JP2020177188A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】画像形成装置本体に後処理装置を装着した場合に、腰付部材によるシートの腰付けを確実に解除できるようにする。【解決手段】画像形成装置は、腰付け部材をシートに接触して腰付け可能な腰付け位置と該シートから離間した退避位置とに切替える位置切替え部Sを備えている。位置切替え部Sは、画像形成装置本体10の装着面10bに後処理用機器200が装着されていない状態では、腰付け部材52を腰付け位置に位置させる一方、装着面10bに後処理用機器200が装着されると、腰付け部材52を退避位置に退避させるように構成されている。【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来より、画像形成装置本体のシート排出口からシートを排出させるシート排出ローラー対と、該シート排出ローラー対に隣接して設けられた腰付ローラーとを備えた画像形成装置が知られている。腰付ローラーは、該シートに対して厚さ方向の一側から接触して該シートを搬送方向から見て波状に撓ませることでシートに腰を付与する。
この種の画像形成装置では、シート排出口が設けられた面に後処理装置を装着する場合がある。この場合に、シートが腰付けされた状態で後処理装置に搬送されて搬送不良等の不具合が発生するという問題がある。
この問題を解決するべく、特許文献1に示す画像形成装置では、腰付ローラーを板バネに支持しておき、シートの腰付けを必要としない状況(例えば後処理装置を装着する状況)では、ユーザーが板バネの先端位置を被係合部に係合させることで、腰付ローラーをシートから離間した位置に移動可能になっている。
特開2017−210351号公報
特許文献1に示す画像形成装置では、画像形成装置本体に後処理装置を装着する際に、シートの腰付を解除するためにユーザーが板バネの先端位置を被係合部に係合させる操作が必要になる。このため、ユーザーがこの操作をし忘れたまま後処理装置を画像形成装置本体に装着してしまうと、腰付ローラー(腰付部材)によるシートの腰付けを解除することができず、搬送不良が発生する虞がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像 形成装置本体に後処理装置を装着する際に、腰付部材によるシートの腰付けを確実に解除できるようにすることにある。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、シート排出口を有する画像形成装置本体と、該画像形成装置本体内に設けられ、該シート排出口からシートを排出させるシート排出部とを備え、該画像形成装置本体におけるシート排出口が形成された面は、後処理装置が直接的に又は連結アタッチメントを介して間接的に装着される装着面を構成している。
そして、上記シート排出部は、シートをニップして上記シート排出口から排出させるシート排出ローラー対と、上記シート排出ローラー対によりニップされたシートに対して厚さ方向の一側から接触して当該シートに腰を付与する腰付け部材と、上記腰付け部材を上記シートに接触して腰付け可能な腰付け位置と該シートに接触しない退避位置とに切替える位置切替え部とを備え、上記位置切替え部は、上記画像形成装置本体の上記装着面に、上記後処理装置又は上記連結アタッチメントにより構成される後処理用機器が装着されていない状態では、上記腰付け部材を上記腰付け位置に位置させる一方、上記装着面に上記後処理用機器が装着されると、上記腰付け部材を上記退避位置に退避させるように構成されている。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、シート排出口を有する画像形成装置本体と、該画像形成装置本体内に設けられ、該シート排出口からシートを排出させるシート排出ローラー対と、該画像形成装置本体における上記シート排出口が形成された排出面に着脱可能に取付けられる排出トレイとを備え、該排出面は、上記排出トレイを取外した状態で後処理装置を装着可能に構成されている。
