JP2020182074A - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置及び画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020182074A
JP2020182074A JP2019083183A JP2019083183A JP2020182074A JP 2020182074 A JP2020182074 A JP 2020182074A JP 2019083183 A JP2019083183 A JP 2019083183A JP 2019083183 A JP2019083183 A JP 2019083183A JP 2020182074 A JP2020182074 A JP 2020182074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
acquisition unit
reflection image
difference
metallic luster
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019083183A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7334458B2 (ja
Inventor
良隆 桑田
Yoshitaka Kuwata
良隆 桑田
針貝 潤吾
Jungo Harigai
潤吾 針貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2019083183A priority Critical patent/JP7334458B2/ja
Priority to US16/731,054 priority patent/US11017564B2/en
Priority to CN202010080885.6A priority patent/CN111862293A/zh
Publication of JP2020182074A publication Critical patent/JP2020182074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7334458B2 publication Critical patent/JP7334458B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/50Lighting effects
    • G06T15/506Illumination models
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/001Texturing; Colouring; Generation of texture or colour
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/60Editing figures and text; Combining figures or text
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/40Analysis of texture
    • G06T7/41Analysis of texture based on statistical description of texture
    • G06T7/44Analysis of texture based on statistical description of texture using image operators, e.g. filters, edge density metrics or local histograms
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/90Determination of colour characteristics

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Probability & Statistics with Applications (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Image Generation (AREA)

Abstract

【課題】多数の角度からカメラで撮影することで得られる多数の画像データを用いて物体表面の質感を表現する場合に比べて、より少ない画像データと演算で物体表面の質感を表現可能な画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。【解決手段】画像処理装置30は、物体表面の拡散反射画像を取得する拡散反射画像取得部32と、物体表面の鏡面反射画像を取得する鏡面反射画像取得部34と、拡散反射画像と鏡面反射画像との彩度の差分画像を取得する彩度差分画像取得部38と、彩度の差分の大きさを金属の光沢度合いを表す物体表面情報として出力する金属光沢度合い判定部40と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
物体表面の質感(光沢感や凹凸感など)を再現するために、モデルとして双方向反射率分布関数(Bidirectional Reflectance Distribution、以下BRDFと称する。)を用いる技術が知られている。
特許文献1には、BRDFのモデル係数を決める方法として、BRDFを取得し、取得したBRDFにフィッティングするモデル係数を最小二乗法等で推定する手法が記載されている。
また、特許文献2には、多数の角度から光を照射し、多数の角度からカメラで撮影して、照射角度や撮影角度と撮影画像の輝度との変換テーブルを用意し、変換テーブルの補間処理で注目位置の輝度を算出する方法が記載されている。
特開2015−49691号公報 特開2005−115645号公報
BRDFを取得する技術では、入射角や受光角を変更して反射率分布を測定するためデータの取得に時間がかかる。また、多数の角度から光を入射し、多数の角度からカメラで撮影して、多数の画像データを用いてBRDFを推定する技術では、画像データの取得に膨大な時間がかかると共に、正確な光沢情報を得るために、多数の角度から撮影した画像データがあり、多くの計算量が必要となる。そこで、本発明は、多数の角度からカメラで撮影することで得られる多数の画像データを用いて物体表面の質感を表現する場合に比べて、より少ない画像データと演算で物体表面の質感を表現可能な画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像処理装置は、物体表面の拡散反射画像と前記物体表面の鏡面反射画像とを取得する取得部と、前記拡散反射画像と前記鏡面反射画像とを用いて、前記拡散反射画像の彩度または前記彩度を表す値が前記鏡面反射画像より高いほど照明の色が強くなるように前記物体表面を再現する再現部と、を含む。
請求項2に記載の画像処理装置は、物体表面の拡散反射画像と前記物体表面の鏡面反射画像とを取得する取得部と、前記拡散反射画像と前記鏡面反射画像とを用いて、前記鏡面反射画像の彩度または前記彩度を表す値が前記拡散反射画像より高いほど前記物体表面の金属の光沢度合いを高く表した物体表面情報を出力する出力部と、を含む。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記出力部は、前記拡散反射画像の彩度と前記鏡面反射画像の彩度の差分画像を前記物体表面情報として出力する。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記出力部は、前記取得部によって取得された前記拡散反射画像のうち最大色と最小色を抽出し、抽出した前記最大色と前記最小色の各々の前記拡散反射画像と前記鏡面反射画像の差分画像を前記物体表面情報として出力する。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか1項に記載の発明において、前記出力部によって出力された前記物体表面情報を用いて色成分の有無を選択し、選択した色成分の有無に対応する、前記拡散反射画像と前記鏡面反射画像の差分画像を取得する画像取得部と、前記取得部によって取得された前記拡散反射画像と、前記画像取得部によって取得された差分画像とを用いて、前記物体表面の反射率分布関数を算出する反射率分布関数算出部と、前記反射率分布関数算出部によって算出された前記反射率分布関数を用いて、前記物体表面の向きの変化に対応した前記物体表面の反射色を表示する表示部と、を含む。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記画像取得部は、金属の光沢度合いが予め定めた金属光沢度合いより高い場合に色成分のある差分画像を取得し、金属の光沢度合いが前記予め定めた金属光沢度合い以下の場合は色成分のない差分画像を取得する。
