対の搬送ロー
ラ132、133を備え、転写ベルト131は、搬送ロ
ーラ132と搬送ローラ133に張り渡されて、搬送ロ
ーラ132、133により図1の時計方向に回転駆動さ
れる。この回転駆動される転写ベルト131に、上記作
像ユニット104Y、104M、104C、104Kの
感光体121Y、121M、121C、121K上の各
色のトナー画像が順次重ね合わされる状態で転写され
る。
【0046】中間転写ユニット105の搬送ローラ13
2は、2次転写ローラ106に転写ベルト131を挟ん
で当接する状態で配設されており、この転写ベルト13
1と2次転写ローラ106との間に給紙部102のレジ
ストローラ113から記録紙110が搬送される。
【0047】2次転写ローラ(2次転写部)106は、
レジストローラ113から搬送されてきた記録紙110
に転写ベルト131上のトナー画像を記録紙110に転
写させつつ、定着部107に搬送する。
【0048】この2次転写ローラ106は、本体筐体1
01の側面に形成されたジャム取り用開閉扉101aに
取り付けられており、ジャム取り扉101aを、図1に
破線で示すように、開くことで、当該ジャム取り用開閉
扉101aとともに移動して、給紙部102から定着部
107に至る記録紙110の搬送路を開くことができ
る。
【0049】そして、作像ユニット104Y、104
M、104C、104Kは、そのブラックの作像ユニッ
ト104Kが2次転写ローラ106側、すなわち、中間
転写ユニット105の転写ベルト131の移動方向の最
下流側に配設されている。
【0050】定着部107は、2次転写ローラ106と
搬送ローラ132の上部に配設されており、トナー画像
の転写された記録紙110を加熱・加圧して、記録紙1
10にトナー画像を定着させた後、当該トナー画像の定
着の完了した記録紙110を開閉扉109上の排紙トレ
イに排出する。
【0051】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態のカラー画像形成装置100は、給紙部10
2が本体筐体101内の最下部に配設され、その上部
に、光書込ユニット103Y、103M、103C、1
03K、作像ユニット104Y、104M、104C、
104Kと中間転写ユニット105が順次配設されてお
り、給紙部102から中間転写ユニット105の搬送ロ
ーラ132と転写ベルト131を挟んで当接する状態で
2次転写ローラ106が配設されている。
【0052】そして、作像ユニット104Y、104
M、104C、104Kは、回転駆動される感光体12
1Y、121M、121C、121Kを帯電部122
Y、122M、122C、122Kで一様に帯電させ、
一様に帯電された感光体121Y、121M、121
C、121Kに、作像ユニット104Y、104M、1
04C、104Kの下方に配設されている光書込ユニッ
ト103Y、103M、103C、103Kから各色の
色分解データに基づいて変調された書込光を照射して感
光体121Y、121M、121C、121Kに静電潜
像を形成する。作像ユニット104Y、104M、10
4C、104Kは、静電潜像の形成された感光体121
Y、121M、121C、121Kにそれぞれ現像部1
23Y、123M、123C、123Kで各色のトナー
を供給して当該静電潜像を現像してトナー画像を形成
し、各感光体121Y、121M、121C、121K
上の各色のトナー画像を中間転写ユニット105の転写
ベルト131に順次重ね合わせて転写して、転写ベルト
131にカラーのトナー画像を形成する。そして、光書
込ユニット103Y、103M、103C、103K
は、光路長の短いアレイ状の発光素子、例えば、LED
アレイヘッドを用いたものであり、光書込ユニット10
3Y、103M、103C、103Kと作像ユニット1
04Y、104M、104C、104Kとは、近接して
配設されている。
【0053】カラー画像形成装置100は、当該中間転
写ユニット105の転写ベルト131上に形成されたト
ナー画像を、光書込ユニット103Y、103M、10
3C、103Kの下方に配設されている給紙部102か
ら転写ベルト131と2次転写ローラ106との間に搬
送されてきた記録紙110に転写して、当該トナーが像
の転写された記録紙110を2次転写ローラ106の上
方に配設された定着部107で定着させている。
【0054】このように、本実施の形態のカラー画像形
成装置100は、作像ユニット104Y、104M、1
04C、104Kの下方に、作像ユニット104Y、1
04M、104C、104Kの感光体121Y、121
M、121C、121Kに近接して光書込ユニット10
3Y、103M、103C、103Kが配置され、この
光書込ユニット103Y、103M、103C、103
Kの下方に給紙部102が配設されて、作像ユニット1
04Y、104M、104C、104Kの上方に、中間
転写ユニット105と当該中間転写ユニット105に転
写されたトナー画像を記録紙110に転写する2次転写
ローラ106が配設されている。
【0055】したがって、カラー画像形成装置100
は、記録紙110の搬送路を短くして、コンパクトなも
のとすることができ、ジャムの発生した記録紙110を
取り除くためのジャム取り用開閉扉101aも小さくす
