JP2020175035A - 運動支援システム、運動支援装置、運動支援方法及び運動支援プログラム - Google Patents

運動支援システム、運動支援装置、運動支援方法及び運動支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】オーバーワークを防止しつつ、ユーザにトレーニングを継続して行うように促すことが可能な運動支援システム、運動支援装置、運動支援方法及び運動支援プログラムを提供する。【解決手段】運動支援システム1は、次回のトレーニングに対して付与するポイントpを、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定するポイント設定装置20と、ポイント設定装置20が設定したポイントpをユーザAに提示する提示装置20と、トレーニングを開始した時点で設定されていたポイントpを、当該トレーニングが終了した場合にユーザAに付与するポイント付与装置20と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、運動支援システム、運動支援装置、運動支援方法及び運動支援プログラムに関する。
健康のために運動することが重要であることは広く認識されているが、運動やトレーニングを習慣として定期的に行うことの難しさも多くの人が感じている。
そのため、運動のトレーニングを支援する運動支援システムや運動支援装置では、ユーザがトレーニングを継続して行うように促すために、例えばトレーニングを行うごとにポイントを付与するものがある(例えば特許文献1等参照)。
そして、一定以上のポイントが貯まるとトレーニングのレベルが向上したり何らかの特典が得られるなどの仕組みを設けることで、ユーザが継続してトレーニングを行うように支援する。
特開2016−195788号公報
このようにユーザがトレーニングを行うごとに単にポイントを付与する仕組みでは、ポイントを貯められることがトレーニングを行うことのモチベーションの一助になりトレーニングの継続を促すという効果が期待できる。
しかし、逆に、ポイントを得たいがためにトレーニングを行い過ぎ、オーバーワークになってしまい、ユーザが怪我をしたり故障したりしてしまうなどの問題があった。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、オーバーワークを防止しつつ、ユーザにトレーニングを継続して行うように促すことが可能な運動支援システム、運動支援装置、運動支援方法及び運動支援プログラムを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明に係る運動支援システムは、
次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定するポイント設定装置と、
前記ポイント設定装置が設定した前記ポイントをユーザに提示する提示装置と、
トレーニングを開始した時点で設定されていた前記ポイントを、当該トレーニングが終了した場合にユーザに付与するポイント付与装置と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る運動支援装置は、
次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定するポイント設定部と、
前記ポイント設定部が設定した前記ポイントをユーザに提示する提示部と、
トレーニングを開始した時点で設定されていた前記ポイントを、当該トレーニングが終了した場合にユーザに付与するポイント付与部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る運動支援方法は、
次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定し、
設定した前記ポイントをユーザに提示し、
トレーニングを開始した時点で設定されていた前記ポイントを、当該トレーニングが終了した場合にユーザに付与する、
ことを特徴とする。
本発明に係る運動支援プログラムは、
コンピュータに、
次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定させ、
前記ポイント設定装置が設定した前記ポイントをユーザに提示させ、
トレーニングを開始した時点で設定されていた前記ポイントを、当該トレーニングが終了した場合にユーザに付与させる、
ことを特徴とする。
本発明によれば、オーバーワークを防止しつつ、ユーザにトレーニングを継続して行うように促すことが可能となる。
運動支援システムの全体構成を表す図である。 動作センサ装置の機能構成を表すブロック図である。 携帯情報端末に表示された(A)トレーニングのメニューの例、(B)トレーニングのレベルの例を表す図である。 トレーニングを行うことで獲得できるポイント等の表示例を表す図である。 第1の実施形態において携帯情報端末で実行される各処理を説明するフローチャートである。 運動支援装置の構成を表すブロック図である。 第2の実施形態において携帯情報端末で実行される各処理を説明するフローチャートである。 第3の実施形態において携帯情報端末で実行される処理の一部を説明するフローチャートである。 第4の実施形態において携帯情報端末で実行される処理の一部を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る運動支援システム、運動支援装置、運動支援方法及び運動支援プログラムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。また、以下では、ランニングのトレーニングを行う場合を例示して説明するが、本発明の適用対象はランニングの場合に限らず、ウォーキングや水泳、サイクリング等の運動全般を対象とし、そのトレーニングを行う場合に適用することができる。
