JP2020188922A - 自動血圧測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧迫帯の識別コード情報を付与したピンを用いることなく、圧迫帯の種類を識別することができる自動血圧測定装置を提供する。【解決手段】圧迫帯12の種類毎に異なる流体回路素子が設けられたコネクタ20を通して、空気ポンプから圧迫帯12に対して空気が供給されると、圧迫帯サイズ判定手段44により、空気の供給流量と圧迫帯への流入流量とが等しくなる臨界点PLに供給圧PSが到達したときの臨界点到達供給圧ΔP、および、供給の開始から臨界点PLに到達するまでの臨界点到達時間Δtに基づいて、圧迫帯12の種類が判定される。このため、圧迫帯12の識別コード情報を付与したピンを用いることなく、圧迫帯12の種類を識別できる。したがって、電気的な接触不良の影響を受けないので識別不良が発生せず、自動血圧測定装置10のソケット22が複雑な構造となったり大きくなったりすることがない。【選択図】図1

Description

本発明は、腕、足首のような生体の一部に巻回される圧迫帯を備えた自動血圧測定装置に関するものである。
自動血圧測定装置において用いられる圧迫帯は、生体の一部たとえば腕の周長差に応じてその生体の一部の圧迫に適した大きさ(周長)の圧迫帯の種類、すなわちカフサイズを選択することが、血圧測定精度を維持する上で重要である。
これに対して、特許文献1では、カフのサイズを判別する判別手段を設け、カフ圧測定手段により測定されたカフ圧、および判別手段により判別された圧迫帯サイズに応じて、カフへの空気の供給を制御する血圧測定手段を備えた電子血圧計が提案されている。
特開平02−307427号公報
ところで、上記特許文献1では、圧迫帯サイズを指定するための指定スイッチを電子血圧計に設け、電子血圧計の制御部はその指定スイッチの操作に基づいて、電子血圧計に接続されたカフの圧迫帯サイズを判別するようになっている。また、特許文献1では、カフを電子血圧計に接続するためのカフコネクタに、そのカフの識別コード情報を付与したピンを設け、そのピンの電位をHigh/Lowにコード化し、これで以て制御部に圧迫帯サイズを入力することも、提案されている。
しかしながら、指定スイッチを用いる場合には、指定スイッチの手動操作により生じることのある操作忘れや誤操作の可能性を排除できないという欠点があった。これに対して、カフコネクタに識別コード情報を付与したピンを設ける場合には、上記操作忘れや誤操作の可能性を排除することができるが、カフの識別コード情報を付与したピンに電気的な接触不安定によるカフの識別不良が発生したり、ピンが差し込まれることでピンとの電気的接続を行なうコネクタ構造を、空気通路の接続構造に加えることによってカフコネクタが接続されるソケットが複雑となって大きくなったりするという問題があった。
本発明は、以上のような事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、圧迫帯の識別コード情報を付与したピンを用いることなく、圧迫帯の種類を識別することができる自動血圧測定装置を提供することにある。
第1発明の要旨とするところは、(1)生体の一部に巻回される圧迫帯に可撓性チューブを介して接続されたコネクタが着脱可能に差し込まれるソケットと、前記ソケットと圧縮性流体の供給源との間の圧力を検出する圧力センサとを備え、前記圧迫帯の圧迫圧を緩やかに変化させる過程で検出される、前記生体の脈拍に同期して順次発生する脈波の振幅値の変化に基づいて生体の血圧値を決定する自動血圧測定装置であって、(2)前記コネクタ内に前記圧迫帯の種類に対応して設けられ、前記コネクタ内を通過する前記圧縮性流体に前記圧迫帯の種類毎に異なる影響を与える流体回路素子と、(3)前記圧迫帯に対して前記圧縮性流体を供給して所定時間後に前記圧縮性流体の供給を停止する圧迫圧制御手段と、(4)前記圧迫圧制御手段による前記圧縮性流体の供給圧が、前記圧迫圧制御手段による前記圧縮性流体の供給流量と前記圧迫帯への前記圧縮性流体の流入流量とが等しくなる臨界点に到達したときの臨界点到達供給圧、および、前記圧縮性流体の供給の開始から前記臨界点に至るまでの臨界点到達時間に基づいて、前記圧迫帯の種類を判定する圧迫帯サイズ判定手段とを、備えることにある。
