JP2020181436A - 調理支援装置、学習装置、調理支援方法、学習方法、およびプログラム - Google Patents

調理支援装置、学習装置、調理支援方法、学習方法、およびプログラム Download PDF

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Teru Hanabusa
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慶喜 川原
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慶喜 川原
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Minoru Utagawa
実 宇田川
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Abstract

【課題】盛り付けた料理の均一性を向上できる調理支援装置、学習装置、調理支援方法、学習方法およびプログラムを提供する。【解決手段】学習装置100は、CPU102と、メモリ104と、不揮発性メモリ108と、通信部106と、内部バス150とを備えている。アプリ1084は、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を受け付け、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を記憶させる。学習モデル1087は、盛り付けた料理を被写体とする画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを記憶する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、調理支援装置、学習装置、調理支援方法、学習方法、およびプログラムに関する。
例えば、飲食店などでは、調理人が、注文を受けた料理を調理する。この場合に、調理人は、調理マニュアルや、調理レシピにしたがって、勘と経験によって、調理を行う。
調理した料理の盛り付けについては、盛り付けを行うラインに盛り付け写真や、サンプルが掲示されており、盛り付けを行う者は、その写真や、サンプルを見ながら、盛り付けを実施する。
料理の盛り付けに関して、作成した献立に含まれる食品の盛り付けた状態をビジュアル化することにより、所望の献立を作成することを容易化して、献立作成の作業性の向上を図る技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、予め食品に関するデータとして、数値データなどと共にデジタルカメラにより撮影したその映像データをHD内に蓄積しておき、食品が選択されたときには、システム制御部がその食品の映像データを対応付けされているコード番号に基づいてHDから読み出してCRTの表示画面に表示出力するとともに、表示画面中の任意の位置に入力操作に従って移動させ、食品の盛り付け状態をビジュアル化する。
特開2002−157338号公報
近年、飲食店で働く、アルバイトが増加している。そのアルバイトには、外国人が含まれる。調理に不慣れなアルバイトが調理を行った場合には、調理人によって、調理の状況が異なったり、盛り付けが異なったりするおそれがある。
仮に、多店舗チェーンに属している飲食店で、調理人によって、調理の状況が異なったり、盛り付けが異なったりした場合には、店舗ごとに品質が異なることになるため、苦情につながる。
また、調理の状況や、盛り付けを監督する監督者を任命し、監督者が、調理の状況や、盛り付けを確認することも考えられるが、人出不足によって、監督者が、調理の状況や、盛り付けを確認する余裕もなくなっている場合が多い。
また、注文を受けてから、調理された料理が提供されるまでの時間によって、時間が長い場合には、苦情につながる。
本発明は、前述した点に鑑みてなされたものであり、その目的は、盛り付けた料理の均一性を向上できる調理支援装置、学習装置、調理支援方法、学習方法、およびプログラムを提供することである。
本発明の一態様は、盛り付けた料理を被写体とした画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像を入力とし、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果を教師データとして、教師あり学習することによって得られた学習モデルを用いて、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像から、該料理の盛り付け位置の評価結果を導出する導出部と、前記導出部が導出した前記評価結果に基づいて、評価対象である盛り付けた前記料理を、提供するか否かを判定する判定部と、前記判定部が判定した結果を出力する出力部とを備える、調理支援装置である。
本発明の一態様の調理支援装置において、前記評価結果は、数値で表され、前記判定部は、前記評価結果が、閾値以上である場合に、評価対象である盛り付けた前記料理を提供すると判定する。
本発明の一態様の調理支援装置において、前記学習モデルは、盛り付けた料理の温度を示す情報を入力とし、前記画像に表されている前記料理の温度の評価結果を教師データとして、教師あり学習することによって得られる。
本発明の一態様の調理支援装置において、評価対象である前記料理の注文を受けた時刻を示す情報を受け付ける受付部を備え、前記判定部は、前記受付部が受け付けた前記時刻を示す前記情報に基づいて、受け付けた前記時刻からの経過時刻にさらに基づいて、評価対象である盛り付けた前記料理を、提供するか否かを判定する。
本発明の一態様は、盛り付けた料理を被写体とした画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを、教師あり学習によって生成する学習部を有する学習装置である。
本発明の一態様の学習装置において、前記学習部は、盛り付けた料理の温度を示す情報と、前記料理の温度の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理の温度を示す情報と、前記料理の温度の評価結果との関係を表す学習モデルを、教師あり学習によって生成する。
本発明の一態様は、盛り付けた料理を被写体とした画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像を入力とし、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果を教師データとして、教師あり学習することによって得られた学習モデルを用いて、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像から、該料理の盛り付け位置の評価結果を導出するステップと、前記導出するステップで導出した前記評価結果に基づいて、評価対象である盛り付けた前記料理を、提供するか否かを判定するステップと、前記判定するステップで判定した結果を出力する出力部とを有する、調理支援装置が実行する調理支援方法である。
本発明の一態様は、盛り付けた料理を被写体とした画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果とを受け付けるステップと、前記受け付けるステップで受け付けた盛り付けた料理を被写体とした前記画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の前記評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを、教師あり学習によって生成するステップとを有する、学習装置が実行する学習方法である。
本発明の一態様は、調理支援装置のコンピュータに、盛り付けた料理を被写体とした画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像を入力とし、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果を教師データとして、教師あり学習することによって得られた学習モデルを用いて、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像から、該料理の盛り付け位置の評価結果を導出するステップと、前記導出するステップで導出した前記評価結果に基づいて、評価対象である盛り付けた前記料理を、提供するか否かを判定するステップと、前記判定するステップで判定した結果を出力するステップとを実行させる、プログラムである。
本発明の一態様は、学習装置のコンピュータに、盛り付けた料理を被写体とした画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果とを受け付けるステップと、前記受け付けるステップで受け付けた盛り付けた料理を被写体とした前記画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の前記評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを、教師あり学習によって生成するステップとを実行させる、プログラムである。
本発明の実施形態によれば、盛り付けた料理の均一性を向上できる調理支援装置、学習装置、調理支援方法、学習方法、およびプログラムを提供できる。
