JP2020181852A - コイル基板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 微細なコイルを形成できるコイル基板の製造方法の提供【解決手段】 シード層34上にめっきレジストパターン38が形成される(図3(E))。めっきレジストパターン38から露出するシード層34上に電解めっきにより電解めっき膜36が形成される(図3(F))。めっきレジストパターンが剥離され、電解めっき膜36から露出するシード層34、銅箔32が剥離され、第1配線24F、第2配線24Sが形成される(図3(A))。配線(コイル)をファインピッチに形成できる。【選択図】 図3
Description
本発明は、複数のコイルのパターンを形成したフレキシブル基板を折り畳んで成るコイル基板の製造方法に関する。
特許文献1は、導体パターンを形成した絶縁層を複数積層することで、インダクタンスとなるコイルを構成した電子部品を開示している。
[特許文献1の課題]
特許文献1では、半ターン、1ターンの導体パターンを形成した絶縁層を積層しているため、高いインダクタンスを備えるコイルを形成することが困難と考えられる。また、各層の導体パターンを全てスルーホール(導体突起)を介して接続しているため、コイルのターン数が増えると、接続信頼性を維持することが難しいと考えられる。
特許文献1では、半ターン、1ターンの導体パターンを形成した絶縁層を積層しているため、高いインダクタンスを備えるコイルを形成することが困難と考えられる。また、各層の導体パターンを全てスルーホール(導体突起)を介して接続しているため、コイルのターン数が増えると、接続信頼性を維持することが難しいと考えられる。
本発明は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有し、折り曲げられることで複数個のコイル板を形成するフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の前記第1面、前記第2面であって前記コイル板にそれぞれ形成される複数の渦巻き状の配線から成るコイルと、前記フレキシブル基板を貫通し、前記第1面側の配線と前記第2面側の配線とを接続するスルーホール導体と、を有するコイル基板の製造方法であって、前記フレキシブル基板の前記第1面、前記第2面に銅箔を設けることと、前記フレキシブル基板にスルーホール導体用の貫通孔を設けることと、前記銅箔の表面、及び、前記フレキシブル基板の前記貫通孔内にシード層を設けることと、前記シード層上にめっきレジストパターンを形成することと、前記めっきレジストパターンから露出するシード層上に電解めっきにより電解めっき膜を形成し、前記貫通孔内に前記スルーホール導体を形成することと、前記めっきレジストパターンを剥離することと、前記電解めっき膜から露出する前記シード層、前記銅箔を剥離して、前記銅箔、前記シード層、前記電解めっき膜からなる前記配線を形成することと、を有する。
別態様の発明は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有し、折り曲げられることで複数個のコイル板を形成するフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の前記第1面、前記第2面であって前記コイル板にそれぞれ形成される複数の渦巻き状の配線から成るコイルと、前記フレキシブル基板を貫通し、前記第1面側の配線と前記第2面側の配線とを接続するスルーホール導体と、を有するコイル基板の製造方法であって、前記フレキシブル基板にスルーホール導体用の貫通孔を設けることと、前記フレキシブル基板の表面、及び、前記貫通孔内にシード層を設けることと、前記シード層上にめっきレジストパターンを形成することと、前記めっきレジストパターンから露出するシード層上に電解めっきにより電解めっき膜を形成し、前記貫通孔内に前記スルーホール導体を形成することと、前記めっきレジストパターンを剥離することと、前記電解めっき膜から露出する前記シード層を剥離して、前記シード層、前記電解めっき膜からなる前記配線を形成することと、を有する。
[実施形態の効果]
本発明の実施形態のコイル基板の製造方法は、フレキシブル基板にプリント配線板の製造方法で配線から成る複数個のコイルを形成するため、容易に形成できる。また、シード層上にめっきレジストパターンを形成し、めっきレジストパターンから露出するシード層上に電解めっきにより電解めっき膜を形成し、めっきレジストパターンを剥離し、電解めっき膜から露出するシード層、銅箔を剥離して、配線を形成する。即ち、厚みの厚い電解めっき膜をエッチングしてパターンを形成するのと比較して、配線をファインピッチに形成できる。これにより、配線が占める比率を高め、コイル数を増大させ、コイルの発生トルクを大きくすることができる。