第1発明の自動血圧測定装置によれば、前記コネクタ内に前記圧迫帯の種類に対応して設けられ、前記コネクタ内を通過する前記圧縮性流体に前記圧迫帯の種類毎に異なる影響を与える流体回路素子と、前記圧迫帯に対して前記圧縮性流体を供給して所定時間後に前記圧縮性流体の供給を停止する圧迫圧制御手段と、前記圧迫圧制御手段による前記圧縮性流体の供給圧が、前記圧迫圧制御手段による前記圧縮性流体の供給流量と前記圧迫帯への前記圧縮性流体の流入流量とが等しくなる臨界点に到達したときの臨界点到達供給圧、および、前記圧縮性流体の供給の開始から前記臨界点に至るまでの臨界点到達時間に基づいて、前記圧迫帯の種類を判定する圧迫帯サイズ判定手段とを、備える。これにより、圧迫帯の識別コード情報を付与したピンを用いることなく、圧迫帯の種類を識別することができる。
好適には、前記コネクタは、前記コネクタに差し入れられる第1管状プラグと、前記圧迫帯に接続された可撓性チューブの端部に差し入れられる第2管状プラグと、前記第1管状プラグと前記第2管状プラグとを連結し、前記コネクタ内を通過する前記圧縮性流体に前記圧迫帯の種類毎に異なる影響を与える流体回路素子を収容するコネクタ本体とを、一体に備えるものである。これにより、コネクタは、識別コード情報を付与したピンを設ける複雑な構造を必要としないので、小型となり、圧迫帯の種類を判定するための信頼性が得られる。
また、好適には、前記圧迫帯サイズ判定手段は、前記臨界点到達供給圧および前記臨界点到達時間と、前記圧迫帯の種類との間の予め定められた対応関係を記憶し、実際に得られた前記臨界点到達供給圧および前記臨界点到達時間から、前記対応関係に基づいて、前記圧迫帯の圧迫帯サイズを判定する。これにより、識別コード情報を用いないで前記圧迫帯の種類が識別されるので、識別コード情報を付与したピンをコネクタに設ける場合に比較して、信頼性が高められる。
また、好適には、前記圧縮性流体の供給圧は、前記圧力センサにより検出された値である。これにより、新たな圧力センサを自動血圧測定装置に加えることなく、前記圧迫帯の種類が判定される。
また、好適には、前記圧迫帯による前記生体の一部に対する圧迫圧を緩やかに下降させる徐速降圧期間に発生する前記圧迫帯の圧力振動から得られる脈波信号の大きさの変化に基づいて前記生体の血圧値を決定する血圧値決定手段を備え、前記圧迫圧制御手段は、前記徐速降圧期間において、前記圧迫帯サイズ判定手段により判定された前記圧迫帯の種類に応じて前記圧迫帯からの前記圧縮性流体の排出量を制御する。これにより、前記圧迫帯の種類に応じて前記徐速降圧期間における前記圧縮性流体の排出量が制御されるので、前記圧迫帯の種類が異なっても、徐速降圧期間の降圧速度が血圧測定に適した速度に制御される。
また、好適には、前記圧迫圧制御手段は、前記徐速降圧期間に先立って前記圧迫帯により前記生体の一部を止血するまで圧迫する圧迫期間には、前記圧迫帯サイズ判定手段により判定された前記圧迫帯の種類に応じて前記圧迫帯への前記圧縮性流体の供給量を制御する。これにより、前記圧迫帯の種類に応じて前記圧迫期間における前記圧縮性流体の供給量が制御されるので、前記圧迫帯の種類が異なっても、圧迫期間の昇圧速度が血圧測定に適した速度に制御される。
本発明の一実施例である自動血圧測定装置の構成を説明するブロック線図である。 図1の実施例において用いられるコネクタの外形状を示す図である。 図2のコネクタ内に形成されている流路の形状を説明する断面図である。 図2のコネクタの他の例のコネクタ内に形成されている流路の形状を説明する断面図である。 図2のコネクタのさらに他の例のコネクタ内に形成されている流路の形状を説明する断面図である。 図2のコネクタのさらに他の例のコネクタ内に形成されている流路の形状を説明する断面図である。 図2のコネクタのさらに他の例のコネクタ内に形成されている流路の形状を説明する断面図である。 図2のコネクタのさらに他の例のコネクタ内に形成されている流路の形状を説明する断面図である。 供給圧の供給開始後における供給圧と時間との関係を説明する模式図である。 2種類のコネクタを通して圧迫帯へ圧力を供給する場合の、供給圧の供給開始後における供給圧の時間変化を説明する図である。 圧迫帯の種類と、臨界点に到達したときの供給圧および圧力供給の開始から臨界点に到達するまでの時間との、予め記憶された関係を示す図である。 図1の自動血圧測定装置の制御作動の要部を説明するフローチャートである。 