JP2020186681A - 車載部品のカバーの排水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】凹部における水の滞留を抑制できる車載部品のカバーの排水構造を提供する。【解決手段】シリンダヘッドカバー10の凹部20は、仮想平面に対して傾斜した姿勢で配置される底面31を有し、車幅方向Xに延在する第1延在部30と、第1延在部30の一端から屈曲し、傾斜方向の下側に向かって延在するとともにシリンダヘッドカバー10の頂面10aにおける傾斜方向の下側の縁に開口する排出部40とを有している。第1延在部30の底面31と、底面31における傾斜方向の下側から起立する壁部13の側面13aとにより形成される第1隅部32は、円弧状をなしている。第1隅部32には、曲率半径が排出部40に近づくほど小さくされた第1徐変部33が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、車載部品のカバーの排水構造に関する。
従来、車載内燃機関においては、シリンダヘッドを覆うシリンダヘッドカバーが設けられている。こうしたシリンダヘッドカバーとしては、ブローバイガスに含まれるオイルを気液分離するPCV(Positive Crankcase Ventilation)ルームを有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。同文献1に記載のシリンダヘッドカバーは、複数の気筒の配列方向に沿って延在するとともに互いに並列して設けられた一対のPCVルームを有している。シリンダヘッドカバーの頂面における各PCVルーム同士の間の部分には、上記配列方向に沿って延在する凹部が設けられている。上記凹部には、点火プラグが挿通される複数のプラグ挿通孔が上記配列方向において間隔をおいて形成されている。
特開2008−50953号公報
ところで、特許文献1に記載のものを含む従来のシリンダヘッドカバーにおいては、シリンダヘッドカバーの頂面に飛散して付着した雨水や洗浄水などの水が、凹部内に滞留することがある。この場合には、滞留する水との化学反応によってシリンダヘッドカバーが劣化し、見栄えが損なわれるおそれがある。こうした問題は、樹脂製のシリンダヘッドカバーにおいて特に顕著となる。なお、こうした問題は、車載内燃機関のシリンダヘッドカバーに限られるものではなく、エンジンルームなどに配置される車載部品のカバーにおいては共通して生じるものである。
本発明の目的は、凹部における水の滞留を抑制できる車載部品のカバーの排水構造を提供することにある。
上記目的を達成するための車載部品のカバーの排水構造は、車両の前後方向及び車幅方向の双方に沿う仮想平面に対して傾斜した姿勢で配置される底面を有する凹部が設けられた車載部品のカバーに適用され、前記凹部に付着した水を排出するものであり、前記底面の傾斜方向を傾斜方向とするとき、前記凹部は、前記底面に沿うとともに前記傾斜方向に直交して延在する延在部と、前記延在部の一端から屈曲し、前記傾斜方向の下側に向かって延在するとともに前記カバーの頂面における前記傾斜方向の下側の縁に開口する排出部と、を有しており、前記延在部の前記底面と、当該底面における前記傾斜方向の下側から起立する側面とにより形成される隅部は、円弧状をなしており、前記隅部の曲率半径が前記排出部に近づくほど小さくされた徐変部を有している。
同構成によれば、凹部のうち延在部の底面や側面などに付着した雨水や洗浄水などの水は、隅部に集約されるようになる。ここで、上記隅部は、曲率半径が排出部に近づくほど小さくされた徐変部を有しているため、隅部に集約された水は、徐変部の排出部に向かう下り傾斜を利用して当該排出部に向かって移動しやすくなる。そして、排出部まで移動した水は排出部の下り傾斜を利用して排出されるようになる。したがって、凹部における水の滞留を抑制できる。
本発明によれば、カバーの凹部における水の滞留を抑制できる。
車載部品のカバーの排水構造の一実施形態について、シリンダヘッドカバーを示す平面図。 図1の2−2線に沿った断面図。 同実施形態のシリンダヘッドカバーの斜視図。 第1変更例のシリンダヘッドカバーを示す平面図。 第2変更例のシリンダヘッドカバーを示す平面図。 第3変更例のシリンダヘッドカバーを示す平面図。
以下、図1〜図3を参照して、車載部品のカバーの排水構造を車載内燃機関のシリンダヘッドカバーの排水構造として具体化した一実施形態について説明する。
以降において、車幅方向を車幅方向Xと称し、車両の前後方向を前後方向Yと称する。また、前後方向Yの前側及び後側を単に前側及び後側として説明する。
