JP2020181036A - 撮像装置およびアクセサリ - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーの顔に骨伝導スピーカーを確実に接触させることが可能な撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置(1)は、カメラ本体(100)と、被写体像を視認するための接眼部(200)と、被写体像の光を通過させる開口(202)が形成された枠部材(201)とを有し、接眼部(200)は、骨伝導スピーカー(206)を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、骨伝導スピーカーを備えた撮像装置に関する。
骨伝導とは、音の振動を頭蓋骨などを通して聴覚神経に伝え、言葉や音を聞ける技術である。通話中に周りで大きな騒音がある場合や、耳の不自由な人でも音が聞こえるため、一部の携帯電話やヘッドセットに骨伝導技術が採用されている。
撮像装置は、操作の説明や合焦状態を知らせる合焦音などの情報を音声でユーザーに伝える機能を有する。従来、スピーカーなどの気道音を用いてユーザーに音声を伝える音声出力手段を備えた撮像装置では、周囲に音を伝えたくない環境において、音量を下げるか、または消音にするなどの対応が必要となり、ユーザーに確実に音声情報を伝え得ることが困難であった。そこで、例えば特許文献1には、骨伝導スピーカーを備えたビデオカメラが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されたビデオカメラでは、ファインダから離れたカメラ部またはVTR部の側面に骨伝導スピーカーを配置しているため、ユーザーの顔の大きさや形状によっては顔に骨伝導スピーカーを確実に接触させることが困難である。
そこで本発明は、ユーザーの顔に骨伝導スピーカーを確実に接触させることが可能な撮像装置およびアクセサリを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての撮像装置は、カメラ本体と、被写体像を視認するための接眼部と、前記被写体像の光を通過させる開口が形成された枠部材とを有し、前記接眼部は、骨伝導スピーカーを有する。
本発明の他の側面としてのアクセサリは、撮像装置に着脱可能なアクセサリであって、接眼部と、被写体像の光を通過させる開口が形成された枠部材とを有し、前記接眼部は、骨伝導スピーカーを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、ユーザーの顔に骨伝導スピーカーを確実に接触させることが可能な撮像装置およびアクセサリを提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施例1における撮像装置について説明する。図1は、撮像装置1の斜視図である。撮像装置1は、カメラ本体100と、カメラ本体100に取り付けられたアイカップ(アクセサリ)101とを備えて構成される。アイカップ101は、カメラ本体100に対して着脱可能である。すなわち、カメラ本体100は互換性のある他のアイカップを装着可能であり、アイカップ101は互換性のある他のカメラ本体に装着可能である。カメラ本体100およびアイカップ101にはそれぞれ接点部が設けられており、接点部同士が接触することで導通し、カメラ本体100からアイカップ101への情報伝達が可能である。なお、アイカップ101の接点部の構成の詳細については、後述する。
次に、図2を参照して、アイカップ101の構成について説明する。図2は、アイカップ101の斜視図である。図2において、一点鎖線は、ファインダ光軸(ファインダ光軸中心)OAを示している。また、以下の説明のために、図2に示されるようにXYZ軸を定義する。ファインダ光軸OAをZ軸、ファインダ光軸OA(Z軸)に垂直な左右方向の軸をX軸、Z軸に垂直な上下方向の軸をY軸とする。各軸の+方向はそれぞれ図2に示される矢印の向きとし、XY軸の原点はファインダ光軸OA上の点である。
アイカップ101は、被写体像を視認するための接眼部200と、枠部材201とを有する。接眼部200は、骨伝導部203と遮光壁部204とを備えて構成されている。枠部材201には、ユーザーがファインダ像を確認するため、被写体像の光を通過させる開口部(開口)202が形成されている。
本実施例において、骨伝導部203は、開口部202の上部(上側)に配置されている。骨伝導部203は、ユーザーが被写体像を視認する際に、ユーザーの目の上部に接触し、カメラ本体100から音声情報をユーザーに伝達可能に構成されている。これによりユーザーは、ファインダ像を確認する際に、目の上部を骨伝導部203に接触させることで、カメラ本体100からの音声情報を入手することができる。
