JP2020172765A - 吊車 - Google Patents
吊車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020172765A JP2020172765A JP2019074000A JP2019074000A JP2020172765A JP 2020172765 A JP2020172765 A JP 2020172765A JP 2019074000 A JP2019074000 A JP 2019074000A JP 2019074000 A JP2019074000 A JP 2019074000A JP 2020172765 A JP2020172765 A JP 2020172765A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- runner
- diameter gear
- tool
- gear body
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
Description
回転調整体30は、移動体4にシャフト7の先端側から基端側に向かって傾斜して交叉する状態で回転可能に嵌合され、シャフト移動歯車体27の傘歯車34に噛合する傘歯車36を有するとともに、移動体4の外面に配置される操作部29を有する。
あるいは、左右二分割しない一体のブロック部材9を用いる場合は、一体のブロック部材9に対してシャフト移動歯車体27及び回転調整体30を組み付けることができるように、ブロック部材9に収容室11を形成するとともに、キャップ体37を設ける必要がある。キャップ体37は、ビス等で移動体4に固定される(特許文献1の[0052]及び[0053]、並びに図6参照)。
スライド部材4の両係合壁41,41における互いに対向する位置に形成された、前後方向に伸びる長穴45,45には、吊持シャフト3に固定された水平ピン32が挿通され、スライド部材の連結壁40には、めねじ穴46が形成される。
おねじ部材5のねじ軸部50は、ランナ1の仕切壁8の貫通穴80に挿通され、スライド部材4の連結壁40のめねじ穴46に螺合する。おねじ部材5の頭部51にはすり割り、十字穴または角穴が形成される。
それにより、ランナ本体自体の部品点数、並びに、分割構造のランナ本体を組付け後に固定するためのボルト及びナット等の固定部材の部品点数が増加するので、製造コストが上昇する。
その上、ランナ本体を分割構造にすることにより、ランナ本体を分割構造にしないものと比較して強度や剛性の低下に配慮した構造にする必要があるとともに、前記固定部材が必要になるので、ランナ本体の重量が上昇する。
前記ハンガーレールに係合して移動するランナと、前記上吊式建具を吊り下げるハンガーシャフトとを含み、
前記ランナは、ランナ本体、及び前記ランナ本体に支持されて左右方向軸まわりに転動するローラを含み、
前記ハンガーシャフトは、前記ランナ本体に対して上下方向にのみ移動可能なように、前記ランナ本体により支持されて垂下し、
前記ランナ本体に対する前記ハンガーシャフトの上下方向位置を調整する調整装置を備え、
前記調整装置は、
前記ハンガーシャフトの外周面に形成した雄ねじ部と、
前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を内周面に備えるとともに、外周面に歯車部を備え、前記ランナ本体に対して前記ハンガーシャフトの軸心まわりに回動可能かつ上下方向に移動不能な大径歯車体と、
前記ランナ本体に設けた、前記ランナ本体に対して斜め下方から工具を挿入可能な、前記歯車部に連通する穴部とからなり、
前記工具は、その先端部に径方向へ突出する4個以上の突起からなる突起列を有するものであり、
前記大径歯車体の歯車部は、前記工具の突起列に噛合する形状であり、
前記穴部に挿入された前記工具は、その先端部の側面又は本体の側面が前記穴部を形成する周壁によりガイドされた状態で、前記工具の突起列は前記大径歯車体の歯車部に噛合することを特徴とする(請求項1)。
よって、工具を回動することにより、工具の前記側面が前記周壁にガイドされ、大径歯車体の歯車部に工具の突起列が噛合している状態が維持されながら、大径歯車体を確実に回動させることができる。それにより、大径歯車体の内周面の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を外周面に有するとともに、ランナ本体に対して上下方向にのみ移動可能なハンガーシャフトがランナ本体に対して上下方向へ確実に移動するので、ハンガーレールに対して上吊式建具の高さを容易かつ確実に調整できる。
前記開口部に対し、前記大径歯車体を前記ランナ本体の外方から装着可能としてなるのが好ましい実施態様である(請求項2)。
前記小径歯車体の底面に、工具の先端部が係合する係合穴を設けてなるのも好ましい実施態様である(請求項3)。
その場合、前記ランナ本体の穴部に対し、前記小径歯車体を前記ランナ本体の外方から装着可能とし、