本発明の実施形態のコイル基板の製造方法は、フレキシブル基板にプリント配線板の製造方法で配線から成る複数個のコイルを形成するため、容易に形成できる。また、シード層上にめっきレジストパターンを形成し、めっきレジストパターンから露出するシード層上に電解めっきにより電解めっき膜を形成し、めっきレジストパターンを剥離し、電解めっき膜から露出するシード層、銅箔を剥離して、配線を形成する。即ち、厚みの厚い電解めっき膜をエッチングしてパターンを形成するのと比較して、配線をファインピッチに形成できる。これにより、配線が占める比率を高め、コイル数を増大させ、コイルの発生トルクを大きくすることができる。
別の態様のコイル基板の製造方法は、シード層上にめっきレジストパターンを形成し、めっきレジストパターンから露出するシード層上に電解めっきにより電解めっき膜を形成し、めっきレジストパターンを剥離し、電解めっき膜から露出するシード層を剥離して、配線を形成する。即ち、厚みの厚い電解めっき膜をエッチングしてパターンを形成するのと比較して、配線をファインピッチに形成できる。これにより配線が占める比率を高め、コイル数を増大させ、コイルの発生トルクを大きくすることができる。
図1は実施形態に係るコイルを構成するプリント配線板100の平面図及び底面図である。プリント配線板100は6枚の連なった第1コイル板C1、第2コイル板C2、第3コイル板C3、第4コイル板C4、第5コイル板C5、第6コイル板C6により形成され、つづら折りされコイル基板とされる。折り畳まれた各コイル板間には磁性シートが設けられる。実施形態のコイル基板は、1対で携帯電話の振動モータ(バイブレータ)として用いられる。
プリント配線板100は、第1面F及び該第1面の反対側の第2面Sを備えるフレキシブル基板22上に配線及びコイルを構成する第1面F側の配線24Fと第2面S側の配線24Sが形成されてなる。第1コイル板C1の表面(第1面)Fには第1配線24Fから成る第11コイルL11が形成されている。第1コイル板C1の裏面(第2面)Sには第2配線24Sから成る第12コイルL12が形成されている。第1コイル板C1の第1面Fには、入力端子in1と出力端子out1とが形成されている。第2コイル板C2の第1面Fには第10コイルL10が形成され、第2面Sには第9コイルL9が形成されている。第3コイル板C3の第1面Fには第7コイルL7が形成され、第2面Sには第8コイルL8が形成されている。第4コイル板C4の第1面Fには第6コイルL6が形成され、第2面Sには第5コイルL5が形成されている。第5コイル板C5の第1面Fには第3コイルL3が形成され、第2面Sには第4コイルL4が形成されている。第6コイル板C6の第1面Fには第2コイルL2が形成され、第2面Sには第1コイルL1が形成されている。第1面F側の第11コイルL11、第10コイルL10、第7コイルL7、第6コイルL6、第3コイルL3、第2コイルL2は時計方向に広がっていくように渦巻き状の第1配線24Fにより形成されている。第2面S側の第12コイルL12、第9コイルL9、第8コイルL8、第5コイルL5、第4コイルL4、第1コイルL1は、渦巻き状の第2配線24Sにより形成されている。第2面S側の第12コイルL12、第9コイルL9、第8コイルL8、第5コイルL5、第4コイルL4、第1コイルL1は、図中反時計回りに巻かれているが、第1面F側から見て時計回りに巻かれている。
図2は、コイル基板10を構成したプリント配線板100を示している。
第1コイル板C1の第2面Sが第2コイルL2の第2面Sと対向し、第2コイル板C2の第1面Fが第3コイルL3の第1面Fと対向し、第3コイル板C3の第2面Sが第4コイルL4の第2面Sと対向し、第4コイル板C4の第1面Fが第5コイルL5の第1面Fと対向し、第5コイル板C5の第2面Sが第6コイルL6の第2面Sと対向するようにプリント配線板100は折り畳まれる。
第1コイル板C1の第2面Sが第2コイルL2の第2面Sと対向し、第2コイル板C2の第1面Fが第3コイルL3の第1面Fと対向し、第3コイル板C3の第2面Sが第4コイルL4の第2面Sと対向し、第4コイル板C4の第1面Fが第5コイルL5の第1面Fと対向し、第5コイル板C5の第2面Sが第6コイルL6の第2面Sと対向するようにプリント配線板100は折り畳まれる。
