JP2020178251A - 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 残像を表示する動画の作成に時間がかかる。【解決手段】 画像処理装置は、複数の画像のうちの一部の画像から選択する選択手段と、前記選択手段が選択した前記一部の画像から軌跡画像を作成する第1の作成手段と、前記選択手段が選択した前記一部の画像の情報に基づいて、前記複数の画像を用いて動画を作成する第2の作成手段と、を有する。【選択図】 図3
Description
本発明は、動画の作成を行う画像処理装置に関するものである。
デジタルカメラなどの画像処理装置には、被写体の動きの軌跡がわかるように、動画を作成することができると知られている。たとえば、特許文献1では、キーフレームを残像として表示しながら、被写体の動きを表示する動画を作成することが開示されている。
しかしながら、上述の特許文献1に記載の動画を作成するには、大量な時間がかかる。動画が出来上がるまでに、ユーザが被写体の動きの軌跡を観察することができない。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、被写体の動きの軌跡を表す動画の作成と同時に、被写体の動きの軌跡を表す静止画を作成する画像処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願発明は、複数の画像のうちの一部の画像から選択する選択手段と、前記選択手段が選択した前記一部の画像から軌跡画像を作成する第1の作成手段と、前記選択手段が選択した前記一部の画像の情報に基づいて、前記複数の画像を用いて動画を作成する第2の作成手段とを有することを特徴とする画像処理装置を提供する。
本発明の構成によれば、被写体の動きの軌跡を表す動画の作成と同時に、被写体の動きの軌跡を表す静止画を作成する画像処理装置を提供することができる。
以下では、添付の図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態におけるデジタルカメラの外観を説明するための図である。本実施形態での撮像装置は、たとえばデジタルカメラを例として挙げられるが、これ以外にも撮像可能な携帯電話などであってもよい。
表示部28は画像や各種情報を表示する表示部である。シャッターボタン61は撮像指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。コネクタ112は、パーソナルコンピュータやプリンタなどの外部機器と接続するための接続ケーブル111とデジタルカメラ100とのコネクタである。操作部70はユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材より成る操作部である。コントローラホイール73は操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材である。電源スイッチ72は、電源オン、電源オフを切り替えるための押しボタンである。記録媒体200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201は記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルカメラ100との通信が可能となり、記録や再生が可能となる。蓋203は記録媒体スロット201の蓋である。図においては、蓋202を開けてスロット201から記録媒体200の一部を取り出して露出させた状態を示している。
図2は、本実施形態におけるデジタルカメラの構成を説明するためのブロック図である。
図2において、撮像レンズ103はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター101は絞り機能を備えるシャッターである。撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。バリア102は、デジタルカメラ100の、撮像レンズ103を含む撮像系を覆うことにより、撮像レンズ103、シャッター101、撮像部22を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。画像処理部24により得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器13は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器13においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示(LV表示))を行える。以下、ライブビューで表示される画像をLV画像と称する。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能な記録媒体としてのメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのコンピュータプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーまたは回路を有する制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52には、例えばRAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等が展開される。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮像モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮像モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモードがある。また、撮像シーン別の撮像設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60より、ユーザは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮像モードの一覧画面に一旦切り換えた後に、表示された複数のモードのいずれかを選択し、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮像モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮像準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮像指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮像処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