そして、上記シート排出ローラー対によりニップされたシートに対して厚さ方向の一側から接触して当該シートに腰を付与する腰付け部材と、上記腰付け部材を上記シートに接触して腰付け可能な腰付け位置と該シートから離間した退避位置とに切替える位置切替え部とを備え、上記位置切替え部は、上記画像形成装置本体の上記装着面に上記排出トレイが装着されている状態では、上記腰付け部材を上記腰付け位置に位置させる一方、上記装着面から上記排出トレイが取外されると、上記腰付け部材を上記退避位置に移動させるように構成されている。
本発明によれば、画像形成装置本体に後処理装置を装着する際に、腰付部材によるシートの腰付けを確実に解除することができる。
図1は、実施形態の画像形成装置の概略構成図である。 図2は、実施形態の画像形成装置の左側面(後処理装置の装着面)を示す側面図である。 図3は、実施形態の画像形成装置の左側面に後処理装置を装着した状態を示す概略構成図である。 図4は、後処理装置の右側面を示す側面図である。 図5は、シート排出部をシート搬送方向の下流側から見た概略の正面図である。 図6は、図5のVI−VI線断面図である。 図7は、画像形成装置本体に後処理装置を装着する直前の状態を示す図6相当図である。 図8は、画像形成装置本体に後処理装置を装着した状態を示す図6相当図である。 図9は、実施形態2を示す図8相当図である。 図10は、実施形態3を示す図6相当図である。 図11は、図10のXI方向矢視図である。 図12は、実施形態3において画像形成装置本体から給紙トレイを取外した状態を示す図6相当図である。 図13は、実施形態3において画像形成装置本体に後処理装置を装着した状態を示す図6相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態1》
図1は、本実施形態における画像形成装置100の全体構成を示す概略図である。画像形成装置100は、後述するように後処理装置200(後処理用機器の一例)をオプション装置として着脱可能に構成されている。本実施形態では、画像形成装置100の一例としてモノクロの複写機を例示している。尚、以下の説明において、「前側」、「後側」はそれぞれ、画像形成装置100の前側、後側(図1の紙面垂直方向の手前側、奥側)を意味し、「左側」、「右側」はそれぞれ、画像形成装置100を前側から見たときの左側、右側(図1の左右方向の左側、右側)を意味する。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置100は、画像形成装置本体10と、画像形成装置本体10の上部に設けられた画像読取装置20とを有している。画像読取装置20は、コンタクトガラス20a上に載置された原稿の画像を光学的に読取ってその画像データを生成し、生成した画像データを不図示のデータ記憶部に記憶させる。画像形成装置本体10では、画像読取装置20により読取った原稿画像データを基にシートSに印刷を行う。画像形成装置本体10の下面には移動用のキャスター10aが取付けられている。
画像形成装置本体10は、シート供給部30と、画像形成部40と、シート排出部50とを有している。シート供給部30は画像形成装置本体10の下部に設けられ、画像形成部40はシート供給部30の上側に設けられ、シート排出部50は画像形成部40の左側に設けられている。シート供給部30〜シート排出部50に至るシート搬送経路は、大別して、シート供給部30から上側に鉛直搬送路L1と、鉛直搬送路L1の上端部から左側に延びる水平搬送路L2と、水平搬送路L2の左側端部から左側に向かって斜め上側に延びる傾斜搬送路L3とを有している。
シート供給部30は、上下三段に亘って配置された三つの給紙カセット31を有している。各給紙カセット31には、それぞれ、サイズが異なる印刷用のシートS(例えば、用紙やOHPシート等)が束状にセットされている。各給紙カセット31内のシートSは鉛直搬送路L1及び水平搬送路L2を通って画像形成部40に供給される
画像形成部40は、作像部40Aと定着部40Bとを有している。作像部40Aは、感光体ドラム41、帯電器42、露光装置43、現像器44、転写ローラー45及びクリーニング装置46を有している。定着部40Bは、互いに対向して配置された定着ローラー47及び加圧ローラー48を有している。
