JP2020179324A - テーブル式原料排出装置及びそれを使用した原料排出システム - Google Patents

テーブル式原料排出装置及びそれを使用した原料排出システム Download PDF

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Abstract

【課題】 原料を円滑にコンベア等の搬送手段に排出できるテーブル式原料排出装置を提供すること。【解決手段】 前段装置2からの原料を受けて原料をコンベア3に排出するテーブル式原料排出装置1であって、原料を受ける筒状本体4と、筒状本体を固定する機枠12と、筒状本体の下開口を閉鎖する回転テーブル5と、筒状本体の外周側面に設けられ、回転テーブルを回転可能に支持する複数のローラ6と、回転テーブルを中心軸Cを以って回転駆動するための駆動手段と、駆動手段の筐体7を筒状本体の中央部に支持するための複数の直立支持板8a〜8dと、回転テーブルの回転により移送されてきた原料をコンベアに排出する第1原料排出口9と、回転テーブルの中心軸の周りに板面を貫通して設けられ、原料をコンベアに排出する第2原料排出口5bと、によりテーブル式原料排出装置構成する。【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば竪型破砕装置等によって破砕された原料をコンベア等の搬送手段に円滑に排出するためのテーブル式原料排出装置及びそれを使用した原料排出システムに関するものである。
従来、竪型破砕装置(例えば特許文献1,2)によって破砕された原料は、竪型破砕装置の破砕された原料の出口である下端部にホッパを設け、該ホッパの下方にコンベアを設置し、上記破砕された原料はホッパを介してコンベアに落下供給し、上記コンベアにより所定の原料集積地まで搬送する構成である。
特開2009−220027号公報 特開2013−128891号公報
ところで、上記従来の方式は、破砕された原料は、竪型破砕装置の下方に落下しホッパを介してコンベアに供給されるものであるから、動作を継続していくと、粉砕後の原料がホッパの下端部とコンベアとの間に原料詰まりが生じることがあり、結果として、破砕された原料がホッパ上端部周縁から竪型破砕装置側に上方向に逆流し、破砕された原料が竪型破砕装置からコンベアに円滑に供給できない場合がある、という課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、例えば竪型破砕装置等の前段装置とコンベア等の搬送手段との間に設けられ、例えば破砕等された原料を円滑にコンベア等の搬送手段に排出することのできるテーブル式原料排出装置及びそれを使用した原料排出システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、前段装置の原料出口側に設置され、上記前段装置からの原料を受けて、該原料を下方の搬送手段に排出するテーブル式原料排出装置であって、上下開口を有し、上記原料を上開口から受ける筒状本体と、上記原料出口に対応して上記上開口が位置するように上記筒状本体を固定するための機枠と、上記筒状本体の中心軸と共通の中心軸を有し、上記筒状本体の下開口に近接状態で上記下開口を閉鎖する回転テーブルと、上記筒状本体の外周側面に設けられ、上記回転テーブルを回転可能に支持する複数のローラと、上記回転テーブルを上記中心軸を以って回転駆動するための駆動手段と、上記駆動手段の筐体を上記筒状本体の中央部に支持すべく、上記駆動手段の筐体の外周側面と上記筒状本体の内周側面との間に設けられ、上記回転テーブル上を複数の区画に分割する複数の直立支持板と、上記筒状本体の外周側面に設けられ、上記回転テーブルの回転により移送されてきた原料を上記搬送手段に排出する第1原料排出口と、上記回転テーブルの板面における上記中心軸の周りに板面を貫通して設けられ、上記上開口から受けた原料又は上記回転テーブルの回転により移送された原料を上記搬送手段に排出する第2原料排出口と、から構成されたテーブル式原料排出装置により構成される。
上記前段装置は例えば竪型破砕機(2)をいう。上記搬送手段は例えばコンベア(3)をいう。上記駆動手段は例えば駆動モータ(M1)と回転軸(16)と駆動のための傘歯車(16c,17a)等をいう。駆動手段の筐体は例えば筐体(7)をいう。このように構成すると、回転テーブルを回転させることにより、前段装置から供給される原料を第2原料排出口から直接に下方の搬送手段に円滑に排出することができ、さらに回転テーブルに落下供給された原料は、回転テーブルの回転により、第1原料排出口及び/又は第2原料排出口まで移送することができ、これらの複数個所の排出口から円滑に搬送手段に排出することが可能となる。よって、途中で滞ることなく、円滑に、前段装置からの原料を搬送手段に排出することができるものである。
第2に、複数の上記直立支持板の長手方向の下縁は、上記回転テーブルの上面に近接して設けられており、上記第1原料排出口に対応する上記直立支持板は、上記第1原料排出口における上記回転テーブルの回転方向の下流側の縁部と、該下流側の縁部より上流側の上記筐体の外周側面との間に設けられており、かつ、板面に上記第1原料排出口に向かう下り傾斜面を有するスクレーパが設けられている上記第1記載のテーブル式原料排出装置により構成される。
このように構成すると、上記回転テーブルの回転により、前段装置から供給された原料を上記スクレーパに移送して、該スクレーパの下り傾斜面により原料を第1原料排出口方向に移送することができ、円滑に原料を第1原料排出口に移送、案内することができる。
