JP2020190422A - 巻き尺 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定テープの巻き取り完了時の衝撃を抑え、かつ簡易な機構で、巻き取り停止をさせる。【解決手段】第2ケース8内に、ドラム筒22の内周につるまきばね、外周に測定テープを設けた巻取ドラム20を収容して、第2ケース8の回転支持軸10につるまきばねの内周端に係止する。巻取ドラム20にドラム蓋30を被せ、ドラム蓋30に摩擦増強具40を取り付ける。摩擦増強具40のオイルダンパーに接続した回転制御軸44を、第2ケース8の回転支持軸10に連結する。摩擦増強具40を覆うように、制御円板50をドラム蓋30に固定する。制御円板50の凹凸面54が操作開口4から露出するように、第1ケース片2を第2ケース片8に取り付け、巻き尺60を形成する。巻き尺60は測定テープの巻き取り時に摩擦増強具40で回転を遅くでき、かつ凹凸面54を指で押さえれば、回転を止めることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ケース内に、収容した巻取ドラムから目盛り付きテープを引き出して、長さを測定して、測定後に目盛り付きテープを自動的に巻き取ることができる巻き尺に関する。
通常、テープの断面を湾曲して、コンベックスと称する構成として引き出したテープを自動的に巻取ドラムに巻き取る構造や、ドラムとケースとの間につるまきバネを装着した構造として、引き出したテープを自動的に巻き取っていた。この場合、一般に巻き取るスピードが速く、巻き取られるテープで人や物を傷付けるおそれもあった。
そこで、敢えて、巻き取る速度を遅くする工夫がなされていた。例えば、支持軸にガタを設けてケースに支持して、ケースの内周壁に巻取ドラムの外周部に接する制動部材を設ける提案がなされていた(特許文献1)。また、遠心クラッチ、磁気を利用した回転形のダンパなどを設けた提案もあり、また、ケースの外にオイルダンパー(オイルの粘性の制動力を利用)を設けて支持軸を連結する提案があった(特許文献2)。
特開2002−31501号公報 特開2004−353303号公報
前記従来技術のうち、ケースの内周壁に巻取ドラムの外周部に接する制動部材を設けた場合では、制動部材とドラムが衝突するので、各部の破損を招くためケースを強固にする必要があった。また、衝突による衝撃がケースに伝わり、使用者が不快に感じる場合もあった。
また、オイルダンパーを設ける場合では、ケース外に突出した支持軸にオイルダンパーを取り付けるので、ケースに不安定な突出物があり、巻き尺を使い難く、またオイルダンパーが破損し易かった。
本発明は、粘性が高い流体を充填した収容穴に回転制御軸を配置してなる摩擦増強具を、巻取ドラムに固定し、かつケース内に配置して構成したので、前記問題点を解決した。
即ちこの発明は、先端に基準金具を有し、かつ巻き取った状態に付勢された目盛り付き計測テープを巻き取って巻取ドラムを形成し、ケース内に設けられた回転支持軸に前記巻取ドラムを回転自在に装着し、以下のように構成したことを特徴とする巻き尺である。
(1) 前記回転支持軸の一端部を前記ケースの内面に固定した。
(2) 前記巻取ドラムに固定され、かつ前記巻取ドラムと共に回転する摩擦増強具を、前記ケース内に配置した。
(3) 前記摩擦増強具は、前記巻取ドラムと共に回転する基部に、粘性が高い流体を充填した収容穴を形成し、前記基部の収容穴内に回転制御軸の一端部を収容して、前記回転制御軸の他端部を前記基部から突出させて、構成した。
(4) 前記回転支持軸の他端部は、前記摩擦増強具の回転制御軸に軸止めされた。
また、前記において、以下のように構成したことを特徴とする巻き尺である。
(1) ケースに操作開口を形成した。
