JP2020187032A - 車両用装飾部品 - Google Patents

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幸蔵 廣谷
Kozo Hiroya
幸蔵 廣谷
飯村 公浩
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Abstract

【課題】外観の向上を図りつつ、ヒータ線の電力供給部との接続を容易にする。【解決手段】車両用装飾部品としてのエンブレムは、装飾本体部16及び加熱シート35を備える。加熱シート35は、装飾本体部16の後面よりも前側に配置され、かつ通電により発熱するヒータ線が配線された発熱本体部42と、発熱本体部42から延びる延出部43とを備える。延出部43には、ヒータ線の端部に繋がれた接続部が配線される。ヒータ線には、装飾本体部16の後側に配置された回路基板32から電力が接続部を介して供給される。装飾本体部16には、後方へ突出する取付ボス33が形成され、延出部43には、取付ボス33が挿通される挿通孔44が形成される。装飾本体部16の後側へ回り込むように折曲げられた延出部43が、挿通孔44に挿通された取付ボス33により、折曲げられた状態に保持される。【選択図】図8

Description

本発明は車両用装飾部品に関する。
ミリ波レーダ装置が組み込まれた車両では、同装置からミリ波が車外へ向けて送信される。先行車両、歩行者等を含む車外の物体に当たって反射されたミリ波は、上記ミリ波レーダ装置によって受信される。送信及び受信されたミリ波により、上記物体が認識されたり、車両と物体との距離が検出されたり、車両と物体との相対速度が検出されたりする。
上記車両では、ミリ波の送信方向におけるミリ波レーダ装置の前方に、フロントグリル、エンブレム等の車両用装飾部品が設置される。車両用装飾部品は、ミリ波レーダ装置を隠し、かつミリ波の透過性を有する装飾本体部を備える。
上記車両用装飾部品では、装飾本体部に氷雪が付着するとミリ波が減衰され、ミリ波レーダ装置の検出性能が低下する問題がある。そこで、車両用装飾部品に氷雪の融解機能を付加することが考えられている。
例えば、特許文献1に記載された車両用装飾部品は加熱シートを備える。加熱シートは、通電により発熱するヒータ線が配線された発熱本体部を有する。加熱シートは、さらに、発熱本体部から延びる延出部を備える。延出部には、ヒータ線の端部に繋がれた接続部が配線されている。そして、ヒータ線には、電力供給部からの電力が接続部を介して供給される。
上記車両用装飾部品によると、通電によりヒータ線が発熱する。そのため、車両用装飾部品の意匠面に氷雪が付着しても、ヒータ線が発した熱によって氷雪を融解させ、氷雪の付着に起因するミリ波の減衰を抑制することができる。
特開2017−215242号公報
ところが、上記従来の車両用装飾部品では、加熱シートの延出部が装飾本体部の外形形状よりも外側に飛出すため、このことが車両用装飾部品の外観の低下を招く。また、延出部における接続部を、どのようにして容易に電力供給部に接続するかも問題である。
こうした問題は、ミリ波レーダ装置に限らず、車外の物体を検出するための電磁波を送信及び受信する装置が搭載された車両において、電磁波の送信方向における上記装置の前方に配置される車両用装飾部品であって、加熱シートを備えるものであれば、同様に起り得る。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、外観の向上を図りつつ、ヒータ線の電力供給部との接続を容易にすることのできる車両用装飾部品を提供することにある。
上記課題を解決する車両用装飾部品は、車外の物体を検出するための電磁波を送信及び受信する装置が搭載された車両において、前記電磁波の送信方向における前記装置の前方に配置されて、同車両を装飾し、かつ前記電磁波の透過性を有する装飾本体部と、前記送信方向における前記装飾本体部の後面よりも前側に配置され、かつ通電により発熱するヒータ線が配線された発熱本体部を有する加熱シートとを備え、前記加熱シートは、前記発熱本体部から延びる延出部をさらに備え、前記延出部には、前記ヒータ線の端部に繋がれた接続部が配線され、前記送信方向における前記装飾本体部の後側に配置された電力供給部から前記接続部を介して前記ヒータ線に電力が供給される車両用装飾部品であって、前記装飾本体部には、前記送信方向における後方へ突出する取付ボスが形成され、前記延出部には、前記取付ボスが挿通される挿通孔が形成され、前記送信方向における前記装飾本体部の後側へ回り込むように折曲げられた前記延出部が、前記挿通孔に挿通された前記取付ボスにより、折曲げられた状態に保持されている。
