JP2020189805A - 口腔内崩壊錠の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】口腔内崩壊錠の製造方法、当該製造方法により得られる口腔内崩壊錠等を提供すること。【解決手段】以下の工程1、2、及び3を含むことを特徴とする、口腔内崩壊錠の製造方法等を提供する。工程1:薬効成分、賦形剤、及び崩壊剤を含有する混合物を湿式造粒に付す工程。工程2:工程1で得られる造粒物を乾燥させ、平均粒子径300μm以上の造粒物を得る工程。工程3:工程2で得られる造粒物を整粒した後、圧縮成型し口腔内崩壊錠を得る工程。【選択図】なし
Description
本発明は、例えば口腔内崩壊錠の製造方法等に関する。
嚥下力が弱い高齢者や小児が服用しやすい経口固形製剤として口腔内崩壊錠がある。口腔内崩壊錠を製造する技術は多く知られている。特許文献1〜3で述べられているように、一般に口腔内崩壊錠の製造には特別な装置が必要である。また、製造工程が煩雑であり、生産性に関する問題も知られている。
口腔内崩壊錠に求められる品質では、流通過程や製造工程において破損しない錠剤強度を保有し、口腔内で速やかに崩壊することが重要である。
近年、医薬品の製造には高い品質に加えて高い生産効率が求められている。医薬品の製造においては、製造工程を構成するいくつかの単位操作/工程を経て製造されるバッチ式の生産が一般的であるが、「PHARM TECH JAPAN」Vol.32 No.11 2016臨時増刊号 P.26及びPHARM TECH JAPAN」Vol.33 No.12 2017臨時増刊号にある連続生産システムは、開発及び製造コストの削減等、生産性を高めるとともに品質向上も期待されている。
口腔内崩壊錠に求められる品質では、流通過程や製造工程において破損しない錠剤強度を保有し、口腔内で速やかに崩壊することが重要である。
近年、医薬品の製造には高い品質に加えて高い生産効率が求められている。医薬品の製造においては、製造工程を構成するいくつかの単位操作/工程を経て製造されるバッチ式の生産が一般的であるが、「PHARM TECH JAPAN」Vol.32 No.11 2016臨時増刊号 P.26及びPHARM TECH JAPAN」Vol.33 No.12 2017臨時増刊号にある連続生産システムは、開発及び製造コストの削減等、生産性を高めるとともに品質向上も期待されている。
本発明の目的は、例えば口腔内崩壊錠の製造方法等を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討を行った結果、薬効成分、賦形剤、及び崩壊剤を含有する混合物を、湿式造粒、次いで乾燥に付し平均粒子径が300μm以上の造粒物を得て、その造粒物を圧縮成形することで、良好な品質物性を有する口腔内崩壊錠が得られることを見出した。
本発明は、以下の(1)〜(12)に関する。
本発明は、以下の(1)〜(12)に関する。
(1)以下の工程1、2、及び3を含むことを特徴とする、口腔内崩壊錠の製造方法:
(工程1)薬効成分、賦形剤、及び崩壊剤を含有する混合物を湿式造粒に付す工程、
(工程2)工程1で得られる造粒物を乾燥させ、平均粒子径300μm以上の造粒物を得る工程、
(工程3)工程2で得られる造粒物を整粒した後、圧縮成型し口腔内崩壊錠を得る工程。
(2)賦形剤が、D-マンニトール、乳糖、及びエリスリトールから選ばれる1種以上の賦形剤である、前記(1)記載の製造方法。
(3)賦形剤がD-マンニトールである、前記(1)記載の製造方法。
(4)口腔内崩壊錠中の賦形剤の含有量が、錠剤100重量部に対して60〜95重量部である前記(1)〜(3)のいずれかに記載の製造方法。
(5)崩壊剤が、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム、及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースから選ばれる1種以上の崩壊剤である、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の製造方法。
(工程1)薬効成分、賦形剤、及び崩壊剤を含有する混合物を湿式造粒に付す工程、
(工程2)工程1で得られる造粒物を乾燥させ、平均粒子径300μm以上の造粒物を得る工程、
(工程3)工程2で得られる造粒物を整粒した後、圧縮成型し口腔内崩壊錠を得る工程。
(2)賦形剤が、D-マンニトール、乳糖、及びエリスリトールから選ばれる1種以上の賦形剤である、前記(1)記載の製造方法。
(3)賦形剤がD-マンニトールである、前記(1)記載の製造方法。
(4)口腔内崩壊錠中の賦形剤の含有量が、錠剤100重量部に対して60〜95重量部である前記(1)〜(3)のいずれかに記載の製造方法。
