JP2020190127A - 上枠前面カバーの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】上枠の前面に上枠前面カバーを容易に取り付けることができる上枠前面カバーの取付構造を提供すること。【解決手段】上枠前面カバー4の取付構造は、前面が開放して形成された上枠21と、上枠21の前面に配置される上枠前面カバー4と、上枠21の側部に配置される側部受け部6と、上枠前面カバー4と側部受け部6との間に配置され、上枠前面カバー4に取り付け可能であると共に、側部受け部6に嵌合可能な取付部材5と、を備える。上枠21の側部の側方には、縦枠23の上端部が配置され、側部受け部6は、縦枠23に設けられることが好ましい。【選択図】図4A

Description

本発明は、上枠前面カバーの取付構造に関する。
従来から、上枠、下枠及び縦枠を備える枠体と、枠体内に納められる戸体と、を備える建具がある。このような建具において、上枠の前面が開放されており、上枠の開放された前面に、上枠前面カバーを取り付ける構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の上枠の前面に上枠前面カバーを取り付ける構造においては、上枠の側方に配置される縦枠に中間取付部材をネジ固定し、上枠前面カバーは、縦枠にネジ固定した中間取付部材に嵌合されることで、上枠の前面に取り付けられている。
特開2005−68920号公報
上枠の前面に上枠前面カバーを取り付ける場合に、縦枠にネジ固定した中間取付部材に上枠前面カバーを嵌合させる構成とすると、縦枠に中間取付部材をネジで固定する作業が煩雑であった。よって、上枠の前面に上枠前面カバーを容易に取り付けることができる構造が求められている。
本発明は、上枠の前面に上枠前面カバーを容易に取り付けることができる上枠前面カバーの取付構造を提供することを目的とする。
本発明は、前面が開放して形成された上枠(例えば、後述の上枠21)と、前記上枠の前面に配置される上枠前面カバー(例えば、後述の上枠前面カバー4)と、前記上枠の側部に配置される側部受け部(例えば、後述の側面板6)と、前記上枠前面カバーと前記側部受け部との間に配置され、前記上枠前面カバーに取り付け可能であると共に、前記側部受け部に嵌合可能な取付部材(例えば、後述の取付部材5)と、を備える、上枠前面カバーの取付構造に関する。
また、縦枠(例えば、後述の縦枠23)を更に備え、前記上枠の側部の側方には、前記縦枠の上端部が配置され、前記側部受け部は、前記縦枠に設けられることが好ましい。
また、前記取付部材は、凸形状又は開口形状の第1嵌合部(例えば、後述の嵌合突出部54)を有し、前記側部受け部は、前記第1嵌合部に嵌合可能な開口形状又は凸形状の第2嵌合部(例えば、後述の嵌合開口部61)を有することが好ましい。
また、前記取付部材は、前記上枠前面カバーにスライド移動可能に取り付けられると共にスライド移動することで前記側部受け部に嵌合することが好ましい。
また、前記取付部材は、スライド方向の両端部に対称形状で形成され前記側部受け部に嵌合可能な一対の第1嵌合部を有することが好ましい。
また、前記上枠前面カバーは、前記取付部材をスライド移動可能にガイドするガイド部(例えば、後述の上側ガイド片42、下側ガイド片43)を有し、前記ガイド部は、前記取付部材が前記側部受け部に嵌合する嵌合位置で係合する嵌合位置係合部(例えば、後述の嵌合位置係合部401)と、前記取付部材が前記側部受け部に嵌合しない非嵌合位置で係合する非嵌合位置係合部(例えば、後述の非嵌合位置係合部402)と、を有することが好ましい。
また、前記上枠前面カバーは、横方向に延びると共に、前記取付部材を横方向にスライド移動可能にガイドする上下に一対のガイド部を有し、前記一対のガイド部の横方向の途中には、前記取付部材の上端部及び下端部に係合可能な上下に一対のカバー側係合部(例えば、後述の嵌合位置係合部401、非嵌合位置係合部402)が形成され、前記取付部材は、上端部及び下端部に対称形状で形成され前記カバー側係合部に係合可能な一対の取付部材側係合部(例えば、後述の係合突起53)を有することが好ましい。
本発明によれば、上枠の前面に上枠前面カバーを容易に取り付けることができる上枠前面カバーの取付構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る建具の閉鎖状態を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 上枠前面カバーの取付構造の開放端部側の構造を裏面側から視た斜視図である。 上枠前面カバーの取付構造の開放端部側の構造の裏面から視た分解斜視図である。 上枠前面カバーの取付構造の開放端部側の取付部材を上枠前面カバーに取り付ける状態を表面側から視た斜視図である。 上枠前面カバーの取付構造の閉鎖端部側の構造を裏面側から視た斜視図である。 上枠前面カバーの取付構造の閉鎖端部側の構造の裏面から視た分解斜視図である。 上枠前面カバーの取付構造の取り付け手順を示す図であって、取付部材を上枠前面カバーに挿入する状態を示す図である。 