上記の構成によれば、接続部の電力供給部との接続に際し、加熱シートにおける延出部が、装飾本体部の後側へ回り込むように折曲げられる。この折曲げに伴い、挿通孔が、装飾本体部から後方へ突出する取付ボスに接近する。取付ボスが、挿通孔において延出部に挿通されることで、延出部は折曲げられた状態に保持される。そのため、装飾本体部の後側の電力供給部に対する接続部の接続が容易になる。
車両用装飾部品では、上述したように、加熱シートの延出部が装飾本体部の後側へ回り込むように折曲げられているため、延出部のうち、装飾本体部の外形形状よりも外側へ飛出す部分が少なく、飛出すことに起因する外観の低下が抑制される。
上記車両用装飾部品において、前記取付ボスは柱状をなしており、前記延出部は、前記挿通孔に挿通された前記取付ボスのうち、前記送信方向における後端から前方へ離間した被係止部に係止されるものであり、前記挿通孔は、前記延出部の前記発熱本体部からの延出方向に沿って延びる長孔により構成されていることが好ましい。
ここで、延出部の折曲げの起点から取付ボスの後端までの距離に比べ、同起点から被係止部までの距離は短い。
しかし、挿通孔が上記のように、延出部の発熱本体部からの延出方向に沿って延びる長孔によって構成されていれば、接続部の電力供給部との接続に際し、延出部が折曲げられることで、取付ボスの後端から被係止部までの領域を、延出部の挿通孔にスムーズに挿通させることが可能である。
上記車両用装飾部品において、前記取付ボスは柱状をなしており、前記延出部は、前記挿通孔に挿通された前記取付ボスのうち、前記送信方向における後端から前方へ離間した被係止部に係止されるものであり、前記延出部において、前記挿通孔を挟んで前記発熱本体部とは反対側の箇所には、同挿通孔に繋がった状態で切込みが形成されていることが好ましい。
ここで、延出部の折曲げの起点から取付ボスの後端までの距離に比べ、同起点から被係止部までの距離は短い。
しかし、接続部の電力供給部との接続に際し、延出部が折曲げられる過程で、延出部における切込みの周辺部分を同延出部の厚み方向へ変形させることで、取付ボスの後端を延出部に挿通させることが可能である。取付ボスの後端が延出部に挿通された後に、延出部がさらに折曲げられると、同延出部における取付ボスの位置が、切込みから挿通孔へ向う側(折曲げの起点側)へ変化していく。切込みが取付ボスから遠ざかるに従い、延出部における切込みの周辺部分が変形前の形状に戻ろうとする。そして、取付ボスが被係止部まで挿通孔に挿通されると、延出部における切込みの周辺部分が変形前の状態に戻る。このように、取付ボスの後端から被係止部までの領域が、延出部にスムーズに挿通される。
被係止部が挿通孔に挿通された状態で、延出部が、折曲げられる前の形態に戻ろうとして、折曲げの起点側へ移動しようとしても、延出部のうち、変形前の形状に戻った切込みの周辺部分が、その移動を妨げようとする。その結果、延出部は、挿通孔に挿通された被係止部に係止された状態に保持される。
上記車両用装飾部品において、前記切込みは、それぞれ直線状をなす複数の切込み構成部からなり、複数の前記切込み構成部は、それぞれの一方の端部において相互に連結されており、前記複数の切込み構成部の1つは、他の切込み構成部と連結されていない側の端部において前記挿通孔に繋がっていることが好ましい。
切込みが複数の直線状の切込み構成部によって構成され、それらが、それぞれの一方の端部において相互に連結されていると、延出部において、隣合う切込み構成部によって挟まれた箇所は、同延出部の厚み方向へ変形可能である。
従って、接続部の電力供給部との接続に際し、延出部が装飾本体部の後側へ回り込むように折曲げられる過程で、延出部において、隣合う切込み構成部によって挟まれた箇所をそれぞれ延出部の厚み方向へ屈曲させて、同延出部における切込みの周辺部分を開放させることで、その開放部分に取付ボスの後端を挿通させることが可能である。
取付ボスの後端が延出部に挿通された後に、延出部がさらに折曲げられると、同延出部における取付ボスの位置は、挿通孔に繋がっている切込み構成部に沿って、切込みから挿通孔へ向う側(折曲げの起点側)へ変化していく。切込みが取付ボスから遠ざかるに従い、延出部において、隣合う切込み構成部によって挟まれた箇所が屈曲前の形状に戻ろうとする。これに伴い、延出部において開放されていた切込みの周辺部分が閉じられていく。
そのため、延出部が、折曲げられる前の形態に戻ろうとして、折曲げの起点側へ移動しようとしても、延出部のうち、上記のように閉じられた状態の切込みの周辺部分がその移動を妨げようとする。その結果、延出部は、挿通孔に挿通された被係止部に係止された状態に保持される。
上記車両用装飾部品によれば、外観の向上を図りつつ、ヒータ線の電力供給部との接続を容易にすることができる。
