JP7095825B1 - 車両用外装部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】機能性フィルムのフィルム本体部が基材から剥がれるのを抑制する。【解決手段】車両用外装部品としてのエンブレム20は、樹脂材料により板状に形成された基材21と、基材21の表面22に貼り付けられたフィルム本体部32を有するヒータフィルム31(機能性フィルム)とを備える。ヒータフィルム31は、フィルム本体部32の周囲に拡張部33をさらに備える。拡張部33には、同拡張部33の厚み方向における少なくとも一方の面において開口する開口部34が形成される。基材21には、樹脂材料により形成された拡張処理部41が繋がっている。拡張処理部41は、開口部34に入り込んだ状態で同開口部34に係合する係合突部44を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、エンブレム、オーナメント、マーク等、車両に取付けられる車両用外装部品に関する。
基材と機能性フィルムとを備える車両用外装部品が知られている。基材は、樹脂材料により板状に形成され、かつ厚み方向における両面に表面及び裏面を有する。機能性フィルムは、上記基材の表面又は裏面に貼り付けられたフィルム本体部を有する。例えば、特許文献1には、機能性フィルムとして、ヒータ線が配線されたヒータフィルムを用いた車両用外装部品が記載されている。
上記車両用外装部品は、例えば、機能性フィルムをインサート部材としたインサート成形法によって形成される。この方法では、機能性フィルムが金型装置内に配置される。型締めされることにより金型装置内に形成されたキャビティに溶融状態の樹脂材料が充填される。樹脂材料が冷却及び硬化することで、フィルム本体部が貼り付けられた状態の基材が形成される。基材の成形時には、溶融状態の樹脂材料の熱によってフィルム本体部の基材との境界部分が溶融する。そのため、フィルム本体部が基材に対し密着した状態で貼り付けられる。
特開2020-5057号公報
ところが、車両用外装部品が組み込まれた車両は、熱、湿度等が過酷な環境下で使用されることがある。そのため、例えば、フィルム本体部が熱により収縮及び膨張を繰り返すと、そのフィルム本体部の周縁部が基材から剥がれる。すると、車両用外装部品の外観が低下したり、剥がれた部分から水が侵入したりするおそれがある。
上記課題を解決する車両用外装部品は、樹脂材料により板状に形成され、かつ厚み方向における両面に表面及び裏面を有する基材と、前記基材の前記表面又は前記裏面に貼り付けられたフィルム本体部を有する機能性フィルムとを備える車両用外装部品であり、前記機能性フィルムは、前記フィルム本体部の周囲に拡張部をさらに備え、前記拡張部には、同拡張部の厚み方向における少なくとも一方の面において開口する開口部が形成され、前記基材には、樹脂材料により形成された拡張処理部が繋がっており、前記拡張処理部は、前記開口部に入り込んだ状態で同開口部に係合する係合突部を備えている。
上記の構成によれば、基材の表面又は裏面に貼り付けられたフィルム本体部の周囲には、拡張部が位置する。拡張部に形成された開口部には、基材に繋がった拡張処理部の係合突部が入り込んだ状態で係合されている。表現を変えると、開口部には係合突部が引っ掛かっている。フィルム本体部は、開口部及び係合突部により、基材に密着した状態に保持される。従って、フィルム本体部は、熱、湿度等から影響を受けて、収縮したり膨張したりしても、基材から剥がれにくい。
上記車両用外装部品において、前記拡張処理部は、前記拡張部の前記厚み方向における片側であり、かつ前記開口部が開口されている側に基部を備えており、前記拡張処理部は、前記基部において前記基材に繋がっており、前記係合突部は、前記基部から前記厚み方向へ突出して、前記開口部に係合されていることが好ましい。
上記の構成によれば、拡張部の厚み方向における片側に配置された基部は、基材に繋がっていて、安定している。係合突部は、上記基部から厚み方向へ突出して、開口部に係合されている。そのため、係合突部は、開口部に係合した状態を安定的に保持し、フィルム本体部が基材から剥がれるのを効果的に抑制する。