(5)崩壊剤が、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム、及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースから選ばれる1種以上の崩壊剤である、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の製造方法。
(6)崩壊剤がクロスポビドンである、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の製造方法。
(7)口腔内崩壊錠中の崩壊剤の含有量が、錠剤100重量部に対して2〜10重量部である前記(1)〜(6)のいずれかに記載の製造方法。
(8)口腔内崩壊錠中の薬効成分の含有量が、錠剤100重量部に対して0.1〜30重量部である前記(1)〜(7)のいずれかに記載の製造方法。
(9)工程2で得られる造粒物の平均粒子径が300〜1050μmである、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の製造方法。
(10)混練造粒により湿式造粒を行う、前記(1)〜(9)のいずれかに記載の製造方法。
(11)撹拌造粒により湿式造粒を行う、前記(1)〜(9)のいずれかに記載の製造方法。
(12)前記(1)〜(11)のいずれかに記載の製造方法により得られる、口腔内崩壊錠。
(7)口腔内崩壊錠中の崩壊剤の含有量が、錠剤100重量部に対して2〜10重量部である前記(1)〜(6)のいずれかに記載の製造方法。
(8)口腔内崩壊錠中の薬効成分の含有量が、錠剤100重量部に対して0.1〜30重量部である前記(1)〜(7)のいずれかに記載の製造方法。
(9)工程2で得られる造粒物の平均粒子径が300〜1050μmである、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の製造方法。
(10)混練造粒により湿式造粒を行う、前記(1)〜(9)のいずれかに記載の製造方法。
(11)撹拌造粒により湿式造粒を行う、前記(1)〜(9)のいずれかに記載の製造方法。
(12)前記(1)〜(11)のいずれかに記載の製造方法により得られる、口腔内崩壊錠。
本発明により、口腔内崩壊錠の製造方法、当該製造方法により得られる口腔内崩壊錠等を提供することができる
本発明で用いられる薬効成分は、医薬品原薬であれば特に制限はない。例えば、解熱鎮痛消炎薬、向精神薬、抗不安薬、抗うつ薬、睡眠鎮静薬、鎮痙薬、中枢神経作用薬、脳代謝改善薬、脳循環改善薬、抗てんかん薬、交感神経興奮薬、胃腸薬、制酸剤、抗潰瘍薬、鎮咳去痰剤、鎮吐剤、呼吸促進剤、気管支拡張剤、アレルギー用薬、歯科口腔用薬、抗ヒスタミン剤、強心剤、不整脈用剤、利尿薬、血圧降下剤、血管収縮薬、冠血管拡張薬、抹消血管拡張薬、高脂血症用剤、利胆剤、抗生物質、化学療法剤、糖尿病用剤、骨粗しょう症剤、抗リウマチ薬、鎮けい剤、ホルモン剤、アルカロイド系麻薬、サルファ剤、痛風治療薬、血液凝固阻止剤、抗悪性腫瘍剤、滋養強壮保健薬等から選ばれる1種または2種以上の成分が用いられる。口腔内崩壊錠中の薬効成分の含有量は錠剤100重量部に対し、0.1〜30重量部が好ましく、0.1〜10重量部がより好ましく、0.1〜5重量部がさらに好ましい。
本発明で用いられる賦形剤は、例えばD-マンニトール、乳糖、エリストール等から選択される1種類以上の賦形剤であり、好ましくはD-マンニトールである。口腔内崩壊錠中の賦形剤の含有量は錠剤100重量部に対し、60〜95重量部が好ましい。
本発明で用いられる崩壊剤は、例えばクロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等から選択される1種類以上の崩壊剤であり、好ましくはクロスポビドンである。口腔内崩壊錠中の崩壊剤の含有量は錠剤100重量部に対し2〜10重量部が好ましい。
本発明においては、必要に応じて、例えば、滑沢剤、流動化剤、甘味剤、着色剤等を添加でき、結合剤は実質含まない。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、ショ糖脂肪酸エステル、タルク等が挙げられる。
流動化剤としては、例えば、軽質無水ケイ酸、含水二酸化ケイ素、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム等が挙げられる。
甘味剤としては、例えば、アスパルテーム、アセスルファムカリウム等が挙げられる。 着色剤としては、例えば、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄等が挙げられる。
結合剤としては、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ヒプロメロース、プルラン、メチルセルロース等が挙げられる。
