JP2020181460A - カード取扱装置、カード取扱方法及び磁気ic複合カード - Google Patents

カード取扱装置、カード取扱方法及び磁気ic複合カード Download PDF

Info

Publication number
JP2020181460A
JP2020181460A JP2019085313A JP2019085313A JP2020181460A JP 2020181460 A JP2020181460 A JP 2020181460A JP 2019085313 A JP2019085313 A JP 2019085313A JP 2019085313 A JP2019085313 A JP 2019085313A JP 2020181460 A JP2020181460 A JP 2020181460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
coercive force
information
card
written
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019085313A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7227064B2 (ja
Inventor
明博 忠政
Akihiro Tadamasa
明博 忠政
幸男 青山
Yukio Aoyama
幸男 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Original Assignee
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Omron Terminal Solutions Corp filed Critical Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority to JP2019085313A priority Critical patent/JP7227064B2/ja
Publication of JP2020181460A publication Critical patent/JP2020181460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7227064B2 publication Critical patent/JP7227064B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Conveying Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】保磁力の異なる磁気カードが混在して扱われる自動取引装置において、安価な構成で異なる保磁力に適した電流で情報の書込みを行う。【解決手段】IC読み書き部は、ICチップの記憶領域の所定の領域に予め書き込まれた磁気ストライプの磁気保磁力に関する保磁力情報を読み取る。制御部は、読み取られた保磁力情報を判定する。磁気読み書き部は、制御部で判定された判定結果に応じた保持力用の書き込み電流にて磁気ストライプに所定の情報を書き込む。【選択図】図3

Description

本発明は、カード取扱装置、カード取扱方法及び磁気IC複合カードに関する。
自動取引装置(ATM)で磁気カードを用いて現金の取引を行う場合、利用者が操作案内表示に従って磁気カードを挿入口に入れ、キーボードもしくはタッチパネルより入力された暗証番号をチェックする。そして、本人であることを確認した後、現金の預け入れ、払い出し、振り込み等の取引を行っている。
通常使用される磁気カードは、その表面に磁気ストライプを備え、そこに金融機関用の情報が書き込まれている。また、金融機関がクレジット会社と提携している場合には、磁気カードの裏面にある磁気ストライプにクレジット用の情報が書き込まれている。
また、最近は磁気ストライプに加えてICチップを備えた磁気IC複合カードも出回っている。磁気IC複合カードが自動取引装置で使用された場合、まず磁気ストライプを読み取り、カードがICチップを備えていると分かった場合、よりセキュリティ性の高いICチップでの処理に移行して取引を行うなどしている。
従来、特におもて面の磁気ストライプは保磁力が低保磁力52kA/m(650Oe)のカード一種類だったが、最近、消磁の問題が多くなり、この対策のために高保磁力219kA/m(2750Oe)のカードが流通し始めている。