上記車両用外装部品において、前記開口部は、前記拡張部の前記厚み方向に貫通された孔により構成され、前記開口部は、前記拡張部の前記厚み方向における両方の面において開口され、前記拡張処理部は、前記拡張部を挟んで前記基部とは反対側に被覆部を備えており、前記基部から突出する前記係合突部は、前記孔を埋めた状態で前記被覆部に接合されていることが好ましい。
上記の構成によれば、拡張部を挟んで基部の反対側に配置された被覆部は、同拡張部を被覆する。そのため、雨水等が、拡張部の基部とは反対側の面において開口する開口部を通って基部側へ浸入しにくくなる。拡張処理部の耐水性が向上する。
上記車両用外装部品において、前記被覆部は、前記係合突部とは別部材により構成され、前記被覆部は、前記係合突部と同一種類の樹脂材料により形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、同一種類の樹脂材料によって形成された係合突部及び被覆部のうち、後で樹脂成形されるものの熱によって、先に形成されたものが溶融しやすい。従って、係合突部が被覆部に対しより密着した状態で強固に接合される。
上記車両用外装部品において、前記開口部は、前記拡張部の厚み方向に貫通された孔により構成され、前記開口部は、前記拡張部の前記厚み方向における両方の面において開口され、前記拡張処理部は、前記拡張部の前記厚み方向における片側に基部を備え、前記拡張処理部は、前記基部において前記基材に繋がっており、前記基部には、同基部の厚み方向に貫通し、かつ前記孔に連通する連通孔が形成されており、前記拡張処理部は、前記拡張部及び前記基部を、同拡張部及び同基部の配列方向における両側から挟み込む箇所に一対の被覆部を備え、前記係合突部は、前記孔及び前記連通孔に係合した状態で両被覆部を連結していることが好ましい。
上記の構成によれば、拡張部の厚み方向における片側に配置された基部は、基材に繋がっていて、安定している。係合突部は、拡張部の孔と、基部の連通孔とに係合した状態で、一対の被覆部を連結している。そのため、係合突部は、開口部に係合した状態を安定的に保持し、フィルム本体部が基材から剥がれるのを効果的に抑制する。
また、拡張部を挟んで基部の反対側に配置された被覆部は、同拡張部を被覆する。そのため、雨水等は、拡張部の基部とは反対側の面において開口する開口部を通って基部側へ浸入しにくくなる。拡張処理部の耐水性が向上する。
上記車両用外装部品において、前記開口部は、前記拡張部の複数箇所に設けられ、前記係合突部は、前記拡張処理部の複数箇所に設けられ、複数の前記開口部には、前記係合突部が係合されていることが好ましい。
上記の構成によれば、拡張部の複数箇所で係合突部が開口部に係合される。従って、拡張部の1箇所で係合突部が開口部に係合される場合に比べ、フィルム本体部が基材から剥がれにくくなる。
上記車両用外装部品において、前記拡張部は、前記フィルム本体部の周縁部の複数箇所に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、フィルム本体部の周縁部の複数箇所に設けられた拡張部において、係合突部の開口部に対する係合が行なわれる。従って、拡張部がフィルム本体部の周縁部の1箇所に設けられ、その拡張部の開口部に係合突部が係合される場合に比べ、フィルム本体部が基材から剥がれにくくなる。
上記車両用外装部品において、前記機能性フィルム及び前記基材は、同一種類の樹脂材料により形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、基材を樹脂成形する際の熱によって、フィルム本体部の基材との境界部分が溶融しやすい。従って、フィルム本体部が基材に対し密着した状態で貼り付けられた車両用外装部品が得られる。
上記車両用外装部品によれば、機能性フィルムのフィルム本体部が基材から剥がれるのを抑制できる。
車両用外装部品をエンブレムに具体化した一実施形態を示す図であり、同エンブレムの正面図である。 上記実施形態における賦形前のヒータフィルムを示す正面図である。 図1のエンブレムの3-3線に沿う方向の断面構造を、ミリ波レーダ装置とともに示す側断面図である。 図3のA部を拡大して示す部分側断面図である。 図1の5-5線断面図である。 上記実施形態におけるエンブレムを、金型装置を用いて製造する工程を説明する部分断面図である。 同じく、上記実施形態におけるエンブレムを、金型装置を用いて製造する工程を説明する部分断面図である。 同じく、上記実施形態におけるエンブレムを、金型装置を用いて製造する工程を説明する部分断面図である。 拡張処理部の変更例を示す部分側断面図である。 同じく、拡張処理部の変更例を示す部分側断面図である。 同じく、拡張処理部の変更例を示す部分側断面図である。 同じく、拡張処理部の変更例を示す部分側断面図である。 同じく、拡張処理部の変更例を示す部分側断面図である。