第1実施形態におけるエンブレムの正面図。 第1実施形態におけるエンブレムの断面図。 第1実施形態における加熱シートの部分背面図。 図2におけるX部を拡大して示す部分断面図。 第1実施形態において、延出部が装飾本体部の後側へ回り込むように折曲げられて、取付ボスが延出部に挿通された状態を示す背面図。 図5におけるY部を拡大して示す部分背面図。 図6における挿通孔と取付ボスとの位置関係を示す部分背面図。 第1実施形態において、延出部が装飾本体部の後側へ回り込むように折曲げられて、取付ボスが延出部に挿通される様子を説明する部分断面図。 第2実施形態を示す図であり、挿通孔及び切込みと取付ボスとの位置関係を示す部分背面図。 第2実施形態において、延出部が装飾本体部の後側へ回り込むように折曲げられて、取付ボスが延出部に挿通される様子を説明する部分断面図。
(第1実施形態)
以下、車両用装飾部品をエンブレムに具体化した第1実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
なお、以下の記載に関し、車両の前進方向を前方とし、後進方向を後方として説明する。また、上下方向は車両の上下方向を意味し、左右方向は車幅方向であって車両の前進時の左右方向と一致するものとする。また、各図では、エンブレムにおける各部を認識可能な大きさとするために、各部の縮尺を適宜変更して図示している。これらの点は、後述する第2実施形態においても同様である。
図2に示すように、車両10の前部の車幅方向における中央部分であって、フロントグリル11の後方には、前方監視用のミリ波レーダ装置13が配置されている。ミリ波レーダ装置13は、電磁波におけるミリ波14を車外のうち、前方へ向けて送信し、かつ、車外の物体に当たって反射されたミリ波14を受信するセンサ機能を有する。ミリ波14とは、波長が1mm〜10mmであり、周波数が30GHz〜300GHzである電波をいう。
上記フロントグリル11の厚みは、一般的なフロントグリルと同様、一定ではない。また、フロントグリル11では、樹脂製基材の表面に金属めっき層が形成されることがある。従って、フロントグリル11は、送信又は反射されたミリ波と干渉する。このため、フロントグリル11において、ミリ波14の送信方向におけるミリ波レーダ装置13の前方には、窓部12が設けられている。
上記窓部12には、装飾本体部16及び加熱シート35を備えるエンブレム15が装着されている。次に、エンブレム15を構成する各部材について説明する。
<装飾本体部16>
図1及び図2に示すように、装飾本体部16は、前基材17、後基材21、連結部24及び加飾層25を備えている。装飾本体部16は、全体として横長の略楕円の板状をなし、前方へ膨らむように緩やかに湾曲している。
図2及び図4に示すように、前基材17は、装飾本体部16の前側部分を構成する部材である。前基材17は、誘電正接(誘電体内での電気エネルギ損失の度合いを表す指標値)の小さな樹脂材料であるPC(ポリカーボネート)樹脂等の樹脂材料によって透明に形成されている。PC樹脂の誘電正接は、0.006である。誘電正接が小さければ、ミリ波14が熱エネルギに変換され難いため、ミリ波14の減衰を抑制可能である。
前基材17の後部には、前後方向に対し略直交する一般部18と、その一般部18よりも前方へ凹む凹部19とが形成されている。一般部18は、図1におけるエンブレム15の背景領域15aに対応し、凹部19は同エンブレム15の模様領域15bに対応している。ここでは、文字(A)とその周りの環状部分とにより模様領域15bが構成されている。なお、前基材17は、上記PC樹脂と同様に、誘電正接の小さな樹脂材料であるPMMA(ポリメタクリル酸メチル)樹脂によって形成されてもよい。
図2及び図4に示すように、後基材21は、装飾本体部16の後側部分を構成する部材であり、誘電正接の小さな樹脂材料であるAES(アクリロニトリル−エチレン−スチレン共重合)樹脂等の樹脂材料によって、有色に形成されている。AES樹脂の誘電正接は、0.007であり、比誘電率はPC樹脂の比誘電率と略同じである。さらに、後基材21の前部は、上記前基材17の後部の形状に対応した形状に形成されている。すなわち、後基材21の前部であって、前基材17の一般部18の後方となる箇所には、前後方向に対し略直交する一般部22が形成されている。後基材21の前部であって、前基材17の凹部19の後方となる箇所には、一般部22よりも前方へ突出する凸部23が形成されている。
なお、後基材21は、AES樹脂に代えて、前基材17と比誘電率が近い樹脂、例えば、ASA(アクリロニトリル−スチレン−アクリレート共重合)樹脂、PC樹脂、PC/ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合)樹脂等によって形成されてもよい。
連結部24は、装飾本体部16の外周部に沿って設けられることで略楕円形の環状をなしている。連結部24は、例えば、PC樹脂とカーボンブラックとの混合樹脂材料によって黒色に形成されている。連結部24は、前基材17及び後基材21に対し溶着されることで、それらの前基材17及び後基材21を連結している。
<加飾層25>
