JP2020187095A - 放射線検出器 - Google Patents

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龍之介 坂内
Ryunosuke Sakauchi
龍之介 坂内
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Abstract

【課題】 ケーブルを簡便に交換することができる放射線検出器を提供する。【解決手段】 放射線検出器は、放射線検出パネルと、回路基板5と、第1コネクタと、上記第1コネクタを露出させる開口部を有する筐体9と、上記開口部を閉塞する窓部13と、上記開口部が露出する空間につながった通過孔と、ケーブルと、を備える。上記ケーブルは、上記第1コネクタに接続された第2コネクタ41と、第2コネクタ41に連結され上記通過孔を通り筐体9の内部と外部とに位置したケーブル本体と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、放射線検出器に関する。
放射線検出器として、X線検出器(X線画像検出器)が知られている。X線検出器は、X線(放射線)を光に変換する蛍光体膜と、その光を電気信号に変換する複数の光電変換素子とを含んでいる。複数の光電変換素子は2次元的に配置されている。各々の光電変換素子は、フォトセンサとしてのフォトダイオード素子及び薄膜トランジスタ(TFT)を有している。蛍光体膜は、防湿カバーで覆われている。X線検出器は、入射されるX線を2次元的な画像情報として検出し、ケーブルを介してX線画像情報を電気信号として外部に出力することができる。
X線検出器の実用化初期は、比較的大きな線量で静止画像を収集する胸部・一般撮影用にX線検出器が開発されていた。近年においては、様々なタイプのX線検出器が開発されている。例えば、リアルタイム動画を実現させる循環器、消化器分野への応用や、X線検出器の薄型化や軽量化が進んでいる。これにより、X線検出器の持ち運びが可能となったり、X線画像を撮像するためのフィルム媒体が組み込まれたカセッテ(Cartridge)との置き換えが可能となったりしている。
特許第4599282号公報
本実施形態は、ケーブルを簡便に交換することができる放射線検出器を提供する。
一実施形態に係る放射線検出器は、
放射線を検出する放射線検出パネルと、前記放射線検出パネルを駆動する回路基板と、前記回路基板に電気的に接続された第1コネクタと、前記放射線検出パネル、前記回路基板、及び前記第1コネクタを収容し、前記第1コネクタを露出させる開口部を有する筐体と、前記開口部を閉塞する窓部と、前記筐体に形成され、又は、前記窓部に形成され、又は、前記筐体と前記窓部との間に形成され、前記開口部が露出する空間につながった通過孔と、前記第1コネクタに接続された第2コネクタと、前記第2コネクタに連結され前記通過孔を通り前記筐体の内部と外部とに位置したケーブル本体と、を有するケーブルと、を備える。
図1は、一実施形態に係るX線検出器を示す断面図である。 図2は、上記X線検出器の一部を示す分解斜視図である。 図3は、上記X線検出器を示す平面図である。 図4は、図3の線IV−IVに沿ったX線検出器を示す断面図である。 図5は、図3の線V−Vに沿ったX線検出器を示す断面図である。 図6は、上記X線検出器を示す別の平面図であり、ケーブルを交換するためにX線検出器から蓋を取り外した状態を示す図である。 図7は、上記X線検出器を示す別の平面図であり、ケーブルを交換するためにX線検出器から窓部を取り外した状態を示す図である。 図8は、上記実施形態の変形例に係るX線検出器を示す平面図である。 図9は、図8の線IX−IXに沿ったX線検出器を示す断面図である。
以下に、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
まず、本実施形態の基本構想について説明する。
放射線検出器としてのX線検出器(X線画像検出器)の中で、筐体にケーブルが組み込まれているX線検出器がある。ケーブル長は1m程であり、X線検出器の持ち運びを可能としたものである。メリットとしては、X線検出器を持ち運び可能なため、病室や外での医療に利用することができる。また、X線検出器の通信は、有線タイプのため、電波障害等の無線タイプ特有の問題がおこることはない。
しかし、X線検出器において、ケーブルの屈曲等でケーブルに断線が生じ得る。さらに、X線検出器を持ち運びを可能としたことで、落下や衝撃による、ケーブルの接続不良が生じうる。上記のタイプのX線検出器における上記の様な不具合の発生頻度は、他のタイプのX線検出器より高い。また、ケーブルが筐体に組み込まれているため、X線検出器のユーザは、不具合が生じたケーブルを別のケーブルと取り替えることができない。ケーブルを取り替える場合、X線検出器を分解しなければ実施できず、ケーブルの取り替えにかかる修理費及び輸送費が必要以上にかかってしまう。