以下、車両用外装部品を、車両の前部に取付けられるエンブレムに具体化した一実施形態について、図1~図8を参照して説明する。
なお、以下の記載に関し、車両の前進方向を前方とし、後進方向を後方として説明する。また、上下方向は車両の上下方向を意味し、左右方向は車幅方向であって車両の前進時の左右方向と一致するものとする。
図3に示すように、車両10の前部の左右方向における中央部分であって、フロントグリル11の後方には、前方監視用のミリ波レーダ装置13が配置されている。ミリ波レーダ装置13は、電磁波におけるミリ波を車外のうち、前方へ向けて送信し、かつ、車外の物体に当たって反射されたミリ波を受信する機能を有する。
フロントグリル11において、ミリ波レーダ装置13の前方となる箇所には、窓部12が開口されている。窓部12には、本実施形態のエンブレム20が配置されている。エンブレム20は、基材21及び機能性フィルムを備えている。本実施形態では、機能性フィルムとしてヒータフィルム31が用いられている。次に、エンブレム20を構成する各部材について説明する。
<基材21>
基材21は、エンブレム20の骨格部分を構成している。基材21は、樹脂材料、本実施形態ではPC(ポリカーボネート)樹脂によって板状に形成されている。図1に示すように、基材21は、これを前方から見た形状が、上下方向よりも左右方向に寸法の大きな楕円形状をなしている。図3に示すように、基材21は、その厚み方向における両面に表面22及び裏面23を有している。基材21は、その表面22が車両10の前方を向き、かつ裏面23が車両10の後方を向くように、起立した状態で配置される。基材21は、前方へ膨らむように緩やかに湾曲している。
基材21は、ミリ波の透過性を有する単一の層によって構成されている。これに代えて、基材21は、それぞれミリ波の透過性を有する複数の層が前後方向に積層されてなる層構造を有してもよい。複数の層には、加飾層が含まれていてもよい。
ここで、図1に示すように、上記基材21の径方向のうち、中心O(長軸と短軸との交点)に近づく方向を「内方」といい、中心Oから遠ざかる方向を「外方」という。また、基材21の周縁部に沿う方向を「周方向」というものとする。
なお、上記基材21の裏面23の外周部における複数箇所には、エンブレム20をフロントグリル11又は車体に組付けるための取付部(図示略)が設けられている。取付部は、クリップ、ビス、係合爪等によって構成されている。
<ヒータフィルム31>
図2に示すように、ヒータフィルム31は、エンブレム20に融雪機能を付加するためのものである。ヒータフィルム31は、ミリ波の透過性を有するフィルム基材(図示略)上に、通電により発熱するヒータ線(図示略)を配線することにより構成されている。フィルム基材は、樹脂材料、本実施形態ではPC樹脂によって形成されている。フィルム基材は、基材21の表面22に対応した形状、すなわち、前方へ膨らむように緩やかに湾曲した三次元形状をなしている。
図3に示すように、ヒータフィルム31は、上記基材21の表面22に貼り付けられたフィルム本体部32を有している。フィルム本体部32は、基材21と同様、上下方向よりも左右方向に寸法の大きな楕円形状に形成されている。
以上が、エンブレム20の基本構造である。次に、本実施形態のエンブレム20における特徴部分について説明する。
<特徴部分>
図2に示すように、ヒータフィルム31は、フィルム本体部32の周囲に拡張部33を備えている。拡張部33は、フィルム本体部32の周縁部の互いに周方向に離れた複数箇所、本実施形態では3箇所に設けられている。各拡張部33は、フィルム本体部32の周縁部から外方へ延びている。図4に示すように、各拡張部33は、基材21の周縁部に沿って曲げられて後方へ延びている。
