JP2020174099A - 基板処理装置及び異常検出方法 - Google Patents

基板処理装置及び異常検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020174099A
JP2020174099A JP2019074587A JP2019074587A JP2020174099A JP 2020174099 A JP2020174099 A JP 2020174099A JP 2019074587 A JP2019074587 A JP 2019074587A JP 2019074587 A JP2019074587 A JP 2019074587A JP 2020174099 A JP2020174099 A JP 2020174099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pressure
upstream
unit
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019074587A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7253961B2 (ja
Inventor
佳志 濱田
Keishi Hamada
佳志 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2019074587A priority Critical patent/JP7253961B2/ja
Publication of JP2020174099A publication Critical patent/JP2020174099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7253961B2 publication Critical patent/JP7253961B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】処理液の吐出部への供給管に設けられた弁の、スローリーク等の異常を検知する。【解決手段】基板に処理液を供給して所定の処理を行う基板処理装置であって、前記基板に前記処理液を吐出する吐出部と、前記吐出部に前記処理液を供給する処理液供給部と、を備え、前記処理液供給部は、前記吐出部に前記処理液を圧送するポンプと、前記吐出部と前記ポンプとを接続する供給管と、前記供給管に、上流側から順に設けられた上流側弁及び下流側弁と、前記上流側弁と前記下流側弁との間の部分における、前記供給管内の前記処理液の圧力を測定する圧力測定部と、前記吐出部からの吐出後に前記上流側弁及び前記下流側弁が閉状態とされているときの、前記圧力測定部での測定結果に基づいて、前記上流側弁及び前記下流側弁の異常の有無を判定するように構成されている制御部と、を有する。【選択図】図3

Description

本開示は、基板処理装置及び異常検出方法に関する。
特許文献1は、半導体ウェハの表面にレジスト液を供給するためのレジストノズルを有するレジスト塗布処理ユニットが開示されている。このレジスト塗布処理ユニットでは、レジストノズルはレジスト供給管を介して液供給機構に接続されている。また、レジスト液供給管には、供給管を開閉するバルブが設けられており、このバルブにより、レジスト液供給管のレジスト液の流出と停止とを切り換えるようになっている。
特開2003−218022号公報
本開示にかかる技術は、処理液の吐出部への供給管に設けられた弁の、スローリーク等の異常を検知する。
本開示の一態様は、基板に処理液を供給して所定の処理を行う基板処理装置であって、前記基板に前記処理液を吐出する吐出部と、前記吐出部に前記処理液を供給する処理液供給部と、を備え、前記処理液供給部は、前記吐出部に前記処理液を圧送するポンプと、前記吐出部と前記ポンプとを接続する供給管と、前記供給管に、上流側から順に設けられた上流側弁及び下流側弁と、前記上流側弁と前記下流側弁との間の部分における、前記供給管内の前記処理液の圧力を測定する圧力測定部と、前記吐出部からの吐出後に前記上流側弁及び前記下流側弁が閉状態とされているときの、前記圧力測定部での測定結果に基づいて、前記上流側弁及び前記下流側弁の異常の有無を判定するように構成されている制御部と、を有する。
本開示によれば、処理液の吐出部への供給管に設けられた弁の、スローリーク等の異常を検知することができる。
第1実施形態にかかる基板処理装置としての現像処理装置の構成の概略を示す縦断面図である。 第1実施形態にかかる基板処理装置としての現像処理装置の構成の概略を示す横断面図である。 現像液供給部の構成の概略を示す説明図である。 上流側弁の構成の概略を示す断面図である。 本実施形態にかかる異常の有無の判定手法の説明図であり、異常がない場合の現像液の測定圧の時間変化を示している。 本実施形態にかかる異常の有無の判定手法の説明図であり、下流側弁のみに異常がある場合の現像液の測定圧の時間変化を示している。 本実施形態にかかる異常の有無の判定手法の説明図であり、上流側弁のみに異常がある場合の現像液の測定圧の時間変化を示している。 本実施形態にかかる異常の有無の判定手法の説明図であり、上流側弁と下流側弁の両方に異常がある場合の現像液の測定圧の時間変化を示している。 第2実施形態にかかる現像処理装置が備える現像液供給部の構成の概略を示す説明図である。 上流側弁及び下流側弁の他の例を説明する断面図である。
半導体デバイス等の製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程では、半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)上に所定のレジストパターンを形成するために一連の処理が行われる。上記一連の処理には、例えば、ウェハ上にレジスト液を供給しレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、レジスト膜を露光する露光処理、露光されたレジスト膜に現像液を供給して現像する現像処理等が含まれる。
上述の現像処理では、吐出ノズルから現像液を吐出し、ウェハ表面上に現像液の液膜を形成し、ウェハ上のレジスト膜を現像する。また、現像処理後等に、ウェハ表面上にリンス液を供給することで、ウェハの洗浄を行うこともある。