このような状況から、異なる保磁力を持った磁気IC複合カードが自動取引装置で混在して使用される事態になっている。このような場合、自動取引装置では磁気ストライプの情報を読み取る時には影響ないが、情報を磁気ストライプに書き込む時には、それぞれの保磁力に適した磁界の強さで書き込む必要がある。ここで、磁界の強さは、書き込み電流に比例していて相関がある。磁界の強さを論じても扱い難いため、以降扱いやすい書き込み電流について記述する。
このため高保磁力のストライプに対して、低保磁力用の書き込み電流で書き込みを行うと、電流が弱すぎるために磁気ストライプの情報を上書きすることができないか、または中途半端に上書きして情報を破壊してしまう。
また、低保磁力のストライプに対して高保磁力ストライプ用の書き込み電流で書き込みを行うと、電流が強すぎるために疑似ピークが発生してしまう恐れがあり、書き込み情報が異常となってしまう場合がある。磁気情報書き込みに関して、おもて面に限らず裏面の磁気ストライプも異なる保磁力が混在するという同様の問題を抱えている。
このような問題を解決するために、保磁力を測定できる機器を付加し、書き込みをする際に、自動取引装置に取り込まれた磁気カードの保磁力を測定し、その磁気カードが低保磁力か高保磁力かを判定した後、最適な書込み電流で情報の書き込みを行う方式がある。
また、自動取引装置に一旦取り込まれた磁気カードに対して低保磁力用の電流で書き込み、書き込んだ情報をチェックし、情報が書き変わっていない場合は高保磁力用の電流で再度書き込むという複数回書き込む方式がある。
また、特許文献1では、磁気媒体の所定の領域に予め書き込まれた磁気媒体の磁気保磁力に関する保磁力情報を読み取り、主制御部は読み取られた保磁力情報を判定し、磁気媒体読み取り/書き込み部は、主制御部で判定された結果に従って、所定の電流にて磁気媒体に情報の書き込みを行っている。
また、特許文献2では、通帳の磁気媒体の保磁力判定のために、通帳の内部のバーコードから磁性体の保磁力情報を読み取る方法が考案されている。
また、磁気IC複合カードの場合、磁気が正しく読めなかったら、磁気の処理をスキップして、ICでの処理に移行する方法も取られている。
特開2006−11582号公報 特開2013−242829号公報
磁気の書き込みが可能な磁気ICカード取扱装置を搭載した自動取引装置に、磁気ストライプが消磁によって正しく読めない磁気IC複合カードが使用された場合、磁気情報を書き直しすればカードの磁気情報は再び読むことが可能になる。ただし、磁気情報を書き込むためには、事前に書き込む磁気ストライプの保磁力を知る必要がある。
上述のように、自動取引装置に磁気カードの磁気ストライプの保磁力を測定する機能を追加する方式では、高価格な磁気測定機器を搭載しなければならなくなる。
また、磁気情報を複数回書き込みする方式の場合には、書き込みと確認を複数回行うため時間がかかり、現金の取引処理時間が長くなる。また磁気ヘッドの寿命も短くなるという問題が生じる。
また、特許文献1の方法は、磁気ストライプが正しく読み取りできることが必須となる。消磁した磁気ストライプの情報の場合、磁気情報を正しく読み取ることができないので、特許文献1の方法を使用することができない。
また、通常、カード表面はカード発行者のデザインが優先されるため、特許文献2の通帳の内部のバーコードのような保磁力を示すマークを表示できないという問題がある。またマークを表示できたとしてもマークを読み取るための機器を搭載しなければならなくなる。
また、磁気の処理をスキップして、ICでの処理に移行する方法は、その時は自動取引装置での処理を行うことができるので有効だが、後日、磁気の処理しか対応していない別の自動取引装置を利用することができないという問題がある。
本発明の目的は、保磁力の異なる磁気カードが混在して扱われる自動取引装置において、安価な構成で異なる保磁力に適した電流で情報の書き込みを行うことにある。
本発明の一態様のカード取扱装置は、磁気ストライプとICチップを備えたカードを取り扱うカード取扱装置であって、前記磁気ストライプの読み取りと書込みを行う磁気読み書き部と、前記ICチップの読取りと書込みを行うIC読み書き部と、前記磁気読み書き部と前記IC読み書き部の制御を行う制御部とを有し、前記IC読み書き部は、前記ICチップの記憶領域の所定の領域に予め書き込まれた前記磁気ストライプの磁気保磁力に関する保磁力情報を読み取り、前記制御部は、読み取られた前記保磁力情報を判定し、前記磁気読み書き部は、前記制御部で判定された判定結果に応じた保持力用の書き込み電流にて前記磁気ストライに所定の情報を書き込むことを特徴とする。
本発明の一態様の磁気IC複合カードは、磁気ストライプとICチップを備えた磁気IC複合カードであって、前記ICチップは記憶領域を有し、前記記憶領域の所定の領域には、前記磁気ストライプの磁気保磁力に関する保磁力情報が書き込まれていることを特徴とする。
