JP2020177187A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置本体から排出トレイに排出されるシートの整列性を確保しつつ、後処理装置装着時における画像形成装置本体から後処理装置へのシートの搬送をダメージなく円滑に行えるようにする。【解決手段】画像形成装置は状態切替え機構Kを備えている。状態切替え機構Kは、画像形成装置本体10の装着面10bに、後処理装置200又は連結アタッチメントにより構成される後処理用機器が装着されていない状態では、シート排出ローラー対51によるシート排出方向を上流側から下流側に向かって水平方向よりも上側に傾ける第一排出状態とし、装着面10bに後処理用機器が装着された状態では、シート排出ローラー対51によるシート排出方向が水平方向を向く第二排出状態にする。【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来より、印刷処理後のシートをシート排出口から画像形成装置本体外に排出させる排出ローラー対と、シート排出口から排出されたシートが積載される排出トレイとを備えた画像形成装置は知られている。
この画像形成装置では、排出ローラー対によってシート排出口からシートを排出する際に、シートがカールしてしまう(巻き癖がついてしまう)場合がある。シートがカールする要因としては、例えば定着部よりシートに付与される熱等が挙げられる。シートがカールすると排出トレイ上におけるシートの整列性が損なわれてしまう。
この問題を解決するべく、例えば特許文献1に示すものでは、排出ローラー対によるシートの排出方向が水平方向よりもやや上側を向くようにしている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、排出トレイ上におけるシート先端の着地位置をシート排出口から極力遠ざけて、シートをカールし難い状態にしている。
特開2017−210351号公報
ところで、画像形成装置本体のシート排出口側には、後処理装置がオプション装着される場合がある。後処理装置は、画像形成装置本体から排出されたシートに対して後処理(例えばステープラー処理やソート処理等)を施す。
ここで、特許文献1に示す画像形成装置に後処理装置を装着した場合、以下の問題が生じる。すなわち、上記画像形成装置では、排出ローラー対によるシートの排出方向が水平方向よりも上側に傾いているので、画像形成装置本体から排出されたシートが後処理装置のシート受入口に進入する際に、受入れガイド部材と衝突する虞がある。この結果、シートの印刷画像が該ガイド部材に擦れて画質が劣化したり、シートジャムが発生したりするという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像形成装置本体から排出トレイに排出されるシートの整列性を確保しつつ、後処理装置装着時における画像形成装置本体から後処理装置へのシートの搬送を円滑に行えるようにすることにある。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、シート排出口を有する画像形成装置本体と、該画像形成装置本体内に設けられ、該シート排出口からシートを排出させるシート排出ローラー対とを備え、該画像形成装置本体におけるシート排出口が形成された面は、後処理装置が直接的に又は連結アタッチメントを介して間接的に装着される装着面を構成している。
そして、上記シート排出ローラー対は、シート排出方向が、搬送上流側から搬送下流側に向かって、水平方向よりも上側に第一所定角度だけ傾斜する第一排出状態と、該第一所定角度よりも小さい第二所定角度で傾斜するか又は水平方向を向く第二排出状態とを切替え可能に構成され、上記画像形成装置本体の上記装着面に、上記後処理装置又は上記連結アタッチメントにより構成される後処理用機器が装着されていない状態では、上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態にする一方、上記装着面に上記後処理用機器が装着された状態では、上記シート排出ローラー対を上記第二排出状態にする状態切替え部を備えている。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、シート排出口を有する画像形成装置本体と、該画像形成装置本体内に設けられ、該シート排出口からシートを排出させるシート排出ローラー対と、該画像形成装置本体におけるシート排出口が形成された排出面に着脱可能に取付けられる排出トレイとを備え、該排出面は、上記排出トレイを取外した状態で後処理装置を装着可能に構成されている。
そして、上記シート排出ローラー対は、シート排出方向が、搬送上流側から搬送下流側に向かって、水平方向よりも上側に第一所定角度だけ傾斜する第一排出状態と、該第一所定角度よりも小さい第二所定角度で傾斜するか又は水平方向を向く第二排出状態とを切替え可能に構成され、上記画像形成装置本体の上記排出面に、上記排出トレイが装着されている状態では、上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態にする一方、上記排出トレイが取外された状態では、上記シート排出ローラー対を上記第二排出状態にする状態切替え部を備えている。
本発明によれば、画像形成装置本体から排出トレイに排出されるシートの整列性を確保しつつ、後処理装置装着時における画像形成装置本体から後処理装置へのシートの搬送を円滑に行うことができる。