盛り付けた料理を被写体とした画像の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る学習装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る学習装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る学習装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る調理支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る調理支援装置の機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る調理支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。
次に、本実施形態の調理支援装置、学習装置、調理支援方法、学習方法、およびプログラムを、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づいて」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づいて」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
(第1の実施形態)
(学習装置)
第1の実施形態に係る学習装置について説明する。第1の実施形態に係る学習装置は、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を複数取得する。
ここで、盛り付けた料理とは、飲食店などで、調理人が、注文にしたがって調理した料理を、皿、小鉢などの食器に盛ったものである。食器に配置する料理の形状や個数や位置は、予め決定されている。調理人は、予め決定されている食器に配置する料理の形状や個数や位置に従って盛り付けを行う。盛り付けた料理を被写体とした画像とは、食器に料理を盛った結果である盛り付けた料理を、撮像装置で、撮像したものである。盛り付けた料理を評価する評価者は、盛り付けた料理を被写体とした画像を参照し、料理の形状が適切であるか否か、料理の個数が適切であるか否か、料理が適切な位置に配置されているか否かを判断し、評価する。評価結果は、良否の二値であってもよいし、複数の段階で表されてもよい。以下、一例として、評価結果が、0点〜100点の複数の段階の数値で表される場合について説明を続ける。
第1の実施形態に係る学習装置は、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを、教師あり学習によって生成する。第1の実施形態に係る学習装置は、生成した学習モデルを記憶する。
図1は、盛り付けた料理を被写体とした画像の一例を示す図である。図1は、盛り付けたハンバーグを被写体とした画像の一例を示す。盛り付けたハンバーグを被写体とした画像の一例には、皿の上に、ハンバーグに加えて、野菜が添えられている。以下、盛り付けた料理(商品、メニュー)の一例として、ハンバーグについて、説明を続ける。
ここで、皿の上に配置されるハンバーグ、野菜の位置は、予め決められている。また、皿の上に配置されるハンバーグの形状や個数も予め決められている。また、皿に配置される野菜の形状、個数も予め決められている。評価者は、盛り付けたハンバーグ、野菜を被写体とした画像を参照し、その位置が適切か否かを0点から100点の数値で評価する。
(学習装置のハードウェア構成)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る学習装置のハードウェア構成の一例を示す図である。学習装置100について説明する。
学習装置100は、CPU102と、メモリ104と、不揮発性メモリ108と、通信部106と、内部バス150とを備えている。
CPU102は、例えば不揮発性メモリ108に格納されるプログラム1082とアプリ1084とを実行し、メモリ104をワークメモリとして使用して、学習装置100の各部を制御する。メモリ104は、半導体素子を利用した揮発性のメモリなどのRAMによって構成され、CPU102のワークメモリとして使用される。
不揮発性メモリ108は、例えばフラッシュメモリ等によって構成される。不揮発性メモリ108には、CPU102によって実行されるプログラム1082と、アプリ1084と、学習データ1086と、学習モデル1087とが格納される。
プログラム1082は、例えば、オペレーティングシステムであり、ユーザやアプリケーションプログラムとハードウェアの中間に位置し、ユーザやアプリケーションプログラムに対して標準的なインターフェースを提供すると同時に、ハードウェアなどの各リソースに対して効率的な管理を行う。
アプリ1084は、学習装置100に、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を受け付けさせる。アプリ1084は、学習装置100に、受け付させた盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を記憶させる。
アプリ1084は、学習装置100に、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた複数の情報を取得させ、取得させた盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた複数の情報に基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを、教師あり学習によって生成させる。アプリ1084は、生成させた学習モデルを記憶させる。
学習データ1086は、受け付けた盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けて記憶する。例えば、学習データ1086は、一又は複数の盛り付けた料理(商品)の各々について、受け付けた盛り付けた料理(商品)を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理(商品)の盛り付け位置の評価結果とを関連付けて記憶する。
学習モデル1087は、盛り付けた料理を被写体とする画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを記憶する。具体的には、学習モデル1087は、一又は複数の盛り付けた料理(商品)の各々について、盛り付けた料理(商品)を被写体とする画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを記憶する。
通信部106は、ネットワーク50に接続された端末装置10などの外部装置と通信して、データの送受信を行う。具体的には、通信部106は、有線で、ネットワーク50と接続される。また、通信部106は、LTE等の無線通信技術で無線通信を行う無線デバイスによって構成されてもよい。通信部106は、端末装置10が送信した盛り付けた料理(商品)を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理(商品)の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を受信し、受信した情報を、CPU102に出力する。
内部バス150は、CPU102、メモリ104、不揮発性メモリ108、通信部106を互いに接続する。内部バス150に接続される各部は、内部バス150を介して互いにデータのやり取りを行うことができるようにされている。
(学習装置の機能構成)
図3は、本発明の実施形態に係る学習装置の機能ブロック図である。
学習装置100は、不揮発性メモリ108からメモリ104上に展開されたプログラム1082とアプリ1084とをCPU102が実行することによって、受付部152と、取得部154と、学習部156と、出力部158として機能する。
(学習装置の各機能構成)
図2及び図3を用いて、学習装置100の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、学習装置100の各機能を説明するにあたって、図3に示されている学習装置100の各機能ブロックを実現させるための主なハードウェアとの関係も説明する。
受付部152は、CPU102からの命令、及び通信部106によって実現される。受付部152は、通信部106が出力した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を取得し、取得した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を受け付ける。
端末装置10は、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を送信する。
学習装置100の通信部106は、端末装置10が送信した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を受信し、受信した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を、CPU102へ出力する。
CPU102は、受付部152として機能することによって、通信部106が出力した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を取得し、取得した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を受け付ける。受付部152は、受け付けた盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を、不揮発性メモリ108の学習データ1086に記憶する。
