JP2020181858A - 電子モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】電子モジュールの構成部材から放出される特定成分による樹脂及び素子の変質を抑制し、ひいては電子モジュールの信頼性向上を図ることができる電子モジュールを提供する。【解決手段】この発明に係る電子モジュールであるLEDパッケージ100は、動作時に発熱するLED素子121と、LED素子121を包囲する包囲構造部と、包囲構造部に設けられ、包囲構造部に包囲された領域の内側と外側とを通気可能とする複数の通気部11、12と、複数の通気部11、12のうち、前述の領域の内側においてLED素子121の動作時に生じる空気の流れの少なくとも上流側に位置する通気部11に設けられ、当該通気部11を通過しようとする空気中の特定成分を吸着する吸着材20と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、電子モジュールに関するものである。
電子モジュールにおいては、水蒸気を透過しない可撓性基板上に電子素子が設けられた電子デバイスと、電子デバイスの可撓性基板の周縁に設けられた周縁シール材と、周縁シール材に囲まれた領域を塞ぐように設けられた水蒸気バリアフィルムとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−069454号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような電子モジュールにおいては、電子素子(半導体素子)が周縁シール材と水蒸気バリアフィルムとにより密閉された領域内に設けられている。このため、電子モジュールの構成部材から放出される水分及び腐食性ガス等により、電子モジュールの樹脂及び素子が変質し、電子モジュールの信頼性が低下するおそれがある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、電子モジュールの構成部材から放出される特定成分による樹脂及び素子の変質を抑制し、ひいては電子モジュールの信頼性向上を図ることができる電子モジュールを提供することにある。
この発明に係る電子モジュールは、動作時に発熱する半導体素子と、前記半導体素子を包囲する包囲構造部と、前記包囲構造部に設けられ、前記包囲構造部に包囲された領域の内側と外側とを通気可能とする複数の通気部と、複数の前記通気部のうち、前記領域の内側において前記半導体素子の動作時に生じる空気の流れの少なくとも上流側に位置する前記通気部に設けられ、当該通気部を通過しようとする空気中の特定成分を吸着する吸着材と、を備える。
この発明に係る電子モジュールによれば、電子モジュールの構成部材から放出される特定成分による樹脂及び素子の変質を抑制し、ひいては電子モジュールの信頼性向上を図ることができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る電子モジュールの全体構成の一例を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電子モジュールの全体構成の別例を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る電子モジュールの全体構成の一例を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る電子モジュールの全体構成の別例を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係る電子モジュールの全体構成の一例を模式的に示す断面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図3を参照しながら、この発明の実施の形態1について説明する。図1は電子モジュールの全体構成の一例を模式的に示す断面図である。そして、図2は電子モジュールの全体構成の別例を模式的に示す断面図である。
この実施の形態に係る電子モジュールの一例として、ここでは、LEDパッケージ100について説明する。図1及び図2に示すように、電子モジュールであるLEDパッケージ100は、モジュール基部110、LED素子121及びカバー部材130を備えている。モジュール基部110は、基板部111と壁部112とを有する。基板部111は、板状の部分である。基板部111は、例えば、プリント基板、アルミニウム基板等により構成される。