図1は、実施形態1の画像形成装置の概略構成図である。 図2は、実施形態1の画像形成装置の左側面(後処理装置の装着面)を示す側面図である。 図3は、実施形態1の画像形成装置の左側面に後処理装置を装着した状態を示す概略構成図である。 図4は、後処理装置の右側面を示す側面図である。 図5は、シート排出部をシート搬送方向の下流側から見た概略の正面図である。 図6は、図5のVI−VI線断面図である。 図7は、画像形成装置本体に後処理装置を装着する直前の状態を示す図6相当図である。 図8は、画像形成装置本体に後処理装置を装着した状態を示す図6相当図である。 図9は、実施形態1の変形例を示す図8相当図である。 図10は、実施形態2を示す図6相当図である。 図11は、実施形態2において画像形成装置本体から排出トレイを取外した状態を示す図である。 図12は、実施形態2において画像形成装置本体に後処理装置を装着した状態を示す図(図8相当図)である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態1》
図1は、本実施形態における画像形成装置100の全体構成を示す概略図である。画像形成装置100は、後述するように後処理装置200(後処理用機器の一例)をオプション装置として着脱可能に構成されている。本実施形態では、画像形成装置100の一例としてモノクロの複写機を例示している。尚、以下の説明において、「前側」、「後側」はそれぞれ、画像形成装置100の前側、後側(図1の紙面垂直方向の手前側、奥側)を意味し、「左側」、「右側」はそれぞれ、画像形成装置100を前側から見たときの左側、右側(図1の左右方向の左側、右側)を意味する。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置100は、画像形成装置本体10と、画像形成装置本体10の上部に設けられた画像読取装置20とを有している。画像読取装置20は、コンタクトガラス20a上に載置された原稿の画像を光学的に読取ってその画像データを生成し、生成した画像データを不図示のデータ記憶部に記憶させる。画像形成装置本体10では、画像読取装置20により読取った原稿画像データを基にシートSに印刷を行う。画像形成装置本体10の下面には移動用のキャスター10aが取付けられている。
画像形成装置本体10は、シート供給部30と、画像形成部40と、シート排出部50とを有している。シート供給部30は画像形成装置本体10の下部に設けられ、画像形成部40はシート供給部30の上側に設けられ、シート排出部50は画像形成部40の左側に設けられている。シート供給部30からシート排出部50に至るシート搬送経路は、大別して、シート供給部30から上側に延びる鉛直搬送路L1と、鉛直搬送路L1の上端部から左側に延びる水平搬送路L2と、水平搬送路L2の左側端部から左側に向かって斜め上側に延びる傾斜搬送路L3とを有している。
シート供給部30は、上下三段に亘って配置された三つの給紙カセット31を有している。各給紙カセット31には、それぞれ、サイズが異なる印刷用のシート(例えば、用紙やOHPシート等)Sが束状にセットされている。各給紙カセット31内のシートは鉛直搬送路L1及び水平搬送路L2を通って画像形成部40に供給される
画像形成部40は、作像部40Aと定着部40Bとを有している。作像部40Aは、感光体ドラム41、帯電器42、露光装置43、現像器44、転写ローラー45及びクリーニング装置46を有している。定着部40Bは、互いに対向して配置された定着ローラー47及び加圧ローラー48を有している。
画像形成部40では、先ず帯電器42によって感光体ドラム41の表面を帯電させ、その後、上記データ記憶部に記憶された原稿画像データや外部端末から受信した画像データに応じたレーザー光を、露光装置43より感光体ドラム41の表面に照射して静電潜像を形成する。次いで、画像形成部40は、感光体ドラム41の表面に形成した静電潜像を現像器44によりトナー像として現像する。そして、画像形成部40は、シート供給部30より供給されるシートSが感光体ドラム41と転写ローラー45との間を通過する際に、該転写ローラー45にトナーと逆極性の転写バイアスを印加することで、感光体ドラム11上のトナー像をシートSに転写(移動)する。画像形成部40は、トナー像が転写されたシートSを定着ローラー47及び加圧ローラー48間で加圧することにより、当該シートSにトナー像を定着させる。そうして、画像形成部40における画像形成処理が終了する。クリーニング装置46は、画像形成処理の終了後に感光体ドラム41の表面に残っている残留トナーを除去する。
シート排出部50は、シート排出ローラー対51と、状態切替え機構Kとを有している。シート排出ローラー対51は、画像形成部40にて画像形成処理が終了したシートSをニップして、画像形成装置本体10の左側面10bに形成されたシート排出口10cから排出させる。状態切替え機構Kは、後処理装置200の着脱動作に連動して、シート排出ローラー対51によるシートSの排出方向を切替え可能に構成されている。状態切替え機構Kの詳細は後述する。
画像形成装置本体10におけるシート排出口10cの下側には、排出トレイ60が着脱可能に装着されている。排出トレイ60は、トレイ本体部61と取付板部62と一対の位置決め突部63とを有している。トレイ本体部61は、左側に向かって斜め上側に傾斜していてシート排出口10cから排出されるシートSを受け止める。取付板部62は、トレイ本体部61の基端部から下側に突出するとともに前後方向に延びる矩形板状に形成されている。一対の位置決め突部63は、取付板部62の取付面に前後方向に間隔を空けて突設されている。