ところで、現像液やリンス液に、酢酸ブチル等の絶縁性の高い液体を用いることがある。
本発明者らが調査したところによれば、酢酸ブチル等の絶縁性の高い処理液を用いる場合、吐出ノズルへの供給管に設けられた開閉弁を閉じた後、暫くしてから吐出ノズルから液垂れすることがある。
この液垂れの原因としては以下のものが考えられる。すなわち、吐出ノズルへの供給管に設けられた開閉弁も、フッ素系樹脂等の絶縁性材料から形成されるため、絶縁性の高い処理液が開閉弁内を通過する際に、当該開閉弁に静電気が生じ蓄積される。この静電気が過剰に蓄積されたときに静電気放電が生じ開閉弁内の弁体や弁座に微小な損傷が与えられる。このように開閉弁に異常が生じた結果、開閉弁を閉状態としても処理液が徐々に漏れ出し、すなわち、処理液のスローリーク(例えば0.01ml/min〜0.0.04ml/min)が生じ、上述のような液垂れが生じるものと考えられる。しかし、処理液の供給流量の調整等のために装置内に設けられている流量計では、処理液の流れが存在しない状態でも、0.1ml/min以上の範囲で計測値がぶれており、0.01ml/min〜0.0.04ml/minのような遅い速度のリークを安定的に検知することができない。その理由としては、装置内に既設の流量計の検知範囲は吐出レートに合わせて設定されていること等が考えられる。
そこで、本開示にかかる技術は、処理液吐出部への供給管に設けられた弁におけるスローリーク等の異常を検知する。
以下、本実施形態にかかる基板処理装置及び異常検出方法を、図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、第1実施形態にかかる基板処理装置としての現像処理装置1の構成の概略を示す縦断面図及び横断面図である。
現像処理装置1は、図1に示すように内部を密閉可能な筐体10を有している。筐体10の側面には、図2に示すように基板としてのウェハWの搬入出口11が形成され、搬入出口11には、開閉シャッタ12が設けられている。
筐体10内の中央部には、図1に示すようにウェハWを保持して回転させるスピンチャック20が設けられている。スピンチャック20は、水平な上面を有し、当該上面には、例えばウェハWを吸引する吸引口(図示せず)が設けられている。この吸引口からの吸引により、ウェハWをスピンチャック20上に吸着保持できる。
スピンチャック20は、例えばモータなどのチャック駆動部21により所定の速度で回転自在に構成されている。また、チャック駆動部21には、不図示のシリンダなどの昇降駆動機構が設けられており、スピンチャック20は昇降駆動機構により昇降自在に構成されている。
スピンチャック20の周囲には、ウェハWから飛散または落下する現像液や洗浄液等の液体を受け止め、回収するカップ22が設けられている。カップ22の底面には、回収した液体を排出する排出管23と、当該カップ22内の雰囲気を排気する排気管24が接続されている。
図2に示すように、カップ22のX方向負方向側(図2の下側)には、Y方向(図2の左右方向)に沿って延伸するレール30が形成されている。レール30は、例えばカップ22のY方向負方向側(図2の左側)の外方からY方向正方向側(図2の右側)の外方まで形成されている。レール30には、アーム31が取り付けられている。
アーム31には、吐出部としての吐出ノズル32が支持されている。吐出ノズル32は、処理液としての現像液をウェハW上に吐出する。アーム31は、ノズル駆動部33によってレール30上を移動自在になっている。これにより、吐出ノズル32は、カップ22のY方向負方向側の外側に設けられた待機部34から、カップ22内のウェハWの中央部上方まで移動できる。また、ノズル駆動部33によって、アーム31は昇降自在であり、吐出ノズル32の高さを調節できる。現像液としては酢酸ブチルが用いられる。
なお、吐出ノズル32は、処理液供給部としての現像液供給部100に接続されている。現像液供給部100については後述する。
以上の現像処理装置1には、図1に示すように、現像処理装置1の現像液供給部100等の各構成要素を制御する制御部200が設けられている。制御部200は、例えばCPUやメモリ等を備えたコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、現像処理装置1における各種処理を制御するプログラムが格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、当該記憶媒体から制御部200にインストールされたものであってもよい。プログラムの一部または全ては専用ハードウェハ(回路基板)で実現してもよい。
なお、制御部200は、後述するように、現像液供給部100内の後述の上流側弁等の異常の有無を判定するように構成されている。そして、制御部200は、異常ありと判定された場合に、異常を報知するアラーム発報部201を有している。なお、アラーム発報部201は、例えば警告を画面に表示するディスプレイや、警告音を発報するブザー等により構成される。
次に、現像処理装置1における現像処理について説明する。なお、以下の説明において、筐体10内に搬入されるウェハWの表面には予めレジスト膜が形成され、当該レジスト膜は露光処理、その後の加熱処理が完了しているものとする。
現像処理ではまず、開閉シャッタ12が制御され搬入出口11が開状態とされ、ウェハWが筐体10内に搬入されスピンチャック20上に載置され吸着される。その後、開閉シャッタ12が駆動され搬入出口11が閉状態とされる。
次いで、吐出ノズル32がウェハWの中央部上方へ移動される。次に、ウェハWが回転され、その状態で、吐出ノズル32からウェハW上に現像液が供給され、ウェハWの全面に現像液パドルが形成される。
現像液パドルの形成後、吐出ノズル32からの現像液の供給が停止された状態で、例えばウェハWが所定時間静止される静止現像が行われ、これにより、ウェハW上のレジスト膜の現像が進行する。この間に、吐出ノズル32はカップ22の外側へ退避される。
静止現像のための上記所定時間が経過し、ウェハW上にレジストパターンが形成されると、ウェハWが高速で回転され、これによりウェハWを乾燥させる。その後、ウェハWは搬入出口11を介して筐体10から搬出され、一連の現像処理が終了する。