各拡張部33の複数箇所には、同拡張部33の厚み方向における少なくとも一方の面において開口する開口部34が形成されている。本実施形態では、開口部34は、拡張部33において、前後方向に互いに離間した2箇所に形成されている。各開口部34は、拡張部33の厚み方向に貫通された孔によって構成されている。各開口部34の開口形状は、フィルム本体部32の径方向よりも周方向に細長い長方形状をなしている(図2参照)。各開口部34は、拡張部33の厚み方向における両方の面において開口されている。
上記基材21には、樹脂材料により形成された拡張処理部41が繋がっている。拡張処理部41は拡張部33と同数設けられている。
各拡張処理部41は、拡張部33の上記厚み方向における片側であり、かつ開口部34が開口されている側に基部42を備えている。拡張処理部41毎の基部42は、基材21の周縁部から後方へ延びている。各拡張処理部41は、基部42の前端部43において、基材21の周縁部に繋がっている。
各拡張処理部41は、開口部34に入り込んだ状態で同開口部34に係合する係合突部44を、同拡張処理部41の複数箇所に備えている。本実施形態では、係合突部44は、基部42において、前後方向に互いに離間した2箇所に形成されている。各係合突部44は、基部42から、同基部42の厚み方向へ突出している。
拡張処理部41毎の基部42及び係合突部44は、樹脂材料、本実施形態ではPC樹脂によって、同基材21に一体に形成されている。各係合突部44は、対応する孔に入り込み、両開口部34に係合されている。各係合突部44は、孔を埋めている。
さらに、各拡張処理部41は、拡張部33を挟んで基部42とは反対側、本実施形態では、基材21の径方向における基部42の外側に被覆部45を備えている。拡張部33と、上記孔を埋めた各係合突部44とは、被覆部45に接合されている。
拡張処理部41毎の被覆部45は、係合突部44とは別部材によって構成されている。各被覆部45は、樹脂材料、本実施形態ではPC樹脂によって形成されている。
図5に示すように、基材21の周方向に隣り合う基部42間には、同基材21の周縁部に沿って周方向に延びるフランジ部46が、同基部42に対し一体に形成されている。フランジ部46は、基材21の周縁部から後方へ突出している。基材21の周方向に隣り合う拡張処理部41毎の基部42は、上記フランジ部46によって連結されている。また、フィルム本体部32の周縁部を挟んで上記フランジ部46とは反対側には、補助被覆部47が形成されている。フィルム本体部32の周縁部は、上記補助被覆部47によって被覆されている。補助被覆部47はフランジ部46に接合されている。
そして、上記のように構成されたエンブレム20は、図3に示すように、起立させられた状態で窓部12に配置され、取付部においてフロントグリル11又は車体に取付けられている。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用について説明する。また、作用に伴い生ずる効果についても併せて説明する。
<(1)フィルム基材の作成について>
(1-1)例えば、フィルム基材形成用の原反(原板)が、打ち抜き、レーザカット等の手段によってトリミングされる。このトリミングは、ヒータフィルム31が平らにされたときの同ヒータフィルム31の外形形状(輪郭)に沿って行なわれる。また、このとき、開口部34の形状に沿ってトリミングが行なわれる。上記トリミングにより、平坦なフィルム基材が得られる。続いて、上記フィルム基材は、プレス加工されることによって、フィルム本体部32に対応する箇所が前方へ膨らむように湾曲し、かつ拡張部33に対応する箇所が後方へ延びる三次元形状となるように賦形される。すると、目的とする形状を有するフィルム基材が得られる。
上記とは異なる次の方法によってフィルム基材が作成されてもよい。例えば、フィルム基材形成用の原反(原板)が、真空賦形等の方法によって、ヒータフィルム31に対応した大まかな三次元形状に賦形される。賦形により得られた中間体が、レーザカット等の手段によって、ヒータフィルム31の外形形状(輪郭)、開口部34の形状等に沿ってトリミングされる。すると、目的とする形状を有するフィルム基材が得られる。
さらに、ヒータフィルム31の形状によっては、次の方法によって、フィルム基材が作成されてもよい。フィルム基材形成の原反(原板)が、打ち抜き、レーザカット等の手段によって、ヒータフィルム31の外形形状(輪郭)、開口部34の形状等に沿ってトリミングされる。トリミングにより得られた中間体が、真空賦形等の方法によって、三次元形状に賦形される。この真空賦形は、開口部34に対応する箇所がテープ等によって塞がれた状態で行なわれる。すると、目的とする形状を有するフィルム基材が得られる。