図2に示すように、画像形成装置本体10の左側面10bにおけるシート排出口10cの下側には、排出トレイ60の一対の位置決め突部63に嵌合する位置決め孔10dが形成されている。排出トレイ60は、一対の位置決め突部63と各位置決め孔10dとがややきつめに嵌合することで、画像形成装置本体10に取付けられている。また、画像形成装置本体10の左側面10bには、後処理装置200を取付けるための一対の位置決め孔10eがさらに形成されている。一対の位置決め孔10eは前後方向に間隔を空けて形成されている。
[後処理装置の構成]
図3に示すように、後処理装置200を画像形成装置本体10に装着する際には排出トレイ60は取り外される。後処理装置200は、画像形成装置本体10の左側面(装着面)10bにオプション装置として着脱可能に装着される。後処理装置200は、画像形成装置本体10にて画像形成処理が施されたシートSに対し、ステープラー処理やソート処理等の後処理を行うように構成されている。
具体的には、後処理装置200は全体視で箱形状をなしており、その下面には移動用のキャスター200aが取付けられている。後処理装置200の右側面200bには、画像形成装置本体10のシート排出口10cから排出されるシートSを受け入れるシート供給口200cが形成されている。シート供給口200cは、後処理装置200を画像形成装置本体10に装着した状態でシート排出口10cに対向するように形成されている。後処理装置200の左側面には、後処理後のシートSを排出するシート排出口200dと、シート排出口200dから排出されたシートSを受け止める排出トレイ220とが設けられている。後処理装置200におけるシート供給口200cからシート排出口200dに至る搬送路L4の途中には、上述の後処理を行うための後処理機構210が配置されている。
搬送路L4の搬送上流側端部には、シート供給口200cより受入れたシートSをガイドする受入れガイド201が設けられている。受入れガイド201は、搬送路L4を挟んで上下に対向する一対の水平板金により構成されている。受入れガイド201の搬送下流側には、シート供給ローラー対203及び搬送ローラー対204(図3では一部のみを示す)が配置されている。
図4に示すように、後処理装置200の右側面200bには、画像形成装置本体10に対する後処理装置200の位置決めを行う一対の位置決め突部202(位置決め用の突部の一例)が突設されている。一対の位置決め突部202は、シート供給口200cの下側に位置して前後方向に間隔を空けて配置されている。後処理装置200を画像形成装置本体10に装着する際には、該画像形成装置本体10から排出トレイ60を取外した後に、後処理装置200の一対の位置決め突部202を、画像形成装置本体10の左側面10bに形成された上記一対の位置決め孔10e(図2参照)に嵌合させる。そうして、画像形成装置本体10に対する後処理装置200の前後方向及び高さ方向の位置決めを行った状態で、不図示の連結金具によって後処理装置200を画像形成装置本体10に固定する。
[画像形成装置のシート排出部の構成]
以下では、図5及び図6を参照してシート排出部50の構成を具体的に説明する。図5は、シート排出部50をシート搬送方向の下流側(左側)から見た正面図であり、図6は、図5のVI−VI線断面である。
シート排出部50は、三つのシート排出ローラー対51と、後処理装置200の着脱操作に連動して各シート排出ローラー対51を第一排出状態及び第二排出状態のいずれかに選択的に着替える状態切替え機構Kとを有している。
三つのシート排出ローラー対51は、シート搬送方向に直交する搬送路幅方向(前後方向)に等間隔に配置されている。各シート排出ローラー対51は、駆動ローラー51Aと該駆動ローラー51Aの下方に位置する従動ローラー51Bとで構成されている。
各シート排出ローラー対51の駆動ローラー51Aは、搬送路幅方向に延びる駆動シャフト51Cに対して回転一体に固定されている。駆動シャフト51Cの両端部は、画像形成装置本体10内に設けられた鉛直フレーム板57に不図示の軸受部材を介して回転可能に支持されている。駆動シャフト51Cの一端部における鉛直フレーム板57の近傍には駆動ギアーG1が固定されており、該駆動ギアーG1はピニオンギアG2を介して駆動モーターMに連結されている。
各シート排出ローラー対51の従動ローラー51Bは、駆動シャフト51Cと平行に延びる従動シャフト51Dに回転自在に支持されている。従動シャフト51Dの両端部はそれぞれ、支持部材52に対して付勢バネ53を介して弾性支持されている。
付勢バネ53は、例えば圧縮コイルスプリングにより構成されていて、従動シャフト51Dを従動ローラー51Bと共に駆動ローラー51A側に付勢している。従動ローラー51Bは、付勢バネ53の付勢力によって駆動ローラー51Aに所定のニップ圧で押付けられている。
支持部材52は、上記一対の鉛直フレーム板57の間に位置している。支持部材52は、搬送路幅方向(前後方向)に延びる支持板部52aと、支持板部52aにおける搬送路幅方向の両端部から起立する一対の揺動板部52bとを有している。各揺動板部52bの上端部は、駆動シャフト51Cの両端部付近に不図示の軸受部材を介して回動可能に支持されている。駆動シャフト51Cと各揺動板部52bとは互いに独立に回転して連動しない。各揺動板52bの上下方向の中間部には、上記従動シャフト51Dが貫通する長孔52cが形成されている。上記従動シャフト51Dは、該長孔52c内において回転可能に且つその長手方向に相対移動可能(スライド可能)に構成されている。
