JP2020190310A - メカニカルシール用回り止めピン - Google Patents

メカニカルシール用回り止めピン Download PDF

Info

Publication number
JP2020190310A
JP2020190310A JP2019096818A JP2019096818A JP2020190310A JP 2020190310 A JP2020190310 A JP 2020190310A JP 2019096818 A JP2019096818 A JP 2019096818A JP 2019096818 A JP2019096818 A JP 2019096818A JP 2020190310 A JP2020190310 A JP 2020190310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing ring
spiral groove
fitting portion
detent pin
side element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019096818A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7166985B2 (ja
Inventor
寛志 田中
Hiroshi Tanaka
寛志 田中
雅和 喜藤
Masakazu KITO
雅和 喜藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eagle Industry Co Ltd
EagleBurgmann Japan Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
EagleBurgmann Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eagle Industry Co Ltd, EagleBurgmann Japan Co Ltd filed Critical Eagle Industry Co Ltd
Priority to JP2019096818A priority Critical patent/JP7166985B2/ja
Publication of JP2020190310A publication Critical patent/JP2020190310A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7166985B2 publication Critical patent/JP7166985B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】摩耗や破損の発生を抑制して耐久性の高いメカニカルシール用の回り止めピンを提供する。【解決手段】回転密封環と、静止密封環6とが相対摺動するメカニカルシールに用いられ、回転密封環を回転側要素に対し回り止めし、若しくは静止密封環6を静止側要素に対し回り止めするメカニカルシール用回り止めピンであって、回り止めピン7は、回転側要素若しくは固定側要素に固定に設けられる固定部27と、回転密封環若しくは静止密封環6の摺動面の背面6aに形成された凹部6b内に嵌入される円柱状の嵌入部17とを備え、凹部6bの内面に接する嵌入部17の外面に、周方向に沿って螺旋状に延びる螺旋溝部17aが設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、回転軸を軸封するメカニカルシールに適用される回り止めピンに関する。
メカニカルシールは、流体機器のハウジングと該ハウジングを貫通するように配置される回転軸との間に装着して使用されるものであり、ハウジング等により構成される静止側要素に固定される静止密封環の摺動面と、回転軸等の回転側要素とともに回転する回転密封環の摺動面とを周方向に摺接させて、被密封流体の漏れを防ぐものである。
このようなメカニカルシールにあっては、回転軸に固定されるカラー等の回転側要素に軸方向に突設されたドライブピン(回り止めピン)が回転密封環の背面に形成される凹部に嵌合することで、この回転密封環は回転側要素に対し回り止めされ、回転軸とともに回転する構造となっている。同様にハウジング等の静止側要素に突設されたノックピン(回り止めピン)が静止密封環の背面の凹部に嵌合することで、この静止密封環は静止側要素に対し回り止めされ、静止状態を維持する構造となっている。すなわちこれらの回り止めピンは、摺動面を介し互いに摺動する密封環同士の摺動トルクを受けて、密封環の供回りを規制するように機能している(例えば、特許文献1)。
特開2017−207147号公報(第2頁、第1図)