ここで、本実施形態では、開口部34が拡張部33を厚み方向に貫通する孔によって構成されている。そのため、開口部34が凹部によって構成されている場合に比べ、打ち抜きが容易である。ヒータフィルム31の外形形状に沿ってトリミングを行なう際に、開口部34も打ち抜くことができる。従って、フィルム基材を比較的簡単に低コストで作成できる。
<(2)基材21及び拡張処理部41の成形について>
(2-1)図6に示す金型装置51が用いられて、基材21及び拡張処理部41の基部42が樹脂成形(一次成形)される。金型装置51は、固定型52と、同固定型52に接近及び離間する可動型53とを備えている。賦形されたヒータフィルム31がインサート部材として固定型52に配置される。金型装置51が型締めされることにより、ヒータフィルム31及び固定型52と、可動型53との間にキャビティ54が形成される。図7に示すように、上記キャビティ54に溶融状態の樹脂材料(PC材料)が充填される。溶融状態の樹脂材料は、拡張部33における開口部34(孔)内にも入り込む。開口部34(孔)は溶融状態の樹脂材料によって充填される。上記のように、キャビティ54及び開口部34(孔)に充填された樹脂材料が冷却及び硬化されると、基材21、基部42及び係合突部44が形成される。
ここで、フィルム本体部32及び基材21の形成には、同一種類の樹脂材料(PC樹脂)が用いられている。そのため、基材21を樹脂成形する際の熱によってフィルム本体部32の基材21との境界部分が溶融しやすい。従って、フィルム本体部32が基材21に対し密着した状態で貼り付いた中間体55を得ることができる。
また、拡張部33、基部42及び係合突部44の形成には、同一種類の樹脂材料(PC樹脂)が用いられている。そのため、基部42及び係合突部44を樹脂成形する際の熱によって、拡張部33の基部42及び係合突部44との境界部分が溶融しやすい。従って、拡張部33が基部42及び係合突部44に対し密着した状態で貼り付いた中間体55を得ることができる。
そして、金型装置51が型開きされて、固定型52及び可動型53の間から上記中間体55が取り出される。
(2-2)次に、図8に示す金型装置61が用いられて、被覆部45が樹脂成形(二次成形)される。金型装置61は、固定型62と、同固定型62に接近及び離間する可動型63とを備えている。上記中間体55がインサート部材として固定型62に配置される。金型装置61が型締めされることにより、中間体55及び固定型62と、可動型63との間にキャビティ64が形成される。上記キャビティ64に溶融状態の樹脂材料(PC樹脂)が充填され、冷却及び硬化されると、被覆部45が形成される。
ここで、被覆部45の形成には、拡張部33、基部42及び係合突部44と同一種類の樹脂材料(PC樹脂)が用いられている。拡張部33、基部42及び係合突部44と、被覆部45とのうち、後で樹脂成形される被覆部45の熱によって、先に形成された拡張部33、基部42及び係合突部44の被覆部45との境界部分が溶融しやすい。従って、拡張部33、基部42及び係合突部44が、被覆部45に対しより密着した状態で強固に接合される。このようにして図4に示すエンブレム20が得られる。
そして、金型装置61が型開きされて、固定型62及び可動型63の間から上記エンブレム20が取り出される。
<(3)フィルム本体部32の基材21からの剥離抑制について>
(3-1)図4に示すように、基材21の表面22に貼り付けられたフィルム本体部32の周囲には拡張部33が位置する。拡張部33に形成された開口部34には、基材21に繋がった拡張処理部41の係合突部44が入り込んだ状態で係合されている。表現を変えると、開口部34には係合突部44が引っ掛かっている。そのため、フィルム本体部32は、開口部34及び係合突部44により、基材21の表面22に密着した状態に保持される。従って、本実施形態によると、フィルム本体部32が、熱、湿度等から影響を受けて、収縮したり膨張したりしても、基材21から剥がれるのを抑制できる。