画像形成部40では、先ず帯電器42によって感光体ドラム41の表面を帯電させ、その後、上記データ記憶部に記憶された原稿画像データや外部端末から受信した画像データに応じたレーザー光を、露光装置43より感光体ドラム41の表面に照射して静電潜像を形成する。次いで、画像形成部40は、感光体ドラム41の表面に形成した静電潜像を現像器44によりトナー像として現像する。そして、画像形成部40は、シート供給部30より供給されるシートSが感光体ドラム41と転写ローラー45との間を通過する際に、該転写ローラー45にトナーと逆極性の転写バイアスを印加することで、感光体ドラム11上のトナー像をシートSに転写(移動)する。画像形成部40は、トナー像が転写されたシートSを定着ローラー47及び加圧ローラー48間で加圧することにより、当該シートSにトナー像を定着させる。そうして、画像形成部40における画像形成処理が終了する。クリーニング装置46は、画像形成処理の終了後に感光体ドラム41の表面に残っている残留トナーを除去する。
シート排出部50は、シート排出ローラー対51と腰付け板52とを有している。シート排出ローラー対51は、画像形成部40にて画像形成処理が終了したシートSをニップして、画像形成装置本体10の左側面10bに形成されたシート排出口10cから排出させる。腰付け板52(腰付け部材の一例)は、シートSがシート排出口10cから排出される際にカールしないようシートSの腰付けを行う。
画像形成装置本体10におけるシート排出口10cの下側には、排出トレイ60が着脱可能に装着されている。排出トレイ60は、トレイ本体部61と取付板部62と一対の位置決め突部63とを有している。トレイ本体部61は、左側に向かって斜め上側に傾斜していてシート排出口10cから排出されるシートSを受け止める。取付板部62は、トレイ本体部61の基端部から下側に突出するとともに前後方向に延びる矩形板状に形成されている。一対の位置決め突部63は、取付板部62の取付面に前後方向に間隔を空けて突設されている。
図2に示すように、画像形成装置本体10の左側面10bにおけるシート排出口10cの下側は、排出トレイ60の一対の位置決め突部63に嵌合する位置決め孔10dが形成されている。排出トレイ60は、一対の位置決め突部63と各位置決め孔10dとがややきつめに嵌合することで、画像形成装置本体10に取付けられている。また、画像形成装置本体10の左側面10bにおけるシート排出口10cの上側には、後処理装置200を取付けるための一対の位置決め孔10eが形成されている。一対の位置決め孔10eは前後方向に間隔を空けて形成されている。
[後処理装置の構成]
図3に示すように、後処理装置200を画像形成装置本体10に装着する際には排出トレイ60は取り外される。
後処理装置200は、画像形成装置本体10の左側面(装着面)10bにオプション装置として着脱可能に装着される。後処理装置200は、画像形成装置本体10にて画像形成処理が施されたシートSに対し、ステープラー処理やソート処理等の後処理を行うように構成されている。
具体的には、後処理装置200は全体視で箱形状をなしており、その下面には移動用のキャスター200aが取付けられている。後処理装置200の右側面200bには、画像形成装置本体10のシート排出口10cから排出されるシートSを受け入れるシート供給口200cが形成されている。シート供給口200cは、後処理装置200を画像形成装置本体10に装着した状態でシート排出口10cに対向するように形成されている。後処理装置200の左側面には、後処理後のシートSを排出するシート排出口200dと、シート排出口200dから排出されたシートSを受け止める排出トレイ220とが設けられている。後処理装置200におけるシート供給口200cからシート排出口200dに至る搬送路L4の途中には、上述の後処理を行うための後処理機構210が配置されている。
搬送路L4の搬送上流側端部には、シート供給口200cより受入れたシートSをガイドする受入れガイド201が設けられている。受入れガイド201は、搬送路L4を挟んで上下に対向する一対の水平板金により構成されている。受入れガイド201の搬送下流側には、シート供給ローラー対203を含む複数の搬送ローラー対(図3では一部のみを示す)が配置されている。
図4に示すように、後処理装置200の右側面200bには、画像形成装置本体10に対する後処理装置200の位置決めを行う一対の位置決め突部202(位置決め用の突部の一例)が突設されている。一対の位置決め突部202は、シート供給口200cの上側に位置して前後方向に間隔を空けて配置されている。後処理装置200を画像形成装置本体10に装着する際には、該画像形成装置本体10から排出トレイ60を取外した後に、後処理装置200の一対の位置決め突部202を、画像形成装置本体10の左側面10bに形成された上記一対の位置決め孔10e(図2参照)に嵌合させる。そうして、画像形成装置本体10に対する後処理装置200の前後方向及び高さ方向の位置決めを行った状態で、不図示の連結金具によって後処理装置200を画像形成装置本体10に固定する。