しかしながら、このようなメカニカルシールに適用される回り止めピンにあっては、密封環同士の回転摺動により、密封環の背面側の凹部内面と回り止めピン外面との当接箇所に発生する振動等を原因として摩耗や破損が生じ易く、回り止めピンの耐久性に乏しかった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、摩耗や破損の発生を抑制して耐久性の高いメカニカルシール用の回り止めピンを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のメカニカルシール用回り止めピンは、
回転軸に取り付けられる回転側要素とともに周方向に回転する回転密封環と、静止側要素に固定される静止密封環とが相対摺動するメカニカルシールに用いられ、前記回転密封環を前記回転側要素に対し回り止めし、若しくは前記静止密封環を前記静止側要素に対し回り止めする回り止めピンであって、
前記回り止めピンは、前記回転側要素若しくは前記固定側要素に固定に設けられる固定部と、前記回転密封環若しくは前記静止密封環の摺動面の背面に形成された凹部内に嵌入される円柱状の嵌入部とを備え、前記凹部の内面に接する前記嵌入部の外面に、周方向に沿って螺旋状に延びる螺旋溝部が設けられており、
前記螺旋溝部は、前記嵌入部の周方向に1周以上旋回し、前記嵌入部の軸方向の両端にかけて連続して延設され、該螺旋溝部の端部は、前記嵌入部の軸方向の先端に向け開放されており、
更に前記螺旋溝部は、断面視で矩形状に形成され、前記嵌入部の周方向に同一ピッチ、同一幅、及び同一深さで旋回している。
これによれば、密封環の凹部内に嵌入した回り止めピンの嵌入部の螺旋溝部を通じて、周囲の流体を凹部内に導入することで、回り止めピンの外面と密封環の凹部の内面との間に、周方向且つ軸方向に拡がる流体膜を生成できるため、この流体膜によって回り止めピンと凹部との接触個所を潤滑にして、回り止めピンの摩耗や破損の発生を抑制することができる。
また、螺旋溝部が嵌入部の周方向に1周以上旋回していることで、回り止めピンの外面に全周に亘り流体膜を生成することができる。
また、螺旋溝部が嵌入部の軸方向の両端にかけて連続して延設されていることで、流体を凹部内に導入し易く、回り止めピンと凹部との間に流体膜を確実に生成できる。
更に、螺旋溝部の端部が嵌入部の軸方向の先端に向け開放されていることで、螺旋溝部の軸方向の先端に向け開放された端部を通じて、凹部の内奥まで流体を導入し易い。
また、螺旋溝部が断面視で矩形状に形成されていることで、回り止めピンの外面に摩耗が生じても溝幅が維持されるため、流体の流動性を確保し安定した潤滑性を得ることができる。
また、螺旋溝部が嵌入部の周方向に同一ピッチ、同一幅、及び同一深さで旋回していることで、凹部内に均質な流体膜を生成することができる。
前記回り止めピンは、被密封液体側に取付けられていてもよい。
これによれば、回り止めピンの周囲の被密封液体を利用して凹部内に流体膜を形成することができる。
前記螺旋溝部は、前記嵌入部の外面に複数条設けられていてもよい。
これによれば、凹部内の潤滑性を高めることができる。
本発明の実施例のメカニカルシールの構造を示す断面図である。 図1のA−A断面図である。 回り止めピンと静止密封環との嵌合態様を示す要部断面図である。 実施例のメカニカルシールに被密封流体とバリア液が充填されている態様を示す図である。 実施例の回り止めピンと静止密封環との嵌合態様を示す斜視図である。 回り止めピンと静止密封環との嵌合態様を示し、流体膜が形成されている態様を示す要部断面図である。
本発明に係るメカニカルシール用回り止めピンを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係るメカニカルシール用回り止めピンにつき、図1から図6を参照して説明する。以下、図1の紙面右側を大気領域である機外側、紙面左側を機内側として説明する。
図1に示されるように、本実施例のメカニカルシール1は、回転軸2とともに回転する回転密封環4と、シールカバー10に配設されたコイルスプリング8により付勢された静止密封環6と、を備えた静止形のメカニカルシール1である。また、本実施例のメカニカルシール1は、機内側のシールカバー10と機外側のシールカバー10’とに円環状の静止密封環6,6’が対向状態で並設配置され、これら静止密封環6,6’の間に、回転環2に固定されたスリーブ3に接続されている回転密封環4,4’が背面同士で近接して配設されているダブル型のメカニカルシール1である。このメカニカルシール1は、シールカバー10,10’に回り止めピンとしてのノックピン7,7’を介して固定された円環状の静止密封環6,6’を有する静止側要素Sと、回転軸2とともに回転する回転密封環4,4’を有する回転側要素Rとで主に構成されている。
図1及び図2を用いて、回転側要素R及び静止側要素Sをより詳しく説明する。図1に示されるように回転側要素Rは、回転軸2に固定状態で取付けられたスリーブ3と、スリーブ3に固定され該スリーブ3から機内側と機外側にそれぞれ略水平に延出する回り止めピンとしてのドライブピン5,5’と、該ドライブピン5,5’を介して回転軸2から伝えられる回転力によって周方向に回転する円環状の回転密封環4,4’と、から主に構成されている。