コントローラホイール73は、操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際などに使用される。コントローラホイール73を回転操作すると、操作量に応じて電気的なパルス信号が発生し、このパルス信号に基づいてシステム制御部50はデジタルカメラ100の各部を制御する。このパルス信号によって、コントローラホイール73が回転操作された角度や、何回転したかなどを判定することができる。なお、コントローラホイール73は回転操作が検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えば、ユーザの回転操作に応じてコントローラホイール73自体が回転してパルス信号を発生するダイヤル操作部材であってもよい。また、タッチセンサよりなる操作部材で、コントローラホイール73自体は回転せず、コントローラホイール73上でのユーザの指の回転動作などを検出するものであってもよい(いわゆる、タッチホイール)。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮像された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや光ディスク、磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号等の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。また、通信部54は、Bluetooth(登録商標)やBluetooth Low Energyでも外部機器と通信可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(ライブ画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮像された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮像された画像であるか、縦に構えて撮像された画像であるかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサやジャイロセンサーなどを用いることができる。姿勢検知部55である、加速度センサやジャイロセンサーを用いて、デジタルカメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することも可能である。
画像合成部57は合成処理として、加算合成処理、加重加算合成処理、比較明合成処理、比較暗合成処理、アルファ合成の処理が可能である。合成前の画像データのそれぞれの画素値をI_1(x,y)、I_2(x,yは画面内の座標を表す)、2枚の画像の合成後の画像の画素値をI(x,y)とする。ここで画素値としては、画像処理部24内のWB処理部から出力されるベイヤー配列のR、G1、G2、Bの各信号の値でもよいし、R、G1、G2、Bの信号のグループから得られる輝度信号の値(輝度値)でもよい。さらにこのとき、ベイヤー配列の信号を、画素毎にR、G、Bの信号が存在するように補間処理してから、画素毎に輝度値を算出しても良い。輝度値の演算式としては例えば、輝度値をYとすると、Y=0.3×R+0.59×G+0.11×BというようにR、G、Bの信号を加重加算して算出する方法が挙げられる。複数の画像データ間で必要に応じて位置合わせ等の処理を行い対応づけられた各画素値について、各処理は下記の式に従って行われる。
すなわち、加算合成処理は、以下の(式1)で表され、画素別に2枚の画像の画素値の加算処理がなされたものが合成画像データとなる。
I(x,y)=I_1(x,y)+I_2(x,y)・・・(式1)
加重加算合成処理は、akを重み付け係数として、以下の(式2)で表され、画素別に2枚の画像の画素値の加重加算処理がなされたものが合成画像データとなる。
加重加算合成処理は、akを重み付け係数として、以下の(式2)で表され、画素別に2枚の画像の画素値の加重加算処理がなされたものが合成画像データとなる。
I(x,y)=(a1×I_1(x,y)+a2×I_2(x,y))/2・・・(式2)
比較明合成処理は、以下の(式3)で表され、画素別に2枚の画像の画素値の最大値が選択されたものが合成画像データとなる。
比較明合成処理は、以下の(式3)で表され、画素別に2枚の画像の画素値の最大値が選択されたものが合成画像データとなる。
I(x,y)=max(I_1(x,y),I_2(x,y))・・・(式3)
比較暗合成処理は、以下の(式4)で表され、画素別に2枚の画像の画素値の最小値が選択されたものが合成画像データとなる。
比較暗合成処理は、以下の(式4)で表され、画素別に2枚の画像の画素値の最小値が選択されたものが合成画像データとなる。
I(x,y)=min(I_1(x,y),I_2(x,y))・・・(式4)
アルファ合成は、アルファマスクα(x,y)を用いて、以下の(式5)で表され、画素別にアルファマスクの値により加算処理がなされたものが合成画像データとなる。
アルファ合成は、アルファマスクα(x,y)を用いて、以下の(式5)で表され、画素別にアルファマスクの値により加算処理がなされたものが合成画像データとなる。
I(x,y)=I_1(x,y)+(I_2(x,y)−I_1(x,y))*α(x,y)・・・(式5)
3枚以上の画像を合成する場合、以上に述べた数式から類推することができる。
3枚以上の画像を合成する場合、以上に述べた数式から類推することができる。
図3は、本実施形態における撮像画像のフレームの関係を説明するための図である。