前記ランナ本体の外方から前記小径歯車体を前記穴部に装着した後に、前記ランナ本体の外方から前記大径歯車体を前記開口部に装着することにより、前記小径歯車体は前記ランナ本体から脱落しないようにするのがより好ましい実施態様である(請求項4)
それにより、工具で操作する位置が視認できるので、工具で操作する箇所が分かり難いという要望がある場合に、そのような要望に容易に応えることができる。
その上、分割構造ではない一体構造のランナ本体の穴部に対し、小径歯車体をランナ本体の外方から装着した後に、ランナ本体の外方から大径歯車体を開口部に装着することにより、小径歯車体はランナ本体から脱落しない構造であるので、小径歯車体の脱落を防止するための部材を新たに設ける必要がない。
それにより、工具で操作する箇所が分かり難いという要望がない場合、小径歯車体を取り外してより部品点数の少ない簡素な構造に戻すことができ、その状態では、ランナ本体の穴部から工具を挿入して操作することにより、ハンガーレールに対して上吊式建具の高さを容易かつ確実に調整できる。
前記上吊式建具を操作して空間を開閉する際には、前記ランナ本体に対する前記大径歯車体の回動を阻止する非調整時回動阻止手段を備えてなるのが一層好ましい実施態様である(請求項5)。
その場合、前記非調整時回動阻止手段を、前記ランナ本体の大径歯車体収容部に設けた、前記大径歯車体の歯車部の歯間に入る突起にするのがより一層好ましい実施態様である(請求項6)。
その上、非調整時回転阻止手段は、上吊式建具を操作して空間を開閉する際には、ランナ本体に対する大径歯車体の回動を阻止するので、大径歯車体がひとりでに回動してハンガーシャフトが上下に移動することを阻止できる。
本明細書においては、ハンガーレールHRに沿って吊車1のランナ2が走行する方向を前後方向(図1及び図2の矢印Q参照)、前後方向に直交する水平方向を左右方向とし、左方又は右方から見た図(図1、図4、図7、図10)を正面図とする。
図1の部分断面正面図、及び図2の部分断面斜視図に、上吊式建具Fの例として、折戸FDを示す。上吊式建具Fは、引戸又は可動間仕切等であってもよい。
吊車1のランナ2は、ハンガーレールHRに係合して前後方向Qにのみ移動し、吊車1のハンガーシャフト3は、上吊式建具Fである折戸FDを吊り下げる。
図1及び図2に示す折戸FDでは、ハンガーレールHRと平行で下方に位置するレールRの溝内に、折戸FDのガイド軸Gが係合する。
吊車1のランナ2をハンガーレールHRに沿って移動させることにより、折戸FDを開閉できる。それにより空間Sを仕切ることができる。
以下において、本発明の実施の形態に係る吊車1について説明する。
図1の部分断面正面図、及び図2の部分断面斜視図、並びに図3の斜視図、図4の縦断面正面図、及び図5の分解斜視図に示す本発明の実施の形態1に係る吊車1は、上吊式建具Fである折戸FDを支持しながらハンガーレールHRに沿って前後方向Qへ移動する。
吊具1は、ハンガーレールHRに係合しながら移動するランナ2、及び折戸FDを吊り下げるハンガーシャフト3を含む。
ランナ2は、ランナ本体4、及びランナ本体4に支持されて左右方向軸であるローラ軸6まわりに転動する前後左右のローラ5,5,…を含む。
ハンガーシャフト3は、ランナ本体4に対して上下方向にのみ移動可能なように、ランナ本体4により支持されて垂下する。
吊具1は、ランナ本体4に対するハンガーシャフト3の上下方向位置を調整する調整装置Aを備える。
調整装置Aは、
(1)ハンガーシャフト3の外周面に形成した雄ねじ部3A、
(2)雄ねじ部3Aに螺合する雌ねじ部8Bを内周面に備えるとともに、外周面に歯車部8Aを備え、ランナ本体4に対してハンガーシャフト3の軸心まわりに回動可能かつ上下方向に移動不能な大径歯車体8、
(3)ランナ本体4に設けた、ランナ本体4に対して斜め下方から工具Tを挿入可能な、歯車部8Aに連通する穴部C
からなる。
図3に示すように、工具Tは、例えば十字ねじ回し(JIS B 4633-1998)であり、その先端部に径方向へ突出する4個の突起Iからなる突起列Jを有する。
大径歯車体8の歯車部8Aは、工具Tの突起列Jに噛合する形状を有する。
すなわち、工具Tは、その先端部に径方向へ突出する4個以上の突起からなる突起列を有するものであればよい。
工具Tは、専用の工具としてもよいが、汎用の工具とするのが好ましい。
次に、主に図5の分解斜視図を参照して、吊車1の組立方法について説明する。
ハンガーレールHRに沿って転動するローラ5,5,…は、例えば合成樹脂製であり、その中心部に通し穴5A,5A,…を有する。
外輪7A、内輪7B、及び転動体7Cからなる転がり軸受7を、ランナ本体4の軸受収容穴4Aに収容し、左右方向軸であるローラ軸6を、一方のローラ5の通し穴5A、転がり軸受7の内輪7B、及び他方のローラ5の通し穴5Aに挿入して軸端を加締める。
それにより、前後左右のローラ5,5,…がランナ本体4に組み付けられ、ローラ5,5,…は、ランナ本体4に支持されてローラ軸6,6まわりに転動する。