加飾層25は、前基材17と後基材21との間であって、連結部24によって囲まれた領域に形成されており、ミリ波透過性を有している。加飾層25は、例えば、黒色等の有色加飾層26と光輝加飾層27との組合わせによって構成されている。有色加飾層26は、一般部18の後面に対し、スクリーン印刷等の印刷、ホットスタンプ等が行なわれることにより、形成されている。
光輝加飾層27は、前基材17の凹部19の壁面及び有色加飾層26の後面全体に対し、金属材料としてのインジウム(In)がスパッタリング又は蒸着されることにより、島構造をなすように形成されている。島構造は、金属皮膜が一面に連続しておらず、多数の微細な金属皮膜が島状に互いに僅かに離間し又は一部接触した状態で敷き詰められてなる構造である。この構造を採用することにより、光輝加飾層27は、不連続構造となり、電気抵抗が高くなり、ミリ波透過性を有する。
なお、光輝加飾層27は、インジウム以外の金属材料によって形成されてもよい。
装飾本体部16において、ミリ波が透過される領域は、厚みが一定となるように形成されている。
上記装飾本体部16(後基材21)の後面の周縁部における複数箇所には、同装飾本体部16をフロントグリル11の窓部12に取り付けるための取付部(図示略)が設けられている。取付部は、クリップ、ビス、係合爪等によって構成されている。
図5、図6及び図8に示すように、装飾本体部16の後面下部には、後方へ突出し、かつ下端と後端とが開放された枠部31が形成されている。装飾本体部16よりも後側であって、枠部31によって囲まれた領域には、車両10の電源に接続された回路基板(プリント基板)32が、電力供給部として、起立状態で配置されている。なお、図5及び図6では、回路基板32が二点鎖線で図示されている。回路基板32は、図示しない電源線を有している。電源線は、後述する加熱シート35における接続部41(図3参照)を介してヒータ線37に電力を供給するための電力供給経路の一部を構成するものである。
図5、図6及び図8に示すように、装飾本体部16の後面であって、枠部31によって囲まれた領域の複数箇所からは、柱状の取付ボス33が後方へ向けて突出している。第1実施形態では、装飾本体部16の後面において、左右方向に互いに離間した2箇所からそれぞれ取付ボス33が後方へ突出している。これらの取付ボス33は上記回路基板32を貫通している。各取付ボス33の少なくとも後半部は円柱状をなしている。
<加熱シート35>
図3、図5及び図6に示すように、加熱シート35は、PC樹脂等の透明な樹脂材料によって形成されたシート36と、そのシート36にそれぞれ配線されたヒータ線37及び一対の接続部41とを備えている。
ヒータ線37は、通電により発熱する金属材料、例えば銅からなる導線と、その導線を被覆する合成樹脂製の被覆部とによって構成されている。各接続部41は、導電性を有する金属材料によって形成されており、ヒータ線37の両端部に繋がれている。
加熱シート35は、発熱本体部42及び延出部43を備えている。発熱本体部42は、装飾本体部16と同様の外形形状である横長の略楕円形状に形成されている。図8に示すように、発熱本体部42は、装飾本体部16の前側に配置されている。発熱本体部42は、前基材17の前面に貼合わせられることにより、装飾本体部16に固定されている。図3に示すように、発熱本体部42では、ヒータ線37が波形状に繰り返し屈曲された状態で配線されている。延出部43は、発熱本体部42の下端部から下方へ延びている。延出部43には、上記接続部41が配線されている。
第1実施形態では、延出部43における接続部41が、上記回路基板32の電源線に対して電気的に接続されることにより、ヒータ線37に対する電力供給経路が確立される。
上記回路基板32の電源線に対する接続部41の電気的な接続のために、次の構成が採用されている。
上記延出部43は、図8において二点鎖線で示すように、装飾本体部16の下端部を経由して後側に回り込むように、同装飾本体部16の下面及び後面に沿って折曲げられている。このように折曲げられた延出部43において、上記取付ボス33に対応する2箇所には、図6及び図7に示すように、同取付ボス33が挿通される挿通孔44が形成されている。各取付ボス33は、対応する挿通孔44に挿通されている。図8において二点鎖線で示すように、延出部43は、取付ボス33において、後端33cから前方へ離間した箇所(以下「被係止部33b」という)に係止されることにより、折曲げられた状態に保持されている。図6及び図7に示すように、各挿通孔44は、延出部43の発熱本体部42からの延出方向に延び、かつ取付ボス33の径よりも同方向に長い長孔によって構成されている。
延出部43の発熱本体部42からの延出方向における挿通孔44の両端部のうち、発熱本体部42に近い側の端部(図7では下端部)は、延出部43が折曲げられて略鉛直状態にされたときに、被係止部33bが挿通される箇所に形成されている。各挿通孔44の発熱本体部42から遠い側の端部(図7では上端部)は、延出部43が折曲げられる過程で傾斜した状態にされたときに、後端33cが挿通される箇所に形成されている。