(2) 巻取ドラムに固定し、かつ巻取ドラムとともに回転する制御円板を前記ケース内に配置した。
(3) 前記制御円板の一面に摩擦発生面を形成し、該摩擦発生面を前記操作開口に臨ませた。
また、前記において、以下のように構成したことを特徴とする巻き尺である。
(1) ドラム蓋を巻取ドラムに固定しかつ前記蓋を巻取ドラムと共に回転するように形成した。
(2) 計測テープを、前記巻取ドラムのドラム円板と前記ドラム蓋のドラム蓋円板とに挟んで配置した。
(3) 前記ドラム蓋円板に制御円板を固定した。
(4) 「前記ドラム蓋円板の前記制御円板側の面」および/または「前記制御円板の前記ドラム蓋円板側の面」に、摩擦増強具収容部を形成した。
また、前記において、以下のように構成したことを特徴とする巻き尺である。
(1) 摩擦増強具は、回転制御軸の一端部に大径の摩擦円板を形成し、前記摩擦円板を基部の収容穴内に収容した。
この発明は、粘性が高い流体を充填した収容穴に回転制御軸を配置してなる摩擦増強具を、巻取ドラムに固定し、かつケース内に配置して構成したので、計測テープの巻き取り速度を遅くすることができ、計測テープの基準金具で操作者を傷付けたり、巻き取り時にケースに与える衝撃を軽減できる効果がある。また、摩擦増強具をケース内に収容したので、摩擦増強具の破損を防止して、安定した巻き尺の操作ができる効果がある。
また、巻取ドラムに制御円板を固定し、制御円板の摩擦発生面をケースの操作開口に臨ませた場合には、操作者は、巻き取り時に摩擦発生面に触れれば、巻取ドラムの回転を停止させ、計測テープを任意位置で停止させることができる効果がある。
摩擦増強具を 「前記ドラム蓋円板の前記制御円板側の面」および/または「前記制御円板の前記ドラム蓋円板側の面」に形成した摩擦増強具収容部に収容した場合には、ケースを、従来の巻き尺と同様の大きさに形成できる効果がある。
摩擦増強具に大径の摩擦円板を形成した場合には、巻取ドラムの巻き取り時の速度をより遅くできる効果がある。
この発明の巻き尺の各部材の分解斜視図を表す。 この発明の巻き尺の外観で、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図、をそれぞれ表す。 この発明の巻き尺に使用する回転抑止具を表す図で、(a)は正面図、(b)は該面図、(c)は底面図、(d)は概略を表したA−A拡大端面図、をそれぞれ表す。 この発明の巻き尺に使用する制御円板で、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は背面図、(d)はB−B端面図、をそれぞれ表す。 この発明の巻き尺で組立途中を表す正面図で、(a)は制御円板を取り付け前、(b)は第1ケース片を取り付け前、(c)は第1ケース片および制御円板を取り付け前、をそれぞれ表す。
図面に基づき、この発明の実施態様を説明する。
1.巻き尺60の構成部材
巻き尺60は、ケース1内に巻取ドラム20、ドラム蓋30、摩擦増強具40、制御円板50、計測テープ(図示していない)およびつるまきばね(図示していない)を収容して構成する(図1)。なお、計測テープは従来の巻き尺と同様に、金属製で、計測用の目盛りを付した計測面が凹となるように屈曲されている(図示していない)。また、つるまきばねおよびつるまきばねと計測テープの連結構造も従来と同様である。
(1)ケース1(図1、図2)
ケース1は、係止突起6を有する第1ケース片2と、係止突起6を嵌合できる係止凹部15を有する第2ケース片8とを備える。
ケース1は、以下の各部材を格納すると共に、寸法を表示した計測テープ(図示していない)と計測テープをケース1内に巻き戻すぜんまいばね(図示していない)とを備える。
