JP2020190430A - 回転検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学式エンコーダの構成と、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材を利用した磁気回転検出装置の構成とを備えた小型の回転検出装置を実現する。【解決手段】回転検出装置5は、磁気回転検出装置の構成として、磁石6A〜6Dおよび磁気センサ9A〜9Cを備え、光学式エンコーダの構成として、発光素子18、受光素子19およびコードホイール21を備えている。各磁気センサ9A〜9Cは、磁石6A〜6Dが移動する円軌道の外周側に、磁性線材10の伸長方向がシャフト2の回転軸Xの伸長方向となるように配置され、コードホイール21は、磁気センサ9A〜9Cの上端が接する平面の位置P1と、磁石6A〜6Dの上端が接する平面の位置P2との間に配置され、発光素子18および受光素子19が固定された光学部品支持板20は、コードホイール21の上方に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、回転体の回転を検出する回転検出装置に関する。
例えばモータのシャフト等の回転体の回転数または回転角度を検出する装置として、光学式エンコーダが知られている。光学式エンコーダは、発光素子、受光素子およびコードホイールを備えている。コードホイールは、円板状に形成され、回転体の回転軸と同軸となるように回転体に固定される。発光素子および受光素子はコードホイールを挟んで対峙するようにそれぞれ配置される。また、コードホイールには、発光素子から発せられた光を通過させて受光素子に到達させるための多数のスリットが周方向に形成されている。回転体と共にコードホイールが回転すると、発光素子から発せられた光がスリットを通過して受光素子に到達する状態と、発光素子から発せられた光がコードホイールにより遮断されて受光素子に到達しない状態とが繰り返されることにより、パルス状の光が受光素子に入力される。このパルス状の光により回転体の回転数または回転角度を検出する。なお、光学式エンコーダには、発光素子および受光素子の双方をコードホイールの一方の面に対向するように配置し、コードホイールには、スリットの代わりに、発光素子から発せられた光を反射させることにより受光素子に到達させる多数の反射領域と、発光素子から発せられた光を反射させないことにより受光素子に到達させない多数の非反射領域とを周方向に交互に設けたものもある。下記の特許文献1には、光学式エンコーダの一例が記載されている。
一方、回転体の回転数または回転角度を検出する他の装置として、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材を利用した磁気回転検出装置が知られている。この磁気回転検出装置は、少なくとも一対の磁石と、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材の周囲にコイルを設けた磁気センサとを備えている。一対の磁石は例えば回転体の外周部に固定され、回転体の回転に伴って回転体の回転軸の周囲の円軌道上を移動する。磁気センサは一対の磁石の円軌道の外周側に配置される。回転体の回転に伴って一対の磁石が円軌道上を移動すると、一対の磁石が磁気センサの近傍を交互に通過する。一対の磁石のうち、一方の磁石は、磁気センサの近傍を通過するときに、磁性線材の一端側から他端側に向かう方向の磁界を磁性線材に作用させるように回転体に固定され、他方の磁石は、磁気センサの近傍を通過するときに、磁性線材の他端側から一端側に向かう方向の磁界を磁性線材に作用させるように回転体に固定されている。この結果、回転体の回転に伴い、磁気センサの磁性線材に作用する磁界の方向が変化する。磁性線材は、磁性線材に作用する磁界の方向が変化すると、その磁化方向が急激に反転する性質、すなわち、大バルクハウゼン効果を生じる性質を有している。したがって、回転体の回転に伴って磁性線材に作用する磁界の方向が変化する度に、磁性線材の磁化方向が急激に反転し、電磁誘導によりコイルからパルス信号が出力される。このパルス信号により回転体の回転数または回転角度を検出する。下記の特許文献2には、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材を利用した磁気回転検出装置の一例が記載されている。
特開2007−121091号公報 国際公開第2016/002437号
例えばモータのサーボ制御等、回転体の制御を行うに当たり、光学式エンコーダと、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材を利用した磁気回転検出装置との双方を用いることにより、回転体の制御の性能を高めることができる。