続いて、現像液供給部100の構成について説明する。図3は、現像液供給部100の構成の概略を示す説明図である。図4は、後述の上流側弁104の構成の概略を示す断面図である。
なお、現像液供給部100は、例えば、後述の開閉弁からフィルタまでの部分が、不図示のケミカル室内に設けられている。ケミカル室とは、各種処理液を現像処理装置1等の液処理装置に供給するためのものである。
現像液供給部100は、吐出ノズル32に現像液を供給するものであり、具体的には、例えば、工場用力供給源等により構成される現像液供給源Sからの現像液を吐出ノズル32に供給する。
この現像液供給部100は、現像液供給源Sからの現像液を吐出ノズル32に圧送するポンプ101を有する。ポンプ101と現像液供給源Sとは接続管151によって接続されており、接続管151には開閉弁102が設けられている。ポンプ101の駆動動作や開閉弁102の開閉動作は、制御部200によって制御される。
また、ポンプ101には、当該ポンプ101と吐出ノズル32とを接続する供給管152が接続されている。供給管152は、フッ素系樹脂で形成されている。
供給管152には、上流側から順に、フィルタ103、上流側弁104及び下流側弁105が設けられている。フィルタ103は、現像液供給源Sからの現像液内の異物を除去するものである。上流側弁104は、例えば、供給管152を閉止する状態と供給管152を開放する状態とを切り換える開閉弁、具体的には、供給管152内の流路を閉止する状態と当該流路を開放する状態とを切り換える開閉弁である。下流側弁105は、例えば、吐出ノズル32に供給する現像液の流量を調整する流量調整弁であり、その開度を調整可能に構成されている。
上流側弁104は、図4に示すように、流路を形成する弁箱104aを有する。
弁箱104aには、弁体104bが内蔵されている。弁体104bは、弁箱104aにより形成される流路に対して直角に移動して当該流路を開閉する。
また、弁箱104aには、弁体104bと対向する位置に、弁体104bに向かって延び出すように形成された弁座104cが形成されている。弁体104bの弁座104c側の面(図4の下面)と弁座104cの弁体104bの面(図4の上面)とが当接したときに弁箱104aにより形成される流路は閉止され、供給管152は閉止され、現像液Rの流れが停止する。弁箱104a、弁体104b及び弁座104cはそれぞれフッ素系樹脂材料で形成されている。
この上流側弁104は、例えば、エアオペレーションバルブで構成され、当該エアオペレーションバルブに設けられたスピードコントローラ(図示せず)で、弁体104bによる流路の開閉速度を調整することができる。
なお、下流側弁105の構造は、上流側弁104の構造と同様であるため、その図示や説明を省略する。
図3の説明に戻る
上述の上流側弁104の開閉動作や下流側弁105の開度は制御部200によって制御される。
また、供給管152には、圧力測定部としての圧力センサ106が設けられている。圧力センサ106は、上流側弁104と下流側弁105との間の部分における、供給管152内の現像液の圧力を測定する。圧力センサ106での測定結果は、制御部200に出力される。
なお、図示は省略するが、供給管152には、吐出ノズル32へ供給される現像液の流量を測定するための流量計が設けられている。流量計は、例えば供給管152における下流側弁105と圧力センサ106との間の部分に設けられる。
以上のように構成される現像液供給部100では、現像液として絶縁性の高い酢酸ブチルが用いられており、上流側弁104や下流側弁105も絶縁性の高いフッ素系樹脂で形成されている。したがって、現像液が上流側弁104や下流側弁105を通過する際に、上流側弁104や下流側弁105に静電気が生じ蓄積される。この静電気が過剰に蓄積されると静電気放電が生じ、上流側弁104や下流側弁105の弁体や弁座の接液面に微小な損傷が加わる。このような異常の結果、上流側弁104や下流側弁105において、現像液のスローリークが生じることがある。
それに対し、現像液供給部100では、制御部200が、上流側弁104と下流側弁105の両方が閉状態のときの圧力センサ106での測定結果に基づいて、上流側弁104及び下流側弁105の異常の有無を判定する。
例えば、制御部200は、上流側弁104及び下流側弁105が閉状態とされてから所定時間経過後の圧力センサ106での測定結果に基づいて、上記異常の有無の判定を行う。より具体的には、制御部200は、上流側弁104及び下流側弁105を閉状態とする制御信号を出力してから所定時間経過後の圧力センサ106での測定結果に基づいて、上記異常の有無の判定を行う。上記所定の時間は例えば45〜120秒である。異常の有無の判定の具体的な方法については後述する。
次に、制御部200による制御の下、現像液供給部100で行われる吐出ノズル32への現像液の供給処理について、説明する。
まず、制御部200は、例えば現像処理の際に、上流側弁104及び下流側弁105を開状態にさせ、開閉弁102を閉状態にさせると共に、ポンプ101を駆動させる。これにより、ポンプ101と吐出ノズル32の間に貯留されていた現像液が、吐出ノズル32へ所定量供給され、当該吐出ノズル32を介してウェハW上に吐出される。
吐出ノズル32からの吐出後、制御部200は、上流側弁104及び下流側弁105を閉状態にさせ、開閉弁102を開状態とさせると共に、ポンプ101を駆動させる。そうすると、吐出ノズル32からウェハWに供給される1回分の供給量の現像液が、ポンプ101に補充される。なお、ポンプ101は常時駆動されている。
また、制御部200は、吐出ノズル32からの吐出後に、上流側弁104及び下流側弁105を閉状態にさせたときに、圧力センサ106から測定結果を取得する。具体的には、制御部200は、上流側弁104及び下流側弁105を閉状態とする制御信号を出力してから所定時間経過後に、圧力センサ106から測定結果を取得する。そして、制御部200は、取得した測定結果に基づいて、上流側弁104及び下流側弁105の異常の有無を判定する。
以下、異常の有無の判定手法を図5〜図8を用いて説明する。
圧力センサ106で測定される現像液の圧力(以下、「現像液の測定圧」と省略することがある。)Pmは、図5に示すように、上流側弁104及び下流側弁105が閉状態となった直後は、上流側弁104の弁体104bに現像液が押し出されることにより、ポンプ101の圧送圧(例えば約300kPa)Ppより高くなる。そして、上流側弁104及び下流側弁105が正常であれば、現像液の測定圧Pmは時間が経過しても略一定である。