比較例のコネクタ内に形成されている流路の形状を説明する断面図であって、図3に対応する図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例である自動血圧測定装置10を説明するブロック図である。自動血圧測定装置10は、圧迫帯12および血圧測定装置本体14を備えている。本実施例において、圧迫帯12はカフであり、たとえば合成ゴム製の膨張可能な膨張袋12aを内部に収容した帯状の布袋から長手状に構成され、長手方向の端部の内側および長手方向の中間部の外側にそれぞれ設けられた図示しないファスナを用いて生体の一部たとえば上腕16に巻き着け可能に構成されている。圧迫帯12は、可撓性チューブ18を一体的に備え、可撓性チューブ18の先端部に設けられたコネクタ20が血圧測定装置本体14に設けられたソケット22に着脱可能に差し込まれることで、血圧測定装置本体14内の圧力センサ24、排気弁26、および圧縮性流体の供給源として機能する空気ポンプ28と接続されるようになっている。
図2はコネクタ20の一例の外形状を、図3は断面形状をそれぞれ示している。図2のコネクタ20は、ソケット22に着脱可能に差し入れられる第1管状プラグ20aと、圧迫帯12に一体的に接続された可撓性チューブ18の先端部に差し入れられる第2管状プラグ20bと、第1管状プラグ20aと第2管状プラグ20bとをそれらの中心軸線が直交するように連結し、圧縮性流体である空気に対して圧迫帯12の種類毎に異なる流通抵抗や遅延などの影響を与える流体回路素子を収容するコネクタ本体20cとを、一体に備えている。流体回路素子としては、たとえば、第1管状プラグ20aの流通断面積よりも小さい流通断面積を備えた絞り素子や、第1管状プラグ20aの流通断面積よりも大きい流通断面積を備えたバッファ素子などがある。図3のコネクタ本体20c内には、圧縮性流体に対して圧迫帯12の種類毎に異なる流通の影響を与える流体回路素子として、たとえば、第1管状プラグ20a内の管路と第1絞り素子R1を介して連通し且つ第2管状プラグ20b内の管路と連通する第1バッファ素子B1と、第1バッファ素子B1を介して第2管状プラグ20b内の管路と連通し且つ第1バッファ素子B1と第2絞り素子R2を介して連通する第2バッファ素子B2とが設けられている。
図4は、コネクタ20の他の一例の断面形状を示している。図4のコネクタ20は、ソケット22に着脱可能に差し入れられる第1管状プラグ20aと、圧迫帯12に一体的に接続された可撓性チューブ18の先端部に差し入れられる第2管状プラグ20bと、第1管状プラグ20aと第2管状プラグ20bとをそれらの中心軸線が直交するように連結し、圧縮性流体に対して圧迫帯12の種類毎に異なる影響を与える流体回路素子を収容するコネクタ本体20cとを、一体に備えている。図4のコネクタ本体20c内には、第1管状プラグ20a内の管路と第1絞り素子R1コネクタ20を介して連通し且つ第2管状プラグ20b内の管路と第2絞り素子R2を介して連通する第1バッファ素子B1が設けられている。
図5は、コネクタ20の他の一例の断面形状を示している。図5のコネクタ20は、ソケット22に着脱可能に差し入れられる第1管状プラグ20aと、圧迫帯12に一体的に接続された可撓性チューブ18の先端部に差し入れられる第2管状プラグ20bと、第1管状プラグ20aと第2管状プラグ20bとをそれらの中心軸線が直交するように連結し、圧縮性流体に対して圧迫帯12の種類毎に異なる影響を与える流体回路素子を収容するコネクタ本体20cとを、一体に備えている。図5のコネクタ本体20c内には、第1管状プラグ20a内の管路および第2管状プラグ20b内の管路と連通する第1バッファ素子B1と、第1バッファ素子B1を介して第2管状プラグ20b内の管路と連通し且つ第1バッファ素子B1と第2絞り素子R2を介して連通する第2バッファ素子B2とが設けられている。
図6は、コネクタ20の他の一例の断面形状を示している。図6のコネクタ20は、ソケット22に着脱可能に差し入れられる第1管状プラグ20aと、圧迫帯12に一体的に接続された可撓性チューブ18の先端部に差し入れられる第2管状プラグ20bと、第1管状プラグ20aと第2管状プラグ20bとをそれらの中心軸線が直交するように連結し、圧縮性流体である空気流に対して圧迫帯12の種類毎に異なる影響を与える流体回路素子を収容するコネクタ本体20cとを、一体に備えている。図6のコネクタ本体20c内には、第1管状プラグ20a内の管路と連通し且つ第2管状プラグ20b内の管路と第2絞り素子R2を介して連通する第1バッファ素子B1が設けられている。