すなわち、光学式エンコーダは回転体の回転角度の検出の分解能が高いので、回転体の回転数または回転角度を細かく制御することができる。一方、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材を利用した磁気回転検出装置は、回転体の回転数または回転角度の検出を行うに当たり外部電源が不要であるため、例えばモータの停止時に、モータのシャフトが外力により回転したときに、その回転数または回転角度を検出することができる。したがって、例えばモータのサーボ制御に、光学式エンコーダと、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材を利用した磁気回転検出装置との双方を用いることにより、モータ停止時に外力によりシャフトが回転した場合でも、モータの再駆動時に、その時点でのシャフトの回転数または回転角度を反映した精細なサーボ制御を迅速に行うことが可能になる。
しかしながら、光学式エンコーダと、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材を利用した磁気回転検出装置との双方を用いて回転体の制御を行う場合、回転体を含む装置(例えばモータ)に、光学式エンコーダと、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材を利用した磁気回転検出装置とを設けなければならない。その結果、装置が大型化するという問題がある。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、光学式エンコーダの構成と、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材を利用した磁気回転検出装置の構成とを備えた小型の回転検出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の回転検出装置は、方向が互いに異なる磁界をそれぞれ形成し、回転体の回転に伴って前記回転体の回転軸の周囲の軌道上を移動する少なくとも一対の磁界形成部と、磁性線材および前記磁性線材の外周側に設けられたコイルを含み、前記一対の磁界形成部によりそれぞれ形成された磁界を検出する複数の磁界検出部と、前記回転体の回転に伴って回転し、検出光を生成するエンコード板と、前記検出光を検出する光検出部と、前記光検出部を支持する第1の支持板とを備え、前記各磁界検出部は、前記一対の磁界形成部の軌道の外周側に、前記磁性線材の伸長方向が前記回転体の回転軸方向となるように配置され、前記各磁界形成部の少なくとも一部は、前記回転軸方向において、前記各磁界検出部の一側端部と他側端部との間に配置され、前記エンコーダ板は、前記回転軸方向において、前記各磁界検出部の一側端部と前記各磁界形成部との間に配置され、前記第1の支持板は、前記回転軸方向において、前記エンコーダ板よりも一側に配置されていることを特徴とする。
上記本発明の回転検出装置によれば、エンコーダ板を、回転軸方向において、各磁界検出部の一側端部と各磁界形成部との間に配置することにより、回転検出装置の回転軸方向の長さを短くすることができ、回転検出装置を小型化することができる。
また、上記本発明の回転検出装置において、前記各磁界検出部の他側端部を支持する第2の支持板を備えている構成としてもよい。さらに、この構成において、前記第1の支持板には、前記光検出部により検出された前記検出光に基づいて前記回転体の回転角度を検出する回転角検出回路が設けられ、前記第2の支持板には、前記各磁界検出部から出力された検出信号に基づいて前記回転体の回転数を検出する回転数検出回路が設けられている構成としてもよい。
また、上記本発明の回転検出装置において、前記第1の支持体には前記各磁界検出部の一側端部が支持されている構成としてもよい。さらに、この構成において、前記第1の支持板には、前記光検出部により検出された前記検出光に基づいて前記回転体の回転角度を検出する回転角検出回路、および前記各磁界検出部から出力された検出信号に基づいて前記回転体の回転数を検出する回転数検出回路が設けられている構成としてもよい。
また、上記本発明の回転検出装置において、前記複数の磁界検出部は、前記回転体の回転中心を中心とし、中心角が180度以下の円弧上に配列されている構成としてもよい。
また、上記本発明の回転検出装置において、前記各磁界検出部の磁性線材は大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材であることが好ましい。
また、上記本発明の回転検出装置において、前記光検出部は、発光素子と、前記検出光を受光する受光素子とを備え、前記エンコード板は、前記発光素子から発せられた光を用いて、前記回転体の回転時に光の強度がパルス状に変化する前記検出光を生成する構成としてもよい。
本発明によれば、光学式エンコーダの構成と、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材を利用した磁気回転検出装置の構成とを備えた小型の回転検出装置を実現することができる。