結合剤を実質含まないとは、錠剤100重量部に対し、結合剤の含有量が0.5重量部以下であることを意味する。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、ショ糖脂肪酸エステル、タルク等が挙げられる。
流動化剤としては、例えば、軽質無水ケイ酸、含水二酸化ケイ素、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム等が挙げられる。
甘味剤としては、例えば、アスパルテーム、アセスルファムカリウム等が挙げられる。 着色剤としては、例えば、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄等が挙げられる。
結合剤としては、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ヒプロメロース、プルラン、メチルセルロース等が挙げられる。
結合剤を実質含まないとは、錠剤100重量部に対し、結合剤の含有量が0.5重量部以下であることを意味する。
本発明の口腔内崩壊錠の製造方法は、以下の工程1、2、及び3を含む。
工程1:薬効成分、賦形剤、及び崩壊剤を含有する混合物を湿式造粒に付す工程
工程2:工程1で得られる造粒物を乾燥させ、平均粒子径300μm以上の造粒物を得る工程
工程3:工程2で得られる造粒物を整粒した後、圧縮成型し口腔内崩壊錠を得る工程
工程1では、前述した薬効成分、賦形剤、崩壊剤を含む混合粉体に精製水を加え湿式造粒する。その際、3つの成分を一緒に湿式造粒する必要はなく、少なくとも賦形剤を湿式造粒すればよい。なお、賦形剤にD-マンニトールを用い湿式造粒した際、結晶の転移は生じない。
本発明で用いられる湿式造粒は、その方法に限定はない。例えば、混練造粒、高速撹拌造粒や押出造粒等が挙げられる。その中で連続生産システムにおける湿式造粒装置に用いられる二軸スクリュー型混練造粒機(GEA社コンシグマ)を用いる混練造粒が好ましい。本機は、水平二列に配列された搬送部と混練部から構成されるスクリューとそれを収納するチャンバー、チャンバー内に粉体と造粒溶媒を供給するための供給口がある。さらに、本機には、その供給口から一定の速度で粉体や造粒溶媒を供給する装置が設けられている。このような二軸スクリュー型混練造粒機としては、例えば、ConsiGma continuous granulator(登録商標、GEAファーマシステム)が挙げられる。
混練造粒された粉体は、速やかに乾燥され、得られる造粒乾燥物の平均粒子径は、製造条件を任意に変化させ、260μm以上にすることが好ましく、300μm以上にすることがより好ましい。平均粒子径は篩分け法により測定する。乾燥方法は限定しないが、流動層乾燥が好ましい。前述したConsiGma装置のラインに装着される流動層乾燥機がより好ましい。
製錠する際は、前記造粒乾燥物を適切な整粒機を用いて打錠しやすい粒子径に調整できる。整粒方法としては、特に限定するものではなく、例えば、0.8〜1.5mmφのスクリーンを装着し、内部のインペラーを回転させ整粒する方法がある。
その後、整粒品に対し必要に応じて、滑沢剤、流動化剤、甘味剤、着色剤を添加し混合し圧縮成形する。圧縮成形する方法は特に限定されるものではなく、例えばロータリー型打錠機や単発打錠機が挙げられる。また、打錠機中、臼に打錠用粉末が充填される前に滑沢剤を杵表面ならびに臼壁に塗布してから圧縮成形する外部滑沢打錠法もある。
錠剤の形状や大きさも特に限定されるのではなく、例えば錠剤径5〜12mmの円形、形状は平面、レンズ面等が挙げられる。
工程1:薬効成分、賦形剤、及び崩壊剤を含有する混合物を湿式造粒に付す工程
工程2:工程1で得られる造粒物を乾燥させ、平均粒子径300μm以上の造粒物を得る工程
工程3:工程2で得られる造粒物を整粒した後、圧縮成型し口腔内崩壊錠を得る工程
工程1では、前述した薬効成分、賦形剤、崩壊剤を含む混合粉体に精製水を加え湿式造粒する。その際、3つの成分を一緒に湿式造粒する必要はなく、少なくとも賦形剤を湿式造粒すればよい。なお、賦形剤にD-マンニトールを用い湿式造粒した際、結晶の転移は生じない。
本発明で用いられる湿式造粒は、その方法に限定はない。例えば、混練造粒、高速撹拌造粒や押出造粒等が挙げられる。その中で連続生産システムにおける湿式造粒装置に用いられる二軸スクリュー型混練造粒機(GEA社コンシグマ)を用いる混練造粒が好ましい。本機は、水平二列に配列された搬送部と混練部から構成されるスクリューとそれを収納するチャンバー、チャンバー内に粉体と造粒溶媒を供給するための供給口がある。さらに、本機には、その供給口から一定の速度で粉体や造粒溶媒を供給する装置が設けられている。このような二軸スクリュー型混練造粒機としては、例えば、ConsiGma continuous granulator(登録商標、GEAファーマシステム)が挙げられる。