図3(a)は、デジタルカメラ100が動画データ301を素材データとして、素材データを用いて、軌跡画像302を作成することを図示したものである。ここでの素材データは、動画データのフレームでもよく、連写された複数の静止画でもよい。
ユーザの指示、たとえば、手動選択、自動選択、半自動選択(自動選択後にユーザが補正)のいずれかにより画像合成部57は、動画データから合成対象となるフレームを複数選択する。
画像合成部57は、選択したフレームを合成し、被写体の動きが軌跡としてわかるような軌跡画像302を作成する。
さらに、画像処理部24は、軌跡画像作成時に動画データ301から選択されたフレームに関する情報を動画データ301に埋め込む。ここで埋め込んだフレームに関する情報は、以下では編集情報と呼び、主にどのフレームが合成画像の作成に使われたのかに関する。
図3(b)は、図3(a)に示した処理で使用された動画データ301、及び軌跡画像作成時の編集情報を利用して動画304を作成することを図示したものである。デジタルカメラ100が軌跡画像作成時に動画データ301に埋め込んだ編集情報を抽出し、編集情報を活用した動画データを作成する。
ここで、軌跡画像作成はデジタルカメラ100が行ったとして説明したが、通信部54を介して素材データを送信した外部機器(スマートフォン、クラウドサービス)が行ってもよい。動画作成も同様である。
軌跡画像作成時に素材データとして使われた動画データ301に編集情報を埋め込むことで、作成した動画304はよりユーザの意図を反映した動画データになる。
また、編集情報を動画データ301に埋め込むことで、編集情報を動画データとは別にメモリカードにデータを作成したり、外部機器に送信したりする必要がない。
図4は、本実施形態における作成した動画を説明するための図である。
図4(a)は、キーフレームを残像として表示する動画の例を説明するための図である。図4(a)では、フレーム401に写っている人物像は、フレーム401以降のフレーム402ないし407に、残像として表示されている。同様に、フレーム403で、右側に写っている人物像は、フレーム403以降のフレーム404ないし407で、残像として表示されている。フレーム405で、最も右側に写っている人物像は、フレーム406以降のフレーム406およびフレーム407で、残像として表示されている。ここでのフレーム401、403、405、407は、軌跡画像作成時に選択されたフレームである。
なお、軌跡となるフレームはフェードアウト(選択フレームが時間と共に徐々に消えていく)などの効果を伴っても良い。
図5は、本実施形態における画像の作成のプロセスを説明するための図である。以下では、図5を用いて、図4(a)に示した動画の作成方法をさらに詳細に説明する。
図5(a)は、素材データとなる動画データを示している。ここで示したフレーム700ないしフレーム707は、図4(a)でのフレーム400ないし407と同様である。星マークがついているフレーム701、703、705、707は、選択されたフレームを示している。
図5(b)は、合成用ワークを時系列で変化したものを図示したものである。
素材データを先頭から1フレームずつ処理していき、当該フレームが軌跡画像作成時に利用したフレームであれば、合成用ワークを更新する。
合成用ワークと選択済みフレームを合成して、合成用ワークを更新する。
たとえば、合成用ワーク513は合成用ワーク512とフレーム503を使用して合成して作成したものである。
図5(c)は、素材データと合成用ワークを合成する際に使用する合成用アルファマスクを図示したものである。
素材データのフレームから被写体抽出を行い、被写体が存在する領域を特定することでアルファマスクは作成することができる。
たとえば、素材データのうちのフレーム503から被写体抽出を行い、フレームアルファマスク543と合成用アルファマスク523を比較明合成し、アルファマスク524を作成する。
図5(d)は、生成した動画のフレームを示す図である。
素材データと合成用ワークとをアルファマスクでマスクしてアルファ合成し、動画を作成する。
例えば、フレーム504と合成用ワーク514とに対してアルファマスク524を使用して作成したのはフレーム534である。
図3に示した動画304は、図4(a)に示したような動画であるに限らず、さまざまな変形で、編集情報を利用して被写体の動きを表す別の種類の動画を作成することもできる。
図4(b)は、選択フレームに基づいて動画の始端フレームと終端フレームとを決めた動画を示している。フレーム411ないしフレーム417は、図4(a)のフレーム401ないし407と同様である。フレーム410はフレーム411よりも前にあるフレームであり、フレーム418はフレーム417よりも後にあるフレームである。図4(a)と同様に、ここでのフレーム411、413、415、417は、軌跡画像作成時に選択されたフレームとする。フレーム410は選択されたフレームの中で最も早いフレーム411よりも前にあるため、動画作成時にカットされる。同様に、フレーム418は選択されたフレームの中で最も遅いフレーム417よりも後にあるため、動画作成時にカットされる。つまり、作成した動画は、軌跡画像作成時に選択されたフレームのうち、始端フレームと終端フレームとの間の部分のみである。
図4(c)は、フレーム426以降のフレームを止める動画を示している。このような動画を作成することで、躍動感の余韻を残し、印象的なフレームを静止して表示することができる。
図4(d)は、一部のフレームの再生速度を変更する動画を示している。フレーム431ないしフレーム437は、図4(a)のフレーム401ないし407と同様である。フレーム430はフレーム431よりも前にあるフレームであり、フレーム438はフレーム437よりも後にあるフレームである。図4(a)と同様に、ここでのフレーム431、433、435、437は、軌跡画像作成時に選択されたフレームとする。選択されたフレームの中で最も早いフレーム431と最も遅いフレーム437との間の動画を再生するとき、通常よりも遅い(スロー)速度で再生し、視聴者により印象を与えることを図れる。
また、以上のようなパターンは、組み合わせて利用してもよい。たとえば、図4(d)に示した動画において、フレーム431とフレーム437との間の部分に、図4(a)のフレーム401とフレーム407との間の部分を置き換える。