本発明の第1の実施形態の回転検出装置およびモータを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の回転検出装置を示す分解図である。 上方から見た本発明の第1の実施形態の回転検出装置を示す説明図である。 図1中の矢示IV−IV方向から見た回転検出装置を示す説明図である。 図1中の矢示V−V方向から見た回転検出装置を示す断面図である。 図1中の矢示VI−VI方向から見た回転検出装置を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の回転検出装置における磁気センサの構造を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の回転検出装置における磁気回転検出装置の構成の動作を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の回転検出装置において、発光素子、受光素子およびコードホイールの配置を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態の回転検出装置を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態の回転検出装置を示す説明図である。 上方から見た本発明の第3の実施形態の回転検出装置を示す説明図である。 図11中の矢示XIII−XIII方向から見た回転検出装置を示す断面図である。
本発明の回転検出装置のいくつかの実施形態について説明する。以下の説明では、本発明の実施形態の回転検出装置を電動モータのシャフトの回転検出に用いた場合を例にあげる。また、以下の説明では、シャフトが上下方向に伸長するように電動モータが配置されている場合を例にあげ、このシャフトの伸長方向を基準にして回転検出装置の各構成要素の配置を述べる。図1、図2、図10および図11中の右下に描いた矢示Uは上方向を示し、矢示Dは下方向を示している。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態の回転検出装置5およびモータ1を示している。図2は回転検出装置5の分解した状態を示している。図3は上方から見た回転検出装置5を示している。図4は図1中の矢示IV−IV方向から見た回転検出装置5を示している。図5は図1中の矢示V−V方向から見た回転検出装置5を示している。図6は図1中の矢示VI−VI方向から見た回転検出装置5を示している。
回転検出装置5は、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材を利用した磁気回転検出装置の構成と、光学式エンコーダの構成とを備えた複合型の回転検出装置である。モータ1は電動モータであり、シャフト2を備えている。図1中のXはシャフト2の回転軸を示している。
回転検出装置5は、モータ1のサーボ制御に用いられる。回転検出装置5によれば、光学式エンコーダの構成により、シャフト2の回転角度を高い分解能で検出することができる一方で、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材を利用した磁気回転検出装置の構成により、シャフト2の回転数の検出を外部電源を用いることなく行うことができる。したがって、回転検出装置5によれば、例えばモータ1の停止時に外力によりシャフト2が回転した場合でも、モータ1の再駆動時に、その時点でのシャフト2の回転数を反映した精細なサーボ制御を迅速に行うことができる。
回転検出装置5は、上記磁気回転検出装置の構成として、4個の磁石6A〜6D、一対の磁石支持部材7、3個の磁気センサ9A〜9C、磁気センサ支持板14、および回転数検出回路16を備えている。
4個の磁石6A〜6Dはシャフト2の外周側に設けられ、上下一対の磁石支持部材7を介してシャフト2に固定されている。各磁石6A〜6Dは例えば直方体状または円柱状に形成されている。4個の磁石6A〜6Dは、図5に示すように、回転軸Xの周囲の円軌道C上に90度の間隔を置いて配置されている。4個の磁石6A〜6Dはシャフト2の回転に伴って円軌道C上を移動する。
また、各磁石6A〜6Dは、一方の磁極が当該磁石の上面に位置し、他方の磁極が当該磁石の下面に位置するように配置されている。また、4個の磁石6A〜6Dは、円軌道C上において互いに隣り合う2個の磁石の磁極の向きが互いに反対となるように配置されている。この結果、4個の磁石6A〜6Dのうち、円軌道C上において互いに隣り合う2個の磁石は、方向が互いに異なる磁界をそれぞれ形成する。例えば、磁石6AはN極が当該磁石6Aの上面に位置するように配置され、磁石6BはN極が当該磁石6Bの下面に位置するように配置され、磁石6CはN極が当該磁石6Cの上面に位置するように配置され、磁石6DはN極が当該磁石6Dの下面に位置するように配置されている。この結果、磁石6Aは磁石6Aの周囲に磁石6Aの上面から下面に向かう方向の磁界を形成し、磁石6Bは磁石6Bの周囲に磁石6Bの下面から上面に向かう方向の磁界を形成し、磁石6Cは磁石6Cの周囲に磁石6Cの上面から下面に向かう方向の磁界を形成し、磁石6Dは磁石6Dの周囲に磁石6Dの下面から上面に向かう方向の磁界を形成する。