しかし、上流側弁104が正常であり下流側弁105にスローリークが生じていた場合、図6に示すように、現像液の測定圧Pmは徐々に低下し、ポンプ101の圧送圧Ppを下回り、吐出ノズル32の周囲の雰囲気圧力(例えば大気圧)Ps近くまで低下する。
また、下流側弁105が正常であり上流側弁104にスローリークが生じていた場合、図7に示すように、現像液の測定圧Pmは徐々に低下し、ポンプ101の圧送圧Pp近くまで低下する。
下流側弁105及び上流側弁104の両方にスローリークが生じていた場合は、図8に示すように、現像液の測定圧Pmは、徐々に低下し、吐出ノズル32の周囲の雰囲気圧力Psまでは低下しないものの、ポンプ101の圧送圧Ppを下回るようになる。
そこで、制御部200は、上流側弁104及び下流側弁105を閉状態とする制御信号を出力してから所定時間経過後に、圧力センサ106から測定結果を取得する。そして、制御部200は、現像液の測定圧Pmが、第1閾値P1(図6参照)を下回るか否か判定する。第1閾値P1は、ポンプ101の圧送圧Ppより小さく吐出ノズル32の周囲の雰囲気圧力Ps以上に設定されたものである。そして、第1閾値P1を下回ったときに、制御部200は、下流側弁105に異常ありと判定する。
また、制御部200は、上記所定時間経過後に取得した圧力センサ106での測定結果に基づいて、現像液の測定圧Pmが、第2閾値P2(図7参照)を下回るか否か判定する。第2閾値P2は、ポンプ101の圧送圧Ppより小さく第1閾値P1より大きい値に設定されたものである。そして、第1閾値P1を下回らないが第2閾値P2を下回るときに、制御部200は、上流側弁104及び下流側弁105の両方に異常ありと判定する。
さらに、制御部200は、上記所定時間経過後に取得した圧力センサ106での測定結果に基づいて、現像液の測定圧Pmが、第3閾値P3(図8参照)を下回るか否か判定する。第3閾値P3は、ポンプ101の圧送圧Pp以上に設定されたものであり、本実施形態ではポンプ101の圧送圧に設定されている。そして、第1閾値P1及び第2閾値P2を下回らないが第3閾値P3を下回るときに、制御部200は、上流側弁104に異常ありと判定する。
制御部200は、異常有りと判定された場合、例えば、アラーム発報部201を介して異常を報知する。
以上のように、本実施形態では、制御部200が、吐出ノズル32から吐出後に上流側弁104及び下流側弁105が閉状態とされているときの、圧力センサ106での測定結果に基づいて、上流側弁104及び下流側弁105の異常の有無を判定する。したがって、上流側弁104及び下流側弁105について、吐出ノズル32から例えば0.01ml/min〜0.0.04ml/min(45秒〜120秒に1回液垂れ)という遅い速度で漏れ出すスローリーク等の異常を検知することができる。
なお、供給管152にも静電気放電が生じその接液面に微小な損傷が生じることがある。この微小な損傷により、流路の体積変化が生じる。この体積変化は圧力センサ106で検出され得る。そのため、本実施形態によれば、供給管152の異常も検出し得る。
また、本実施形態では、制御部200が、上述の第1〜第3閾値P1〜P3を用いて、上流側弁104及び下流側弁105の異常の有無を判定している。したがって、下流側弁105のみに異常が発生しているか、上流側弁104のみに異常が発生しているか、上流側弁104及び下流側弁105の両方に異常が発生しているかを判定することができる。
上流側弁104の異常の有無を判定可能とするためには、上流側弁104及び下流側弁105が閉状態にされた直後に圧力センサ106で測定される圧力Pi(初期測定圧Pi(図6等参照))が大きい方がよい。そのためには、上流側弁104及び下流側弁105を閉状態とする際、制御部200が、上流側弁104及び下流側弁105が同時に閉状態となる制御信号、または、下流側弁105が閉状態となった後に上流側弁104が閉状態となる制御信号を出力することが好ましい。前者の制御信号に比べ、後者の制御信号の方が、圧力センサ106による初期測定圧Piが大きくなり、上流側弁104の異常をより精度良く検出することができるため、特に、後者の制御信号を出力することが好ましい。
なお、圧力センサ106による初期測定圧Piが大きい方が、上流側弁104の異常をより精度良く検出することができる。圧力センサ106による初期測定圧Piを大きくするためには、上流側弁104を閉状態とするときの、上流側弁104と下流側弁105との間の部分における現像液の圧力上昇が大きい方がよい。この圧力上昇を大きくするため、上流側弁104内の流路の断面積は、当該上流側弁104の弁体104bより下流側が上流側に比べて大きいことが好ましい。具体的には、上流側弁104の弁箱104aにより形成される流路の断面積は、弁座104cより下流側が上流側に比べて大きいことが好ましい。
また、圧力センサ106による初期測定圧Piを大きくするために、上流側弁104の弁体104bによる流路の開閉速度を速くすることが好ましい。弁体104bによる流路の開閉速度は、例えば、前述のように、上流側弁104を構成するエアオペレーションバルブに設けられたスピードコントローラ(図示せず)で調整することができる。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態にかかる現像処理装置が備える現像液供給部300の構成の概略を示す説明図である。
図示するように、本実施形態にかかる現像液供給部300では、ポンプ101は、複数の吐出ノズル32で共通としている。また、供給管152は、複数の吐出ノズル32に向けて分岐された分岐管301を有する。そして、各分岐管301に対し、上流側弁104、下流側弁105、圧力センサ106が設けられている。なお、図では、一部の分岐管301のみに上流側弁104等が設けられている。
さらに、各分岐管301には、上流側弁104より上流側における当該分岐管301内の現像液の圧力を測定する他の圧力測定部としての圧力センサ302が設けられている。圧力センサ302での測定結果は、制御部200に出力される。