図1は、本発明に係る運動支援システムの全体構成を表す図である。
図1に示すように、運動支援システム1は、動作センサ装置10と、携帯情報端末20とを備えており、携帯情報端末20は、図示しない通信ネットワーク等を介してサーバ30と通信できるようになっている。そして、携帯情報端末20が、後述するポイント設定装置や提示装置、ポイント付与装置として機能するように構成されている。
動作センサ装置10は、例えばトレーニング時にユーザAの手首等に装着することが可能なスマートリストバンドや、ユーザAの腰等に装着することが可能なウェアラブルセンサ等で構成されている。
そして、動作センサ装置10は、当該装置を装着したユーザAの動き等を逐次検知可能な各種のセンサが内蔵されており、トレーニング中のユーザAの動作状態に関する動作データ(例えば上下、左右、前後の各方向の加速度、体の向き、ピッチ、走行距離など)を取得するようになっている。そして、取得した動作データを携帯情報端末20に送信するようになっている。
なお、ユーザAが装着する動作センサ装置10に表示画面を設けるなどして、動作センサ装置10を上記の提示装置として機能するように構成することも可能である。
図2は、動作センサ装置10の機能構成を表すブロック図である。
図2に示すように、動作センサ装置10は、制御部11と、記憶部12と、各種センサ13と、通信部14と、表示部15と、操作部16とを備えている。なお、この他にスピーカ等の他の機能部を備えていてもよい。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成されている。制御部11をGPU(Graphics Processing Unit)やGPGPU(General-purpose computing on graphics processing units)等で構成することも可能である。
そして、制御部11は、ROMや後述する記憶部12に記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、動作センサ装置10の各部の動作を制御するようになっている。
記憶部12は、不揮発性の半導体メモリやハードディスク等により構成されている。
そして、記憶部12は、制御部11で実行される各種プログラムやプログラムにより処理の実行に必要なパラメータ等を記憶するとともに、各種センサ13が計測した各種データ(すなわち前述した動作データ)を一時的に記憶するようになっている。
各種センサ13としては、動作センサ装置10では、動作データを取得するために必要な加速度センサやジャイロセンサ、GPS(Global Positioning System)センサ等が搭載されている。
なお、その他のセンサ類が搭載されていてもよい。
通信部14は、動作センサ装置10が取得した動作データを携帯情報端末20に送信するためのものであり、Bluetooth(登録商標)等の無線規格に基づいて通信を行うようになっている。
なお、通信部14で携帯情報端末20等からの通信を受信することができるように構成することも可能である。
表示部15は、図示しない液晶画面等の表示画面上に必要な情報を表示するようになっている。
操作部16は、スイッチやボタン等の入力手段で構成されており、動作センサ装置10を起動させたり、起動を停止させたり、あるいは必要な情報を動作センサ装置10に入力することができるようになっている。表示画面にタッチパネルが設けられる場合にはそれも操作部16に含まれる。
携帯情報端末20(図1参照)は、ユーザAが携帯可能な情報処理装置であり、例えばスマートフォン等で構成されている。なお、図示を省略するが、携帯情報端末20を、ユーザが耳に装着するイヤホン型等の装置として構成することも可能である。
図1の例では、ユーザAは携帯情報端末20を操作してトレーニングのメニューやレベルを選択することができるようになっている。
トレーニングのメニューとしては、例えば、ジョギング、5km完走、10km完走、ハーフマラソン、フルマラソン(サブ6、サブ5、サブ4)等が挙げられる(図3(A)参照)。
また、トレーニングのメニューごとに異なるレベルのトレーニング内容をそれぞれ設定できるようになっている(図3(B)参照)。ユーザAがトレーニングを行う前に、ユーザAが設定したトレーニングのレベルに対応するトレーニング内容を携帯情報端末20上に表示する等してガイダンスを行うように構成することも可能である。
また、本発明では、運動支援システム1では、ユーザAがトレーニングを行うごとにポイントを付与するようになっている。
そして、ユーザAがトレーニングを行うごとにポイントを獲得していき、ユーザAが設定したトレーニングのレベルに応じたポイントを獲得すると当該レベルのトレーニングが完了する形になっている。
そして、ユーザAが携帯情報端末20を操作すると、携帯情報端末20は、図3(A)に示すように表示画面21上にトレーニングのメニューの一覧を表示したり、図3(B)に示すようにメニューごとのレベルを表示するようになっている。
また、携帯情報端末20は、ユーザAの操作により任意のタイミングで、表示画面21上に、図4に示すように、トレーニングを行うことで獲得できるポイントp等を表示(提示)するようになっている。
具体的には、図4に示すように、トレーニングを行うことで獲得できるポイントpが「期待獲得ポイント」として表示される。後述するように、本発明では、ポイントpは前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて(すなわち後述する所定時間Nが経過するごとに)変化するようになっており、携帯情報端末20の表示画面21上には、この変化するポイントp(期待獲得ポイント)が横棒の長さを変化させることで表示されるようになっている。
また、ポイントp(期待獲得ポイント)の下方に、レベル(図中の「Lv:1」参照)とともに、これまでに獲得したポイントpの合計値Σp(図中の「30」参照)や、当該レベルのトレーニングを完了するのに必要なポイントP(図中の「100pt」参照)が表示されるようになっている。