遮光壁部204は、撮影の際に開口部202に光が入射しないように遮光する。骨伝導部203は、遮光壁部204よりも+Z方向に凸となるように構成されている。これにより、ユーザーがファインダを覗いたときに遮光壁部204よりも先に骨伝導部203がユーザーに対して接触することが可能となる。
次に、図3乃至図7を参照して、アイカップ101の構成について詳述する。図3は、アイカップ101の分解斜視図である。図4は、フレキシブルプリント基板205の説明図である。図5は、X=0の位置でのYZ平面のアイカップ101の断面図である。図6は、図5中の領域Aの拡大図である。図7は、アイカップ101をカメラ本体100側から見た斜視図である。
骨伝導部203は、フレキシブルプリント基板205に実装された頭蓋骨に振動を与えることで音を認識させる骨伝導スピーカー206と、骨伝導スピーカー206を保護するための弾性部材で形成された保護キャップ(保護部材)207とで構成されている。骨伝導部203は、フレキシブルプリント基板205が収納されるフレキ収納部209を有するホルダー208により、XY方向が規制された状態で固定される。
図4は、カメラ本体100側から見たフレキシブルプリント基板205の概要を示している。フレキシブルプリント基板205には、正位置に対応する接点パターン223A、および、縦位置に対応する接点パターン223B、223Cの3か所の接点パターン223が設けられている。接点パターン223A、223B、223Cは、Z軸から略等距離に配置されている。ここで、「Z軸に関して略等距離」とは、Z軸から厳密に等しい距離である場合に限定されるものではなく、実質的にZ軸から等しいと評価される距離(略等距離)を含む意味である。この点は、以下の説明でも同様である。接点パターン223Aを通るZ軸に直交する直線は、接点パターン223Bを通りZ軸に直交する直線と、接点パターン223Cを通りZ軸に直交する直線とに対してそれぞれ直角関係にある。
フレキシブルプリント基板205の骨伝導スピーカー206の裏面には、付勢バネ211を受ける補強板224が設けられている。骨伝導部203は、ホルダー208のバネ収納部210に配置された付勢バネ211により、+Z方向に付勢される。骨伝導部203のZ方向は遮光壁部204により位置が規制されるが、ユーザーが骨伝導部203を押し付けるとZ方向の位置が微小に変動する構成となっている。ベース212は、カメラ本体100に取り付けるための爪部213を有する。
接点214は、ベース212とカバー216とに挟まれて固定されている。接点214は、ホルダー208の穴部222とベース212の穴部215とを貫通して、フレキシブルプリント基板205の接点パターン223と電気的に接続している。また接点214は、カバー216の穴部217を貫通して、カメラ本体100の接点部(不図示)と電気的に接続している。これにより、フレキシブルプリント基板205の接点パターン223とカメラ本体100の接点部は、接点214を介して導通する。
図3に示されるように、アイカップ101は、保持部218と取付部219とで構成される。保持部218は、枠部材201、骨伝導部203、遮光壁部204、付勢バネ211、および、ホルダー208を備えて構成される。取付部219は、ベース212、接点214、および、カバー216を備えて構成される。ホルダー208に設けられた円形の内壁部220とベース212に設けられた円形の壁部221とは、嵌合関係となっており、保持部218(すなわち接眼部200)および取付部219は、Z軸周り、すなわちファインダ光軸OAの周りに回転可能である。
図6に示されるように、接点214は、筒部226および軸部228を有する。筒部226は、フレキシブルプリント基板205の接点パターン223に接触する球面状の凸部225を有する。軸部228は、カメラ本体100の接点部に接触する球面状の凸部227を有する。筒部226の内部には、筒部226と軸部228とをZ方向に相反する方向に付勢するバネ229が設けられている。バネ229により、接点214は、フレキシブルプリント基板205の接点パターン223とカメラ本体100の接点部とを確実に導通可能とする。
図7に示されるように、ホルダー208は、爪部230A、230B、230C、230D、230Eを有する。ベース212は、外周円弧部231および円盤部232を有する。爪部230A、230B、230C、230Dは、外周円弧部231に対向し、爪部230Eは円盤部232に対向し、保持部218が取付部219からZ方向に離れないように規制している。
次に、図8乃至図10を参照して、縦位置状態での撮像装置1の使用について説明する。図8は、正位置状態(横位置状態)および縦位置状態の各姿勢におけるカメラ本体100とアイカップ101との関係を示す図である。図8(A)は正位置状態、図8(B)は縦位置状態をそれぞれ示している。図8に示されるように、骨伝導部203の開口部202に対する位置はカメラ本体100の姿勢によらず不変である。このためユーザーは、正位置状態でも縦位置状態でもファインダを覗いたときには顔の同じ位置に骨伝導部203があたる。