ることができ、小型で、ジャム取り作業の作業性を良好
なものとすることができる。
【0056】すなわち、記録紙搬送路を短くするため
に、例えば、図2に模式的に示すように、中間転写ユニ
ット105を給紙部102の上方に配置し、中間転写ユ
ニット105の上方に各色の作像ユニット104Y、1
04M、104C、104Kを配置して、さらに作像ユ
ニット104Y、104M、104C、104Kの上方
に光書込ユニット103Y、103M、103C、10
3Kを配置することが考えられる。
【0057】ところが、このような配置にすると、2次
定着ローラ106で給紙部102から搬送されてきた記
録紙110に、中間転写ユニット105の転写ベルト1
31に各作像ユニット104Y、104M、104C、
104Kで転写されたトナー画像を転写ベルト131か
ら転写するには、転写ベルト131を、図2に矢印で示
すように、時計方向に回転駆動させる必要があるため、
転写ベルト131にトナー画像が転写されてから記録紙
110に転写するまでに、転写ベルト131をほぼ一周
させる必要があり、ファーストプリント、すなわち、最
初の記録紙110に記録を行うまでに長時間要すること
となる。
【0058】また、記録紙搬送路を短くするために、例
えば、図3に模式的に示すように、最上部に給紙部10
2を配設し、給紙部102の下方に、光書込ユニット1
03Y、103M、103C、103K、作像ユニット
104Y、104M、104C、104K及び中間転写
ユニット105を順次配設することが考えられる。
【0059】ところが、このような配置にすると、画像
形成された記録紙110の排紙部が、カラー画像形成装
置の最下部に設けられることとなり、記録済の記録紙1
10を取り出しにくく、利用性が悪いという問題があ
る。
【0060】したがって、図1に示した本実施の形態の
カラー画像形成装置100のような配置とすることが、
記録紙110の搬送路を短くすることができるととも
に、かつ、コンパクトなものとすることができる。ま
た、カラー画像形成装置と100は、ジャムの発生した
記録紙110を取り除くためのジャム取り用開閉扉10
1aも小さくすることができ、ジャム取り作業の作業性
を向上させることができる。
【0061】ところが、このような配置としても、図4
に示すように、光書込ユニット141をレーザダイオー
ドを使用したLD光学系のように高さ方向に大きな光書
込ユニットを使用すると、給紙部102から2次転写ロ
ーラ106までの搬送経路Laが長くなって、記録紙1
10のジャム取りのための開閉部分も大きくなり、中間
転写ユニット105を用いて記録紙110の搬送路を短
くする効果が低減する。
【0062】これに対して、本実施の形態のカラー画像
形成装置100は、光書込ユニット103Y、103
M、103C、103Kとして、光路長の短いアレイ状
の発光素子、例えば、LEDアレイヘッドを用いてお
り、光書込ユニット103Y、103M、103C、1
03Kと作像ユニット104Y、104M、104C、
104Kとが、近接して配設されている。したがって、
光書込ユニット103Y、103M、103C、103
K自体がコンパクトであるとともに、光路長が短いこと
から、作像ユニット104Y、104M、104C、1
04Kの感光体121Y、121M、121C、121
Kから給紙部102までのスペースを小さくすることが
できる。したがって、給紙部102から2次転写ローラ
106までの記録紙110の搬送経路を短くすることが
できるとともに、ジャム取りのためのジャム取り用開閉
扉101aも小さくすることができ、カラー画像形成装
置100をコンパクトなものとすることができるととも
に、操作性(メンテナンス性)を向上させることができ
る。
【0063】また、本実施の形態のカラー画像形成装置
100は、各色の作像ユニット104Y、104M、1
04C、104Kのうち、ブラック(K)の作像ユニッ
ト104Kが2次転写ローラ106側、すなわち、中間
転写ユニット105の転写ベルト131の移動方向の最
下流側に配設されている。
【0064】したがって、モノクロの画像を形成する場
合、最下流側に配設されたブラックの作像ユニット10
4Kで形成されたブラックのトナー画像が記録紙110
に転写されるまでに要する時間(転写開始時間)は、図
5に示すように、給紙部102の送り出しローラ112
から2次転写ローラ106までの記録紙110の搬送路
の長さL1と、ブラックの作像ユニット104Kの感光
体121Kから2次転写ローラ106までの転写ベルト
131の搬送経路L2のうち、いずれか長い方の搬送時
間で決定される。
【0065】その結果、各作像ユニット104Y、10
4M、104C、104K間の距離に関わらず、モノク
ロ画像のファーストプリントの時間を短くすることがで
き、カラー画像形成装置100の利用性を向上させるこ
とができる。
【0066】さらに、本実施の形態のカラー画像形成装
置100は、光書込ユニット103Y、103M、10
3C、103Kが、図示しないスプリング等の弾性部材
に係合支持され、微少移動可能に本体筐体101あるい
は本体フレーム等に取り付けられており、この光書込ユ
ニット103Y、103M、103C、103Kの上部
に、作像ユニット104Y、104M、104C、10
4K、中間転写ユニット105及びトナーボックス10