取得部154は、CPU102からの命令によって実現される。取得部154は、不揮発性メモリ108の学習データ1086に記憶されている盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を複数取得し、取得した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた複数の情報を、学習部156に出力する。
学習部156は、CPU102からの命令によって実現される。学習部156は、取得部154が出力した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を複数取得する。
学習部156は、取得した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた複数の情報に基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを、教師あり学習によって生成する。学習部156は、生成した盛り付けた料理を被写体とする画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを、出力部158へ出力する。
出力部158は、CPU102からの命令によって実現される。出力部158は、学習部156が出力した学習モデルを示す情報を取得し、取得した学習モデルを示す情報を、不揮発性メモリ108の学習モデル1087へ記憶する。
(学習装置の動作)
図4は、本発明の実施形態に係る学習装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図4では、学習装置100が、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた複数の情報を不揮発性メモリ108の学習データ1086に記憶した後の動作について説明する。
(ステップS1)
学習装置100において、取得部154は、不揮発性メモリ108の学習データ1086に記憶されている盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた複数の情報を取得し、取得した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた複数の情報を、学習部156に出力する。
(ステップS2)
学習装置100において、学習部156は、取得部154が出力した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた複数の情報を取得する。学習部156は、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像を入力として、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果を教師データとして、教師あり学習を行う。
(ステップS3)
学習部156は、教師あり学習の結果に基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを生成する。学習部156は、生成した学習モデルを、出力部158へ出力する。
(ステップS4)
学習装置100において、出力部158は、学習部156が出力した学習モデルを取得し、取得した学習モデルを示す情報を、不揮発性メモリ108の学習モデル1087へ記憶する。
前述した第1の実施形態では、盛り付けた料理(商品、メニュー)の一例として、ハンバーグについて説明したが、この例に限られない。例えば、カレー、パスタ、うどん、そば、サラダなどのあらゆる商品、メニューに適用できる。
前述した実施形態では、学習装置100が、一台の端末装置10が送信した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を受信する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、学習装置100が、複数の端末装置が送信した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を受信してもよい。このように構成することによって、学習装置100は、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を多く取得できるため、教師あり学習の効果を高めることができる。
実施形態の学習装置100によれば、学習装置100は、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報を複数取得する取得部154と、取得部154が複数取得した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報に基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像と、この画像に表されている料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを、教師あり学習によって生成する学習部156と、学習部156が生成した学習モデルを記憶する記憶部(不揮発性メモリ108)とを備える。このように複数取得した盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報に基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像を入力として、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果を教師データとして、教師あり学習を行うことができるため、盛り付けた料理を被写体とする画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを生成できる。
(第1の実施形態の変形例)
第1の実施形態の変形例に係る学習装置100aについて説明する。第1の実施形態の変形例に係る学習装置100aは、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報に加え、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を複数取得する。盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けた情報に基づいて、学習モデルを生成する点は、第1の実施形態と同様である。このため、以下、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報に基づいて、学習モデルを生成する処理について、説明を続ける。
ここで、盛り付けた料理とは、飲食店などで、調理人が、注文にしたがって調理した料理を、皿、小鉢などの食器に盛ったものである。食器に配置する料理の温度は、予め決定されている。調理人は、予め決定されている食器に配置する料理の温度に従って調理を行う。盛り付けた料理の温度とは、食器に料理を盛った結果である盛り付けた料理の温度である。盛り付けた料理の温度がサーモグラフィーで表されてもよい。盛り付けた料理を評価する評価者は、盛り付けた料理の温度を参照し、料理の温度が適切であるか否かを判断し、評価する。評価結果は、良否の二値であってもよいし、複数の段階で表されてもよい。以下、一例として、評価結果が、0点〜100点の複数の段階の数値で表される場合について説明を続ける。
第1の実施形態の変形例に係る学習装置100aは、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果との関係を表す学習モデルを、教師あり学習によって生成する。第1の実施形態の変形例に係る学習装置100aは、生成した学習モデルを記憶する。
(学習装置のハードウェア構成)
第1の実施形態の変形例に係る学習装置のハードウェア構成の一例は、図2を適用できる。学習装置100aについて説明する。
(学習装置のハードウェア構成)
学習装置100aは、CPU102と、メモリ104と、不揮発性メモリ108aと、通信部106と、内部バス150とを備えている。
CPU102は、例えば不揮発性メモリ108aに格納されるプログラム1082とアプリ1084aとを実行し、メモリ104をワークメモリとして使用して、学習装置100aの各部を制御する。メモリ104は、半導体素子を利用した揮発性のメモリなどのRAMによって構成され、CPU102のワークメモリとして使用される。
不揮発性メモリ108aは、例えばフラッシュメモリ等によって構成される。不揮発性メモリ108aには、CPU102によって実行されるプログラム1082と、アプリ1084aと、学習データ1086aと、学習モデル1087aとが格納される。
アプリ1084aは、学習装置100aに、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を受け付けさせる。アプリ1084aは、学習装置100aに、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を記憶させる。
アプリ1084aは、学習装置100aに、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた複数の情報を取得させ、取得させた盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた複数の情報に基づいて、盛り付けた料理の温度を示す情報を入力として、その料理の温度の評価結果を教師データとして、教師あり学習を行わせる。