混練造粒された粉体は、速やかに乾燥され、得られる造粒乾燥物の平均粒子径は、製造条件を任意に変化させ、260μm以上にすることが好ましく、300μm以上にすることがより好ましい。平均粒子径は篩分け法により測定する。乾燥方法は限定しないが、流動層乾燥が好ましい。前述したConsiGma装置のラインに装着される流動層乾燥機がより好ましい。
製錠する際は、前記造粒乾燥物を適切な整粒機を用いて打錠しやすい粒子径に調整できる。整粒方法としては、特に限定するものではなく、例えば、0.8〜1.5mmφのスクリーンを装着し、内部のインペラーを回転させ整粒する方法がある。
その後、整粒品に対し必要に応じて、滑沢剤、流動化剤、甘味剤、着色剤を添加し混合し圧縮成形する。圧縮成形する方法は特に限定されるものではなく、例えばロータリー型打錠機や単発打錠機が挙げられる。また、打錠機中、臼に打錠用粉末が充填される前に滑沢剤を杵表面ならびに臼壁に塗布してから圧縮成形する外部滑沢打錠法もある。
錠剤の形状や大きさも特に限定されるのではなく、例えば錠剤径5〜12mmの円形、形状は平面、レンズ面等が挙げられる。
本発明の製造方法の工程1における湿式造粒工程において、二軸スクリュー型混練造粒機を用いることで、本製造方法を連続生産に適用することも可能である。
口腔内崩壊錠における高い品質とは、実用的な錠剤硬度を保有し、速やかに崩壊することである。その実用的な錠剤硬度は、30N以上である。速やかな崩壊時間とは1分以内が好ましく、30秒以内がさらに好ましい。口腔内崩壊錠の口腔内における崩壊時間は1分以内であることが好ましく、30秒以内であることがより好ましい。口腔内崩壊時間をシミュレートした、in vitro試験である吸水時間測定(Bi Yunxia、砂田久一、“ケミカル&ファーマシューティカル・ブレチン(Chem. Pharm. Bull.)”、1996年、第44巻、11号、pp.2121-2127参照)を行う場合は、錠剤表面全てに色素液が浸潤するまでに要した時間(吸水時間)が1分以内であることが好ましく、30秒以内であることが好ましい。以下に記載する試験例では、ヒトの口腔内崩壊時間を予測するため、試験例に示す方法により吸水時間を測定した。
以下、実施例、参考例、比較例、及び試験例により、本発明を具体的に説明する。参考例1〜6では、薬効成分を用いることなく、本発明の製造方法に準じて口腔内崩壊錠の製造を行っているが、これら参考例によっても本願発明の効果を示すことが可能である。
口腔内崩壊錠における高い品質とは、実用的な錠剤硬度を保有し、速やかに崩壊することである。その実用的な錠剤硬度は、30N以上である。速やかな崩壊時間とは1分以内が好ましく、30秒以内がさらに好ましい。口腔内崩壊錠の口腔内における崩壊時間は1分以内であることが好ましく、30秒以内であることがより好ましい。口腔内崩壊時間をシミュレートした、in vitro試験である吸水時間測定(Bi Yunxia、砂田久一、“ケミカル&ファーマシューティカル・ブレチン(Chem. Pharm. Bull.)”、1996年、第44巻、11号、pp.2121-2127参照)を行う場合は、錠剤表面全てに色素液が浸潤するまでに要した時間(吸水時間)が1分以内であることが好ましく、30秒以内であることが好ましい。以下に記載する試験例では、ヒトの口腔内崩壊時間を予測するため、試験例に示す方法により吸水時間を測定した。
以下、実施例、参考例、比較例、及び試験例により、本発明を具体的に説明する。参考例1〜6では、薬効成分を用いることなく、本発明の製造方法に準じて口腔内崩壊錠の製造を行っているが、これら参考例によっても本願発明の効果を示すことが可能である。
比較例1(加水量5%)
D-マンニトール(マンニットP、三菱商事フードテック、平均粒子径約 50 μm)5640 g、クロスポビドン(Polypladsone-XL10, Ashland)300 gをバッチ式高速撹拌混合造粒機(VG-25, パウレック社)に投入し、2分撹拌混合し、混合物を得た。連続式湿式造粒機(ConsiGma-1, GEA)を用いて、18 kg/hの速度で混合物を供給しながら対粉5%w/wの水を連続的に添加して造粒した後、製品温度50℃まで乾燥して1.3 kgの造粒顆粒を調製した。得られた造粒物について、整粒機(コーミルQC-197S、パウレック)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。得られた整粒顆粒575.8 g及びステアリン酸マグネシウム(パーテック LUB MST、メルク)5.8 gを容器回転式混合機(TBM-8、特寿工作所)で混合し、打錠用顆粒を得た。打錠機(コレクト12、菊水製作所製)を用いて、8mmφ隅角平型、錠剤質量200mg、打錠圧1000kgfで錠剤を得た。