かかる問題を解決すべく、本実施形態においては、ケーブルを簡便に交換することができるX線検出器を得ることができるものである。次に、上記問題を解決するための手段及び手法について説明する。大まかには、簡単にケーブル交換ができるような構造をX線検出器に設け、不具合が生じた際にケーブルの交換を実施し、ケーブルの接続不良を解決するものである。
図1は、本実施形態に係るX線検出器を示す断面図である。X線検出器は、X線画像検出器であり、X線検出パネルを利用するX線平面検出器である。
図1に示すように、X線検出器は、X線検出パネル2、防湿カバー3、支持基板4、回路基板5、スペーサ8a,8b,8c,8d、筐体9、フレキシブル回路基板10、第1コネクタ12、窓部13、及びケーブル14を備えている。筐体9とケーブル14とが一体となっているため、X線検出器は、テザードタイプのX線検出器である。
図2は、上記X線検出器の一部を示す分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、X線検出パネル2は、X線を検出するように構成されている。X線検出パネル2は、光電変換基板21と、シンチレータ層22とを有している。光電変換基板21は、ガラス基板と、ガラス基板上に2次元的に形成された複数の光検出部28とを備えている。光検出部28は、スイッチング素子としてのTFT(薄膜トランジスタ)26及びフォトセンサとしてのPD(フォトダイオード)27を有している。TFT26及びPD27は、例えばa−Si(アモルファスシリコン)を基材として形成されている。
シンチレータ層22は、光電変換基板21上に直接形成されている。シンチレータ層22は、光電変換基板21のX線の入射側に位置している。シンチレータ層22は、X線を光(蛍光)に変換するものである。なお、PD27は、シンチレータ層22で変換された光を電気信号に変換するものである。シンチレータ層22は、光電変換基板21上にシンチレータ材を蒸着させることにより形成されている。シンチレータ材としては、例えばヨウ化セシウム(CsI)を主成分とする材料を用いることができる。
防湿カバー3は、シンチレータ層22を完全に覆い、シンチレータ層22に封着されている。防湿カバー3は、例えばアルミニウム合金で形成されている。防湿カバー3の厚みが大きくなると、シンチレータ層22に入射されるX線量が減衰し、X線検出パネル2の感度の低下を招いてしまう。このため、防湿カバー3の厚みはなるべく小さくした方が望ましい。
光電変換基板21の外周部には、外部と接続するための複数のパッドが形成されている。複数のパッドは、光電変換基板21の駆動のための電気信号の入力及び出力信号の出力に使用される。
X線検出パネル2及び防湿カバー3の集合体は、薄い部材を積層して構成されているため、上記集合体は、軽く、機械的強度の低いものである。このため、X線検出パネル2は、粘着シートを介して支持基板4の平坦な一面に固定されている。支持基板4は、例えばアルミニウム合金で形成され、X線検出パネル2を安定して保持するために必要な強度を有している。これにより、X線検出器に外部から振動や衝撃が加わった際におけるX線検出パネル2の破損を抑制することができる。
支持基板4の他面には、スペーサ8a,8bを介して回路基板5が固定されている。スペーサ8a,8bを使用することで、主に金属から構成される支持基板4から回路基板5までの電気的絶縁距離を保持することができる。回路基板5及びX線検出パネル2は、フレキシブル回路基板10を介して接続されている。フレキシブル回路基板10と、光電変換基板21との接続には、ACF(非等方性導電フィルム)を利用した熱圧着法が用いられる。この方法により、複数の微細な信号線の電気的接続が確保される。回路基板5には、フレキシブル回路基板10に対応するコネクタが実装されている。回路基板5は、上記コネクタなどを介してX線検出パネル2に電気的に接続されている。回路基板5は、X線検出パネル2を電気的に駆動し、かつ、X線検出パネル2からの出力信号を電気的に処理するものである。
第1コネクタ12は、回路基板5に電気的に接続されている。本実施形態において、第1コネクタ12は、回路基板5に実装されている。
筐体9は、X線検出パネル2、防湿カバー3、支持基板4、回路基板5、第1コネクタ12、フレキシブル回路基板10、及びスペーサ8a,8b,8c,8dを収容している。筐体9は、第1コネクタ12を露出させる開口部OPを有している。筐体9は、入射窓31と、バックカバー32と、入射窓31とバックカバー32との間に位置し入射窓31とバックカバー32とを接続したサイドカバー33と、を有している。入射窓31は、X線検出パネル2と対向している。