第3に、上記第1原料排出口は、上記筒状本体の外周側面において、180度の角度差を以って2か所に設けられている上記第1又は2記載のテーブル式原料排出装置により構成される。
このように構成すると、第1原料排出口を前方側と後方側の2か所に設けることができ、極めて円滑に原料を搬送手段にて搬送することができる。
第4に、上記第1原料排出口の外側には、当該第1原料排出口から排出される原料を上記搬送手段の方向に案内する案内枠が設けられたものである上記第1〜3の何れかに記載のテーブル式原料排出装置により構成される。
このように構成すると、上記案内枠により、上記第1原料排出口から排出される原料の飛散を防止し、当該第1原料排出口から排出される原料を搬送手段の方向に適切に案内することができる。
第5に、上記駆動手段の筐体は上記筒状本体の上記中心軸を中心とする円筒状に設けられており、上記複数の直立支持板は、上記筐体の上記外周側面の接線方向から、上記回転テーブルの回転方向側に突出するように、上記筐体の上記外周側面の周方向の等角度間隔で設けられているものである上記第1〜4の何れかに記載のテーブル式原料排出装置により構成される。
このように構成すると、直立支持板は、筐体の外周側面から回転テーブルの回転方向に沿って突出するように設けられているので、回転テーブル上に落下した原料を第1原料排出口及び/又は第2原料排出口の方向に円滑に案内することができる。
第6に、上記搬送手段は、上記第1原料排出口及び上記第2原料排出口の下方に位置するように設けられているものである上記第1〜5の何れかに記載のテーブル式原料排出装置により構成される。
このように構成すると、第2原料排出口から下方に円滑に落下する原料、及び、第1原料排出口から下方に円滑に落下する原料を搬送手段にて受けて、所定場所に効率的に搬送することが可能となる。
第7に、複数台の上記テーブル式原料排出装置がそれらの上記第1及び第2原料排出口が一直線状に並ぶように並設され、上記各テーブル式原料排出装置の上部には各々上記前段装置が設置され、かつ一直線状に並んだ複数の上記第1及び第2原料排出口の下方に、1本の上記搬送手段を設置したものであることを特徴とする上記第1〜6の何れかに記載のテーブル式原料排出装置を使用した原料排出システムにより構成される。
このように構成すると、複数の前段装置(例えば、竪型破砕機等)により破砕された原料を、各縦型破砕機の下方に設置された各テーブル式原料排出装置によって、下方の1本の搬送手段に、効率的に排出することができ、多量の原料を単一の搬送手段により円滑に所定場所に搬送することが可能となる。
第8に、上記前段装置は、投入された材料を細かく粉砕する粉砕装置である上記第1〜6記載のテーブル式原料排出装置により構成される。上記破砕装置は、例えば竪型破砕機(2)等である。
第9に、上記前段装置は、投入された材料を細かく粉砕する粉砕装置である上記第7記載のテーブル式原料排出装置を使用した原料排出システムにより構成される。上記破砕装置は、例えば竪型破砕機(2)等である。
本発明は上述のように、前段装置から供給される原料を第2原料排出口から直接に下方の搬送手段に円滑に排出することができ、さらに回転テーブルに落下供給された原料は、回転テーブルの回転により、第1原料排出口及び/又は第2原料排出口まで移送することができ、これらの複数個所の排出口から円滑に原料を搬送手段に排出することが可能となる。よって、途中で滞ることなく、円滑に、前段装置からの原料を搬送手段に排出することができるものである。
また、回転テーブルの回転により、前段装置から供給された原料をスクレーパに移送して、該スクレーパの下り傾斜面により原料を第1原料排出口の方向に移送することができ、効率的に原料を第1原料排出口に移送、案内することができる。
また、第1原料排出口を前方側と後方側の2か所に設けることができ、極めて円滑に原料を搬送手段に排出することができる。
また、上記案内枠により、上記第1原料排出口から排出される原料の飛散を防止し、当該第1原料排出口から排出される原料を搬送手段の方向に適切に案内することができる。
また、直立支持板は、筐体の外周側面から回転テーブルの回転方向に沿って突出するように設けられているので、これらの直立支持板により、回転テーブル上に落下した原料を第1原料排出口及び/又は第2原料排出口の方向に円滑に案内することができる。
また、第2原料排出口から下方に円滑に落下する原料、及び、第1原料排出口から下方に円滑に落下する原料を、例えば単一のコンベア等の搬送手段にて受けて、所定場所に効率的に搬送することが可能となる。
また、複数の前段装置(例えば、竪型破砕機等)により破砕された原料を、各前段装置(竪型破砕機等)の下方に設置された各テーブル式原料排出装置によって、下方の1本の搬送手段に、効率的に排出することができ、多量の原料を単一の搬送手段により効率的に所定場所に搬送することが可能となる。
本発明に係るテーブル式排出装置の筒状本体近傍の斜視図である。 同上装置の筒状本体近傍の平面図である。 同上装置の筒状本体近傍の正面図である。 同上装置の筒状本体近傍の背面図である。 図2のX−X線断面図である。 同上装置の前段に竪型破砕機を設置した実施形態の正面図である。 同上装置の前段に竪型破砕機を設置した場合の横断面図である。 同上装置の回転テーブルの平面図である。 同上装置を使用した原料排出システムの平面図である。