アプリ1084aは、学習装置100aに、教師あり学習の結果に基づいて、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果との関係を表す学習モデルを生成させる。
アプリ1084aは、学習装置100aに、生成させた学習モデルを記憶させる。
学習データ1086aは、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果とを関連付けて記憶する。また、学習データ1086aは、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けて記憶する。
学習モデル1087aは、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを記憶する。また、学習モデル1087aは、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果との関係を表す学習モデルを記憶する。
(学習装置の機能構成)
第1の実施形態の変形例に係る学習装置の機能ブロック図は、図3を適用できる。
学習装置100aは、不揮発性メモリ108aからメモリ104上に展開されたプログラム1082とアプリ1084aとをCPU102が実行することによって、受付部152aと取得部154aと学習部156aと出力部158aとして機能する。
図2及び図3を用いて、学習装置100aの各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、学習装置100aの各機能を説明するにあたって、図3に示されている学習装置100aの各機能ブロックを実現させるための主なハードウェアとの関係も説明する。
受付部152aは、CPU102からの命令、及び通信部106によって実現される。受付部152aは、通信部106が出力した盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を取得し、取得した盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を受け付ける。
端末装置10は、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を送信する。
学習装置100aの通信部106は、端末装置10が送信した盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を受信し、受信した盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を、CPU102へ出力する。
CPU102は、受付部152aとして機能することによって、通信部106が出力した盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を受け付ける。受付部152aは、受け付けた盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を不揮発性メモリ108の学習データ1086aに記憶する。
取得部154aは、不揮発性メモリ108aの学習データ1086aに記憶されている盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた複数の情報を取得し、取得した盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた複数の情報を、学習部156aに出力する。
学習部156aは、CPU102からの命令によって実現される。学習部156aは、取得部154aが出力した盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を複数取得する。
学習部156aは、取得した盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた複数の情報に基づいて、盛り付けた料理の温度を示す情報を入力として、この料理の温度の評価結果を教師データとして、教師あり学習を行う。学習部156aは、盛り付けた料理の温度を示す情報を入力として、この料理の温度の評価結果を教師データとして、教師あり学習を行うことによって得られた学習モデルを、出力部158aへ出力する。
出力部158aは、CPU102からの命令によって実現される。出力部158aは、学習部156aが出力した学習モデルを取得し、取得した学習モデルを、不揮発性メモリ108aの学習モデル1087aへ記憶する。
(学習装置の動作)
第1の実施形態の変形例に係る学習装置の動作の一例は、図4を適用できる。
ここでは、学習装置100aが、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を不揮発性メモリ108aの学習データ1086aに記憶した後の動作について説明する。
ステップS1では、学習装置100aにおいて、取得部154aは、不揮発性メモリ108aの学習データ1086aに記憶されている盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を複数取得し、取得した複数の盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を、学習部156aに出力する。
ステップS2では、学習装置100aにおいて、学習部156aは、取得部154aが出力した盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた複数の情報に基づいて、盛り付けた料理の温度を示す情報を入力として、この料理の温度の評価結果を教師データとして、教師あり学習を行う。
ステップS3では、学習装置100aにおいて、学習部156aは、盛り付けた料理の温度を示す情報を入力として、この料理の温度の評価結果を教師データとして、教師あり学習を行うことによって学習モデルを生成する。学習部156aは、生成した学習モデルを、出力部158aへ出力する。
ステップS4では、学習装置100aにおいて、出力部158aは、学習部156aが出力した学習モデルを取得し、取得した学習モデルを、不揮発性メモリ108aの学習モデル1087aへ記憶する。
第1の実施形態の変形例の学習装置100aによれば、取得部154aは、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とを関連付けた情報を取得する。学習部156aは、盛り付けた料理の温度を示す情報を入力として、この料理の温度の評価結果を教師データとして、教師あり学習を行う。このように構成することによって、受け付けた盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果との関係を表す学習モデルを導出できる。
(第2の実施形態)
(調理支援装置)
第2の実施形態に係る調理支援装置について説明する。第2の実施形態に係る調理支援装置200は、飲食店などで注文を受けた料理を示す情報と、料理の注文を受けた時刻を示す情報とを含む注文情報を取得する。また、第2の実施形態に係る調理支援装置200は、注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像とを関連付けた情報を取得する。ここで、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像は、飲食店などで受けた注文にしたがって、調理人が調理をして、調理した料理を食器に盛り付けた結果である盛り付けた料理を被写体とする画像である。盛り付けた料理をお客様へ提供できるか否かを判定する観点からは、お客様へ提供する直前に撮像された画像であるのが好ましい。
第2の実施形態に係る調理支援装置200は、取得した注文情報に含まれる料理の注文を受けた時刻を示す情報に基づいて、その料理の注文を受けた時刻からの経過時間を導出する。
第2の実施形態に係る調理支援装置200は、第1の実施形態の学習装置100が生成した学習モデルを用いて、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像から、その料理の盛り付け位置の評価結果を導出する。ここで、学習モデルは、学習装置100によって、盛り付けた料理を被写体とする画像を入力とし、この画像に表されている料理の盛り付け位置の評価結果を教師データとして、教師あり学習することによって得られたものである。
第2の実施形態に係る調理支援装置200は、導出した経過時間と盛り付け位置の評価結果とに基づいて、評価対象である盛り付けた料理を、お客様へ提供するか否かを判定する。第2の実施形態に係る調理支援装置200は、評価対象である盛り付けた料理をお客様へ提供するか否かの判定結果を、出力する。
(調理支援装置のハードウェア構成)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る調理支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図5には、調理支援装置200に加え、端末装置10と、POS端末20と、学習装置100とについても示されている。調理支援装置200について説明する。
調理支援装置200は、CPU202と、メモリ204と、通信部206と、不揮発性メモリ208と、操作部210と、表示部212と、内部バス250とを備えている。
CPU202は、例えば不揮発性メモリ208に格納されるプログラム2082とアプリ2084とを実行し、メモリ204をワークメモリとして使用して、調理支援装置200の各部を制御する。メモリ204は、半導体素子を利用した揮発性のメモリなどのRAMによって構成され、CPU202のワークメモリとして使用される。