D-マンニトール(マンニットP、三菱商事フードテック、平均粒子径約 50 μm)5640 g、クロスポビドン(Polypladsone-XL10, Ashland)300 gをバッチ式高速撹拌混合造粒機(VG-25, パウレック社)に投入し、2分撹拌混合し、混合物を得た。連続式湿式造粒機(ConsiGma-1, GEA)を用いて、18 kg/hの速度で混合物を供給しながら対粉5%w/wの水を連続的に添加して造粒した後、製品温度50℃まで乾燥して1.3 kgの造粒顆粒を調製した。得られた造粒物について、整粒機(コーミルQC-197S、パウレック)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。得られた整粒顆粒575.8 g及びステアリン酸マグネシウム(パーテック LUB MST、メルク)5.8 gを容器回転式混合機(TBM-8、特寿工作所)で混合し、打錠用顆粒を得た。打錠機(コレクト12、菊水製作所製)を用いて、8mmφ隅角平型、錠剤質量200mg、打錠圧1000kgfで錠剤を得た。
比較例2(加水量10%)
比較例1と同様の方法より、混合物を得た。連続式湿式造粒機(ConsiGma-1, GEA)を用いて、18 kg/hの速度で混合物を供給しながら対粉10%w/wの水を連続的に添加して造粒した後、製品温度50℃まで乾燥して1.3 kgの造粒顆粒を調製した。得られた造粒物について、整粒機(コーミルQC-197S、パウレック)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。得られた整粒顆粒618.3 g及びステアリン酸マグネシウム(パーテック LUB MST、メルク)6.2 gを比較例1と同様の方法より、混合及び打錠して錠剤を得た。
参考例1(加水量15%)
比較例1と同様の方法より、混合物を得た。連続式湿式造粒機(ConsiGma-1, GEA)を用いて、18 kg/hの速度で混合物を供給しながら対粉15%w/wの水を連続的に添加して造粒した後、製品温度50℃まで乾燥して1.3 kgの造粒顆粒を調製した。得られた造粒物について、整粒機(コーミルQC-197S、パウレック)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。得られた整粒顆粒605.6 g及びステアリン酸マグネシウム(パーテック LUB MST、メルク)6.1 gを比較例1と同様の方法より、混合及び打錠して錠剤を得た。
参考例2(加水量20%)
比較例1と同様の方法より、混合物を得た。連続式湿式造粒機(ConsiGma-1, GEA)を用いて、18 kg/hの速度で混合物を供給しながら対粉20%w/wの水を連続的に添加して造粒した後、製品温度50℃まで乾燥して1.3 kgの造粒顆粒を調製した。得られた造粒顆粒について、整粒機(コーミルQC-197S、パウレック)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。得られた整粒顆粒618.3 g及びステアリン酸マグネシウム(パーテック LUB MST、メルク)6.2 gを比較例1と同様の方法より、混合及び打錠して錠剤を得た。
参考例3(加水量20%)
D-マンニトール(マンニットS、三菱商事フードテック、平均粒子径約 200 μm)2820 g、クロスポビドン(Polypladsone-XL10, Ashland)150 gをバッチ式高速撹拌造粒機(VG-25, パウレック社)に投入し、2分以上撹拌混合し、混合物を得た。連続式湿式造粒機(ConsiGma-1, GEA)を用いて、18 kg/hの速度で混合物を供給しながら対粉20%w/wの水を連続的に添加して造粒した後、製品温度50℃まで乾燥して1.3 kgの造粒顆粒を調製した。得られた造粒物について、整粒機(コーミルQC-197S、パウレック)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。得られた整粒顆粒374.8 g及びステアリン酸マグネシウム(パーテック LUB MST、メルク)3.8 gを容器回転式混合機(TBM-8、特寿工作所)で混合し、打錠用顆粒を得た。比較例1と同様な方法で錠剤を得た。
比較例4(4-1〜4-4)(加水量5-20%)
D-マンニトール(マンニットP、三菱商事フードテック、平均粒子径約 50 μm)5640 g、クロスポビドン(Polypladsone-XL10, Ashland)300 gをバッチ式高速撹拌混合造粒機(VG-25, パウレック社)に投入し、2分撹拌混合した。その後、精製水297gを添加し造粒した。その造粒物を600g採取し、水5%w/wの造粒物とした。引き続き、精製水268gを添加し造粒した。その造粒物600gを採取し、水10%w/wの造粒物とした。引き続き、精製水241gを添加し造粒した。その造粒物600gを採取し、水15%w/w造粒物とした。最後に水215g添加し造粒した。その造粒物を水20%w/wの造粒物とした。5、10、15、20%w/wの各々造粒物について、製品温度50℃まで流動層乾燥(FLO-2、フロイント産業)した。得られた各造粒物について、整粒機(コーミルQC-197S、パウレック)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。以後、比較例1と同様な方法で錠剤を得た。