そして、本発明では、携帯情報端末20は、次回のトレーニングに対して付与するポイントpを、前回のトレーニングの終了直後は0又は負の値とし、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定するようになっている(ポイント設定装置としての機能)。
そして、携帯情報端末20は、設定したポイントpをユーザAに提示するとともに(提示装置としての機能。図4の「期待獲得ポイント」参照)、トレーニングを開始した時点で設定されていたポイントpを、当該トレーニングが終了した時点でユーザAに付与するようになっている(ポイント付与装置としての機能)。
なお、ポイント設定装置や提示装置、ポイント付与装置を携帯情報端末20とは別体の装置として構成することも可能である。
また、高度な計算処理や解析処理等を携帯情報端末20で行う代わりにサーバ30で行うように構成することも可能である。また、動作センサ装置10が取得した動作データ等を携帯情報端末20からサーバ30に送信して、サーバ30でユーザAのトレーニング状況を継続的に管理するように構成することも可能である。
次に、携帯情報端末20で実行される処理について、いくつかの実施形態を挙げて説明する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施形態では、本発明に係る運動支援システム1の基本的な構成について説明する。図5は、本実施形態に係る携帯情報端末20で実行される各処理を説明するフローチャートである。
なお、携帯情報端末20は、ユーザAの操作による任意のタイミングで、表示画面21上に、後述するポイントカウンタの値すなわち次回のトレーニングを行うことで獲得できるポイントp(図4の「期待獲得ポイント」参照)等を表示(提示)する。
図5に示すように、携帯情報端末20は、プログラムが起動すると(ステップS1)、図3(A)、(B)に示したように、表示画面21上にトレーニングのメニューの一覧やメニューごとのレベルを表示して、ユーザAにトレーニングのメニューやレベルを選択させて設定させる(ステップS2)。
なお、トレーニングの各レベルには予め所定時間Nがそれぞれ割り当てられており、携帯情報端末20は、ユーザAがトレーニングのレベルが設定された時点で、そのレベルに対応する所定時間Nを設定する(ステップS3)。また、デフォルトの状態では、ポイントカウンタには、設定されたトレーニングのレベルに対応するポイントpの値(上限値。図4の例では期待獲得ポイントの上限値10)がセットされる。
続いて、携帯情報端末20は、動作センサ装置10から送信されてくる動作データに基づいてユーザAの動作状態を把握し、ユーザAがトレーニングを開始したか否かを判断し(ステップS4)、ユーザAがトレーニングを開始したと判断すると(ステップS4;YES)、続いて、ユーザAがトレーニングを終了したか否かを判断する(ステップS5)。
そして、ユーザAがトレーニングを終了したと判断すると(ステップS5;YES)、携帯情報端末20は、続いて、現在のポイントカウンタの値をポイントpとして付与する(ステップS6)。
本実施形態では、携帯情報端末20は、図5に示すように、ユーザAがトレーニングを開始してから終了するまでの間、ポイントカウンタの値を増加させない。そのため、携帯情報端末20は、トレーニングが終了した時点で、当該トレーニングを開始した時点で設定されていたポイントpをユーザAに付与することになる。
例えば、ユーザAがトレーニングを開始する時点で、図4に示したように、現在のポイントカウンタの値(期待獲得ポイント)が3であれば、トレーニングが終了した時点でそのポイント「3」がユーザAに付与される。そして、図4の例ではこれまで30だったポイントpの合計値Σpに今回付与された3ポイントが加算されて、新たな合計値Σpは33になる(図示省略)。
続いて、携帯情報端末20は、ポイントカウンタの値を0にする(ステップS7)。ポイントカウンタの値は、次回のトレーニングに対して付与するポイントpに相当する。そのため、本実施形態では、上記のように前回のトレーニングの終了直後にポイントカウンタの値を0にすることで、次回のトレーニングに対して付与するポイントpを前回のトレーニングの終了直後は0とするようになっている。
なお、前回のトレーニングの終了直後にポイントカウンタの値を負の値にして、次回のトレーニングに対して付与するポイントpを前回のトレーニングの終了直後は負の値とすることも可能である。
そのため、本実施形態では、この時点、すなわちユーザAが前回のトレーニングの終了直後に続けて次回のトレーニングを行った場合、ユーザAに付与されるポイントp(ユーザAが獲得するポイントp)は0又は負の値ということになる。
続いて、携帯情報端末20は、前回のトレーニングが終了してから所定時間Nが経過したか否かを判断し(ステップS8)、所定時間Nが経過していなければ(ステップS8;NO)、続くステップS9、S10の処理をスキップしてステップS4の判断処理に戻る。
また、携帯情報端末20は、前回のトレーニングが終了してから所定時間Nが経過し(ステップS8;YES)、ポイントカウンタの値が上限値に達していなければ(ステップS9;NO)、ポイントカウンタの値を増加させる(ステップS10)。
なお、ポイントカウンタの値の上限値とは、前述したように、設定されたトレーニングのレベルに対応するポイントpの値(図4の例では10)であり、ポイントカウンタの値が上限値に達していれば(ステップS9;YES)、携帯情報端末20は、それ以上ポイントカウンタの値を増加させず、続くステップS10の処理をスキップしてステップS4の判断処理に戻る。
また、上記のようにポイントカウンタの値が増加するにつれて、ユーザAが図4に示した画面を表示させた場合に、期待獲得ポイントを表す横棒が図中右方向に長くなっていくように表示される。