上述のようにポンプ101を複数の吐出ノズル32で共通とする場合、各分岐管301への現像液の圧送圧は変化することがある。したがって、上流側弁104の異常の有無を判定するための第3閾値P3を固定値としておくと、例えば、現像液の圧送圧Ppが上昇した場合、上流側弁104にリークがあるにも関わらず、現像液の測定圧Pmが第3閾値P3以下にならず、上流側弁104の異常が検知できないことがある。
そこで、本実施形態では、制御部200は、吐出ノズル32からの吐出後に、上流側弁104及び下流側弁105が閉状態とされているときに、圧力センサ106及び圧力センサ302から現像液の圧力の測定結果を取得する。そして、制御部200は、これら測定結果に基づいて、上流側弁104の異常の有無を判定する。
具体的には、制御部200は、第3閾値P3を、圧力センサ302で測定される現像液の圧力(基準圧Pb)と、圧力センサ106で測定される初期測定圧Piとに基づいて設定する。例えば、制御部200は、第3閾値P3を以下の式(1)を満たすように設定する。
P3=Pb+(Pi−Pb)×0.25 …(1)
そして、制御部200は、圧力センサ106で測定される現像液の測定圧Pmが第3閾値P3を下回るか否かに基づいて、上流側弁104の異常の有無を判定する。
このような構成により、分岐管301への現像液の圧送圧(=基準圧Pb)が上昇した場合でも、上流側弁104の異常をより確実に検知することができる。
なお、基準圧Pbが大きく変動した場合、例えば、基準圧Pbが初期測定圧Piを超える場合、式(1)に基づいて第3閾値P3を設定しても、上流側弁104の異常の有無を判定することができない。したがって、基準圧Pbに対して、初期測定圧Piを基準とした閾値PLを設け、基準圧Pbが当該閾値PLを超える場合は、異常検知不可の報知が行われるようにしてもよい。
各分岐管301への現像液の圧送圧が低下する場合、すなわち、圧力センサ302で測定される現像液の基準圧Pbが、上流側弁104及び下流側弁105が閉状態にされた直後の基準圧(初期基準圧)Pb以下になる場合は、第3閾値P3を上記初期基準圧Pbで固定としてもよい。つまり、第3閾値P3を以下の式(2)を満たすように設定してもよい。
P3=Pb+(Pi−Pb)×0.25 (Pb>Pbの場合)
=Pb (Pb≦Pbの場合)…(2)
また、圧力センサ302で測定される現像液の基準圧Pbが、初期基準圧Pb以下になる場合は、圧力センサ302で測定される現像液の基準圧Pbを第3閾値P3として用いてもよい。つまり、第3閾値P3を以下の式(3)を満たすように設定してもよい。
P3=Pb+(Pi−Pb)×0.25 (Pb>Pbの場合)
=Pb (Pb≦Pbの場合)…(3)
(第1実施形態及び第2実施形態の変形例)
以上の例では、現像処理の際に、吐出ノズル32からの現像液の吐出後、上流側弁104及び下流側弁105を閉状態として、圧力センサ106から測定結果を取得し、該測定結果に基づいて、上流側弁104及び下流側弁105の異常の有無を判定していた。
上流側弁104及び下流側弁105の異常の有無の判定を行うタイミングは、上述のような現像処理等の基板処理時に限られない。例えば、現像処理等の基板処理の待機時に、上記異常の有無の判定を行うようにしてもよい。具体的には、制御部200が、上記待機時に、吐出ノズル32から一旦現像液が吐出されその後上流側弁104及び下流側弁105が閉状態とされているときの、圧力センサ106等での測定結果が取得されるよう制御信号を出力する。そして、圧力センサ106等での測定結果に基づいて、上流側弁104及び下流側弁105の異常の有無を判定するようにしてもよい。なお、待機時に異常の有無を判定する際、現像液の吐出先は、待機部34内であってもよいし、カップ22内であってもよい。
図10は、上流側弁及び下流側弁の他の例を説明する断面図である。
本例において、上流側弁401及び下流側弁402は一体物とされ、当該一体物に対し圧力センサ106が設けられている。
上流側弁401及び下流側弁402はそれぞれ、流路を形成する弁箱401a、402aを有する。
弁箱401a、402aには、弁体401b、402bが内蔵されている。弁体401b、402bは、弁箱401a、402aにより形成される流路に対して直角に移動して当該流路を開閉する。
また、弁箱401a、402aには、弁体401b、402bと対向する位置に、弁体401b、402bに向かって延び出すように形成された弁座401c、402cが形成されている。弁体401b、402bの弁座401c、402c側の面(図10の下面)と弁座401c、402cの弁体401b、402bの面(図10の上面)とが当接したときに弁箱401a、402aにより形成される流路は閉止され、供給管152は閉止される。弁箱401a、402a、弁体401b、402b及び弁座401c、402cはそれぞれフッ素系樹脂材料で形成されている。
そして、本例では、上流側弁401の弁箱401aと下流側弁402の弁箱402aとが一体物とされている。また、当該一体物における、弁体401bの配設領域と弁体402bの配設領域との間の部分に圧力センサ106が設けられ、当該部分内の現像液Rの圧力が圧力センサ106によって測定されるように構成されている。
前述のように、圧力センサ106による初期測定圧Piを大きくするために、上流側弁401を閉状態とするときの、上流側弁401と下流側弁402との間の部分における現像液の圧力上昇が大きい方がよい。そのためには、上流側弁401と下流側弁402との間の距離が短く、上流側弁401と下流側弁402との間の部分の容積が小さいこと、具体的には、上流側弁401の弁体401bと下流側弁402の弁体402bとの間の流路の容積が小さいことが好ましい。
それに対し、本例では、上流側弁401及び下流側弁402が一体物とされているため、上流側弁401と下流側弁402との間の距離が短く、上流側弁401と下流側弁402との間の部分の容積が小さい。具体的には、弁箱401a、402aが一体物とされているため、上流側弁401の弁体401bと下流側弁402の弁体402bとの間の流路の容積が小さい。そのため、本例によれば、上流側弁401を閉状態としたときの、上流側弁401と下流側弁402との間の部分における現像液の圧力上昇が大きくすることができる。したがって、圧力センサ106による初期測定圧Piを大きくすることができ、その結果、上流側弁401の異常をより精度良く検出することができる。