上枠前面カバーの取付構造の取り付け手順を示す図であって、取付部材を上枠前面カバーの非嵌合位置に取り付けた状態であって、取付部材を側面板に取り付ける状態を示す図である。 上枠前面カバーの取付構造の取り付け手順を示す図であって、取付部材を上枠前面カバーの嵌合位置にスライドさせた状態であって、取付部材を側面板に嵌合させた状態を示す図である。 第1実施形態の上枠を建物の上部構造体に固定した状態を示す図1のD−D線断面図である。 ネジガイドパイプを用いて、第1実施形態の上枠を建物の上部構造体にネジ固定する場合を示す図である。 ネジガイドパイプを用いて、第2実施形態の上枠を建物の上部構造体にネジ固定する場合を示す図である。 本実施形態のネジガイドパイプを示す斜視図である。 本実施形態のネジガイドパイプを示す側面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る建具1の閉鎖状態を示す斜視図である。図2は、図1のA−A線断面図である。図3Aは、図1のB−B線断面図である。図3Bは、図1のC−C線断面図である。
図1に示すように、本実施形態の建具1は、建物(図示せず)に固定される枠体2と、枠体2の内側に納められるスライドドア3(戸体)と、を備える。
枠体2は、建物(図示せず)の所定箇所に取り付けられる。枠体2は、上枠21、下枠22及び縦枠23が、左右方向の一方側が開放するコ字状に組まれて構成される。
上枠21は、枠体2の上側に配置され、左右方向(横方向)に延びる。
下枠22は、枠体2の下側に配置され、上枠21に平行に左右方向(横方向)に延びる。
縦枠23は、上枠21の左右方向の他方側の端部と下枠22の左右方向の他方側の端部とを繋いで上下方向(縦方向)に延びる。縦枠23の上端部は、上枠21の左右方向の他方側の側部の側方に配置される。
上枠21は、図2〜図3Bに示すように、中空部211と、中空部211の上端から前方に延出する延出部212と、を有する。上枠21は、前面が開放して形成される。上枠21の前面には、上枠前面カバー4が配置されている。上枠前面カバー4は、取付部材5を介して、側面板6(側部受け部)に取り付けられている。上枠前面カバー4の取付構造の詳細については後述する。
縦枠23は、図2に示すように、前側中空部23aと、後側中空部23bと、後側中空部23bの後端から左右方向の外側に延出する延出部23cと、を有する。縦枠23の上端部は、側面板6を介して、上枠21の閉鎖端部側の側部にネジ固定されている。
スライドドア3は、図1に示すように、枠体2の内側に配置される。本実施形態においては、スライドドア3は、枠体2内を左右方向にスライド移動可能に構成され、片引きの吊り式の玄関ドア等の開き戸である。スライドドア3の上端は、上枠21の内部に配置される複数の吊車(図示せず)を介して、吊られている。
上枠前面カバー4の取付構造について説明する。
図4Aは、上枠前面カバー4の取付構造の開放端部側の構造を裏面側から視た斜視図である。図4Bは、上枠前面カバー4の取付構造の開放端部側の構造の裏面から視た分解斜視図である。図4Cは、上枠前面カバー4の取付構造の開放端部側の取付部材5を上枠前面カバー4に取り付ける状態を表面側から視た斜視図である。図5Aは、上枠前面カバー4の取付構造の閉鎖端部側の構造を裏面側から視た斜視図である。図5Bは、上枠前面カバー4の取付構造の閉鎖端部側の構造の裏面から視た分解斜視図である。
上枠前面カバー4は、図1及び図2に示すように、上枠21の前面に配置される。上枠前面カバー4は、上下方向に幅を有して、左右方向(横方向)に延びる。
上枠前面カバー4は、上枠21の内部に例えばスライドドア3を吊る構造等が配置される場合に、上枠21の内部のメンテナンスを可能とするため、上枠21の前面から取り外し可能に構成される。
上枠前面カバー4は、図4A〜図5Bに示すように、左右方向の両端部それぞれにおいて、取付部材5を介して、側面板6に取り付けられる。本実施形態の上枠前面カバー4の取付構造においては、図1及び図2に示すように、左右方向に延びる上枠前面カバー4と、上枠前面カバー4の左右方向の両端部それぞれの側部に配置される左右一対の側面板6,6と、上枠前面カバー4と側面板6を接続する左右一対の取付部材5,5と、が設けられている。
一対の側面板6は、図2に示すように、それぞれ、板状に形成され、上枠21の左右方向の両端部の側部に配置される。上枠21の左右方向の一端部側の開放端部に配置される側面板6は、上枠21の側部に固定される。また、上枠21の左右方向の他端部側の閉鎖端部の側面板6は、上枠21の側部と縦枠23の上端部の内面との間に挟まれた状態で、上枠21の側部及び縦枠23の上端部の間に固定される。
側面板6は、図4B及び図5Bに示すように、嵌合開口部61(第2嵌合部)を有する。嵌合開口部61は、一対の側面板6の内側の側方に方形状に開口する開口形状に形成される。図4A及び図5Aに示すように、嵌合開口部61には、取付部材5の嵌合突出部54(第1嵌合部)(後述)が嵌合可能である。なお、本実施形態においては、嵌合開口部61の形状を方形状としたが、これに限定されない。