一対の磁石支持部材7はそれぞれ、図2に示すように、例えば樹脂等の非磁性材料により円板状に形成されている。各磁石支持部材7の中央部には取付穴8が形成され、取付穴8にはシャフト2が挿入されている。各磁石支持部材7はシャフト2に固定され、シャフト2と共に回転する。また、一対の磁石支持部材7は上下方向に互いに離間して配置され、一対の磁石支持部材7の間に4個の磁石6A〜6Dが固定されている。
3個の磁気センサ9A〜9Cは、図5に示すように、4個の磁石6A〜6Dの円軌道Cの外周側に例えば120度の間隔を置いて配置されている。図2に示すように、各磁気センサ9A〜9Cは全体視略円柱状に形成されいる。各磁気センサ9A〜9Cは、後述する磁性線材10の伸長方向が回転軸Xの伸長方向となるように配置されている。各磁気センサ9A〜9Cは、4個の磁石6A〜6Dによりそれぞれ形成された磁界を検出する。
また、各磁気センサ9A〜9Cは、磁気センサ支持板14に固定されている。磁気センサ支持板14は、例えば樹脂またはガラス等の非磁性材料により円板状に形成されている。磁気センサ支持板14は、図1に示すように、磁気センサ9A〜9Cおよび磁石6A〜6Dの下方に配置されている。また、磁気センサ支持板14は、例えばブラケット3等を介してモータ1の筐体等に固定されている。また、磁気センサ支持板14の中央部には挿通穴15が形成され、挿通穴15には図6に示すようにシャフト2が挿入されている。挿通穴15の径寸法はシャフト2の外径寸法よりも十分に大きく、磁気センサ支持板14とシャフト2とは互いに分離している。
図7は磁気センサ9Aの構造を示している。図7に示すように、磁気センサ9Aは、磁性線材10、コイル11、ボビン12、および一対の接続部材13を備えている。
磁性線材10は、大バルクハウゼン効果を生じる線状の強磁性体であり、一軸異方性を有する。磁性線材10は複合磁気ワイヤと呼ばれるものである。磁性線材10は、例えば鉄およびコバルトを含む半硬質磁性線材に捻りを加えることにより形成することができる。磁性線材10は、例えば樹脂等の非磁性材料により形成されたボビン12の軸部の内部に配置されている。
コイル11は磁性線材10の外周側に設けられている。例えば、コイル11は、磁性線材10が内部に配置されたボビン12の軸部の外周側にエナメル線を巻回することにより形成されている。
各接続部材13は金属等の導電材料により棒状に形成され、ボビン12の下端側部分に取り付けられている。一対の接続部材13のうち、一方の接続部材13の上端側部分にはコイルの一端部が電気的に接続され、他方の接続部材13の上端側部分にはコイルの他端部が電気的に接続されている。また、ボビン12の下端部は磁気センサ支持板14に固定されている。また、各接続部材13の下端側部分は、ボビン12の下端部から下方へ突出しており、図1および図6に示すように、磁気センサ支持板14に形成された小孔141に挿入されている。
磁気センサ9Bおよび9Cはそれぞれ磁気センサ9Aと同様に形成されている。
回転数検出回路16は、各磁気センサ9A〜9Cから出力された検出信号に基づき、主にシャフト2の回転数を検出する回路である。回転数検出回路16は、図1および図6に示すように、磁気センサ支持板14の下面に固定されている。また、図示を省略しているが、磁気センサ支持板14の例えば下面には、各磁気センサ9A〜9Cの各接続部材13と回転数検出回路16との間を電気的に接続する回路が形成されている。回転数検出回路16は、例えば集積回路である。回転数検出回路16は、各磁気センサ9A〜9Cから出力された検出信号に基づいてシャフト2の回転数を算出する演算処理装置、演算処理装置により算出されたシャフト2の回転数を示す情報を記憶する不揮発性の記憶素子、およびシャフト2の回転時に各磁気センサ9A〜9Cから連続的に出力される検出信号(パルス信号)を利用して、回転数検出回路16の演算処理装置および記憶素子を稼働させるための電力を生成する電力生成回路を備えている。回転数検出回路16は、この電力生成回路により生成された電力を用いてシャフト2の回転数を検出し、その結果を記憶保持することができる。すなわち、回転数検出回路16は、シャフト2の回転数を検出して記憶保持するに当たり、外部電源を必要としない。なお、回転数検出回路16は、シャフト2の回転数だけでなく、シャフト2の回転角度および回転方向をも検出することができる。
図8は、回転検出装置5における磁気回転検出装置の構成によってシャフト2の回転数を検出する動作を示している。各磁気センサ9A〜9Cの磁性線材10は、当該磁性線材10に外部磁界が作用したとき、当該磁性線材10の磁化方向が外部磁界の方向と一致する方向に設定される。また、磁性線材10は、当該磁性線材10に作用する外部磁界の方向が逆の方向に変化したとき、当該磁性線材10の磁化方向が、大バルクハウゼン効果により急激に反転する。すなわち、外部磁界の方向の変化が緩やかであったとしても、外部磁界の方向が変化する過程で外部磁界の強さが、ある値に達したときに、磁性線材10の磁化方向が瞬時に反転する。磁性線材10の磁化方向が瞬時に反転したとき、磁性線材10の外周側に設けられたコイル11から電磁誘導により鋭いパルスが出力される。このパルスが検出信号として回転数検出回路16に供給される。