(3-2)特に、本実施形態では、拡張部33の厚み方向における片側に配置された基部42は、基材21に繋がっているため、安定している。係合突部44は、上記基部42から突出して、開口部34に係合されている。そのため、係合突部44が開口部34に係合した状態を安定的に保持できる。フィルム本体部32が基材21から剥がれるのを効果的に抑制できる。
(3-3)本実施形態では、拡張部33を挟んで基部42の反対側に配置された被覆部45が、同拡張部33を被覆する。そのため、雨水等が、拡張部33の基部42とは反対側の面において開口する開口部34を通って基部42側へ浸入しにくくなる。従って、拡張処理部41の耐水性向上を図ることができる。また、フィルム本体部32が基材21から剥がれるのをより一層抑制できる。
(3-4)本実施形態では、開口部34を拡張部33の複数箇所(2箇所)に設けるとともに、係合突部44を拡張処理部41における基部42の複数箇所に設けている。そして、拡張部33毎の複数の開口部34のそれぞれに対し、対応する係合突部44を係合させている。
そのため、拡張部33の1箇所で係合突部44が開口部34に係合される場合に比べ、フィルム本体部32を基材21から剥がれにくくすることができる。
(3-5)本実施形態では、フィルム本体部32の周縁部の複数箇所(3箇所)に設けられた拡張部33において、係合突部44の開口部34に対する係合が行なわれている。従って、拡張部33がフィルム本体部32の周縁部の1箇所に設けられ、その拡張部33の開口部34に係合突部44が係合される場合に比べ、フィルム本体部32を基材21からより剥がれにくくすることができる。
本実施形態によると、上記以外にも、次の効果が得られる。
<(4)ミリ波の透過性について>
図3に示すミリ波レーダ装置13からミリ波が送信されると、そのミリ波は、エンブレム20を透過する。透過したミリ波は、先行車両、歩行者等を含む車両前方の物体に当たって反射された後、再びエンブレム20を透過し、ミリ波レーダ装置13によって受信される。ミリ波レーダ装置13は、送信及び受信した上記ミリ波に基づき、物体を認識し、車両10と同物体との距離、相対速度等を検出する。
本実施形態では、エンブレム20がミリ波の透過性を有している。そのため、エンブレム20は、ミリ波の透過の妨げとなりにくい。
<(5)融雪機能について>
(5-1)エンブレム20、主として意匠面(前面)に氷雪が付着するとミリ波が減衰され、ミリ波レーダ装置13の検出性能が低下するおそれがある。この点、本実施形態のエンブレム20は、ヒータフィルム31を備えている。ヒータフィルム31のヒータ線に通電されることにより、同ヒータ線が発熱する。ヒータ線が発した熱の一部は、エンブレム20の意匠面を含む各部に伝達される。この熱により、上記意匠面等に付着している氷雪を融解させたり、氷雪が意匠面等に付着するのを抑制したりすることができる。その結果、氷雪の付着が原因でミリ波レーダ装置13の検出性能が低下するのを抑制できる。
<(6)エンブレム20の外観について>
(6-1)上記(3-1)で説明したように、本実施形態では、フィルム本体部32が基材21から剥がれるのを抑制している。そのため、フィルム本体部32が剥がれることが原因でエンブレム20の外観が低下するのを抑制できる。
(6-2)図4に示すように、本実施形態では、ヒータフィルム31における拡張部33が、フィルム本体部32の周縁部の後方に位置している。また、基部42が、基材21の周縁部の後方に位置している。
そのため、車両10の前方からエンブレム20を見た場合、拡張部33及び基部42が見えにくい。拡張部33及び拡張処理部41を設けたことによるエンブレム20の外観低下を抑制できる。
なお、上記実施形態は、これを以下のように変更した変更例として実施することもできる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
<基材21について>
・図1において、基材21を前方から見た形状が、上記実施形態とは異なる形状、例えば、円形、多角形等に変更されてもよい。
・基材21が上記実施形態とは異なる樹脂材料によって形成されてもよい。
<拡張処理部41,82について>
図9~図13は、拡張処理部41,82の変更例を示している。
・図9の変更例では、拡張処理部41が、上記被覆部45に加え、拡張部33、基部42及び係合突部44を挟んで同被覆部45とは反対側に被覆部71を備えている。両被覆部45,71は、基部42の後方に隣接する箇所に形成された連結部72によって連結されている。