上枠前面カバー4は、図4A〜図5Bに示すように、前面板41と、上側ガイド片42(ガイド部)と、下側ガイド片43(ガイド部)と、上側係止片44と、下端片45と、を有する。
前面板41は、上下方向に幅を有して左右方向に延びる板状に形成される。
上側係止片44は、前面板41の裏面の上方側に形成され、左右方向に延びると共に、後方に延び且つ後端において下方に屈曲するL字状に形成される。上側係止片44の左右方向の両端部それぞれは、上枠前面カバー4を取り付ける際に、一対の側面板6の内面から内側に突出する係止突起62に係止される。
下端片45は、前面板41の裏面の下端部に形成され、左右方向に延びると共に、後方に延び且つ後端において上方に屈曲するL字状に形成される。
上側ガイド片42及び下側ガイド片43は、前面板41の裏面において、上側係止片44と下端片45との間に上下に対を成して形成され、左右方向に延びて形成される。上側ガイド片42は、後方に延び且つ後端において下方に屈曲するL字状に形成される。下側ガイド片43は、後方に延び且つ後端において上方に屈曲するL字状に形成される。上側ガイド片42及び下側ガイド片43の間には、取付部材5が左右方向にスライド移動可能に取り付けられる。これにより、上側ガイド片42及び下側ガイド片43は、取付部材5を左右方向(横方向)にスライド移動可能にガイドする。
図4A〜図5Bに示すように、前面板41の裏面において、上側ガイド片42及び下側ガイド片43の左右方向の両端部側には、上側ガイド片42及び下側ガイド片43の左右方向(横方向)の途中において、それぞれ、嵌合位置係合部401(上側嵌合位置係合部421、下側嵌合位置係合部431)(カバー側係合部)と、非嵌合位置係合部402(上側非嵌合位置係合部422、下側非嵌合位置係合部432)(カバー側係合部)と、が形成されている。嵌合位置係合部401及び非嵌合位置係合部402は、上側ガイド片42及び下側ガイド片43を切り欠いた切り欠き溝状に形成される。嵌合位置係合部401及び非嵌合位置係合部402は、左右方向に離間して配置され、嵌合位置係合部401は、非嵌合位置係合部402よりも、前面板41の左右方向の外側に配置される。
嵌合位置係合部401には、取付部材5が側面板6に嵌合する嵌合位置において、取付部材5の係合突起53(後述)が係合可能である。非嵌合位置係合部402には、取付部材5が側面板6に嵌合しない非嵌合位置において、取付部材5の係合突起53(後述)が係合可能である。取付部材5が非嵌合位置係合部402に係合した位置においては、取付部材5は、嵌合突出部54(後述)が上枠前面カバー4の端部から外側に突出しない位置に配置される(図6B参照)。これにより、上枠前面カバー4において取付部材5を嵌合位置にスライド移動させる前に、非嵌合位置させることで、取付部材5の嵌合突出部54(後述)を上枠前面カバー4の端部から外側に突出しない状態で、上枠前面カバー4に取付部材5を仮固定できる。
取付部材5は、図4A〜図5Bに示すように、上枠前面カバー4の裏面側の左右方向の両端部において、上枠前面カバー4と側面板6との間に配置され、上枠前面カバー4と側面板6とを固定する。取付部材5は、上枠前面カバー4に取り付け可能であると共に、側面板6に嵌合可能である。取付部材5は、上枠前面カバー4スライド移動可能に取り付けられると共に、スライド移動することで側面板6に嵌合する。
取付部材5は、上下及び左右に延びる板状の取付部材本体51と、取付部材本体51の上下に設けられる一対のガイド凸部52,52と、取付部材本体51の上下に設けられる一対の係合突起53,53(取付部材側係合部)と、取付部材本体51の左右に設けられる一対の嵌合突出部(第1嵌合部)54,54と、を有する。
一対のガイド凸部52,52は、取付部材本体51の上端部及び下端部において、左右方向に延びる凸状に形成される。一対のガイド凸部52,52が上枠前面カバー4の上側ガイド片42と下側ガイド片43とに嵌り込んで配置されることで、取付部材5は、左右方向にスライド移動可能に、上枠前面カバー4の上側ガイド片42及び下側ガイド片43にガイドされる。ガイド凸部52が延びる左右方向の途中には、図4Cに示すように、係合突起53が形成される。
一対の係合突起53,53は、左右方向に延びるガイド凸部52の途中に形成され、取付部材本体51の左右方向の中央において、上下に突出する。一対の係合突起53は、上下方向の内側に押圧されて弾性変形した場合に、上下方向の外側に弾性力を付与するように構成されている。上下に一対の係合突起53,53は、取付部材5の上端部及び下端部に上下対称形状で形成され、取付部材5がスライド移動することで、嵌合位置係合部401又は非嵌合位置係合部402に係合可能である。
一対の嵌合突出部54,54は、取付部材5の左右方向の両端部に形成される。一対の嵌合突出部54,54は、それぞれ、取付部材5の左右方向の外側に直方体形状に突出する凸形状に形成される。嵌合突出部54は、側面板6の嵌合開口部61に嵌合可能である。一対の嵌合突出部54,54は、左右方向(スライド方向)の両端部に左右対称形状で形成される。これにより、一対の嵌合突出部54,54を左右に入れ替えても、いずれも、側面板6の嵌合開口部61に嵌合可能である。なお、本実施形態においては、嵌合突出部54を直方体形状に突出する凸形状に形成したが、これに限定されない。