大径歯車体8は、合成樹脂製の基体Eと、金属製のナットNからなる。例えば射出成形で製造した基体Eの係合穴部HにナットNを嵌入することにより、基体EとナットNが一体化される。大径歯車体8は、このような二部品から構成せずに、一体の金属製のものとしてもよい。
大径歯車体8の歯部8Aは上向きに形成される。
ランナ本体4は、例えば合成樹脂製であり、その左右方向の側面4E,4F間に連通する開口部Mを有する。それにより、大径歯車体8は、開口部Mに対し、外方から装着できる。ランナ本体4の開口部Mから大径歯車体8を挿入するだけで、ランナ本体4の大径歯車体収容部Bに大径歯車体8を収容できる。
ハンガーシャフト3の軸部をランナ本体4のハンガーシャフト支持穴4Bに挿通し、ハンガーシャフト3の雄ねじ部3Aを大径歯車体8の雌ねじ部8Bに螺合する。
ハンガーシャフト3を回転させて上昇させ、例えば図4の断面図のようにハンガーシャフト支持穴4Cまで挿入し、係合溝3Bを左右方向へ向けた位置にする。
ランナ本体4の一方の長穴4Dにスプリングピン10を挿入し、ハンガーシャフト3の係合溝3Bに嵌入し、ランナ本体4の他方の長穴4Dまで挿入する。
それにより、ハンガーシャフト3の係合溝3Bにスプリングピン10が嵌入した状態で、スプリングピン10が上下方向の長穴4Dに沿って昇降するように、ハンガーシャフト3は、ランナ本体4に対して上下方向にのみ移動可能なように、ランナ本体4により支持される。
図3の斜視図のように、例えば十字ねじ回しである工具Tの先端部をランナ本体4の穴部Cに挿入し、図4の縦断面正面図の二点鎖線のように、工具Tの突起列Jを大径歯車体8の歯車部8Aに噛合させる。
その状態では、工具Tの先端部の側面Kが穴部Cを形成する周壁Dによりガイドされる。
なお、周壁Dによりガイドするのは、工具Tの先端部の側面Kではなく、工具Tの本体の側面Lであってもよい。
それにより、大径歯車部8の雌ねじ部8Bに雄ねじ部3Aが噛合するハンガーシャフト3が、図中矢印のように上下方向へ移動するので、ランナ本体4に対するハンガーシャフト3の上下方向位置を調整できる。したがって、図1及び図2のハンガーレールHRに対して上吊式建具Fである折戸FDの高さ(上下方向位置)を調整できる。
前記のような調整装置Aの構成により、ランナ本体4に設けた穴部Cに工具Tを挿入すると、工具Tの先端部の突起列Jが大径歯車体8の歯車部8Aに噛合する。その上、工具Tの先端部の側面K又は工具Tの本体の側面Lが穴部Cを形成する周壁Dにガイドされる。
よって、工具Tを回動することにより、工具Tの側面K又はLが周壁Dにガイドされ、大径歯車体8の歯車部8Aに工具Tの突起列Jが噛合している状態が維持されながら、大径歯車体8を確実に回動させることができる。それにより、大径歯車体8の内周面の雌ねじ部8Bに螺合する雄ねじ部3Aを外周面に有するとともに、ランナ本体4に対して上下方向にのみ移動可能なハンガーシャフト3がランナ本体4に対して上下方向へ確実に移動するので、ハンガーレールHRに対して上吊式建具Fの高さを容易かつ確実に調整できる。
図6の斜視図、図7の縦断面正面図、及び図8の分解斜視図に示す本発明の実施の形態2に係る吊車1は、実施の形態1の吊車1に加えて小径歯車体9を備える。
図6ないし図8の符号の中で、図3ないし5と同一の符号は、同一又は相当する部品又は部分を示しているので、詳細説明は省略する。
吊具1が備える調整装置Aは、
(1)ハンガーシャフト3の外周面に形成した雄ねじ部3A、
(2)雄ねじ部3Aに螺合する雌ねじ部8Bを内周面に備えるとともに、外周面に歯車部8Aを備え、ランナ本体4に対してハンガーシャフト3の軸心まわりに回動可能かつ上下方向に移動不能な大径歯車体8、
(3)ランナ本体4に設けた、ランナ本体4に対して斜め下方から工具Tを挿入可能な、歯車部8Aに連通する穴部C、
(4)小径歯車体9
からなる。
係合穴9Bは、例えば十字ねじ回し用の十字穴であるが、その他の工具用の係合穴であってもよい。
実施の形態1と同様であるが、ランナ本体4に大径歯車体8を装着する前に、ランナ本体4に小径歯車体9を装着する。
先ず、ランナ本体4の穴部Cに対し、外方から小径歯車体9を挿入して、ランナ本体4に小径歯車体9を装着する。
次に、ランナ本体4の開口部Mから大径歯車体8を挿入して、ランナ本体4に大径歯車体8を装着する。
それにより、図7の縦断面正面図に示すように、大径歯車体8により小径歯車体9が抜け止めされるので、小径歯車体9は前記ランナ本体から脱落しない。
実施の形態1と同様の方法で、ハンガーシャフト3を組み付ける。
図6の斜視図に示す工具Tの突起列Jを小径歯車体9の底面Oの係合穴9Bに、図7の縦断面正面図の二点鎖線のように係合させる。
図7の状態で工具Tを回動させることにより、工具Tの突起列Jに係合する小径歯車体9が回動する。
それにより、小径歯車部9に噛合する大径歯車部8が回動し、大径歯車部8の雌ねじ部8Bに雄ねじ部3Aが噛合するハンガーシャフト3が、実施の形態1と同様に上下方向へ移動するので、ランナ本体4に対するハンガーシャフト3の上下方向位置を調整できる。