図7は、コネクタ20の他の一例の断面形状を示している。図7のコネクタ20は、第1管状プラグ20aと第2管状プラグ20bとをそれらの中心軸線が直交するように連結し、圧縮性流体である空気流に対して圧迫帯12の種類毎に異なる影響を与える流体回路素子を収容するコネクタ本体20cとを、一体に備えている。図7において、コネクタ本体20c内には、第1管状プラグ20a内の管路と第2管状プラグ20b内の管路との間に、第1絞り素子R1が直列に設けられている。
図8は、コネクタ20の他の一例の断面形状を示している。図8のコネクタ20は、第1管状プラグ20aと第2管状プラグ20bとをそれらの中心軸線が一直線となるように連結し、圧縮性流体である空気流に対して圧迫帯12の種類毎に異なる影響を与える流体回路素子を収容するコネクタ本体20cを第1管状プラグ20aおよび第2管状プラグ20bと一体に備えている。図8において、コネクタ本体20c内には、第1管状プラグ20a内の管路と第2管状プラグ20b内の管路との間に、第1絞り素子R1が直列に設けられている。
図13は、コネクタ20の比較例であるコネクタ120の断面形状を示している。図13のコネクタ120は、第1管状プラグ120aと第2管状プラグ120bとをそれらの中心軸線が一直線となるように連結するコネクタ本体120cを、第1管状プラグ120aおよび第2管状プラグ120bと一体に備えている。図13において、コネクタ本体120c内では、第1管状プラグ120a内の管路と第2管状プラグ120b内の管路との間が直接的に連結されており、絞り素子およびバッファ素子のいずれも設けられていない。
図1に戻って、排気弁26は、圧迫帯12内の空気を排気して圧迫帯12の圧力を低下させるために、切換可能な複数種類の排気オリフィス或いは連続的に制御されるオリフィスを有し、電子制御装置40からの指令にしたがってソケット22と空気ポンプ28との間の配管からの排出量を制御する。空気ポンプ28は、たとえば、電動機がダイヤフラムの中央部を往復駆動することで容積変化するポンプ室を有し、ポンプ室の入力ポートおよび出力ポートに一方向弁が設けられることで空気が一方向に送り出されるダイヤフラムポンプから構成されおり、電子制御装置40からの指令にしたがって、たとえば一定の駆動電圧でオンオフ駆動される。
圧力センサ24は、ソケット22と排気弁26との間に接続されており、空気ポンプ28から圧迫帯12へ送られる空気の供給圧PSを検出する。図9に示されるように、供給開始直後の過渡期間M1では、供給圧PSは、コネクタ20内の絞り素子R1,R2(以下、特に区別しない場合は絞り素子Rという)或いはバッファ素子B1,B2(以下、特に区別しない場合はバッファ素子Bという)に応じた傾斜を有する直線で経過時間tの増加に応じて増加する。臨界点PLに到達した以後のカフ圧迫期間M2では、供給圧PSは、容量の大きい圧迫帯12内のカフ圧PCと等しくなる。
図9において、圧力センサ24により検出された供給圧PSの開始時点から臨界点PLに到達するまでの過渡期間M1では、たとえばコネクタ20内の絞り素子Rによって、コネクタ20よりも上流側(入力側)の流量Qiがコネクタ20よりも下流側(出力側)の流量Qoよりも大きく(Qi>Qo)、流量差(Qi−Qo)が発生し、また、入力側の管内圧Pi(=供給圧PS)が出力側の管内圧Po(=カフ圧PC)よりも大きく、図9に示されるように供給圧PSが増加する。このときの入力側の流速Viは出力側の流速Voよりも小さい(Vi<Vo)。圧迫帯12の膨張袋12aの容量が充分に大きいので、過渡期間M1における上記入力側の管内圧Pi(=供給圧PS)の増加現象は、圧迫帯12が可撓性チューブ18に接続されていない場合と同様であると考えられる。
圧迫帯12の膨張袋12a内に空気が充満してくると、コネクタ20よりも上流側(入力側)の流量Qiとコネクタ20よりも下流側(出力側)の流量Qoとが等しく(Qi=Qo)なって流量差(Qi−Qo)が解消され、入力側の流速Viと出力側の流速Voとが等しくなる(Vi=Vo)。図9の臨界点到達時間Δt時点の臨界点到達供給圧ΔPで示される臨界点PL以後のカフ圧迫期間M2はこの状態を示している。ここで、コネクタ20内に絞り素子Rに加えてバッファ素子Bが付加されている場合は、コネクタ20内の容量成分が増加するので、過渡期間M1における入力側の流速Viと出力側の流速Voとの流速差(Vi−Vo)が減少することによって、臨界点PLに到達するまでの臨界点到達時間Δtが増加し、臨界点PLに到達したときの臨界点到達供給圧ΔPが低下する。