一方、携帯情報端末20は、ステップS4の判断処理で、ユーザAがトレーニングを開始していないと判断すると(ステップS4;NO)、ステップS5〜S7の各処理をスキップしてステップS8の処理に移行し、前回のトレーニングが終了してから(ステップS5;YES)又はポイントカウンタの値を増加させてから(ステップS10)、所定時間Nが経過したか否かを判断する(ステップS8)。
そして、所定時間Nが経過していなければ(ステップS8;NO)、ステップS4の判断処理に戻り、所定時間Nが経過し(ステップS8;YES)、ポイントカウンタの値が上限値に達していなければ(ステップS9;NO)、ポイントカウンタの値を増加させる(ステップS10)。
以下も同様にして処理を繰り返す。
本実施形態では、このように、ポイント設定装置としての携帯情報端末20は、次回のトレーニングに対して付与するポイントp(すなわちポイントカウンタの値)を、前回のトレーニングの終了直後は0又は負の値とし、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定する。
そして、提示装置としての携帯情報端末20は、ユーザAの操作による任意のタイミングで、図4に示したように、ポイントカウンタの値、すなわち上記のように変化するポイントpを次回のトレーニングで付与可能なポイントp(図4の例では期待獲得ポイント)としてユーザAに提示する。
そのため、ユーザAが、次回のトレーニングを行おうとして携帯情報端末20の表示画面21上で期待獲得ポイント(図4参照。すなわち次回のトレーニングで付与可能なポイントp)の表示を見ると、前回のトレーニングが終了した直後の時点では、次回のトレーニングで付与可能なポイントpとして0や負の値が表示(提示)される。
また、前回のトレーニングが終了してからさほど時間が経過していない時点では、次回のトレーニングで付与可能なポイントpとして正の小さな値が表示される。
このように、前回のトレーニングが終了してから時間があまり経過していない状況では次回のトレーニングで付与可能なポイントp(図4の例では期待獲得ポイント)として0や負の値、あるいは正の小さな値しか提示されない。
そのため、このような状況では、ユーザAには次回のトレーニングを行おうとするモチベーションが働かず、トレーニングを控えるようになる。
すなわち、本実施形態では、このように、前回のトレーニングが終了してから時間があまり経過しておらず、ユーザAの休養が十分にとれていない状況では、ユーザAの次回のトレーニングへのモチベーションを低下させて、次回のトレーニングを行わせないようにする。
本実施形態に係る運動支援システム1では、このようにして、ユーザAがポイントを得たいがためにトレーニングを行い過ぎることを防止して、ユーザAがオーバーワークになることを確実に防止するようになっている。
一方、本発明では、前回のトレーニングが終了してから十分に時間が経過すると、次回のトレーニングで付与されるポイントpは減ることなく上限値あるいは上限値に近い値になっている。そのため、前回のトレーニングが終了してから時間が経過してしまっても、ユーザAは大きな値の期待獲得ポイントを得るために次回のトレーニングを行うようになる。
このように、本実施形態に係る運動支援システム1では、前回のトレーニングが終了してから十分に時間が経過していて、ユーザAの休養が十分にとれている状況では、ユーザAに次回のトレーニングへのモチベーションを生じさせて、次回のトレーニングを行わせることが可能となり、ユーザAのトレーニングが三日坊主にならないように工夫されている。
以上のように、本実施形態に係る運動支援システム1によれば、前回のトレーニングが終了してから時間があまり経過しておらず、ユーザAの休養が十分にとれていない状況では、次回のトレーニングに対して付与されるポイントpとして0や負の値、あるいは小さな正の値をユーザAに提示することで、ユーザAの次回のトレーニングへのモチベーションを低下させ、次回のトレーニングを行わないようにさせることが可能となり、ユーザAがオーバーワークになることを確実に防止することが可能となる。
また、前回のトレーニングが終了してから十分に時間が経過していて、ユーザAの休養が十分にとれている状況では、次回のトレーニングに対して付与されるポイントpとしてポイントpの上限値やそれに近い値をユーザAに提示することで、ユーザAに次回のトレーニングへのモチベーションを生じさせ、次回のトレーニングを行わせることが可能となり、ユーザAにトレーニングを継続して行うように促すことが可能となる。
なお、上記の説明から分かるように、所定時間Nを長く設定すると、次回のトレーニングに対して付与するポイントp(期待獲得ポイント)が、前回のトレーニングが終了してからゆっくりと時間をかけて増加していく状態になる。
また、逆に、所定時間Nを短く設定すると、次回のトレーニングに対して付与するポイントp(期待獲得ポイント)が、前回のトレーニングが終了してから比較的速やかに短時間で増加していく状態になる。
そのため、例えば、ユーザAにかかる負荷が大きいトレーニングのレベルに対しては上記の所定時間Nを長く設定し(例えば12時間など)、ユーザAが時間をかけて十分に休養してから次回のトレーニングを行うようにさせることが望ましい。
その場合、図5のステップS10の処理で、例えばポイントカウンタの値を1ずつ増加させるなど、所定時間Nごとのポイントカウンタの上げ幅を小さくすることで、次回のトレーニングに対して付与するポイントp(期待獲得ポイント)が大きな値になるまで時間がかかるようにして、ユーザAに十分に休養させるように促すことが望ましい。
一方、例えば、ユーザAにかかる負荷が小さいトレーニングのレベルに対しては上記の所定時間Nを短く設定すれば(例えば1時間など)、ユーザAに短いインターバルで次回のトレーニングを行わせることができる。