比較例5(加水量20%)
D-マンニトール(マンニットS、三菱商事フードテック、平均粒子径約 200 μm)2820 g、クロスポビドン(Polypladsone-XL10, Ashland)150 gを高速撹拌造粒機(VG-25, パウレック社)に投入し2分撹拌混合した。その後、精製水594g(20%w/w)を添加し造粒した。
その後、製品温度が50℃になるまで流動層乾燥(FLO-2、フロイント産業)した。得られた造粒物について、整粒機(コーミルQC-197S、パウレック)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。以後、比較例1と同様な方法で錠剤を得た。
参考例4
D-マンニトール(Pearlitol 50C、ロケットジャパン、平均粒子径約 50 μm)2350g、クロスポビドン(Polypladsone-XL10, Ashland)125gを高速撹拌造粒機(VG-25、パウレック社)に投入し2分撹拌混合した。その後、精製水520g(21%w/w)を添加し造粒した。その後、製品温度が50℃になるまで流動層乾燥(FLO-2、フロイント産業)した。得られた造粒物について、整粒機(コ−ミルQC-197S、パウレック社)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。得られた整粒品396g、ステアリン酸マグネシウム4gを混合し打錠用顆粒を得た。打錠顆粒について、打錠機(コレクト12、菊水製作所製)を用いて、8mmφ隅角平型、錠剤質量200mg、打錠圧1000kgfで錠剤を得た。
参考例5
D-マンニトール(Pearlitol 50C、ロケットジャパン、平均粒子径約 50 μm)2820g、クロスポビドン(Polypladsone-XL10, Ashland)150gを高速撹拌造粒機(VG-25、パウレック社)に投入し2分撹拌混合した。その後、精製水653g(22%w/w)を添加し造粒した。その後、製品温度が55℃になるまで流動層乾燥(FLO-2、フロイント産業)した。得られた造粒物について、整粒機(コ−ミルQC-197S、パウレック社)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。得られた整粒品396g、ステアリン酸マグネシウム4gを混合し打錠用顆粒を得た。打錠顆粒について、打錠機(コレクト12、菊水製作所製)を用いて、8mmφ隅角平型、錠剤質量200mg、打錠圧1000kgfで錠剤を得た。
表1に、比較例1、2、4-1〜4-4及び5、参考例1〜5で得られた錠剤における各成分の組成を示した。
試験例1
(造粒顆粒の平均粒子径測定)
試料紛体を篩上に置き振とうする、ふるい分け測定を用いて平均粒子径を求めた。平均粒子径(D50)は、粒径加算曲線における通過質量百分率の50%にあたる粒子径である。検体を、目開き1400 μm、1000 μm、710 μm、500 μm、250 μm、75 μmの篩(直径約300 mm、ステンレス製)を用いて篩分け、各篩上に残存した造粒顆粒の質量から、造粒顆粒の平均粒子径を算出した。
(錠剤硬度の測定)
5錠を錠剤硬度測定器(PTB-311E型、ジャパンマシナリー)で錠剤硬度を測定し、平均値を算出した。
(吸水時間の測定)
“ケミカル&ファーマシューティカル・ブレチン(Chem. Pharm. Bull.)”、1996年、第44巻、11号、pp.2121-2127記載の方法に従い、直径55 mmの円形ろ紙上に10 mg/mLの黄色5号水溶液を2 mL滴下した。この湿潤したろ紙上に錠剤を置き錠剤表面すべてに色素液が湿潤するまでに要した時間(吸水時間)を測定した。
(造粒顆粒の平均粒子径測定)
試料紛体を篩上に置き振とうする、ふるい分け測定を用いて平均粒子径を求めた。平均粒子径(D50)は、粒径加算曲線における通過質量百分率の50%にあたる粒子径である。検体を、目開き1400 μm、1000 μm、710 μm、500 μm、250 μm、75 μmの篩(直径約300 mm、ステンレス製)を用いて篩分け、各篩上に残存した造粒顆粒の質量から、造粒顆粒の平均粒子径を算出した。
(錠剤硬度の測定)
5錠を錠剤硬度測定器(PTB-311E型、ジャパンマシナリー)で錠剤硬度を測定し、平均値を算出した。
(吸水時間の測定)