さらに、図2に示すように、各取付ボス33において延出部43よりも後方へ突出した部分は、熱かしめによって溶融されて変形された状態で硬化されている。この変形された部分を、取付ボス33の他の箇所と区別するために、かしめ部33aというものとする。このかしめ部33aにより、延出部43が回路基板32に押付けられた状態に保持されている。
上記枠部31には内蓋45が装着されている。さらに、内蓋45の後側及び下側には、ホットメルトにより形成された封止部46が形成されている。封止部46は、例えば、融雪により生じた水が、枠部31によって囲まれた領域に入り込むのを規制し、耐水性を高めるために設けられている。
そして、上記のように構成されたエンブレム15は、起立させられた状態で窓部12内に配置され、取付部においてフロントグリル11に取り付けられている。
次に、上記のように構成された第1実施形態の作用について説明する。また、上記作用に伴う効果についても併せて説明する。
回路基板32の電源線に対する接続部41の接続に際しては、図8において実線で示す延出部43が、同図8において二点鎖線で示す矢印Aで示すように、装飾本体部16の下端部を経由して後側へ回り込むように折曲げられる。この折曲げに伴い、挿通孔44が、折曲げの起点43aを中心とする円弧に沿って同起点43aの周りを移動し、取付ボス33の後端33cに対し後側から接近する。
ここで、延出部43の上記起点43aから取付ボス33の後端33cまでの距離に比べ、同起点43aから被係止部33bまでの距離は短い。
しかし、挿通孔44が上述したように、延出部43の発熱本体部42からの延出方向に沿って延びる長孔によって構成されている。そのため、延出部43が上記のように折曲げられる過程で、取付ボス33の後端33cが、図7において二点鎖線で示す箇所に挿通される。延出部43がさらに、図8において二点鎖線の矢印Bで示すように折曲げられると、挿通孔44における取付ボス33の位置が、折曲げの起点43a側へ変化してゆく。そして、取付ボス33の被係止部33bは、図7において実線で示す箇所に挿通される。
このように、挿通孔44が長孔によって構成されることで、取付ボス33の後端33cから被係止部33bまでの領域が、挿通孔44において延出部43にスムーズに挿通される。
取付ボス33の上記領域が延出部43に挿通されることで、同延出部43は折曲げられた状態に保持される。そのため、回路基板32の電源線に対する接続部41の接続が容易になる。この接続には、取付ボス33の上記熱かしめが含まれる。
また、上記エンブレム15では、上述したように、加熱シート35の延出部43が装飾本体部16の後側へ回り込むように折曲げられているため、延出部43のうち、装飾本体部16の外形形状よりも外側(下側)へ飛出す部分が少なく、飛出すことに起因する外観の低下を抑制することができる。
ところで、エンブレム15の前面に氷雪が付着した場合には、電源からの電力が、接続部41を介してヒータ線37に供給される。ヒータ線37が通電により発熱する。ヒータ線37が発した熱の一部は、エンブレム15の前面(意匠面)に伝達される。この熱により、エンブレム15の前面に付着している氷雪が融解され、氷雪によるミリ波14の減衰が抑制される。特に、第1実施形態では、加熱シート35が装飾本体部16の前側に配置されている。表現を変えると、ヒータ線37がエンブレム15の最前部に配置されている。そのため、ヒータ線37の発した熱がエンブレム15の前面に伝わりやすく、氷雪を効率よく融解させることができる。
なお、図2及び図4に示すように、ミリ波レーダ装置13からミリ波14が送信されると、そのミリ波14は、エンブレム15の装飾本体部16における後基材21、加飾層25、前基材17と、加熱シート35における発熱本体部42とを順に透過する。透過したミリ波14は、先行車両、歩行者等を含む車両前方の物体に当たって反射された後、加熱シート35における発熱本体部42と、装飾本体部16における前基材17、加飾層25及び後基材21とを順に透過する。装飾本体部16を透過したミリ波14は、ミリ波レーダ装置13によって受信される。ミリ波レーダ装置13では、送信及び受信された上記ミリ波14に基づき、物体の認識や、車両10と同物体との距離、相対速度等の検出が行われる。
エンブレム15は、送信及び反射されたミリ波14が透過する際の妨げとなりにくい。ミリ波14のうち、エンブレム15によって減衰される量を許容範囲にとどめることができる。そのため、ミリ波レーダ装置13に、上記検出等の機能を適正に発揮させることができる。