図9は、正位置状態および縦位置状態の各姿勢において、アイカップ101をカメラ本体100側から見た図である。図9(A)は図8(A)と同じ姿勢の状態(正位置状態)、図9(B)は図8(B)と同じ姿勢の状態(縦位置状態)をそれぞれ示す。
前述のように、内壁部220と壁部221は、ファインダ光軸OAを中心とした円嵌合関係にある。このため保持部218は、取付部219に対してファインダ光軸OAの周りに回転する。このとき爪部230Dは、外周円弧部231から離れるが、爪部230A、230B、230C、230Eにより、保持部218のZ方向の位置は保持される。開口部202は略正方形であり、姿勢によって視野が狭くなることはない。
図10は、回転を規制するための構成の説明図である。本実施例では、ホルダー208の穴部222(222A、222B、222C)に接点214が入ることにより、回転が規制される。ユーザーが姿勢を変える際には、カメラ本体100の回転に伴って接点214が回転しようとする。しかし、接点214の筒部226の凸部225が接点214のバネ229の付勢力に打ち勝ってホルダー208の傾斜部233を乗り越えることにより、回転規制が解除される。なお、前述はグリップを上にした縦位置状態について説明したが、グリップを下にした縦位置状態についても同様である。
次に、図11乃至図18を参照して、本発明の実施例2について説明する。図11は、本実施例におけるアイカップ(アクセサリ)300の斜視図である。図11において、実施例1と同様に、一点鎖線はファインダ光軸OA(ファインダ光軸中心)を示している。また、ファインダ光軸OAをZ軸とし、ファインダ光軸OAであるZ軸に垂直な左右方向の軸をX軸、Z軸に垂直な上下方向の軸をY軸とする。各軸の+方向はそれぞれ、図11中に示される矢印の向きとする。
アイカップ300の接眼部分は、枠部材301、骨伝導部303、30、および、遮光壁部305で構成されている。枠部材301には、ユーザーがファインダ像を確認するための開口部(開口)302が形成されている。骨伝導部303、304は、開口部302を挟んで左右にそれぞれ配置されている。ユーザーは、ファインダ像を確認する際には、左右のどちらかの目の周りを骨伝導部303、304に接触させて使用することでカメラ本体100からの音声情報を入手する。遮光壁部305は、撮影の際に開口部302に光が入射しないように遮光する。骨伝導部303、304は、遮光壁部305よりも+Z方向に凸となる構成となっている。これにより、ユーザーがファインダを覗いたときに遮光壁部305よりも先に骨伝導部303、304がユーザーに対して接触することが可能となる。
ユーザーの利き目が右目または左目のいずれかによって、ファインダを覗く顔の位置は異なる。しかし、本実施例のアイカップ300では、開口部302を挟んで左右にそれぞれ骨伝導部303、304が配置されている。このため、左右どちらの目でファインダを覗いても、一方の骨伝導部は顔の鼻筋側の目頭付近、他方の骨伝導部は目尻付近に位置することになり、同じ位置から頭蓋骨へ振動が伝わる。
左右の骨伝導部303、304は、一方の骨伝導部が押し込まれると、他方の骨伝導部が出てくるシーソー構造を有する。図12は、本実施例におけるアイカップ300の分解斜視図である。実施例1と同様に、骨伝導部303、304は、フレキシブルプリント基板311に実装され、頭蓋骨に振動を与えることで音を認識させる骨伝導スピーカー308、310と、弾性部材で形成された保護キャップ(保護部材)307、309とで構成されている。本実施例において、骨伝導スピーカーは、撮像装置1が正位置状態にある場合、開口部302の左側に配置された骨伝導スピーカー(第1のスピーカー)308と、開口部302の右側に配置された骨伝導スピーカー(第2のスピーカー)310を含む。
フレキシブルプリント基板311に実装された骨伝導スピーカー308、310の背面側には、連動機構部320が配置されている。連動機構部320は、骨伝導スピーカー308、310の一方の位置に基づいて、骨伝導スピーカー308、310の他方の位置を変化させる。連動機構部320は、骨伝導スピーカー308、310、不図示の両面テープ等で固定して保持するベース部321、322、および、本体部323を有する。骨伝導スピーカー308、310は、ベース部321、322と一体となって可動する構造を有する。連動機構部320は、本体部323を−Z方向へ付勢する板バネ306と+Z方向へ付勢する板バネ312とによる挟持構成である。また連動機構部320は、背面カバー313に保持されている。