図8において、例えばシャフト2が時計回り方向の回転を継続している間、シャフト2の回転角度が0度になったとき、磁気センサ9Aに磁石6Aが接近し、磁気センサ9Aから正の検出信号が出力される。続いて、シャフト2の回転角度が30度になったとき、磁気センサ9Cに磁石6Dが接近し、磁気センサ9Cから負の検出信号が出力される。続いて、シャフト2の回転角度が60度になったとき、磁気センサ9Bに磁石6Cが接近し、磁気センサ9Bから正の検出信号が出力される。続いて、シャフト2の回転角度が90度になったとき、磁気センサ9Aに磁石6Bが接近し、磁気センサ9Aから負の検出信号が出力される。このように、シャフト2が時計回りに回転を継続している間、磁気センサ9A〜9Cのそれぞれから正または負の検出信号が異なるタイミングで出力される。回転数検出回路16は、これらの検出信号に基づいて、シャフト2の回転数を算出する。回転数検出回路16におけるシャフト2の回転数の算出には、例えば、国際公開第2016/002437号(上記特許文献2)に記載された方法を用いることができる。
なお、本実施形態において、モータ1のシャフト2が特許請求の範囲の記載における「回転体」の具体例である。また、各磁石6A〜6Dが特許請求の範囲の記載における「磁界形成部」の具体例であり、各磁気センサ9A〜9Cが特許請求の範囲の記載における「磁界検出部」の具体例である。各磁気センサ9A〜9Cの上端部91が特許請求の範囲の記載における磁界検出部の「一側端部」の具体例であり、各磁気センサ9A〜9Cの下端部92が特許請求の範囲の記載における磁界検出部の「他側端部」の具体例である。また、円軌道Cが特許請求の範囲の記載における「軌道」の具体例である。また、磁気センサ支持板14が特許請求の範囲の記載における「第2の支持板」の具体例である。
また、回転検出装置5は、図1に示すように、光学式エンコーダの構成として、光検出部17、光学部品支持板20、コードホイール21、および回転角検出回路25を備えている。
光検出部17は、後述する検出光を検出する装置である。光検出部17は発光素子18および受光素子19を備えたユニットである。発光素子18は例えば発光ダイオードである。発光素子18の構成要素として、発光ダイオードから発せられた光を制御するレンズを追加してもよい。受光素子19は例えばフォトトランジスタであり、光電変換を行う。光検出部17は光学部品支持板20の下面に支持されている。
光学部品支持板20は、図2に示すように、例えば樹脂またはガラス等の非磁性材料により円板状に形成されている。光学部品支持板20は、図1に示すように、磁気センサ9A〜9Cおよび磁石6A〜6Dの上方に配置されている。光学部品支持板20は、例えばブラケット3等を介してモータ1の筐体等に固定されている。また、光学部品支持板20は、シャフト2の上端よりも上方に配置され、シャフト2から離れている。
コードホイール21は、図2に示すように、例えば樹脂等の非磁性材料により円板状に形成されている。コードホイール21は、図1に示すように、光学部品支持板20の下方に配置されている。また、光学部品支持板20の下面に支持された光検出部17は、コードホイール21の上面と向かい合っている。また、コードホイール21の中央部には、図2に示すように取付穴22が形成され、取付穴22にはシャフト2の上端部が挿入されている。コードホイール21はシャフト2に固定され、シャフト2と共に回転する。また、コードホイール21は、上側の磁石支持部材7の上方に配置されている。なお、コードホイール21を上側の磁石支持部材7上に接着剤またはねじ等を用いて固定してもよい。
また、コードホイール21の上面には、図4に示すように、複数の反射部23および複数の非反射部24が設けられている。複数の反射部23および複数の非反射部24は交互に配置され、シャフト2の回転中心(回転軸X)を中心とした円を描くように配列されている。ここで、図9は、光検出部17の発光素子18および受光素子19、並びにコードホイール21の配置を示している。図9に示すように、発光素子18および受光素子19は、複数の反射部23および複数の非反射部24が配列された円の円周の一部の上方に配置されている。例えば、シャフト2と共にコードホイール21が回転している間、発光素子18および受光素子19の真下に反射部23が位置したときには、図9中の矢示Lのように、発光素子18から発せられた光が当該反射部23に反射して受光素子19に入力される。一方、発光素子18および受光素子19の真下に非反射部24が位置したときには、発光素子18から発せられた光は当該非反射部24に入射するが反射しない。それゆえ、発光素子18から発せられた光は受光素子19には入力されない。このように、コードホイール21は、発光素子18から発せられた光を用いてシャフト2の回転時に光の強度がパルス状に変化する検出光を生成する。そして、この検出光は受光素子19により受光される。