通信部206は、ネットワーク50に接続された端末装置10、POS端末20、学習装置100などの外部装置と通信して、データの送受信を行う。ここで、POSは、販売時点情報管理(Point of sale)のことである。販売時点情報管理は、物品販売の売上実績を単品単位で集計することである。具体的には、通信部206は、有線で、ネットワーク50と接続される。また、通信部206は、LTE等の無線通信技術で無線通信を行う無線デバイスによって構成されてもよい。通信部206は、学習装置100が送信した学習モデルを受信し、受信した学習モデルを、CPU202へ出力する。また、通信部206は、POS端末20が送信した注文情報を受信し、受信した注文情報に含まれる注文を受けた料理を示す情報と、料理の注文を受けた時刻を示す情報とを、CPU202へ出力する。また、通信部206は、端末装置10が送信した注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像とを関連付けた情報を受信し、受信した注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像とを関連付けた情報を、CPU202へ出力する。
内部バス250は、CPU202、メモリ204、不揮発性メモリ208、通信部206を互いに接続する。内部バス250に接続される各部は、内部バス250を介して互いにデータのやり取りを行うことができるようにされている。
不揮発性メモリ208は、例えばフラッシュメモリ等によって構成される。不揮発性メモリ208には、CPU202によって実行されるプログラム2082と、アプリ2084と、学習モデル2087とが格納される。
プログラム2082は、例えば、オペレーティングシステムであり、ユーザやアプリケーションプログラムとハードウェアの中間に位置し、ユーザやアプリケーションプログラムに対して標準的なインターフェースを提供すると同時に、ハードウェアなどの各リソースに対して効率的な管理を行う。
アプリ2084は、調理支援装置200に、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを受け付けさせる。アプリ1084は、調理支援装置200に、受け付させた盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを記憶させる。
アプリ2084は、調理支援装置200に、POS端末20が送信した注文情報に含まれる注文を受けた料理を示す情報と、料理の注文を受けた時刻を示す情報とを受け付けさせる。
アプリ2084は、調理支援装置200に、注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像を示す情報とを受け付けさせる。
アプリ2084は、調理支援装置200に、料理の注文を受けた時刻からの経過時間を導出させる。
アプリ2084は、調理支援装置200に、学習モデルを用いて、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像を示す情報から、その画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果を導出させる。ここで、学習モデルは、盛り付けた料理を被写体とする画像を入力とし、この画像に表されている料理の盛り付け位置の評価結果を教師データとして、教師あり学習することによって得られたものである。
アプリ2084は、調理支援装置200に、導出させた経過時間と、盛り付け位置の評価結果とに基づいて、評価対象である盛り付けた料理を、お客様へ提供するか否かを判定させる。
アプリ2084は、調理支援装置200に、評価対象である盛り付けた料理をお客様へ提供するか否かの判定結果を、出力させる。
学習モデル2087は、前述した学習モデル1087を適用できる。
操作部210は、ユーザの操作を受け付ける入力デバイスであり、タッチパネル等のポインティングデバイス、ボタン、ダイヤル、タッチセンサ、タッチパッド等を含む。
表示部212は、例えば液晶ディスプレイ等によって構成され、評価対象である盛り付けた料理をお客様へ提供するか否かの判定結果などを表示する。
(調理支援装置の機能構成)
図6は、本発明の第2の実施形態に係る調理支援装置の機能ブロック図である。
調理支援装置200は、不揮発性メモリ208からメモリ204上に展開されたプログラム2082とアプリ2084とをCPU202が実行することによって、受付部252と導出部254と判定部255と出力部256として機能する。
図5及び図6を用いて、調理支援装置200の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、調理支援装置200の各機能を説明するにあたって、図6に示されている調理支援装置200の各機能ブロックを実現させるための主なハードウェアとの関係も説明する。
受付部252は、CPU202からの命令、及び通信部206によって実現される。受付部252は、通信部206が出力した学習モデルを受け付け、受け付けた学習モデルを、学習モデル2087に記憶する。受付部252は、通信部206が出力した注文情報を受け付け、受け付けた注文情報を、導出部254へ出力する。受付部252は、通信部206が出力した注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像を示す情報とを受け付け、受け付けた注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像を示す情報とを、導出部254へ出力する。
導出部254は、CPU202からの命令によって実現される。導出部254は、受付部252が出力した注文情報を取得し、取得した注文情報に含まれる料理の注文を受けた時刻から、現在の時刻までの経過時間を導出する。導出部254は、導出した経過時間を示す情報と、注文を受けた料理を示す情報とを関連付けた情報である経過時間情報を、判定部255へ出力する。また、導出部254は、受付部252が出力した注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像を示す情報とを取得し、取得した評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像から、その画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果を、学習モデルを用いて、導出する。導出部254は、導出した盛り付け位置の評価結果と、注文を受けた料理を示す情報とを関連づけた情報である盛り付け位置評価結果情報を、判定部255へ出力する。ここで、導出部254が導出するその料理の盛り付け位置の評価結果は、良否の二値であってもよいし、複数の段階で表されてもよい。以下、一例として、評価結果が、0点〜100点の複数の段階の数値で表される場合について説明を続ける。
判定部255は、導出部254が出力した経過時間情報と、盛り付け位置評価結果情報とを取得し、取得した経過時間情報と盛り付け位置評価結果情報とに基づいて、評価対象である盛り付けた料理を、お客様へ提供するか否かを判定する。具体的には、判定部255は、経過時間情報に含まれる注文を受けた料理を示す情報と、盛り付け位置評価結果情報に含まれる注文を受けた料理を示す情報とが一致することを確認し、以下の処理を行う。判定部255は、経過時間情報に含まれる経過時間を示す情報に含まれる経過時間が経過時間閾値以下であるか否かを判定する。また、判定部255は、評価結果が、盛り付け評価閾値以上であるか否かを判定する。判定部255は、経過時間が経過時間閾値以下であり、且つ評価結果が、盛り付け評価閾値以上である場合にはお客様へ提供すると判定する。判定部255は、経過時間が経過時間閾値より経過、又は盛り付け位置の評価結果が、盛り付け閾値未満である場合にはお客さまへ提供できないと判定する。判定部255は、盛り付けた料理を、お客様へ提供するか否かの判定結果を、出力部256へ出力する。
出力部256は、CPU202からの命令によって実現される。出力部256は、判定部255が出力した判定結果を取得し、取得した判定結果を、表示部212へ出力する。また、出力部256は、判定結果を含み、端末装置10をあて先とする評価結果応答を作成し、作成した評価結果応答を、通信部206から端末装置10へ送信してもよい。
(調理支援装置の動作)
図7は、本発明の第2の実施形態に係る調理支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。図7は、調理支援装置200が、学習装置100から、学習モデルを取得し、取得した学習モデルを、不揮発性メモリ208の学習モデル2087に記憶した後の動作を示す。
(ステップS21)
調理支援装置200の受付部252は、POS端末20が送信した注文情報を受け付ける。受付部252は、受け付けた注文情報を、導出部254へ出力する。
(ステップS22)
調理支援装置200の受付部252は、注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像を示す情報とを受け付ける。受付部252は、受け付けた注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像を示す情報とを、導出部254へ出力する。
(ステップS23)
調理支援装置200の導出部254は、受付部252が出力した注文情報を取得し、取得した注文情報に含まれる料理の注文を受けた時刻から、現在の時刻までの経過時間を導出する。導出部254は、導出した経過時間を示す情報と、注文を受けた料理を示す情報とを関連付けた情報である経過時間情報を、判定部255へ出力する。