また、エンブレム15に対し前側から可視光が照射されると、その可視光は、加熱シート35の発熱本体部42と、装飾本体部16の前基材17とを透過し、加飾層25で反射される。車両10の前方からエンブレム15を見ると、発熱本体部42及び前基材17を通して、それらの後側(奥側)に加飾層25が位置するように見える。加飾層25のうち有色加飾層26については、その有色加飾層26の有する色が見える。また、加飾層25のうち光輝加飾層27については、金属のように光り輝いて見える。このように、加飾層25によってエンブレム15が装飾され、同エンブレム15及びその周辺部分の外観が向上する。
なお、可視光の加飾層25での上記反射は、ミリ波レーダ装置13よりも前側で行われる。加飾層25は、ミリ波レーダ装置13を覆い隠す機能を発揮する。そのため、エンブレム15の前側からは、ミリ波レーダ装置13が見えにくい。従って、ミリ波レーダ装置13がエンブレム15を介して透けて見える場合に比べて意匠性が向上する。
第1実施形態によると、上記以外にも、次の効果が得られる。
・図6に示すように、装飾本体部16の互いに離間した2箇所に取付ボス33を設けるとともに、加熱シート35の延出部43の互いに離間した2箇所に挿通孔44を設け、各取付ボス33を、対応する挿通孔44に挿通させている。そのため、取付ボス33が1つのみ設けられて、その取付ボス33が挿通孔44に挿通される場合に比べ、取付ボス33が挿通された延出部43を安定した姿勢に保持することができる。
・回路基板32の電源線に接続部41を電気的に接続させるために、取付ボス33を装飾本体部16に形成し、挿通孔44を延出部43に形成するだけですむ。上記の目的のために、別部品を追加しなくてもよいし、また、複雑な構造を採用しなくてもすむ。
(第2実施形態)
次に、車両用装飾部品をエンブレムに具体化した第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に、図9及び図10を参照して説明する。
第2実施形態では、延出部43における挿通孔51が、第1実施形態の挿通孔44と異なる形状を有している。第2実施形態の挿通孔51は、延出部43が装飾本体部16の後側へ回り込むように折曲げられて略鉛直状態にされたときに、取付ボス33の被係止部33bが挿通される箇所に形成されている。挿通孔51は、直径の異なる2つの半円を組合わせることによって形成されている。大きい方の半円は、延出部43の発熱本体部42からの延出方向について、小さい方の半円よりも、発熱本体部42に近い側に位置している。小さい方の半円の直径は、取付ボス33の被係止部33bの直径よりも僅かに大きい。延出部43の上記延出方向における挿通孔51の寸法は、第1実施形態の挿通孔44における同方向の寸法よりも短い。
延出部43において、次の条件を満たす箇所には、切込み52が同挿通孔51に繋がった状態で形成されている。
・上記延出方向において、挿通孔51を挟んで発熱本体部42とは反対側(図9では上側)の箇所であること。
・延出部43が折曲げられる過程で、傾斜した状態にされたとき、取付ボス33の後端33cと対向する箇所であること。
上記切込み52は、それぞれ直線状をなす複数(第2実施形態では3つ)の切込み構成部53からなる。これらの切込み構成部53は、それぞれの一方の端部において、挿通孔51から離間した箇所で相互に連結されている。表現を変えると、複数の切込み構成部53は、それらの連結部分を中心として放射状に延びている。隣合う切込み構成部53のなす角は、全ての切込み構成部53間で同一に設定されている。複数の切込み構成部53の1つは、他の切込み構成部53と連結されていない側の端部において挿通孔51に繋がっている。この切込み構成部53は、延出部43の上記延出方向に延びている。
上記以外の構成は第1実施形態と同様である。そのため、第1実施形態で説明したものと同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
従って、第2実施形態によると、第1実施形態と同様の作用及び効果が得られる。さらに、第2実施形態によると、次の作用及び効果も得られる。
回路基板32における電源線に対する接続部41の接続に際しては、加熱シート35における延出部43が、図10において二点鎖線の矢印Aで示すように、装飾本体部16の下端部を経由して後側へ回り込むように折曲げられる。この折曲げに伴い、挿通孔51及び切込み52が、折曲げの起点43aを中心とする円弧に沿って、同起点43aの周りを移動し、取付ボス33の後端33cに後側から接近する。
延出部43の起点43aから後端33cまでの距離に比べ、同起点43aから被係止部33bまでの距離が短い点は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、延出部43に挿通孔51に加え切込み52が形成されていて、同延出部43における切込み52の周辺部分が、同延出部43の厚み方向へ変形可能である。