また、その場合、図5のステップS10の処理で、増加させるポイントカウンタの値を大きくすれば、次回のトレーニングに対して付与するポイントp(期待獲得ポイント)が比較的速やかに上限値まで増加するため、ユーザAに速やかに次回のトレーニングを行わせるように促すことができる。
このように、ステップS3で設定される所定時間Nや、ステップS10でのポイントカウンタの値の上げ幅等は、トレーニングの負荷の大きさの度合い等に応じて、ユーザAに適切な長さのインターバルを取りながらトレーニングを行わせることができるようにそれぞれ適切な値に設定される。
また、トレーニング終了直後に続けてトレーニングを行わない方がよいような負荷が大きいトレーニングの場合には、例えば、上記のように、トレーニングの終了直後はポイントp(期待獲得ポイント)を負の値に設定するように構成することが望ましい。このように構成すれば、ユーザAはポイントpを減らしてまで次回のトレーニングを行おうとしないため、トレーニング終了直後に続けてトレーニングを行うことを防止することが可能となる。
ところで、以下の各実施形態についても同様であるが、上記の実施形態に係る運動支援システム1を、1つの装置(運動支援装置)として構成することも可能である。
この場合、運動支援装置100は、図6に示すように、次回のトレーニングに対して付与するポイントpを、前回のトレーニングの終了直後は0又は負の値とし、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定するポイント設定部101(上記の運動支援システム1におけるポイント設定装置としての携帯情報端末20に相当)と、ポイント設定部101が設定したポイントpをユーザAに提示する提示部102(上記の運動支援システム1における提示装置としての携帯情報端末20に相当)と、トレーニングを開始した時点で設定されていたポイントpを、当該トレーニングが終了した時点でユーザAに付与するポイント付与部103(上記の運動支援システム1におけるポイント付与装置としての携帯情報端末20に相当)と、トレーニング中のユーザAの動作状態に関する動作データ(例えば上下、左右、前後の各方向の加速度、体の向き、ピッチ、走行距離など)を取得する動作センサ部104(上記の運動支援システム1における動作センサ装置10に相当)を備えるように構成される。
運動支援装置100は、例えばウェアラブル端末等で構成することが可能である。
そして、このように、上記の実施形態に係る運動支援システム1を1つの運動支援装置100として構成しても、運動支援装置100を、上記の運動支援システム1と全く同様に機能させることが可能となり、その優れた作用効果を的確に発揮させることが可能となる。
[第2の実施の形態]
一方、ユーザAがあるトレーニングを行うことがオーバーワークになるか否かは、上記のようにそのトレーニングの負荷の大きさに依存するが、ユーザAが何らかの原因で疲労している場合も、トレーニングを繰り返し行うとオーバーワークになる可能性がある。
そこで、本発明の第2の実施形態では、ユーザAの疲労度に着目した、トレーニング時のオーバーワークを防止するための構成について説明する。
トレーニング時にユーザAが疲労していると、ユーザAのフォームやペースに乱れが生じる場合がある。
そこで、本実施形態に係る運動支援システム1では、動作センサ装置10で取得したトレーニング中のユーザAの動作状態に関する動作データを、トレーニング後に解析し、前回のトレーニング時にユーザAのフォーム又はペースの少なくとも一方に一定以上の乱れがあったか否かを判断して、ユーザAが疲労しているか否かを判断するようになっている。
この場合、運動支援システム1の全体構成や動作センサ装置10の構成は図1や図2に示した構成と同様に構成されるが、携帯情報端末20(ポイント設定装置)で実行される処理が、第1の実施形態の場合と一部異なる。
図7は、本実施形態に係る携帯情報端末20で実行される各処理を説明するフローチャートである。なお、携帯情報端末20は、ユーザAの操作により、任意のタイミングで表示画面21上にポイントp(期待獲得ポイント)等を表示(提示)する点は第1の実施形態の場合と同様である。
図7に示すように、携帯情報端末20は、第1の実施形態と同様にステップS1〜S10の各処理を行うが、本実施形態では更にステップS11〜S14の各処理を行うようになっている。
ステップS1〜S10の各処理については第1の実施形態で説明したため説明を省略し、以下、ステップS11〜S14の各処理について説明する。
携帯情報端末20は、トレーニングが終了して(ステップS5;YES)、ステップS6、S7の各処理を行い、所定時間NをステップS3で設定された初期設定値に戻す(ステップS11)。続いて、動作センサ装置10から送信されてきた前回のトレーニング時の(すなわち終了したばかりのトレーニング中の)動作データを解析して(ステップS12)、前回のトレーニング時にユーザAのフォーム又はペースの少なくとも一方に一定以上の乱れがあったか否かを判断する(ステップS13)。
なお、ステップS12の解析処理やステップS13の判断処理をサーバ30で行うように構成することも可能である。そして、その場合は、サーバ30がポイント設定装置の一部として機能することになる。
ユーザAのフォームの一定以上の乱れがあった場合とは、例えば、動作センサ装置10の加速度センサやジャイロセンサの値から割り出したユーザAの重心の前後左右へのずれ(蛇行)等がそれまでの傾向から所定の閾値以上の大きく変化した場合として定義される。また、例えば、トレーニング中にユーザAが足を地面に着くごとに、ブレーキが所定の閾値以上かかっているか否かを判断してフォームの乱れを判断するように構成してもよい。
また、ユーザAのペースの一定以上の乱れがあった場合とは、例えば、動作センサ装置10のGPSセンサの値から割り出したユーザAの移動速度がそれまでの移動速度の傾向から所定の閾値以上の大きく変化した場合として定義される。