請求項7に記載の発明は、請求項2〜4の何れか1項に記載の発明において、前記出力部によって出力された前記物体表面情報を用いて色成分の有無を選択し、選択した色成分の有無に対応する、前記拡散反射画像と前記鏡面反射画像の差分画像を取得する画像取得部と、前記取得部によって取得された前記拡散反射画像と、前記画像取得部によって取得された差分画像とを用いて、記録材データに変換する変換部と、を更に含む。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記画像取得部は、金属の光沢度合いが予め定めた金属光沢度合いより高い場合に色成分のある差分画像を取得し、金属の光沢度合いが前記予め定めた金属光沢度合い以下の場合は色成分のない差分画像を取得し、前記変換部は、金属の光沢度合いが前記予め定めた金属光沢度合いより高い場合に前記取得部によって取得された前記拡散反射画像と前記画像取得部によって取得された前記色成分のある差分画像から金属成分を含む記録材データに変換し、金属の光沢度合いが前記予め定めた金属光沢度合い以下の場合は前記取得部によって取得された前記拡散反射画像と前記画像取得部によって取得された前記色成分のない差分画像から金属成分を含まない記録材データに変換する。
請求項9に記載の画像処理プログラムは、コンピュータを、請求項1〜8の何れか1項に記載の画像処理装置の各部として機能させる。
請求項1に記載の情報処理装置によれば、多数の角度からカメラで撮影することで得られる多数の画像データを用いて物体表面の質感を表現する場合に比べて、より少ない画像データと演算で物体表面の質感を表現可能な画像処理装置を提供できる。
請求項2に記載の発明によれば、多数の角度からカメラで撮影することで得られる多数の画像データを用いて物体表面の質感を表現する場合に比べて、より少ない画像データと演算で物体表面の質感を表現可能な画像処理装置を提供できる。
請求項3に記載の発明によれば、物体表面の金属の光沢と非金属の光沢とを区別して表現することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、物体表面の金属の光沢と非金属の光沢とを区別して表現することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、物体表面の金属の光沢と非金属の光沢とを区別して再現した画像を表示できる。
請求項6に記載の発明によれば、色成分のある差分画像と色成分のない差分画像により金属の光沢と非金属の光沢を区別して再現した画像を表示できる。
請求項7に記載の発明によれば、物体表面の金属の光沢と非金属の光沢とを区別して再現した画像を記録媒体に形成できる。
請求項8に記載の発明によれば、色成分のある差分画像と色成分のない差分画像により金属の光沢と非金属の光沢を区別して再現した画像を記録媒体に形成できる。
請求項9に記載の発明によれば、多数の角度からカメラで撮影することで得られる多数の画像データを用いて物体表面の質感を表現する場合に比べて、より少ない画像データと演算で物体表面の質感を表現可能な画像処理プログラムを提供できる。
質感読取装置の概略構成を示す図である。 第1実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態における金属光沢度合い判定部による金属の光沢度合いの判定の一例を説明するための図である。 第1実施形態に係る画像処理装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態における金属光沢度合い判定部による金属の光沢度合いの判定の一例を説明するための図である。 第2実施形態に係る画像処理装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る表示装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係る画像形成装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本実施形態の一例を詳細に説明する。図1は、質感読取装置の概略構成を示す図である。
質感読取装置10は、物体12の表面特性を光学的に読み取り、その読取結果を表す画像情報を生成する。物体12は、本実施形態では平面物体として説明するが、平面に限るものではない。質感読取装置10が生成する画像情報には、拡散反射光に基づく画像情報と鏡面反射光に基づく画像情報とが含まれる。質感読取装置10は、プラテンガラス14と、キャリッジ16と、光源18、20、22と、結像光学系24、センサ26とを備える。なお、本実施形態では、質感読取装置10は、平面の物体12を一例として読み取る例を説明するが、3次元の物体を読み取ってもよい。
質感読取装置10は、図示する各部の構成を紙面に垂直な方向に対して予め決められた幅で配置されている。この方向は、質感読取装置10の主走査方向となり、図中矢印が示す方向は、質感読取装置10の副走査方向となる。
プラテンガラス14は、読取対象である物体12を支持する透明のガラス板で構成されている。なお、プラテンガラス14は、ガラス板に限らず、例えばアクリル板などであってもよい。また、図示を省略するが、外光を遮断するようにプラテンガラス14を覆い、物体12を挟み込むプラテンカバーを備えていてもよい。
キャリッジ16は、物体12を読み取る際に、予め定めた速度で副走査方向に移動する。キャリッジ16は、光源18、20、22を内部に備える。光源18は、物体12の法線方向に対してキャリッジ16の移動方向前側から45°の入射角度で物体12に光を照射することで、物体12からの拡散反射光を読み取るための光を照射する。光源20は、物体12の法線方向に対してキャリッジ16の移動方向後側から45°の入射角度で光を照射することで、物体12からの拡散反射光を読み取るための光を照射する。他方で、光源22は、物体12の法線方向に対して10°の入射角度で光を照射することで、物体12からの鏡面反射光を読み取るための光を照射する。
光源22は、その反射光の主光線を遮ることがない位置に設けられる。光源22が照射する光の入射角度は実施形態では10°とするが、10°に限定されるものではなく、例えば、5°〜10°程度であってもよい。光源22により照射された光の反射光は、物体12の法線方向に進行するものが読み取られる。
また、光源22は、照射する光の角度が狭いことが望ましい。光源22が照射する光の角度が比較的大きい場合には、光源22が照射する光の角度を制限するカバー等を設けてもよい。さらに、光源22は、物体12の光沢情報を読み取るためのものであるため、光源18、20に比べ、主走査方向についての輝度がなるべく一様かつ連続であることが望ましい。
光源22の一例としては、蛍光ランプや希ガス蛍光ランプ(キセノン蛍光ランプ等)等の白色光を適用する。また、光源22は、白色のLEDを主走査方向に複数配列し、拡散板などを用いて主走査方向の輝度分布を均一化したものであってもよい。