ここで、シート排出部50は、上述したように腰付け板52によってシートSに腰を付与する機能を有している。このため、シートSに腰が付与された状態でシートSが後処理装置200に進入すると、シートSと後処理装置200の受入れガイド201の内面とが擦れて印刷画像に傷や擦れが発生する虞がある。この問題を回避するために腰付け板52を廃止したとすると、画像形成装置本体10に後処理装置200を装着しない場合に、排出トレイ60上でシートSがカールしてしまってシートSの整列性が悪くなるという問題がある。そこで、本実施形態では、シート排出部50の構成に工夫を凝らすことで、これらの問題を同時に解決するようにしている。
[画像形成装置のシート排出部の構成]
以下では、図5及び図6を参照してシート排出部50の構成を具体的に説明する。図5は、シート排出部50をシート搬送方向の下流側(左側)から見た正面図であり、図6は、図5のVI−VI線断面である。
シート排出部50は、三つのシート排出ローラー対51と、一対の腰付け板52とを有している。三つのシート排出ローラー対51は、シート搬送方向に直交する搬送路幅方向(前後方向)に等間隔に配置されている。各シート排出ローラー対51は、駆動ローラー51Aと該駆動ローラー51Aの上側に位置する従動ローラー51Bとで構成されている。
各シート排出ローラー対51の駆動ローラー51Aは、搬送路幅方向に延びる駆動シャフト51Cに対して回転一体に固定されている、駆動シャフト51Cの両端部は、画像形成装置本体10内に設けられた鉛直フレーム板57に不図示の軸受部材を介して回転可能に支持されている。駆動シャフト51Cは不図示の駆動モーターによって回転駆動される。
各シート排出ローラー対51の従動ローラー51Bは、駆動シャフト51Cと平行に延びる従動シャフト51Dに回転自在に支持されている。従動シャフト51Dの両端部は、上記一対の鉛直フレーム板57に上下方向に移動可能に支持され、図示しない付勢部材により駆動シャフト51Cに向けて付勢されている。
一対の腰付け板52はそれぞれ、三つのシート排出ローラー対51の間に配置されていて、後処理装置200の着脱動作に連動して腰付け位置と退避位置との間で移動する。腰付け板52の位置の切替えは後述する切替え機構Kにより実現される。図5及び図6は、腰付け板52が腰付け位置にある状態を示している。
腰付け板52は、図6に示すように、矩形板状の回転板部52aと、回転板部52aの下端縁から下側に突出する直角三角形状の当接部52bとを有している。また、腰付け板52には、シート排出ローラー対51の従動シャフト51Dが厚さ方向に貫通する矩形状の逃げ孔52cが形成されている。
上記切替え機構K(位置切替え部の一例)は、支持軸54と一対の付勢バネ55(付勢部材の一例)とを有している。各付勢バネ55は例えば圧縮コイルスプリングにより構成されている。支持軸54は、各腰付け板52の回転板部52aの下側且つ右側の隅部を回転可能に支持している。支持軸54の両端部は、図示しないが上述の鉛直フレーム板57に支持されている。各腰付け板52の回転板部52aは、搬送路幅方向に延びる矩形板状の連結板53により連結されている。これにより、一対の腰付け板52は支持軸54回りに一体で回転可能になっている。一対の付勢バネ55は、それぞれ、各腰付け板52の回転板部52aの上端縁面に当接して腰付け板52を腰付け位置に向けて付勢している。
腰付け板52が腰付け位置にある状態では、連結板53の下端面が、上記一対の鉛直フレーム板57の上端部に設けられたストッパー56に当接することで腰付け板52の回転方向の位置決めがなされる。この腰付け位置では、腰付け板52の当接部52bの下端縁が各シート排出ローラー対51のニップ位置よりも下側に位置してニップ接線方向と交差し、当接部52bが傾斜搬送路L3を通過するシートSに対して上側(厚さ方向の一側の一例)から当接する。この結果、シートSは、図5に示すように波形状に撓むこととなる。これにより、シートSに腰が付与されてシートSの長手方向(搬送方向)の曲げ剛性が増加する。よって、シートSの先端部がシート排出口10cから排出される際に前下がりにカールするのを防止することができる。