以上のように構成される取付部材5においては、一対のガイド凸部52,52は、取付部材本体51の上下において左右方向に延びて形成される。また、一対の係合突起53,53は、取付部材本体51の左右方向の中央において上下に突出して形成されると共に、一対の嵌合突出部54,54は、取付部材5の左右方向の両端部に突出して形成される。これにより、一対のガイド凸部52,52、一対の係合突起53,53、及び一対の嵌合突出部54,54の位置関係は、左右対称の位置関係であり、また、取付部材5を前後方向に視た状態で中央部分を中心に180°回転させて左右を入れ替えても同じ位置関係である。よって、1種類の取付部材5を上枠前面カバー4の左右方向の両端部のいずれにおいても使用できるため、左右に配置される一対の取付部材5を共通化することができ、製造コストを低減できる。
次に、取付部材5を用いて、上枠前面カバー4を側面板6に取り付ける手順について説明する。図6Aは、上枠前面カバー4の取付構造の取り付け手順を示す図であって、取付部材5を上枠前面カバー4に挿入する状態を示す図である。図6Bは、上枠前面カバー4の取付構造の取り付け手順を示す図であって、取付部材5を上枠前面カバー4の非嵌合位置に取り付けた状態であって、取付部材5を側面板6に取り付ける状態を示す図である。図6Cは、上枠前面カバー4の取付構造の取り付け手順を示す図であって、取付部材5を上枠前面カバー4の嵌合位置にスライドさせた状態であって、取付部材5を側面板6に嵌合させた状態を示す図である。
本実施形態においては、上枠前面カバー4の左右方向のいずれにおいても、取り付ける手順は同様である。そのため、上枠前面カバー4の開放端部側の取り付ける手順について説明する。
まず、図6Aに示すように、取付部材5を、上枠前面カバー4の裏面において、上枠前面カバー4の上側ガイド片42及び下側ガイド片43の間に挿入して、取付部材5の上下に一対のガイド凸部52,52を、上側ガイド片42及び下側ガイド片43に沿ってスライド移動させる。そして、取付部材5の一対の係合突起53,53を、図6Bに示すように、一対の非嵌合位置係合部402に係合させて、非嵌合位置に位置させた状態で、取付部材5を上枠前面カバー4の裏面に仮固定する。この状態においては、嵌合突出部54は、上枠前面カバー4の端部から外側には突出していない。
次に、取付部材5の一対の係合突起53,53を、一対の非嵌合位置係合部402に係合させて非嵌合位置に位置させた状態で、図6B及び図6Cに示すように、上枠前面カバー4の上側係止片44の左右方向の端部を側面板6の係止突起62に係止させるように、上枠前面カバー4の左右方向の側部の端面を側面板6に当接させる。
続けて、図6Cに示すように、取付部材5の一対の係合突起53,53それぞれを非嵌合位置係合部402から嵌合位置係合部401にスライド移動させることで、嵌合突出部54を、側面板6の嵌合開口部61に嵌合させる。
以上のように、取付部材5を用いて上枠前面カバー4を側面板6に嵌合により取り付けることで、ネジを使用せずに、上枠前面カバー4を、上枠21の前面に容易に取り付けることができる。また、取付部材5を上側ガイド片42及び下側ガイド片43に沿ってスライド移動させるだけで、上枠前面カバー4を、上枠21の前面に容易に取り付けることができる。また、取付部材5をスライド移動させるだけで、取付部材5の嵌合突出部54を、側面板6の嵌合開口部61に嵌合させることができるため、例えば爪形状の嵌合構造で嵌合させる構成よりも、破損しにくい。
次に、上枠21、21Aを建物の上部構造体110に取り付ける際に使用されるネジガイドパイプ7について説明する。図7は、図1のD−D線断面図である。図8に示すように、ネジガイドパイプ7を用いて、第1実施形態の上枠21を建物の上部構造体110にネジ固定する場合を示す図である。図9は、ネジガイドパイプ7を用いて、第2実施形態の上枠21Aを建物の上部構造体110にネジ固定する場合を示す図である。
ここで、上枠21、21Aの説明において、上記説明した本実施形態を第1実施形態の上枠21とし、他の実施形態を第2実施形態の上枠21Aとして説明する。
まず、第1実施形態の上枠21及び第2実施形態の上枠21Aの各構成について説明する。
第1実施形態の上枠21の構成について説明する。
図7に示すように、第1実施形態の上枠21は、複数のネジ101,102,103により、建物の上部構造体110に固定されている。
上枠21は、中空部211と、延出部212と、中空部211の後側の上端部から上方側に延びる上側取付片213と、中空部211の後側の下端部から下方側に延びる下側取付片214と、を有する。延出部212の前方側の端部の下方には、上枠前面カバー4が配置されている。中空部211、上側取付片213及び下側取付片214は、それぞれ、ネジ101,102,103により固定される。