したがって、図1及び図2のハンガーレールHRに対して上吊式建具Fである折戸FDの高さ(上下方向位置)を調整できる。
前記のような調整装置Aの構成により、大径歯車体8に噛合する小径歯車体8をランナ本体4の穴部Cに挿入し、小径歯車体9の底面Oに設けた係合穴9Bに工具Tの先端部を係合させた状態で、工具Tを回動することにより調整装置Aを操作する。
それにより、工具Tで操作する位置が視認できるので、工具Tで操作する箇所が分かり難いという要望がある場合に、そのような要望に容易に応えることができる。
その上、分割構造ではない一体構造のランナ本体4の穴部Cに対し、小径歯車体9をランナ本体4の外方から装着した後に、ランナ本体4の外方から大径歯車体8を開口部Mに装着することにより、小径歯車体9はランナ本体4から脱落しない構造であるので、小径歯車体9の脱落を防止するための部材を新たに設ける必要がない。
それにより、工具Tで操作する箇所が分かり難いという要望がない場合、小径歯車体9を取り外してより部品点数の少ない簡素な構造に戻すことができ、その状態では、実施の形態1と同様にランナ本体4の穴部Cから工具Tを挿入して操作することにより、ハンガーレールHRに対して上吊式建具Fの高さを容易かつ確実に調整できる。
図9の斜視図、図10の縦断面正面図、及び図11の分解斜視図に示す本発明の実施の形態3に係る吊車1は、実施の形態1の吊車1と基本的な構成は同じであり、組立方法も同様である。
図9ないし図11の符号の中で、図3ないし5と同一の符号は、同一又は相当する部品又は部分を示しているので、詳細説明は省略する。
また、大径歯車体8は、例えば一体の金属製のものであり、歯車部8Aは、工具Tの突起列Jに噛合する形状を有し、内周面に、ハンガーシャフト3の雄ねじ部3Aに螺合する雌ねじ部8Bを備える。
以上の実施の形態1ないし3に係る吊車1において、実施の形態1を例として示す図12の横断面平面図のような非調整時回転阻止手段Pを備えるのが好ましい実施態様である。
図12に示す非調整時回転阻止手段Pは、例えば、ランナ本体4の大径歯車体収容部Bに設けた、大径歯車体8の歯車部8Aの歯間に入る突起11である。このような突起11は、大径歯車体収容部Bの適宜箇所に容易に設けることができる。
また、上吊式建具Fが折戸FDではなく、引戸又は可動間仕切等である場合であっても、振動等の影響で吊車1に対する荷重が抜けて大径歯車体8がひとりでに回動する場合があり得る。
よって、非調整時回動阻止手段Pを備えるのが望ましく、それにより大径歯車体8がひとりでに回動することを阻止できる。
非調整時回転阻止手段Pは、調整整置Aによりランナ本体4に対するハンガーシャフト3の上下方向位置を調整する際には、ランナ本体4に対する大径歯車体8の回動を阻害しないので、調整装置Aを操作する際における操作性が低下することがない。
その上、非調整時回転阻止手段Pは、上吊式建具Fを操作して空間Sを開閉する際には、ランナ本体4に対する大径歯車体8の回動を阻止するので、大径歯車体8がひとりでに回動してハンガーシャフト3が上下に移動することを阻止できる。
3 ハンガーシャフト 3A 雄ねじ部
3B 係合溝 4 ランナ本体
4A 軸受収容穴 4B,4C ハンガーシャフト支持穴
4D 長穴 4E,4F 左右方向の側面
5 ローラ 5A 通し穴
6 ローラ軸(左右方向軸) 7 転がり軸受
7A 外輪 7B 内輪
7C 転動体 8 大径歯車体
8A 歯車部 8B 雌ねじ部
9 小径歯車体 9A 歯車部
9B 係合穴 10 スプリングピン
11 突起
A 調整装置 B 大径歯車体収容部
C 穴部 D 周壁
E 基体 F 上吊式建具
FD 折戸 G ガイド軸
H 係合穴部 HR ハンガーレール
I 突起 J 突起列
K 先端部の側面 L 本体の側面
M 開口部 N ナット
O 底面 P 非調整時回転阻止手段
Q 前後方向 R レール
S 空間 T 工具
Claims (6)
- 上吊式建具を支持しながらハンガーレールに沿って移動する吊車であって、
前記ハンガーレールに係合して移動するランナと、前記上吊式建具を吊り下げるハンガーシャフトとを含み、
前記ランナは、ランナ本体、及び前記ランナ本体に支持されて左右方向軸まわりに転動するローラを含み、
前記ハンガーシャフトは、前記ランナ本体に対して上下方向にのみ移動可能なように、前記ランナ本体により支持されて垂下し、
前記ランナ本体に対する前記ハンガーシャフトの上下方向位置を調整する調整装置を備え、
前記調整装置は、
前記ハンガーシャフトの外周面に形成した雄ねじ部と、
前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を内周面に備えるとともに、外周面に歯車部を備え、前記ランナ本体に対して前記ハンガーシャフトの軸心まわりに回動可能かつ上下方向に移動不能な大径歯車体と、
前記ランナ本体に設けた、前記ランナ本体に対して斜め下方から工具を挿入可能な、前記歯車部に連通する穴部とからなり、
前記工具は、その先端部に径方向へ突出する4個以上の突起からなる突起列を有するものであり、