[腰付け板の移動動作]
次に、図6〜図8を参照して、画像形成装置本体10への後処理装置200の装着動作に連動する腰付け板52の移動動作を説明する。
図6は、画像形成装置本体10に排出トレイ60が装着されている状態(後処理装置200が装着されていない状態)を示している。この状態では、腰付け板52は、上述したように腰付け位置に位置している。
図7は、排出トレイ60を取外して後処理装置200を画像形成装置本体10の左側面10bに装着する直前の状態を示している。ここで、排出トレイ60の着脱動作と腰付け板52の位置とは連動していないので、腰付け板52はこの状態において図6と同様に腰付け位置に維持される。
図8は、図7の状態から後処理装置200を画像形成装置本体10の左側面10bに接近させて装着した状態を示している。後処理装置200の装着状態では、後処理装置200の位置決め突部202が画像形成装置本体10の位置決め孔10eに挿入されて貫通する。この結果、後処理装置200の位置決め突部202により連結板53が右側に押圧されて、一対の腰付け板52が付勢バネ55の付勢力に抗して支持軸54回りに図8の時計回り方向に回転する。この結果、腰付け板52は腰付け位置から退避位置(図8の位置)に移動する。この退避位置では、腰付け板52の当接部52bの下端縁がシート排出ローラー対51のニップ部よりも上側に位置していて、腰付け板52の当接部52bが搬送路内を通るシートSから離間するようになっている。
[作用効果]
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置100は、腰付け板52の位置を腰付け位置と退避位置とに切替える切替え機構Kを有している。そして、切替え機構Kは、画像形成装置本体10の左側面10bに後処理装置200が装着されていない状態では、腰付け板52を腰付け位置(図6及び図7参照)に位置させる一方、画像形成装置本体10の左側面10bに後処理装置200が装着されると、腰付け板52を腰付け位置から退避位置に退避させるように構成されている。
この構成によれば、画像形成装置本体10に後処理装置200を装着していない状態では、腰付け板52が腰付け位置に位置することで、シートSが波状に撓んで腰付けされる。よって、シートSの先端部が排出トレイ60上に排出される際に前下がりにカールしてシートSの整列性が損なわれるのを防止することができる。一方、画像形成装置本体10に後処理装置200が装着されると、腰付け板52の位置が切替え機構Kによって腰付け位置から退避位置に切り替わるので、シートSが腰付けされた状態で後処理装置200に進入するのを確実に防止することができる。延いては、シートSの印刷画像が受入れガイド201のガイド面に擦れて画質が乱れるのを防止することができる。
しかも、腰付け板52の退避位置への切替えは、後処理装置200の装着動作に連動して自動的に行われるので、作業者が腰付け板52を退避位置に移動させる操作を行う必要がない。よって、画像形成装置本体10に後処理装置200を装着した際、作業者の操作忘れによってシートSが腰付けされたまま後処理装置200に進入することを確実に防止することができる。
また、切替え機構Kは、シート排出ローラー対51の回転軸方向と平行に延びて腰付け板52を回転可能に支持する支持軸54と、後処理装置200の非装着状態において、腰付け板52を支持軸54回りに付勢して腰付け位置に位置させる付勢バネ55とを有している。そして、切替え機構Kは、後処理装置200が画像形成装置本体10の左側面10bに装着される際に、後処理装置200に設けられた押圧部(本実施形態では位置決め突部202)により腰付け板52が押圧されることで、腰付け板52が付勢バネ55の付勢力に抗して支持軸54回りに回転して、腰付け板52の位置を上記腰付け位置から上記退避位置に切替えるように構成されている。
この構成によれば、電動アクチュエータ等を使用することなく安価な構成により切替え機構Kを構成することができる。