(ステップS24)
調理支援装置200の導出部254は、受付部252が出力した注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像を示す情報を取得し、取得した評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像から、その画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果を、学習モデルに基づいて、導出する。導出部254は、導出した盛り付け位置の評価結果と、注文を受けた料理を示す情報とを関連づけた情報である盛り付け位置評価結果情報を、判定部255へ出力する。
(ステップS25)
調理支援装置200の判定部255は、導出部254が出力した経過時間情報と、盛り付け位置評価結果情報とを取得し、取得した経過時間情報と盛り付け位置評価結果情報とに基づいて、評価対象である盛り付けた料理を、お客様へ提供するか否かを判定する。判定部255は、評価対象である盛り付けた料理をお客様へ提供するか否かの判定結果を、出力部258へ出力する。
(ステップS26)
調理支援装置200の出力部256は、判定部255が出力した評価結果を取得し、取得した評価結果を、表示部212に出力する。
前述した第2の実施形態では、調理支援装置200が、学習装置100から、学習モデルを取得し、取得した学習モデルを、不揮発性メモリ208の学習モデル2087に記憶する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、調理支援装置200が、学習装置100へ、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像を送信し、その料理の盛り付け位置の評価結果を問い合わせるようにしてもよい。学習装置100は、調理支援装置200からの問い合わせに応じて、学習モデルに基づいて、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像から、その盛り付け位置の評価結果を導出し、導出した盛り付け位置の評価結果を、調理支援装置200へ通知する。
調理支援装置200は、その場で調理人や店長等に警報を発するようにしてもよい。このように構成することによって、盛り付け具材の個数、並べ方(位置)や調理状況などが教師データと著しく逸脱している場合に、その場で調理人や店長等に通知できる。
前述した第2の実施形態において、調理支援装置200は、注文情報を受け付けることなく、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像に基づいて、評価対象である盛り付けた料理をお客様へ提供するか否かを判定するようにしてもよい。このように構成することによって、処理を簡略化できる。
前述した第2の実施形態において、調理支援装置200は、お客様から注文を受けた時刻と、その注文に応じて盛り付けた料理をお客様に提供した時刻とを取得し、注文を受けた時刻から、提供した時刻までの時間である料理提供時間を導出してもよい。学習装置100は、料理提供時間が、時間閾値以上である場合に、通知してもよい。このように構成することによって、通知を受けた場合に、料理提供時間を短縮するための対策を行うことができるため、料理提供時間の均一化を図ることができる。また、学習装置100は、料理提供時間を示す情報を収集し、収集した料理提供時間を示す情報を通知してもよい。このように構成することによって、料理提供時間の統計を取ることができる。
第2の実施形態に係る調理支援装置200によれば、調理支援装置200は、学習装置100から取得した学習モデルに基づいて、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像から、その料理の盛り付け位置の評価結果を導出できる。さらに、調理支援装置200は、導出した評価結果と、注文を受けてからの経過時間とに基づいて、その盛り付けた料理を、お客様に提供できるか否かを判定できる。このため、盛り付け位置がある基準以上であり、且つ注文を受けてからの経過時間が一定時間以下である場合に、盛り付けた料理が、お客様に提供できると判定されるため、お客様へ提供する盛り付けた料理の均一性と、注文を受けてからの経過時間の均一性とを向上できる。これによって、多店舗において調理状況や盛り付け状況と、注文を受けてから盛り付けた料理をお客様へ提供する時間とが均一化されるため、お客様からのクレームを回避でき、顧客満足度を向上できる。また、調理状況や盛り付け状態の確認を人が実施する必要がなくなり省力化できる。
(第2の実施形態の変形例)
(調理支援装置)
第2の実施形態の変形例に係る調理支援装置について説明する。第2の実施形態の第1の変形例に係る調理支援装置200aは、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像を示す情報に加えて、評価対象である盛り付けた料理の温度を示す情報を取得する。
評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像を示す情報から、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果を導出し、導出した料理の盛り付け位置の評価結果に基づいて、お客様に提供できるか否かを判定する点は第2の実施形態と同様である。このため、ここでは説明を省略し、評価対象である盛り付けた料理の温度を示す情報に基づいて、この料理の温度の評価結果を導出し、導出した温度の評価結果に基づいて、お客様に提供できるか否かを判定する処理について、説明を続ける。
ここで、盛り付けた料理とは、飲食店などで、調理人が、注文にしたがって調理した料理を、皿、小鉢などの食器に盛ったものである。食器に配置する料理の温度は、予め決定されている。調理人は、予め決定されている食器に配置する料理の温度に従って調理を行う。盛り付けた料理の温度とは、食器に料理を盛った結果である盛り付けた料理の温度である。
第2の実施形態の変形例に係る調理支援装置200aは、取得した評価対象である盛り付けた料理の温度を示す情報から、この料理の温度の評価結果を、第2学習モデルに基づいて、導出する。ここで、第2学習モデルは、盛り付けた料理の温度を示す情報と、この料理の温度の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理の温度を示す情報を入力として、この料理の温度の評価結果を教師データとして、教師あり学習することによって得られたものである。評価結果は、良否の二値であってもよいし、複数の段階で表されてもよい。以下、一例として、評価結果が、0点〜100点の複数の段階の数値で表される場合について説明を続ける。
第2の実施形態の変形例に係る調理支援装置200aは、導出した評価結果に基づいて、評価対象である盛り付けた料理を、お客様へ提供するか否かを判定する。第2の実施形態の変形例に係る調理支援装置200aは、評価対象である盛り付けた料理をお客様へ提供するか否かの判定結果を出力する。
(調理支援装置のハードウェア構成)
第2の実施形態の変形例に係る調理支援装置200aのハードウェア構成は、図5を適用できる。調理支援装置200aについて説明する。
調理支援装置200aは、CPU202と、メモリ204と、通信部206と、不揮発性メモリ208aと、操作部210と、表示部212と、内部バス250とを備えている。
CPU202は、例えば不揮発性メモリ208aに格納されるプログラム2082とアプリ2084aとを実行し、メモリ204をワークメモリとして使用して、調理支援装置200aの各部を制御する。
通信部206は、学習装置100が送信した第1学習モデルと、学習装置100aが送信した第2学習モデルとを受信し、受信した第1学習モデルと第2学習モデルとを、CPU202へ出力する。ここで、第1学習モデルは、盛り付けた料理を被写体とする画像を入力とし、この画像に表されている料理の盛り付け位置の評価結果を教師データとして、教師あり学習することによって得られたものである。第2学習モデルは、盛り付けた料理の温度を示す情報を入力とし、この料理の温度の評価結果を教師データとして、教師あり学習することによって得られたものである。また、通信部206は、POS端末20が送信した注文情報を受信し、受信した注文情報に含まれる注文を受けた料理を示す情報と、料理の注文を受けた時刻を示す情報とを、CPU202へ出力する。また、通信部206は、端末装置10が送信した注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像を示す情報と、評価対象である盛り付けた料理の温度を示す情報とを関連付けた情報を受信し、受信した注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理の温度を示す情報とを関連付けた情報を、CPU202へ出力する。
不揮発性メモリ208aは、例えばフラッシュメモリ等によって構成される。不揮発性メモリ208aには、CPU202によって実行されるプログラム2082と、アプリ2084aと、学習モデル2087aとが格納される。
アプリ2084aは、調理支援装置200aに、盛り付けた料理を被写体とした画像と、この画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す第1学習モデルを受け付けさせる。アプリ1084aは、調理支援装置200aに、受け付させた第1学習モデルを記憶させる。