このような現象において、圧迫帯12の圧力変化は、図9の過渡期間M1に示すようになるため、たとえば供給圧PSの変化量或いは変化率の急変を検出することに基づいて臨界点PLを判定し、その臨界点PL到達したときの実際の臨界点到達供給圧ΔPおよび臨界点到達時間Δtが、圧迫帯12の大きさの種類(圧迫帯サイズ)毎に予め求められ且つ記憶されたマップ(関係)の臨界点到達供給圧ΔPおよび臨界点到達時間Δtのいずれに該当するかに基づいて、圧迫帯12の種類を判定することができる。
図1に戻って、圧力センサ24は、臨界点PL以後において、圧迫帯12内の圧力(カフ圧)PCを検出し、そのカフ圧PCを表す圧力信号SPをローパスフィルタ機能を有する静圧弁別回路30およびバンドパスフィルタ機能を有する脈波弁別回路32へそれぞれ供給する。静圧弁別回路30は、圧力信号SPから静的な圧力成分すなわち圧迫帯12の圧迫圧成分を弁別して圧迫圧信号SCを、A/D変換器34を介して電子制御装置40へ出力する。脈波弁別回路32は、たとえば1〜30Hz程度の脈波成分を弁別して脈波信号SMを、A/D変換器36を介して電子制御装置40へ出力する。
電子制御装置40は、図示しないCPU、ROM、RAM、およびインターフェース等を備えたマイクロコンピュータにより構成されており、CPUは、ROMに予め記憶された制御プログラムにしたがって、RAMの一時記憶機能を利用しつつ入力された信号の処理を実行することにより、空気ポンプ28および排気弁26の制御を行なって、カフ圧制御、圧迫帯サイズ判定制御、血圧値決定制御を実行し、判定された圧迫帯サイズや決定された血圧値などを表示器38に表示させる。すなわち、電子制御装置40は、圧迫圧制御手段42、圧迫帯サイズ判定手段44、および血圧値決定手段46を、制御機能の要部として備えている。
圧迫圧制御手段42は、圧迫帯サイズ判定手段44による圧迫帯サイズ判定に際しては、先ず、圧迫帯12への圧力供給を開始し、所定の供給時間たとえば200msが経過すると、空気ポンプ28を停止させるというサイクルを、少なくとも1サイクル、好適には2サイクル実行する。図10は、図4に示す第1絞り素子R1、第1バッファ素子B1、第2絞り素子R2が収容されているコネクタ20、および、図13に示す絞り素子Rおよびバッファ素子Bが備えられていないコネクタ120を用いたときの供給圧PSを2サイクルにわたって測定したときの値を、それぞれ△印の測定点および□印の測定点を用いて示している。
圧迫帯サイズ判定手段44は、空気ポンプ28から空気を圧迫帯12へ供給した後の供給圧PSのサンプリング周期間の変化量或いは変化率がその急変を検出するために設定された閾値A1を下回ることに基づいて臨界点PLを判定し、上記臨界点PLに到達したときの、供給圧PSの開始からの経過時間である臨界点到達時間Δt、およびそのときの臨界点到達供給圧ΔPを決定する。
また、圧迫帯サイズ判定手段44は、臨界点到達供給圧ΔPがたとえば2サイクルに渡って測定された場合には、1サイクル目の臨界点PL1についての臨界点到達時間Δt1および臨界点到達供給圧ΔP1と2サイクル目の臨界点PL2についての臨界点到達時間Δt2および臨界点到達供給圧ΔP2とを比較し、それらが再現性判定基準を超える差異であれば、再度測定を開始するが、それらが再現性判定基準を下回る差異でなければ、臨界点到達時間Δt1および臨界点到達供給圧ΔP1と臨界点到達時間Δt2および臨界点到達供給圧ΔP2のうちのいずれか一方、又はそれらの平均値を、臨界点到達時間Δtおよび臨界点到達供給圧ΔPとして用いる。
そして、圧迫帯サイズ判定手段44は、供給圧PSの開始から臨界点PL到達までの経過時間である臨界点到達時間Δtおよび臨界点到達供給圧ΔPが、たとえば図2乃至図8に示す複数種類の圧迫帯12の臨界点到達時間Δtおよび臨界点到達供給圧ΔPが対応するように予め記憶されたマップ内のいずれの臨界点到達時間Δtおよび臨界点到達供給圧ΔPに該当するかに基づいて、圧迫帯12の種類を判定する。図11は、マップの一例を示している。
血圧値決定手段46は、圧迫帯12により生体の上腕16に対する最高血圧値以上の止血圧で止血された状態から圧迫圧すなわちカフ圧PCを緩やかに下降させる徐速降圧期間に発生するカフ圧PCの圧力振動から得られる脈波信号SMの大きさの変化に基づいて生体の最高血圧値および最低血圧値を決定する。