前記大径歯車体の歯車部は、前記工具の突起列に噛合する形状であり、
前記穴部に挿入された前記工具は、その先端部の側面又は本体の側面が前記穴部を形成する周壁によりガイドされた状態で、前記工具の突起列は前記大径歯車体の歯車部に噛合することを特徴とする吊車。 - 前記ランナ本体は、その左右方向の側面間に連通する開口部を有し、
前記開口部に対し、前記大径歯車体を前記ランナ本体の外方から装着可能としてなる、
請求項1に記載の吊車。 - 前記大径歯車体の歯車部に噛合する歯車部を外周面に有し、前記穴部に挿入された状態で前記ランナ本体により回動可能に支持される小径歯車体をさらに備え、
前記小径歯車体の底面に、工具の先端部が係合する係合穴を設けてなる、
請求項2に記載の吊車。 - 前記ランナ本体の穴部に対し、前記小径歯車体を前記ランナ本体の外方から装着可能とし、
前記ランナ本体の外方から前記小径歯車体を前記穴部に装着した後に、前記ランナ本体の外方から前記大径歯車体を前記開口部に装着することにより、前記小径歯車体は前記ランナ本体から脱落しない、
請求項3に記載の吊車。 - 前記調整装置により前記ランナ本体に対する前記ハンガーシャフトの上下方向位置を調整する際には、前記ランナ本体に対する前記大径歯車体の回動を阻害せず、
前記上吊式建具を操作して空間を開閉する際には、前記ランナ本体に対する前記大径歯車体の回動を阻止する
非調整時回動阻止手段を備えてなる、
請求項1〜4の何れか1項に記載の吊車。 - 前記非調整時回動阻止手段は、前記ランナ本体の大径歯車体収容部に設けた、前記大径歯車体の歯車部の歯間に入る突起である、
請求項5に記載の吊車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019074000A JP7172813B2 (ja) | 2019-04-09 | 2019-04-09 | 吊車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019074000A JP7172813B2 (ja) | 2019-04-09 | 2019-04-09 | 吊車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020172765A true JP2020172765A (ja) | 2020-10-22 |
JP7172813B2 JP7172813B2 (ja) | 2022-11-16 |
Family
ID=72830215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019074000A Active JP7172813B2 (ja) | 2019-04-09 | 2019-04-09 | 吊車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7172813B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023199091A1 (en) | 2022-04-12 | 2023-10-19 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | Heterocyclic compound |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52120430U (ja) * | 1976-03-10 | 1977-09-13 | ||
JPS537936U (ja) * | 1976-07-01 | 1978-01-24 | ||
JP2001027072A (ja) * | 1999-07-14 | 2001-01-30 | Murakoshi Mfg Corp | 開閉体移動装置 |
JP2001317267A (ja) * | 2000-05-10 | 2001-11-16 | Shinkansai Bearing Co Ltd | 戸パネル用のランナユニット |
JP2012097488A (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-24 | Isokawa Sangyo | 建具用ランナー |
-
2019
- 2019-04-09 JP JP2019074000A patent/JP7172813B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52120430U (ja) * | 1976-03-10 | 1977-09-13 | ||
JPS537936U (ja) * | 1976-07-01 | 1978-01-24 | ||
JP2001027072A (ja) * | 1999-07-14 | 2001-01-30 | Murakoshi Mfg Corp | 開閉体移動装置 |
JP2001317267A (ja) * | 2000-05-10 | 2001-11-16 | Shinkansai Bearing Co Ltd | 戸パネル用のランナユニット |