そして、携帯情報端末20は、前回のトレーニング時にユーザAのフォーム又はペースの少なくとも一方に一定以上の乱れがなかったと判断した場合には(ステップS13;NO)所定時間Nを変更しないが、前回のトレーニング時にユーザAのフォーム又はペースの少なくとも一方に一定以上の乱れがあったと判断した場合には(ステップS13;YES)、ユーザAが疲労している可能性があるため、所定時間Nをより大きな値に変更する(ステップS14)。
すなわち、本実施形態では、携帯情報端末20は、前回のトレーニング時にユーザAのフォームやペースに乱れがありユーザAが疲労している可能性がある場合には、所定時間Nをより長くして、次回のトレーニングに対して付与するポイントpを増加させるタイミングを遅らせるようになっている。
そして、このようにユーザAが疲労している可能性がある場合にポイントpを増加させるタイミングを遅らせることで、前回のトレーニングが終了した後、ポイントp(図4の期待獲得ポイント)がなかなか増加しなくなる。そのため、ユーザAが次回のトレーニングを行っても獲得できるポイントpが少ない期間が長くなるため、ユーザAが次回のトレーニングを行おうとするモチベーションが働かない期間が長くなり、ユーザAが次回のトレーニングを開始するタイミングを遅らせることができる。そのため、その分、ユーザAを長く休憩させることが可能となる。
そのため、本実施形態に係る運動支援システム1(運動支援装置100)によれば、ユーザAが疲労している可能性がある場合に、ユーザAに休憩を取らせることが可能となり、ユーザAがトレーニング時にオーバーワークになることを的確に防止することが可能となる。
なお、上記のように、ユーザAが疲労している可能性があると判断される場合に、例えば、携帯情報端末20の表示画面21等に「疲労している可能性があります。休憩を十分に取って下さい。」等の表示を行い、ユーザAに休憩を取ることを促すように構成することも可能である。
[第3の実施の形態]
また、人が疲労していると脈拍が上昇する傾向がある。そして、これを活用して、ユーザAのオーバーワークを防止するように構成することも可能である。
この場合、例えば動作センサ装置10にユーザAの脈拍を計測する脈拍センサを備えるように構成し、動作センサ装置10で、ユーザAの脈拍に関する脈拍データを取得するように構成する(脈拍センサ装置としての機能)。
なお、ユーザAの脈拍に関する脈拍データを取得する脈拍センサ装置を、動作センサ装置10とは別体の装置として構成することも可能である。また、以下、動作センサ装置10でユーザAの脈拍データを取得する場合、脈拍センサ装置10という。
そして、脈拍センサ装置10は、例えば、ユーザAが起床した際や、トレーニングを行っていない時、例えば、携帯情報端末20の表示画面21上に図4に示した画面を表示させた場合などに、ユーザAの脈拍データ(運動していない安静時の脈拍データ)を取得して携帯情報端末20に送信する。
そして、図8に示すように、携帯情報端末20(ポイント設定装置)は、次回のトレーニング前に脈拍センサ装置10から送信されてきたユーザAの脈拍データを受信すると(ステップS20)、割り込み処理を行い、送信されてきた脈拍データに基づいてユーザAが疲労しているか否かを判定する(ステップS21)。
そして、ユーザAの安静時の脈拍が所定の閾値以上に多いなど、ユーザAが疲労していると判定した場合には(ステップS21;YES)、前述した前回のトレーニングが終了してからの経過時間にかかわらず、また、現在のポイントカウンタの値にかかわらず、ポイントカウンタの値を0又は負の値に設定することで(ステップS22)、次回のトレーニングに対して付与するポイントpを0又は負の値に設定するように構成することが可能である。
このように構成すると、ユーザAが携帯情報端末20の表示画面21上に図4に示した画面を表示させると、ポイントp(期待獲得ポイント)が0又は負の値になっているため、ユーザAの次回のトレーニングへのモチベーションを低下させ、次回のトレーニングを行わないようにさせることが可能となる。
そのため、ユーザAが疲労している場合に、ユーザAに休憩を取らせることが可能となり、ユーザAがトレーニング時にオーバーワークになることを的確に防止することが可能となる。
なお、携帯情報端末20(ポイント設定装置)が、ユーザAが疲労していると判定し、ポイントpを0又は負の値にした際に、例えば、図4に示した画面上に疲労している可能性がある旨の表示を行うなどして、ユーザAに休憩を取るように促すように構成することも可能である。
[第4の実施の形態]
ところで、上記の第2の実施形態では、ユーザAのオーバーワークを防止するために、前回のトレーニング時のユーザAの動作データに基づいて次回のトレーニングに対して付与するポイントpを増加させるタイミングを遅らせる場合について説明した。
それと同様にして、ユーザAが現在行っているトレーニング中にユーザAが疲労している可能性がある場合に、ユーザAが当該トレーニングを続行しないように促してユーザAのオーバーワークを防止するように構成することも可能である。
この場合、動作センサ装置10は、ユーザAが現在行っているトレーニング中に、取得したトレーニング中のユーザの動作状態に関する動作データを携帯情報端末20に送信するように構成される。
そして、携帯情報端末20(ポイント設定装置)は、ユーザAのトレーニング中に動作センサ装置10から送信されてきた動作データに基づいてユーザAのフォーム又はペースの少なくとも一方に一定以上の乱れがあった場合に、当該トレーニングに対して付与するポイントpを減少させるように構成される。
以下、図9を参照して具体的に説明する。なお、以下の各処理の一部(特にステップS31、S32等の処理)をサーバ30に行わせてもよいことは第2の実施形態の場合と同様である。
携帯情報端末20は、図5や図7に示したフローチャートで説明した各処理を行う際に、トレーニングが開始されると(図5、図7のステップS4;YES)、図9のフローチャートに示す各処理を行う。なお、ステップS1〜S15の各処理については上述した通りであり、説明を省略する。