“ケミカル&ファーマシューティカル・ブレチン(Chem. Pharm. Bull.)”、1996年、第44巻、11号、pp.2121-2127記載の方法に従い、直径55 mmの円形ろ紙上に10 mg/mLの黄色5号水溶液を2 mL滴下した。この湿潤したろ紙上に錠剤を置き錠剤表面すべてに色素液が湿潤するまでに要した時間(吸水時間)を測定した。
測定結果を表2に示した。以下の文献では、3 kg以上の錠剤強度であればPTP包装からの押し出し等、取扱いに耐えうると報告されている。
WO95/20380(増田義典、水本隆雄、福井宗夫、山之内製薬)
WO2010137716A1(梅川智通、長島宏樹、マイラン製薬株式会社)
よって、本研究においてもPTP包装からの錠剤の取扱い等を想定し、錠剤硬度の基準を3 kg(29.4 N)以上とした。
また、Guidance for Industry Orally Disintegrating Tablets(U.S. Department of Health and Human Services Food and Drug Administration Center for Drug Evaluation and Research (CDER), December 2008)によると、口腔内崩壊錠は、約30秒以内に崩壊する機能を有すると定義されているため、口腔内崩壊時間を模した吸水時間の基準を30秒以内とした。
WO95/20380(増田義典、水本隆雄、福井宗夫、山之内製薬)
WO2010137716A1(梅川智通、長島宏樹、マイラン製薬株式会社)
よって、本研究においてもPTP包装からの錠剤の取扱い等を想定し、錠剤硬度の基準を3 kg(29.4 N)以上とした。
また、Guidance for Industry Orally Disintegrating Tablets(U.S. Department of Health and Human Services Food and Drug Administration Center for Drug Evaluation and Research (CDER), December 2008)によると、口腔内崩壊錠は、約30秒以内に崩壊する機能を有すると定義されているため、口腔内崩壊時間を模した吸水時間の基準を30秒以内とした。
上記試験により、二軸スクリュー湿式造粒法で平均粒子径が300μm以上の造粒顆粒で製した錠剤は、良好な錠剤硬度及び崩壊時間を示した。
実施例1(加水量22%)
エテンザミド(岩城製薬)120 g、D-マンニトール(Pearlitol 50C、ロケットジャパン、平均粒子径約 50 μm)5490 g、クロスポビドン(Polypladsone-XL10, Ashland)300 g及び軽質無水ケイ酸30 g(Adsolider101、フロイント産業)をバッチ式高速撹拌造粒機(VG-25, パウレック社)に投入し、2分以上撹拌混合し、混合物を得た。連続式湿式造粒機(ConsiGma-1, GEA)を用いて、25 kg/hの速度で混合物を供給しながら対粉22%w/wの水を連続的に添加して造粒した後、製品温度50℃まで乾燥して1.3 kgの造粒顆粒を調製した。得られた造粒顆粒を整粒機(コーミルQC-197S、パウレック)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。得られた整粒顆粒990.0 g及びステアリン酸マグネシウム(パーテック LUB MST、メルク)10.0 gを容器回転式混合機(TBM-8、特寿工作所)で混合し、打錠用顆粒を得た。比較例1と同様な方法で錠剤を得た。
実施例1(加水量22%)
エテンザミド(岩城製薬)120 g、D-マンニトール(Pearlitol 50C、ロケットジャパン、平均粒子径約 50 μm)5490 g、クロスポビドン(Polypladsone-XL10, Ashland)300 g及び軽質無水ケイ酸30 g(Adsolider101、フロイント産業)をバッチ式高速撹拌造粒機(VG-25, パウレック社)に投入し、2分以上撹拌混合し、混合物を得た。連続式湿式造粒機(ConsiGma-1, GEA)を用いて、25 kg/hの速度で混合物を供給しながら対粉22%w/wの水を連続的に添加して造粒した後、製品温度50℃まで乾燥して1.3 kgの造粒顆粒を調製した。得られた造粒顆粒を整粒機(コーミルQC-197S、パウレック)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。得られた整粒顆粒990.0 g及びステアリン酸マグネシウム(パーテック LUB MST、メルク)10.0 gを容器回転式混合機(TBM-8、特寿工作所)で混合し、打錠用顆粒を得た。比較例1と同様な方法で錠剤を得た。
実施例2(加水量32%)
実施例1と同様の方法により、混合物を得た。連続式湿式造粒機(ConsiGma-1, GEA)を用いて、25 kg/hの速度で混合物を供給しながら対粉32%w/wの水を連続的に添加して造粒した後、製品温度50℃まで乾燥して1.3 kgの造粒顆粒を調製した。以降は、参考例4と同様の方法により錠剤を得た。