接点314は、背面カバー313と接点カバー315とに挟まれて固定され、フレキシブルプリント基板311の接点パターン(不図示)と電気的に接続している。また接点314は、接点カバー315の孔316を貫通して、カメラ本体100の接点部(不図示)と電気的に接続している。これにより、フレキシブルプリント基板311の接点パターン とカメラ本体100の接点部は、接点314を介して導通する。
図13は、連動機構部320の詳細図である。連動機構部320のベース部321、322は、本体部323とそれぞれ軸325、326で連結されている。本体部323は、軸324に回転可能に保持されている。また本体部323は、軸325、326とそれぞれ回転可能に保持されている。ベース部321は、軸325に固定され、回転不可能に保持されている。同様に、ベース部322は、軸326に固定され、回転不可能に保持されている。
次に、図14を参照して、連動機構部320の動作について説明する。図14は、連動機構部320の上面図である。図14(A)は、本体部323が軸324を中心に回転していない状態を示す。図14(B)は、図14(A)の状態からベース部322が押圧された状態を示している。ベース部322が押圧されて−Z方向へ移動すると、本体部323は、軸324を中心に反時計周りに回転する。軸325は、本体部323に回転可能に保持され、ベース部321は軸325に対して可動するため、図14(B)に示されるように、ベース部321は+Z方向へ移動する。図14(C)は、前述と逆の動作を示す。図14(A)、(B)、(C)に示されるように、連動機構部320は、ベース部(保持部)321、322のいずれか一方が−Z方向へ移動すると、ベース部321、322の他方がZ方向へ移動するシーソーのような動きをする。ここで本体部323は、回転移動するため、厳密にはベース部321、322はZ方向だけでなく、X方向にも移動する。しかし、X方向の移動量はZ方向に対して微小なため簡略している。実際には、必要に応じて、軸325、326に回転可能に保持している本体部323の孔部を長穴にするなどで対応可能である。
次に、図15乃至図17を参照して、連動機構部320を内部に配置したアイカップ300の骨伝導部303、304の動作について説明する。図15は、アイカップ300の正面図である。図16(A)は図15中の線A−Aに沿った断面図、図16(B)は図15中の線B−Bに沿った断面図である。図16(A)に示されるように、骨伝導部303、304のいずれも押圧されていない状態において、本体部323は、板バネ306、312により前後から均等に付勢されている状態である。このため、骨伝導部303、304のZ方向の位置は略同一である。
図17(A)、(B)は、図16(A)、(B)の断面図にそれぞれ相当し、ユーザーが左目でファインダを覗きこんだ場合の骨伝導部303、304の位置を示す図である。左目で覗いた場合、骨伝導部304は左目の目頭から鼻筋付近と接触し押圧され、−Z方向へ移動する。このとき骨伝導部303は、連動機構部320を介して+Z方向に移動し、顔の目尻からこめかみ付近に確実に接触する。ユーザーがファインダから目を離すと、板バネ306、312の付勢力によって、図16の位置に骨伝導部303、304は自動的に復帰する。
同様に、図18(A)、(B)は、ユーザーが右目でファインダを覗きこんだ場合の骨伝導部303、304の位置を示す図である。右目で覗く場合、左目で覗く場合と比べて、顔に接触する骨伝導部が逆になるだけである。すなわち、左右どちらの目でファインダを覗いても、確実に同じ箇所に骨伝導部303、304が接触する。ユーザーの顔の目頭から目尻の凹凸量は千差万別である。しかし、本実施例のようにシーソー構成を内部に配置することで、ユーザーによって目頭から目尻の凹凸量が変化しても、確実に骨伝導部303、304を接触させることが可能となる。
また、飛び出している一方の骨伝導部は、利き目によらず、顔のこめかみ部近傍に接触する。こめかみ部近傍に骨伝導部が接触しているほうが、確実に頭蓋骨に振動を伝え、音声を認識させることができる。そこで本実施例において、カメラ本体100は、図11に示されるように、検出手段(位置検出センサ)801および制御手段802を有していてもよい。検出手段801は、骨伝導スピーカー308、310の少なくとも一方の位置を検出する。制御手段802は、検出手段801からの信号に基づいて、骨伝導スピーカー308、310の少なくとも一方の振動を制御する。これにより、検出手段801は骨伝導部303、304のうち飛び出して接触している一方の骨伝導部を検出し、制御手段802は検出手段801の検出信号に基づいて振動する骨伝導部を制御することが可能である。こめかみ部近傍で接触しているため、確実に頭蓋骨に振動を伝えることができ、振動させる骨伝導部を二つよりも一つにしたほうが、電力的には有利である。