本発明の一態様のカード取扱方法は、磁気ストライプとICチップを備えたカードを取り扱うカード取扱方法であって、前記ICチップの記憶領域の所定の領域に予め書き込まれた前記磁気ストライプの磁気保磁力に関する保磁力情報を読み取る保磁力情報読み取りステップと、前記保磁力情報読み取りステップで読み取られた前記保磁力情報を判定する保磁力情報判定ステップと、前記保磁力情報判定ステップで判定された判定結果に応じた保持力用の書き込み電流にて前記磁気ストライプに所定の情報を書き込む情報書き込みステップと、を有することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、保磁力の異なる磁気IC複合カードが混在して扱われる自動取引装置において、安価な構成で異なる保磁力に適した電流で磁気情報の書き込みを行うことができる。
自動取引装置と磁気ICカード取扱装置の構成を示す図である。 磁気ICカード取扱装置の構成を示す図である。 磁気IC複合カードのおもて面を示す図である。 磁気ストライプが裏面にある磁気カードの裏面を示す図である。 一般的な磁気カードを用いた磁気情報による取引の動作を説明するためのフローチャートである。 一般的な磁気ストライプとICを備えた磁気IC複合カードを用いた磁気情報による取引の動作を説明するためのフローチャートである。 実施例のICから保磁力情報を読み出して書き込みを行う動作を示すフローチャートである。 実施例のカードの書き込み動作を示すフローチャートである。 実施例の他のカードの書き込み動作を示すフローチャートである。
以下、図面を用いて、実施例について説明する。
カード取扱装置100は、制御部110と、制御部110に接続された上位インタフェース120、メモリ130、カード搬送部140、カード位置センサ150、磁気読み書き部160及びIC読み書き部170を有する。制御部110は、磁気読み書き部160を制御する磁気制御部111とIC読み書き部170を制御するIC制御部112を有する。カード取扱装置100は、自動取引装置1000に内蔵されている。
図2に示すように、カード200は複数のローラー230を介してカード取込み方向(図2の矢印の方向)に搬送される。そして、カード200は搬送中に複数のセンサ220で検知されながら磁気読み書き部160及びIC読み書き部170を通過する。
磁気読み書き部160は、カード入出口210から挿入されたカード200に書き込まれた磁気情報の読み取り及び磁気情報の書き込みを行う。磁気情報の読み書きが行われたカード200はカード入出口210へ放出される。
次に、図3を参照して、カードの磁気ストライプの情報及びICチップ(IC)の情報の構成について説明する。
カード300は、おもて面に磁気ストライプ301とIC302を有する磁気IC複合カードである。
磁気ストライプ301の情報は、読み取り順に、タイミング信号3011、始め符号3012、データ3013、終り符号3014、水平冗長検査文字3015(以後、LRCと称す)及びタイミング信号3016で構成される。
データ3013には金融機関の情報、例えば利用者の口座番号等を含む情報が書込まれている。IC302のIC記憶領域3022には、保磁力情報3021が記憶されている。保磁力情報3021は、磁気ストライプ301が低保磁力又は高保磁力であるかを判別するための保磁力情報を記憶する。例えば、保磁力情報3021が「0」ならば、低保磁力を示す。保磁力情報3021が「1」ならば、高保磁力を示す。IC読み書き部170で、カードのIC記憶領域3022の保磁力情報3021を読み取った際に、IC制御部112で取り込まれたカード300が低保磁力なのか高保磁力なのかを判断する。
このように、IC302は記憶領域3022を有し、記憶領域3022の所定の領域には、磁気ストライプ301の磁気保磁力に関する保磁力情報3022が書き込まれている。また、記憶領域3022の所定の領域の他の領域には、磁気ストライプ301に書込むべき情報が書き込まれている。
図4を参照して、裏面に磁気ストライプ401を有するカード400の構成について説明する。カード400は、磁気ストライプ401が裏面にも存在するタイプである。金融機関がクレジット会社と提携している場合には、カード400の裏面にある磁気ストライプ401にクレジット用の情報が書込まれている。
実施例によれば、IC302のIC記憶領域3022に保磁力情報3021を記憶しているので、消磁した磁気ストライプの場合のように、磁気ストライプ301の磁気情報を正しく読み取ることができない場合でも、取り込まれたカード300が低保磁力なのか高保磁力なのかを判断することができる。