圧迫圧制御手段42は、血圧値決定手段46による血圧測定に際しては、徐速降圧期間に先立って圧迫帯12により生体の上腕16を止血するまで圧迫する圧迫期間には、圧迫帯サイズ判定手段44により判定された圧迫帯12の種類(容積)に応じて、カフ圧PCの昇圧速度が予め設定された目標昇圧速度値となるように、たとえば空気ポンプ28に対する駆動信号のデユーティ比(duty ratio)を切り替えて、圧迫帯12への空気の供給量を制御する。また、圧迫圧制御手段42は、血圧測定に際しては、前記徐速降圧期間において、圧迫帯サイズ判定手段44により判定された圧迫帯12の種類(容積)に応じて圧迫帯12からの排気量(排出量)を、たとえば排気弁26の排気オリフィスを切り換えて、徐速降圧速度が予め設定された目標降圧速度値となるように制御する。
図12は、電子制御装置40の制御作動の要部を説明するフローチャートである。図12において、ステップS1(以下、ステップを省略する)では、自動血圧測定装置10の記号操作に応答して、空気ポンプ28の作動が開始され、コネクタ20を通して圧力供給が開始される。S2では、空気ポンプ28の作動、すなわち圧力供給の開始からの経過時間が、たとえば200ms程度に設定された一定時間経過したか否かが判断される。このS2の判断が否定されるうちは待機させられるが、肯定されると、S3において空気ポンプ28の作動が停止させられる。
次いで、S4では、空気ポンプ28の作動停止からたとえば200ms程度に設定された一定時間経過したか否かが判断される。このS4の判断が否定されるうちは待機させられるが、肯定されると、S5において二度目の空気ポンプ28の作動が停止であるか否かが判断される。S5の判断が否定されると、S1以下が繰り返し実行されることで、2度目の空気ポンプ28の作動が行なわれる。S1−S5は、圧迫圧制御手段42に対応している。
S5の判断が肯定されると、S6において、空気ポンプ28の作動中において圧迫帯12に対する供給圧PSすなわち圧力センサ24の検出圧が所定のサンプリング周期で逐次求められてその供給圧PSの変化率が逐次求められる。
次いで、S7において、供給圧PSの変化率が閾値A1以下であるか否かが判断される。この閾値A1は、臨界点PLを判定するために予め設定された値である。このS7の判断が否定されると、S11において、異常処理または再判定が実行される。S7の判断が肯定されると、S8において、1サイクル目に用いる臨界点PL1に到達したときの臨界点到達供給圧ΔP1および供給圧PSの供給開始から臨界点PL1に到達するまでの臨界点到達時間Δt1から、たとえば、図11に示す予め記憶されたマップに基づいて、圧迫帯12の種類が決定される。
S9では、1回目の供給圧PSの臨界点PL1と2回目の供給圧PSの臨界点PL2を比較し、再現性があるか否かが判断される。たとえば、2サイクル目の供給圧PSの上昇時に求められた2サイクル目に用いる臨界点PL2に到達したときの臨界点到達供給圧ΔP2および供給圧PSの供給開始から臨界点PL2に到達するまでの臨界点到達時間Δt2と、1サイクル目の供給圧PSの上昇時に求められた臨界点PLに到達したときの臨界点到達供給圧ΔP1および供給圧PSの供給開始から臨界点PL1に到達するまでの臨界点到達時間Δt1とを比較する。臨界点到達供給圧の差(ΔP1−ΔP2)および臨界点到達時間の差(Δt1−Δt2)が、それぞれの予め設定された再現性判定基準をそれぞれ下回るか否かに基づいて、再現性があるか否かが判断される。
S9の判断が否定される場合は、S11が実行されるが、S9の判断が肯定される場合は、S10において、圧迫帯12の種類、例えば圧迫帯サイズが、臨界点到達供給圧ΔP1またはΔP2、および、臨界点到達時間Δt1またはΔt2に基づいて判定される。S6−S10は、圧迫帯サイズ判定手段44に対応している。S11では、異常処理または再判定が実行される。例えば、血圧測定を自動停止させて圧迫帯12の判定の異常を表示する異常処理が実行されるか、或いは、S1以下が実行されて圧迫帯12の種類について再判定が実行される。