次に、図19乃至図21を参照して、本発明の実施例3について説明する。図19は、本実施例におけるアイカップ(アクセサリ)400の斜視図である。図19において、実施例1と同様に、一点鎖線はファインダ光軸OA(ファインダ光軸中心)を示している。また、ファインダ光軸OAをZ軸とし、ファインダ光軸OAであるZ軸に垂直な左右方向の軸をX軸、Z軸に垂直な上下方向の軸をY軸とする。各軸の+方向はそれぞれ、図19に示される矢印の向きとする。
アイカップ400の接眼部分は、枠部材401、骨伝導部403、404、405、および、遮光壁部406で構成されている。枠部材401には開口部(開口)402が形成されている。開口部402に対して、上側に骨伝導部403、左側に骨伝導部404、右側に405がそれぞれ配置されている。
図20は、正位置状態および縦位置状態の各姿勢におけるカメラ本体100とアイカップ400との関係を示す図である。図20(A)は正位置状態、図20(B)はカメラ本体100のグリップが上に位置する第1の縦位置状態、図20(C)はカメラ本体100のグリップが下に位置する第2の縦位置状態をそれぞれ示している。なお、カメラ本体100およびアイカップ400にはそれぞれ接点部が設けられており、接点部同士が接触することで導通し、カメラ本体100からアイカップ400への情報伝達が可能である。
図20(A)に示される正位置状態の場合、ユーザーはファインダ像を確認する際には目の上部を骨伝導部403に接触させて使用することで、カメラ本体100からの音声情報を入手する。図20(B)に示される第1の縦位置状態の場合、ユーザーはファインダ像を確認する際には目の上部を骨伝導部405に接触させて使用することで、カメラ本体100からの音声情報を入手する。図20(C)に示される第2の縦位置状態の場合、ユーザーはファインダ像を確認する際には目の上部を骨伝導部404に接触させて使用することで、カメラ本体100からの音声情報を入手する。
図21は、本実施例におけるアイカップ400の正面図である。骨伝導部403、404、405はそれぞれ、ファインダ光軸OAであるZ軸から距離(第1の距離、第2の距離、第3の距離)L1、L2、L3が互いに略等しくなるように配置されている。また、カメラ正位置状態で上側に配置される骨伝導部403は、そのX方向の位置がファインダ光軸OAであるZ軸と略同じ位置になるように配置されている。また、カメラ正位置状態で左右に配置される骨伝導部404、405は、そのY方向の位置がファインダ光軸OAであるZ軸と略同じ位置になるように配置されている。これにより、正位置状態および縦位置状態において、ユーザーの目の上部に接触する箇所がほぼ同じ個所となるため、ユーザーは安定して音声情報を入手することが可能となる。
このように本実施例のアイカップ400は、正位置状態において開口部402の上側、右側、左側にそれぞれ配置された骨伝導部(第1のスピーカー)403、骨伝導部(第2のスピーカー)404、および、骨伝導部(第3のスピーカー)405を含む。好ましくは、骨伝導部403、404、405のそれぞれとファインダ光軸中心との間の距離(第1の距離、第2の距離、第3の距離)L1、L2、L3は、互いに略等しい。また好ましくは、骨伝導部403は、撮像装置の横方向(幅方向)において、ファインダ光軸中心と略同一の位置に配置されており、骨伝導部404、405は、撮像装置の縦方向(高さ方向)において、ファインダ光軸中心と略同一の位置に配置されている。
本実施例のカメラ本体100は、カメラ本体100の位置(正位置状態または横位置状態)を検出する検出手段(位置検出センサ)901、および、骨伝導スピーカー(骨伝導部403、404、405)の振動を制御する制御手段902を有していてもよい。制御手段902は、検出手段901によりカメラ本体100が正位置状態(横位置状態)であると検出された場合、骨伝導部403を振動させる。一方、制御手段902は、検出手段901によりカメラ本体100が縦位置状態であると検出された場合、縦位置状態において上側に位置する骨伝導部404または骨伝導部405を振動させる。このように本実施例において、カメラ本体100は、検出手段901を有することにより、カメラ本体100の位置を検出することができる。これにより、カメラ本体100の位置に基づいて、少なくともユーザーの目の上部に接触する骨伝導部を常に駆動することが可能であり、ユーザーは安定して音声情報を入手することができる。また、ユーザーの目の上部に接触する骨伝導部のみを駆動し、他の骨伝導部を非駆動にすることも可能であり、その場合には省電力を図ることができる。
各実施例の構成によれば、確実にユーザーの顔の一部分に骨伝導部を接触させることが可能となる。このため各実施例によれば、ユーザーの顔に骨伝導スピーカーを確実に接触させることが可能な撮像装置およびアクセサリを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、各実施例ではカメラ本体に対して着脱可能なアイカップに骨伝導スピーカーを配置する構成を説明したが、各実施例はカメラ本体に対して着脱不可なファインダユニットにも適用可能である。