以下、本発明におけるテーブル式原料排出装置及びそれを使用した原料排出システムについて詳細に説明する。
図6に示すように、前段装置としての竪型破砕機2の下方の原料出口2a側に設置され、破砕された原料を受けて、該原料を下方の搬送手段としてのコンベア3に排出するテーブル式原料排出装置1であって、上下開口4a,4bを有し(図1参照)、上記原料を円形の上開口4aから受ける円筒状の筒状本体4(円筒の中心軸C)と(図1参照)、上記原料出口2aに対して上記上開口4aが位置するように上記筒状本体4を固定するための機枠12と、上記筒状本体4の中心軸Cと共通の中心軸を有し、上記筒状本体4の下開口4bに近接状態で上記下開口4bを閉鎖する円形の回転テーブル5と、上記筒状本体4の外周側面4dに設けられ、上記回転テーブル5を回転可能に支持する複数のローラ6と、上記回転テーブル5を上記中心軸Cを中心として回転駆動するための駆動手段としての駆動部Mと(図1参照)、上記駆動部Mを上記筒状本体4の中央部に支持すべく、上記駆動部Mの筐体7の外周側面7aと上記筒状本体4の内周側面4cとの間に設けられ、上記回転テーブル5を複数の区分に分割する複数(本実施形態では4枚)の直立支持板8a〜8dと(図1、図2参照)、上記筒状本体4の外周側面4dに設けられ、上記回転テーブル5の回転により移送されてきた原料を上記コンベア3に排出するための、周方向一定範囲の第1原料排出口9,9と、上記回転テーブル5の板面における上記中心軸Cの周りに板面を貫通して設けられ、上記上開口4aから受けた原料、又は、上記回転テーブル5により移送された原料を上記コンベア3に排出するための第2原料排出口5b(図2、図8参照)とから構成されている。
上記竪型破砕機2は、例えば、特開2013−128891号に開示されているような竪型の粉砕機であり、図6、図7に示すように、正方形状の支持枠11の下側四隅に4本の支柱10aを設け、上記支持枠11の内部には、上記回転軸14(中心軸p3)の下端のスラストベアリング20を支持するための前後方向支持杆11’を、前方側支持杆11aと後方側支持杆11b間に設け、かつ、上記前後方向支持杆11’に交差するように、上記支持枠11の左右方向に、他の回転軸14,14(中心軸p1,p2)の下端のスラストベアリング20,20を支持するための左右方向支持杆11”を、左側支持杆11cと右側支持杆11d間に設け、これらにより機枠11が構成されている。
そして、上記支持枠11の上記前後方向支持杆11’と左右方向支持杆11”上に、同一半径の3つの外向凸円弧状直立側板2’,2’,2’を立設し(図7参照)、各外向凸円弧状直立側板2’,2’,2’の直立接触縁2”を上下方向に溶着し、上端を上面板13で閉鎖して平面円対称形機函2Aを形成する。ここで、上記各外向凸円弧状直立板2’,2’,2’の曲率中心点(中心軸)をp1,p2,p3とする。尚、図7において符号2bは上記外向凸円弧状直立側板2’,2’,2’の下端から水平に溶接された底板である。
この平面円対称形機函2Aの下端は、図7に示すように、同一半径の3つの外向凸円弧状からなる開口E,E,Eが形成されており、従って、平面円対称形機函2Aの下端の上記開口E,E,Eにより上記原料出口2aが形成されている。
上記支持枠11は、所定の太さを有する例えばH鋼を正方形状に溶接固定して形成されており、中央部は方形の開口部11a(上記前後方向支持杆11’と上記左右方向支持杆11”の部分は除く)が形成されている。
上記粉砕機2の平面円対称形機函2A内は、上記中心軸Cから等距離に、上記外向凸円弧状直立板2’,2’,2’の円弧の各曲率中心点p1,p2,p3(各回転軸14の中心軸となる)が位置し(従って、中心軸Cの周りの120度毎に各曲率中心点p1,p2,p3が位置している)、かつ、上記平面円対称形機函2Aは、上記中心軸Cを通る上記筒状本体4の直径線L1が1つの上記中心点p3を通る位置において、上記支持枠11上(前後方向支持杆11’及び左右方向支持枠11”上)に載置固定され、当該位置において、図7の平面視において、上記支持枠11の下側に固定された上記テーブル式原料排出装置1の上記筒状本体4の上記上開口4aの円に、上記各外向凸円弧状直立板2’,2’,2’の外周側面2a’,2a’,2a’が内接する位置となるように、上記支持枠11上に固定されている。
実際の上記原料出口2aの開口E,E,Eと、上記テーブル式原料排出装置1の上開口4aとは、その間に、上記支持枠11が存在しているので、両者が実際に接しているわけではないが(図6参照)、図7に示すように、破砕機2の上面側から平面的にみると、上記開口E,E,Eを形成する上記各外向凸円弧状直立板2’,2’,2’の外周側面2a’,2a’,2a’が、上記テーブル式排出装置1の上記筒状本体4の上開口4aの円に内接している位置関係となるように構成されている。
この竪型粉砕機2は、図6に示すように、各々の外向凸円弧状直立側板2’,2’,2’内の上記曲率中心点p1,p2,p3の位置に、3本の直立回転軸14,14,14が設けられ、各直立回転軸14,14,14の下端は、上記前後方向支持杆11’及び上記左右方向支持杆11”上に載置固定されたスラストベアリング20,20,20上に回転可能に軸支され、それらの上端部は、上記上面板13に設けられた軸受21,21,21を介して上面板13上に突出され、各回転軸14,14,14の上端に従動ローラ24,24,24が設けられている。