第1ケース片2は、天板3の外周に沿って側壁5を有し、側壁5に第2ケース片8側に向けた係止突起6を有し、かつ側壁5に計測テープをケース1内に出し入れする挿入口7を構成する挿入口片7aを形成してある。また、天板3の略中央に円形の操作開口4を形成してある。
また、第2ケース片8は、底板9の外周に沿って側壁14を有し、側壁14に、第1ケース片2の係止突起6が嵌る係止凹部15を形成してあり、かつ側壁14に計測テープ(図示していない)をケース1内に出し入れする挿入口7を構成する挿入口片7bを形成してある。また、底板9に円柱状の回転支持軸10を、底板9に対して略直角に突設してあり、回転支持軸10の先端に非円形で軸方向の係止穴12を形成してなり、回転支持軸10の外周にぜんまいばね(図示していない)を係止する内スリット13を形成してある。また、回転支持軸10の基端側(底板9の内面)に回転支持軸10の径より大径の大径部11を形成してある。
前記において、第1ケース片2と第2ケース片8とを重ねた際に、第1ケース片2の挿入口片7aと第2ケース片8の挿入口片7bとが連通して挿入口7を形成する。
なお、以下において、巻取ドラム20の各部材、ドラム蓋30の各部材で、第1ケース片2の天板3側を一面(または一側)とし、第2ケース片8の底板9側を他面(または他側)とする。
(2)巻取ドラム20(図1)
巻取ドラム20は、第2ケース片8の底板9の内面側に収納できる円形のドラムベース板21と、ドラムベース板21の一面に略直角に突設した筒状のドラム筒22とを備える。ドラム筒22はドラムベース板21より小径に形成され、従来の巻き尺と同様に、ドラム筒22の内周側にぜんまいばね(図示していない)を収容し、ドラム筒22の外周側に計測テープを収容する。
ドラムベース板21の略中央に、回転支持軸10の太径部11より大径の(大径部11が緩く納まる)下円形開口23を形成してある。また、ドラム筒22には収容したぜんまいばねの外周端部を係止する外スリット24を形成し、外スリット24の先端側に、外スリット24より大形の切り欠き25を形成し、またドラム筒22の先端に、第1ケース片2側に向けた4箇所の第1挿入突起26、26を形成してある。
(3)ドラム蓋30(図1)
ドラム蓋30は、ドラム蓋円板31の他面側に、巻取ドラム20の切欠25に挿入係止する挿入片32を略直角に突設し、巻取ドラム20の第1挿入突起26、26を係止する第1係止孔33、33を円周方向に沿って形成してある。また、ドラム蓋円板31の略中心に、回転支持軸10の径より十分に大きな上円形開口(摩擦増強具収容部)34を形成してある。
また、ドラム蓋円板31の一面側で、上円形開口34の周囲に、後述する摩擦増強手段40の横取付突起42、42を取り付ける取付凹部(摩擦増強具収容部)36、36を形成してある。またドラム蓋円板31に、制御円板50の第2挿入突起52を挿入する第2係止孔35、35を円周方向に、かつ第1係止孔33、33と干渉しないように、形成してある。なお、取付凹部36、36は、天板3側に向けた小円柱状の突起が形成されている(図1)。
(4)摩擦増強具40(図1、図3)
摩擦増強具40は、ドラム蓋円板31の上円形開口34に挿入される短い円柱状の円柱基部41と、円柱基部51の側面で一面側に、横取付突起42、42を直径方向で放射状に突設して形成されている。横取付突起42、42の一面と円柱基部41の一面とは略面一に形成され、摩擦増強具40を、ドラム蓋30の取付凹部36に取り付けた状態で、摩擦増強具の一面側(円柱基部41、横取付突起42、42の一面側)が、ドラム蓋円板31の一面から若干突出するように形成してある。なお、一方の横取付突起42には取付凹部36の小円柱状の突起を嵌挿することができる円孔が形成され、他方の横取付突起42の先端側に、取付凹部36の小円柱状の突起を係止する半円状の切欠が形成されている(図1、図3)。