キャリッジ16は、さらに結像光学系24及びセンサ26を内部に備える。結像光学系24は反射ミラーや結像レンズで構成され、物体12からの拡散反射光及び鏡面反射光をセンサ26に結像させる。センサ26は、結像光学系24により結像された拡散反射光及び鏡面反射光を受け、受けた光に応じた画像信号を生成する。センサ26は、CCD(Charge Coupled Device)リニアイメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の受光素子で構成され、受光した光をその強弱を表す信号に変換する。また、センサ26は、カラーフィルタを備え、物体12の色を表す画像情報を生成する。センサ26は、拡散反射光を受光して得られた拡散反射画像情報、及び鏡面反射光を受光して得られた鏡面反射画像情報を外部装置等に出力する。
通常の画像読取装置は、光源18或いは光源20により物体12の法線方向に対して45°の入射角度で光を照射することで、物体12からの拡散反射光を読み取る構成である。一方、本実施形態の質感読取装置10は、これに加えて光源22により物体12の法線方向に対して10°の入射角度で光を照射することで、物体12からの鏡面反射光を読み取る構成である。
図1に示す質感読取装置10では、2次元平面の各画素で入射角及び受光角が一定である。このため、拡散反射の条件である光源入射角45°で取得した画像と、鏡面反射の条件である光源入射角10°で取得した画像との差分を演算することで、金属光沢情報が正確に抽出される。すなわち、簡易な差分演算で、金属光沢の領域と2次元平面の鏡面反射率を一度に取得される。なお、拡散反射の条件と鏡面反射の条件は、同一の白色校正板でキャリブレーションが行われることで、簡易な差分演算で光沢情報が抽出される。
(第1実施形態)
続いて、本実施形態に係る画像処理装置について説明する。図2は、本実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像処理装置30は、図1に示す質感読取装置10で得られた拡散反射画像と鏡面反射画像とを取得して処理し、物体12の表面の金属の光沢度合いを表す情報を出力する。本実施形態では、差分演算として鏡面反射画像から拡散反射画像を差分する例として説明する。R(赤)、G(緑)、B(青)の差分値、または、L*(明度)の差分値が正の(0より大きい)場合に物体表面に光沢があると判定され、光沢があると判定された物体表面の中で、金属の光沢度合いを判定する。以降に説明するブロック図とフローチャートは、物体表面に光沢があると判定されていることが前提条件になる。
ここで、物体表面の光沢には、鏡面反射が色づく金属光沢と、鏡面反射が色づかない非金属光沢とがある。金属光沢と、金属以外の樹脂等の非金属光沢とで観察される光沢の様子が異なる。具体的には、金属の場合は、照明光を照射した場合に、金属の色や金属表面に存在する金属を含む層の色等に応じて照明光の色が変化した光が観察される。一方、非金属の場合は、照明光を照射した場合に、照明光の色が主に観察される。金属の光沢度合いとは、どのくらいの金属光沢であるかを表すものであり、本実施形態に係る画像処理装置30は、金属の光沢度合いを導出するものである。
画像処理装置30は、拡散反射画像取得部32、鏡面反射画像取得部34、RGB→L*C*H*変換部36、彩度差分画像取得部38、及び金属光沢度合い判定部40の機能を備えている。画像処理装置30は、CPU(Central processing Unit)、ROM(Read only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等がバスを介して相互に通信可能に接続されたコンピュータで構成されている。CPUは、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPUは、ROMからプログラムを読み出し、RAMを作業領域としてプログラムを実行する。CPUは、ROMに記録されているプログラムに従って、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROMには、上述の各機能を実行するためのプログラムが格納されている。なお、拡散反射画像取得部32及び鏡面反射画像取得部34は取得部に対応し、RGB→L*C*H*変換部36、彩度差分画像取得部38、及び金属光沢度合い判定部40は出力部に対応する。
拡散反射画像取得部32及び鏡面反射画像取得部34は、それぞれ質感読取装置10で得られた拡散反射画像及び鏡面反射画像を取得する。拡散反射画像取得部32及び鏡面反射画像取得部34は、それぞれ質感読取装置10に接続され、質感読取装置10からこれらの画像を取得してもよい。或いは、質感読取装置10にネットワークを介して接続されたサーバ等を介してこれらの画像を取得してもよい。
RGB→L*C*H*変換部36は、拡散反射画像取得部32が取得した拡散反射画像、及び鏡面反射画像取得部34が取得した鏡面反射画像を、R(赤)、G(緑)、B(青)の色成分の画像データからL*(明度)、C*(彩度)、H*(色相角)の色成分の画像データに変換する。なお、変換方法としては、周知の色変換技術を適用して変更するため、詳細な説明は省略する。
彩度差分画像取得部38は、RGB→L*C*H*変換部36によって変換された、拡散反射画像及び鏡面反射画像の各々の画像データを用いて、彩度の差分画像を取得する。すなわち、C*の色成分の差分画像を求めることにより、彩度の差分画像を取得する。彩度の差分画像としては、鏡面反射画像から拡散反射画像を差分する場合と、拡散反射画像から鏡面反射画像を差分する場合があり、何れでもよいが、本実施形態では、鏡面反射画像から拡散反射画像を差分する例として説明する。
金属光沢度合い判定部40は、彩度差分画像取得部38が取得した彩度の差分画像を用いて金属の光沢度合いを判定し、判定結果を出力する。本実施形態では、彩度の差分の大きさを金属の光沢度合いを表す物体表面情報として出力する。また、金属光沢度合い判定部40は、彩度の差分が正の場合(拡散反射画像より鏡面反射画像の方が大きい場合)は、金属の光沢と判定し、彩度の差分が0、または、負の場合は、非金属の光沢と判定する。
図3は、本実施形態における金属光沢度合い判定部40による金属の光沢度合いの判定の一例を説明するための図である。図3では、金属光沢度合いとしてA〜Cの3種類を比較して示す。なお、A〜Cの拡散反射画像及び鏡面反射画像はマゼンタ系の色の画像である。
拡散反射画像と鏡面反射画像の差分画像は、RGB画像では、金属光沢度合いが低いほど補色の緑色が強くなる。また、C*(彩度)画像では、金属光沢度合いが高いほど彩度の差分画像が大きくなる。そこで、金属光沢度合い判定部40は、彩度の差分の大きさを金属の光沢度合いとして、金属の光沢度合いを判定する。なお、金属光沢度合い判定部40は、彩度の差分画像を任意の設定値で2値化して金属の光沢度合いの有無を判定してもよい。例えば、以下では、一例として図3の彩度の差分(鏡面反射画像−拡散反射画像)が正の場合に金属光沢が有りと判定し、負の場合に金属光沢が無いと判定する。なお、彩度の差分(拡散反射画像−鏡面反射画像)が負の場合は金属光沢が有りと判定し、正の場合は金属光沢が無いと判定する。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る画像処理装置30で行われる具体的な処理について説明する。図4は、本実施形態に係る画像処理装置30で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ100では、拡散反射画像取得部32が、拡散反射画像を取得してステップ102へ移行する。
ステップ102では、鏡面反射画像取得部34が、鏡面反射画像を取得してステップ104へ移行する。
ステップ104では、RGB→L*C*H*変換部36が、拡散反射画像及び鏡面反射画像の各々をRGB画像からL*C*H*の色成分の画像データに変換してステップ106へ移行する。
ステップ106では、彩度差分画像取得部38が、拡散反射画像と鏡面反射画像の彩度の差分画像を取得してステップ108へ移行する。ここでは、鏡面反射画像から拡散反射画像を差分した彩度の差分画像を取得する例として説明する。
ステップ108では、金属光沢度合い判定部40が、金属光沢が有るか否かを判定する。ここでは、一例として差分画像が正(0より大きい)か否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ110へ移行し、否定された場合にはステップ112へ移行する。