基板部111には、LED素子121が実装されている。LED素子121は、動作すると特定波長の光を照射する。LED素子121は、動作時に発熱する半導体素子の一例である。LED素子121は、基板部111の上面に配置されている。LED素子121は、2つの端子を有している。基板部111には、2つの電極122が設けられている。LED素子121の端子の一方は、一方の電極122に直接に接続されている。LED素子121の端子の他方は、ワイヤ123を介して他方の電極122に接続されている。
壁部112は、基板部111にの周縁部から上方に延びて立設されている。以上のように構成されたモジュール基部110は、基板部111により下側を囲い、壁部112により側方を囲って、上面が開放された形状を有している。
そして、モジュール基部110の開放された上面には、カバー部材130が設けられている。換言すれば、カバー部材130は、モジュール基部110の壁部112の端部に設けられている。カバー部材130は、LED素子121から照射される波長の光を透過させる性質を有する。
以上のようにして、基板部111及び壁部112を有するモジュール基部110と、カバー部材130とにより包囲された領域(以下、「包囲領域」ともいう)が形成される。そして、LED素子121は、この包囲領域の内側に配置されている。モジュール基部110及びカバー部材130は、半導体素子であるLED素子121を包囲する包囲構造部を構成している。
包囲領域の内側には、透明樹脂140が充填されている。透明樹脂140には、例えば、気体透過性が高いシリコーン樹脂等が用いられる。透明樹脂140が充填された前述の包囲領域の内側において、空気、水蒸気、各種の腐食性ガス等が流動可能である。ここで、腐食性ガスとは、例えば、硫化水素、亜硫酸、亜硝酸、塩素、アンモニア等の物質を腐食させる性質を有する気体である。
前述した包囲構造部には、複数の通気部10が設けられている。通気部10には、第1の通気部11と第2の通気部12とが含まれている。ここでは、第1の通気部11及び第2の通気部12を区別しない場合に、通気部10と総称する。通気部10は、前述した包囲構造部に1つ以上の貫通孔が形成された部位である。通気部10は、貫通孔を通じて前述の包囲領域の内側と外側とを通気可能とする。包囲領域の外側とは、つまり、LEDパッケージ100の外側である。
なお、通気部10に形成される貫通孔の直径は、例えば1mm程度である。また、通気部10に形成されるのは、単純な貫通孔であってもよいし、メッシュ状等の孔であってもよい。通気部10に形成される貫通孔の大きさを調節することで、通気部10自体をフィルターとして機能させ、通気部10を通過可能な物質の種類をコントロールすることも可能である。
この実施の形態では、モジュール基部110の壁部112に第1の通気部11が配置されている。そして、カバー部材130に第2の通気部12が配置されている。具体的には、図1に示す構成例では、第1の通気部11は壁部112の上端部に配置されている。また、図2に示す構成例では、第1の通気部11は壁部112の下端部に配置されている。
図1及び図2に示す構成例では、いずれもモジュール基部110よりもカバー部材130が鉛直方向の上側になる姿勢でLEDパッケージ100が使用される。つまり、LEDパッケージ100は、上向きに光を照射する。したがって、LEDパッケージ100の使用される姿勢において、第1の通気部11は、第2の通気部12よりも相対的に下側に配置されている。
複数の通気部10のうちの少なくとも第1の通気部11には、吸着材20が設けられている。吸着材20は、当該第1の通気部11を通過しようとする空気中の特定成分を吸着する。吸着材20が吸着する特定成分とは、水蒸気及び各種の腐食性ガスの一方又は両方である。
吸着材20が吸着する特定成分に水蒸気が含まれる場合、吸着材20は、例えば、シリカゲル、ポリウレタン及び結晶性ゼオライト等から選択される1以上を含んでいる。また、吸着材20が吸着する特定成分に腐食性ガスが含まれる場合、吸着材20は、例えば、ZnO基化合物、MgO基化合物、CaO基化合物、BaO基化合物、SrO基化合物、La基化合物及びステアリン酸亜鉛等から選択される1以上を含んでいる。なお、吸着材20は、第1の通気部11の貫通孔の内側と外側のどちらに配置されていてもよい。また、複数の吸着材20を積層したり、混合したりして用いてもよい。
以上のように構成されたLEDパッケージ100において、LED素子121が動作して光を照射するとLED素子121が発熱する。前述したように、透明樹脂140が充填された前述の包囲領域の内側においては、空気が流動可能である。このため、LED素子121の動作時の発熱により、前述の包囲領域の内側において空気の熱対流が発生する。この熱対流の一例を、図1及び図2中に矢印Aで示す。