図1及び図2に示すように、シリンダヘッドカバー10は、車両の前部のエンジンルームに搭載された内燃機関のシリンダヘッド100を覆うカバーである。本実施形態の内燃機関は、気筒の配列方向が車幅方向Xに沿った状態で搭載される直列4気筒の内燃機関である。
図2に示すように、シリンダヘッド100は、車幅方向X及び前後方向Yの双方に沿う仮想平面Vに対して傾斜した姿勢でエンジンルーム内に配置されている。本実施形態のシリンダヘッド100は、前側ほど下側に位置するように傾斜した姿勢で配置されている。したがって、シリンダヘッドカバー10は、前側ほど下側に位置するように傾斜した姿勢で配置されている。なお、シリンダヘッドカバー10は、例えば樹脂材料により形成されている。
図1に示すように、シリンダヘッドカバー10は、車幅方向Xに長い平面視略長方形状をなしている。シリンダヘッドカバー10の頂面10aにおける一般部11には、内燃機関の各気筒に対応して設けられた点火プラグ(図示略)が挿通される4つのプラグ挿通孔11aが車幅方向Xに互いに間隔をおいて形成されている。
図1及び図2に示すように、シリンダヘッドカバー10の外周縁には、外周側に向けて突出した複数の締結部12が設けられている。各締結部12には、ボルト90が挿通されるボルト挿通孔12aが設けられている。各ボルト挿通孔12aに挿通されたボルト90がシリンダヘッド100に螺合することで、シリンダヘッドカバー10がシリンダヘッド100に固定されている。
プラグ挿通孔11aの前方及び後方には、内燃機関のブローバイガスに含まれるオイルを気液分離する一対のPCVルームを形成する壁部13が設けられている。各壁部13は、車幅方向Xに沿って延在している。各壁部13は、一般部11よりも上方に膨出している。
シリンダヘッドカバー10の頂面10aには、シリンダヘッド100に向けて凹設された凹部20が設けられている。
凹部20は、各プラグ挿通孔11aの前方において車幅方向Xに沿って延在する第1延在部30と、第1延在部30の車幅方向Xにおける一方側(図1の右側)の端部から屈曲し、頂面10aにおける前縁に開口する排出部40とを有している。また、凹部20は、前後方向Yにおける第1延在部30を挟んで排出部40とは反対側、より詳細には、各プラグ挿通孔11aの後方において、第1延在部30と並列して設けられた第2延在部50を有している。第1延在部30及び第2延在部50の車幅方向Xにおける他方側(図1の左側)の端部同士は、前後方向Yに沿って延在する連通部60により連通されている。
図2に示すように、第1延在部30の底面31、排出部40の底面41、第2延在部50の底面51、及び連通部60の底面61は、同一平面上に位置するとともに、車幅方向X及び前後方向Yの双方に沿う仮想平面Vに対して傾斜している。より具体的には、各底面41,51,61は、前側ほど下側に位置するように傾斜している。以降において、各底面41,51,61の傾斜方向を傾斜方向Lと称する。
<第1延在部30>
図1〜図3に示すように、第1延在部30の前側、すなわち、底面31における傾斜方向Lの下側には、底面31から起立する壁部13の側面13aが位置している。
底面31と側面13aとにより形成される第1隅部32は、断面円弧状をなしている。この断面は、車幅方向Xに直交する断面である。この円弧の曲率半径の中心は第1延在部30内に位置している。第1隅部32には、上記曲率半径が排出部40に近づくほど徐々に小さくされた第1徐変部33が形成されている。第1徐変部33は、第1延在部30の延在方向、すなわち車幅方向Xの全体にわたって設けられている。したがって、第1徐変部33の上記曲率半径は、第1延在部30の車幅方向Xの他方側(図1の左側)の端部において最大となり、車幅方向Xの一方側(図1の右側)の端部において最小となる。
<排出部40>
図1及び図3に示すように、排出部40の底面41と、両側面40aとにより形成される両隅部42は、断面円弧状をなしている。この断面は、前後方向Yに直交する断面である。各隅部42の曲率半径は、前後方向Yにおいて一定である。
<第2延在部50>
図1及び図3に示すように、第2延在部50の前側、すなわち、底面51における傾斜方向Lの下側には、底面51から起立するとともに一般部11に連なる側面50aが位置している。