図1に示される第1コイル板C1の第1面Fに設けられた入力端子in1からの電流が、第1コイル板C1、第2コイル板C2、第3コイル板C3、第4コイル板C4、第5コイル板C5、第6コイル板C6に形成された接続線I0を介して、スルーホール導体aに流れる。電流は、スルーホール導体a(第1コイルL1の始端)から第1コイルL1を通る。電流は、第1コイルL1の終端であるスルーホールbを通る。スルーホールbは、第2コイルL2の始端を併せて構成する。電流は、スルーホール(始端)bから第2コイルL2を通り、第2コイルの終端を構成する接続線I1に至る。接続線I1は、第3コイルL3の始端を併せて構成する。電流は第3コイルL3を通り、終端のスルーホールcに至る。スルーホールcは、第4コイルL4の始端を併せて構成する。電流は、第4コイルL4を通り、終端の接続性I2に至る。接続性I2は、第5コイルL5の始端を併せて構成する。電流は、第5コイルL5を通り、終端のスルーホールdに至る。スルーホールdは、第6コイルL6の始端を併せて構成する。電流は、第6コイルL6を通り、終端の接続線I3に至る。接続線I3は、第7コイルL7の始端を併せて構成する。電流は、第7コイルL7を通り、終端のスルーホールeに至る。スルーホールeは、第8コイルL8の始端を併せて構成する。電流は、第8コイルL8を通り、終端の接続線I4に至る。接続線I4は、第9コイルL9の始端を併せて構成する。電流は、第9コイルL9を通り、終端のスルーホールfに至る。スルーホールfは、第10コイルL10の始端を併せて構成する。電流は、第10コイルL10を通り、終端の接続線I5に至る。接続線I5は、第11コイルL11の始端を併せて構成する。電流は、第11コイルL11を通り、終端のスルーホールgに至る。スルーホールgは、第12コイルL12の始端を併せて構成する。電流は、第12コイルL12を通り、終端のスルーホールhに至る。スルーホールhは第1面F側で出力端子out1に接続されている。第12コイルL12を通った電流は出力端子out1側へ至る。
実施形態のコイル基板10によれば、プリント配線板100の第1面Fに渦巻き状の第11コイルL11、第10コイルL10、第7コイルL7、第6コイルL6、第3コイルL3、第2コイルL2を、第2面に第12コイルL12、第9コイルL9、第8コイルL8、第5コイルL5、第4コイルL4、第1コイルL1を形成するため、積層構造との比較で容易に製造することができる。また、1層のプリント配線板100から成るため、高い信頼性を得ることができる。また、各コイルが渦巻き状に形成されているため、コイルのターン数が多く、高いインダクタンスを持たせることができ、バイブレータの駆動用に用いることができる。
図3(A)は、図1の第6コイル板C6のa1−a1断面図である。フレキシブル基板22の第1面Fには、第1配線24Fとビアランド24AFとが形成されている。ビアランド24AFは第1配線24Fに含まれる。フレキシブル基板22の第2面Sには、第2配線24Sとビアランド24ASとが形成されている。ビアランド24ASは第2配線24Sに含まれる。フレキシブル基板22を貫通する貫通孔26には、スルーホール導体24Aが形成され、スルーホール導体24Aを介して第1面F側のビアランド24AFと、第2面S側のビアランド24ASとが接続される。第1配線24F、第2配線24Sは、銅箔32、シード層34、電解めっき膜36から成る。スルーホール導体24Aは、貫通孔26内に形成されたシード層34、電解めっき膜36から成る。
[第1実施形態の製造方法]
図3(B)〜図3(F)は、第1実施形態のコイル基板の製造方法を示す。
第1面Fと第1面の反対面である第2面Sとを備えるフレキシブル基板22が用意され、フレキシブル基板22の第1面Fと第2面Sに銅箔32が積層される(図3(B))。フレキシブル基板22にスルーホール導体用の貫通孔26が形成される(図3(C))。銅箔32の表面、及び、フレキシブル基板22の貫通孔26内に無電解銅めっきによりシード層34が形成される(図3(D))。シード層34上にめっきレジストパターン38が形成される(図3(E))。めっきレジストパターン38から露出するシード層34上に電解めっきにより電解めっき膜36が形成され、貫通孔26内に電解めっき膜36が充填されスルーホール導体24Aが形成される(図3(F))。めっきレジストパターンが剥離され、電解めっき膜36から露出するシード層34、銅箔32が剥離され、銅箔32、シード層34、電解めっき膜36からなる第1配線24F、第2配線24Sが形成され(図3(A))、プリント配線板100が完成する。
図3(B)〜図3(F)は、第1実施形態のコイル基板の製造方法を示す。