携帯情報端末20は、ユーザAがトレーニングを開始したと判断すると(図5、図7のステップS4;YES)、続いて、動作センサ装置10からユーザAの動作データを送信させる。そして、ユーザAの動作データを受信すると(ステップS30)、動作データを解析して(ステップS31)、現在のユーザAのフォーム又はペースの少なくとも一方に一定以上の乱れがあったか否かを判断する(ステップS32)。
なお、本実施形態では、上記のようにユーザAがトレーニングを行っている最中にフォームやペースの乱れがあるか否かを判断しなければならず、リアルタイム性が要求されるため、携帯情報端末20は、動作センサ装置10から送信されてきた全ての動作データを解析する代わりに、例えば、所定時間前(例えば3分前)から現在までの動作データのみを解析するように構成することも可能である。
そして、携帯情報端末20は、現在のユーザAのフォーム又はペースの少なくとも一方に一定以上の乱れがあったと判断した場合には(ステップS32;YES)、例えば携帯情報端末20を振動させたり、携帯情報端末20から音声を発生させたり、あるいはそれらとともに携帯情報端末20の表示画面21上に表示するなどして、オーバーワークになっておりこれ以上トレーニングを続けるとポイントpを減らす旨をユーザAに通知する(ステップS33)。
このように通知してユーザAに注意を促した時点で、ユーザAがトレーニングを終了すれば(ステップS5;YES)、携帯情報端末20は、図5や図7に示したフローチャートに戻ってステップS6以降の各処理を行う。
そのため、現在のポイントカウンタの値(すなわち当該トレーニングを開始した時点で設定されていたポイントp)がポイントpとしてユーザAに付与される。
一方、上記のように通知しても、ユーザAがトレーニングを終了しない場合には(ステップS5;NO)、携帯情報端末20は、ポイントカウンタの値を減算して(ステップS34)、当該トレーニングに対してユーザAに付与するポイントpを減少させる。そして、ユーザAには、トレーニングを終了した時点でのポイントカウンタの値がポイントpとして付与される。
以上のように構成すれば、フォームやペースが乱れるまで走るなど、ユーザAが疲労している可能性がある状態でトレーニングを続けると、獲得できるポイントpが減少してしまうことを、トレーニング中のユーザAにリアルタイムに通知することが可能になる。そして、ユーザAは「これ以上トレーニングを続けるとポイントを損してしまう」等の心理が働くため、ユーザAにトレーニングを終了するように促すことができる。
そのため、本実施形態に係る運動支援システム1(運動支援装置100)によれば、ユーザAが疲労している可能性がある場合に、ユーザAが行っているトレーニングを終了させて、ユーザAがオーバーワークの状態になることを的確に防止することが可能となる。
なお、上記の場合、ポイントカウンタの値を1ずつ減算させるように構成してもよく、あるいは1回につき2以上減算させてもよい。
また、ポイントカウンタの値が0になった時点で減算を中止して負の値にならないように構成してもよく、また、負の値になることを許容するように構成することも可能である。ポイントカウンタの値が負の値になることを許容するように構成すれば、ユーザAにトレーニングを終了させる作用効果がより強く働くようになる。
さらに、トレーニング中にユーザAの脈拍(この場合は動作時の脈拍)を測定するように構成し、例えば測定した脈拍が所定の閾値以上に上がった場合に、上記と同様にユーザAに通知する(ステップS33)等の処理を行うように構成することも可能である。
なお、上述した各実施の形態において、次回のトレーニングに対して付与するポイントpを前回のトレーニングの終了直後は0又は負の値としたが、期待獲得ポイントの上限値より十分に小さな正の値、例えば、期待獲得ポイントの上限値が10であれば、例えば、1とするようにしてもよい。
また、以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であることは言うまでもない。
また、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲をその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定するポイント設定装置と、
前記ポイント設定装置が設定した前記ポイントをユーザに提示する提示装置と、
トレーニングを開始した時点で設定されていた前記ポイントを、当該トレーニングが終了した場合にユーザに付与するポイント付与装置と、
を備えることを特徴とする運動支援システム。
<請求項2>
トレーニング中のユーザの動作状態に関する動作データを取得する動作センサ装置を備え、
前記ポイント設定装置は、前記動作センサ装置から送信されてきた前回のトレーニング時の前記動作データに基づいて前回のトレーニング時にユーザのフォーム又はペースの少なくとも一方に一定以上の乱れがあった場合に、次回のトレーニングに対して付与する前記ポイントを増加させるタイミングを遅らせることを特徴とする請求項1に記載の運動支援システム。
<請求項3>
前記ポイント設定装置は、次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了直後は0又は負の値とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運動支援システム。
<請求項4>
ユーザの脈拍に関する脈拍データを取得する脈拍センサ装置を備え、
前記ポイント設定装置は、次回のトレーニング前に、前記脈拍センサ装置から送信されてきた前記脈拍データに基づいてユーザが疲労しているか否かを判定し、ユーザが疲労していると判定した場合には、前記経過時間にかかわらず、次回のトレーニングに対して付与する前記ポイントを0又は負の値に設定することを特徴とする請求項3に記載の運動支援システム。