この変更例によると、被覆部45,71が、拡張部33、基部42及び係合突部44を、基部42等の厚み方向における両側から挟み込んでいる。そのため、上記実施形態よりも、被覆部45が拡張部33、基部42及び係合突部44から脱落しにくくなる。被覆部45が拡張部33、開口部34、基部42及び係合突部44を覆った状態を好適に保持することができる。
・図10の変更例では、基部42が、同基部42の厚み方向に貫通して、上記孔からなる開口部34に連通する連通孔81を有している。拡張処理部82が、拡張部33及び基部42を、それらの配列方向における両側から挟み込む箇所に一対の被覆部83,84を備えている。両被覆部83,84は、基部42の後方に隣接する箇所に形成された連結部86によって連結されている。係合突部85は、孔からなる開口部34と連通孔81とに係合した状態で、両被覆部83,84を連結している。
この変更例によると、拡張部33の厚み方向における片側に配置された基部42は、基材21に繋がっているため、安定している。係合突部85は、拡張部33の開口部34(孔)と、基部42の連通孔81とに係合した状態で、一対の被覆部83,84を連結している。そのため、各係合突部85は、開口部34に係合した状態を安定的に保持し、フィルム本体部32が基材21から剥がれるのを効果的に抑制できる。
また、拡張部33を挟んで基部42の反対側に配置された被覆部83は、同拡張部33を被覆する。そのため、雨水等は、拡張部33の基部42とは反対側の面において開口する開口部34を通って基部42側へ浸入しにくくなる。拡張処理部82の耐水性が向上する。
・図11~図13では、拡張部33がフィルム本体部32の周縁部から、径方向外方へ延びている。これに伴い、拡張処理部41,82における基部42が基材21の周縁部から、径方向外方へ延びている。拡張処理部41,82は、基部42の内端部48において基材21の周縁部に繋がっている。被覆部45,83は、拡張部33及び係合突部44,85よりも前方に位置している。
なお、図11の変更例は、上記実施形態(図4)に対応している。図12の変更例は、上記図9の変更例に対応している。図13の変更例は、上記図10の変更例に対応している。
従って、図11~図13の変更例によると、上記実施形態、図9の変更例及び図10の変更例と同様の作用及び効果を得ることができる。
図11~図13の変更例におけるエンブレム20が組み込まれた車両10を前方から見ると、被覆部45,83が見えるおそれがある。そのため、図11~図13において二点鎖線で示すように、被覆部45,83の前方に別部材91を配置して、同被覆部45,83を見えにくくすることが望ましい。別部材91は、既存の部品であってもよいし、新規に設けられたものであってもよい。
・拡張部33及び拡張処理部41,82の各数が変更されてもよい。
・拡張部33における開口部34の数が変更されてもよい。
・拡張処理部41,82は、基材21の周縁部とは異なる箇所で、同基材21に繋げられてもよい。
・拡張処理部41,82が、上記実施形態とは異なる樹脂材料によって形成されてもよい。
・開口部34は、拡張部33の厚み方向における一方の面において開口する凹部によって構成されてもよい。この場合にも、係合突部44,85を開口部34に係合させることで、上記実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
・開口部34の開口形状が上記実施形態とは異なる開口形状に変更されてもよい。
<機能性フィルムについて>
・機能性フィルムとして、上記実施形態とは異なる機能が付与された機能性フィルムが用いられてもよい。この機能性フィルムには、加飾を目的とした加飾フィルムも含まれる。
・フィルム本体部32は、基材21の表面22に代えて裏面23に貼り付けられてもよい。このように変更した場合にも、上記実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
・ヒータフィルム31のフィルム基材と、基材21とは、互いに異なる種類の樹脂材料によって形成されてもよい。
・基部42と、被覆部45,83,84とは、互いに異なる種類の樹脂材料によって形成されてもよい。
<その他>