第1面Fと第1面の反対面である第2面Sとを備えるフレキシブル基板22が用意され、フレキシブル基板22の第1面Fと第2面Sに銅箔32が積層される(図3(B))。フレキシブル基板22にスルーホール導体用の貫通孔26が形成される(図3(C))。銅箔32の表面、及び、フレキシブル基板22の貫通孔26内に無電解銅めっきによりシード層34が形成される(図3(D))。シード層34上にめっきレジストパターン38が形成される(図3(E))。めっきレジストパターン38から露出するシード層34上に電解めっきにより電解めっき膜36が形成され、貫通孔26内に電解めっき膜36が充填されスルーホール導体24Aが形成される(図3(F))。めっきレジストパターンが剥離され、電解めっき膜36から露出するシード層34、銅箔32が剥離され、銅箔32、シード層34、電解めっき膜36からなる第1配線24F、第2配線24Sが形成され(図3(A))、プリント配線板100が完成する。
第1実施形態のコイル基板の製造方法は、フレキシブル基板22にプリント配線板の製造方法で第1配線24F、第2配線24Sから成る複数個のコイルを形成するため、容易に形成できる。また、シード層34上にめっきレジストパターン38が形成され、めっきレジストパターン38から露出するシード層34上に電解めっきにより電解めっき膜36が形成され、めっきレジストパターンが剥離され、電解めっき膜36から露出するシード層34、銅箔32が剥離され、第1配線24F、第2配線24Sが形成される。即ち、厚みの厚い電解めっき膜をエッチングしてパターンを形成するのと比較して、厚い電解めっき膜にエッチングを加えないため、配線をファインピッチに形成できる。これにより配線の占める比率を高め、コイル数を増大させ、コイルの発生トルクを大きくすることができる。
また、フレキシブル基板22の第1面Fに設けられた渦巻き状の第1配線24Fと、第2面Sに設けられた第2配線24Sとが、フレキシブル基板22を貫通する銅めっきからなるスルーホール導体24Aにより接続される。このため、高い信頼性を有すると共に、低抵抗のスルーホール導体24Aに電流が流れるため高効率を実現できる。
[第1実施形態の改変例]
図4(A)は、第1実施形態の改変例のコイル基板の断面図である。
フレキシブル基板22の第1面Fには、第1配線24Fとビアランド24AFとが形成されている。フレキシブル基板22の第2面Sには、第2配線24Sとビアランド24ASとが形成されている。フレキシブル基板22を貫通する貫通孔26には、スルーホール導体24Aが形成され、スルーホール導体24Aを介して第1面F側のビアランド24AFと、第2面S側のビアランド24ASとが接続される。第1配線24F、第2配線24Sは、シード層34、電解めっき膜36から成る。スルーホール導体24Aは、貫通孔26内に形成されたシード層34、電解めっき膜36から成る。
図4(A)は、第1実施形態の改変例のコイル基板の断面図である。
フレキシブル基板22の第1面Fには、第1配線24Fとビアランド24AFとが形成されている。フレキシブル基板22の第2面Sには、第2配線24Sとビアランド24ASとが形成されている。フレキシブル基板22を貫通する貫通孔26には、スルーホール導体24Aが形成され、スルーホール導体24Aを介して第1面F側のビアランド24AFと、第2面S側のビアランド24ASとが接続される。第1配線24F、第2配線24Sは、シード層34、電解めっき膜36から成る。スルーホール導体24Aは、貫通孔26内に形成されたシード層34、電解めっき膜36から成る。
[第1実施形態の改変例の製造方法]
図4(B)〜図4(F)は、第1実施形態のコイル基板の製造方法を示す。
第1面Fと第1面の反対面である第2面Sとを備えるフレキシブル基板22が用意される(図4(B))。フレキシブル基板22にスルーホール導体用の貫通孔26が形成される(図4(C))。フレキシブル基板22の表面、及び、貫通孔26内に無電解銅めっきによりシード層34が形成される(図4(D))。シード層34上にめっきレジストパターン38が形成される(図4(E))。めっきレジストパターン38から露出するシード層34上に電解めっきにより電解めっき膜36が形成され、貫通孔26内に電解めっき膜36が充填されスルーホール導体24Aが形成される(図4(F))。めっきレジストパターンが剥離され、電解めっき膜36から露出するシード層34が剥離され、シード層34、電解めっき膜36からなる第1配線24F、第2配線24Sが形成され(図4(A))、プリント配線板100が完成する。
図4(B)〜図4(F)は、第1実施形態のコイル基板の製造方法を示す。