<請求項5>
トレーニング中のユーザの動作状態に関する動作データを取得する動作センサ装置を備え、
前記ポイント設定装置は、ユーザが現在行っているトレーニング中に前記動作センサ装置から送信されてきた前記動作データに基づいてユーザのフォーム又はペースの少なくとも一方に一定以上の乱れがあった場合に、当該トレーニングに対して付与する前記ポイントを減少させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の運動支援システム。
<請求項6>
次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定するポイント設定部と、
前記ポイント設定部が設定した前記ポイントをユーザに提示する提示部と、
トレーニングを開始した時点で設定されていた前記ポイントを、当該トレーニングが終了した場合にユーザに付与するポイント付与部と、
を備えることを特徴とする運動支援装置。
<請求項7>
次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定し、
設定した前記ポイントをユーザに提示し、
トレーニングを開始した時点で設定されていた前記ポイントを、当該トレーニングが終了した場合にユーザに付与する、
ことを特徴とする運動支援方法。
<請求項8>
コンピュータに、
次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定させ、
前記ポイント設定装置が設定した前記ポイントをユーザに提示させ、
トレーニングを開始した時点で設定されていた前記ポイントを、当該トレーニングが終了した場合にユーザに付与させる、
ことを特徴とする運動支援プログラム。
A ユーザ
p ポイント
1 運動支援システム
10 動作センサ装置(動作センサ装置、脈拍センサ装置)
20 携帯情報端末(ポイント設定装置、提示装置、ポイント付与装置)
100 運動支援装置
101 ポイント設定部
102 提示部
103 ポイント付与部

Claims (8)

  1. 次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定するポイント設定装置と、
    前記ポイント設定装置が設定した前記ポイントをユーザに提示する提示装置と、
    トレーニングを開始した時点で設定されていた前記ポイントを、当該トレーニングが終了した場合にユーザに付与するポイント付与装置と、
    を備えることを特徴とする運動支援システム。
  2. トレーニング中のユーザの動作状態に関する動作データを取得する動作センサ装置を備え、
    前記ポイント設定装置は、前記動作センサ装置から送信されてきた前回のトレーニング時の前記動作データに基づいて前回のトレーニング時にユーザのフォーム又はペースの少なくとも一方に一定以上の乱れがあった場合に、次回のトレーニングに対して付与する前記ポイントを増加させるタイミングを遅らせることを特徴とする請求項1に記載の運動支援システム。
  3. 前記ポイント設定装置は、次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了直後は0又は負の値とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運動支援システム。
  4. ユーザの脈拍に関する脈拍データを取得する脈拍センサ装置を備え、
    前記ポイント設定装置は、次回のトレーニング前に、前記脈拍センサ装置から送信されてきた前記脈拍データに基づいてユーザが疲労しているか否かを判定し、ユーザが疲労していると判定した場合には、前記経過時間にかかわらず、次回のトレーニングに対して付与する前記ポイントを0又は負の値に設定することを特徴とする請求項3に記載の運動支援システム。
  5. トレーニング中のユーザの動作状態に関する動作データを取得する動作センサ装置を備え、
    前記ポイント設定装置は、ユーザが現在行っているトレーニング中に前記動作センサ装置から送信されてきた前記動作データに基づいてユーザのフォーム又はペースの少なくとも一方に一定以上の乱れがあった場合に、当該トレーニングに対して付与する前記ポイントを減少させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の運動支援システム。
  6. 次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定するポイント設定部と、
    前記ポイント設定部が設定した前記ポイントをユーザに提示する提示部と、
    トレーニングを開始した時点で設定されていた前記ポイントを、当該トレーニングが終了した場合にユーザに付与するポイント付与部と、
    を備えることを特徴とする運動支援装置。
  7. 次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定し、
    設定した前記ポイントをユーザに提示し、
    トレーニングを開始した時点で設定されていた前記ポイントを、当該トレーニングが終了した場合にユーザに付与する、
    ことを特徴とする運動支援方法。
  8. コンピュータに、
    次回のトレーニングに対して付与するポイントを、前回のトレーニングの終了時からの経過時間に応じて増加させるようにして設定させ、
    前記ポイント設定装置が設定した前記ポイントをユーザに提示させ、
    トレーニングを開始した時点で設定されていた前記ポイントを、当該トレーニングが終了した場合にユーザに付与させる、
    ことを特徴とする運動支援プログラム。
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