すなわち、LED素子121が動作すると、LED素子121の周囲の空気が暖められて軽くなり、包囲領域の内側を上昇する。包囲領域の内側を上昇した空気は、カバー部材130に設けられた第2の通気部12に到達する。一方、LED素子121の周囲の空気が上昇することでLED素子121の周囲の空気が薄くなり気圧が低下する。したがって、モジュール基部110の壁部112にある第1の通気部11の近傍から、包囲領域の下部中央に位置するLED素子121の周囲に向けた空気流が生じる。
このように、LED素子121の動作時には、包囲領域の内側において、第1の通気部11から第2の通気部12に至る空気の流れが生じる。そして、第1の通気部11は、包囲領域の内側においてLED素子121の動作時に生じる空気の流れの少なくとも上流側に位置している。このため、LED素子121の動作時において、第1の通気部11では、もっぱらLEDパッケージ100の外側から空気が包囲領域の内側に流入する。一方、LED素子121の動作時において、第2の通気部12では、もっぱら包囲領域の内側から空気がLEDパッケージ100の外側に流出する。
第1の通気部11には、吸着材20が設けられている。したがって、LED素子121の動作時に第1の通気部11からLEDパッケージ100の内部に流入する空気中から、前述の特定成分、すなわち、水蒸気及び腐食性ガスの一方又は両方を除去できる。また、第2の通気部12からLEDパッケージ100の内部にある水蒸気及び腐食性ガスを排出できる。このため、LEDパッケージ100の構成部材から放出される水分及び腐食性ガスによる樹脂及び素子の変質を抑制し、ひいてはLEDパッケージ100の信頼性向上を図ることが可能である。
また、LED素子121が動作する際に酸素が消費される。LED素子121の動作時に第1の通気部11からLEDパッケージ100の内部に空気を取り込むことで、LEDパッケージ100の内部における酸素不足を解消できる。
なお、第1の通気部11だけでなく第2の通気部12にも吸着材20を設けてもよい。LED素子121の非動作時等に第2の通気部12からLEDパッケージ100の内部に空気が流入する可能性がある。第2の通気部12にも吸着材20を設けることで、第2の通気部12を通じてLEDパッケージ100の内部に流入する空気中から前述の特定成分、すなわち、水蒸気及び腐食性ガスの一方又は両方を除去できる。
実施の形態2.
図3及び図4を参照しながら、この発明の実施の形態2について説明する。図3は電子モジュールの全体構成の一例を模式的に示す断面図である。そして、図4は電子モジュールの全体構成の別例を模式的に示す断面図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成において、通気部を、モジュール基部の壁部でなく基板部に配置したものである。以下、この実施の形態2に係る電子モジュールについて、実施の形態1との相違点を中心に説明する。説明を省略した構成については実施の形態1と基本的に同様である。
この実施の形態に係る電子モジュールの一例として、ここでは、LEDパッケージ100について説明する。まず、図3を参照しながら、この実施の形態の電子モジュールであるLEDパッケージ100の構成の一例を説明する。この構成例のLEDパッケージ100においては、第1の通気部11は、モジュール基部110の壁部112でなく基板部111に設けられている。したがって、この構成例では、通気部10は、モジュール基部110の基板部111とカバー部材130とに配置されている。第1の通気部11は、基板部111におけるLED素子121と壁部112との間に配置されている。実施の形態1と同じく、少なくとも第1の通気部11には吸着材20が設けられている。
図3に示す構成例では、モジュール基部110よりもカバー部材130が鉛直方向の上側になる姿勢でLEDパッケージ100が使用される。つまり、LEDパッケージ100は、上向きに光を照射する。したがって、LEDパッケージ100の使用される姿勢において、第1の通気部11は、第2の通気部12よりも相対的に下側に配置されている。
以上のように構成されたLEDパッケージ100において、LED素子121が動作して光を照射するとLED素子121が発熱する。LED素子121の動作時の発熱により、前述の包囲領域の内側において空気の熱対流が発生する。この熱対流の一例を、図3中に矢印Aで示す。
すなわち、LED素子121が動作すると、LED素子121の周囲の空気が暖められて軽くなり、包囲領域の内側を上昇する。包囲領域の内側を上昇した空気は、カバー部材130に設けられた第2の通気部12に到達する。一方、LED素子121の周囲の空気が上昇することでLED素子121の周囲の空気が薄くなり気圧が低下する。したがって、モジュール基部110の基板部111にある第1の通気部11の近傍から、包囲領域の下部中央に位置するLED素子121の周囲に向けた空気流が生じる。