ステップ110では、金属光沢度合い判定部40が、金属光沢有りを判定結果として出力する。
一方、ステップ112では、金属光沢度合い判定部40が、金属光沢無しを判定結果として出力する。
これにより、金属光沢度合い判定部40の判定結果を用いて、金属光沢の有無に応じた画像の表示や、画像形成等を行うことで、物体表面の質感が金属光沢の場合には金属光沢が再現され、一方、金属光沢ではない場合には非金属の光沢が再現される。
(第2実施形態)
続いて、本実施形態に係る画像処理装置について説明する。図5は、本実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。なお、図2と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する場合がある。
本実施形態に係る画像処理装置31は、拡散反射画像取得部32、鏡面反射画像取得部34、最大差分色取得部35、最大差分色の差分画像取得部39、及び金属光沢度合い判定部40の機能を備えている。画像処理装置31は、CPU(Central processing Unit)、ROM(Read only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等がバスを介して相互に通信可能に接続されたコンピュータで構成されている。CPUは、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPUは、ROMからプログラムを読み出し、RAMを作業領域としてプログラムを実行する。CPUは、ROMに記録されているプログラムに従って、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROMには、上述の各機能を実行するためのプログラムが格納されている。なお、最大差分色取得部35、最大差分色の差分画像取得部39、及び金属光沢度合い判定部40は出力部に対応する。
拡散反射画像取得部32及び鏡面反射画像取得部34は、それぞれ質感読取装置10で得られた拡散反射画像及び鏡面反射画像を取得する。拡散反射画像取得部32及び鏡面反射画像取得部34は、それぞれ質感読取装置10に接続され、質感読取装置10からこれらの画像を取得してもよい。或いは、質感読取装置10にネットワークを介して接続されたサーバ等を介してこれらの画像を取得してもよい。
最大差分色取得部35は、拡散反射画像取得部32が取得した拡散反射画像において、RGB色のうち値が最大の最大色と値が最小の最小色を最大差分色として抽出し、抽出結果を最大差分色の差分画像取得部39に通知する。
最大差分色の差分画像取得部39は、最大差分色取得部35の取得結果に基づいて、拡散反射画像及び鏡面反射画像の各々の最大差分色について差分画像を取得する。彩度は、RGBのうち最大の色の値から最小の色の値を減算した値(差分)で決まるので、拡散反射画像及び鏡面反射画像の各々の最大差分色の差分画像は、第1実施形態における彩度の差分画像と等価となる。
金属光沢度合い判定部40は、金属の光沢度合いを判定する。本実施形態では、金属光沢度合い判定部40は、最大差分色の差分画像取得部39が取得した最大差分色の差分画像を用いて金属の光沢度合いを判定し、判定結果を出力する。例えば、最大差分色の差分(例えば、図6のR値−G値)を、金属光沢度合いを表す情報として出力する。
図6は、本実施形態における金属光沢度合い判定部40による金属の光沢度合いの判定の一例を説明するための図である。
図6では、図3と同様に、金属光沢度合いとしてA〜Cの3種類を比較して示す。なお、A〜Cの拡散反射画像及び鏡面反射画像はマゼンタ系の色の画像である。
図6の例では、最大差分色取得部35は、点線で囲むように、拡散反射画像のRGB画像から最大の色としてR色を取得し、最小の色としてG色を取得する。
最大差分色の差分画像取得部39は、一点鎖線で囲むように、最大差分色のR色及びG色について、拡散反射画像と鏡面反射画像の差分画像を取得する。図6の例では、最大差分色について鏡面反射画像から拡散反射画像を差分した例を示す。
そして、金属光沢度合い判定部40は、彩度に対応する差分画像のR色からG色を差分して、第1実施形態と同様に、金属の光沢出会いを表す情報として出力する。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る画像処理装置31で行われる具体的な処理について説明する。図7は、本実施形態に係る画像処理装置31で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同一の処理については同一符号を付して説明する。
ステップ100では、拡散反射画像取得部32が、拡散反射画像を取得してステップ102へ移行する。
ステップ102では、鏡面反射画像取得部34が、鏡面反射画像を取得してステップ103へ移行する。
ステップ103では、最大差分色取得部35が、拡散反射画像取得部32が取得した拡散反射画像から、RGB色のうち最大の色と最小の色を最大差分色として取得してステップ105へ移行する。
ステップ105では、最大差分色の差分画像取得部39が、拡散反射画像と鏡面反射画像のそれぞれの最大差分色の差分画像取得部39が取得した最大差分色について差分画像を取得してステップ107へ移行する。ここでは、最大差分色について鏡面反射画像から拡散反射画像を差分した差分画像を取得する例として説明する。
ステップ107では、金属光沢度合い判定部40が、金属光沢が有るか否かを判定する。例えば、該判定は、最大差分色の差分画像が彩度に対応するので、第1実施形態と同様の方法で金属光沢が有るか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ110へ移行し、否定された場合にはステップ112へ移行する。
ステップ110では、金属光沢度合い判定部40が、金属光沢有りを判定結果として出力する。
一方、ステップ112では、金属光沢度合い判定部40が、金属光沢無しを判定結果として出力する。
これにより、金属光沢度合い判定部40の判定結果を用いて、金属光沢の有無に応じた画像の表示や、画像形成等を行うことで、物体表面の質感が、金属光沢の場合には金属光沢が再現され、一方、金属光沢ではない場合には非金属の光沢が再現される。
(第3実施形態)
続いて、本実施形態に係る表示装置について説明する。図8は、本実施形態に係る表示装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態に係る表示装置50は、第1実施形態に係る画像処理装置30を含むため、図2と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する場合がある。
本実施形態に係る表示装置50は、第1実施形態に係る画像処理装置30を含む構成となっている。すなわち、拡散反射画像取得部32、鏡面反射画像取得部34、RGB→L*C*H*変換部36、彩度差分画像取得部38、及び金属光沢度合い判定部40の機能を備えている。
また、表示装置50は、画像取得部としての差分画像取得部42、拡散反射分布率関数算出部44、鏡面反射率分布関数算出部46、反射率分布関数算出部52、パラメータ調整部54、光源情報取得部56、カメラ情報取得部58、レンダリング部60、及び表示部62の機能を備えている。なお、レンダリング部60及び表示部62は再現部に対応する。
差分画像取得部42は、金属光沢度合い判定部40によって金属光沢有りと判定された場合には、色成分があるRGB画像における拡散反射画像と鏡面反射画像の差分を演算して差分画像を取得する。また、金属光沢度合い判定部40によって金属光沢無しと判定された場合には、差分画像取得部42は、RGB画像をグレースケール(Gray Scale)に変換して、色成分のないグレースケールにおける拡散反射画像と鏡面反射画像の差分を演算して差分画像を取得する。例えば、RGBからグレースケールへの変換は以下の(1)式で行う。
GrayScale=((0.298912*R)+(0.586611*G)+(0.114478*B)) ・・・(1)