静止側要素Sは、円環状に形成されたシールカバー10,10’が軸方向に対向するように配置され、連結ボルト11をシールカバー10,10’の軸方向に挿通させて互いに連結されている。また、シールカバー10,10’には、静止密封環6,6’を背面側から軸方向に向けて付勢するコイルスプリング8,8’と、回転密封環4,4’と摺接される静止密封環6,6’の供回りを防止するノックピン7,7’とが取り付けられている。加えて、また、シールカバー10,10’には、静止密封環6,6’の外径側に円環状のケース13、13’が内嵌されている。また、図1に示されるようにシールカバー10は、径方向に形成されたバリア液流入口9を有し、またシールカバー10’は径方向に形成されたバリア液流出口9’を有している。バリア液流入口9から流入されたバリア液Bは、ケース13によって径方向に連通されている連通路L1を通過し、後述する空間Zに流入され、空間Zからケース13’の連通路L2を通過し、バリア液流出口9’へ流動するようになっている。また、バリア液Bは、被密封流体Hよりも高圧になるように流体圧は管理されている。本実施例のメカニカルシール1は、上述したようにダブル型であり、軸方向に対向配置された同様の構成を有しているため、以下は機内側の静止密封環6、回転密封環4等の構成について説明し、機外側の構成については説明を省略する。
図2に示されるように、シールカバー10は、軸方向視環状に形成されており、静止密封環6を軸方向に向けて付勢するようにコイルスプリング8が周方向に等配に複数配設されている。このようにコイルスプリング8が複数等配に配設されていることで、静止密封環6の背面6aに均等な面圧で、回転密封環4に向けた付勢力を軸方向に伝達するように構成されている。また、シールカバー10には、周方向に等配されているコイルスプリング8よりも外周側に穴部10aが同様に周方向に等配に形成されており、この穴部10aに後述するノックピン7の圧入部27が圧入固定されるようになっている。
次に、ノックピン7について詳しく説明する。図3に示されるように、ノックピン7は、略円柱状に形成されており、シールカバー10の穴部10aと略同径に形成され、穴部10aに圧入固定可能な固定部としての圧入部27と、この圧入部27よりも大径に形成され、シールカバー10から略水平に突出される嵌入部17と、から主に構成されている。
また、ノックピン7の嵌入部17は、静止密封環6の背面6a側にノックピン7の配置に対応して形成された凹部としての切欠き部6b内に、軸方向に遊嵌状態で嵌入するように配設され、回転密封環4との摺動による静止密封環6の周方向の移動を規制しつつ、軸方向への移動を許容されるようになっている。この切欠き部6bは、ノックピン7の嵌入部17よりも大径且つ軸方向に長寸に形成されている。
嵌入部17は円柱状に形成され、その外周面17bには、嵌入部17の軸方向の基端側(すなわち圧入部27側)から先端側にかけて断面視略矩形状の溝が螺旋状に穿設された螺旋溝部17aが形成されている。螺旋溝部17aは、本実施例では嵌入部17の外周面17bにおいて4周以上旋回して形成されており、基端側から先端側に、同一ピッチ、同一幅、及び同一深さで旋回している。また、螺旋溝部17aの先端部17cは軸方向に開放されている。なお、螺旋溝部17aは、少なくとも1周以上旋回していればよく、また、螺旋溝部17aは、嵌入部17の外周面17bに複数条形成されていてもよい。更に特に図示しないが、静止密封環6をスリーブ3に対し回り止めするドライブピン5の外周面にも、上述したノックピン7と同様に螺旋溝部が形成されていてもよい。
次に図4を用いて、本実施例のメカニカルシール1稼働時において、被密封流体Hと、被密封液体としてのバリア液Bと、漏れ側である大気Aとが占有する領域を説明する。図4に示されるように、機内側である紙面左方側には、代替フロンなどの被密封流体Hが回転密封環4と静止密封環6との摺動部Eによって密封されている。機外側である紙面右方側には、大気Aが回転密封環4’と静止密封環6’との摺動部E’によって区画されている。
また、バリア液流入口9から流入されたバリア液Bは、回転密封環4と静止密封環6との摺動部Eと、回転密封環4’と静止密封環6’との摺動部E’と、シールカバー10,10’とから形成される空間Zに充填され、更にケース13,13’に径方向に貫通形成された連通路L1を通じて摺動部E,E’側へ導入され、連通路L2を通じてバリア液流出口9’から流出されるようになっている。また、バリア液Bは被密封流体Hより高圧になるように管理されているので、摺動部Eの摺動不良により異常が発生したとしても、被密封流体Hが空間Z側へ流入することを抑えるように構成されている。