以上の例では、処理液として、酢酸ブチルというネガ型現像液を用いていたが、体積抵抗率が4.5×1010Ω・cm以上の、他のネガ型の現像液や、ポジ型の現像液を用いてもよい。例えば、ジブチルエーテルを用いてもよい。
また、以上の例では、処理液として現像液を供給する供給部に、上流側弁及び下流側弁を設け、これらの異常の有無を判定していた。これに代えて、処理液として体積抵抗率が4.5×1010Ω・cm以上のリンス液を供給する供給部に、上流側弁及び下流側弁を設け、これらの異常の有無を判定するようにしてもよい。
なお、以上の例では、上流側弁や下流側弁は、フッ素系樹脂で形成されるものとしていたが、他の絶縁性樹脂で形成されていてもよい。また、上流側弁や下流側弁の全体ではなく、接液面のみが絶縁性樹脂で形成されていてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)基板に処理液を供給して所定の処理を行う基板処理装置であって、
前記基板に前記処理液を吐出する吐出部と、
前記吐出部に前記処理液を供給する処理液供給部と、を備え、
前記処理液供給部は、
前記吐出部に前記処理液を圧送するポンプと、
前記吐出部と前記ポンプとを接続する供給管と、
前記供給管に、上流側から順に設けられた上流側弁及び下流側弁と、
前記上流側弁と前記下流側弁との間の部分における、前記供給管内の前記処理液の圧力を測定する圧力測定部と、
前記吐出部からの吐出後に前記上流側弁及び前記下流側弁が閉状態とされているときの、前記圧力測定部での測定結果に基づいて、前記上流側弁及び前記下流側弁の異常の有無を判定するように構成されている制御部と、を有する、基板処理装置。
上記(1)によれば、処理液の吐出部への供給管に設けられた上流側弁及び下流側弁の、スローリーク等の異常を検知することができる。
(2)前記制御部は、前記圧力測定部で測定された前記処理液の圧力が、前記ポンプの処理液の圧送圧より小さく前記吐出部の周囲の雰囲気圧力以上に設定された閾値を下回ったときに、前記下流側弁に異常あり、と判定するように構成されている、前記(1)に記載の基板処理装置。
(3)前記制御部は、前記圧力測定部で測定された前記処理液の圧力が、前記ポンプの処理液の圧送圧より小さく且つ前記閾値より大きい値に設定された他の閾値を下回ったときに、前記上流側弁と前記下流側弁の両方に異常あり、と判定するように構成されている、前記(2)に記載の基板処理装置。
(4)前記制御部は、前記圧力測定部で測定された前記処理液の圧力が、前記ポンプの処理液の圧送圧以上に設定された別の閾値を下回ったときに、前記上流側弁に異常あり、と判定するように構成されている、前記(1)〜(3)のいずれか1に記載の基板処理装置。
(5)前記制御部は、前記吐出部からの吐出後に前記上流側弁及び前記下流側弁が閉状態とされてから所定時間経過後の、前記圧力測定部での測定結果に基づいて、前記異常の有無の判定を行うように構成されている、前記(1)〜(3)のいずれか1に記載の基板処理装置。
(6)前記制御部は、前記所定の処理の待機時に、前記吐出部からの吐出後に前記上流側弁及び前記下流側弁が閉状態とされているときの、前記圧力測定部での測定結果が、取得されるよう制御信号を出力すると共に、当該測定結果に基づいて、前記異常の有無の判定を行うように構成されている、前記(1)〜(5)のいずれか1に記載の基板処理装置。
前記(6)によれば、上流側弁の異常をより確実に検知することができる。
(7)前記制御部は、前記異常の有無の判定の際、前記下流側弁が閉状態となった後に前記上流側弁が閉状態がとなるよう制御信号を出力するように構成されている、前記(1)〜(6)のいずれか1に記載の基板処理装置。
前記(7)によれば、上流側弁の異常をより確実に検知することができる。
(8)前記上流側弁及び前記下流側弁は一体物であり、前記圧力測定は当該一体物に対し設けられている、前記(1)〜(7)のいずれか1に記載の基板処理装置。
前記(8)によれば、上流側弁の異常をより確実に検知することができる。
(9)前記上流側弁内の流路の断面積は、当該上流側弁の弁体より下流側が上流側に比べて大きい、前記(1)〜(8)のいずれか1に記載の基板処理装置。
前記(9)によれば、上流側弁の異常をより確実に検知することができる。
(10)前記ポンプは、複数の前記吐出部で共通であり、
前記供給管は、前記複数の前記吐出部それぞれに向けて分岐され前記上流側弁及び前記下流側弁が設けられた分岐管を有し、
前記処理液供給部は、さらに、前記上流側弁より上流側における、前記分岐管内の前記処理液の圧力を測定する他の圧力測定部を有し、
前記制御部は、前記吐出部からの吐出後に前記上流側弁及び前記下流側弁が閉状態とされているときの、前記圧力測定部及び前記他の圧力測定部での測定結果に基づいて、前記上流側弁の異常の有無を判定するように構成されている、前記(1)〜(9)のいずれか1に記載の基板処理装置
前記(10)によれば、分岐管への現像液の圧送圧が上昇した場合でも、上流側弁の異常をより確実に検知することができる。
(11)前記処理液は、体積抵抗率が4.5×1010Ω・cm以上である、前記(1)〜(10)のいずれか1に記載の基板処理装置。
(12)前記上流側弁及び前記下流側弁の前記処理液と接触する部分は、絶縁性材料で形成されている、前記(1)〜(11)のいずれか1に記載の基板処理装置。
(13)基板に処理液を供給して所定の処理を行う基板処理装置の異常を検出する異常検出方法であって、
前記基板処理装置は、
前記基板に前記処理液を吐出する吐出部と、
前記吐出部に前記処理液を供給する処理液供給部と、を備え、
前記処理液供給部は、
前記吐出部に前記処理液を圧送するポンプと、
前記吐出部と前記ポンプとを接続する供給管と、
前記供給管に、上流側から順に設けられた上流側弁及び下流側弁と、を有し、
当該異常検出方法は、
前記吐出部から前記処理液を吐出する吐出工程と、
前記吐出工程後、前記上流側弁及び前記下流側弁を閉状態とする弁制御工程と、
閉状態とされた前記上流側弁と前記下流側弁との間の部分における、前記供給管内の前記処理液の圧力を測定する圧力測定工程と、
前記圧力測定工程での測定結果に基づいて、前記上流側弁及び前記下流側弁の異常の有無を判定する判定工程と、を含む、異常検出方法。
1 現像処理装置
32 吐出ノズル
100、300 現像液供給部
101 ポンプ
104、401 上流側弁
105、402 下流側弁
106 圧力センサ
152 供給管
200 制御部
Pb 基準圧