アプリ2084aは、調理支援装置200aに、盛り付けた料理の温度と、この料理の温度の評価結果との関係を表す第2学習モデルを受け付けさせる。アプリ1084aは、調理支援装置200aに、受け付させた第2学習モデルを記憶させる。
アプリ2084aは、調理支援装置200aに、POS端末20が送信した注文情報に含まれる注文を受けた料理を示す情報と、料理の注文を受けた時刻を示す情報とを受け付けさせる。
アプリ2084aは、調理支援装置200aに、注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理の温度を示す情報とを関連付けた情報を取得させる。
アプリ2084aは、調理支援装置200aに、料理の注文を受けた時刻からの経過時間を導出させる。
アプリ2084aは、調理支援装置200aに、第1学習モデルを用いて、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像を示す情報から、その画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果を導出させる。
アプリ2084aは、調理支援装置200aに、第2学習モデルを用いて、評価対象である盛り付けた料理の温度から、その料理の温度の評価結果を導出させる。
アプリ2084aは、調理支援装置200aに、導出させた経過時間と、盛り付け位置の評価結果と、温度の評価結果とに基づいて、評価対象である盛り付けた料理を、お客様へ提供するか否かを判定させる。
アプリ2084aは、調理支援装置200aに、評価対象である盛り付けた料理をお客様へ提供するか否かの判定結果を出力させる。
学習モデル2087aは、前述した第1学習モデルと、第2学習モデルとを記憶する。
(調理支援装置の機能構成)
第2の実施形態の変形例に係る調理支援装置の機能ブロック図は、図6を適用できる。
調理支援装置200aは、不揮発性メモリ208aからメモリ204上に展開されたプログラム2082とアプリ2084aとをCPU202が実行することによって、受付部252aと導出部254aと判定部255aと出力部256aとして機能する。
(調理支援装置の各機能構成)
図5及び図6を用いて、調理支援装置200aの各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、調理支援装置200aの各機能を説明するにあたって、図6に示されている調理支援装置200aの各機能ブロックを実現させるための主なハードウェアとの関係も説明する。
受付部252aは、CPU202からの命令、及び通信部206によって実現される。受付部252aは、通信部206が出力した第1学習モデルと第2学習モデルとを受け付け、受け付けた第1学習モデルと第2学習モデルとを、学習モデル2087aに記憶する。
受付部252aは、通信部206が出力した注文情報を受け付け、受け付けた注文情報を、導出部254aへ出力する。受付部252aは、通信部206が出力した注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像を示す情報と、評価対象である盛り付けた料理の温度を示す情報とを受け付ける。受付部252aは、受け付けた注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像を示す情報と、評価対象である盛り付けた料理の温度を示す情報とを、導出部254aへ出力する。
導出部254aは、CPU202からの命令によって実現される。導出部254aは、受付部252aが出力した注文情報を取得し、取得した注文情報に含まれる料理の注文を受けた時刻から、現在の時刻までの経過時間を導出する。導出部254aは、導出した経過時間を示す情報と、注文を受けた料理を示す情報とを関連付けた情報である経過時間情報を、判定部255aへ出力する。
また、導出部254aは、受付部252aが出力した注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像を示す情報を取得し、取得した評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像から、その画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果を、第1学習モデルを用いて、導出する。導出部254aは、導出した盛り付け位置の評価結果と、注文を受けた料理を示す情報とを関連づけた情報である盛り付け位置評価結果情報を、判定部255aへ出力する。
また、導出部254aは、受付部252aが出力した評価対象である盛り付けた料理の温度を示す情報を取得し、取得した評価対象である盛り付けた料理の温度を示す情報から、その料理の温度の評価結果を、第2学習モデルを用いて、導出する。導出部254aは、導出した料理の温度の評価結果と、注文を受けた料理を示す情報とを関連づけた情報である温度評価結果情報を、判定部255aへ出力する。ここで、導出部254aが導出するその料理の盛り付け位置の評価結果と、温度の評価結果とは、良否の二値であってもよいし、複数の段階で表されてもよい。以下、一例として、評価結果が、0点〜100点の複数の段階の数値で表される場合について説明を続ける。
判定部255aは、導出部254aが出力した経過時間情報と、盛り付け位置評価結果情報と、温度評価結果情報とを取得し、取得した経過時間情報と、盛り付け位置評価結果と、温度評価結果情報とに基づいて、評価対象である盛り付けた料理を、お客様へ提供するか否かを判定する。
具体的には、判定部255aは、経過時間情報に含まれる注文を受けた料理を示す情報と、盛り付け位置評価結果情報に含まれる注文を受けた料理を示す情報と、温度評価結果情報に含まれる注文を受けた料理を示す情報とが一致することを確認し、以下の処理を行う。
判定部255aは、経過時間情報に含まれる経過時間を示す情報に含まれる経過時間が経過時間閾値以下であるか否かを判定する。また、判定部255は、盛り付け位置の評価結果が、盛り付け評価閾値以上であるか否かを判定する。また、判定部255は、温度の評価結果が、温度評価閾値以上であるか否かを判定する。判定部255aは、経過時間が経過時間閾値以下、盛り付け位置の評価結果が盛り付け評価閾値以上、温度の評価結果が温度評価閾値以上の全てを満たす場合にはお客様へ提供すると判定する。
判定部255aは、経過時間が経過時間閾値以下、盛り付け位置の評価結果が盛り付け評価閾値以上、温度の評価結果が温度評価閾値以上のうち、少なくとも一つを満たさない場合にはお客様へ提供できないと判定する。判定部255は、盛り付けた料理を、お客様へ提供するか否かの判定結果を、出力部256へ出力する。
出力部256aは、CPU202からの命令によって実現される。出力部256aは、判定部255aが出力した判定結果を取得し、取得した判定結果を、表示部212へ出力する。
(学習装置の動作)
第2の実施形態の変形例に係る調理支援装置の動作の一例を示すフローチャートは、図7を適用できる。図7は、調理支援装置200aが、学習装置100から、第1学習モデルを取得し、取得した第1学習モデルを、不揮発性メモリ208aに記憶し、且つ学習装置100aから、第2学習モデルを取得し、取得した第2学習モデルを、不揮発性メモリ208aに記憶した後の動作を示す。
ステップS21では、調理支援装置200aの受付部252aは、POS端末20が送信した注文情報を受け付ける。受付部252aは、受け付けた注文情報を、導出部254aへ出力する。
ステップS22では、調理支援装置200aの受付部252aは、注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理の温度を示す情報とを受け付ける。受付部252aは、受け付けた注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理の温度を示す情報とを、導出部254aへ出力する。
ステップS23では、調理支援装置200aの導出部254aは、受付部252aが出力した注文情報を取得し、取得した注文情報に含まれる料理の注文を受けた時刻から、現在の時刻までの経過時間を導出する。導出部254は、導出した経過時間を示す情報と、注文を受けた料理を示す情報とを関連付けた情報である経過時間情報を、判定部255aへ出力する。
ステップS24では、調理支援装置200aの導出部254aは、受付部252aが出力した注文を受けた料理を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像を示す情報と、評価対象である盛り付けたその料理の温度を示す情報とを取得する。導出部254aは、取得した評価対象である盛り付けたその料理を被写体とする画像から、その画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果を、第1学習モデルに基づいて、導出する。導出部254aは、導出した盛り付け位置の評価結果と、注文を受けた料理を示す情報とを関連づけた情報である盛り付け位置評価結果情報を、判定部255aへ出力する。
導出部254aは、取得した評価対象である盛り付けたその料理の温度を示す情報から、その料理の温度の評価結果を、第2学習モデルに基づいて、導出する。導出部254aは、導出した温度の評価結果と、注文を受けた料理を示す情報とを関連づけた情報である温度評価結果情報を、判定部255aへ出力する。
ステップS25では、調理支援装置200aの判定部255aは、導出部254aが出力した経過時間情報と、盛り付け位置評価結果情報と、温度評価結果情報とを取得し、取得した経過時間情報と、盛り付け位置評価結果情報と、温度評価結果情報とに基づいて、評価対象である盛り付けた料理を、お客様へ提供するか否かを判定する。判定部255aは、評価対象である盛り付けた料理をお客様へ提供するか否かの判定結果を、出力部258aへ出力する。