図5を用いて、本実施例のメカニカルシール1稼働時における、ノックピン7と静止密封環6との嵌合態様について詳しく説明する。図5に示されるように、コイルスプリング8に付勢された静止密封環6に対向する回転密封環4が周方向に回転すると、この静止密封環6の背面6aに形成された切欠き部6bに嵌入されたノックピン7の嵌入部17の周面が、切欠き部6bの一方の内壁面6cに周方向に押圧状態で当接することで、静止密封環6の供回りを規制する。ノックピン7の嵌入部17は、螺旋溝部17aが形成されているので、空間Z内に流入されるバリア液Bを螺旋溝部17aを通じて切欠き部6b内に導入するようになっている。
図6に示されるように、螺旋溝部17aは、嵌入部17の外周面17bにおいて周方向且つ軸方向に亘って旋回しているので、螺旋溝部17aを通じて導入されたバリア液Bは、外周面17bと、静止密封環6の背面側6aにおける切欠き部6bとの間、より詳しくは、嵌入部17の外周面17bと、この外周面17bに押圧状態で当接する切欠き部6bの内壁面6cとの当接箇所に、流体膜Fを形成させるようになっている。流体膜Fは、バリア液Bが嵌入部17の螺旋溝部17aを通じて外周面17bに漏出することで、前述した当接箇所の全面に亘り形成される。
以上説明したように、回転軸2に取り付けられる回転側要素Rとともに周方向に回転する回転密封環4と、静止側要素Sに固定される静止密封環6とが相対摺動するメカニカルシールに用いられ、回転密封環4を回転側要素Rに対し回り止めし、若しくは静止密封環6を静止側要素Sに対し回り止めする回り止めピンとしてのノックピン7であって、ノックピン7は、回転側要素R若しくは静止側要素Sに固定に設けられる固定部としての圧入部27と、回転密封環4若しくは静止密封環6の摺動面Eの背面6aに形成された凹部としての切欠き部6b内に嵌入される柱状の嵌入部17とを備え、切欠き部6bの内面に接する嵌入部17の外周面17bに、周方向に沿って螺旋状に延びる螺旋溝部17aが設けられていることから、密封環の切欠き部6bに嵌入したノックピン7の嵌入部17の螺旋溝部17aを通じて、周囲の流体を切欠き部6b内に導入することで、ノックピン7の外面と密封環の凹部の内面との間に、周方向且つ軸方向に拡がる流体膜Fを生成できるため、この流体膜Fによってノックピン7と切欠き部6bとの接触個所を潤滑にして、回り止めピンの摩耗や破損の発生を抑制することができる。また、回転軸2に伴う回転側要素Rの回転により、メカニカルシール1の装置全体に軸方向の振動が発生すると、この振動により流体が螺旋溝部17aに沿って移動し易くなるため、流体膜Fを広い範囲に生成することができる。
また、螺旋溝部17aは、嵌入部17の周方向に1周以上旋回していることから、ノックピン7の外周面17bに全周に亘り流体膜Fを生成することができる。
また、螺旋溝部17aは、嵌入部17の軸方向の両端にかけて連続して延設されていることから、バリア液Bを切欠き部6b内に導入し易く、ノックピン7と切欠き部6bとの間に流体膜Fを確実に生成できる。
また、螺旋溝部17bの端部17cは、嵌入部17の軸方向の先端に向けに開放されていることから、螺旋溝部17bの軸方向の先端に向け開放された端部17cを通じて、切欠き部6bの軸方向の内奥まで流体を導入し易く、この流体により内奥側まで流体膜Fを形成することができる。
また、螺旋溝部17aは、断面視で矩形状に形成されていることから、ノックピン7の外周面17bに摩耗が生じても溝幅が維持されるため、流体の流動性を確保し安定した潤滑性を得ることができる。
また、螺旋溝部17bは、嵌入部17の周方向に同一ピッチ、同一幅、及び同一深さで旋回していることから、切欠き部6bに均質な流体膜Fを生成することができる。
また、図3に示されるように、静止密封環6の外径側に配設されたケース13の連通路L1が、ノックピン7の嵌入部17と軸方向に略同位相に形成されているため、この連通路L1を通じて流入するバリア液Bが、嵌入部17に形成された螺旋溝部17aに導入され易い。
なお、螺旋溝部17bは、嵌入部17の外周面17bに複数条設けられていてもよく、このようにすることで、切欠き部6b内の潤滑性を高めることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、ノックピン7を円柱状と説明したが、これに限られず、四角柱や六角柱としてもよい。
また、前記実施例では、ノックピン7に螺旋溝部17aが形成されていたが、これに限られず、ドライブピン5に螺旋溝部17aが形成されていてもよい。
また、前記実施例では、ダブル型のメカニカルシール1に回り止めピンが適用されているが、これに限らず本発明に係る回り止めピンは、シングル型、タンデム型のメカニカルシールに適用されてもよい。
1 メカニカルシール
2 回転軸
3 スリーブ
4,4’ 回転密封環
5,5’ ドライブピン(回り止めピン)
6,6’ 静止密封環
7,7’ ノックピン(回り止めピン)
8 コイルスプリング
9 バリア液流入口
9’ バリア液流出口
10 シールカバー
10a 穴部
11 連結ボルト
17 嵌入部
17a 螺旋溝部
17b 外周面
17c 端部
27 圧入部