8Y、108M、108C、108Kが配置されて、さ
らに、トナーボックス108Y、108M、108C、
108Kの上部に開閉扉109が設けられている。
【0067】したがって、光書込ユニット103Y、1
03M、103C、103Kを本体筐体101内に装着
する際、開閉扉109を、図6に示すように、大きく開
いて、まず、光書込ユニット103Y、103M、10
3C、103Kを本体筐体101内に挿入するが、この
とき、光書込ユニット103Y、103M、103C、
103Kが、弾性部材に係合支持されて微小移動可能で
あり、作像ユニット104Y、104M、104C、1
04Kのユニットケース120Y、120M、120
C、120Kの開口部に進入する構成となっているた
め、作像ユニット104Y、104M、104C、10
4Kが本体筐体101内に挿入されると、光書込ユニッ
ト103Y、103M、103C、103Kが微小移動
して、作像ユニット104Y、104M、104C、1
04Kのユニットケース120Y、120M、120
C、120Kの開口部に光書込ユニット103Y、10
3M、103C、103Kが侵入した状態で、簡単かつ
適切に作像ユニット104Y、104M、104C、1
04Kをセットすることができるとともに、作像ユニッ
ト104Y、104M、104C、104Kの感光体1
21Y、121M、121C、121Kと光書込ユニッ
ト103Y、103M、103C、103Kとのギャッ
プ間隔を予め設定された間隔だけ適切に空けて、感光体
121Y、121M、121C、121Kを光書込ユニ
ット103Y、103M、103C、103Kに対向さ
せて配置させることができる。
【0068】その後、中間転写ユニット105及びトナ
ーボックス108Y、108M、108C、108Kを
装着し、開閉扉109を閉じると、画像形成を行える状
態となる。そして、開閉扉109には、何ら特別なもの
を設ける必要がなく、開閉軸の位置も何ら制限されるこ
とがない。したがって、開閉扉109の設けられる開口
部を簡素でかつ自由度の高い開口部とすることができ、
カラー画像形成装置100の利用性を向上させることが
できる。
【0069】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の発明のカラー画像形成装
置によれば、本体筐体内に、略水平方向に並んで複数配
列されカラー画像の各分解色のトナー画像をそれぞれ形
成する潜像担持体を有する作像ユニットの下方に近接し
て、各潜像担持体に各色の画像データに応じた書込光を
照射して潜像を書き込むアレイ状光書込ヘッドを有する
光書込部を配設し、当該光書込部の略下方に、記録紙を
供給する給紙部を配設し、作像ユニットの略上方に、回
転移動して各潜像担持体に形成されたトナー画像を順次
重ね合わせて転写してカラーのトナー画像を担持する中
間転写体を複数の潜像担持体の配設方向に延在して配置
し、作像ユニットの潜像担持体の配列方向の一方側の略
側方で中間転写体に当接する状態で、当該中間転写体と
の間に給紙部から搬送されてきた記録紙に中間転写体上
のトナー画像を転写する2次転写部を配設しているの
で、記録紙の搬送経路を短くすることができるととも
に、ジャムの発生した記録紙の除去作業を容易にするこ
とができ、カラー画像形成装置を小型で作業性の良好な
ものとすることができる。
【0071】請求項2記載の発明のカラー画像形成装置
によれば、複数の潜像担持体のうち、作像ユニットのブ
ラック色の潜像担持体を、中間転写体上のトナー画像が
2次転写部に移動する方向の最下流側に配設しているの
で、モノクロ画像の形成時に、記録紙への転写開始時間
を、記録紙の給紙部から2次転写部までの搬送にかかる
時間か、ブラックの潜像担持体から2次転写部までの中
間転写体の移動にかかる時間かのどちらか長い方となる
ようにすることができ、作像ユニットの各潜像担持体間
の距離に関わらず、モノクロ画像のファーストプリント
の時間を短縮することができる。
【0072】請求項3記載の発明のカラー画像形成装置
によれば、本体筐体の中間転写体の上方部分に、当該上
方部分を開放して、作像ユニットを当該作像ユニットの
下方に配設されている光書込部に対して上方に取り出し
可能で、かつ、上方から光書込部方向に装着可能とする
開閉扉を形成しているので、光書込部を移動させること
なく、作像ユニットの交換・装着を行えるようにするこ
とができるとともに、光書込部と作像ユニットとの位置
決め機構を簡素化することができ、カラー画像形成装置
をより一層小型でより一層作業性の良好なものとするこ
とができる。
【0073】請求項4記載の発明のカラー画像形成装置
によれば、作像ユニットに各色のトナーを供給するトナ
ーボトルを中間転写体の上部に配設しているので、交換
頻度の高いトナーボトルを簡単かつ容易に交換可能とす
ることができ、カラー画像形成装置をより一層作業性の
良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の一実施の形態を
適用したカラー画像形成装置の正面概略構成図。
【図2】図1のカラー画像形成装置を下方から給紙部、
中間転写ユニット、作像ユニット及び光書込ユニットの
順に上方へ配置した場合の概略構成図。
【図3】図1のカラー画像形成装置を下方から中間転写