以下、図5、図6を用いて、例えば、消磁した磁気ストライプ301の場合のように、磁気ストライプ301の磁気情報を正しく読み取ることができない場合の問題点について説明する。
図5のフローチャートを参照して、一般的な磁気カードを用いた磁気情報による取引の動作を説明する。
まず、利用者は、磁気カードを磁気カード入出口に挿入してカード取引を開始する(S501)。
次に、磁気カードが取り込まれると(S502)、磁気カードに書き込まれている磁気情報の読み取りを行う(S503)。
次に、磁気情報の読み取りOKかどうかを判定する(S504)。読み取りOKならば、個人認証を行う(S505)。例えば、操作パネルから利用者に暗証番号を入力させる。
入力された暗証番号が正しい場合には、預け入れ、払い出し、振り込みなどの処理が行われる(S506)。
磁気情報の読み取りOKかどうかを判定し(S504)、読み取りOKでなければ、読み取りエラー(S509)となり取引は中止する(S510)。
次に、磁気カードに所定の磁気情報を書き込み(S507)、カードを返却して(S508)、カード取引は終了する(S511)。
上述のように、一般的な磁気カードを用いた磁気情報による取引においては、S504で読み取りOKでなければ、読み取りエラー(S509)となり取引は中止する(S510)。そして、取引を中止した状態で、磁気カードに所定の磁気情報を書き込む(S507)。例えば、消磁した磁気ストライプの場合のように、磁気ストライプの磁気情報を正しく読み取ることができない場合は、一旦取引を中止した状態で、磁気カードに所定の磁気情報を書き込む必要がある。
図6のフローチャートを参照して、一般的な磁気ストライプとICを備えた磁気IC複合カードを用いた磁気情報による取引の動作を説明する。
まず、利用者は、カードをカード入出口に挿入してカード取引を開始する(S601)。
次に、カードが取り込まれると(S602)、カードの磁気ストライプに書き込まれている磁気情報が読み取られる(S603)。
次に、磁気情報の読み取りOKかどうかを判定する(S604)。読み取りOKならば、ICカードかを判定する(S605)。
ICカードならば、ICに記憶されたIC情報を読み取り(S606)、個人認証を行う(S607)。例えば、操作パネルから利用者に暗証番号を入力させる。
入力された暗証番号が正しい場合には、預け入れ、払い出し、振り込みなどの処理が行われる(S608)。
磁気情報の読み取りOKかどうかを判定し(S604)、読み取りOKでなければ、読み取りエラー(S611)となり取引は中止する(S612)。
次に、カードの磁気ストライプに所定の磁気情報を書き込み(S609)、カードを返却して(S610)、カード取引は終了する(S613)。
上述のように、一般的な磁気IC複合カードを用いた磁気情報による取引においては、S604で読み取りOKでなければ、読み取りエラー(S611)となり取引は中止する(S612)。そして、取引を中止した状態で、磁気IC複合カードの磁気ストライプに所定の磁気情報を書き込む必要がある(S609)。例えば、消磁した磁気ストライプの場合のように、磁気ストライプの磁気情報を正しく読み取ることができない場合は、一旦取引を中止した状態で、磁気IC複合カードに所定の磁気情報を書き込む必要がある。
次に、図7のフローチャートを参照して、実施例のICから保磁力情報を読み出し書き込みを行う取引動作を説明する。
まず、利用者は、カード300(図3参照)をカード入出口210(図2参照)に挿入してカード取引を開始する(S701)。
次に、カード300が取り込まれると(S702)、カードの磁気ストライプ301に書き込まれている磁気情報が磁気読み書き部160で読み取られる(S703)。
次に、読み取りOKかどうかを判定する(S704)。判定の結果、読み取りOKならば、IC情報を読み取る(S705)。
磁気情報の読み取りOKかどうかを判定し(S704)、読み取りOKでなければ、読み取りエラーと(S710)なるがスキップして、IC情報を読み取る(S705)。
ICに記憶されたIC情報を読み取った後(S705)、IC情報を元にして個人認証を行う(S706)。例えば、操作パネルから利用者に暗証番号を入力させる。
入力された暗証番号が正しい場合には、預け入れ、払い出し、振り込みなどの処理が行われる(S707)。
次に、カード300の磁気ストライプ301に所定の磁気情報を書き込み(S708)、カード300を返却して(S709)、カード取引は終了する(S711)。