表3に、実施例1及び2で得られた錠剤における各成分の組成を示した。
参考例6
D-マンニトール(ロケット社、Pearlitol 25C、平均粒子径約 25 μm)2820 g、クロスポビドン(Polypladsone-XL10, Ashland)150 gをバッチ式高速撹拌混合造粒機(VG-25, パウレック社)に投入し、2分撹拌混合し、混合物を得た。連続式湿式造粒機(ConsiGma-1, GEA)を用いて、16 kg/hの速度で混合物を供給しながら対粉22%w/wの水を連続的に添加して造粒した後、製品温度50℃まで乾燥して1.3 kgの造粒顆粒を調製した。得られた造粒物を整粒機(コーミルQC-197S、パウレック)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。得られた整粒顆粒575.8 g及びステアリン酸マグネシウム(パーテック LUB MST、メルク)5.8 gを容器回転式混合機(TBM-8、特寿工作所)で混合し、打錠用顆粒を得た。打錠機(コレクト12、菊水製作所製)を用いて、8mmφ隅角平型、錠剤質量200mg、打錠圧800kgfで錠剤を得た。
D-マンニトール(ロケット社、Pearlitol 25C、平均粒子径約 25 μm)2820 g、クロスポビドン(Polypladsone-XL10, Ashland)150 gをバッチ式高速撹拌混合造粒機(VG-25, パウレック社)に投入し、2分撹拌混合し、混合物を得た。連続式湿式造粒機(ConsiGma-1, GEA)を用いて、16 kg/hの速度で混合物を供給しながら対粉22%w/wの水を連続的に添加して造粒した後、製品温度50℃まで乾燥して1.3 kgの造粒顆粒を調製した。得られた造粒物を整粒機(コーミルQC-197S、パウレック)に1.0mmφのスクリーンを装着し整粒した。得られた整粒顆粒575.8 g及びステアリン酸マグネシウム(パーテック LUB MST、メルク)5.8 gを容器回転式混合機(TBM-8、特寿工作所)で混合し、打錠用顆粒を得た。打錠機(コレクト12、菊水製作所製)を用いて、8mmφ隅角平型、錠剤質量200mg、打錠圧800kgfで錠剤を得た。
本発明により、例えば口腔内崩壊錠の製造方法等が提供される。
Claims (12)
- 以下の工程1、2、及び3を含むことを特徴とする、口腔内崩壊錠の製造方法:
(工程1)薬効成分、賦形剤、及び崩壊剤を含有する混合物を湿式造粒に付す工程、
(工程2)工程1で得られる造粒物を乾燥させ、平均粒子径300μm以上の造粒物を得る工程、
(工程3)工程2で得られる造粒物を整粒した後、圧縮成型し口腔内崩壊錠を得る工程。 - 賦形剤が、D-マンニトール、乳糖、及びエリスリトールから選ばれる1種以上の賦形剤である、請求項1記載の製造方法。
- 賦形剤がD-マンニトールである、請求項1記載の製造方法。
- 口腔内崩壊錠中の賦形剤の含有量が、錠剤100重量部に対して60〜95重量部である請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
- 崩壊剤が、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム、及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースから選ばれる1種以上の崩壊剤である、請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
- 崩壊剤がクロスポビドンである、請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
- 口腔内崩壊錠中の崩壊剤の含有量が、錠剤100重量部に対して2〜10重量部である請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
- 口腔内崩壊錠中の薬効成分の含有量が、錠剤100重量部に対して0.1〜30重量部である請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法。
- 工程2で得られる造粒物の平均粒子径が300〜1050μmである、請求項1〜8のいずれかに記載の製造方法。
- 混練造粒により湿式造粒を行う、請求項1〜9のいずれかに記載の製造方法。
- 撹拌造粒により湿式造粒を行う、請求項1〜9のいずれかに記載の製造方法。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の製造方法により得られる、口腔内崩壊錠。
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