切込み52が複数の直線状の切込み構成部53によって構成されている第2実施形態では、延出部43において、隣合う切込み構成部53によって挟まれた箇所が変形の対象となる。
そのため、延出部43が折曲げられる過程で、同延出部43において、隣合う切込み構成部53によって挟まれた箇所を、延出部43の厚み方向へそれぞれ屈曲させて、同延出部43における切込み52の周辺部分を開放させる。こうすることで、図9において二点鎖線で示すように、その開放部分に取付ボス33の後端33cを挿通させることができる。
後端33cが延出部43に挿通された後に、延出部43がさらに、図10において二点鎖線の矢印Bで示すように折曲げられると、同延出部43における取付ボス33の位置が、挿通孔51に繋がっている切込み構成部53に沿って、切込み52から挿通孔51へ向う側(折曲げの起点43a側)へ変化していく。切込み52が取付ボス33から遠ざかるに従い、延出部43の切込み52の周辺部分、より詳しくは、延出部43において、隣合う切込み構成部53によって挟まれた箇所が、自身の弾性復元力によって、変形(屈曲)前の形状に戻ろうとする。延出部43において開いていた切込み52の周辺部分が閉じていく。そして、取付ボス33の被係止部33bが、図9において実線で示すように、挿通孔51に挿通されたときには、延出部43における切込み52の周辺部分が閉じた状態となる。
このように、挿通孔51に加え、切込み52が設けられることで、延出部43が折曲げられる過程で、取付ボス33の後端33cから被係止部33bまでの領域を、挿通孔51にスムーズに挿通させることができる。
図10において二点鎖線で示すように、被係止部33bが挿通孔51に挿通された状態では、延出部43が自身の弾性復元力(反力)により、折曲げられる前の形態に戻ろうとして、折曲げの起点43a側(図10の下側)へ移動しようとする。しかし、延出部43のうち、変形前の形状に戻って閉じられた状態の切込み52の周辺部分が、上記の移動を妨げようとする。その結果、延出部43は、挿通孔51に挿通された取付ボス33の被係止部33bに係止された状態に保持される。
このように、第2実施形態によると、取付ボス33の被係止部33bが挿通孔51に挿通された後に、同取付ボス33に対する延出部43の位置が変化したり、延出部43が、上記延出方向に対し傾斜した姿勢になったりすることが抑制される。そのため、その後に行われる熱かしめを、延出部43が取付ボス33に対し正確に位置決めされた状態で行うことができる。従って、回路基板32に対する接続部41の接続がより一層容易になる。
第2実施形態によると、上記以外にも、次の効果が得られる。
・延出部43における挿通孔51の形状を第1実施形態における挿通孔44とは異なる形状に変更し、同延出部43に切込み52を追加するだけで、延出部43の取付ボス33に対する位置決めの精度を第1実施形態よりも高めることができる。
また、装飾本体部16、特に取付ボス33に対しては、第1実施形態と同様のものを用いることができる。
なお、上述した各実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。上記実施形態及び以下の変形例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
<エンブレム15について>
・エンブレム15は、楕円とは異なる形状の板状に形成されてもよい。
・エンブレム15は、フロントグリル11に代えて、車体に取り付けられてもよい。
<取付ボス33について>
・第1及び第2実施形態において、装飾本体部16における取付ボス33の形成位置と、延出部43における挿通孔44,51の形成位置とが変更されてもよい。この場合、両取付ボス33及び両挿通孔44,51は、延出部43の発熱本体部42からの延出方向に沿って互いに離間した箇所に形成されてもよい。
また、両取付ボス33及び両挿通孔44,51は、左右方向と上記延出方向の両者に対し傾斜する方向に沿って互いに離間した箇所に形成されてもよい。
・取付ボス33が、装飾本体部16の互いに離間する3箇所以上の箇所に設けられるとともに、取付ボス33と同数の挿通孔44,51が延出部43に形成され、各取付ボス33が、対応する挿通孔44,51に挿通されてもよい。取付ボス33及び挿通孔44,51の組合せの数が多くなるに従い、取付ボス33が挿通された延出部43を安定した姿勢に保持することができる。
この場合、複数の取付ボス33(複数の挿通孔44,51)は、互いに離間した状態で列をなす位置に形成されてもよいし、列をなさない位置に形成されてもよい。
<加熱シート35について>
・発熱本体部42の前後方向における加熱シート35の位置が、装飾本体部16の後面よりも前側であることを条件に、装飾本体部16の前側とは異なる箇所、すなわち、前後方向における中間部分に変更されてもよい。
例えば、前基材17が、前後方向に配置された2つの部材によって構成される場合には、両部材の間に発熱本体部42が配置されてもよい。