ここで、例えば、磁気読み書き部160は、磁気ストライプ301に書込む所定の磁気情報として、IC302の記憶領域3022に書き込まれた情報を書き込む。あるいは、磁気読み書き部160は、磁気ストライプ301に書き込む所定の磁気情報として、上位装置(自動取引装置1000)から得た情報を書き込むようにしても良い。
上述のように、実施例のICから保磁力情報を読み出し書き込みを行う取引においては、消磁した磁気ストライプの場合のように、磁気ストライプの磁気情報を正しく読み取ることができない場合でも、取引を中止させないで、磁気IC複合カードに所定の磁気情報を書き込むことができる。
次に、図8のフローチャートを参照して、実施例の磁気ストライプとICを備えた磁気IC複合カードの磁気書き込み動作(S800)について説明する。
最初に、IC302から読み出した保磁力情報3021を制御部110にセットする(S801)。
次に、保磁力情報3021に基づいて保磁力を判定する(S802)。判定の結果、高保磁力ならば、高保磁力用の書き込み電流である高保磁力電流に設定する(S803)。判定の結果、低保磁力ならば、低保磁力用の書き込み電流である低保磁力電流に設定する(S804)。
次に、S803及びS804で設定された電流値にてカード300の磁気ストライプ301に所定の磁気情報を書き込む(S805)。その後、カード返却動作(図7のS709)に戻る(S806)。
次に、図9のフローチャートを参照して、実施例の磁気ストライプとICを備えた磁気IC複合カードの他の磁気書き込み動作(S900)について説明する。
最初に、IC302から読み出した保磁力情報3021を制御部110にセットする(S901)。
次に、保磁力情報3021に基づいて所定の保磁力用の書き込み電流である保磁力電流に設定する(S902)。
次に、設定された電流値にてカードの磁気ストライプ301に所定の磁気情報を書き込む(S903)。その後、カード返却動作(図7のS709)に戻る(S904)。
尚、制御部110は、保磁力情報3021に基づいてカードが対象外の磁気ストライプを備えるカードかを判定し、磁気読み書き部160は、制御部110で対象外の磁気ストライプを備えるカードと判定した場合には、磁気ストライプ301に所定の情報を書き込まないようにしても良い。
上記実施例では、保磁力の異なる磁気カードが混在して扱われる自動取引装置において、ICに予め書き込まれた保磁力情報に従って、保磁力に適した電流で情報の書き込みを行う。これにより、磁気測定器機器など新しい装置を追加することなく比較的安価な構成で情報を書き込むことができる。
また、磁気ストライプを読むことが全くできない消磁した磁気カードであっても、その磁気ストライプの磁性体の保磁力に適した所定の電流値にて磁気情報を書き込むことができる。
また、誤った電流値で磁気書き込みを行うことがなくなり、磁気情報の破壊を防ぐことができる。カードの表面には保磁力に関する情報を何も書かなくて良いので、カードは自由にデザインを定めることができる。
また、磁気ストライプが消磁によって読むことができず、磁気の処理をスキップして、ICでの処理に移行していた磁気IC複合カードにおいて、磁気ストライプを適切な電流値で書き込むことで再び使えるように再生できる。この結果、磁気での処理しか対応していない別の自動取引装置でも再び利用できるようになる。
ここで、(表1)に示すように、市場には磁気カードに対して2つのタイプのカード取扱装置があり、それぞれの対応する磁気カードの種類は次の通りである。現在のところ磁気カードの保磁力が混在しない状況でしか、適切な書き込みを行うことはできない。
[表1]

Figure 2020181460
磁気IC複合カードにおいて実施例の方式を使用することで、タイプAのカード処理装置の場合、低保磁力のカードへの書き込みが可能である。また、高保磁力のカードに対しては書き込みを避けることができる。タイプBのカード処理装置の場合、低保磁力カードは低保磁力用の電流値にて書き込み、高保磁力カードには高保磁力用の電流値にて書き込みを行うことができる。
1000 自動取引装置
100 カード取扱装置
110 制御部
111 磁気制御部
112 IC制御部
120 上位インタフェース
130 メモリ
140 カード搬送部
150 カード位置センサ
160 磁気読み書き部
170 IC読み書き部
200 カード
301 磁気ストライプ
302 IC
3022 ICの記憶領域
3021 保磁力情報
400 磁気ストライプが裏面にあるカード
401 磁気ストライプ

Claims (10)

  1. 磁気ストライプとICチップを備えたカードを取り扱うカード取扱装置であって、
    前記磁気ストライプの読み取りと書き込みを行う磁気読み書き部と、
    前記ICチップの読取りと書き込みを行うIC読み書き部と、