バックカバー32は、開口部OPを有している。防湿カバー3、X線検出パネル2、支持基板4、回路基板5、スペーサ8a,8b,8c,8d、及び第1コネクタ12は、入射窓31、バックカバー32、及びサイドカバー33で囲まれた空間に位置している。バックカバー32の内面には、スペーサ8c,8dを介して回路基板5が固定されている。スペーサ8c,8dを使用することで、主に金属から構成されるバックカバー32から回路基板5までの電気的絶縁距離を保持することができる。バックカバー32は、回路基板5及びスペーサ8a,8b,8c,8dを介して支持基板4などを支持している。
バックカバー32とサイドカバー33とは、一体に形成されている。入射窓31は、ねじを利用してサイドカバー33に固定されている。入射窓31はX線を透過するため、X線は入射窓31を透過してX線検出パネル2に入射される。入射窓31は、板状に形成され、筐体9内部を保護する機能を有している。入射窓31は、X線吸収率の低い材料で薄く形成することが望ましい。これにより、入射窓31で生じる、X線の散乱と、X線量の減衰とを低減することができる。そして、薄くて軽いX線検出器を実現することができる。
窓部13は、筐体9の開口部OPを閉塞している。筐体9と窓部13との間には、通過孔hが形成されている。通過孔hは、開口部OPが露出する空間につながっている。
ケーブル14は、第2コネクタ41と、ケーブル本体42と、固定部43と、第3コネクタ44と、有している。第2コネクタ41は、第1コネクタ12に接続されている。ここで、第1コネクタ12は一対の嵌合するコネクタの片方であり、第2コネクタ41は一対の嵌合するコネクタの他方である。本実施形態において、第1コネクタ12はレセプタクルであり、第2コネクタ41はプラグである。ケーブル本体42は、第2コネクタ41に連結され、通過孔hを通り、筐体9の内部と外部とに位置している。固定部43は、ケーブル本体42に固定され、ケーブル本体42の周りを囲んでいる。
ケーブル本体42において、一端は第2コネクタ41に連結され、他端は第3コネクタ44に連結されている。第3コネクタ44は、外部の制御装置(コンピュータ)に接続される。ケーブル14は、回路基板5と上記制御装置との間で通信したり、上記制御装置から電力を取り込んだり、するために利用される。
図3は、X線検出器を示す平面図である。図4は、図3の線IV−IVに沿ったX線検出器を示す断面図である。図5は、図3の線V−Vに沿ったX線検出器を示す断面図である。
図3及び図4に示すように、窓部13は、複数の貫通孔13aと、面13bと、複数の溝部13cと、を有している。貫通孔13aは、窓部13の四隅に設けられている。面13bは、窓部13のうち、回路基板5と対向する側とは反対側の面である。各々の溝部13cは、面13bに形成され、対応する貫通孔13aに隣接している。
X線検出器は、支持部材15、複数のねじ16、複数の蓋17、及び第1シール材18をさらに備えている。
支持部材15は、筐体9の内部に設けられ、筐体9に固定されている。本実施形態において、支持部材15は、回路基板5に実装されている。回路基板5と支持基板4との間に位置する支持部材15は、支持基板4に固定されている。支持部材15は、回路基板5、支持基板4、及びスペーサ8a,8b,8c,8dを介してバックカバー32に間接に固定されている。窓部13と回路基板5との間に位置する支持部材15には、貫通孔13aに重なったねじ穴15aが形成されている。
ねじ16は、貫通孔13aを通り、ねじ穴15aに締め付けられている。なお、貫通孔13aは、ねじ16の頭部に対応した径大部と、ねじ16の軸に対応した径小部と、を含んでいる。
蓋17は、ねじ16の頭部を覆い、貫通孔13aを閉塞している。蓋17は、ねじ16の露出を防止することができる。本実施形態において、蓋17は、貫通孔13aの径大部に締まり嵌め(圧入嵌め)されている。溝部13cは、窓部13と、蓋17の周縁部と、の間に隙間を形成している。そのため、例えばマイナスドライバを上記隙間に差し込み、蓋17を窓部13から容易に外すことができる。取り外した蓋17は、締まり嵌めにより再び貫通孔13aの径大部に装着することができる。蓋17は、貫通孔13aの径大部に着脱可能に取り付けられている。上記のことから、ねじ16及び蓋17は、それぞれ再利用可能である。
第1シール材18は、筐体9と窓部13との間に位置し、筐体9と窓部13との間を気密に閉塞するように構成されている。本実施形態において、筐体9のバックカバー32のうち、窓部13と対向する側の面に溝部32aが形成され、第1シール材18は、溝部32aに配置され、溝部32aに沿って連続的に延在している。第1シール材18は、例えばゴムで形成されている。