中空部211は、中空状に形成され、図8(a)及び(b)に示すように、前側板211aと、後側板211cと、を有する。前側板211a及び後側板211cは、上下方向に延びる板状に形成され、中空部211の前後に、距離L1離間して配置される。
後側板211cは、上部構造体110の前面111に沿って上下方向に延びて配置される。後側板211cには、ネジ101の軸部が貫通すると共に縁部に頭部を係止可能な第1ネジ孔211dが形成される。後側板211cは、図8(b)に示すように、後述するネジガイドパイプ7を用いることで、第1ネジ孔211dにおいて、ネジ101により、上部構造体110に固定される。
前側板211aは、後側板211cの前方側において、後側板211cに対向して配置される。前側板211aには、第1ネジ孔211dに対向する位置に、ネジガイドパイプ7のフランジ部76を係止するための第1貫通孔211bが形成される。第1貫通孔211bには、第1貫通孔211bの前側からネジガイドパイプ7(後述)が挿入されて、ネジガイドパイプ7のフランジ部76が係止される。ネジガイドパイプ7のフランジ部76を第1貫通孔211bで係止した状態において、ネジガイドパイプ7の先端部は、後側板211cの第1ネジ孔211dに対向して配置される。
第2実施形態の上枠21Aの構成について説明する。
第2実施形態の上枠21Aは、第1実施形態の上枠21と比べて、第1実施形態の上枠21の中空部211に代えて、上側中空部216及び下側中空部217を備える点において主に異なる。第2実施形態の上枠21Aの説明において、第1実施形態の上枠21と同様の構成については、説明を省略する。
第2実施形態の上枠21Aは、図9(b)に示すように、上側中空部216において、建物の上部構造体110にネジ101により固定されている。これに対して、第1実施形態の上枠21は、図8(b)に示すように、中空部211において、建物の上部構造体110にネジ101により固定されている。第2実施形態の上枠21Aの上側中空部216の前後方向(見込方向)の大きさは、第1実施形態の上枠21の中空部211の前後方向(見込方向)の大きさよりも小さい。例えば、スライドドアを手動で移動するように構成する場合と、スライドドアを電動で移動させるように構成する場合とで、上枠21,21Aに設ける部材も異なる。このような場合に、第1実施形態の上枠21及び第2実施形態の上枠21Aのように、上枠21,21Aの前後方向の大きさを異ならせることがある。
第2実施形態の上枠21Aは、図9(a)及び(b)に示すように、上側中空部216と、下側中空部217と、延出部212と、上側取付片213と、下側取付片214と、を有する。
上側中空部216と下側中空部217とは、上下に並んで配置される。本実施形態のいては、上枠21Aは、上側中空部216において、建物の上部構造体110に固定される。第2実施形態の上枠21Aの上側中空部216は、第1実施形態の上枠21の中空部211よりも、見込方向(前後方向)の大きさが小さく形成される。
上側中空部216は、中空状に形成され、図9(a)及び(b)に示すように、前側板216aと、後側板216cと、を有する。前側板216a及び後側板216cは、上下方向に延びる板状に形成され、上側中空部216の前後に、距離L2離間して配置される。第2実施形態の上枠21Aの上側中空部216の前側板216aから後側板216cまでの距離L2は、第1実施形態の上枠21の中空部211の前側板211aから後側板211cまでの距離L1よりも短く形成される。
後側板216cは、上部構造体110の前面111から前方に離間して配置され、上部構造体110の前面111に沿って上下方向に延びて配置される。後側板216cには、ネジ101の軸部が貫通すると共に縁部に頭部を係止可能な第2ネジ孔216dが形成される。後側板216cは、図9(b)に示すように、ネジガイドパイプ7を用いることで、第2ネジ孔216dにおいて、ネジ101により、上部構造体110に固定される。
前側板216aは、後側板216cの前方側において、後側板216cに対向して配置される。前側板216aには、第2ネジ孔216dに対向する位置に、後述するネジガイドパイプ7の円環係止面741を係止するための第2貫通孔216bが形成される。第2貫通孔216bには、第2貫通孔216bの前側からネジガイドパイプ7(後述)が挿入されて、ネジガイドパイプ7の円環係止面741が係止される。第2貫通孔216bは、ネジガイドパイプ7の円環係止面741を係止可能な径であると共に、第1実施形態の上枠21の中空部211の第1貫通孔211bよりも小さい径で形成される。ネジガイドパイプ7の円環係止面741を第2貫通孔216bの縁部で係止した状態において、ネジガイドパイプ7の先端部は、後側板216cの第2ネジ孔216dに対向して配置される。
以上のように構成される第1実施形態の上枠21及び第2実施形態の上枠21Aは、中空部211及び上側中空部216の前後方向の大きさが異なるが、以下に説明する共通のネジガイドパイプ7を用いることで、ネジ101により、上枠21,21Aを建物の上部構造体110に容易に固定できる。