また、摩擦増強具40の他面から、回転制御軸44の他側を突出させてある。回転制御軸44の一側には摩擦円板45が形成してあり、摩擦円板45は、円柱基部41内に形成された円板収容穴(収容穴)43内に納まっている。摩擦円板45は回転制御軸44が回転できるように、円板収容穴43内に緩く収容され、円板収容穴43と摩擦円板45との間には、粘性が高い流体(グリスなど半固体あるいはペースト状の物質)が充填されている。なお、円板収容穴43内の全体に粘性が高い流体を充填したが、円板収容穴43内で、少なくとも回転制御軸44の摩擦円板45と対向する面に粘性が高い流体が配置されていれば良い。また、回転制御軸44の他側に摩擦円板45を形成したが、回転制御軸44と同径または大径の軸を形成して、同様に円板収容穴43との間に粘性の高い流体を充填することもできる(図示していない)。
また、摩擦増強具40の回転制御軸44、回転支持軸10の先端の係止穴12に挿入係止して、回転支持軸10とともに回転するように、少なくとも先端側は非円形断面で形成されている。
(5)制御円板50(図1、図4)
制御円板50は、ケース片2の操作開口4内に収容できる円形の制御基板51の他面側に、ドラム蓋円板31の第2係止孔35、35に挿入でき、円周上に配置した第2挿入突起52、52を下方に向けて突設してある。また、制御基板51の他面に、ドラム蓋円板31の一面から突出した摩擦増強具40の一面側((円柱基部41、横取付突起42、42の一面側))を収容する凹部(摩擦増強具収容部)53を形成してある。また、制御基板51の一面には、細かい格子状の溝(あるいは突起)を形成した凹凸面(摩擦発生面)54を形成してあり、操作者の指を触れると摩擦が生じるような加工を施してある。なお、凹凸面54は、操作者の指を触れると摩擦が生じるような加工を施してあれば、凹凸加工以外の加工でも良い(図示していない)。
なお、制御基板51の他面に、摩擦増強具40の一面側の一部を収容する凹部53を形成したが、基ドラム蓋円板31の一面と、摩擦増強具40の一面とが面一となるように形成すれば、凹部53は省略できる(図示していない)。
2.巻き尺60の構成(図1、図2、図5)
(1) 第2ケース8内に巻取ドラム20を収容して、第2ケース8の底板9の内面に巻取ドラム20のドラム円板21を対向させ、巻取ドラム20の下円形開口23から第2ケース片8の回転支持軸10および大径部11を突出させる。
また、従来の巻き尺と同様に、つるまきばね(図示していない)を巻取ドラム20のドラム筒22の内側に収容し、つるまきばねの内周端を回転支持軸10の内スリット13に係止固定して、つるまきばねの外周端を巻取ドラム20のドラム筒22の外スリットに係止する。また、巻取ドラム20のドラム筒22の外周側に巻き付けた計測テープ(図示していない)の内周端を内スリット13に位置するつるまきばねの外周端に連結する。また、計測テープの外周端の基準金具56を第2ケース片8の挿入口片7bから第2ケース片8外に突出させる。
(2) 続いて、従来の巻き尺と同様に、つるまきばねおよび計測テープを収容した巻取ドラム20の開放端にドラム蓋を取り付ける(図5(a))。この際、ドラム筒22の第1挿入突起26、26をドラム蓋30の第1係止孔に挿入係止して、巻取ドラム20とドラム蓋30とを固定する。巻取ドラム20とドラム蓋30とを固定により、計測テープは、ドラム円板21とドラム蓋円板31間に挟まれて、安定して引き延ばし、および巻き取りができる。また、つるまきばねはドラム筒22から外れるおそれがない。
(3) この状態で、回転支持軸10の先端付近は、ドラム蓋30の上円形開口34付近(上円形開口34内、あるいは上円形開口34のから突出し、あるいは上円形開口34からやや離れた位置)に位置している。