    前記磁気読み書き部と前記IC読み書き部の制御を行う制御部と、を有し、
    前記IC読み書き部は、
    前記ICチップの記憶領域の所定の領域に予め書き込まれた前記磁気ストライプの磁気保磁力に関する保磁力情報を読取り、
    前記制御部は、
    読み取られた前記保磁力情報を判定し、
    前記磁気読み書き部は、
    前記制御部で判定された判定結果に応じた保持力用の書き込み電流にて前記磁気ストライプに所定の情報を書き込むことを特徴とするカード取扱装置。
  2. 前記IC読み書き部は、
    前記保磁力情報として、第1の磁気保磁力に関する第1の保磁力情報と、前記第1の磁気保磁力より低い第2の磁気保磁力に関する第2の保磁力情報を読み取り、
    前記制御部は、
    読取られた前記保磁力情報が、前記第1の保磁力情報か前記第2の保磁力情報かを判定し、
    前記磁気読み書き部は、
    前記制御部で判定された結果が前記第1の保磁力情報の場合には、第1の保持力用の書き込み電流にて前記磁気ストライプに前記所定の情報を書き込み、
    前記制御部で判定された結果が前記第2の保磁力情報の場合には、前記第1の保持力用の書き込み電流より低い第2の保持力電流にて前記磁気ストライプに前記所定の情報を書き込むことを特徴とする請求項1に記載のカード取扱装置。
  3. 前記制御部は、
    読み取られた前記保磁力情報に基づいて、前記カードが対象外の保磁力の前記磁気ストライプを備えるカードかを判定し、
    前記磁気読み書き部は、
    前記制御部で対象外の保磁力の前記磁気ストライプを備えるカードと判定した場合には、前記磁気ストライプに前記所定の情報を書き込まないことを特徴とする請求項1ないし請求項2に記載のカード取扱装置。
  4. 前記磁気読み書き部は、
    前記磁気ストライプに書き込む前記所定の情報として、前記ICチップの記憶領域に書き込まれた情報を書き込むことを特徴とする請求項1ないし請求項2に記載のカード取扱装置。
  5. 前記磁気読み書き部は、
    前記磁気ストライプに書き込む前記所定の情報として、上位装置から得た情報を書き込むことを特徴とする請求項1ないし請求項2に記載のカード取扱装置。
  6. 磁気ストライプとICチップを備えた磁気IC複合カードであって、
    前記ICチップは記憶領域を有し、
    前記記憶領域の所定の領域には、前記磁気ストライプの磁気保磁力に関する保磁力情報が書き込まれていることを特徴とする磁気IC複合カード。
  7. 前記記憶領域の前記所定の領域の他の領域には、前記磁気ストライプに書き込むべき情報が書き込まれていることを特徴と請求項6に記載の磁気IC複合カード。
  8. 請求項1ないし請求項5に記載のカード取扱装置を搭載した自動取引装置。
  9. 磁気ストライプとICチップを備えたカードを取り扱うカード取扱方法であって、
    前記ICチップの記憶領域の所定の領域に予め書き込まれた前記磁気ストライプの磁気保磁力に関する保磁力情報を読み取る保磁力情報読み取りステップと、
    前記保磁力情報読み取りステップで読み取られた前記保磁力情報を判定する保磁力情報判定ステップと、
    前記保磁力情報判定ステップで判定された判定結果に応じた保持力用の書き込み電流にて前記磁気ストライプに所定の情報を書き込む情報書き込みステップと、
    を有することを特徴とするカード取扱方法。
  10. 前記保磁力情報読み取りステップにおいて、
    前記磁気ストライプの前記磁気保磁力に関する前記保磁力情報として、第1の磁気保磁力に関する第1の保磁力情報と、前記第1の磁気保磁力より低い第2の磁気保磁力に関する第2の保磁力情報を読み取り、
    前記保磁力情報判定ステップにおいて、
    読み取られた前記保磁力情報が、前記第1の保磁力情報か前記第2の保磁力情報かを判定し、
    前記情報書き込みステップにおいて、
    前記保磁力情報判定ステップで判定された判定結果が前記第1の保磁力情報の場合には、第1の保持力用の書き込み電流にて前記磁気ストライプに前記所定の情報を書き込み、
    前記保磁力情報判定ステップで判定された判定結果が前記第2の保磁力情報の場合には、前記第1の保持力用の書き込み電流より低い第2の保持力用の書き込み電流にて前記磁気ストライプに前記所定の情報を書き込むことを特徴とする請求項9に記載のカード取扱方法。