また、本実施形態では、後処理装置200は位置決め突部202を有している。後処理装置200を画像形成装置本体10の左側面10bに装着する際には、この位置決め突部202が画像形成装置本体10の位置決め孔10eに嵌合することで後処理装置200の位置決めがなされる。そして、本実施形態では、この位置決め突部202により腰付け板52を押圧することで、腰付け板52を腰付け位置から退避位置に移動させるようにしている。
この構成によれば、後処理装置200の位置決め突部202を利用して腰付け板52を押圧することできるので、腰付け板52を押圧するための専用部材を別途設ける必要がない。よって、部品点数を削減して製品コストを低減することができる。
《実施形態2》
図9は実施形態2を示す図8相当図である。本実施形態は、腰付け板52の位置切り替え動作のトリガーとなる装着機器が上記実施形態1とは異なっている。尚、以下の説明において実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
すなわち、上記実施形態1においては、後処理装置200の装着動作に連動して腰付け板52の位置切り替えを行うようにしているのに対して、本実施形態では、連結アタッチメント70(後処理用機器の一例)の装着動作に連動して腰付け板52の位置切り替えを行うようにしている。
連結アタッチメント70は、後処理装置200を画像形成装置本体10に装着する際に使用する部品機器である。連結アタッチメント70は、連結板71と、連結板71から画像形成装置本体10側に突出する一対の位置決め突部72と、連結板71から後処理装置200側に突出してシート供給口200cに向けてシートSをガイドするガイド部73とを有している。連結板71と後処理装置200とは不図示の係合部にて係合して連結され、連結板71と画像形成装置本体10とは位置決め突部72を介して連結される。そうして、後処理装置200は、連結アタッチメント70を介して画像形成装置本体10に間接的に装着される。
本実施形態では、図9に示すように、連結アタッチメント70を画像形成装置本体10の左側面10bに装着する際に、連結アタッチメント70の位置決め突部72が連結板53を介して腰付け板52を押圧する。これにより、腰付け板52が腰付け位置から退避位置に移動する。
このように本実施形態によれば、後処理装置200の装着に必要な連結アタッチメント70を画像形成装置本体10に装着すると、該装着動作に連動して、腰付け板52の位置が腰付け位置から退避位置に切り替わるようになっている。したがって、上記実施形態1と同様に、後処理装置200を画像形成装置本体10に装着した状態では必ず、腰付け板52が退避位置に移動することとなる。よって、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
《実施形態3》
図10は実施形態3を示す図6相当図である。本実施形態は、腰付け板52の腰付け位置から退避位置への切替えを、排出トレイ60の取外し動作に連動させる点で上記実施形態1とは異なる。
具体的には、本実施形態の切替え機構Kは、一対の腰付け板52と連結板53と支持軸54と付勢バネ55とに加えて、回転ストッパー58及び付勢バネ59を有する点で実施形態1とは異なる。
回転ストッパー58は、前後方向に延びる固定軸581により回動可能に支持されている。回転ストッパー58は、搬送路幅方向の全体に延びる断面L字状の柱状部材からなる。固定軸581は、例えば鉛直フレーム板57(図5参照)に固定されている。尚、回転ストッパー58を二つ設けて、各回転ストッパー58を連結板53の両端部に対応する位置に設けるようにしてもよい。付勢バネ59は、例えば圧縮コイルバネにより構成されていて、回転ストッパー58を図10の反時計回り方向に付勢している。
回転ストッパー58は、ピン当接板部58aと、ピン当接板部58aの下端縁に垂直に接続された規制板部58bとを有している。ピン当接板部58aは、排出トレイ60の装着状態においては、位置決め突部63の先端部に当接して付勢バネ59の付勢力に抗して鉛直状態に維持されている。規制板部58bは、排出トレイ60の装着状態において、ピン当接板部58aの下端部から右側に水平に突出して連結板53の下面に当接することで腰付け板52の上下位置を規制している。