これら直立回転軸14,14,14は、各回転軸14,14,14に羽根15,15,15が各回転軸14,14,14の異なる高さの上下3段に各々設けられており、上記各外向凸円弧状直立側板2’,2’,2’の外周側面に固定した3台の駆動モータの駆動ローラ(図示せず)と、上記従動ローラ24,24,24との間に各々ベルトを掛け回し、上記駆動モータにより上記回転軸14,14,14を高速で回転することにより、入力口13aから投入された礫混じりの泥土、砂利等の材料に上記羽根15,15,15を衝接させて粉砕し、粉砕された原料(例えば、直径が最少2mm程度、最大40mm程度)は、図7の開口E(竪型粉砕機2の上記外向凸円弧状直立側板2’,2’,2’に沿った3つの外向凸円弧形状からなる下向きの開口E)から構成される上記原料出口2aから、下方の上記テーブル式原料排出装置1内に、上記上開口4aより落下するように構成される。
尚、上記竪型破砕機2は、上記の実施形態に限定されるものではなく、ジョークラッシャ、ハンマミル、インパクトクラッシャ等のあらゆる形式の破砕機が含まれる。
上記テーブル式原料排出装置1は、上記筒状本体4の上記上開口4a部分と同一高さの方形の水平フランジ4eが、上記上開口4aの上縁から水平外側方向に設けられており(図1参照)、当該水平フランジ4eの周縁と上記支持枠11の下面とを複数のボルトBにて接続することにより、上記支持枠11の下側に固定されることで上記機枠12に固定されている(図6、7参照)。
上記駆動部Mは、上記中心軸Cを中心とする縦型円筒状の上記筐体7と、当該筐体7から外周方向に突出形成された方形の筐体7bとから構成されており、上記筐体7内には、上記中心軸Cを中心とする上記回転テーブル5の回転軸16が下端部のスラストベアリング16a及び上端部の軸受16bにより矢印A方向に回転自在に立設支持されており(図5参照)、一方、上記筐体7b内には駆動モータM1(インダクションモータ)が収納され、上記駆動モータM1のプーリ17先端の傘歯車17aと上記回転軸16に装着された傘歯車16cの噛合により、上記回転軸16は上記駆動モータM1により矢印A方向に自転可能に構成されている。
この駆動部Mの上記筐体7は、4枚の上記直立支持板8a,8b,8c,8dにより、その円筒の中心が上記中心軸Cに一致するように、上記筒状本体4の中心部に固定されている(図1、図2参照)。
上記回転軸16の下端には円板状の上記回転テーブル5(例えば直径3100mm)の中心部が接続されており、上記回転軸16を矢印A方向に駆動することにより、上記回転テーブル5を矢印A方向に回転させることができるように構成されている。
円形の上記回転テーブル5の直径は、上記筒状本体4の円筒の直径より若干大に形成されており、上記回転テーブル5の外周縁5aは、上記筒状本体4の外周側面4dの下縁から、同心的に、環状の一定幅qだけ外半径方向に突出している状態となっている(図2参照)。また、上記回転テーブル5の上面5cは、上記筒状本体4の下開口4bの下縁部に近接しており、上記回転テーブル5の上面5cと上記筒状本体4の上記下縁部との距離は、1mm或いはそれ以下となるように構成されるが、接触しない状態となっており、かかる状態で、当該回転テーブル5は上記下開口4bを閉鎖している。このように、記回転テーブル5は、上記筒状本体4の下開口4bの下縁部には接していないため、円滑に回転することができる。
また、上記筒状本体4の外周側面4dには、周方向の一定角度毎に(第1原料排出口9,9の部分は除いて)、複数のローラ支持部18が設けられている。このローラ支持部18は、上記外周側面4dに固定された基部18aと、該基部18aから下方に延出されたローラ支持杆18bとから構成され、各ローラ支持杆18bの下端の内周側に各々上記ローラ6が回転自在に軸支されており、各ローラ6の外周面は上記回転テーブル5の外周縁5aの裏面5e側に位置しており、上記回転テーブル5の外周縁5a近傍の裏面5eを、同一水準位置にて支持している(図3参照)。これにより、上記回転テーブル5は上記中心軸Cを中心として、水平状態を保持したまま、各ローラ6上に支持されており、矢印A方向に回転可能に構成されている。
尚、ここで、上記回転テーブル5の回転方向(矢印A方向)において、回転テーブル5上の任意の一点を基準とした場合、該一点を回転方向に通り過ぎた点を「下流側」、該一点を回転方向とは反対方向に戻った点を「上流側」という。また、図2において、第1原料排出口9,9に沿った中心軸Cを通る直径線L1において、図2における下側の第1原料排出口9側(図1における手前側の第1原料排出口9側)を「前方」、上側の第1原料排出口9側(図1における後方側の第1原料排出口9側)を「後方」とする。
上記回転テーブル5の上記回転軸16の周りの内周側近傍には、図8に示すように、中心軸Cに同心的な環状開口部としての第2原料排出口5bが形成されている。この第2原料排出口5b(環状開口部)は、中心軸Cを中心とする十字状の4つの区画板5dが形成されることにより、4つの弧状開口エリアN1〜N4に分割されている。また、上記各区画板5dに対応する回転テーブル5の裏面5eには、上記区画板5dに沿って十字状の補強リブ23が、回転テーブル5の半径線の略全域に沿って、中心部から外周縁5cの少し手前まで設けられている。
そして、上記第2原料排出口5bの外周縁5b’の位置は、上記竪型粉砕機2の3本の回転軸14,14,14の回転中心(曲率中心点)p1,p2,p3よりも内側に位置するように設けられている(図7参照)。これにより、上記竪型粉砕機2によって粉砕された原料は、一部が上記回転中の上記回転テーブル5の上記環状開口部としての第2原料排出口5bを介して下方に落下し、そのまま下方のコンベア3に落下供給され、上記原料の一部は上記回転テーブル5の板面上に落下供給され、該回転テーブル5の回転に伴って上記第1原料排出口9,9の方向に移送され、上記第1原料排出口9,9から上記コンベア3上に落下供給されるように構成されている。