図6は、本実施形態における軌跡画像と動画との作成を説明するためのフローチャートである。以下では、図6を用いて、本実施形態のプロセスについて詳細に説明する。
ステップS601で、撮像部22は、動画を撮像する。または、前述したように、連写モードで複数の静止画を撮像してもよい。
ステップS602で、ユーザの指示で、画像合成部57がステップS601で撮像した撮像動画のフレームから、軌跡画像の作成に用いるフレームを選択する。さらに、画像処理部24は、軌跡画像作成時に動画データ301から選択されたフレームに関する情報を動画データ301に埋め込む。
ステップS603で、画像合成部57は、軌跡画像を作成する。
ステップS604で、画像処理部24は、動画を作成する。
以上に説明した作成方法では、以下のような利点がある。ステップS604に示した動画の作成は、画像処理部24での処理負荷が大きいので、時間がかかる。画像処理部24が動画を作り上げるまで、ユーザが撮像した被写体の動きなどを観察することができない。ステップS603での軌跡画像の作成が、比較的に処理負荷が少なく、より短い時間ででき上がることができる。軌跡画像ができあがると、ユーザが撮像した被写体の動きなどを観察できるようになる。つまり、被写体の動きを表す動画を作成できる前にも、ユーザが撮像した被写体の動きなどを観察できる。
また、図6に示したフローチャートでは、動画の作成が軌跡画像の作成の後に行われるようになっているが、これに限らず、同時に行うことができる。動画の作成と軌跡画像の作成とを同時に行っても、動画の作成が軌跡画像の作成より時間がかかるので、軌跡画像が動画より早く作成でき、同様に被写体の動きを表す動画を作成できる前にも、ユーザが撮像した被写体の動きなどを観察できる。
(その他の実施形態)
以上の実施形態は、デジタルカメラでの実施をもとに説明したが、デジタルカメラに限定するものではない。たとえば、撮像素子が内蔵した携帯機器などで実施してもよく、画像を撮像することができるネットワークカメラなどでもよい。
以上の実施形態は、デジタルカメラでの実施をもとに説明したが、デジタルカメラに限定するものではない。たとえば、撮像素子が内蔵した携帯機器などで実施してもよく、画像を撮像することができるネットワークカメラなどでもよい。
なお、本発明は、上述の実施形態の1つ以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し作動させる処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 デジタルカメラ
111 接続ケーブル
112 コネクタ
200 記録媒体
111 接続ケーブル
112 コネクタ
200 記録媒体
Claims (12)
- 複数の画像のうちの一部の画像から選択する選択手段と、
前記選択手段が選択した前記一部の画像から軌跡画像を作成する第1の作成手段と、
前記選択手段が選択した前記一部の画像の情報に基づいて、前記複数の画像を用いて動画を作成する第2の作成手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記第2の作成手段は、前記選択手段が選択した前記一部の画像のうち、始端の画像と終端の画像とに基づいて前記動画を作成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記第2の作成手段は、前記選択手段が選択した前記一部の画像のうち、始端の画像と終端の画像とを前記動画の始端のフレームと終端のフレームとすることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記第1の作成手段が、前記選択手段が選択した前記一部の画像を合成することで前記軌跡画像を作成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記第1の作成手段が、前記選択手段が選択した前記一部の画像に対して比較明合成を行うことで前記軌跡画像を作成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
- 前記第2の作成手段は、前記選択手段が選択した前記一部の画像の被写体の残像を前記動画に表示させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記第1の作成手段が前記軌跡画像を作成すると同時に、前記第2の作成手段が前記動画を作成することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記軌跡画像が、前記動画より早く作成されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記複数の画像は、撮像した撮像動画の複数のフレームであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 複数の画像を撮像する撮像手段と、
前記複数の画像のうちの一部の画像から選択する選択手段と、
前記選択手段が選択した前記一部の画像から軌跡画像を作成する第1の作成手段と、
前記選択手段が選択した前記一部の画像の情報に基づいて、前記複数の画像を用いて動画を作成する第2の作成手段と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 複数の画像のうちの一部の画像から選択する選択ステップと、
前記選択ステップにおいて選択した前記一部の画像から軌跡画像を作成する第1の作成ステップと、
前記選択ステップにおいて選択した前記一部の画像の情報に基づいて、前記複数の画像を用いて動画を作成する第2の作成ステップと、を有することを特徴とする画像処理方法。 - 画像処理装置をコンピュータに動作させるコンピュータのプログラムであって、
複数の画像のうちの一部の画像から選択する選択ステップと、
前記選択ステップにおいて選択した前記一部の画像から軌跡画像を作成する第1の作成ステップと、
前記選択ステップにおいて選択した前記一部の画像の情報に基づいて、前記複数の画像を用いて動画を作成する第2の作成ステップと、を行わせることを特徴とするプログラム。
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