上述のように本実施例の自動血圧測定装置10によれば、上腕16(生体の一部)に巻回される圧迫帯12に可撓性チューブ18を介して接続されたコネクタ20が着脱可能に差し込まれるソケット22と、ソケット22と空気ポンプ(圧縮性流体の供給源)28との間の圧力を検出する圧力センサ24とを備え、圧迫帯12の圧迫圧PCを緩やかに変化させる過程で検出される、上腕16の脈拍に同期して順次発生する脈波の振幅値の変化に基づいて生体の血圧値を決定する自動血圧測定装置10であって、コネクタ20内に圧迫帯12の種類に対応して設けられ、コネクタ20内を通過する圧縮性流体に圧迫帯12の種類毎に異なる影響を与える流体回路素子B,Rと、圧迫帯12に対して圧縮性流体を供給して所定時間後に圧縮性流体の供給を停止する圧迫圧制御手段42と、圧迫圧制御手段42による圧縮性流体の供給圧PSが、圧迫圧制御手段42による圧縮性流体の供給流量と圧迫帯12への圧縮性流体の流入流量とが等しくなる臨界点に到達したときの臨界点到達供給圧ΔP、および圧縮性流体の供給の開始から臨界点に至るまでの臨界点到達時間Δtに基づいて、圧迫帯12の種類を判定する圧迫帯サイズ判定手段44とを、備える。これにより、圧迫帯の識別コード情報を付与したピンを用いることなく、圧迫帯12の種類を識別することができる。また、電気的な接触不良の影響を受けないので圧迫帯12の識別不良が発生せず、ソケット22が複雑な構造となったり大きくなったりすることがない。
また、本実施例の自動血圧測定装置10によれば、圧迫帯12の種類毎に異なる空気の絞り素子Rおよびバッファ素子Bの少なくとも一方が設けられたコネクタ20を通して、圧迫圧制御手段42により、圧迫帯12に対して圧力供給すると、圧迫帯サイズ判定手段44により、圧迫圧制御手段42による供給圧PSが、コネクタ20において圧迫圧制御手段42による供給流量と圧迫帯への流入流量とが等しくなる臨界点PLに到達したときの臨界点到達供給圧ΔP、および供給圧PSの供給開始から臨界点PLに到達するまでの臨界点到達時間Δtに基づいて、圧迫帯12の種類が判定される。これにより、電気的な接触不良の影響を受けないので圧迫帯12の識別不良が発生せず、ソケット22が複雑な構造となったり大きくなったりすることがない。
また、本実施例の自動血圧測定装置10によれば、コネクタ20は、コネクタ20に差し入れられる第1管状プラグ20aと、圧迫帯12に接続された可撓性チューブ18の端部に差し入れられる第2管状プラグ20bと、第1管状プラグ20aと第2管状プラグ20bとを連結し、絞り素子Rおよびバッファ素子Bの少なくとも一方を収容するコネクタ本体20cとを、一体に備える。これにより、コネクタ20は、識別コード情報を付与したピンを設ける複雑な構造を必要としないので、小型となり、圧迫帯12の種類を判定するための信頼性が得られる。
また、本実施例の自動血圧測定装置10によれば、圧迫帯サイズ判定手段44は、供給圧PSが臨界点PLに到達したときの供給圧(臨界点到達供給圧)ΔP、および圧力供給の開始から臨界点PLに到達するまでの時間(臨界点到達時間)Δtと圧迫帯12の圧迫帯サイズとの間の予め定められた対応関係を記憶し、供給圧PSが臨界点PLに到達したときの供給圧(臨界点到達供給圧)ΔP、および圧力供給の開始から臨界点PLに到達するまでの時間(臨界点到達時間)Δtから、前記対応関係(マップ)に基づいて、圧迫帯12の圧迫帯サイズを判定する。これにより、識別コード情報を用いないで圧迫帯12の種類が識別されるので、識別コード情報を付与したピンをコネクタに設ける場合に比較して、信頼性が高められる。
また、本実施例の自動血圧測定装置10によれば、圧迫帯12による生体の一部に対する圧迫圧PCを緩やかに下降させる徐速降圧期間に発生する圧迫帯12の圧力振動から得られる脈波信号SMの大きさの変化に基づいて生体の血圧値を決定する血圧値決定手段46が備えられ、圧迫圧制御手段42は、徐速降圧期間において、圧迫帯サイズ判定手段44により判定された圧迫帯12の種類に応じて圧迫帯12からの排出量を制御する。これにより、圧迫帯12の種類に応じて徐速降圧期間における排出量が制御されるので、圧迫帯12の種類が異なっても、徐速降圧期間の降圧速度が血圧測定に適した速度に制御される。
また、本実施例の自動血圧測定装置10によれば、圧迫圧制御手段42は、徐速降圧期間に先立って圧迫帯12により生体の一部を止血するまで圧迫する圧迫期間には、圧迫帯サイズ判定手段44により判定された圧迫帯12の種類に応じて圧迫12帯への空気の供給量を制御する。これにより、圧迫帯12の種類に応じて圧迫期間における空気の供給量が制御されるので、圧迫帯12の種類が異なっても、圧迫期間の昇圧速度が血圧測定に適した速度に制御される。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例においては、空気ポンプ28が圧縮性流体の供給源として設けられていたが、炭酸ガスなどの圧縮ガスが封入されたボンベが圧縮性流体の供給源として用いられていてもよい。