・延出部43は、発熱本体部42の上端部から上方へ延出するものであってもよいし、同発熱本体部42の側端部から側方へ延出するものであってもよい。
前者の場合には、電力供給部に対する接続部41の接続に際し、延出部43は装飾本体部16の上端部を経由して後側へ回り込むように折曲げられる。後者の場合には、電力供給部に対する接続部41の接続に際し、延出部43は装飾本体部16の側端部を経由して後側へ回り込むように折曲げられる。
<挿通孔44,51について>
・取付ボス33が第1実施形態よりも短く、後端33cと被係止部33bとが接近している場合には、挿通孔44が長孔に代えて丸孔に変更されてもよい。
・第2実施形態における挿通孔51の形状が、半円の組合せに代えて、単一の円形に変更されてもよい。
<切込み52について>
・第2実施形態における切込み52は、4以上の切込み構成部53によって構成されてもよい。
・切込み52において、隣合う切込み構成部53のなす角が切込み構成部53間で異なってもよい。
・切込み52において、挿通孔51に繋がる切込み構成部53は、延出部43の発熱本体部42からの延出方向に対し傾斜する方向へ延びてもよい。
<その他>
・加熱シート35の前面には、樹脂に対する公知の表面処理剤を塗布することにより、ハードコート層が形成されてもよい。ハードコート層は、加熱シート35の発熱本体部42を前方から保護することで、同発熱本体部42に対して、傷付き防止作用、汚れ防止作用、紫外線カットによる耐光性及び耐候性向上作用、撥水作用の向上等の有用な作用をもたらす。
・上記車両用装飾部品は、車両において、エンブレムとは異なる箇所に配置されて、同車両を装飾する部品に適用されてもよい。
・車外の物体を検出するための電磁波を送信及び受信する装置は、前方監視用以外にも、後方監視用、前側方監視用、及び後側方監視用の装置であってもよい。この場合、車両用装飾部品は、電磁波の送信方向における上記装置の前方に配置される。
ここでの電磁波には、上記ミリ波をはじめとする電波が含まれるほか、赤外線をはじめとする光も含まれるものとする。
10…車両、13…ミリ波レーダ装置、14…ミリ波(電磁波)、15…エンブレム(車両用装飾部品)、16…装飾本体部、32…回路基板(電力供給部)、33…取付ボス、33b…被係止部、33c…後端、35…加熱シート、37…ヒータ線、41…接続部、42…発熱本体部、43…延出部、44,51…挿通孔、52…切込み、53…切込み構成部。

Claims (4)

  1. 車外の物体を検出するための電磁波を送信及び受信する装置が搭載された車両において、前記電磁波の送信方向における前記装置の前方に配置されて、同車両を装飾し、かつ前記電磁波の透過性を有する装飾本体部と、
    前記送信方向における前記装飾本体部の後面よりも前側に配置され、かつ通電により発熱するヒータ線が配線された発熱本体部を有する加熱シートと
    を備え、前記加熱シートは、前記発熱本体部から延びる延出部をさらに備え、前記延出部には、前記ヒータ線の端部に繋がれた接続部が配線され、前記送信方向における前記装飾本体部の後側に配置された電力供給部から前記接続部を介して前記ヒータ線に電力が供給される車両用装飾部品であって、
    前記装飾本体部には、前記送信方向における後方へ突出する取付ボスが形成され、
    前記延出部には、前記取付ボスが挿通される挿通孔が形成され、
    前記送信方向における前記装飾本体部の後側へ回り込むように折曲げられた前記延出部が、前記挿通孔に挿通された前記取付ボスにより、折曲げられた状態に保持されている車両用装飾部品。
  2. 前記取付ボスは柱状をなしており、
    前記延出部は、前記挿通孔に挿通された前記取付ボスのうち、前記送信方向における後端から前方へ離間した被係止部に係止されるものであり、
    前記挿通孔は、前記延出部の前記発熱本体部からの延出方向に沿って延びる長孔により構成されている請求項1に記載の車両用装飾部品。
  3. 前記取付ボスは柱状をなしており、
    前記延出部は、前記挿通孔に挿通された前記取付ボスのうち、前記送信方向における後端から前方へ離間した被係止部に係止されるものであり、
    前記延出部において、前記挿通孔を挟んで前記発熱本体部とは反対側の箇所には、同挿通孔に繋がった状態で切込みが形成されている請求項1に記載の車両用装飾部品。
  4. 前記切込みは、それぞれ直線状をなす複数の切込み構成部からなり、
    複数の前記切込み構成部は、それぞれの一方の端部において相互に連結されており、
    前記複数の切込み構成部の1つは、他の切込み構成部と連結されていない側の端部において前記挿通孔に繋がっている請求項3に記載の車両用装飾部品。
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