なお、差分画像には、(鏡面反射画像−拡散反射画像)と、(拡散反射画像−鏡面反射画像)の2つがあり、差分画像取得部42は、少なくともこれらのいずれかの差分画像を演算する。
拡散反射分布率関数算出部44は、拡散反射画像を用いて物体12の拡散反射率分布関数を算出する。例えば、拡散反射分布率関数算出部44は、Lambertの反射モデルに従い、ρdを入射光に対する拡散反射率、θiを入射角として、拡散反射率分布関数をρd・cosθiとし、拡散反射画像からパラメータとしての拡散反射率ρdを算出する。
鏡面反射率分布関数算出部46は、金属光沢有りの場合はRGBの差分画像を用いて物体12の鏡面反射率分布関数を算出し、金属光沢無しの場合はグレースケールの差分画像を用いて物体の鏡面反射率分布関数を算出する。例えば、鏡面反射率分布関数算出部46は、Phongの反射モデルに従い、ρsを鏡面反射率、γを鏡面反射方向と視線方向のなす角、nを鏡面反射指数として、鏡面反射率分布関数をρs・cosnγとし、差分画像からパラメータとしての鏡面反射率ρs,nを算出する。なお、差分画像取得部42にて2つの差分画像が取得され、これら2つの差分画像を用いて鏡面反射率分布関数を算出する場合、鏡面反射率分布関数算出部は、差分画像(鏡面反射画像−拡散反射画像)については鏡面反射率分布関数をρs1・cosn1γとし、差分画像(拡散反射画像−鏡面反射画像)については鏡面反射率分布関数をρs2・cosn2γとし、それぞれの差分画像からパラメータとしてのρs1、ρs2、n1、n2を算出する。
反射率分布関数算出部52は、拡散反射分布率関数算出部44で算出された拡散反射率分布関数と、鏡面反射率分布関数算出部46で算出された鏡面反射率分布関数とを用いて物体12の画素毎の反射率分布関数を算出する。例えば、反射率分布関数算出部52は、Lambertの反射モデルとPhongの反射モデルに従い、
反射率分布関数=拡散反射率分布関数+鏡面反射率分布関数
により反射率分布関数を算出する。
パラメータ調整部54は、各種パラメータの設定を行い、光源情報取得部56は、光源方向等の光源情報を取得し、カメラ情報取得部58は、視線方向などのカメラ情報を取得する。例えば、パラメータ調整部54は、鏡面反射率分布関数算出部46が、差分画像と鏡面反射重み係数から鏡面反射率を算出する際に用いる反射モデルのパラメータ等を設定する。具体的には、パラメータ調整部54は、対象物体の反射特性や表示装置の出力特性に応じて、反射モデルで用いる、拡散反射重み係数wd、鏡面反射重み係数ws、鏡面反射指数n等の各パラメータを予め定めた固定値に設定する。
レンダリング部60は、反射率分布関数算出部52で算出された反射率分布関数と、パラメータ調整部54で設定された各種パラメータと、光源情報取得部56で取得された光源情報(光源方向)と、カメラ情報取得部58で取得されたカメラ情報(視線方向)とに基づいて、仮想3次元空間内に設定された仮想スクリーン上に3次元モデルをレンダリング処理する。なお、レンダリング処理は公知であり、例えば相互反射を考慮したラジオシティ法やレイトレーシング法を用いてレンダリング処理してもよい。
表示部62は、レンダリング処理により得られる画像データを用いて、物体12の質感をCGとして再現して表示する。このように物体12の質感を再現して表示することで、拡散反射画像の彩度が鏡面反射画像より高いほど照明の色が強くなるように物体表面が再現されて表示される。なお、第2実施形態を用いて金属光沢度合い判定部40の判定を行って物体12の質感をCGとして再現して表示してもよい。この場合には、拡散反射画像の彩度を表す値が鏡面反射画像より高いほど照明の色が強くなるように物体表面が再現されて表示される。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る表示装置50で行われる具体的な処理について説明する。図9は、本実施形態に係る表示装置50で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、第1実施形態に係る画像処理装置30で行われる処理と同一の処理については同一符号を付して説明する。
ステップ100では、拡散反射画像取得部32が、拡散反射画像を取得してステップ102へ移行する。
ステップ102では、鏡面反射画像取得部34が、鏡面反射画像を取得してステップ104へ移行する。
ステップ104では、RGB→L*C*H*変換部36が、拡散反射画像及び鏡面反射画像の各々をRGB画像からL*C*H*の色成分の画像データに変換してステップ106へ移行する。
ステップ106では、彩度差分画像取得部38が、拡散反射画像と鏡面反射画像の彩度の差分画像を取得してステップ108へ移行する。ここでは、鏡面反射画像から拡散反射画像を差分した彩度の差分画像を取得する例として説明する。
ステップ108では、金属光沢度合い判定部40が、金属光沢が有るか否かを判定する。ここでは、一例として差分画像が正(0より大きい)か否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ109へ移行し、否定された場合にはステップ111へ移行する。
ステップ109では、差分画像取得部42が、色成分のある差分画像を取得してステップ114へ移行する。すなわち、色成分があるRGB画像における拡散反射画像と鏡面反射画像の差分を演算して差分画像を取得する。
一方、ステップ111では、差分画像取得部42が、色成分のない差分画像を取得してステップ114へ移行する。すなわち、差分画像取得部42が、拡散反射画像及び鏡面反射画像のそれぞれのRGB画像をグレースケール(Gray Scale)に変換し、色成分のないグレースケールにおける拡散反射画像と鏡面反射画像の差分を演算して差分画像を取得する。
ステップ114では、拡散反射分布率関数算出部44が、拡散反射画像を用いて物体12の拡散反射率分布関数を算出してステップ116へ移行する。具体的には、拡散反射画像と拡散反射重み係数から拡散反射率を算出する。なお、拡散重み係数は、対象物体の反射特性や表示装置出力特性に応じて、パラメータ調整部54が予め固定値を設定する。
ステップ116では、鏡面反射率分布関数算出部46が、差分画像取得部42が取得した差分画像を用いて物体12の鏡面反射率分布関数を算出してステップ118へ移行する。具体的には、差分画像と鏡面反射重み係数から鏡面反射率を算出する。なお、鏡面反射重み係数は、対象物体の反射特性や表示装置出力特性に応じて、パラメータ調整部54が予め固定値を設定する。また、本実施形態では、鏡面反射率分布関数を算出する際には、金属光沢有りの場合はRGBの差分画像を用いて物体12の鏡面反射率分布関数を算出し、金属光沢無しの場合はグレースケールの差分画像を用いて物体の鏡面反射率分布関数を算出する。
ステップ118では、反射率分布関数算出部52が、ステップ114で算出された拡散反射率分布関数と、ステップ116で算出された鏡面反射率分布関数とを用いて物体12の画素毎の反射率分布関数を算出してステップ120へ移行する。具体的には、反射率分布関数算出部52が、拡散反射分布率関数算出部44により得られた拡散反射率分布関数と、鏡面反射率分布関数算出部46により得られた鏡面反射率分布関数を用いて、Lambertの反射モデルとPhongの反射モデルに従い、
により2次元平面の反射光強度I(x,y)を反射率分布関数として算出する。
ここで、
{wd・Gd(x,y)・cosθi}:拡散反射率分布関数
wd:拡散反射重み係数
Gd(x,y):拡散反射画像
{ws・{Gs(x,y)―Gd(x,y)}・cosnγ}:鏡面反射率分布関数
ws:鏡面反射重み係数
Gs(x,y):鏡面反射画像
n:鏡面反射指数
である。
なお、鏡面反射指数は、対象物体の反射特性や表示装置出力特性に応じて、パラメータ調整部54が予め固定値を設定する。また、差分画像は(鏡面反射画像−拡散反射画像)であり、差分値が負の画素は0とする。反射光強度I(x,y)は、拡散反射画像と鏡面反射画像のR、G、B成分のそれぞれについて別々に計算する。これにより、物体12の反射色が算出される。