第1面Fと第1面の反対面である第2面Sとを備えるフレキシブル基板22が用意される(図4(B))。フレキシブル基板22にスルーホール導体用の貫通孔26が形成される(図4(C))。フレキシブル基板22の表面、及び、貫通孔26内に無電解銅めっきによりシード層34が形成される(図4(D))。シード層34上にめっきレジストパターン38が形成される(図4(E))。めっきレジストパターン38から露出するシード層34上に電解めっきにより電解めっき膜36が形成され、貫通孔26内に電解めっき膜36が充填されスルーホール導体24Aが形成される(図4(F))。めっきレジストパターンが剥離され、電解めっき膜36から露出するシード層34が剥離され、シード層34、電解めっき膜36からなる第1配線24F、第2配線24Sが形成され(図4(A))、プリント配線板100が完成する。
第1実施形態の改変例のコイル基板の製造方法は、シード層34上にめっきレジストパターン38が形成され、めっきレジストパターン38から露出するシード層34上に電解めっきにより電解めっき膜36が形成され、めっきレジストパターンが剥離され、電解めっき膜36から露出するシード層34が剥離され、第1配線24F、第2配線24Sが形成される。即ち、厚みの厚い電解めっき膜をエッチングしてパターンを形成するのと比較して、配線をファインピッチに形成できる。これにより配線の占める比率を高め、コイル数を増大させ、コイルの発生トルクを大きくすることができる。
10 コイル基板
20 フレキシブル基板
24A スルーホール導体
24F 第1配線
24S 第2配線
32 銅箔
34 シード層
36 電解めっき膜
100 プリント配線板
C1 第1コイル板
L1 第1コイル
20 フレキシブル基板
24A スルーホール導体
24F 第1配線
24S 第2配線
32 銅箔
34 シード層
36 電解めっき膜
100 プリント配線板
C1 第1コイル板
L1 第1コイル
Claims (4)
- 第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有し、折り曲げられることで複数個のコイル板を形成するフレキシブル基板と、
前記フレキシブル基板の前記第1面、前記第2面であって前記コイル板にそれぞれ形成される複数の渦巻き状の配線から成るコイルと、
前記フレキシブル基板を貫通し、前記第1面側の配線と前記第2面側の配線とを接続するスルーホール導体と、を有するコイル基板の製造方法であって、
前記フレキシブル基板の前記第1面、前記第2面に銅箔を設けることと、
前記フレキシブル基板にスルーホール導体用の貫通孔を設けることと、
前記銅箔の表面、及び、前記フレキシブル基板の前記貫通孔内にシード層を設けることと、
前記シード層上にめっきレジストパターンを形成することと、
前記めっきレジストパターンから露出するシード層上に電解めっきにより電解めっき膜を形成し、前記貫通孔内に前記スルーホール導体を形成することと、
前記めっきレジストパターンを剥離することと、
前記電解めっき膜から露出する前記シード層、前記銅箔を剥離して、前記銅箔、前記シード層、前記電解めっき膜からなる前記配線を形成することと、を有する。 - 第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有し、折り曲げられることで複数個のコイル板を形成するフレキシブル基板と、
前記フレキシブル基板の前記第1面、前記第2面であって前記コイル板にそれぞれ形成される複数の渦巻き状の配線から成るコイルと、
前記フレキシブル基板を貫通し、前記第1面側の配線と前記第2面側の配線とを接続するスルーホール導体と、を有するコイル基板の製造方法であって、
前記フレキシブル基板にスルーホール導体用の貫通孔を設けることと、
前記フレキシブル基板の表面、及び、前記貫通孔内にシード層を設けることと、
前記シード層上にめっきレジストパターンを形成することと、
前記めっきレジストパターンから露出するシード層上に電解めっきにより電解めっき膜を形成し、前記貫通孔内に前記スルーホール導体を形成することと、
前記めっきレジストパターンを剥離することと、
前記電解めっき膜から露出する前記シード層を剥離して、前記シード層、前記電解めっき膜からなる前記配線を形成することと、を有する。 - 請求項1又は請求項2のコイル基板の製造方法であって、
前記シード層の形成は、無電解銅めっきにより行う。 - 請求項1又は請求項2のコイル基板の製造方法であって、
前記コイルは1の終端が次の始端に接続されることで連続して接続されている。
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