ネジガイドパイプ7について説明する。図10は、本実施形態のネジガイドパイプ7を示す斜視図である。図11は、本実施形態のネジガイドパイプ7を示す側面図である。
ネジガイドパイプ7は、図10及び図11に示すように、軸方向に延びる筒状に形成される。ネジガイドパイプ7は、ネジ挿入貫通孔77を有する。ネジ挿入貫通孔77は、ネジガイドパイプ7の軸方向に貫通して形成されており、ネジ101を挿入可能である。
ネジガイドパイプ7は、先端側から後端側に順に、先端側傾斜筒部71と、第1中間筒部72と、第2中間筒部73と、第3中間筒部74と、後端側傾斜筒部75と、フランジ部76と、を有する。先端側傾斜筒部71、第1中間筒部72、第2中間筒部73、第3中間筒部74及び後端側傾斜筒部75の径は、第1実施形態の上枠21の中空部211の前側板211aの第1貫通孔211bの径よりも小さい径で形成される。フランジ部76は、第1貫通孔211bの径よりも大きく形成される。これにより、第1実施形態の上枠21の中空部211の前側板211aの第1貫通孔211bに、前側から挿入したネジガイドパイプ7は、第1貫通孔211bの周縁に係止される。
先端側傾斜筒部71は、ネジガイドパイプ7の先端側に配置され、先端側から後方側に向かうに従って径が大きくなる筒状に形成される。先端側傾斜筒部71は、軸方向に延びると共に周方向に離間して配置される複数の円弧部材711から形成される。複数の円弧部材711は、例えば樹脂材料で形成されており、ネジ101が通る際に外側に拡径しながら元に戻るように弾性力が作用しており、ネジ101が通る際に弾性変形してネジ101の頭部を保持する。
第1中間筒部72は、先端側傾斜筒部71の後端に接続され、先端側傾斜筒部71の後端の径と同一径で、後方に延びる。
第2中間筒部73は、第1中間筒部72の後端に接続され、先端側の径が第1中間筒部72の後端の径と同じ径で形成され、先端側から後方側に向かうに従って径が僅かに大きくなる筒状に形成され、第1中間筒部72よりも短い長さで後方に延びる。
第3中間筒部74は、第2中間筒部73の後端に接続され、後方に延びる。第3中間筒部74の外形の径は、第2中間筒部73の後端の径よりも大きな径で形成され同一径で延びる。また、第3中間筒部74の内面の径は、先端側の径が第2中間筒部73の後端の内面の径と同じ径で形成され、先端側から後方側に向かうに従って径が僅かに大きくなるように形成される。
第3中間筒部74の先端には、ネジガイドパイプ7の先端側を向く円環係止面741が形成されている。円環係止面741は、ネジガイドパイプ7の軸方向の途中に配置され、図8に示すように、第1実施形態の上枠21の中空部211の前側板211aの第1貫通孔211bに係止されずに第1貫通孔211bを通り抜けるように、第1貫通孔211bの径よりも径が小さく形成される。また、円環係止面741は、図9に示すように、第2実施形態の上枠21Aの上側中空部216の前側板216aの第2貫通孔216bよりも大きく形成される。
円環係止面741は、第2実施形態の上枠21Aにおいて、図9(a)の状態から図9(b)の状態にネジガイドパイプ7を第2貫通孔216bの前側から挿入した場合に、第2貫通孔216bの縁部に係止可能される。
円環係止面741からネジガイドパイプ7の先端までの長さは、円環係止面741が第2貫通孔216bの縁部に係止された状態において、図9(b)に示す第2実施形態の上枠21Aのように、ネジガイドパイプ7の先端から後側板216cまでの距離がネジ101の長さよりも短く形成されることで、ネジガイドパイプ7の先端から第2ネジ孔216dまで容易にネジ101を導くことができる長さに形成される。また、円環係止面741からネジガイドパイプ7の先端までの長さは、円環係止面741が第2貫通孔216bの縁部に係止された状態において、ネジ101の頭を第2ネジ孔216dの縁部に固定できる長さに形成される。
後端側傾斜筒部75は、図10及び図11に示すように、第3中間筒部74の後端に接続され、先端側から後方側に向かうに従って僅かに径が大きくなる筒状に形成される。
フランジ部76は、後端側傾斜筒部75の後端に接続され、後端側傾斜筒部75の径方向に延びる。フランジ部76は、後端側傾斜筒部75の一の径方向の両側の外側に突出する板状に形成される。フランジ部76の外形は、ネジガイドパイプ7を軸方向に視た場合に、角部が面取りされた略長方形状に形成される。
フランジ部76は、図8に示すように、第1実施形態の上枠21の中空部211の前側板211aの第1貫通孔211bの径よりも大きく形成され、第1実施形態の上枠21において、図8(a)に示す状態から図8(b)に示す状態にネジガイドパイプ7を第1貫通孔211bの前側から挿入した場合に、第1貫通孔211bの縁部に係止される。
フランジ部76からネジガイドパイプ7の先端までの長さは、フランジ部76が第1貫通孔211bの縁部に係止された状態において、図8(b)に示す第1実施形態の上枠21のように、ネジガイドパイプ7の先端から後側板211cまでの距離がネジ101の長さよりも短く形成されることで、ネジガイドパイプ7の先端から第1ネジ孔211dまで容易にネジ101を導くことができる長さに形成される。また、フランジ部76からネジガイドパイプ7の先端までの長さは、フランジ部76が第1貫通孔211bの縁部に係止された状態において、ネジ101の頭を第1ネジ孔211dの縁部に固定できる長さに形成される。