JP2019085313A 2019-04-26 2019-04-26 カード取扱装置、カード取扱方法及び磁気ic複合カード Active JP7227064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019085313A JP7227064B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 カード取扱装置、カード取扱方法及び磁気ic複合カード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019085313A JP7227064B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 カード取扱装置、カード取扱方法及び磁気ic複合カード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020181460A true JP2020181460A (ja) 2020-11-05
JP7227064B2 JP7227064B2 (ja) 2023-02-21

Family

ID=73024269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019085313A Active JP7227064B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 カード取扱装置、カード取扱方法及び磁気ic複合カード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7227064B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0660308A (ja) * 1992-08-07 1994-03-04 Oki Electric Ind Co Ltd 磁気記録方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0660308A (ja) * 1992-08-07 1994-03-04 Oki Electric Ind Co Ltd 磁気記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7227064B2 (ja) 2023-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4612436A (en) Reading and writing apparatus for ID cards
US4228348A (en) Security document and system
EP0407207B2 (en) Card handling apparatus and method
JPS60254371A (ja) 磁気カ−ドを用いた取引処理装置
EP0202473B1 (en) Card issuance apparatus
CN101025841A (zh) 自动交易装置
JP2017045174A (ja) 取引装置
CN105261114A (zh) 纸张管理装置、纸张处理系统以及纸张管理方法
EP0827101B1 (en) Magnetic card reader
JP7227064B2 (ja) カード取扱装置、カード取扱方法及び磁気ic複合カード
KR20120087765A (ko) 통장 취급 장치 및 통장 취급 방법
JP2007334680A (ja) 営業店端末および営業店システム
JP6832876B2 (ja) 自動取引装置、磁気ストライプ修復方法、及び磁気ストライプ修復プログラム
JP2007058877A (ja) 自動取引装置及びプログラム
JP2021114069A (ja) 自動取引装置および自動取引システム
JP5687821B2 (ja) 磁気記録媒体の読み取り方法及び、磁気記録媒体が設けられた冊子媒体の処理装置
JP7460471B2 (ja) カードリーダ
JP6583045B2 (ja) 自動取引装置
JP4975478B2 (ja) 自動取引装置及び自動取引装置の取引処理方法
JP2554368B2 (ja) 自動取引システム並びに該システムに用いる取引カード
JP5022138B2 (ja) 自動取引装置及びicカードの振込情報移行方法
JP2008130025A (ja) 無人受付装置
JPH0793437A (ja) 有価証券処理装置
JPH10207993A (ja) Icカードおよびカード処理方法
JPS63263602A (ja) 磁気記録媒体およびその真偽判定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7227064

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150