Pm 測定圧
Pp 圧送圧
R 現像液
W ウェハ

Claims (13)

  1. 基板に処理液を供給して所定の処理を行う基板処理装置であって、
    前記基板に前記処理液を吐出する吐出部と、
    前記吐出部に前記処理液を供給する処理液供給部と、を備え、
    前記処理液供給部は、
    前記吐出部に前記処理液を圧送するポンプと、
    前記吐出部と前記ポンプとを接続する供給管と、
    前記供給管に、上流側から順に設けられた上流側弁及び下流側弁と、
    前記上流側弁と前記下流側弁との間の部分における、前記供給管内の前記処理液の圧力を測定する圧力測定部と、
    前記吐出部からの吐出後に前記上流側弁及び前記下流側弁が閉状態とされているときの、前記圧力測定部での測定結果に基づいて、前記上流側弁及び前記下流側弁の異常の有無を判定するように構成されている制御部と、を有する、基板処理装置。
  2. 前記制御部は、前記圧力測定部で測定された前記処理液の圧力が、前記ポンプの処理液の圧送圧より小さく前記吐出部の周囲の雰囲気圧力以上に設定された閾値を下回ったときに、前記下流側弁に異常あり、と判定するように構成されている、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記制御部は、前記圧力測定部で測定された前記処理液の圧力が、前記ポンプの処理液の圧送圧より小さく且つ前記閾値より大きい値に設定された他の閾値を下回ったときに、前記上流側弁と前記下流側弁の両方に異常あり、と判定するように構成されている、請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記制御部は、前記圧力測定部で測定された前記処理液の圧力が、前記ポンプの処理液の圧送圧以上に設定された別の閾値を下回ったときに、前記上流側弁に異常あり、と判定するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  5. 前記制御部は、前記吐出部からの吐出後に前記上流側弁及び前記下流側弁が閉状態とされてから所定時間経過後の、前記圧力測定部での測定結果に基づいて、前記異常の有無の判定を行うように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  6. 前記制御部は、前記所定の処理の待機時に、前記吐出部からの吐出後に前記上流側弁及び前記下流側弁が閉状態とされているときの、前記圧力測定部での測定結果が、取得されるよう制御信号を出力すると共に、当該測定結果に基づいて、前記異常の有無の判定を行うように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  7. 前記制御部は、前記異常の有無の判定の際、前記下流側弁が閉状態となった後に前記上流側弁が閉状態がとなるよう制御信号を出力するように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  8. 前記上流側弁及び前記下流側弁は一体物であり、前記圧力測定部は当該一体物に対し設けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  9. 前記上流側弁内の流路の断面積は、当該上流側弁の弁体より下流側が上流側に比べて大きい、請求項1〜8のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  10. 前記ポンプは、複数の前記吐出部で共通であり、
    前記供給管は、前記複数の前記吐出部それぞれに向けて分岐され前記上流側弁及び前記下流側弁が設けられた分岐管を有し、
    前記処理液供給部は、さらに、前記上流側弁より上流側における、前記分岐管内の前記処理液の圧力を測定する他の圧力測定部を有し、
    前記制御部は、前記吐出部からの吐出後に前記上流側弁及び前記下流側弁が閉状態とされているときの、前記圧力測定部及び前記他の圧力測定部での測定結果に基づいて、前記上流側弁の異常の有無を判定するように構成されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  11. 前記処理液は、体積抵抗率が4.5×1010Ω・cm以上である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  12. 前記上流側弁及び前記下流側弁の前記処理液と接触する部分は、絶縁性材料で形成されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  13. 基板に処理液を供給して所定の処理を行う基板処理装置の異常を検出する異常検出方法であって、
    前記基板処理装置は、
    前記基板に前記処理液を吐出する吐出部と、
    前記吐出部に前記処理液を供給する処理液供給部と、を備え、
    前記処理液供給部は、
    前記吐出部に前記処理液を圧送するポンプと、
    前記吐出部と前記ポンプとを接続する供給管と、
    前記供給管に、上流側から順に設けられた上流側弁及び下流側弁と、を有し、
    当該異常検出方法は、
    前記吐出部から前記処理液を吐出する吐出工程と、
    前記吐出工程後、前記上流側弁及び前記下流側弁を閉状態とする弁制御工程と、
    閉状態とされた前記上流側弁と前記下流側弁との間の部分における、前記供給管内の前記処理液の圧力を測定する圧力測定工程と、
    前記圧力測定工程での測定結果に基づいて、前記上流側弁及び前記下流側弁の異常の有無を判定する判定工程と、を含む、異常検出方法。
JP2019074587A 2019-04-10 2019-04-10 基板処理装置及び異常検出方法 Active JP7253961B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019074587A JP7253961B2 (ja) 2019-04-10 2019-04-10 基板処理装置及び異常検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019074587A JP7253961B2 (ja) 2019-04-10 2019-04-10 基板処理装置及び異常検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020174099A true JP2020174099A (ja) 2020-10-22