ねじ16を締めることで、第1シール材18に圧縮力が加わり、第1シール材18の機能を発揮することができる。第1シール材18は、バックカバー32と窓部13との間を気密に閉塞することができるため、筐体9の内部への、埃などの異物の侵入を抑制することができる。また、第1シール材18をゴムで形成することで、第1シール材18に防水性能を持たせることができる。そのため、第1シール材18は、筐体9の内部への水分の浸入を抑制することができる。
なお、本実施形態と異なり、X線検出器は第1シール材18無しに構成されていてもよい。その際、窓部13自体が、溝部32aに嵌合する構造を有していてもよい。その場合も、筐体9の内部への異物や水分の混入を抑制することができる。
上記のことから、窓部13は、筐体9に着脱可能に取り付けられている。
図3及び図5に示すように、X線検出器は、第2シール材19をさらに備えている。ケーブル14の固定部43は、例えばモールド部材で形成されている。第2シール材19は、通過孔hの内周面Sと固定部43との間に位置し、内周面Sと固定部43との間を気密に閉塞している。本実施形態において、内周面Sは、サイドカバー33と窓部13とで構成されている。第2シール材19は、Oリングであり、ゴムで形成され、固定部43の外面に設けられている。第2シール材19も、第1シール材18と同様に、筐体9の内部への異物や水分の混入を抑制することができる。
また、第2シール材19により、ケーブル14を内周面Sに物理的に固定することができる。第2コネクタ41に引張応力がかかり難いため、第1コネクタ12と第2コネクタ41との接続不良を抑制することができる。
X線検出器は、上記のように形成されている。
次に、X線検出器におけるケーブル14の交換方法について説明する。なお、ケーブル14の交換は、ケーブル14を介した通信にエラーが発生した場合に行う。ケーブル14の不良は、ケーブル本体42における断線、ケーブル本体42から固定部43が剥がれるなどの固定部43の破損、などにより生じる。
図6に示すように、ケーブル14の交換が開始されると、まず、蓋17を窓部13から取外し、ねじ16の頭部を露出させる。
図7に示すように、続いて、ねじ16を緩め、筐体9から窓部13を取外し、第2コネクタ41などを露出させる。なお、バックカバー32の溝部32aは、平面視においてU字状に形成されている。図中、溝部32aには斜線を付している。次いで、第1コネクタ12と第2コネクタ41との接続を解除し、筐体9からケーブル14を取外す。
その後、良品(例えば、新品)のケーブル14を用意し、固定部43の外面に第2シール材19を設ける。続いて、良品のケーブル14の第2コネクタ41を第1コネクタ12に接続し、筐体9にケーブル14を取付ける。
図6に示すように、さらに、ねじ16を利用して筐体9に窓部13を取付ける。
図3に示すように、その後、蓋17を窓部13に取付ける。これにより、X線検出器におけるケーブル14の交換が終了する。
上記のように構成された一実施形態に係るX線検出器によれば、ケーブル14を交換する際、バックカバー32とサイドカバー33とを分解する必要はない。窓部13を取外すことでケーブル14の交換を実施することができる。そのため、ケーブル14の交換にかかる時間を短縮することができる。また、X線検出器の部品を必要以上に分解する必要がないため、筐体9の内部への異物の混入を抑制することができる。
上記のことから、ケーブル14を簡便に交換することができるX線検出器を得ることができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。図8は、本変形例に係るX線検出器を示す平面図である。図9は、図8の線IX−IXに沿ったX線検出器を示す断面図である。窓部13の構造は、上記実施形態における窓部13の構造と異なっていてもよい。
図8及び図9に示すように、筐体9のバックカバー32は、開口部OPの周りに位置し、外部に露出した穴部32bをさらに有している。窓部13は、穴部32bに収容された第1側縁部13dと、第1側縁部13dとは反対側の第2側縁部13eと、をさらに有している。窓部13において、貫通孔13aの個数は、上記実施形態と比較して少ない。本実施形態において、窓部13には2個の貫通孔13aが形成されている。貫通孔13aは、第1側縁部13dより第2側縁部13e側に近接している。ねじ16を締めることで、第1シール材18に圧縮力が加わり、第1シール材18の機能を発揮することができる。
第1側縁部13dは、穴部32bの内部にて第1シール材18から加わる応力によりバックカバー32に固定されている。