続いて、摩擦増強具40の回転制御軸44を上円形開口34に挿入して、回転支持軸10の係止穴12に挿入係止して、回転支持軸10と回転制御軸44とが一体に回転するように連結する。同時に、摩擦増強具40の横取付突起42をドラム蓋30の取付凹部36、36に係止して、摩擦増強具40をドラム蓋30に固定する(図5(b))。この際、摩擦増強具40の一方の横取付突起42の円孔に、ドラム蓋30の一方の取付凹部36の小円柱状の突起が嵌挿し、かつ、摩擦増強具40の他方の横取付突起42の半円状の切欠が、ドラム蓋30の他方の取付凹部36の小円柱状の突起に係止して、摩擦増強具40は、ドラム蓋30内に安定して保持される。
(4) この状態で、摩擦増強具40の一面側(円柱基部41、横取付突起42、42の一面側)は、ドラム蓋円板31の一面から突出している。
続いて、制御円板50をドラム蓋30の一面側に重ね、制御円板50の第2挿入突起52、52をドラム蓋30の第2係止孔35、35に挿入し、かつ制御円板50の凹部53内に摩擦増強具40の一面側((円柱基部41、横取付突起42、42の一面側)を挿入し、制御円板50をドラム蓋30に固定する。
この際、摩擦増強具30の一面側は制御円板50の凹部53内に収容され、摩擦増強具30の他面側はドラム蓋30の上円形開口34および取付凹部36内に収容されるので、制御円板50の制御基板51の他面側は、ドラム蓋30のドラム蓋円板31の一面側に、密着あるいは隙間を極めて小さくできる。したがって、摩擦増強具30をケース1に収容したにも関わらず、ケース1の厚さ(天板3と底板9との距離)を小さくできる。
(5) 続いて、第1ケース片2を第2ケース片8に重ね、第1ケース片2の係止凸部6を第2ケース片8の係止凹部15に嵌合させて、第1ケース片2と第2ケース片8とを閉じて、ケース1を構成する。この際、第1ケース片2の挿入口片7aと第2ケース片8の挿入口片7bが挿入片7を構成し、計測テープの基準金具56は、挿入口7(挿入口片7aおよび挿入口片7b)からケース1の外側に突出して、かつ、挿入口7に係止して、それ以上ケース1内に巻き込まれることを防止する。
以上のようにして、この発明の巻き尺60を構成する’(図1、図2)。
なお、第1ケース片2を先に第2ケース片8に重ねて、その後に、摩擦増強具40と制御円板50を取り付けることもできる(図5(c))。
(6) このように形成した巻き尺60は、従来の巻き尺と同様に、基準金具56をつるまきばねに抗して引き出せば、回転支持軸10周りに「巻取ドラム20、ドラム蓋30、摩擦増強具40および制御円板50」が一体に回転して、ケース1から計測テープを引き出すことができる。従来の巻き尺と同様に、計測テープで計測する。この際、従来の巻き尺と同様に、計測テープは、巻取ドラム20のドラム円板21と、ドラム蓋30のドラム蓋円板31とに挟まれているので、ずれることなく安定して引き出し(巻き取りも同様)ができる。
計測が終了したならば、従来の巻き尺と同様に、基準金具56を離せば、つるまきばねの復元力により、回転支持軸10周りに「巻取ドラム20、ドラム蓋30、摩擦増強具40および制御円板50」が一体に回転して、ケース1内に計測テープを巻き取ることができる。この際、この発明の特徴である、回転支持軸10は摩擦増強具40の回転制御軸44に連結されているので、摩擦円板45と円板収容穴43の間の粘性を有する流体の作用により、回転支持軸10周りの回転の速さが抑制され、計測テープはゆっくりと巻き取られる。したがって、計測テープの巻き取り中に基準金具56に触れて怪我をすることや、巻き取り終了時に、基準金具56がケース1に衝突する衝撃を大きく軽減できる。また、この際、摩擦増強具40はケース1内に収められているので、破損することもない。