回転角検出回路25は、光検出部17により検出された検出光(受光素子19により受光された検出光)に基づき、主にシャフト2の回転角度を検出する回路である。回転角検出回路25は例えば集積回路であり、検出光におけるパルスをカウントする機能を有する演算処理回路または論理回路等を有している。回転角検出回路25は、光学部品支持板20の上面に固定されている。また、光検出部17の発光素子18および受光素子19は、光学部品支持板20に形成された図示しない回路を介して回転角検出回路25に電気的に接続されている。
なお、本実施形態において、光学部品支持板20が特許請求の範囲の記載における「第1の支持板」の具体例であり、コードホイールが特許請求の範囲の記載における「エンコード板」の具体例である。
ここで、図1に示すように、各磁気センサ9A〜9Cは、磁石6A〜6Dの円軌道Cの外周側に、磁性線材10の伸長方向が回転軸Xの伸長方向となるように配置されている。また、回転検出装置5を側方から見たとき、各磁石6A〜6Dおよび各磁石支持部材7は、回転軸Xの伸長方向において、各磁気センサ9A〜9Cの上端部91と下端部92との間に配置されている。また、コードホイール21は、回転軸Xの伸長方向において、磁気センサ9A〜9Cの上端が接する平面の位置P1と、磁石6A〜6Dの上端が接する平面の位置P2との間に配置されている。具体的には、回転軸Xの伸長方向において、各磁気センサ9A〜9Cの上端が接する平面の位置P1と、上側の磁石支持部材7の上面の位置P3との間には空間Sが形成されており、コードホイール21は、この空間S内に配置されている。また、光学部品支持板20は、コードホイール21の上方にコードホイール21と向かい合うように配置されている。
以上説明した通り、本発明の第1の実施形態の回転検出装置5では、各磁気センサ9A〜9Cを、磁石6A〜6Dの円軌道Cの外周側に、磁性線材10の伸長方向が回転軸Xの伸長方向となるように配置し、コードホイール21を、回転軸Xの伸長方向において、磁気センサ9A〜9Cの上端が接する平面の位置P1と、磁石6A〜6Dの上端が接する平面の位置P2との間に配置し、光検出部17が取り付けられた光学部品支持板20をコードホイール21の上方に配置した。この構成によれば、磁気センサ9A〜9Cの上端が接する平面と、磁石6A〜6Dの上端が接する平面との間の空間Sを利用して、コードホイール21と磁石6A〜6Dとの間隔を詰めることができる。したがって、回転検出装置5において、磁気回転検出装置の構成と光学式エンコーダの構成とを小さい空間に効率良く配置することができ、回転軸Xの伸長方向における回転検出装置5の長さ寸法を短くすることができる。よって、回転検出装置5を小型化することができる。
また、本発明の第1の実施形態の回転検出装置5では、光検出部17および回転角検出回路25を光学部品支持板20に設け、磁気センサ9A〜9Cおよび回転数検出回路16を磁気センサ支持板14に設けた。このように、回転検出装置5において、光学式エンコーダの構成と、磁気回転検出装置の構成とを別々の基板にそれぞれ分散させて配置することにより、回転検出装置5の設計または製造を容易化することができる。例えば、光学式エンコーダの構成を有するユニットの設計・製造と、磁気回転検出装置の構成を有するユニットの設計・製造とを、異なる者により、または異なる場所で、あるいは異なる時期に別々に行った後、これら2つのユニットを組み合わせて回転検出装置5を容易に製造することが可能になる。
また、本発明の第1の実施形態の回転検出装置5では、各磁気センサ9A〜9Cの磁界検出素子として、大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材を用いている。これにより、外部電源を用いることなく、シャフト2の回転数の検出を行うことができる。
(第2の実施形態)
図10は本発明の第2の実施形態の回転検出装置31を示している。なお、図10に示す本発明の第2の実施形態の回転検出装置31において、図1ないし図9に示す本発明の第1の実施形態の回転検出装置5と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。図10に示すように、本発明の第2の実施形態の回転検出装置31では、光学式エンコーダの構成の一部である光検出部17および回転角検出回路25と、磁気回転検出装置の構成の一部である磁気センサ9A〜9Cおよび回転数検出回路16とが単一の共通支持板32に支持されている。
共通支持板32は、第1の実施形態における光学部品支持板20と同様に、例えば樹脂またはガラス等の非磁性材料により円板状に形成され、磁気センサ9A〜9Cおよび磁石6A〜6Dの上方に配置され、ブラケット等を介してモータ1の筐体等に固定されている。また、共通支持板32は、シャフト2の上端よりも上方に配置され、シャフト2から離れている。