このように、図3の構成例においても、LED素子121の動作時には、包囲領域の内側において、第1の通気部11から第2の通気部12に至る空気の流れが生じる。そして、第1の通気部11は、包囲領域の内側においてLED素子121の動作時に生じる空気の流れの少なくとも上流側に位置している。このため、LED素子121の動作時において、第1の通気部11では、もっぱらLEDパッケージ100の外側から空気が包囲領域の内側に流入する。一方、LED素子121の動作時において、第2の通気部12では、もっぱら包囲領域の内側から空気がLEDパッケージ100の外側に流出する。
第1の通気部11には、吸着材20が設けられている。したがって、LED素子121の動作時に第1の通気部11からLEDパッケージ100の内部に流入する空気中から、前述の特定成分、すなわち、水蒸気及び腐食性ガスの一方又は両方を除去できる。また、第2の通気部12からLEDパッケージ100の内部にある水蒸気及び腐食性ガスを排出できる。このため、以上のように構成された電子モジュールであるLEDパッケージ100においても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
次に、図4を参照しながら、この実施の形態の電子モジュールであるLEDパッケージ100の別例について説明する。この別例は、これまでに説明した構成例とは異なり、下向きに光を照射するLEDパッケージ100に関するものである。図4の構成例のLEDパッケージ100においては、カバー部材130に第1の通気部11が設けられている。また、モジュール基部110の基板部111に第2の通気部12が設けられている。したがって、この構成例でも図3に示す構成例と同様に、通気部10は、モジュール基部110の基板部111とカバー部材130とに配置されている。第2の通気部12は、基板部111におけるLED素子121と壁部112との間に配置されている。そして、実施の形態1及び図3の構成例と同じく、少なくとも第1の通気部11には吸着材20が設けられている。
図4に示す構成例では、モジュール基部110よりもカバー部材130が鉛直方向の下側になる姿勢でLEDパッケージ100が使用される。つまり、LEDパッケージ100は、下向きに光を照射する。したがって、LEDパッケージ100の使用される姿勢において、第1の通気部11は、第2の通気部12よりも相対的に下側に配置されている。
以上のように構成されたLEDパッケージ100において、LED素子121が動作して光を照射するとLED素子121が発熱する。LED素子121の動作時の発熱により、前述の包囲領域の内側において空気の熱対流が発生する。この熱対流の一例を、図4中に矢印Aで示す。
すなわち、LED素子121が動作すると、LED素子121の周囲の空気が暖められて軽くなり、包囲領域の内側を上部に留まる。さらにLED素子121の発熱が継続すると、加熱される空気の範囲が広がっていく。そして、基板部111の第2の通気部12の周囲の空気が暖められて上昇し、第2の通気部12からLEDパッケージ100の外部に流出する。第2の通気部12から空気が流出すると包囲領域の内側における第2の通気部12の周囲の気圧が低下する。したがって、基板部111に近い包囲領域の上部では、LED素子121がある中央から壁部112に向けて空気が流れる。そして、包囲領域の中央部では上昇流が生じ、カバー部材130に近い包囲領域の下部では、上部とは逆にカバー部材130にある第1の通気部11の近傍から、中央に集まる向きに空気が流れる。
このように図4の構成例では、LED素子121の動作時に、包囲領域の内側において、第1の通気部11から第2の通気部12に至る空気の流れが生じる。そして、第1の通気部11は、包囲領域の内側においてLED素子121の動作時に生じる空気の流れの少なくとも上流側に位置している。このため、LED素子121の動作時において、第1の通気部11では、もっぱらLEDパッケージ100の外側から空気が包囲領域の内側に流入する。一方、LED素子121の動作時において、第2の通気部12では、もっぱら包囲領域の内側から空気がLEDパッケージ100の外側に流出する。
第1の通気部11には、吸着材20が設けられている。したがって、LED素子121の動作時に第1の通気部11からLEDパッケージ100の内部に流入する空気中から、前述の特定成分、すなわち、水蒸気及び腐食性ガスの一方又は両方を除去できる。また、第2の通気部12からLEDパッケージ100の内部にある水蒸気及び腐食性ガスを排出できる。このため、図4に示す構成例のLEDパッケージ100においても、実施の形態1及び図3の構成例と同様の効果を奏することができる。
実施の形態3.