ステップ120では、表示部62が、物体の表面の質感を再現した画像を表示して一連の処理を終了する。すなわち、レンダリング部60が、ステップ116で算出された反射率分布関数と、パラメータ調整部54で設定された各種パラメータと、光源情報取得部56で取得された光源情報(光源方向)と、カメラ情報取得部58で取得されたカメラ情報(視線方向)とに基づいて、仮想3次元空間内に設定された仮想スクリーン上に3次元モデルをレンダリング処理する。そして、表示部62が、レンダリング処理により得られる画像データを用いて、物体12の質感をCGとして再現して表示する。
このように、本実施形態では、拡散反射画像から拡散反射率分布関数を算出し、差分画像から鏡面反射率分布関数を算出する。ここで、差分画像は、物体の光沢部分のみが正確に抽出されているため、2次元平面の画素毎の鏡面反射率分布関数が高精度に算出される。これにより、双方向反射率分布関数(BRDF)を取得することなく、少ない画像データを用いた簡易な演算で物体表面の質感が表示される。また、彩度の差分画像により金属光沢の有無を判定し、金属光沢の有無に応じた反射分布関数を算出して画像を表示するので、物体表面の質感が金属光沢の場合には金属光沢が再現され、金属光沢ではない場合には非金属の光沢が再現される。
(第4実施形態)
続いて、本実施形態に係る画像形成装置について説明する。図10は、本実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態に係る画像形成装置70も、第1実施形態に係る画像処理装置30を含むため、図2及び図8と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する場合がある。
本実施形態に係る画像形成装置70も、第1実施形態に係る画像処理装置30を含み、拡散反射画像取得部32、鏡面反射画像取得部34、RGB→L*C*H*変換部36、彩度差分画像取得部38、及び金属光沢度合い判定部40の機能を備えている。
また、画像形成装置70は、画像取得部としての差分画像取得部42、変換部としてのデータ変換部64、及び画像形成部66の機能を備えている。なお、データ変換部64及び画像形成部66は再現部に対応する。
差分画像取得部42は、第3実施形態と同様に、金属光沢度合い判定部40によって金属光沢有りと判定された場合には、色成分があるRGB画像における拡散反射画像と鏡面反射画像の差分を演算して差分画像を取得する。また、金属光沢度合い判定部40によって金属光沢無しと判定された場合には、差分画像取得部42は、RGB画像をグレースケール(Gray Scale)に変換して、色成分のないグレースケールにおける拡散反射画像と鏡面反射画像の差分を演算して差分画像を取得する。なお、差分画像には、(鏡面反射画像−拡散反射画像)と、(拡散反射画像−鏡面反射画像)の2つがあり、差分画像取得部42は、少なくともこれらのいずれかの差分画像を演算する。
データ変換部64は、金属光沢度合い判定部40によって金属光沢有りと判定された場合には拡散反射画像(R、G、B)と色成分のあるRGBの差分画像(ΔR、ΔG、ΔB)から金属成分を含む記録材データ(例えば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)、K(黒)、Si(シルバー記録材))に変換する。また、金属光沢度合い判定部40によって金属光沢無しと判定された場合には拡散反射画像(R、G、B)と色成分のないグレースケールの差分画像(ΔGray)から金属成分を含まない記録材データ(例えば、C、M、Y、K、Ct(クリア記録材))に変換する。データ変換部64は、光沢質感再現プロファイルを用いてデータ変換を行う。光沢質感再現プロファイルは、記録材データの(C、M、Y、K、Si)の色空間と質感情報の(R、G、B、ΔR、ΔG、ΔB)または(R、G、B、ΔGray)の色空間との対応関係を求めることで生成する。対応関係は、一例として、本願出願によって提案された特願2018−189223号に記載の技術を用いて生成する。なお、シルバー記録材はメタリックインクやメタリックトナーなではなく、メタリックフィルムやメタリック用紙で代用してもよい。また、RGBはL*a*b*に、ΔGrayはGlossに変換してもよい。
画像形成部66は、データ変換部64によって変換された記録材データを用いて、記録媒体に画像を形成する。このように物体12の質感を再現した画像を形成することで、拡散反射画像の彩度が鏡面反射画像より高いほど照明の色が強くなるように物体表面が再現された画像が形成される。なお、第2実施形態を用いて金属光沢度合い判定部40の判定を行って物体12の質感を再現した画像を形成してもよい。この場合には、拡散反射画像の彩度を表す値が鏡面反射画像より高いほど照明の色が強くなるように物体表面が再現された画像が形成される。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る画像形成装置70で行われる具体的な処理について説明する。図11は、本実施形態に係る画像形成装置70で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、第1実施形態に係る画像処理装置30で行われる処理と同一の処理については同一符号を付して説明する。
ステップ100では、拡散反射画像取得部32が、拡散反射画像を取得してステップ102へ移行する。
ステップ102では、鏡面反射画像取得部34が、鏡面反射画像を取得してステップ104へ移行する。
ステップ104では、RGB→L*C*H*変換部36が、拡散反射画像及び鏡面反射画像の各々をRGB画像からL*C*H*の色成分の画像データに変換してステップ106へ移行する。
ステップ106では、彩度差分画像取得部38が、拡散反射画像と鏡面反射画像の彩度の差分画像を取得してステップ108へ移行する。ここでは、鏡面反射画像から拡散反射画像を差分した彩度の差分画像を取得する例として説明する。
ステップ108では、金属光沢度合い判定部40が、金属光沢が有るか否かを判定する。ここでは、一例として差分画像が正(0より大きい)か否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ109へ移行し、否定された場合にはステップ111へ移行する。
ステップ109では、差分画像取得部42が、色成分のある差分画像を取得してステップ113へ移行する。すなわち、色成分があるRGB画像における拡散反射画像と鏡面反射画像の差分を演算して差分画像を取得する。
一方、ステップ111では、差分画像取得部42が、色成分のない差分画像を取得してステップ113へ移行する。すなわち、差分画像取得部42が、拡散反射画像及び鏡面反射画像のそれぞれのRGB画像をグレースケール(Gray Scale)に変換し、色成分のないグレースケールにおける拡散反射画像と鏡面反射画像の差分を演算して差分画像を取得する。
ステップ113では、データ変換部64が、RGBの色空間から記録材データの色空間にデータ変換を行ってステップ115へ移行する。すなわち、ステップ109で色成分のある差分画像を取得した場合は、(R、G、B、ΔR、ΔG、ΔB)を(C、M、Y、K、Si)に変換する。また、ステップ111で色成分のない差分画像を取得した場合は、(R、G、B、ΔGray)を(C、M、Y、K、Ct)に変換する。
ステップ115では、画像形成部66が、変換された記録材データを用いて用紙等の記録媒体に画像を形成して一連の処理を終了する。
このように処理を行うことで、本実施形態では、上記の各実施形態と同様に、双方向反射率分布関数(BRDF)を取得することなく、少ない画像データを用いた簡易な演算で物体表面の質感が表示される。また、彩度の差分画像により金属光沢の有無を判定し、金属光沢の有無に応じた差分画像を用いて記録材データに変換して画像を形成するので、物体表面の質感が金属光沢の場合には金属光沢が再現され、金属光沢ではない場合には非金属の光沢が再現される。
なお、上記の実施形態に係る画像処理装置30、31、表示装置50、及び画像形成装置70で行われる処理は、ソフトウエアで行われる処理としてもよいし、ハードウエアで行われる処理としてもよいし、双方を組み合わせた処理としてもよい。また、画像処理装置30、31、表示装置50、及び画像形成装置70で行われる処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