また、計測テープの巻き取りを遅くできるので、ケース1の操作開口4から露出している制御円板50の制御基板51の凹凸面54に指で触れれば、制御円板50(巻取ドラム20、ドラム蓋30、摩擦増強具40)の回転を止め、計測テープを任意位置に止めることができる。したがって、計測テープの巻き取りを止めるためのストッパー機構を省略できる。
1 ケース
2 第1ケース片
3 第1ケース片の天板
4 第1ケース片の操作開口
5 第1ケース片の側壁
6 第1ケース片の係止突起
7 ケースの挿入口
7a、7b 挿入口片
8 第2ケース片
9 第2ケース片の底板
10 第2ケース片の回転支持軸
11 第2ケース片の回転支持軸の大径部
12 第2ケース片の回転支持軸の係止穴
13 第2ケース片の回転支持軸の内スリット
14 第2ケース片の側壁
15 第2ケース片の係止凹部
20 巻取ドラム
21 巻取ドラムのドラム円板
22 巻取ドラムのドラム筒
23 巻取ドラムの下円形開口
24 巻取ドラムの外スリット
25 巻取ドラムの切欠
26 巻取ドラムの第1挿入突起
30 ドラム蓋
31 ドラム蓋円板
32 ドラム蓋円板の挿入片
33 ドラム蓋円板の第1係止孔
34 ドラム蓋円板の上円形開口(摩擦増強具収容部)
35 ドラム蓋円板の第2係止孔
36 ドラム蓋円板の取付凹部(摩擦増強具収容部)
40 摩擦増強具(摩擦制御手段)
41 摩擦増強手段の円柱基部
42 摩擦増強手段の横取付突起
43 摩擦増強手段の円板収容穴(収容穴)
44 摩擦増強手段の回転制御軸
45 摩擦増強手段の摩擦円板
50 制御円板(摩擦制御手段)
51 制御基板
52 制御円板の第2挿入突起
53 制御円板の凹部(摩擦増強具収容部)
54 制御円板の凹凸面(摩擦発生面)
56 計測テープの基準金具
60 巻き尺
特開2002−31501号公報 登録実用3202482号公報

Claims (4)

  1. 先端に基準金具を有し、かつ巻き取った状態に付勢された目盛り付き計測テープを巻き取って巻取ドラムを形成し、ケース内に設けられた回転支持軸に前記巻取ドラムを回転自在に装着し、以下のように構成したことを特徴とする巻き尺。
    (1) 前記回転支持軸の一端部を前記ケースの内面に固定した。
    (2) 前記巻取ドラムに固定され、かつ前記巻取ドラムと共に回転する摩擦増強具を、前記ケース内に配置した。
    (3) 前記摩擦増強具は、前記巻取ドラムと共に回転する基部に、粘性が高い流体を充填した収容穴を形成し、前記基部の収容穴内に回転制御軸の一端部を収容して、前記回転制御軸の他端部を前記基部から突出させて、構成した。
    (4) 前記回転支持軸の他端部は、前記摩擦増強具の回転制御軸に軸止めされた。
  2. 以下のように構成したことを特徴とする請求項1に記載の巻き尺。
    (1) ケースに操作開口を形成した。
    (2) 巻取ドラムに固定し、かつ巻取ドラムとともに回転する制御円板を前記ケース内に配置した。
    (3) 前記制御円板の一面に摩擦発生面を形成し、該摩擦発生面を前記操作開口に臨ませた。
  3. 以下のように構成したことを特徴とする請求項2に記載の巻き尺。
    (1) ドラム蓋を巻取ドラムに固定しかつ前記蓋を巻取ドラムと共に回転するように形成した。
    (2) 計測テープを、前記巻取ドラムのドラム円板と前記ドラム蓋のドラム蓋円板とに挟んで配置した。
    (3) 前記ドラム蓋円板に制御円板を固定した。
    (4) 「前記ドラム蓋円板の前記制御円板側の面」および/または「前記制御円板の前記ドラム蓋円板側の面」に、摩擦増強具収容部を形成した。
  4. 以下のように構成したことを特徴とする請求項1に記載の巻き尺。
    (1) 摩擦増強具は、回転制御軸の一端部に大径の摩擦円板を形成し、前記摩擦円板を基部の収容穴内に収容した。
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