共通支持板32の下面の内周側部分には、発光素子18および受光素子19を有する光検出部17が固定されている。また、共通支持板32の下面の外周側部分には、磁気センサ9A〜9Cが固定されている。磁気センサ9A〜9Cは、第1の実施形態における磁気センサ9A〜9Cと同じであるが、向きが上下逆になっており、第1の実施形態における磁気センサ9A〜9Cの上端部91が第2の実施形態では下端部94となり、第1の実施形態における磁気センサ9A〜9Cの下端部92が第2の実施形態では上端部93となっている。また、共通支持板32の上面には、回転角検出回路25および回転数検出回路16がそれぞれ固定されている。
また、コードホイール21は、回転軸Xの伸長方向において、磁気センサ9A〜9Cの上端が接する平面の位置P1と、磁石6A〜6Dの上端が接する平面の位置P2との間に配置されている。また、共通支持板32は、コードホイール21の上方に配置されている。
以上の構成を有する本発明の第2の実施形態の回転検出装置31によっても、本発明の第1の実施形態の回転検出装置5と同様の作用効果を得ることできる。また、本発明の第2の実施形態の回転検出装置31によれば、光学式エンコーダの構成の一部である光検出部17および回転角検出回路25と、磁気回転検出装置の構成の一部である磁気センサ9A〜9Cおよび回転数検出回路16とを単一の共通支持板32に設けたので、本発明の第1の実施形態の回転検出装置5の磁気センサ支持板14に相当する部品を廃することができ、回転検出装置を一層小型化することができる。
なお、本実施形態において、各磁気センサ9A〜9Cの上端部93が特許請求の範囲の記載における磁界検出部の「一側端部」の具体例であり、各磁気センサ9A〜9Cの下端部94が特許請求の範囲の記載における磁界検出部の「他側端部」の具体例である。
(第3の実施形態)
図11は本発明の第3の実施形態の回転検出装置41を示している。図12は上方から見た回転検出装置41を示している。図13は図11中の矢示XIIIーXIII方向から見た回転検出装置41を示している。なお、図11ないし図13に示す本発明の第3の実施形態の回転検出装置41において、図10に示す本発明の第2の実施形態の回転検出装置31と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11ないし図13に示すように、本発明の第3の実施形態の回転検出装置41では、3個の磁気センサ9A〜9Cが、4個の磁石6A〜6Dの円軌道Cの外周側であって、シャフト2の回転中心(回転軸X)を中心として中心角が180度以下の円弧AR上に配列されている。例えば、3個の磁気センサ9A〜9Cは、図13に示すように、4個の磁石6A〜6Dの円軌道Cの外周側に30度の間隔を置いて配置されている。
また、図12に示すように、共通支持板32が2つの円弧状の支持片32A、32Bに分割され、一方の支持片32Aに、光学式エンコーダの構成の一部である光検出部17および回転角検出回路25が支持され、他方の支持片32Bに、磁気回転検出装置の構成の一部である磁気センサ9A〜9Cおよび回転数検出回路16が支持されている。また、2つの支持片32A、32Bはそれぞれブラケット等を介してモータ1の筐体等に固定されている。
以上の構成を有する本発明の第3の実施形態の回転検出装置41によっても、本発明の第2の実施形態の回転検出装置5と同様の作用効果を得ることできる。また、本発明の第3の実施形態の回転検出装置41によれば、3個の磁気センサ9A〜9Cが、シャフト2の回転中心を中心として中心角が180度以下の円弧AR上に配列されている(例えば、磁石6A〜6Dの円軌道Cの外周側に30度の間隔を置いて配置されている)ので、例えば図12に示すように、光学式エンコーダの構成の一部である光検出部17および回転角検出回路25を共通支持板32の左側部分に集約して配置し、磁気回転検出装置の構成の一部である磁気センサ9A〜9Cおよび回転数検出回路16を共通支持板32の右側部分に集約して配置することができる。これにより、共通支持板32を、光学式エンコーダの構成の一部である光検出部17および回転角検出回路25が設けられた支持片32Aと、磁気回転検出装置の構成の一部である磁気センサ9A〜9Cおよび回転数検出回路16が設けられた支持片32Bとに分割することができる。この構成によれば、例えば、光学式エンコーダの構成を有するユニットの設計・製造と、磁気回転検出装置の構成を有するユニットの設計・製造とを、異なる者により、または異なる場所で、あるいは異なる時期に別々に行った後、これら2つのユニットを組み合わせて回転検出装置5を容易に製造することが可能になる。
なお、上記第1の実施形態では、光学部品支持板20を磁気センサ9A〜9Cの上方に配置する場合を例にあげたが、本発明はこれに限らない。光学部品支持板20を、各磁気センサ9A〜9Cの上端が接する平面とコードホイール21の上面との間の空間内に配置してもよい。
また、本発明において、3対以上の磁石を設けてもよく、または、4個以上の磁気センサを設けてもよい。