また、前述の実施例において、ソケット22は、血圧測定装置本体14に設けられていたが、血圧測定装置本体14に接続されたチューブの先端部に設けられていてもよい。
なお、本発明はその主旨を逸脱しない範囲においてその他種々の態様を採り得るものである。
10:自動血圧測定装置
12:圧迫帯
16:上腕(生体の一部)
18:可撓性チューブ
20:コネクタ
20a:第1管状プラグ
20b:第2管状プラグ
20c:コネクタ本体
22:ソケット
24:圧力センサ
28:空気ポンプ(供給源)
42:圧迫圧制御手段
44:圧迫帯サイズ判定手段
46:血圧値決定手段
PC:カフ圧(圧迫圧)
PS:供給圧
B、B1、B2:バッファ素子(流体回路素子)
R、R1、R2:絞り素子(流体回路素子)
PL、PL1、PL2:臨界点
ΔP、ΔP1、ΔP2:臨界点到達供給圧
Δt、Δt1、Δt2:臨界点到達時間
SM:脈波信号

Claims (6)

  1. 生体の一部に巻回される圧迫帯に可撓性チューブを介して接続されたコネクタが着脱可能に差し込まれるソケットと、前記ソケットと圧縮性流体の供給源との間の圧力を検出する圧力センサとを備え、前記圧迫帯の圧迫圧を緩やかに変化させる過程で検出される、前記生体の脈拍に同期して順次発生する脈波の振幅値の変化に基づいて前記生体の血圧値を決定する自動血圧測定装置であって、
    前記コネクタ内に前記圧迫帯の種類に対応して設けられ、前記コネクタ内を通過する前記圧縮性流体に前記圧迫帯の種類毎に異なる影響を与える流体回路素子と、
    前記圧迫帯に対して前記圧縮性流体を供給して所定時間後に前記圧縮性流体の供給を停止する圧迫圧制御手段と、
    前記圧迫圧制御手段による前記圧縮性流体の供給圧が、前記圧迫圧制御手段による前記圧縮性流体の供給流量と前記圧迫帯への前記圧縮性流体の流入流量とが等しくなる臨界点に到達したときの臨界点到達供給圧、および、前記圧縮性流体の供給の開始から前記臨界点に至るまでの臨界点到達時間に基づいて、前記圧迫帯の種類を判定する圧迫帯サイズ判定手段とを、備える
    ことを特徴とする自動血圧測定装置。
  2. 前記コネクタは、前記コネクタに差し入れられる第1管状プラグと、前記圧迫帯に接続された可撓性チューブの端部に差し入れられる第2管状プラグと、前記第1管状プラグと前記第2管状プラグとを連結し、前記コネクタ内を通過する前記圧縮性流体に前記圧迫帯の種類毎に異なる影響を与える流体回路素子を収容するコネクタ本体とを、一体に備えるものである
    ことを特徴とする請求項1の自動血圧測定装置。
  3. 前記圧迫帯サイズ判定手段は、前記臨界点到達供給圧および前記臨界点到達時間と、前記圧迫帯の種類との間の予め定められた対応関係を記憶し、実際に得られた前記臨界点到達供給圧および前記臨界点到達時間から、前記対応関係に基づいて、前記圧迫帯の圧迫帯サイズを判定する
    ことを特徴とする請求項1または2の自動血圧測定装置。
  4. 前記圧縮性流体の供給圧は、前記圧力センサにより検出された値である
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1の自動血圧測定装置。
  5. 前記圧迫帯による前記生体の一部に対する圧迫圧を緩やかに下降させる徐速降圧期間に発生する前記圧迫帯の圧力振動から得られる脈波信号の大きさの変化に基づいて前記生体の血圧値を決定する血圧値決定手段を備え、
    前記圧迫圧制御手段は、前記徐速降圧期間において、前記圧迫帯サイズ判定手段により判定された前記圧迫帯の種類に応じて前記圧迫帯からの前記圧縮性流体の排出量を制御する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1の自動血圧測定装置。
  6. 前記圧迫圧制御手段は、前記徐速降圧期間に先立って前記圧迫帯により前記生体の一部を止血するまで圧迫する圧迫期間には、前記圧迫帯サイズ判定手段により判定された前記圧迫帯の種類に応じて前記圧迫帯への前記圧縮性流体の供給量を制御する
    ことを特徴とする請求項5の自動血圧測定装置。
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