第1実施形態の上枠21をネジ101により建物の上部構造体110に固定する場合には、図8(a)に示すように、ネジガイドパイプ7を第1貫通孔211bの挿入することで、図8(b)に示すように、ネジガイドパイプ7のフランジ部76を第1貫通孔211bの周縁に係止させる。
そして、図8(b)に示すように、ネジガイドパイプ7にネジ101を挿入して、第1ネジ孔211dにネジ101の軸部を貫通させると共に第1ネジ孔211dの縁部においてネジ101の頭部を係止させて、上部構造体110に固定する。その後、第1貫通孔211bから、ネジガイドパイプ7を取り外す。これにより、ネジガイドパイプ7を用いて、上枠21を建物の上部構造体110に取り付けることができる。従来、上枠を中空部においてネジで固定する場合に、中空部の大きさに合わせてネジの長さを長く形成していた。そのため、ネジが必要以上に長くなり、現場での作業性が悪かった。これに対して、本発明では、短いネジを用いても、ネジガイドパイプ7を用いて、上枠21の中空部211においてネジ101で容易に固定することができる。
また、第2実施形態の上枠21Aをネジ101により建物の上部構造体110に固定する場合には、図9(a)に示すように、ネジガイドパイプ7を第2貫通孔216bの挿入することで、図9(b)に示すように、ネジガイドパイプ7の円環係止面741を第2貫通孔216bの周縁に係止させる。
そして、図9(b)に示すように、ネジガイドパイプ7にネジ101を挿入して、第2ネジ孔216dにネジ101の軸部を貫通させると共に第2ネジ孔216dの縁部においてネジ101の頭部を係止させて、上部構造体110に固定する。その後、第2貫通孔216bから、ネジガイドパイプ7を取り外す。これにより、ネジガイドパイプ7を用いて、上枠21Aを建物の上部構造体110に取り付けることができる。よって、第2実施形態の上枠21Aにおいても、第1実施形態の上枠21と同様に、短いネジを用いても、ネジガイドパイプ7を用いて、上枠21Aの上側中空部216においてネジ101で容易に固定することができる。
以上のネジガイドパイプ7は、後端にフランジ部76が形成されると共に軸方向の途中にフランジ部76の大きさよりも径が小さい円環係止面741が形成されることで、径の大きさが異なる第1貫通孔211b及び第2貫通孔216bに係止可能な2段の段差状に構成されている。また、ネジガイドパイプ7が径の大きさが異なる第1貫通孔211b及び第2貫通孔216bに係止された状態において、係止された第1貫通孔211b及び第2貫通孔216bから、ネジガイドパイプ7の先端までの長さは、ネジの長さに応じて適宜設定されている。これにより、共通のネジガイドパイプ7を準備するだけで、前後方向の大きさが異なる中空部を有する上枠21,21Aの両方を、建物の上部構造体110に容易に固定することができる。
なお、本実施形態及び他の実施形態において、ネジガイドパイプ7を2段の段差状に形成したが、これに限定されない。ネジガイドパイプ7を3段以上の段差状に形成することで、一種のネジガイドパイプ7を用いて、前後方向(見込方向)の大きさが3種類以上の中空部を有する上枠を建物の構造体に固定することができる。
以上説明してきたように、本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態の上枠前面カバー4の取付構造においては、上枠前面カバー4の取付構造は、前面が開放して形成された上枠21と、上枠21の前面に配置される上枠前面カバー4と、上枠21の側部に配置される側面板6と、上枠前面カバー4と側面板6との間に配置され、上枠前面カバー4に取り付け可能であると共に、側面板6に嵌合可能な取付部材5と、を備える。そのため、ネジを使用せずに、上枠21の前面に上枠前面カバー4を容易に取り付けることができる。
また、本実施形態においては、上枠21の側部の側方には、縦枠23の上端部が配置され、側面板6は、縦枠23に設けられる。これにより、上枠前面カバー4を側面板6に取付部材5を介して取り付けることで、縦枠23に上枠前面カバー4を容易に取り付けることができる。
また、本実施形態においては、取付部材5は、凸形状の嵌合突出部54を有し、側面板6は、嵌合突出部54に嵌合可能な開口形状の嵌合開口部61を有する。これにより、例えば爪形状の嵌合構造で嵌合させる構成よりも、本実施形態の嵌合構造(取付部材5の嵌合突出部54、側面板6の嵌合開口部61)は破損しにくい。
また、本実施形態においては、取付部材5は、上枠前面カバー4にスライド移動可能に取り付けられると共にスライド移動することで側面板6に嵌合する。そのため、取付部材5をスライド移動させるだけで、取付部材5を側面板6に容易に嵌合させることができる。よって、上枠21の前面に上枠前面カバー4を取り付ける際の作業性が良好である。