上記直立支持板8a〜8dは、上記筐体7を上記円筒本体4の中心部に保持するものであって、各々の幅(高さ)T1は上記筒状本体4の高さT2(例えば約630mm)と同一(T1=T2)であり(図1参照)、板面が垂直方向(鉛直方向)を向くように直立された状態となっている。
そして、これらの4枚の直立支持板8a〜8dの上記筐体7側の端縁8a’,8b’,8c’,8d’は、上記筐体7の円筒の外周面7aの周方向の90度毎の4か所において、外周側面7aに対する接線方向(図2の矢印D方向)に沿うように、上記外周側面7aに接続固定されており、上記直立支持板8a〜8dの筒状本体4の内周側面4c側の端縁8a”,8b”,8c”,8d”は、上記内周側面4cに接続固定されている。
言い換えると、上記駆動手段の筐体7は上記筒状本体4の上記中心軸Cを中心とする円筒状に設けられており、上記複数の直立支持板8a〜8dは、上記筐体7の上記外周側面7aの接線の内、上記回転テーブル5の回転方向(矢印A方向)側に突出するように(矢印D方向に突出するように、即ち、回転テーブル5の回転方向側(矢印A方向側、上記接線の内、図2の紙面に向かって左側に突出するように)、上記筐体7の周方向の等角度間隔(90度間隔)で設けられている。
但し、上記4枚の直立支持板8a〜8dの内、上記第1原料排出口9,9に対応する2枚の直立支持板8a,8cは、その端縁8a”,8c”は、各々、上記第1原料排出口9,9の下流側の縁部9a,9aに位置するように上記内周側面4cに固定されている。即ち、上記各直立支持板8a〜8dは、各々上記筐体7に周方向の90度毎に上記接線方向に固定されているが、上記筐体7と上記各直立支持板8a〜8dの端縁8a’,8b’,8c’,8d’との関係を維持したまま、全体を上記直立支持板8a〜8d共々筐体7ごと、上記中心軸Cを中心として矢印A方向に回転して、上記直立支持板8a,8cの上記端縁8a”,8c”が上記第1原料排出口9,9の下流側の上記縁部9a,9aに一致するところに位置させ、当該位置で、上記各直立支持板8a〜8dの上記端縁8a”〜8d”を上記筒状本体4の内周側面4cに固定したものである。
従って、図2に示すように、上記複数の上記直立支持板8a〜8dは、上記回転テーブル5上を4つの区画S1,S2,S3,S4に四つに分割するものである。
さらに、上記直立支持板8a,8cの上記回転テーブル5の回転方向(矢印A方向)に対向する面8’,8’には、上記面8’,8’から回転テーブル5の上面に向けて下り傾斜(第1原料排出口9,9に向かう下り傾斜)のスクレーパ22,22が上記面8’,8’の全長に亘り接続固定されている。
複数の上記直立支持板8a〜8dの長手方向の下縁は、上記回転テーブル5の上面5cに近接して設けられている。具体的には、上記各直立支持板8a〜8dの長手方向の下縁と上記回転テーブル5の上面5cとの間隙は、1mm程度、或いは、1mm以下であり、上記スクレーパ22,22の底面と上記回転テーブル5の上面5cとの間隙も、同様に、1mm程度、或いは、1mm以下となるように構成されている。また、上記スクレーパ22,22の表面には金属製の補強板22a,22aがボルトBにて固定されている。
上記筒状本体4の外周側面4dには、周方向に一定範囲(一定角度範囲)の第1原料排出口9,9(2か所)が開口形成されている。この第1原料排出口9は、図2に示すように、上記中心軸Cを通る前後方向の直径線L1を想定した場合、この直径線L1を中心として筒状本体4の円周方向に左右同一の開き角度θ1,θ1(例えばθ1=25度)の範囲に亘り開口されている。そして、上記排出口9とは180度反対側の外周側面4dにおいても、もう1つの第1原料排出口9が、上記直径線L1を中心として筒状本体4の円周方向の左右同一の開き角度θ1,θ1(θ1=25度)の範囲に亘り開口形成されている。
この2つの第1原料排出口9,9は同一形状なので、前方側の第1原料排出口9を中心に説明し、後方側の第1原料排出口9についてはその説明は便宜上省略又はカッコ書内に対応部材を記して説明することにする。
上記第1原料排出口9は、図1、図3に示すように、上記筒状本体4の下縁から上方に向けて長方形状の切欠きを設けるように形成されており、その長方形状の開口部9’は、上記回転テーブル5の上面5c側に設けられている。また、上記第1原料排出口9の上記開口部9’の下流側の縁部9aには、上記直立支持板8a(直立支持板8c)の上記端縁8a”(端縁8c”)が接続されており(図2参照)、上記直立支持板8a(直立支持板8c)は、上記端縁8a”(端縁8c”)より上流側の上記筐体7の外周側面7aの接線方向に向けて、上流側の方向に斜めに上記回転テーブル5上を横切るように固定されている。
即ち、上記第1原料排出口9に対応する上記直立支持板8a(8c)は、上記第1原料排出口9(9)における上記回転テーブル5の回転方向の下流側の縁部9aと、該下流側の縁部9aより上流側の上記筐体7の外周側面7aとの間において回転テーブル5上を斜めに横切るように設けられている。
よって、上記竪型破砕機2から落下してきた原料が回転テーブル5上に落下供給された状態において、上記原料は上記回転テーブル5の矢印A方向の回転により、同方向に移送されるが、上記スクレーパ22,22近傍に移送されてきた原料は、上記スクレーパ22、22の下り傾斜面によって2つの第1原料排出口9,9方向に案内されるように構成されている。
上記第1原料排出口9,9の外側の周縁には、外周方向に突出する門型の案内枠19,19が接続固定されている。この案内枠19は、左右の側面を構成する直立部19a,19bと、上記直立部19a,19bをつなぐ水平部19cとから構成されており、上記第1原料排出口9,9から排出される原料を下方のコンベア3の方向に案内するものである。特に、上記第1原料排出口9,9の下流側の縁部9a,9aに対応する上記直立板19a,19aは、上記スクレーパ22,22に沿って第1原料排出口9,9方向に移動してきた原料を、下方のコンベア3方向に案内する機能を有しているものである。
上記搬送手段としてのコンベア3は、図6、図7に示すように、上記第1原料排出口9,9の下方、及び、第2原料排出口5bの下方に位置するように、前後方向に直線方向(上記直径線L1に沿って)に設けられており、前方から後方(図7において矢印F方向、図6では紙面の表面から裏面方向)に走行するように設けられている。このコンベア3は、コンベアベルト3aの両サイドを内側に傾斜したトラフ型の無端コンベアであり、リタン側(上記矢印Fとは逆方向に走行)のベルトコンベア3a(図6中二点鎖線で示す)はベルトコンベア面が水平となるように構成されている。尚、図6中符号3bは上記コンベア3の支持フレームである。このように、搬送手段としてのコンベア3は、上記第1原料排出口9及び上記第2原料排出口5bの下方に位置するように設けられている。また、上記コンベア3の横幅は、上記第2原料排出口5bの左右方向幅よりも大になるように構成されている。
尚、図6中、符号13b,13bは、材料粉砕中に生ずる微粉の排出口である。
本発明は上述のように構成されるので、次に、本発明の装置の動作を説明する。
本実施形態においては、本発明に係るテーブル式排出装置1は、図6に示すように機枠12の支持枠11の下側に固定されており、上記支持枠11上には同図に示す竪型粉砕機2が設置されており、上記テーブル式原料排出装置1の第1、第2原料排出口9,5bの下側には、直線的なコンベア3が設置されているものとする。また、竪型粉砕機2の回転軸14,14,14は予め高速回転しており(回転方向は、各回転羽根が対向回転する方向であり、図7の矢印a,b,c方向)、かつ、テーブル式原料排出装置1の駆動モータM1を駆動して、回転テーブル5を矢印A方向に回転しているものとする。ここでは、駆動モータM1をインバータ制御により50Hzにて駆動し、そのときの回転テーブル5の中央部近傍(第2原料排出口5bの外縁近傍)の回転数は約8.1[rpm]である。さらに、コンベア3を矢印F方向に走行しているものとする。尚、上記回転テーブル5の搬送能力は、例えば筒状本体4内に高さ100mm程度の原料が積層された状態で、約505[m/時間](50Hz時)である。
かかる状態において、竪型粉砕機2の投入口13aから礫混じり泥土、砂利、砂等の材料を投入する。
投入された材料は、各回転軸14,14,14の上中下段の対向回転する羽根15に衝突することで破砕され、かつ、上記各上中下間の回転羽根15,15間の空間において、破砕粒子相互に衝接して細かく分解され、かつ破砕粒子相互に接触摩耗されて角部が分離し、かつ破砕及び摩砕により生じた微分は飛散上昇して上面板13の排出口13b,13bから大気中に放出される。そして、平面円対称形機函2A内に生ずる攪拌流によって下降する破砕粒子(例えば、90%は約2mm程度の粒子)は、外向凸円弧状直立板2’,2’,2’の開口E,E,Eからなる原料出口2aの範囲から下方に落下排出される。
上記原料出口2aから下方に落下排出される原料は、上記原料出口2aの範囲の全域から、本発明にかかるテーブル式排出装置1の筒状本体4にその上開口4aから投入される。投入された原料は、回転中の回転テーブル5上に落下し、上記原料出口2aの範囲から、上記回転テーブル5の区画されたエリア、即ち、直立支持板8aと8dで囲まれたエリアS1、直立支持板8aと8bで囲まれたエリアS2、直立支持板8bと8cで囲まれたエリアS3、直立支持板8cと8dで囲まれたエリアS4に各々落下する。
各エリアS1〜S4に落下供給された原料の内、中心軸Cの近傍に落下供給された原料は、回転テーブル5の環状開口部である回転中の第2原料排出口5bから直接下方に落下し、下方に位置するコンベア3のコンベアベルト3a上に落下供給され、当該コンベアベルト3aにより矢印F方向に搬送される。
また、上記原料出口2aの範囲から回転テーブル5の上面5cに落下供給された原料は、第1原料排出口9,9の存在するエリアS1,S3においては、回転テーブル5の矢印A方向の回転により、原料は矢印A方向に移送され、直立支持板8a,8cのスクレーパ22,22に至り、該スクレーパ22,22が上流側から第1原料排出口9の下流側の縁部9aに向けて斜めに配置されており、かつ、第1原料排出口9,9に向かう下り傾斜面(スクレーパ22の下り傾斜面)を有しているので、上記エリアS1,S3では、原料が上記スクレーパ22,22に沿って第1原料排出口9,9(回転テーブル5の外周方向)に向けて円滑に案内されながら移送され、上記第1原料排出口9,9から外部に排出され、結果として、前方側の第1原料排出口9から下方に位置するコンベア3のコンベアベルト3a上に円滑に落下供給されると共に、後方側の第1原料排出口9から下方に位置する上記コンベア3のコンベアベルト3a上に円滑に落下供給され、当該コンベアベルト3aにより矢印F方向に搬送される。
また、上記第1原料排出口9から下方のコンベア3に原料が排出されるが、このとき、上記第1原料排出口9,9の案内枠19が、原料の左右方向、上方向への飛散を防止して、円滑にコンベア3に落下排出されるように構成されている。特に、上記案内枠19の左側面(下流側)の板面19aは、スクレーパ22によって第1原料排出口9の下流側の縁部9a近傍まで案内されてきた原料を、下方のコンベア3側に円滑に案内する機能を有するものである。
尚、上記エリアS1,S3において、回転テーブル5上に落下し、回転テーブル5の回転により、上記スクレーパ22(直立支持板8a,8c)の筐体7側の端縁8a’,8c’近傍に移送された原料の一部は、回動する第2原料排出口5bから下方の上記コンベア3に直接落下する。
さらに、上記第1原料排出口9,9が存在しないエリアS2,S4において、回転テーブル5の上面5cに落下した原料は、回転テーブル5の矢印A方向の回転により、矢印A方向に移送され、移送途中において、回転する第2原料排出口5b,5b内に落下して上記コンベアベルト3a上に排出されると共に、直立支持板8b,8dの垂直面に当接し、上記回転テーブル5のさらなる継続的な矢印A方向の回転により、内周方向に案内されて上記第2原料排出口5b,5bから下方のコンベア3のコンベアベルト3a上に排出される。
上記コンベアベルト3a上に落下供給された原料は、コンベア3の終端部まで搬送され、当該終端部に設けられた原料集積場に集積される。
上記の動作において、直立支持板8a〜8dの下縁と上記回転テーブル5の上面5cとの距離は1mm或いは1mm以下、上記スクレーパ22,22の下縁と上記回転テーブル5の上面5cとの距離も1mm或いは1mm以下なので、回転テーブル5上に落下した原料(直径は2mm程度)は上記直立支持板8a〜8d或いは上記スクレーパ22によって第1又は第2原料排出口9,5b方向に案内することができる。
このように、上記竪型粉砕機2の原料出口2aから排出される原料は、本発明に係るテーブル式原料排出装置1によって、円滑に、下方のコンベア3に移送して排出させることができるため、従来装置(ホッパーのみ)のように、原料の詰まりが生じて、原料が逆流することはない。
図9に示すものは、本発明に係るテーブル式原料排出装置1を複数台使用した原料排出システムを示すものであり、以下この実施形態を説明する。
この実施形態は、本発明に係るテーブル式原料排出装置1を4台へ設置し、その下方に搬送手段としてのコンベア3を1本共通に設置したものである。上記テーブル式原料排出装置1は、上述の実施形態にて説明したテーブル式原料排出装置1であり、各排出装置1の上部には、前段装置としての竪型破砕機2が各々設置されている。
各テーブル式原料排出装置1の第1原料排出口9,9は、直線L2に沿って配置されるように並設されており、従って、第2原料排出口5bも、上記第1原料排出口9,9の間において、上記直線L2に沿うように、各テーブル式原料排出装置1を並設する。そして、各テーブル式原料排出装置1の上記第1、第2原料排出口9,9(第2原料排出口5b)の下方の位置に、上記直線L2に沿うように、1本の直線状のコンベア3を配置する。尚、上記コンベア3の構成は図6のコンベア3と同じである。
このように構成すると、複数台の各竪型破砕機2にて破砕された原料を、各竪型破砕機2に対応して設けられた複数台の上記各テーブル式原料排出装置1によって、各々円滑に、下方の1本のコンベア3に排出することができるので、極めて効率的に、破砕原料を1本のコンベア3によって1か所に集積することが可能となる。
また、このように竪型破砕機2を複数台並設しても、各竪型破砕機2で破砕された原料は、滞ることなく、非常に円滑に、コンベア3に排出することが可能となる。
また、上記実施形態では、前段装置として竪型粉砕機2を示したが、前段装置としては、これに限定されない。即ち、破砕装置として他の形式の装置でも良いし、破砕装置ではなく、ロールスクリーン等の篩装置、或いは、振動篩装置等であっても良い。例えば篩装置等の場合は、例えば篩装置の篩上の原料出口に本発明に係るテーブル式原料排出装置を設けても良いし、複数の篩装置の篩上の原料出口に本発明に係る複数台のテーブル式原料排出装置1を各々設置し、複数のテーブル式原料排出装置1の下側に共通の1本のコンベア3(排出手段)を設ける構成でも良い。
本発明は以上のように、例えば竪型粉砕機2等の前段装置から供給される原料を第2原料排出口5bから直接に下方のコンベア3に円滑に排出することができ、さらに回転テーブル5に落下供給された原料は、回転テーブル5の回転により、第1原料排出口9及び/又は第2原料排出口5bまで移送することができ、これらの複数個所の排出口9,5bから円滑に原料を搬送手段(コンベア3)に排出することが可能となる。よって、途中で滞ることなく、円滑に、竪型粉砕機2等の前段装置からの原料をコンベア3等の搬送手段に排出することができるものである。
また、回転テーブル5の回転により、竪型粉砕機2から供給された原料をスクレーパ22に移送して、該スクレーパ22の下り傾斜面により原料を第1原料排出口9の方向に移送することができ、効率的に原料を第1原料排出口9に移送、案内することができる。
第1原料排出口9,9を筒状本体4の前方側と後方側の2か所に設けることができ、極めて円滑に原料を搬送手段(コンベア3)に排出することができる。
また、上記案内枠19により、上記第1原料排出口9から排出される原料の飛散を防止し、当該第1原料排出口9から排出される原料を搬送手段(コンベア3)の方向に適切に案内することができる。
また、直立支持板8a〜8dは、筐体7の外周側面7aから回転テーブル5の回転方向(矢印A方向)に沿って突出するように設けられているので、これらの直立支持板8a〜8dにより、回転テーブル5上に落下した原料を第1原料排出口9及び/又は第2原料排出口5bの方向に円滑に案内することができる。
また、第2原料排出口5bから下方に円滑に落下する原料、及び、第1原料排出口9から下方に円滑に落下する原料を、例えば単一のコンベア3等の搬送手段にて受けて、所定場所に効率的に搬送することが可能となる。
また、複数の前段装置(例えば、竪型破砕機2等)により破砕された原料を、各竪型破砕機2の下方に設置された各テーブル式原料排出装置1によって、下方の1本の搬送手段(コンベア3)に、円滑に排出することができ、多量の原料を単一の搬送手段により効率的に所定場所に搬送することが可能となる。
本発明に係るテーブル式原料排出装置によると、竪型破砕機2等にて破砕された原料を、円滑にコンベア3等の搬送手段に排出することができ、従来装置のように原料が搬送手段への経路途中で滞り、原料の逆流等が生じることがないので、極めて実用効果の高いものである。
1 テーブル式原料排出装置
2 竪型粉砕装置(前段装置)
2a 原料出口
3 コンベア(搬送手段)
4 筒状本体
4a 上開口
4b 下開口
4d 外周側面
5 回転テーブル
5b 第2原料排出口
5c 上面
6 ローラ
7 筐体
7a 外周側面
8a〜8d 直立支持板
9 第1原料排出口
9a 縁部
12 機枠
19 案内枠
22 スクレーパ
A 回転方向
C 中心線
M 駆動部(駆動手段)
S1〜S4 区画

Claims (9)

  1. 前段装置の原料出口側に設置され、上記前段装置からの原料を受けて、該原料を下方の搬送手段に排出するテーブル式原料排出装置であって、
    上下開口を有し、上記原料を上開口から受ける筒状本体と、
    上記原料出口に対応して上記上開口が位置するように上記筒状本体を固定するための機枠と、
    上記筒状本体の中心軸と共通の中心軸を有し、上記筒状本体の下開口に近接状態で上記下開口を閉鎖する回転テーブルと、
    上記筒状本体の外周側面に設けられ、上記回転テーブルを回転可能に支持する複数のローラと、
    上記回転テーブルを上記中心軸を以って回転駆動するための駆動手段と、
    上記駆動手段を上記筒状本体の中央部に支持すべく、上記駆動手段の筐体の外周側面と上記筒状本体の内周側面との間に設けられ、上記回転テーブル上を複数の区画に分割する複数の直立支持板と、
    上記筒状本体の外周側面に設けられ、上記回転テーブルの回転により移送されてきた原料を上記搬送手段に排出する第1原料排出口と、
    上記回転テーブルの板面における上記中心軸の周りに板面を貫通して設けられ、上記上開口から受けた原料又は上記回転テーブルの回転により移送された原料を上記搬送手段に排出する第2原料排出口と、
    から構成されたテーブル式原料排出装置。
  2. 複数の上記直立支持板の長手方向の下縁は、上記回転テーブルの上面に近接して設けられており、
    上記第1原料排出口に対応する上記直立支持板は、上記第1原料排出口における上記回転テーブルの回転方向の下流側の縁部と、該下流側の縁部より上流側の上記筐体の外周側面との間に設けられており、かつ、その板面に上記第1原料排出口に向かう下り傾斜面を有するスクレーパが設けられているものである請求項1記載のテーブル式原料排出装置。
  3. 上記第1原料排出口は、上記筒状本体の外周側面において、180度の角度差を以って2か所に設けられている請求項1又は2記載のテーブル式原料排出装置。
  4. 上記第1原料排出口の外側には、当該第1原料排出口から排出される原料を上記搬送手段の方向に案内する案内枠が設けられたものである請求項1〜3の何れかに記載のテーブル式原料排出装置。
  5. 上記駆動手段の筐体は上記筒状本体の上記中心軸を中心とする円筒状に設けられており、
    上記複数の直立支持板は、上記筐体の上記外周側面の接線方向から、上記回転テーブルの回転方向側に突出するように、上記筐体の上記外周側面の周方向の等角度間隔で設けられているものである請求項1〜4の何れかに記載のテーブル式原料排出装置。
  6. 上記搬送手段は、上記第1原料排出口及び上記第2原料排出口の下方に位置するように設けられているものである請求項1〜5の何れかに記載のテーブル式原料排出装置。
  7. 複数台の上記テーブル式原料排出装置がそれらの上記第1及び第2原料排出口が一直線状に並ぶように並設され、
    上記各テーブル式原料排出装置の上部には各々上記前段装置が設置され、
    かつ一直線状に並んだ複数の上記第1及び第2原料排出口の下方に、1本の上記搬送手段を設置したものであることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のテーブル式原料排出装置を使用した原料排出システム。
  8. 上記前段装置は、投入された材料を細かく粉砕する粉砕装置である請求項1〜6記載のテーブル式原料排出装置。
  9. 上記前段装置は、投入された材料を細かく粉砕する粉砕装置である請求項7記載のテーブル式原料排出装置を使用した原料排出システム。
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