また、上記各実施形態では、コードホイール21に反射部23および非反射部24を設け、発光素子18から発せられた光を反射部23に反射させて受光素子19に入力させる場合を例にあげたが、コードホイール21に、反射部23に代えてスリットを設け、発光素子18から発せられた光をスリットを通過させて受光素子19に入力させる構成としてもよい。この場合には、ブラケット等を用いて、発光素子18と受光素子19とを、コードホイールを挟んで対峙するように配置する。
また、上記各実施形態では、回転体としてモータ1のシャフト2を例にあげたが、回転体はこれに限定されない。
また、上記第3の実施形態では、磁気センサ9A〜9Cが、シャフト2の回転中心を中心として中心角が180度以下の円弧上に配列されている場合の一例として、磁気センサ9A〜9Cが磁石6A〜6Dの円軌道Cの外周側に30度の間隔を置いて配置されている場合をあげたが、これに代え、磁気センサ9A〜9Cを磁石6A〜6Dの円軌道Cの外周側に30度よりも大きくかつ90度未満の間隔を置いて配置してもよく、または30度未満の間隔を置いて配置してもよい。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う回転検出装置もまた本発明の技術思想に含まれる。
1 モータ
2 シャフト(回転体)
5、31、41 回転検出装置
6A〜6D 磁石(磁界形成部)
9A〜9C 磁気センサ(磁界検出部)
10 磁性線材
11 コイル
14 磁気センサ支持板(第2の支持板)
16 回転数検出回路
17 光検出部
18 発光素子
19 受光素子
20 光学部品支持板(第1の支持板)
21 コードホイール(エンコード板)
25 回転角検出回路
32 共通支持板(第1の支持板)
AR 円弧
C 円軌道(軌道)
S 空間
X 回転軸

Claims (8)

  1. 方向が互いに異なる磁界をそれぞれ形成し、回転体の回転に伴って前記回転体の回転軸の周囲の軌道上を移動する少なくとも一対の磁界形成部と、
    磁性線材および前記磁性線材の外周側に設けられたコイルを含み、前記一対の磁界形成部によりそれぞれ形成された磁界を検出する複数の磁界検出部と、
    前記回転体の回転に伴って回転し、検出光を生成するエンコード板と、
    前記検出光を検出する光検出部と、
    前記光検出部を支持する第1の支持板とを備え、
    前記各磁界検出部は、前記一対の磁界形成部の軌道の外周側に、前記磁性線材の伸長方向が前記回転体の回転軸方向となるように配置され、
    前記各磁界形成部の少なくとも一部は、前記回転軸方向において、前記各磁界検出部の一側端部と他側端部との間に配置され、
    前記エンコーダ板は、前記回転軸方向において、前記各磁界検出部の一側端部と前記各磁界形成部との間に配置され、
    前記第1の支持板は、前記回転軸方向において、前記エンコーダ板よりも一側に配置されていることを特徴とする回転検出装置。
  2. 前記各磁界検出部の他側端部を支持する第2の支持板を備えていることを特徴とする請求項1に記載の回転検出装置。
  3. 前記第1の支持板には、前記光検出部により検出された前記検出光に基づいて前記回転体の回転角度を検出する回転角検出回路が設けられ、
    前記第2の支持板には、前記各磁界検出部から出力された検出信号に基づいて前記回転体の回転数を検出する回転数検出回路が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の回転検出装置。
  4. 前記第1の支持体には前記各磁界検出部の一側端部が支持されていることを特徴とする請求項1に記載の回転検出装置。
  5. 前記第1の支持板には、前記光検出部により検出された前記検出光に基づいて前記回転体の回転角度を検出する回転角検出回路、および前記各磁界検出部から出力された検出信号に基づいて前記回転体の回転数を検出する回転数検出回路が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の回転検出装置。
  6. 前記複数の磁界検出部は、前記回転体の回転中心を中心とし、中心角が180度以下の円弧上に配列されていることを特徴とする請求項4または5に記載の回転検出装置。
  7. 前記各磁界検出部の磁性線材は大バルクハウゼン効果を生じる磁性線材であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の回転検出装置。
  8. 前記光検出部は、発光素子と、前記検出光を受光する受光素子とを備え、前記エンコード板は、前記発光素子から発せられた光を用いて、前記回転体の回転時に光の強度がパルス状に変化する前記検出光を生成することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の回転検出装置。
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