例えば、各実施例ではカメラ本体に対して着脱可能なアイカップに骨伝導スピーカーを配置する構成を説明したが、各実施例はカメラ本体に対して着脱不可なファインダユニットにも適用可能である。
1 撮像装置
100 カメラ本体
200 接眼部
201 枠部材
206 骨伝導スピーカー
100 カメラ本体
200 接眼部
201 枠部材
206 骨伝導スピーカー
Claims (13)
- カメラ本体と、
被写体像を視認するための接眼部と、
前記被写体像の光を通過させる開口が形成された枠部材と、を有し、
前記接眼部は、骨伝導スピーカーを有することを特徴とする撮像装置。 - 前記接眼部は、前記撮像装置のファインダ光軸中心の周りに回転可能であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記骨伝導スピーカーは、前記撮像装置が正位置状態にある場合、前記開口の上側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記骨伝導スピーカーは、前記撮像装置が正位置状態にある場合、前記開口の左側に配置された第1のスピーカーと、前記開口の右側に配置された第2のスピーカーを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記第1のスピーカーおよび前記第2のスピーカーの一方の位置に基づいて、前記第1のスピーカーおよび前記第2のスピーカーの他方の位置を変化させる連動機構部を更に有すること特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
- 前記第1のスピーカーおよび前記第2のスピーカーの少なくとも一方の位置を検出する検出手段と、
前記検出手段からの信号に基づいて、前記第1のスピーカーおよび前記第2のスピーカーの少なくとも一方の振動を制御する制御手段と、を更に有することを特徴とする請求項4または5に記載の撮像装置。 - 前記骨伝導スピーカーは、前記撮像装置が正位置状態にある場合、前記開口の上側に配置された第1のスピーカー、前記開口の左側に配置された第2のスピーカー、および、前記開口の右側に配置された第3のスピーカーを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記第1のスピーカーと前記撮像装置のファインダ光軸中心との間の第1の距離、前記第2のスピーカーと前記ファインダ光軸中心との間の第2の距離、および、前記第3のスピーカーと前記ファインダ光軸中心との間の第3の距離は、互いに等しいことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 前記第1のスピーカーは、前記撮像装置の横方向において、前記撮像装置のファインダ光軸中心と同一の位置に配置されており、
前記第2のスピーカーおよび前記第3のスピーカーは、前記撮像装置の縦方向において、前記ファインダ光軸中心と同一の位置に配置されていることを特徴とする請求項7または8に記載の撮像装置。 - 前記撮像装置の位置を検出する検出手段と、
前記骨伝導スピーカーの振動を制御する制御手段と、を更に有し、
前記制御手段は、
前記検出手段により前記撮像装置が正位置状態であると検出された場合、前記第1のスピーカーを振動させ、
前記検出手段により前記撮像装置が縦位置状態であると検出された場合、前記縦位置状態において上側に位置する前記第2のスピーカーまたは前記第3のスピーカーを振動させることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の撮像装置。 - 前記接眼部は、骨伝導部と遮光壁部とを有し、
前記骨伝導部は、前記骨伝導スピーカーと前記骨伝導スピーカーを保護する保護部材とを有し、
前記遮光壁部は、前記開口に前記光が入射しないように遮光することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の撮像装置。 - 前記骨伝導部は、ユーザーが前記被写体像を視認する際に、前記ユーザーの目の上部に接触し、前記撮像装置から音声情報を前記ユーザーに伝達可能に構成されていることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
- 撮像装置に着脱可能なアクセサリであって、
被写体像を視認するための接眼部と、
前記被写体像の光を通過させる開口が形成された枠部材と、を有し、
前記接眼部は、骨伝導スピーカーを有することを特徴とするアクセサリ。
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