底面51と側面50aとにより形成される第2隅部52は、断面円弧状をなしている。この断面は、車幅方向Xに直交する断面である。この円弧の曲率半径の中心は第2延在部50内に位置している。第2隅部52には、曲率半径が連通部60に近づくほど徐々に小さくされた第2徐変部53が形成されている。第2徐変部53は、第2延在部50の延在方向、すなわち車幅方向Xの全体にわたって設けられている。したがって、第2徐変部53の上記曲率半径は、第2延在部50の車幅方向Xの一方側(図1の右側)の端部において最大となり、車幅方向Xの他方側(図1の左側)の端部において最小となる。
なお、図1においては本発明に係る第1徐変部33及び第2徐変部53を、模式的に白抜き三角形にて示す。同三角形は、前後方向Yにおける幅が大きいほど各徐変部33,53における曲率半径が大きいことを示している。
<連通部60>
図1及び図3に示すように、連通部60の底面61と、両側面60aとにより形成される2つの隅部62は、断面円弧状をなしている。この断面は、前後方向Yに直交する断面である。また、この円弧の曲率半径の中心は、連通部60内に位置している。底面61と、車幅方向Xの他方側(図1の左側)の側面60aとにより形成される隅部62には、上記曲率半径が前側から後側に向かうほど徐々に小さくされた第3徐変部63が形成されている。第3徐変部63は、連通部60の前後方向Yの全体にわたって設けられている。
なお、第1延在部30、排出部40、第2延在部50、及び連通部60の隅部同士は、滑らかに連なっている。
<バッフルプレート70>
図2に示すように、シリンダヘッドカバー10の裏面には、樹脂材料からなるバッフルプレート70が溶着されている。バッフルプレート70は、上述した各PCVルームの底部を構成している。また、バッフルプレート70のうち、第1延在部30及び第2延在部50の底面31,51の裏面に溶着される部分には、内燃機関のオイル経路の一部を構成するとともに当該オイルが滴下されるオイル滴下口71が設けられている。このように、各底面31,51の裏面には、バッフルプレート70が溶着されるので、当該裏面は平坦に形成されている。
本実施形態の作用について説明する。
シリンダヘッドカバー10の凹部20の各底面41,51,61は、前側ほど下側に位置するように傾斜している。このため、凹部20のうち第1延在部30の底面31や側面などに付着した雨水や洗浄水などの水は、第1隅部32に集約されるようになる。ここで、第1隅部32は、曲率半径が排出部40に近づくほど小さくされた第1徐変部33を有しているため、第1隅部32に集約された水は、第1徐変部33の排出部40に向かう下り傾斜を利用して排出部40に向かって移動しやすくなる。そして、排出部40まで移動した水は排出部40の下り傾斜を利用して排出されるようになる(以上、作用1)。
また、第2延在部50の底面51や側面などに付着した水は、第2隅部52に集約されるようになる。ここで、第2隅部52は、曲率半径が連通部60に近づくほど小さくされた第2徐変部53を有しているため、第2隅部52に集約された水は、第2徐変部53の連通部60に向かう下り傾斜を利用して連通部60に向かって移動しやすくなる。そして、連通部60まで移動した水は連通部60の下り傾斜を利用して第1延在部30に向かって移動するようになる(以上、作用2)。
本実施形態の効果について説明する。
(1)シリンダヘッドカバー10の凹部20は、仮想平面Vに対して傾斜した姿勢で配置される底面31を有し、車幅方向Xに延在する第1延在部30と、第1延在部30の一端から屈曲し、傾斜方向Lの下側に向かって延在するとともにシリンダヘッドカバー10の頂面10aにおける傾斜方向Lの下側の縁に開口する排出部40とを有している。第1延在部30の底面31と、底面31における傾斜方向Lの下側から起立する壁部13の側面13aとにより形成される第1隅部32は、円弧状をなしている。第1隅部32には、曲率半径が排出部40に近づくほど小さくされた第1徐変部33が設けられている。
こうした構成によれば、上記作用1を奏することから、凹部20における水の滞留を抑制できる。
(2)第1徐変部33は、第1延在部30の車幅方向Xの全体にわたって設けられている。
こうした構成によれば、第1徐変部33の排出部40に向かう下り傾斜を第1延在部30の車幅方向Xの全体にわたって利用することができる。したがって、第1隅部32に集約された水が排出部40に向かって移動しやすくなる。
(3)シリンダヘッドカバー10の凹部20は、第1延在部30を挟んで排出部40とは反対側において第1延在部30と並列して設けられる第2延在部50と、第1延在部30と第2延在部50とを連通する連通部60とを有している。第2延在部50の底面51と、底面51における傾斜方向Lの下側から起立する側面50aとにより形成される第2隅部52は、円弧状をなしており、第2隅部52の曲率半径が連通部60に近づくほど小さくされた第2徐変部53を有している。