ステップS26では、調理支援装置200aの出力部256aは、判定部255aが出力した評価結果を取得し、取得した評価結果を、表示部212aに出力する。
前述した第2の実施形態では、調理支援装置200aが、学習装置100から、第1学習モデルを取得し、学習装置100aから、第2学習モデルを取得し、取得した第1学習モデルと、第2学習モデルとを、不揮発性メモリ208aの学習モデル2087aに記憶する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、調理支援装置200aが、学習装置100へ、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像を示す情報を送信し、その画像に表されている盛り付けた料理の盛り付け位置の評価結果を問い合わせるようにしてもよい。調理支援装置200aが、学習装置100aへ、評価対象である料理の温度を示す情報を送信し、その料理の温度の評価結果を問い合わせるようにしてもよい。学習装置100は、調理支援装置200aからの問い合わせに応じて、第1学習モデルに基づいて、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像から、その盛り付け位置の評価結果を導出し、導出した評価結果を、調理支援装置200aへ通知する。学習装置100aは、調理支援装置200aからの問い合わせに応じて、第2学習モデルに基づいて、評価対象である盛り付けた料理の温度を示す情報から、その温度の評価結果を導出し、導出した温度の評価結果を、調理支援装置200aへ通知する。
前述した第2の実施形態では、調理支援装置200aが、学習装置100から、第1学習モデルを取得する場合について説明したが、この限りでない。例えば、調理支援装置200aが、学習装置100aから、第1学習モデルを取得してもよい。
第2の実施形態の第2の実施形態の変形例に係る調理支援装置200aによれば、調理支援装置200aは、学習装置100aから取得した第2学習モデルに基づいて、評価対象である盛り付けた料理の温度を示す情報から、その料理の温度の評価結果を導出できる。さらに、調理支援装置200aは、導出した料理の温度の評価結果にさらに基づいて、その盛り付けた料理を、お客様に提供できるか否かを判定できる。このため、料理の温度がある基準以上である盛り付けた料理が、お客様に提供できると判定されるため、お客様へ提供する盛り付けた料理の均一性を向上できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上述した学習装置100と、学習装置100aと、調理支援装置200と、調理支援装置200aとの機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
10…端末装置、50…ネットワーク、100、100a…学習装置、102…CPU、104…メモリ、106…通信部、108、108a…不揮発性メモリ、1082…プログラム、1084、1084a…アプリ、1086、1086a…学習データ、1087、1087a…学習モデル、152、152a…受付部、154、154a…取得部、156、156a…学習部、158、158a…出力部、200、200a…調理支援装置、202…CPU、204…メモリ、206…通信部、208、208a…不揮発性メモリ、2082…プログラム、2084、2084a…アプリ、2087、2087a…学習モデル、252、252a…受付部、254、254a…導出部、255、255a…判定部、256、256a…出力部

Claims (10)

  1. 盛り付けた料理を被写体とした画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像を入力とし、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果を教師データとして、教師あり学習することによって得られた学習モデルを用いて、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像から、該料理の盛り付け位置の評価結果を導出する導出部と、
    前記導出部が導出した前記評価結果に基づいて、評価対象である盛り付けた前記料理を、提供するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が判定した結果を出力する出力部と
    を備える、調理支援装置。
  2. 前記評価結果は、数値で表され、
    前記判定部は、前記評価結果が、閾値以上である場合に、評価対象である盛り付けた前記料理を提供すると判定する、請求項1に記載の調理支援装置。
  3. 前記学習モデルは、盛り付けた料理の温度を示す情報を入力とし、前記画像に表されている前記料理の温度の評価結果を教師データとして、教師あり学習することによって得られる、請求項1又は請求項2に記載の調理支援装置。
  4. 評価対象である前記料理の注文を受けた時刻を示す情報を受け付ける受付部
    を備え、
    前記判定部は、前記受付部が受け付けた前記時刻を示す前記情報に基づいて、受け付けた前記時刻からの経過時刻にさらに基づいて、評価対象である盛り付けた前記料理を、提供するか否かを判定する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の調理支援装置。
  5. 盛り付けた料理を被写体とした画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを、教師あり学習によって生成する学習部を有する学習装置。
  6. 前記学習部は、盛り付けた料理の温度を示す情報と、前記料理の温度の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理の温度を示す情報と、前記料理の温度の評価結果との関係を表す学習モデルを、教師あり学習によって生成する、請求項5に記載の学習装置。
  7. 盛り付けた料理を被写体とした画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像を入力とし、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果を教師データとして、教師あり学習することによって得られた学習モデルを用いて、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像から、該料理の盛り付け位置の評価結果を導出するステップと、
    前記導出するステップで導出した前記評価結果に基づいて、評価対象である盛り付けた前記料理を、提供するか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップで判定した結果を出力する出力部と
    を有する、調理支援装置が実行する調理支援方法。
  8. 盛り付けた料理を被写体とした画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果とを受け付けるステップと、
    前記受け付けるステップで受け付けた盛り付けた料理を被写体とした前記画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の前記評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを、教師あり学習によって生成するステップと
    を有する、学習装置が実行する学習方法。
  9. 調理支援装置のコンピュータに、
    盛り付けた料理を被写体とした画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像を入力とし、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果を教師データとして、教師あり学習することによって得られた学習モデルを用いて、評価対象である盛り付けた料理を被写体とする画像から、該料理の盛り付け位置の評価結果を導出するステップと、
    前記導出するステップで導出した前記評価結果に基づいて、評価対象である盛り付けた前記料理を、提供するか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップで判定した結果を出力するステップと
    を実行させる、プログラム。
  10. 学習装置のコンピュータに、
    盛り付けた料理を被写体とした画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果とを受け付けるステップと、
    前記受け付けるステップで受け付けた盛り付けた料理を被写体とした前記画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の前記評価結果とに基づいて、盛り付けた料理を被写体とする画像と、前記画像に表されている前記料理の盛り付け位置の評価結果との関係を表す学習モデルを、教師あり学習によって生成するステップと
    を実行させる、プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7478698B2 (ja) 2021-03-23 2024-05-07 Kddi株式会社 飲食物の温度に基づいたフィードバックを提供する食行動モニタ装置、システム、プログラム及び方法

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