・エンブレム20をフロントグリル11又は車体に組付けるための取付部は、上述したように基材21の樹脂成形(一次成形)時に一緒に形成されてもよい。また、上記取付部は、被覆部45,83,84の樹脂成形(二次成形)時に一緒に形成されてもよい。さらに、上記取付部は、基材21、被覆部45,83,84とは別に形成されてもよい。
・上記車両用外装部品は、車外の物体を検出するための電磁波を送信及び受信する装置が搭載された車両に適用可能である。この場合、装置が送信及び受信する電磁波には、ミリ波、赤外線等が含まれる。
・車外の物体を検出するための電磁波を送信及び受信する装置は、前方監視用以外にも、後方監視用、前側方監視用、又は後側方監視用の装置であってもよい。この場合、車両用外装部品は、電磁波の送信方向における上記装置の前方に配置される。
・上記車両用外装部品は、車外の物体を検出するための電磁波を送信及び受信する装置が搭載されない車両に組込まれてもよい。
・上記車両用外装部品は、エンブレム20のほかに、オーナメント、マーク等にも適用可能である。
20…エンブレム(車両用外装部品)
21…基材
22…表面
23…裏面
31…ヒータフィルム(機能性フィルム)
32…フィルム本体部
33…拡張部
34…開口部
41,82…拡張処理部
42…基部
44,85…係合突部
45,71,83,84…被覆部
81…連通孔

Claims (8)

  1. 樹脂材料により板状に形成され、かつ厚み方向における両面に表面及び裏面を有する基材と、
    前記基材の前記表面又は前記裏面に貼り付けられたフィルム本体部を有する機能性フィルムと
    を備える車両用外装部品であり、
    前記機能性フィルムは、前記フィルム本体部の周囲に拡張部をさらに備え、
    前記拡張部には、同拡張部の厚み方向における少なくとも一方の面において開口する開口部が形成され、
    前記基材には、樹脂材料により形成された拡張処理部が繋がっており、
    前記拡張処理部は、前記開口部に入り込んだ状態で同開口部に係合する係合突部を備えている車両用外装部品。
  2. 前記拡張処理部は、前記拡張部の前記厚み方向における片側であり、かつ前記開口部が開口されている側に基部を備えており、
    前記拡張処理部は、前記基部において前記基材に繋がっており、
    前記係合突部は、前記基部から前記厚み方向へ突出して、前記開口部に係合されている請求項1に記載の車両用外装部品。
  3. 前記開口部は、前記拡張部の前記厚み方向に貫通された孔により構成され、
    前記開口部は、前記拡張部の前記厚み方向における両方の面において開口され、
    前記拡張処理部は、前記拡張部を挟んで前記基部とは反対側に被覆部を備えており、
    前記基部から突出する前記係合突部は、前記孔を埋めた状態で前記被覆部に接合されている請求項2に記載の車両用外装部品。
  4. 前記被覆部は、前記係合突部とは別部材により構成され、
    前記被覆部は、前記係合突部と同一種類の樹脂材料により形成されている請求項3に記載の車両用外装部品。
  5. 前記開口部は、前記拡張部の厚み方向に貫通された孔により構成され、
    前記開口部は、前記拡張部の前記厚み方向における両方の面において開口され、
    前記拡張処理部は、前記拡張部の前記厚み方向における片側に基部を備え、
    前記拡張処理部は、前記基部において前記基材に繋がっており、
    前記基部には、同基部の厚み方向に貫通し、かつ前記孔に連通する連通孔が形成されており、
    前記拡張処理部は、前記拡張部及び前記基部を、同拡張部及び同基部の配列方向における両側から挟み込む箇所に一対の被覆部を備え、
    前記係合突部は、前記孔及び前記連通孔に係合した状態で両被覆部を連結している請求項1に記載の車両用外装部品。
  6. 前記開口部は、前記拡張部の複数箇所に設けられ、
    前記係合突部は、前記拡張処理部の複数箇所に設けられ、
    複数の前記開口部には、前記係合突部が係合されている請求項1~5のいずれか1項に記載の車両用外装部品。
  7. 前記拡張部は、前記フィルム本体部の周縁部の複数箇所に設けられている請求項6に記載の車両用外装部品。
  8. 前記機能性フィルム及び前記基材は、同一種類の樹脂材料により形成されている請求項1~7のいずれか1項に記載の車両用外装部品。
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