こうした構成によれば、上記作用2を奏することから、凹部20における水の滞留を抑制できる。
(4)第2徐変部53は、第2延在部50の車幅方向Xの全体にわたって設けられている。
こうした構成によれば、第2徐変部53の連通部60に向かう下り傾斜を第2延在部50の車幅方向Xの全体にわたって利用することができる。したがって、第2隅部52に集約された水が連通部60に向かって移動しやすくなる。
(5)シリンダヘッドカバー10は、車載内燃機関のシリンダヘッド100を覆うとともに、前側ほど下側に位置するように傾斜した姿勢で配置される。第1延在部30及び第2延在部50は、車幅方向Xに沿って延在しており、排出部40は、頂面10aの前縁に開口するとともに後側に向かって延在している。
車両の前部のエンジンルームに搭載される内燃機関は、車両のボンネットフードの形状に沿うように、前側ほど下側に位置するように傾斜して配置される。このため、シリンダヘッド100を覆うシリンダヘッドカバー10も前側ほど下側に位置するように傾斜して配置される。
上記構成によれば、前側ほど下側に位置するように傾斜して配置されるシリンダヘッドカバー10の既存の構成を利用することでシリンダヘッドカバー10の凹部20における水の滞留を抑制できる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
なお、以下の図4〜図6にそれぞれ示す第1変更例〜第3変更例において、上記実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すとともに、対応する構成については、「100」、「200」、及び「300」をそれぞれ加算した符号を付すことにより、重複した説明を省略する。また、第1変更例〜第3変更例における第1延在部及び第2延在部について、第1徐変部及び第2徐変部の曲率半径が最大及び最小となる端部をそれぞれ最大端及び最小端として説明する。また、図4〜6において、各延在部のうち、白抜き三角形の前後方向Yにおける幅が最大及び最小となる端部がそれぞれ最大端及び最小端である。なお、第1変更例〜第3変更例におけるシリンダヘッドカバー110,210,310は、前側ほど下方に位置するように傾斜した姿勢で配置されている。
・図4に示すように、2つの排出部140を有する凹部120を採用することもできる。凹部120は、車幅方向Xに互いに間隔をおいて設けられ、最小端が最大端よりも車幅方向Xの内側に位置する2つの第1延在部130と、各第1延在部130の最小端から屈曲して延在する2つの排出部140とを有している。また、凹部120は、最大端同士が連なる2つの第2延在部150と、各第1延在部130の最大端と各第2延在部150の最小端とを連通する連通部160とを有している。こうした構成によれば、シリンダヘッドカバー110は、車幅方向Xの両側に2つの排出部140を有しているため、1つの排出部を有するシリンダヘッドカバーと比較して、凹部120内の水が早期に排出される。
・図5に示すように、2つずつ設けられた第1延在部230、第2延在部250、及び連通部260により構成され、平面視において環状をなす2つの環状部221(同図において一点鎖線にて囲まれた部分)と、各環状部221に連なる2つの排出部240とを有する凹部220を採用することもできる。本変更例の環状部221は、最小端において1つの排出部240を共有する2つの第1延在部230と、最大端同士が連なる2つの第2延在部250と、各第1延在部230の最大端と各第2延在部250の最小端とを連通する2つの連通部260とを有している。本変更例では、2つの環状部221が車幅方向Xに隣り合って設けられており、これら環状部221は、シリンダヘッドカバー210の車幅方向Xの中央部に位置する連通部260を共有している。こうした構成によれば、連通部260の数を増やすことができるため、凹部220内の水が各第2延在部250から各第1延在部230に移動しやすくなる。なお、本変更例の凹部220は、2つの環状部221を有するものであったが、1つまたは3つ以上の環状部221を有する凹部を採用することもできる。
・図6に示すように、シリンダヘッドカバー310は、気筒の配列方向が前後方向Yに沿った状態で搭載される内燃機関、所謂縦置き型の内燃機関のシリンダヘッドを覆うものであってもよい。この場合、凹部320は、シリンダヘッドカバー310の後側において最大端同士が連なる2つの第1延在部330と、各第1延在部330の最小端から屈曲して延在する2つの排出部340とを有していることが好ましい。この場合であっても、上記効果(1)を奏することができる。