図5を参照しながら、この発明の実施の形態3について説明する。図5は電子モジュールの全体構成の一例を模式的に示す断面図である。
ここで説明する実施の形態3は、前述した実施の形態1又は実施の形態2の構成において、半導体素子の非動作時に、前述の包囲領域における半導体素子が配置された側を加熱する加熱手段を備えるようにしたものである。以下、この実施の形態3に係る電子モジュールについて、実施の形態1の構成を元にした場合を例に挙げ、実施の形態1との相違点を中心に説明する。説明を省略した構成については実施の形態1又は実施の形態2と基本的に同様である。
この実施の形態においても、電子モジュールの例としてLEDパッケージ100を挙げて説明する。図5に示すように、この実施の形態の電子モジュールであるLEDパッケージ100は、ヒータ150を備えている。ここで説明する構成例では、ヒータ150は、モジュール基部110の基板部111に取り付けられている。ヒータ150は、基板部111のLED素子121が実装された面とは反対側の面に設けられている。
ヒータ150は、半導体素子であるLED素子121が動作していない時に動作する。したがって、LED素子121の動作時には、LED素子121の発熱により前述した包囲領域の基板部111側が加熱される。そして、LED素子121の非動作時には、ヒータ150が動作して発した熱が基板部111及び電極122を伝わり、包囲領域の基板部111側が加熱される。
以上のように構成されたヒータ150は、半導体素子であるLED素子121の非動作時に、前述した包囲領域におけるLED素子121が配置された側を加熱する加熱手段である。そして、このような加熱手段を備えることで、LED素子121の動作時だけでなくLED素子121の非動作時にも、包囲領域の内側において図5中に矢印Aで示すような空気の熱対流を発生させることができる。このため、LED素子121の動作状態に関わらず、第1の通気部11からは、吸着材20により前述の特定成分、すなわち、水蒸気及び腐食性ガスの一方又は両方が除去された空気をLEDパッケージ100の内部に取り入れることができる。また同時に、また、第2の通気部12からは、LEDパッケージ100の内部にある水蒸気及び腐食性ガスを排出できる。
10 通気部
11 第1の通気部
12 第2の通気部
20 吸着材
100 LEDパッケージ
110 モジュール基部
111 基板部
112 壁部
121 LED素子
122 電極
123 ワイヤ
130 カバー部材
140 透明樹脂
150 ヒータ

Claims (5)

  1. 動作時に発熱する半導体素子と、
    前記半導体素子を包囲する包囲構造部と、
    前記包囲構造部に設けられ、前記包囲構造部に包囲された領域の内側と外側とを通気可能とする複数の通気部と、
    複数の前記通気部のうち、前記領域の内側において前記半導体素子の動作時に生じる空気の流れの少なくとも上流側に位置する前記通気部に設けられ、当該通気部を通過しようとする空気中の特定成分を吸着する吸着材と、を備えた電子モジュール。
  2. 前記半導体素子の非動作時に、前記領域における前記半導体素子が配置された側を加熱する加熱手段をさらに備えた請求項1に記載の電子モジュール。
  3. 前記包囲構造部は、
    前記半導体素子が取り付けられた基板部と前記基板部に立設された壁部とを有するモジュール基部と、
    前記モジュール基部の前記壁部の端部に設けられたカバー部材と、を備えた請求項1又は請求項2に記載の電子モジュール。
  4. 前記通気部は、前記モジュール基部の前記壁部と前記カバー部材とに配置された請求項3に記載の電子モジュール。
  5. 前記通気部は、前記モジュール基部の前記基板部と前記カバー部材とに配置された請求項3に記載の電子モジュール。
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