ここで、回転ストッパー58はシート排出口10cよりも上側に位置しているので、実施形態1の排出トレイ60の形状では位置決め突部63をピン当接板部58aに当接させることができない。そこで、本実施形態では、排出トレイ60の位置決め孔10dの位置をシート排出口10cよりも上側に位置させるとともに、排出トレイ60の形状を実施形態1とは異ならせるようにしている。すなわち、本実施形態の排出トレイ60では、図11に示すように、トレイ本体部61及び取付板部62に加えて、上下方向に延びる一対の延設板部64を備えている。一対の延設板部64は、トレイ本体部61の幅方向の両端部から上側に延びている。そして、各延設板部64の上端部に位置決め突部63が設けられている。
次に、図10、図12及び図13を参照して、画像形成装置本体10への後処理装置200の装着動作に連動する腰付け板52の移動動作を説明する。
図10は、上述したように画像形成装置本体10に排出トレイ60が装着されている状態(後処理装置200が装着されていない状態)を示している。この状態では、腰付け板52は腰付け位置に位置している。
図12は、画像形成装置本体10から排出トレイ60を取外した状態を示している。排出トレイ60を取外すと、位置決め突部63が回転ストッパー58から離間して画像形成装置本体10の外側に退出する。この結果、回転ストッパー58が固定軸581を支点として図の反時計回り方向に回転する。そうすると、回転ストッパー58の規制板部58bにより連結板53が付勢バネ55の付勢力に抗して押し上げられる。この結果、一対の腰付け板52が連結板53と共に支持軸54回りに図の時計回り方向に回転して退避位置に移動する。
図13は、排出トレイ60を取外した後、画像形成装置本体10の左側面10bに後処理装置200を装着した状態を示している。後処理装置200の装着状態では、後処理装置200の位置決め突部202が画像形成装置本体10の位置決め孔10eに挿入されて貫通する。ここで、本実施形態では、位置決め孔10eは回転ストッパー58よりも上側に形成されているので、後処理装置200を装着しても位置決め突部202が回転ストッパー58を介して腰付け板52を駆動することはない。よって、後処理装置200を装着した後も腰付け板52は退避位置に維持される。
以上説明したように、本実施形態では、後処理装置200を画像形成装置本体10に装着した状態では必ず、腰付け板52が退避位置に位置することとなる。よって、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
《他の実施形態》
上記各実施形態では、機械的な構成(切替え機構K)によって腰付け板52を腰付け位置と退避位置とに選択的に切替えるようにしているが、これに限ったものではなく、例えば、後処理装置200が画像形成装置本体10に接続されたことを電気的に検知して、この検知結果を基に、腰付け板52の位置を電動アクチュエーター(モーター等)により切替えるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、腰付け部材の一例として腰付け板52を採用しているが、これに限ったものではなく、腰付け部材をローラー状に構成してもよい。
また、上記各実施形態では、腰付け板52(腰付け部材)をシート排出ローラー対51のニップ部の上側に配置するようにしているが、これに限ったものではなくニップ部の下側に配置するようにしてもよい。この場合、特に実施形態3において部品構成を簡素化することができる。すなわち、実施形態3においては、腰付け板52をニップ部の上側に配置するようにしているので、回転ストッパー58をシート排出口10cよりも上側に配置せざるを得ない。このため、排出トレイ60に延設板部64を設けて、位置決め突部63の高さを回転ストッパー58の位置に対応させる必要があった。しかし、腰付け板52をニップ部の下側に配置するようにすれば、回転ストッパー58をシート排出口10cよりも下側に配置することができるので、排出トレイ60の位置決め突部63の位置を低く設定することできる。したがって、実施形態3のように排出トレイ60に延設板部64を設ける必要がなくなる。よって、排出トレイ60を実施形態1と同様にコンパクトに構成することができる。
また、本発明は上記実施形態1乃至3に限定されるものでなく、本発明には、これらの実施形態1乃至3を適宜組み合わせた構成が含まれる。
以上説明したように、本発明は画像形成装置について有用であり、特に、プリンター、複写機、ファクシミリ又は複合機(MFP)等に適用する場合に有用である。
K :切替え機構(位置切替え部)
S :シート