・排出部40及び連通部60は、前後方向Yに沿って延在するものに限らず、前後方向Yに対して傾斜して延在するものであってもよい。
・第1徐変部33及び第2徐変部53の円弧の曲率半径が小さくなる側の端部は、第1延在部30及び第2延在部50における車幅方向Xの途中の部分に設定されるものであってもよい。この場合、第1延在部30における上記端部と排出部40との間の部分は、車幅方向Xにおいて一定の曲率半径を有していることが好ましい。また、第2延在部50における上記端部と連通部60との間の部分は、車幅方向Xにおいて一定の曲率半径を有していることが好ましい。
・第1延在部30の側面は、PCVルームを形成する壁部13の側面13aにより構成されるものでなくてもよい。他に例えば、頂面10aから突出するリブなどの突部の側面により構成されるものであってもよい。
・シリンダヘッドカバー10は、アルミニウム合金などの金属製であってもよい。
・本発明は、シリンダヘッドを覆うシリンダヘッドカバーに適用されるものに限定されず、エンジンルームなどに配置される他の車載部品を覆うカバーに対して適用することもできる。
10,110,210,310…シリンダヘッドカバー、10a…頂面、11…一般部、11a…プラグ挿通孔、12…締結部、12a…ボルト挿通孔、13…壁部、13a…側面、20,120,220,320…凹部、30,130,230,330…第1延在部、31…底面、32…第1隅部、33,133,233,333…第1徐変部、40,140,240,340…排出部、40a…側面、41…底面、50,150,250…第2延在部、42…隅部、50a…側面、51…底面、52…第2隅部、53,153,253…第2徐変部、60,160,260…連通部、60a…側面、61…底面、62…隅部、63…第3徐変部、70…バッフルプレート、71…オイル滴下口、90…ボルト、100…シリンダヘッド、221…環状部。

Claims (4)

  1. 車両の前後方向及び車幅方向の双方に沿う仮想平面に対して傾斜した姿勢で配置される底面を有する凹部が設けられた車載部品のカバーに適用され、前記凹部に付着した水を排出する排水構造であって、
    前記底面の傾斜方向を傾斜方向とするとき、
    前記凹部は、
    前記底面に沿うとともに前記傾斜方向に直交して延在する延在部と、
    前記延在部の一端から屈曲し、前記傾斜方向の下側に向かって延在するとともに前記カバーの頂面における前記傾斜方向の下側の縁に開口する排出部と、を有しており、
    前記延在部の前記底面と、当該底面における前記傾斜方向の下側から起立する側面とにより形成される隅部は、円弧状をなしており、
    前記隅部の曲率半径が前記排出部に近づくほど小さくされた徐変部を有している、
    車載部品のカバーの排水構造。
  2. 前記徐変部は、前記延在部の延在方向の全体にわたって設けられている、
    請求項1に記載の車載部品のカバーの排水構造。
  3. 前記延在部、前記隅部、及び前記徐変部を、それぞれ第1延在部、第1隅部、及び第1徐変部とするとき、
    前記凹部は、
    前記第1延在部を挟んで前記排出部とは反対側において前記第1延在部と並列して設けられる第2延在部と、
    前記第1延在部と前記第2延在部とを連通する連通部と、を有しており、
    前記第2延在部の底面と、当該底面における前記傾斜方向の下側から起立する側面とにより形成される第2隅部は、円弧状をなしており、
    前記第2隅部の曲率半径が前記連通部に近づくほど小さくされた第2徐変部を有している、
    請求項1または請求項2に記載の車載部品のカバーの排水構造。
  4. 車両の前後方向を前後方向とするとき、
    前記カバーは、車載内燃機関のシリンダヘッドを覆うとともに、前側ほど下側に位置するように傾斜した姿勢で配置されるシリンダヘッドカバーであり、
    前記延在部は、車幅方向に沿って延在しており、
    前記排出部は、前記頂面の前縁に開口するとともに後側に向かって延在している、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車載部品のカバーの排水構造。
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