そして、支持部材52が後処理装置200の着脱に連動して駆動シャフト51C回りに揺動することで、従動ローラー51B(一方のローラー)が駆動ローラー51A(他方のローラー)の軸心回りに周方向に移動可能になっている。
支持部材52は、一対の付勢バネ54(図6では一方のみを示す)によって駆動シャフト51C回りに図の時計回り方向に付勢されている。一対の付勢バネ54は、搬送路幅方向に間隔を空けて配置されている。各付勢バネ54は、例えば圧縮コイルスプリングにより構成されている。各付勢バネ54は、一端が画像形成装置本体10に固定され、他端が支持部材52の各揺動板部52bの下端部に固定されている。そうして、各付勢バネ54は、支持部材52の下端部を左側に付勢している。
状態切替え機構Kは、後処理装置200の装着状態と非装着状態とで支持部材52の駆揺動角度を異ならせることで、駆動ローラー51Aに対する従動ローラー51Bの周方向位置を変化させる。駆動ローラー51Aに対する従動ローラー51Bの周方向位置を変化させることで、シート排出ローラー対51のニップ部Nにおける共通接線方向を変更して、シート排出ローラー対51によるシートSの排出方向が変更される。
本実施形態では、状態切替え機構Kは、シートSの排出方向が上流側から下流側に向かって水平方向よりも上側に傾斜する第一排出状態(図6参照)と、該排出方向が水平方向を向く第二排出状態(図8参照)とを選択的に切替え可能に構成されている。そして、状態切替え機構Kは、後述するように、後処理装置200の非装着状態ではシート排出ローラー対51を第一排出状態にする一方、後処理装置200の装着状態ではシート排出ローラー対51を第二排出状態にするように構成されている。
[状態切替え機構の動作説明]
次に、図6〜図8を参照して、画像形成装置本体10への後処理装置200の装着動作に伴う状態切替え機構Kの動作を説明する
図6は、画像形成装置本体10に後処理装置200が装着されていない通常の使用状態(排出トレイ60が装着された状態)を示している。この状態では、支持部材52の下端部は付勢バネ54により左側に付勢されて画像形成装置本体10の左側壁に当接している。これにより、支持部材52は、その上端部に対して下端部が鉛直下方よりも左側に位置するように傾斜配置される。この結果、支持部材52に支持された従動ローラー51Bは、駆動ローラー51Aに対して下側の斜め左側に位置することとなって、シート排出ローラー対51のニップ部Nの接線方向が左側に向かって上側に傾く。これにより、シート排出ローラー対51によるシート排出方向が上流側から下流側に向かって水平方向よりも上側に所定角度だけ傾斜して、シート排出ローラー対51が上述の第一排出状態になる。
図7は、排出トレイ60を取外して後処理装置200を画像形成装置本体10の左側面10bに装着する直前の状態を示している。ここで、本実施形態では、排出トレイ60の着脱動作と状態切替え機構Kとは連動していないので、図7の状態では、図6の状態と比べて支持部材52の位置(姿勢)は変化せず、シート排出ローラー対51は第一排出状態に維持される。
図8は、図7の状態から後処理装置200を画像形成装置本体10の左側面10bに接近させて装着した状態を示している。後処理装置200の装着状態では、後処理装置200の位置決め突部202が画像形成装置本体10の位置決め孔10eに挿入されて貫通する。この結果、支持部材52(被押圧部材の一例)が、後処理装置200の位置決め突部202により右側に押圧される。そして、支持部材52は、付勢バネ54の付勢力に抗しつつ駆動シャフト51C回りに図8の反時計回り方向に回転する。支持部材52は、後処理装置200の装着が完了することで鉛直状態になる。この結果、支持部材52に支持された従動ローラー51Bは、駆動ローラー51Aの鉛直下側に位置することとなって、シート排出ローラー対51のニップ部Nの接線方向が水平方向に一致する。これにより、シート排出ローラー対51によるシート排出方向が水平方向に一致して、シート排出ローラー対51が第一排出状態から第二排出状態に切替わる。
[作用効果]
以上説明したように、本実施形態では、状態切替え機構Kは、画像形成装置本体10に後処理装置200を装着していない状態では、シート排出ローラー対51を第一排出状態にして、シート排出方向を上流側から下流側に向かって水平方向よりも上側に傾斜させるように構成されている。
これにより、排出トレイ60上におけるシート先端の着地位置をシート排出口10cからなるべく遠ざけて、シートSをカールし難い状態にすることができる。
一方、状態切替え機構Kは、画像形成装置本体10に後処理装置200を装着した状態では、シート排出ローラー対51を第二排出状態に切替えて、シート排出方向を水平方向に向けるように構成されている。
これにより、画像形成装置本体10から排出されたシートSが後処理装置200のシート供給口200cに進入した際に、シートSが受入れガイド201に対して斜め方向から衝突するのを防止することができる。したがって、シートSの印刷画像が受入れガイド201に擦れて乱されたり、シートジャムが発生したりするのを防止することができる。