JP2012097488A (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-24 | Isokawa Sangyo | 建具用ランナー |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023199091A1 (en) | 2022-04-12 | 2023-10-19 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | Heterocyclic compound |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7172813B2 (ja) | 2022-11-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7861615B2 (en) | Adjustable steering column assembly | |
EP1769964B1 (en) | Seat sliding apparatus for vehicle | |
CN107176075B (zh) | 杯架 | |
WO2005115199A1 (en) | Levelling system for a piece of furniture | |
JP2006298270A (ja) | 車両用パワーシートスライド装置 | |
CN106121428A (zh) | 具有缓冲器和弹簧的家具铰链 | |
EP3546318A1 (en) | Steering column device | |
JP2020172765A (ja) | 吊車 | |
JP6666773B2 (ja) | 視認装置の視認角度調整機構 | |
JP2019516034A (ja) | 調節可能なヒンジ組立品 | |
JP2013076289A (ja) | 戸車及び建具 | |
EP2009298B1 (fr) | Support pour le vissage notamment d'un élément d'assise de véhicule automobile et procède d'assemblage d'un tel support | |
KR100580893B1 (ko) | 전동 미러의 조정장치 | |
DE112013003092T5 (de) | Motorisierte Antriebsvorrichtung für Fahrzeugsitz | |
JP7019336B2 (ja) | 高さ調節工具、高さ調節装置及び高さ調節方法 | |
JP4786422B2 (ja) | 引戸装置 | |
US6866078B1 (en) | Sliding carriage for vertical blind | |
JP4220348B2 (ja) | シートトラック | |
DE4330448C2 (de) | Armlehne für Kraftfahrzeugsitze | |
JP2011106139A (ja) | ガラス扉用ヒンジ | |
JP2020130317A (ja) | 椅子における背部のロッキング強弱調整具 | |
JP4917117B2 (ja) | アームレストカバー | |
JP3597717B2 (ja) | 走行装置および扉装置 | |
RU2694294C2 (ru) | Потайное устройство для крепления предмета мебели к стене и конструктивный элемент предмета мебели, содержащий указанное устройство | |
AU2004201171B2 (en) | Multi point adjustment of wheel support structures for sliding doors or panels |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211021 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220623 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220705 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220826 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221017 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7172813 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |