JP2014036936A - 落下による破砕装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 硬度の高い原料を高所より水平回転テーブル上に落下させ、衝突による衝撃により原料を破砕する構成とし、回転歯等の頻繁な交換を抑制した破砕装置を提供する。
【解決手段】 ケーシング内に上部から下部に至るシュートを固設し、シュートの上端開口と下端開口の間をバケットを昇降循環移送させ、ケーシングの原料投入口からバケット内に投入された原料をバケットによりケーシング上部まで持ち上げて原料をシュート内に落下供給し得るように構成する。シュートの下端開口側には水平回転テーブルを配置し、水平回転テーブル上面の一部がシュートの下端開口下に位置し、水平回転テーブル上面の他の一部がケーシング外に位置するように構成する。シュート内を落下してきた原料を水平回転テーブル上面に衝突させることで、衝突による衝撃力を利用して原料を破砕し、水平回転テーブルの回転により破砕した原料を上記ケーシング外に移送し得るように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ステンレスのスラグ、シリカの原石等の硬度の高い原料を破砕するための落下による破砕装置に関するものである。
従来、岩石、鉱石等を所定の粒度に破砕する装置として、ジョークラッシャ、ロールクラッシャ等が用いられている。
ジョークラッシャは基板に対して近接、離間を繰り返す揺動刃と上記基板との間に岩石等を投入し、上記揺動刃と基板との間で岩石等を圧縮して破砕するものである(特許文献1)。
上記ロールクラッシャは、外周に複数の圧縮歯が突設された一対のロータを近接配置し、これらローラ間に岩石、鉱石等を投入し、上記一対のロータの圧縮歯の対向回転により岩石等を圧縮して破砕するものである(特許文献2)。
特開平6−190295 特開2001−334156 実開昭50−49774
ところで、上記ジョークラッシャ、ロールクラッシャ等の破砕機において、近年、ステンレスのスラグ、シリカ等の原石等、通常使用される岩石や鉱石より硬度の非常に高い原料を破砕する必要が生じている。
しかしながら、上記従来の破砕機は、揺動する刃又は回転歯と他の基板材との間に、原料を挿入して揺動刃、回転歯等により原料を圧縮して破砕するものであるため、ステンレス、シリカ等の硬度の高い原料の破砕に使用すると、歯(刃)の磨耗が著しく、頻繁に歯(刃)を交換する必要性を生ずるため、実用的でない、という課題がある。
一方、重力を利用した破砕装置として、原料を高所より落下させてその衝撃力により上記原料を破砕するようにした装置が提案されているが(特許文献3)、直線コンベアにより原料を上昇させるものであるため、原料を高所に持ち上げるために直線コンベア用の広大なスペースを必要とするという課題があるし、プラスチック廃棄物等に関するもので、ステンレスやシリカ等の高硬度の原料を破砕するものではない。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、硬度の高い原料を、高所より水平回転テーブル上に落下させることにより、落下の衝撃により当該原料を破砕すると共に、水平回転テーブルの回転によって当該破砕された原料を装置外部に排出し得るようにした落下による破砕装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、ケーシング内に上部から下部に至る落下用のシュートを固設し、上記ケーシング内の上記上部と上記下部にスプロケットを軸支し、上記スプロケット間にチェンを掛け回し、上記チェンに所定間隔で複数のバケットを設け、これらの各バケットを上記チェン駆動により上記シュートの上端開口と下端開口の間を昇降循環移送し得るように構成し、上記ケーシングの原料投入口から上記バケット内に投入された原料を上記バケットにより上記ケーシング上部まで持ち上げて当該原料を上記バケットから上記シュート内に上記上端開口から順次落下供給し得るように構成し、上記シュートの上記下端開口側に円形状の水平回転テーブルを配置し、その水平回転テーブル上面の一部が上記シュートの上記下端開口の直下に位置し、上記水平回転テーブル上面の他の一部が上記ケーシング外に位置するように構成し、上記シュート内を落下してきた原料を上記水平回転テーブル上面に衝突させることで当該衝突による衝撃力を利用して当該原料を破砕し、上記水平回転テーブルの回転により上記破砕された原料を上記ケーシング外に移送し得るように構成したものであることを特徴とする落下による破砕装置により構成される。
上記円形状の水平回転テーブルは例えば円環状の水平回転テーブル(12)とすることができる。上記下端開口に対応する水平回転テーブルの上面の一部は衝突位置(12’)とすることができる。上記水平回転テーブルの上面の他の一部は、例えば水平回転テーブル(12)の左側臨出部(12a)及び右側臨出部(12b)とすることができる。従って、上記原料投入口からバケット内に投入された原料は当該バケットによりケーシング上部に持ち上げられ、そこからシュート内に落下供給され、当該原料は例えば約20mの高低差を落下してシュート下端開口から水平回転テーブルの上面に衝突する。従って、上記原料は上記衝突による衝撃力により破砕され、破砕された破砕物は上記水平回転テーブルの回転により上記ケーシング外部に移送され、当該ケーシング外部において例えばスクレーパによって水平回転テーブルの外周部から当該テーブル外部に排出することができる。このような構成によると、原料の落下による衝撃力を利用して原料を破砕し得るので、硬度の高い原料の破砕であっても、従来のような破砕用回転歯等の磨耗による頻繁な刃の取換えを抑制することができる。
第2に、上記ケーシング外に位置する上記水平回転テーブル上にスクレーパを固設し、当該スクレーパによって破砕された上記原料を上記水平回転テーブルの外周方向に排出し得るように構成したものである上記第1記載の落下による破砕装置により構成される。
このように構成すると、スクレーパによって上記水平回転テーブル上に存在する破砕物を円滑に水平回転テーブルの外周方向に排出することができる。
第3に、上記水平回転テーブルの上面は、円周方向全体に、半径線に沿う山部と谷部によって凹凸面が設けられており、上記スクレーパの下端縁と上記凹凸面の頂部とは一定の間隙を有していることを特徴とする上記第1又は2記載の落下による破砕装置により構成される。
このように構成すると、原料が水平回転テーブルの凹凸面の頂部に衝突することで効率的に原料を破砕することができるし、上記間隙より大の破砕物を排出し得ると共に、上記間隙より小の微細な破砕物は凹凸部の谷部に堆積して、当該凹凸面を保護する機能を発揮することができる。
第4に、上記ケーシング内の上部に開閉用案内レールガイドを設けると共に上記各バケットに回動底部を設け、上記各バケットは上記シュートの上記上端開口上を通過中に、上記回動底部が上記開閉用案内レールガイドに係合することで開成し上記原料を上記シュート内に落下供給し得るものである上記第1〜3の何れかに記載の落下による破砕装置により構成される。
このように構成すると、上記バケットがケーシング上部に到達して上記シュートの上面を通過する際に、自動的にバケットの回動底部を開いて原料を順次落下供給することができる。
以上のように、本発明によれば、原料を高低差を以って落下させ、水平回転テーブルへの原料の衝突による衝撃力を利用して原料を破砕するものであるので、従来行われてきた圧縮等により原料を破砕する揺動刃或いは回転歯を使用する必要がなく、硬度の高い原料の破砕であっても、従来の揺動刃、回転歯等の磨耗による当該刃(歯)の頻繁な取り換えを抑制し、効率的な破砕装置を実現することができる。
また、スクレーパによって上記水平回転テーブル上に存在する破砕物を円滑に水平回転テーブルの外周方向に排出することができる。
また、原料が水平回転テーブルの凹凸面の頂部に衝突することで効率的に原料を破砕することができるし、所謂バケットエレベータにより原料を持ち上げ可能であるため、装置として水平方向のスペースを多く必要としないコンパクトな破砕装置を実現し得る。
また、微細な破砕物は水平回転テーブルの凹凸面の谷部に堆積させて、当該凹凸面を保護する機能を発揮することができる。
また、いわゆるバケットエレベータを利用して効率的に原料を高い位置に持ち上げることができるし、上記バケットがケーシング上部に到達して上記シュートの上面を通過する際に、自動的にバケットの回動底部を開いて原料を順次落下供給することができ、硬度の高い原料を極めて効率的に破砕することができる。
本発明に係る落下による破砕装置の側面断面図である。 同上装置の平面図である。 図1のY−Y線断面図である。 同上装置に使用するバケットの斜視図である。 同上装置の水平回転テーブル近傍の縦断面正面図である。 同上装置のバケットの回動底部の開閉状態を示すものであり、(a)は開成する状態のバケット側面図、(b)は閉鎖する状態のバケットの側面図である。 同上装置の水平回転テーブルの衝突位置近傍の側面断面図である。 図2のX−X線断面図である。 シュートの下端開口近傍の斜視図である。
以下、本発明における落下による破砕装置について詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、地面G上に、縦長直方体形状(高さは例えば20m〜25m)のケーシング1を立設し、当該ケーシング1の上端(上部)内部の機枠に前後方向に、対向して位置する後側上部スプロケット2a,2a’、同じく対向して位置する前側上部スプロケット2b,2b’を各々左右方向軸10,10’及び35,35’を以って回転自在に軸支する。また、上記ケーシング1の下端(下部)内部の機枠に前後方向に、対向して位置する後側下部スプロケット3a,3a’、同じく対向して位置する前側下部スプロケット3b,3b’を各々左右方向軸37,37’、13,13’を以って回転自在に軸支する。尚、図1において、原料投入口9側を「後」、上記投入口9とは反対側(前面板1a側)を「前」、「後」方から「前」方を向いた場合の左右方向を「左右」として定義する。
そして、これらのスプロット2a,2b,3a,3b間に無端のチェン4を噛合させ上端から下端に掛け回し、上記スプロケット2a’,2b’、3b’,3a’間に無端のチェン4’を噛合させ上端から下端に掛け回す。
上記チェン4,4’は上記上部スプロケット2a,2b、2a’,2b’を通過し、かつ上記ケーシング1の前面板1a内側に近接する位置を上方から下方に矢印A方向に下降し、上記下部スプロケット3b,3a,3b’,3a’を通過して、上記ケーシングの後面板1b内側に近接する位置を下方から上方に矢印A’方向に上昇するように設けられる。そして、駆動モータM1,M2(図5参照)によって上記下部スプロケット3a,3a’を駆動することにより、上記チェン4,4’を上記方向(矢印A,A’方向)に同時に回転駆動し得るように構成する。
上記チェン4,4’間には一定間隔を以って複数のバケット5が左右方向の中央支持軸6,6’によって吊り下げ状態で軸支されている(図4参照)。上記バケット5は上記中央支持軸6,6’において回動自在であるため、かかる上記中央支持軸6,6’の吊り下げ状態において、当該バケット5は鉛直方向を向き、常時その上面の開口部5aを上方に向けた状態で上記チェン4,4’によって垂直方向に上昇と下降を繰り返す。即ち、所謂バケットエレベータが構成されている。
上記チェン4,4’には一定間隔で左右同一位置にバケット支持プレート14,14’が接続されており、上記左右の支持プレート14,14’間に上記左右方向の中央支持軸6,6’を以って上記バケット5が吊り下げ支持されている。
上記各バケット5は図4に示すように、上面は開口して開口部5aを形成しており、下面の開口部5bは、回動中心軸7’,7’を中心に回動する回動底部7により開閉可能となっている。この回動底部7はその両側板間に複数の回動ローラ7aが回転自在に軸支されている。そして、図4に示す閉鎖状態においては、各ローラ7aが上記バケット5の下面の開口部5b側縁5b’に固定されたゴム板33の下側に位置することで、上記ゴム板33によって上記下面の開口部5bを閉鎖した状態となっている。
この回動底部7は上記上部スプロット2a,2a’,2b,2b’間を通過する水平移動中に後述の開閉用案内レールガイド8(図6参照)によって矢印D方向に回動して開成状態となり、内部に収納された原料をホッパー部11aからシュート11内に落下させるものである。
上記バケット5は図6に示すように、上記上部スプロケット2a,2a’及び上部スプロケット2b,2b’間を水平移動中に上記回動底部7に設けられた係合ピン15が、上記ケーシング1内の上記スプロケット2a,2b間に固定された開閉用案内レールガイド8の立ち上がり部8aに当接することによって矢印D方向に回動して開成し、上記ホッパー部11a上を移動中はかかる開成状態を維持し(図6(a)参照)、上記前側上部スプロケット2b,2b’に移行する際、上記係合ピン15が上記レールガイド8の立下り部8bに沿って移動することにより上記回動底部7が回動復帰して閉鎖状態となるように構成されている(図6(b)参照)。
上記ケーシング1の後面板1bの下方位置には原料投入口9が設けられており、コンベア36によって運ばれた原料は当該原料投入口9から投入されることでケーシング1内で上昇中の各バケット5内に上記開口部5aから収納されるように構成されている。
上記バケット5に投入された原料は、上記バケット5によってケーシング1の上端(上部)位置まで運ばれて持ち上げられ、上記バケット5が上記上部スプロケット2a,2a’2b,2b’間を水平移動中に上記回動底部7が開成し、これにより上記原料はシュート11に落下供給される。
上記シュート11は上記ケーシング1内の上部の上記後側上部スプロケット2a,2a’と前側上部スプロケット2b,2b’間にその上端開口11a’を位置する上端ホッパー部11aと、上記上端ホッパー部11aに引き続いて当該ケーシング1の上部から下部における水平回転テーブル12の直上まで延びる断面方形の筒状のシュート部11bとから構成されている。
このシュート11は上記ケーシング1内において、上記前面板1a側を下降するバケット5と上記後面板1b側を上昇するバケット5の間の上記ケーシング1内略中央部に位置しており、上記ホッパー部11a上端から上記水平回転テーブル12上面(下端開口11’)までの高はHは例えば約15m〜20mである。従って、当該シュート11は、上記バケット5から落下供給される原料を約15m〜20mの高低差にて落下させ、上記ケーシング1下部の上記水平回転テーブル12上に衝突させるものである。尚、図1中、16は上記ケーシング1内で上記シュート11を支持する機枠である。
上記シュート11の下端開口11’は、図5、図7、図9に示すように、前方側の側面11bと後方側の側面11c’は上記水平回転テーブル12の上面の近接位置まで延出されているが、左右側は左右開口部11d,11d’が形成されており、上記水平回転テーブル12上で破砕された原料が上記水平回転テーブル12の回転方向(矢印B方向)側の左側の開口部11d’から上記水平回転テーブル12に沿って矢印B方向に移動し、上記ケーシング1の側面開口1e’(図3参照)から当該ケーシング1外部に移送されるように構成されている。
上記ケーシング1の左側面板1c及び右側面板1dの上記シュート11下端開口11’の左右開口部11d、11d’の対応位置には、側面開口部1e’,1eが開口形成されており(図3、図5参照)、当該側面開口部1e,1e’内に円形状、本実施形態では円環状の水平回転テーブル12を水平状態で挿入し、上記シュート11の下端開口部11’直下に上記水平回転テーブル12のテーブル面の一部(衝突位置)12’が位置するように配置する(図2、図3参照)。
即ち、当該水平回転テーブル12は、上記シュート11の上記側面開口部1e,1e’から全周の約1/6の部分が上記ケーシング1内部に挿入され、それ以外の5/6部分は上記ケーシング1の上記側面開口部1e,1e’から臨出した状態となっており、上記水平回転テーブル11の左側臨出部12aは、上記地面G上に設けられた左側基台17上に複数のローラ20,26にて回転可能に支持され、上記水平回転テーブル11の右側臨出部12bは、上記地面G上に設けられ、上記左側基台17と同一高さの右側基台18上に複数のローラ22,28にて回転自在に水平に支持されている(図2参照)。
図2、3に示すように、上記環状の水平回転テーブル12は、その全周の内、周方向に90度毎の4箇所、即ち、上記左側基台17上の2箇所と上記右側基台18上の2箇所の計4箇所において、上記ローラ20,26,22,28等によって矢印B方向に回転可能に水平に支持されている。
より具体的には、上記左側基台17上には、上記水平回転テーブル12の裏面に沿う位置に2つの軸受19,19が設けられており、当該軸受19,19に軸支されたローラ20,20が上記環状水平回転テーブル12の環状中心線Cに沿う90度離間した2箇所をスラスト方向に回転可能に支持している。上記左側基台18上には上記水平回転テーブル12の裏面に沿う位置に2つの軸受21,21が設けられており、当該軸受21,21に軸支されたローラ22,22が上記環状水平回転テーブル12の環状中心線Cに沿う90度離れた2箇所をスラスト方向に回転可能に支持している。
上記環状水平回転テーブル12の裏面には、当該テーブル12に同心の環状内側レール23と環状外側レール24が下向きに形成されており、上記各ローラ20,22は何れも上記レール23,24間の上記環状中心線C上を裏面側から支持するものである。
さらに、上記左側基台17上には上記環状外側レール24に沿う2つの水平方向軸受25,25が設けられると共に、上記右側基台上にも上記環状外側レール24に沿う2つの水平方向軸受27,27が設けられており、上記各軸受25,25、27,27に軸支された水平方向のローラ26,26、28,28が上記環状外側レール24の外周側面に係合することで、上記水平回転テーブル12がその中心Pを回転中心として矢印B方向に回転し得るように支持している。
上記ローラ26,26の上記環状外側レール24への接触位置は、上記ローラ20,20の設置位置と同様に、上記環状外側レール24に沿う90度離れた2箇所であり、上記ローラ20,20と同一直径線L,L’上に設けることが好ましい(図3参照)。
また、上記ローラ28,28の上記環状外側レール24への接触位置は、上記ローラ22,22の設置位置と同様に、上記環状外側レール24に沿う90度離れた2箇所であり、上記ローラ22,22と同一直径線L,L’上に設けることが好ましい(図3参照)。
かかる構成により、上記水平回転テーブル12は、上記何れかのローラ20,22,26,28を電動機(例えば駆動モータM3、図3参照)により駆動することにより、上記水平状態を維持したまま、上記中心Pを回転中心として矢印B方向に回転駆動することができる。
上記水平回転テーブル12上面は、図2、図3、図8に示すように、上記回転中心Pを中心とする放射状の凹凸面31が形成されており、当該凹凸面31により上記水平回転テーブル12上は山部31aと谷部31bが交互に形成された状態となっている。即ち、上記水平回転テーブル12の上面は、円周方向全体に、半径線に沿う山部31aと谷部31bによって凹凸面31が設けられており、スクレーパ32の下端縁32aと上記凹凸面31の頂部31a’とは一定の間隙tを有している(図8参照)。
さらに上記水平回転テーブル12において、上記ケーシング1の前面側における上記テーブル12上には、当該テーブル12上を斜めに横切るようにスクレーパ32が設けられている。このスクレーパ32は、取付アングル34によって上記ケーシング1の前面に固定されている。
当該スクレーパ32は、上記水平回転テーブル12の矢印B方向の回転により当該テーブル12上面にて運ばれてきた粉砕物Kを堰き止め、矢印E方向(水平回転テーブル12の外周方向)に排出するものである。このスクレーパ32は、方形板状を成しており、その下端縁32aの位置は、上記水平回転テーブル12の上記凹凸面31の山部31aの頂点31a’の位置より若干上方位置、即ち、上記下端縁32aと上記頂点31a’間に若干の間隙t(一定の間隙)が形成されるように、垂直に起立された状態で固定されている。
従って、上記間隙tより大の破砕物Kが上記矢印E方向に排出され、上記間隙tより小さい小破砕粉k等は上記水平回転テーブル12の谷部31bに蓄積されるように構成されている。このように谷部31bに小破砕粉k等を蓄積することにより、上記水平回転テーブル12の凹凸面31の磨耗を防止することができるし、上記間隙tを調整することで粒度を調整することができる。この間隙tは例えば10mm〜5mmとすることが考えられる。
38’は上記ケーシング1の左側の上記側面開口1e’から外部方向に上記水平回転テーブル12の上部に沿って設けられた円弧状カバーであり、上記開口1e’から上記水平回転テーブル12の左側の臨出部12aの略1/2の位置までの上面を円弧状に被覆するものである。当該円弧状カバー38’の前端部は開口部38a’が形成されており、上記水平回転テーブル12によって運ばれてきた破砕物Kは上記開口部38a’からカバー外に移送される。
38は上記ケーシング1の右側の上記右側開口1eから外部方向に上記水平回転テーブル12の上部に沿って設けられた円弧状カバーであり、上記開口1eから上記水平回転テーブル12の右側の臨出部12bの略1/2の位置までの上面を円弧状に被覆するものである。当該円弧状カバー38の前端部は開口部38aが形成されており、上記水平回転テーブル12は、上記スクレーパ32にて上記破砕物Kを排出した後、上記開口部38aから上記カバー33内部に移行していく。
本発明は上述のように構成されるものであるため、以下その動作を説明する。
本発明の落下による破砕装置にて破砕する原料は、例えばステンレスのスラグ、シリカ等の原石等、硬度の非常に高い物質である。また、例えば原料として約0〜300mmを投入し、約0〜50mmに破砕する。
まず、本発明の落下による破砕装置の駆動モータM1,M2を駆動してチェン4,4’を矢印A,A’方向に駆動することで、ケーシング1内部のバケット5を同矢印A,A’方向に回転駆動する。
同時に、水平回転テーブル12の駆動モータM3を駆動して上記水平回転テーブル12を矢印B方向に回転駆動する。
その後、上記原料をコンベア36にて搬送して原料投入口9からケーシング1内部に投入する。
上記原料投入口9から投入された原料は、上記ケーシング1内を矢印A’方向に上昇してくるバケット5内にその上面の開口部5aから順次投入されていく。上記原量の投入されたバケット5はケーシング1内を上昇して行き、ケーシング1上端の後側上端スプロケット2a,2a’を通過する際、係合ピン15が開閉用案内レールガイド8に接触することで回動底部7が開成し、上記上端スプロケット2a,2a’、2b,2b’間を水平移動中は上記回動底部7の開成状態が維持される。
従って、上記各バケット5内の原料は上記水平移動中にシュート11の上端ホッパー11aから当該シュート11内に順次落下供給される。
上記原料を落下させた空の各バケット5は前側上端スプロケット2b,2b’に移行する際、上記係合ピン15が上記開閉用レールガイド8の立下り部8bに沿って下降するので上記回動底部7は閉鎖状態となり、閉鎖状態の空の各バケット5は上記ケーシング1内を順次矢印A方向に下降していく。
上記シュート1内に上記上端ホッパー11aから順次落下供給された原料は、上記シュート1内を約15m〜20m落下し、その下端開口11’から回転中の水平回転テーブル12上の衝突位置12’上に衝突し、当該衝突の衝撃力により細かく破砕され、破砕物Kとなる。
このとき、上記水平回転テーブル12の上面は放射方向の凹凸面31が形成されているので、上記原料は山部31aの頂部31a’に衝突することで効果的に破砕することができる。また、上記シュート11の前後の側面11c,11c’によって破砕物Kの飛散を防止することができる。
上記水平回転テーブル12によって破砕された破砕物Kは、上記水平回転テーブル12の矢印B方向の回転により、上記水平回転テーブル12上を矢印B方向に移動し、上記ケーシング1の左側の側面開口1e’からケーシング1外部の円弧状カバー38’内に移行し、さらに上記テーブル12の回転により、上記円弧状カバー38’の開口38a’から円弧状カバー38’外部に移送され、スクレーパ32によって矢印E方向に押し出され、当該水平回転テーブル12の外周縁より当該テーブル12外部に落下供給される。
ここで、上記水平回転テーブル12の頂部31aと上記スクレーパ32との間隔tより小さい小破砕物kは、図8に示すように、水平回転テーブル12から排出されることなく、上記水平回転テーブル12の凹凸面31の谷部31bに蓄積され、水平回転テーブル12の矢印B方向の回転によって再び上記衝突位置12’の直下に移行していくため、上記小破砕物kは上記谷部31bに蓄積される。この蓄積された小破砕物kは上記水平回転テーブル31の上面の上記凹凸面31を保護する機能を有する。
即ち、上記水平回転テーブル12は、上記小破砕物kを上記谷部31bに蓄積された状態で矢印B方向に回転するため、上記小破砕物kは上記谷部31bに蓄積された状態のまま上記衝突位置12’に移行し、当該衝突位置12’にて上記原料が上方から落下して上記水平回転テーブル12上に衝突して破砕される。
上記水平回転テーブル12の上記凹凸面31も上記原料の衝突により磨耗するが、このとき上記小破砕物kが上記水平回転テーブル12の上記衝突位置12’における上記谷部31bに蓄積されているため、上記衝突による衝撃から上記凹凸面31を保護する機能を発揮し、これにより上記凹凸面31の磨耗が抑制され、凹凸面31の寿命を延長させることができる。
本発明の落下による破砕装置におけるシュートの高さは上記実施形態に限定されず、破砕すべき原料の硬度によってより高く形成することもできるし、シュートの高さによって破砕物の粒度を調整することも可能である。
以上のように、本発明によれば、原料を落下させ、水平回転テーブルへの衝突による衝撃力を利用して原料を破砕し得るので、従来行われてきた圧縮等により原料を破砕する揺動刃或いは回転歯を使用する必要がなく、硬度の高い原料の破砕であっても、従来の揺動刃、回転歯等の磨耗による当該刃の頻繁な取り換えを抑制し、効率的な破砕装置を実現することができる。
また、スクレーパ32によって水平回転テーブル12上に存在する破砕物Kを円滑に水平回転テーブル12の外周方向に排出することができる。
また、原料が水平回転テーブル12の凹凸面31の頂部31aに衝突することで効率的に原料を破砕することができるし、所謂バケットエレベータにより原料を垂直に持ち上げ可能であるため、装置として水平方向のスペースを多く必要としないコンパクトな破砕装置を実現し得る。
また、微細な小破砕物kは水平回転テーブル12の凹凸面31の谷部31bに堆積するため、当該凹凸面31を保護する機能を発揮する。
また、いわゆるバケットエレベータを利用して効率的に原料を高い位置に持ち上げることができるし、上記バケット5がケーシング上部に到達して上記シュート11の上面を通過する際に、自動的にバケット5の回動底部7を開いて原料を順次落下供給することができ、硬度の高い原料を極めて効率的に破砕することができる。
また、本発明は、ステンレスのスラグ、シリカ等の原石の他、鉄道路床砕石、鉄鉱石、ガラス板等の硬度の高い原料の破砕に用いることができる。
本発明に係る落下による破砕装置によると、ステンレスのスラグ、シリカ等の原石等の硬度の高い原料の破砕装置として広く利用することができる。
1 ケーシング
2a,2a’ 後側上部スプロケット
2b,2b’ 前側上部スプロケット
3a,3a’ 後側下部スプロケット
3b,3b’ 前側下部スプロケット
4,4’ チェン
5 バケット
7 回動底部
8 開閉用案内レールガイド
9 原料投入口
11 シュート
11a’ 上端開口
11’ 下端開口
12 水平回転テーブル
12’ 一部(衝突位置)
31 凹凸面
31a 山部
31a’ 頂部
31b 谷部
32 スクレーパ
32a 下端縁
t 間隙

Claims (4)

  1. ケーシング内に上部から下部に至る落下用のシュートを固設し、
    上記ケーシング内の上記上部と上記下部にスプロケットを軸支し、上記スプロケット間にチェンを掛け回し、上記チェンに所定間隔で複数のバケットを設け、これらの各バケットを上記チェン駆動により上記シュートの上端開口と下端開口の間を昇降循環移送し得るように構成し、
    上記ケーシングの原料投入口から上記バケット内に投入された原料を上記バケットにより上記ケーシング上部まで持ち上げて当該原料を上記バケットから上記シュート内に上記上端開口から順次落下供給し得るように構成し、
    上記シュートの上記下端開口側に円形状の水平回転テーブルを配置し、その水平回転テーブル上面の一部が上記シュートの上記下端開口の直下に位置し、上記水平回転テーブル上面の他の一部が上記ケーシング外に位置するように構成し、
    上記シュート内を落下してきた原料を上記水平回転テーブル上面に衝突させることで当該衝突による衝撃力を利用して当該原料を破砕し、
    上記水平回転テーブルの回転により上記破砕された原料を上記ケーシング外に移送し得るように構成したものであることを特徴とする落下による破砕装置。
  2. 上記ケーシング外に位置する上記水平回転テーブル上にスクレーパを固設し、当該スクレーパによって破砕された上記原料を上記水平回転テーブルの外周方向に排出し得るように構成したものである請求項1記載の落下による破砕装置。
  3. 上記水平回転テーブルの上面は、円周方向全体に、半径線に沿う山部と谷部によって凹凸面が設けられており、上記スクレーパの下端縁と上記凹凸面の頂部とは一定の間隙を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の落下による破砕装置。
  4. 上記ケーシング内の上部に開閉用案内レールガイドを設けると共に上記各バケットに回動底部を設け、
    上記各バケットは上記シュートの上端開口上を通過中に、上記回動底部が上記開閉用案内レールガイドに係合することで開成し上記原料を上記シュート内に落下供給し得るものである請求項1〜3の何れかに記載の落下による破砕装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017074953A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 株式会社冨士機 袋体の解袋装置及び解袋方法

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