また、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
30、31 画像処理装置
32 拡散反射画像取得部
34 鏡面反射画像取得部
35 最大差分色取得部
36 RGB→L*C*H*変換部
38 彩度差分画像取得部
39 最大差分色の差分画像取得部
40 金属光沢度合い判定部
42 差分画像取得部
44 拡散反射率分布関数算出部
46 鏡面反射率分布関数算出部
52 反射率分布関数算出部
60 レンダリング部
62 表示部
64 データ変換部
66 画像形成部

Claims (9)

  1. 物体表面の拡散反射画像と前記物体表面の鏡面反射画像とを取得する取得部と、
    前記拡散反射画像と前記鏡面反射画像とを用いて、前記拡散反射画像の彩度または前記彩度を表す値が前記鏡面反射画像より高いほど照明の色が強くなるように前記物体表面を再現する再現部と、
    を含む画像処理装置。
  2. 物体表面の拡散反射画像と前記物体表面の鏡面反射画像とを取得する取得部と、
    前記拡散反射画像と前記鏡面反射画像とを用いて、前記鏡面反射画像の彩度または前記彩度を表す値が前記拡散反射画像より高いほど前記物体表面の金属の光沢度合いを高く表した物体表面情報を出力する出力部と、
    を含む画像処理装置。
  3. 前記出力部は、前記拡散反射画像の彩度と前記鏡面反射画像の彩度の差分画像を前記物体表面情報として出力する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記出力部は、前記取得部によって取得された前記拡散反射画像のうち最大色と最小色を抽出し、抽出した前記最大色と前記最小色の各々の前記拡散反射画像と前記鏡面反射画像の差分画像を前記物体表面情報として出力する請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記出力部によって出力された前記物体表面情報を用いて色成分の有無を選択し、選択した色成分の有無に対応する、前記拡散反射画像と前記鏡面反射画像の差分画像を取得する画像取得部と、
    前記取得部によって取得された前記拡散反射画像と、前記画像取得部によって取得された差分画像とを用いて、前記物体表面の反射率分布関数を算出する反射率分布関数算出部と、
    前記反射率分布関数算出部によって算出された前記反射率分布関数を用いて、前記物体表面の向きの変化に対応した前記物体表面の反射色を表示する表示部と、
    を含む請求項2〜4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像取得部は、金属の光沢度合いが予め定めた金属光沢度合いより高い場合に色成分のある差分画像を取得し、金属の光沢度合いが前記予め定めた金属光沢度合い以下の場合は色成分のない差分画像を取得する請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記出力部によって出力された前記物体表面情報を用いて色成分の有無を選択し、選択した色成分の有無に対応する、前記拡散反射画像と前記鏡面反射画像の差分画像を取得する画像取得部と、
    前記取得部によって取得された前記拡散反射画像と、前記画像取得部によって取得された差分画像とを用いて、記録材データに変換する変換部と、
    を更に含む請求項2〜4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像取得部は、金属の光沢度合いが予め定めた金属光沢度合いより高い場合に色成分のある差分画像を取得し、金属の光沢度合いが前記予め定めた金属光沢度合い以下の場合は色成分のない差分画像を取得し、
    前記変換部は、金属の光沢度合いが前記予め定めた金属光沢度合いより高い場合に前記取得部によって取得された前記拡散反射画像と前記画像取得部によって取得された前記色成分のある差分画像から金属成分を含む記録材データに変換し、金属の光沢度合いが前記予め定めた金属光沢度合い以下の場合は前記取得部によって取得された前記拡散反射画像と前記画像取得部によって取得された前記色成分のない差分画像から金属成分を含まない記録材データに変換する請求項7に記載の画像処理装置。
  9. コンピュータを、請求項1〜8の何れか1項に記載の画像処理装置の各部として機能させるための画像処理プログラム。
JP2019083183A 2019-04-24 2019-04-24 画像処理装置及び画像処理プログラム Active JP7334458B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019083183A JP7334458B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 画像処理装置及び画像処理プログラム
US16/731,054 US11017564B2 (en) 2019-04-24 2019-12-31 Image processing apparatus and non-transitory computer readable medium storing image processing program
CN202010080885.6A CN111862293A (zh) 2019-04-24 2020-02-05 图像处理装置、存储介质及图像处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019083183A JP7334458B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 画像処理装置及び画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020182074A true JP2020182074A (ja) 2020-11-05
JP7334458B2 JP7334458B2 (ja) 2023-08-29

Family

ID=72917221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019083183A Active JP7334458B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 画像処理装置及び画像処理プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11017564B2 (ja)
JP (1) JP7334458B2 (ja)
CN (1) CN111862293A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113272639B (zh) * 2020-03-30 2023-10-27 深圳市海谱纳米光学科技有限公司 一种提取待测物质的光谱信息的方法
JP2022066827A (ja) * 2020-10-19 2022-05-02 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 測定装置、情報処理装置、および、プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06236440A (ja) * 1993-02-08 1994-08-23 Hitachi Ltd 画像処理方法
JP2008122335A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Kansai Paint Co Ltd 塗色の質感マップ、その作成方法、作成プログラム、作成システム及びデータ構造
JP2010243353A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Ricoh Co Ltd 光沢感評価方法、光沢感評価装置、該装置を有する画像評価装置、画像評価方法および該方法を実行するためのプログラム