また本実施形態では、状態切替え機構Kは、後処理装置200が画像形成装置本体10の左側面10bに装着される際に、位置決め突部202により支持部材52が押圧されて回転移動する動作を利用して、シート排出ローラー対51を第一排出状態から第二排出状態に切り替えるように構成されている。
これによれば、シート排出ローラー対51の第一排出状態から第二排出状態への切替えを後処理装置200の装着動作に連動させることができる。よって、この切替えをユーザーが別途手動で行う必要がないので、ユーザーの作業手順を簡素化することができるとともに、切替え忘れにより上述した印刷画像の擦れやシートジャムが発生することを防止できる。
また、状態切替え機構Kは、従動ローラー51Bを駆動ローラー51Aの軸心回りに周方向に移動可能に支持する支持部材52と、支持部材52を周方向の一側に付勢する付勢バネ54とを有して構成されている。
この構成によれば、電動アクチュエーター等を使用することなく状態切替え機構Kを安価に構成することができる。
また、本実施形態では、後処理装置200に設けられた位置決め突部202を利用して状態切替え機構Kを作動させるようにしている。
これにより、部品点数を削減して製品コストを低減することができる。
《実施形態1の変形例1》
図9は実施形態1の変形例を示す図8相当図である。本実施形態は、状態切替え機構Kの動作のトリガーとなる装着機器が上記実施形態1とは異なっている。尚、以下の変形例及び実施形態において、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
すなわち、上記実施形態1においては後処理装置200の装着動作に連動して状態切替え機構Kが作動するのに対して、本実施形態では、連結アタッチメント70(後処理用機器の一例)の装着動作に連動して状態切替え機構Kが作動するようになっている。
連結アタッチメント70は、後処理装置200を画像形成装置本体10に装着する際に使用する部品機器である。連結アタッチメント70は、連結板71と、連結板71から画像形成装置本体10側に突出する一対の位置決め突部72と、連結板71から後処理装置200側に突出してシート供給口200cに向けてシートSをガイドするガイド部73とを有している。連結板71と後処理装置200とは不図示の係合部にて係合して連結され、連結板71と画像形成装置本体10とは位置決め突部72を介して連結される。そうして、後処理装置200は、連結アタッチメント70を介して画像形成装置本体10に間接的に装着される。
本実施形態では、図9に示すように、連結アタッチメント70を画像形成装置本体10の左側面10bに装着する際に、連結アタッチメント70の位置決め突部72が支持部材52の下端部を押圧する。これにより、支持部材52が、付勢バネ54の付勢力に抗しつつ駆動シャフト51Cを支点として図9の反時計回り方向に回転する。そして連結アタッチメント70の装着が完了した状態では支持部材52が鉛直状態になり、実施形態1と同様にシート排出ローラー対51が第一排出状態から第二排出状態(シート排出方向が水平になる状態)に切替わる。
このように本実施形態によれば、後処理装置200の装着に必要な連結アタッチメント70を画像形成装置本体10に装着すると、該装着動作に連動して、シート排出ローラー対51が第一排出状態から第二排出状態に切り替わるようになっている。したがって、上記実施形態1と同様に、後処理装置200を画像形成装置本体10に装着した状態では必ず、シート排出ローラー対51が第二排出状態に切替わることとなる。よって、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
《実施形態2》
図10は、実施形態2を示す図6相当図である。この実施形態では、状態切替え機構Kの作動を排出トレイ60の着脱動作に連動させるべく、状態切替え機構Kの構成を実施形態1とは異ならせている。
すなわち、本実施形態では、状態切替え機構Kは、支持部材52の他に、一対のレバー部材55(各図では一方のみを示す)と、各レバー部材55を回転可能に支持する支持ピン56とを有している。
一対のレバー部材55は、搬送路幅方向に間隔を空けて配置されている。支持ピン56は、各レバー部材55の上下方向の中間部を支持していて画像形成装置本体10に固定されている。各レバー部材55の上端部はコ字状に折れ曲がって支持部材52の突出板部52dに係合している。突出板部52dは、支持板部52aの下面から下側に突出して搬送路幅方向に延びている。突出板部52dは、レバー部材55の上端部が挿通する開口を備えた門型形状を有している。各レバー部材55の下端部は、付勢バネ59によって左側に付勢されている。付勢バネ59は、例えば圧縮コイルスプリングにより構成されていて、一端が画像形成装置本体10に固定され、他端がレバー部材55の下端部に連結されている。
[状態切替え機構の動作説明]
図10〜図12を参照して、画像形成装置本体10から排出トレイ60を取外して後処理装置200を装着する間の状態切替え機構Kの動作を説明する。
図10は、画像形成装置本体10の左側面10bに排出トレイ60が装着された状態を示している。この状態において、レバー部材55は、付勢バネ59の付勢力により支持ピン56回りに時計回り方向に回転しようとするが、排出トレイ60の位置決め突部63が、位置決め孔10dを貫通してレバー部材55の下端部に当接しているため回転せずに鉛直状態に維持される。一方、レバー部材55の上端部は、支持部材52の突出板部52dに係合することにより、支持部材52の下端部が駆動シャフト51Cを支点として移動しないように規制している。これにより、支持部材52は、上端部に対して下端部が鉛直下方よりも左側に位置する傾斜状態に維持される。この結果、支持部材52に支持された従動ローラー51Bは、駆動ローラー51Aに対して下側の斜め左側に位置することとなって、シート排出ローラー対51のニップ部Nの接線方向が左側に向かって上側に傾く。これにより、シート排出ローラー対51によるシート排出方向が上流側から下流側に向かって水平方向よりも上側に所定角度だけ傾斜して、シート排出ローラー対51が第一排出状態になる。
図11は、図10の状態から排出トレイ60を取外した状態を示している。排出トレイ60を取外すと、排出トレイ60の位置決め突部63が画像形成装置本体10の外側に退避する。この結果、位置決め突部63によるレバー部材55の規制が解除され、レバー部材55は、付勢バネ59からの付勢力により支持ピン56を支点として図の時計回り方向にフリーで回転する。これに伴い、支持部材52(突出板部52d)に対するレバー部材55の位置規制が解除されて、支持部材52は突出板部52dとレバー部材55の先端部との係合により図11の矢印A方向に回転して鉛直状態に落ち着く。この結果、支持部材52に支持された従動ローラー51Bは、駆動ローラー51Aの鉛直下側に位置することとなって、シート排出ローラー対51のニップ部Nの接線方向が水平方向に一致する。これにより、シート排出ローラー対51によるシート排出方向が水平方向に一致して、シート排出ローラー対51が第一排出状態から第二排出状態に切替わる。
図12は、排出トレイ60の取外し後に画像形成装置本体10に後処理装置200を装着した状態を示している。この図に示すように、後処理装置200の装着状態においては、後処理装置200の位置決め突部202が支持部材52に当接しないようになっている。したがって、画像形成装置本体10に後処理装置200を装着した状態では、シート排出ローラー対51は図11と同様に第二排出状態に維持される。
[作用効果]
以上説明したように、本実施形態2では、状態切替え機構Kは、画像形成装置本体10の左側面(排出面)10bに排出トレイ60が装着されている状態では、シート排出ローラー対51を第一排出状態にして、シート排出方向を上流側から下流側に向かって水平方向よりも上側に傾斜させるように構成されている。
これにより、排出トレイ60上におけるシート先端の着地位置をシート排出口10cからなるべく遠ざけて、シートSをカールし難くすることができる。
一方、状態切替え機構Kは、画像形成装置本体10から排出トレイ60が取外された状態では、シート排出ローラー対51を第二排出状態にして、シート排出方向を水平方向に向けるように構成されている。
したがって、排出トレイ60を取外した後の後処理装置200の装着状態においては、シート排出ローラー対51によるシート排出方向が必ず水平方向を向くこととなる。よって、実施形態1と同様に、画像形成装置本体10から排出されたシートSが後処理装置200に進入する際に印刷画像が擦れたり、シートジャムが発生したりするのを防止することができる。
状態切替え機構Kは、排出トレイ60の装着状態においては、位置決め突部63によって、レバー部材55及び支持部材52を介してシート排出ローラー対51を第一排出状態に規制し(図10参照)、排出トレイ60が取り外されて該規制が解除されることで、シート排出ローラー対51を第一排出状態から第二排出状態に切り替えるように構成されている(図11及び図12参照)。
これによれば、シート排出ローラー対51の第一排出状態から第二排出状態への切替えを排出トレイ60の取外し動作に連動させることができる。よって、この切替えをユーザーが別途手動で行う必要がないので、ユーザーの作業手順を簡素化することができるとともに、切替え忘れにより上述した印刷画像の擦れやシートジャムが発生することを防止できる。
また、本実施形態では、状態切替え機構Kは、従動ローラー51Bを駆動ローラー51Aの軸心回りに周方向に移動可能に支持する支持部材52と、支持ピン56に対して回動可能に支持され、一端部が支持部材52に当接するレバー部材55と、レバー部材55の他端部を左側(排出面側)に付勢する付勢部材とを有して構成されている。
この構成によれば、電動アクチュエーター等を使用することなく状態切替え機構Kを安価に構成することができる。
また、本実施形態では、排出トレイ60に設けられた位置決め突部63を利用して状態切替え機構Kを作動させるようにしている。
これにより、部品点数を削減して製品コストを低減することができる。
《他の実施形態》
上記実施形態では、状態切替え部を、機械的な構成である状態切替え機構Kによって構成しているが、これに限ったものではなく、電気的構成を採用してもよい。
実施形態1の変形例としてこの電気的構成を採用する場合、状態切替え部は、例えば電動アクチュエーターと、コントローラーとを備えて構成される。電動アクチュエーターとしては、例えば支持部材52を駆動シャフト51C回りに回転させるモーターや電磁ソレノイド等が採用される。コントローラーは、マイクロコンピューター等により構成される。コントローラーは、例えばセンサー等の検出部からの信号を基に後処理用機器(後処理装置200又は連結アタッチメント70)が画像形成装置本体10に装着されたことを検出する。コントローラーは、検出部により後処理用機器の装着が検出されない状態では、上記電動アクチュエーターによってシート排出ローラー対51を第一排出状態にする一方、検出部により後処理用機器の装着が検出された状態では、電動アクチュエーターによってシート排出ローラー対51を第二排出状態に切替えるように構成される。
実施形態2の変形例として電気的構成を採用する場合も同様に、状態切替え部は、例えば電動アクチュエーターと、コントローラーとを備えて構成される。コントローラーは、例えばセンサー等の検出部からの信号を基に排出トレイ60が画像形成装置本体10に装着されたことを検出する。コントローラーは、検出部により排出トレイ60の装着が検出された状態では、電動アクチュエーターによってシート排出ローラー対51を第一排出状態にする一方、検出部により排出トレイ60の装着が検出されない状態では、電動アクチュエーターによってシート排出ローラー対51を第二排出状態にするように構成される。
また、上記各実施形態では、シート排出ローラー対51の第二排出状態は、シートSの排出方向が水平方向を向く状態とされているが、これに限ったものではない。すなわち、
第一排出状態におけるシート排出方向の傾き角を第一所定角度θ1とし、第二排出状態におけるシート排出方向の傾き角を第二所定角度θ2(上流側から下流側に向かって水平方向よりも上側の傾き角)としたとき、第二所定角度θ2<第一所定角度θ1の関係を満たしていればよい。
また、上記各実施形態では、従動ローラー51Bを駆動ローラー51Aの軸心回りに周方向に移動可能に構成されているが、これに限ったものではなく、駆動ローラー51Aを従動ローラー51Bの軸心回りに周方向に移動可能に構成してもよい。
上記実施形態では、画像形成装置100は電子写真方式により印刷を行うように構成されている、これに限ったものではなく、例えばインクジェット方式により印刷を行うものであってもよい。
また、本発明は上記各実施形態及び各変形例に限定されるものでなく、本発明には、これらを適宜組み合わせた構成が含まれる。
以上説明したように、本発明は画像形成装置について有用であり、特に、プリンター、複写機、ファクシミリ又は複合機(MFP)等に適用する場合に有用である。
K :状態切替え機構
N :ニップ部
S :シート
10 :画像形成装置本体
10b :左側面(装着面、排出面)
10c :シート排出口
50 :シート排出部
51 :シート排出ローラー対
51A :駆動ローラー(他方のローラー)
51B :従動ローラー(一方のローラー)
52 :支持部材(被押圧部材)
53 :付勢バネ(付勢部材)
54 :付勢バネ(付勢部材)
55 :レバー部材
56 :支持ピン
59 :付勢バネ(付勢部材)
60 :排出トレイ
63 :位置決め突部(突部)
70 :連結アタッチメント(後処理用機器)
72 :位置決め突部(突部)
100 :画像形成装置
200 :後処理装置(後処理用機器)
202 :位置決め突部(突部)


Claims (11)

  1. シート排出口を有する画像形成装置本体と、該画像形成装置本体内に設けられ、該シート排出口からシートを排出させるシート排出ローラー対とを備え、該画像形成装置本体における上記シート排出口が形成された面は、後処理装置が直接的に又は連結アタッチメントを介して間接的に装着される装着面を構成している画像形成装置であって、
    上記シート排出ローラー対は、シート排出方向が、搬送上流側から搬送下流側に向かって、水平方向よりも上側に第一所定角度だけ傾斜する第一排出状態と、該第一所定角度よりも小さい第二所定角度で傾斜するか又は水平方向を向く第二排出状態とを切替え可能に構成され、
    上記画像形成装置本体の上記装着面に、上記後処理装置又は上記連結アタッチメントにより構成される後処理用機器が装着されていない状態では、上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態にする一方、上記装着面に上記後処理用機器が装着された状態では、上記シート排出ローラー対を上記第二排出状態にする状態切替え部を備えている、画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記後処理用機器は、上記画像形成装置本体に装着される際に該画像形成装置本体内に進入する突部を有し、
    上記状態切替え部は、上記後処理用機器が上記装着面に装着される際に、上記突部により押圧されて移動する被押圧部材を有していて、該被押圧部材の移動を利用して、上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態から上記第二排出状態に切り替えるように構成されている、画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記状態切替え部は、上記シート排出ローラー対の一方のローラーを、他方のローラーの軸心回りに周方向に移動可能に支持する支持部材と、上記支持部材を該周方向の一側に付勢する付勢部材とを有していて、上記後処理用機器が上記装着面に装着される際に、上記支持部材が該後処理用機器に設けられた突部により押圧されることで、上記一方のローラーが上記支持部材と共に、上記付勢部材の付勢力に抗して上記他方のローラーの軸心回りに移動することで、上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態から上記第二排出状態に切替えるように構成されている、画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    上記突部は、上記画像形成装置本体に対する上記後処理用機器の位置決め用の突部として兼用されている、画像形成装置。