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。本変形例では、第1側縁部13dは、穴部32bに嵌められ、固定される。そのため、上記実施形態と比較し、ねじ16の本数を低減することができる。
本発明の上記実施形態を説明したが、上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記の新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記の実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、通過孔hは、筐体9と窓部13との間に形成されていなくともよい。通過孔hは、筐体9のみに形成されていてもよい。又は、通過孔hは、窓部13のみに形成されていてもよい。
上述した技術は、X線検出器への適用に限定されるものではなく、他のX線検出器等、各種の放射線検出器に適用することができる。放射線検出器は、X線検出パネル2の替わりに、放射線を検出する放射線検出パネルを備えていればよい。
2…X線検出パネル、4…支持基板、5…回路基板、9…筐体、
10…フレキシブル回路基板、12…第1コネクタ、13…窓部、13a…貫通孔、
13b…面、13c…溝部、13d…第1側縁部、13e…第2側縁部、
14…ケーブル、15…支持部材、15a…ねじ穴、17…蓋、18…第1シール材、
19…第2シール材、21…光電変換基板、22…シンチレータ層、31…入射窓、
32…バックカバー、32a…溝部、32b…穴部、33…サイドカバー、
41…第2コネクタ、42…ケーブル本体、43…固定部、OP…開口部、
S…内周面、h…通過孔。

Claims (9)

  1. 放射線を検出する放射線検出パネルと、
    前記放射線検出パネルを駆動する回路基板と、
    前記回路基板に電気的に接続された第1コネクタと、
    前記放射線検出パネル、前記回路基板、及び前記第1コネクタを収容し、前記第1コネクタを露出させる開口部を有する筐体と、
    前記開口部を閉塞する窓部と、
    前記筐体に形成され、又は、前記窓部に形成され、又は、前記筐体と前記窓部との間に形成され、前記開口部が露出する空間につながった通過孔と、
    前記第1コネクタに接続された第2コネクタと、前記第2コネクタに連結され前記通過孔を通り前記筐体の内部と外部とに位置したケーブル本体と、を有するケーブルと、を備える、
    放射線検出器。
  2. 前記窓部は、前記筐体に着脱可能に取り付けられている、
    請求項1に記載の放射線検出器。
  3. ねじをさらに備え、
    前記窓部は、貫通孔を有し、
    前記筐体の内部には、前記筐体に固定され前記貫通孔に重なったねじ穴が形成された支持部材が設けられ、
    前記ねじは、前記貫通孔を通り、前記ねじ穴に締め付けられている、
    請求項2に記載の放射線検出器。
  4. 蓋をさらに備え、
    前記窓部は、前記回路基板と対向する側とは反対側の面と、前記面に形成され前記貫通孔に隣接した溝部と、をさらに有し、
    前記蓋は、前記ねじの頭部を覆い、前記貫通孔を閉塞し、
    前記溝部は、前記窓部と前記蓋の周縁部との間に隙間を形成する、
    請求項3に記載の放射線検出器。
  5. 前記筐体は、前記開口部の周りに位置し、外部に露出した穴部をさらに有し、
    前記窓部は、前記穴部に収容された第1側縁部と、前記第1側縁部とは反対側の第2側縁部と、をさらに有し、
    前記貫通孔は、前記第1側縁部より前記第2側縁部側に近接している、
    請求項3に記載の放射線検出器。
  6. 前記筐体と前記窓部との間に位置し、前記筐体と前記窓部との間を気密に閉塞する第1シール材をさらに備える、
    請求項1に記載の放射線検出器。
  7. 第2シール材をさらに備え、
    前記ケーブルは、前記ケーブル本体に固定された固定部をさらに有し、
    前記第2シール材は、前記通過孔の内周面と前記固定部との間に位置し、
    前記内周面と前記固定部との間を気密に閉塞する、
    請求項1又は6に記載の放射線検出器。
  8. 前記固定部は、モールド部材で形成されている、
    請求項7に記載の放射線検出器。
  9. 前記筐体は、入射窓と、バックカバーと、前記入射窓と前記バックカバーとの間に位置し前記入射窓と前記バックカバーとを接続したサイドカバーと、を有し、
    前記バックカバーは、前記開口部を有し、
    前記放射線検出パネル、前記回路基板、及び前記第1コネクタは、前記入射窓、前記バックカバー、及び前記サイドカバーで囲まれた空間に位置している、
    請求項1に記載の放射線検出器。
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