JP7253961B2 JP7253961B2 (ja) 2023-04-07

Family

ID=72831755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019074587A Active JP7253961B2 (ja) 2019-04-10 2019-04-10 基板処理装置及び異常検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7253961B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1151801A (ja) * 1997-07-31 1999-02-26 Gastar Corp 水漏れ検査装置及び検査方法
JP2008101757A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Ckd Corp 薬液制御機器の内部構造
JP2013125003A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Keiichi Doigawa 地中埋設水道管の漏水検知装置及び漏水検知方法
JP2018041928A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 東京エレクトロン株式会社 処理液供給装置及び処理液供給装置の運用方法並びに記憶媒体
US20180127957A1 (en) * 2016-11-04 2018-05-10 Phyn Llc System and method for leak characterization after shutoff of pressurization source

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1151801A (ja) * 1997-07-31 1999-02-26 Gastar Corp 水漏れ検査装置及び検査方法
JP2008101757A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Ckd Corp 薬液制御機器の内部構造
JP2013125003A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Keiichi Doigawa 地中埋設水道管の漏水検知装置及び漏水検知方法
JP2018041928A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 東京エレクトロン株式会社 処理液供給装置及び処理液供給装置の運用方法並びに記憶媒体
US20180127957A1 (en) * 2016-11-04 2018-05-10 Phyn Llc System and method for leak characterization after shutoff of pressurization source

Also Published As

Publication number Publication date
JP7253961B2 (ja) 2023-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102091984B1 (ko) 처리액 공급 방법, 처리액 공급 장치 및 컴퓨터 판독 가능한 기억 매체
JP5030767B2 (ja) 基板処理装置、および基板処理装置の異常処理方法
KR101852705B1 (ko) 기판 처리 시스템 및 기판 처리 방법
US8136477B2 (en) Apparatus for and method of dispensing chemical solution in spin-coating equipment
US20180138035A1 (en) Substrate processing apparatus, substrate processing method, and storage medium
US11433420B2 (en) Solution supply apparatus and solution supply method
JP2011176086A (ja) 塗布装置
JP2008119607A (ja) 基板処理装置
JP6487168B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
CN209947802U (zh) 显影处理装置
JP6553353B2 (ja) 基板処理方法及びその装置
JP5434329B2 (ja) 処理液供給装置及び処理液供給方法
JP3189821U (ja) 処理液供給配管回路
JP7001400B2 (ja) 基板処理装置
JP5486030B2 (ja) 塗布装置
JP7253961B2 (ja) 基板処理装置及び異常検出方法
JP2010239013A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP5290837B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP3166056B2 (ja) 処理装置
JP5407900B2 (ja) 流量測定装置及び流量測定方法
JP6899228B2 (ja) 基板処理装置
JP6468213B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
JP6850701B2 (ja) 処理液供給装置、塗布処理装置及び処理液供給装置の供給管の洗浄方法
JP2004014869A (ja) 現像装置
JP2023164119A (ja) 洗浄装置、及び、その監視方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7253961

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150