JP2013074314A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理方法、画像読取装置、および画像処理プログラム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005115645A (ja) 2003-10-07 2005-04-28 Digital Fashion Ltd シェーディング情報取得装置及び画像処理装置
US8705855B2 (en) * 2009-01-27 2014-04-22 Nec Corporation Color image processing method, color image processing device, and color image processing program
US9651729B2 (en) * 2010-04-16 2017-05-16 Flex Lighting Ii, Llc Reflective display comprising a frontlight with extraction features and a light redirecting optical element
KR101913321B1 (ko) * 2012-05-10 2018-10-30 삼성전자주식회사 깊이 센서 기반 반사 객체의 형상 취득 방법 및 장치
WO2013175686A1 (ja) * 2012-05-22 2013-11-28 パナソニック株式会社 撮像処理装置および内視鏡
JP5851461B2 (ja) 2013-08-30 2016-02-03 本田技研工業株式会社 意匠層データ作成装置及び方法並びに意匠シュミレーション装置
JP6827782B2 (ja) * 2016-11-30 2021-02-10 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および記録媒体
JP2018189223A (ja) 2017-05-11 2018-11-29 又一 児島 複数個の球体による転がり支承装置
JP7106259B2 (ja) * 2017-10-06 2022-07-26 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、および画像処理方法
AU2018201472A1 (en) * 2018-02-28 2019-09-12 Canon Kabushiki Kaisha System and method of rendering a surface

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06236440A (ja) * 1993-02-08 1994-08-23 Hitachi Ltd 画像処理方法
JP2008122335A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Kansai Paint Co Ltd 塗色の質感マップ、その作成方法、作成プログラム、作成システム及びデータ構造
JP2010243353A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Ricoh Co Ltd 光沢感評価方法、光沢感評価装置、該装置を有する画像評価装置、画像評価方法および該方法を実行するためのプログラム
JP2013074314A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理方法、画像読取装置、および画像処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN111862293A (zh) 2020-10-30
JP7334458B2 (ja) 2023-08-29
US20200342629A1 (en) 2020-10-29
US11017564B2 (en) 2021-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11869139B2 (en) System and method for three-dimensional scanning and for capturing a bidirectional reflectance distribution function
JP3964646B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、および画像信号作成方法
Gardner et al. Linear light source reflectometry
CN109724945A (zh) 显示装置、扫描器、显示系统以及计算机可读介质
IL132728A (en) Method for image processing
JP2006284550A (ja) 光沢測定装置、光沢測定方法及び光沢測定プログラム
Menk et al. Visualisation techniques for using spatial augmented reality in the design process of a car
JP7334458B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2019139247A (ja) 反射を低減したコントラスト画像を生成するための方法およびこれに関連する装置
KR101672537B1 (ko) 광학 파라미터를 이용한 3차원 객체 렌더링 장치
Sole et al. Image based reflectance measurement based on camera spectral sensitivities
JP6917796B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
US20110279656A1 (en) Surface Scanning System
JP6502275B2 (ja) 奥行き感評価装置、奥行き感評価方法および奥行き感評価プログラム
JP7409014B2 (ja) 表示装置
JP7271888B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP2011196814A (ja) 光沢感評価装置及び光沢感評価方法
KR20200045264A (ko) 검사 영역 결정 방법 및 이를 이용하는 외관 검사 장치
Guarnera et al. DIY absolute tele-colorimeter using a camera-projector system
KR102675906B1 (ko) Hud 고스트 이미지 측정 방법 및 장치
Tominaga et al. Parameter estimation of a reflection model from a multi-band image
Chen et al. Model evaluation for computer graphics renderings of artist paint surfaces
US20200408684A1 (en) Measurement device, measurement method, and non-transitory storage medium
Bärz et al. Validating photometric and colorimetric consistency of physically-based image synthesis
Cornetto et al. A Method for Mapping a Light Source Utilizing HDR Imagery

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230623

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20230703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7334458

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150