ユニット、作像ユニット、光書込ユニット及び給紙部の
順に上方へ配置した場合の概略構成図。
【図4】図1のカラー画像形成装置を下方から給紙部、
光書込ユニット、作像ユニット及び中間転写ユニットの
順に上方へ配置するとともに光書込ユニットとしてLD
光学系を用いた場合の概略構成図。
【図5】図1のカラー画像形成装置のブラックの作像ユ
ニットによるモノクロ画像形成時のファーストプリント
に要する時間の説明図。
【図6】図1のカラー画像形成装置の上部の開閉扉を開
いて作像ユニット、中間転写ユニット及びトナーボック
スを装着している状態の正面概略構成図。
【図7】従来のタンデム型カラー画像形成装置の正面概
略構成図。
【図8】従来の単一の感光体を用いたカラー画像形成装
置の一例の正面概略構成図。
【図9】従来のLEDアレイヘッドを用いたカラー画像
形成装置の要部拡大斜視図。
【図10】図9のLEDアレイヘッドをカラー画像形成
装置の開閉蓋に取り付けて開閉している状態の正面概略
構成図。
【符号の説明】
100 カラー複写装置 101 本体筐体 101a ジャム取り扉 102 給紙部 103Y、103M、103C、103K 光書込ユニ
ット 104Y、104M、104C、104K 作像ユニッ
ト 105 中間転写ユニット 106 2次転写ローラ 107 定着部 108Y、108M、108C、108K トナーボッ
クス 109 開閉扉 110 記録紙 111 記録紙カセット 112 送り出しローラ 113 レジストローラ 120Y、120M、120C、120K ユニットケ
ース 121Y、121M、121C、121K 感光体 122Y、122M、122C、122K 帯電部 123Y、123M、123C、123K 現像部 124Y、124M、124C、124K クリーニン
グ部 131 転写ベルト 132、133 搬送ローラ 141 光書込ユニット
フロントページの続き (72)発明者 島田 和之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 前田 雄久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 平松 正己 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 竹原 淳 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H030 AA06 AA07 AB02 BB02 BB42 BB63 2H071 BA04 BA13 BA14 DA08 DA09 DA15 EA04 EA18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体筐体内に、略水平方向に並んで複数配
    列されカラー画像の各分解色のトナー画像をそれぞれ形
    成する潜像担持体を有する作像ユニットと、前記作像ユ
    ニットの下方に近接して配設され前記各潜像担持体に各
    色の画像データに応じた書込光を照射して潜像を書き込
    むアレイ状光書込ヘッドを有する光書込部と、前記光書
    込部の略下方に配設され記録紙を供給する給紙部と、前
    記作像ユニットの略上方に前記複数の潜像担持体の配設
    方向に延在して配置され回転移動して前記各潜像担持体
    に形成されたトナー画像を順次重ね合わせて転写してカ
    ラーのトナー画像を担持する中間転写体と、前記略水平
    方向に並んで配設された潜像担持体の一方側の略側方で
    前記中間転写体に当接する状態で配設され当該中間転写
    体との間に前記給紙部から搬送されてきた記録紙に前記
    中間転写体上のトナー画像を転写する2次転写部と、が
    配設されていることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記作像ユニットは、ブラック色のトナー
    画像を前記中間転写体上に形成するブラック用の潜像担
    持体を有し、前記複数の潜像担持体のうち、当該ブラッ
    ク用の潜像担持体が、前記中間転写体上のトナー画像が
    前記2次転写部に移動する方向の最下流側に配設されて
    いることを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】前記本体筐体は、その前記中間転写体の上
    方部分に、当該上方部分を開放して、前記作像ユニット
    を当該作像ユニットの下方に配設されている前記光書込
    部に対して上方に取り出し可能で、かつ、上方から当該
    光書込部方向に装着可能とする開閉扉が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のカラー
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記カラー画像形成装置は、前記作像ユニ
    ットに前記各色のトナーを供給するトナーボトルが前記
    中間転写体の上部に配設されていることを特徴とする請
    求項3記載のカラー画像形成装置。
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