また、本実施形態においては、取付部材5は、スライド方向の両端部に対称形状で形成され側面板6に嵌合可能な一対の嵌合突出部54を有する。これにより、取付部材5は、上枠前面カバー4の左右方向のいずれの端部においても使用することができ、上枠前面カバー4の左右のいずれにも使用できる共通部品とすることができる。よって、取付部材5を複数種類準備しなくてよいため、製造コストを低減できる。
また、本実施形態においては、上枠前面カバー4は、取付部材5をスライド移動可能にガイドする上側ガイド片42及び下側ガイド片43を有し、上側ガイド片42及び下側ガイド片43は、取付部材5が側面板6に嵌合する嵌合位置で係合する嵌合位置係合部401と、取付部材5が側面板6に嵌合しない非嵌合位置で係合する非嵌合位置係合部402と、を有する。そのため、取付部材5を側面板6に嵌合させない状態で、非嵌合位置において、取付部材5を上枠前面カバー4に仮固定することができる。よって、作業性を向上できる。
また、本実施形態においては、取付部材5は、上端部及び下端部に対称形状で形成され嵌合位置係合部401又は非嵌合位置係合部402に係合可能な一対の係合突起53を有する。これにより、取付部材5を、上下において、上枠前面カバー4に確実に係合させることで、安定して固定できる。また、取付部材5の中央を中心に180°回転させても、対称形状の一対の係合突起53が上下に配置されるため、上下を気にせずに作業でき、作業性を向上できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、側面板6を上枠21と縦枠23との間に配置して、側面板6(側部受け部)に取付部材5を嵌合するように構成したが、これに限定されない。例えば、縦枠23(側部受け部)に嵌合部を設けて、縦枠23に取付部材5を直接嵌合するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、取付部材5の嵌合突出部54を凸形状に形成し、側面板6の嵌合開口部61を開口形状に形成したが、これに限定されない。上記実施形態の取付部材5の嵌合突出部54及び側面板6の嵌合開口部61の凸形状及び開口形状を逆に形成してもよい。また、開口形状は、入口側が開口していればよく、例えば、開口形状には、入口側が開口している凹形状や、入口側が開口している貫通孔形状も含まれる。
4 上枠前面カバー
5 取付部材
6 側面板(側部受け部)
21 上枠
23 縦枠
42 上側ガイド片(ガイド部)
43 下側ガイド片(ガイド部)
53 係合突起(取付部材側係合部)
54 嵌合突出部(第1嵌合部)
61 嵌合開口部(第2嵌合部)
401 嵌合位置係合部(カバー側係合部)
402 非嵌合位置係合部(カバー側係合部)

Claims (7)

  1. 前面が開放して形成された上枠と、
    前記上枠の前面に配置される上枠前面カバーと、
    前記上枠の側部に配置される側部受け部と、
    前記上枠前面カバーと前記側部受け部との間に配置され、前記上枠前面カバーに取り付け可能であると共に、前記側部受け部に嵌合可能な取付部材と、を備える、上枠前面カバーの取付構造。
  2. 縦枠を更に備え、
    前記上枠の側部の側方には、前記縦枠の上端部が配置され、
    前記側部受け部は、前記縦枠に設けられる、請求項1に記載の上枠前面カバーの取付構造。
  3. 前記取付部材は、凸形状又は開口形状の第1嵌合部を有し、
    前記側部受け部は、前記第1嵌合部に嵌合可能な開口形状又は凸形状の第2嵌合部を有する、請求項1又は2に記載の上枠前面カバーの取付構造。
  4. 前記取付部材は、前記上枠前面カバーにスライド移動可能に取り付けられると共にスライド移動することで前記側部受け部に嵌合する、請求項1〜3のいずれかに記載の上枠前面カバーの取付構造。
  5. 前記取付部材は、スライド方向の両端部に対称形状で形成され前記側部受け部に嵌合可能な一対の第1嵌合部を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の上枠前面カバーの取付構造。
  6. 前記上枠前面カバーは、前記取付部材をスライド移動可能にガイドするガイド部を有し、
    前記ガイド部は、前記取付部材が前記側部受け部に嵌合する嵌合位置で係合する嵌合位置係合部と、前記取付部材が前記側部受け部に嵌合しない非嵌合位置で係合する非嵌合位置係合部と、を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の上枠前面カバーの取付構造。
  7. 前記上枠前面カバーは、横方向に延びると共に、前記取付部材を横方向にスライド移動可能にガイドする上下に一対のガイド部を有し、
    前記一対のガイド部の横方向の途中には、前記取付部材の上端部及び下端部に係合可能な上下に一対のカバー側係合部が形成され、
    前記取付部材は、上端部及び下端部に対称形状で形成され前記カバー側係合部に係合可能な一対の取付部材側係合部を有する、請求項1〜6のいずれかに記載の上枠前面カバーの取付構造。
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