  5. 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記状態切替え部は、
    上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態と上記第二排出状態とに選択的に切替え可能な電動アクチュエーターと、
    上記後処理用機器が上記画像形成装置本体に装着されたことを検出する検出部と備えていて、
    上記検出部により上記後処理用機器の装着が検出されない状態では、上記電動アクチュエーターによって上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態にする一方、上記検出部により上記後処理用機器の装着が検出された状態では、上記電動アクチュエーターによって上記シート排出ローラー対を上記第二排出状態にするように構成されている、画像形成装置。
  6. シート排出口を有する画像形成装置本体と、該画像形成装置本体内に設けられ、該シート排出口からシートを排出させるシート排出ローラー対と、該画像形成装置本体における上記シート排出口が形成された排出面に着脱可能に取付けられる排出トレイとを備え、該排出面は、上記排出トレイを取外した状態で後処理装置を装着可能に構成された画像形成装置であって、
    上記シート排出ローラー対は、シート排出方向が、搬送上流側から搬送下流側に向かって、水平方向よりも上側に第一所定角度だけ傾斜する第一排出状態と、該第一所定角度よりも小さい第二所定角度で傾斜するか又は水平方向を向く第二排出状態とを切替え可能に構成され、
    上記画像形成装置本体の上記排出面に、上記排出トレイが装着されている状態では、上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態にする一方、上記排出トレイが取外された状態では、上記シート排出ローラー対を上記第二排出状態にする状態切替え部を備えている、画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置において、
    上記排出トレイは、上記排出面に装着された状態で上記画像形成装置本体内に突出する突部を有し、
    上記状態切替え部は、上記排出面に上記排出トレイが装着された状態で、上記突部によって上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態に規制し、上記排出トレイが取り外されて上記突部による該規制が解除されることで、上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態から上記第二排出状態に切り替えるように構成されている、画像形成装置。
  8. 請求項6記載の画像形成装置において、
    上記状態切替え部は、上記シート排出ローラー対の一方のローラーを、他方のローラーの軸心回りに周方向に移動可能に支持する支持部材と、支持ピンと、該支持ピンに対して回動可能に支持され、一端部が上記支持部材に当接又は連結されたレバー部材と、該レバー部材の他端部を上記排出面側に付勢する付勢部材とを有していて、上記排出トレイが上記排出面に装着された状態では、該排出トレイの突部が上記レバー部材の他端部を上記付勢部材の付勢力に抗して押圧することで、上記レバー部材によって上記支持部材の回転を規制することによって上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態に維持する一方、上記排出トレイが取り外されて、上記排出トレイの突部が上記レバー部材の他端部から離間すると、上記付勢部材の付勢力によって上記レバー部材が上記支持ピンを支点に回転して、該レバー部材による上記支持部材の上記規制が解除されることによって、上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態から上記第二排出状態に切替えるように構成されている、画像形成装置。
  9. 請求項7又は8記載の画像形成装置において、
    上記突部は、上記画像形成装置本体に対する上記排出トレイの位置決め用の突部として兼用されている、画像形成装置。
  10. 請求項7記載の画像形成装置において、
    上記状態切替え部は、
    上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態と上記第二排出状態とに選択的に切替え可能な電動アクチュエーターと、
    上記排出トレイが上記画像形成装置本体に装着されたことを検出する検出部と備えていて、
    上記検出部により上記排出トレイの装着が検出された状態では、上記電動アクチュエーターによって上記シート排出ローラー対を上記第一排出状態にする一方、上記検出部により上記排出トレイが検出されない状態では、上記電動アクチュエーターによって上記シート排出ローラー対を上記第二排出状態にするように構成されている、画像形成装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    上記第二排出状態は、上記シート排出ローラー対によるシート排出方向が水平方向を向く状態である、画像形成装置。

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