10 :画像形成装置本体
10b :左側面(装着面)
10c :シート排出口
50 :シート排出部
51 :シート排出ローラー対
52 :腰付け板
54 :支持軸
55 :付勢バネ
60 :排出トレイ
70 :連結アタッチメント
72 :位置決め突部(押圧部)
100 :画像形成装置
200 :後処理装置
202 :位置決め突部(押圧部)

Claims (5)

  1. シート排出口を有する画像形成装置本体と、該画像形成装置本体内に設けられ、該シート排出口からシートを排出させるシート排出部とを備え、該画像形成装置本体におけるシート排出口が形成された面は、後処理装置が直接的に又は連結アタッチメントを介して間接的に装着される装着面を構成している画像形成装置であって、
    上記シート排出部は、シートをニップして上記シート排出口から排出させるシート排出ローラー対と、
    上記シート排出ローラー対によりニップされたシートに対して厚さ方向の一側から接触して当該シートに腰を付与する腰付け部材と、
    上記腰付け部材を上記シートに接触して腰付け可能な腰付け位置と該シートから離間した退避位置とに切替える位置切替え部とを備え、
    上記位置切替え部は、上記画像形成装置本体の上記装着面に、上記後処理装置又は上記連結アタッチメントにより構成される後処理用機器が装着されていない状態では、上記腰付け部材を上記腰付け位置に位置させる一方、上記装着面に上記後処理用機器が装着されると、上記腰付け部材を上記退避位置に移動させるように構成されている、画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記位置切替え部は、
    上記シート排出ローラー対の回転軸方向と平行に延びて上記腰付け部材を回転可能に支持する支持軸と、
    上記後処理用機器の非装着状態において、上記腰付け部材を上記支持軸回りに付勢して上記腰付け位置に位置させる付勢部材とを有していて、
    上記後処理用機器が上記装着面に装着される際に、該後処理用機器に設けられた押圧部により上記腰付け部材が押圧されることで、上記腰付け部材が上記付勢部材の付勢力に抗して上記支持軸回りに回転して、上記腰付け部材の位置を上記腰付け位置から上記退避位置に切替えるように構成されている、画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、
    上記後処理用機器は、上記画像形成装置本体の装着面に装着される際に、上記画像形成装置本体の装着面に形成された位置決め孔に嵌合する位置決め用の突部を有し、
    上記押圧部は上記位置決め用の突部からなる、画像形成装置。
  4. シート排出口を有する画像形成装置本体と、該画像形成装置本体内に設けられ、該シート排出口からシートを排出させるシート排出ローラー対と、該画像形成装置本体における上記シート排出口が形成された排出面に着脱可能に取付けられる排出トレイとを備え、該排出面は、上記排出トレイを取外した状態で後処理装置を装着可能に構成された画像形成装置であって、
    上記シート排出ローラー対によりニップされたシートに対して厚さ方向の一側から接触して当該シートに腰を付与する腰付け部材と、
    上記腰付け部材を上記シートに接触して腰付け可能な腰付け位置と該シートから離間した退避位置とに切替える位置切替え部とを備え、
    上記位置切替え部は、上記画像形成装置本体の上記装着面に上記排出トレイが装着されている状態では、上記腰付け部材を上記腰付け位置に位置させる一方、上記装着面から上記排出トレイが取外されると、上記腰付け部材を上記退避位置に移動させるように構成されている、画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置において、
    上記排出トレイは、上記排出面に装着された状態で上記画像形成装置本体内に突出する突部を有し、
    上記位置切替え部は、上記排出面に上記排出トレイが装着された状態では、上記突部を利用して上記腰付け部材を上記腰付け位置に規制し、上記排出トレイが取り外されて上記突部が画像形成装置本体外に退出すると、該規制を解除して上記腰付け部材を上記退避位置に移動させるように構成されている、画像形成装置。
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