Claims (3)

  1. 回転軸に取り付けられる回転側要素とともに周方向に回転する回転密封環と、静止側要素に固定される静止密封環とが相対摺動するメカニカルシールに用いられ、前記回転密封環を前記回転側要素に対し回り止めし、若しくは前記静止密封環を前記静止側要素に対し回り止めするメカニカルシール用回り止めピンであって、
    前記回り止めピンは、前記回転側要素若しくは前記固定側要素に固定に設けられる固定部と、前記回転密封環若しくは前記静止密封環の摺動面の背面に形成された凹部内に嵌入される円柱状の嵌入部とを備え、前記凹部の内面に接する前記嵌入部の外面に、周方向に沿って螺旋状に延びる螺旋溝部が設けられており、
    前記螺旋溝部は、前記嵌入部の周方向に1周以上旋回し、前記嵌入部の軸方向の両端にかけて連続して延設され、該螺旋溝部の端部は、前記嵌入部の軸方向の先端に向け開放されており、
    更に前記螺旋溝部は、断面視で矩形状に形成され、前記嵌入部の周方向に同一ピッチ、同一幅、及び同一深さで旋回しているメカニカルシール用回り止めピン。
  2. 前記回り止めピンは、被密封液体側に取付けられる請求項1に記載のメカニカルシール用回り止めピン。
  3. 前記螺旋溝部は、前記嵌入部の外面に複数条設けられる請求項1または2に記載のメカニカルシール用回り止めピン。
JP2019096818A 2019-05-23 2019-05-23 メカニカルシール用回り止めピン Active JP7166985B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019096818A JP7166985B2 (ja) 2019-05-23 2019-05-23 メカニカルシール用回り止めピン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019096818A JP7166985B2 (ja) 2019-05-23 2019-05-23 メカニカルシール用回り止めピン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020190310A true JP2020190310A (ja) 2020-11-26
JP7166985B2 JP7166985B2 (ja) 2022-11-08

Family

ID=73453550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019096818A Active JP7166985B2 (ja) 2019-05-23 2019-05-23 メカニカルシール用回り止めピン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7166985B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544457B2 (ja) * 1974-05-27 1979-03-07
JPH0291272U (ja) * 1988-12-28 1990-07-19
JP2017067135A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 イーグルブルグマンジャパン株式会社 メカニカルシール
JP2017207147A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 日本ピラー工業株式会社 メカニカルシール

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544457B2 (ja) * 1974-05-27 1979-03-07
JPH0291272U (ja) * 1988-12-28 1990-07-19
JP2017067135A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 イーグルブルグマンジャパン株式会社 メカニカルシール
JP2017207147A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 日本ピラー工業株式会社 メカニカルシール

Also Published As

Publication number Publication date
JP7166985B2 (ja) 2022-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6861730B2 (ja) しゅう動部品
EP3315832B1 (en) Sliding component
US10626995B2 (en) Sliding component
CN110832235B (zh) 滑动部件
JP6518398B2 (ja) 摺動部品
US20210364034A1 (en) Slide component
WO2008013147A1 (fr) Dispositif d'etanchéité mécanique
WO2019049847A1 (ja) 摺動部品
JP2011174570A (ja) 密封装置
TWI725228B (zh) 密封件機構
JP6456955B2 (ja) メカニカルシール
US11767908B2 (en) Lubricant transfer ring having a plurality of chambers
JP7166985B2 (ja) メカニカルシール用回り止めピン
CN108692029B (zh) 机械密封件
JP6612092B2 (ja) メカニカルシール
JP7246830B2 (ja) 回り止め機構
JP2010265949A (ja) 密封装置
JP2009192005A (ja) 逆入力防止クラッチ
JP7171508B2 (ja) 回り止め機構
JPH08277941A (ja) メカニカルシール
JP5985999B2 (ja) 密封装置
JP2017089800A (ja) 密封装置
JP6633776B2 (ja) メカニカルシール装置
JP2000097349A (ja) ベローズ型メカニカルシール
JP2016148429A (ja) 摩擦ローラ式変速機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221005

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20221005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7166985

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150