JP2020172587A - ポリウレタン発泡体 - Google Patents

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Abstract

【課題】高反発性及び強度が求められる用途、例えばバットやスポーツ用靴底などに好適な高反発性を有し、かつ品質が安定したポリウレタン発泡体の提供を目的とする。【解決手段】イソシアネート成分と、発泡剤と、触媒とを含むポリウレタン発泡体用組成物から得られたポリウレタン発泡体において、イソシアネート成分が、ポリテトラメチレングリコール及び/又は官能基数が2以上のポリカプロラクトンポリオールと、1,5−ナフタレンジイソシアネートとから得られたイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーからなることにより、高反発性のポリウレタン発泡体を得た。【選択図】なし

Description

本発明は、高反発性を有し、安定した品質が得られるポリウレタン発泡体に関する。
野球・ソフトボール等のバットやスポーツ用靴底には、ポリウレタン発泡体が用いられるものがある(特許文献1、2)。
例えば、バットには、FRPや金属などの芯材の外周をポリウレタン発泡体からなる弾性打撃部で被覆したものがある。
また、スポーツ用靴底には、靴底の少なくとも一部にポリウレタン発泡体からなる部材を設けたものがある。
バットに使用されるポリウレタン発泡体は、打球を遠く飛ばすために反発性の高いものが望まれ、また、スポーツ用靴底に使用されるポリウレタン発泡体は、良好な跳躍力を得るために反発性の高いものが求められている。
ポリウレタン発泡体は、ポリオールとイソシアネートの反応により形成される。高反発性のポリウレタン発泡体として、ポリオールに、エチレングリコール及び1,4−ブタンジオールを原料として得られた2官能ポリオールを用い、反発弾性率(JIS K 6301)が41〜51%のものがある(特許文献3)。
また、高反発性を有するポリウレタン発泡体として、イソシアネート成分に、数平均分子量が2500〜5600で水酸基価が20〜45mgKOH/gのポリテトラメチレングリコールと、官能基数が3で水酸基価が500〜2000mgKOH/gの架橋剤と、1,5−ナフタレンジイソシアネートとから得られたNCO%が4.0〜5.0%のイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを使用するものがある。(特許文献4)。
特開2000−153013号公報 特開2003−19236号公報 特開2004−169017号公報 特開2018−150460号公報
しかしながら、特許文献1〜3に示した従来の高反発性ポリウレタン発泡体よりもさらに反発性の高いポリウレタン発泡体が求められている。
また、特許文献4に示した高反発性を有するポリウレタン発泡体は、プレポリマーにおいて架橋剤を良好に分散させるのが難しいため、成形品の硬度にバラツキを生じ易く、品質が安定しないおそれがある。
本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、高反発性を有し、品質が安定したポリウレタン発泡体の提供を目的とする。
請求項1の発明は、イソシアネート成分と、発泡剤と、触媒とを含むポリウレタン発泡体用組成物から得られたポリウレタン発泡体において、前記イソシアネート成分は、ポリテトラメチレングリコール及び/又は平均官能基数が2以上のポリカプロラクトンポリオールと、1,5−ナフタレンジイソシアネートとから得られたイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーであることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記ポリテトラメチレングリコールと前記ポリカプロラクトンポリオールの配合比率は、ポリテトラメチレングリコール:ポリカプロラクトンポリオール=10〜90:90〜10であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記ポリテトラメチレングリコールは、数平均分子量が900〜4500、水酸基価が25〜125mgKOH/gであり、前記ポリカプロラクトンポリオールは、平均官能基数が2〜3、数平均分子量が900〜4500、水酸基価が25〜187mgKOH/gであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記ウレタンプレポリマーのNCO%が2.5〜5.5%であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から4の何れか一項において、次式から求められる前記ポリウレタン発泡体の反発性が、60%以上であることを特徴とする。
反発性(%)=跳ね返されたボールの速度/衝突前のボールの速度×100
衝突前のボールの速度及び跳ね返されたボールの速度は、以下の条件で算出する。
・ボールは、全日本軟式野球連盟公認球 M号を使用する。
・ボールの直径よりも面積の大きいポリウレタン発泡体を壁に固定する。
・壁とピッチングマシーンの発射口との距離を1mに設定する。
・ポリウレタン発泡体の表面にボールがぶつかる際の速度が、時速100km/hとなるようにピッチングマシーンからの発射速度を調整する。
・ボールの先端が、壁から500mm離れた位置から200mm離れた位置までの距離(300mm)を通過するまでの時間から衝突前のボール速度を算出する。
・壁に固定されたポリウレタン発泡体にボールが衝突し、跳ね返されたボールの先端が、壁から200mm離れた位置から500mm離れた位置までの距離(300mm)を通過するまでの時間から跳ね返されたボール速度を算出する。
請求項6の発明は、請求項1から5の何れか一項において、前記ポリウレタン発泡体の密度(JIS K7222:2005に基づく)が0.25〜0.50g/cmであることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から6の何れか一項において、前記ポリウレタン発泡体の引張強度(JIS K6251:2017(ダンベル状2号形)に準拠)が2.5MPa以上であることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1から7の何れか一項において、前記ポリウレタン発泡体が、バットの弾性打撃部又はスポーツ用靴底に用いられることを特徴とする。
本発明のポリウレタン発泡体は、高反発性を有し、品質が安定しており、バットの弾性打撃部やスポーツ用靴底などの高反発性が求められる用途に好適である。
一部の実施例の構成と物性値を示す表である。 残りの実施例及び比較例の構成と物性値を示す表である。
本発明のポリウレタン発泡体は、ウレタンプレポリマーからなるイソシアネート成分と、発泡剤と、触媒とを含むポリウレタン発泡体用組成物から、イソシアネート成分と発泡剤との反応により得られる。
本発明で使用するイソシアネート成分は、ポリテトラメチレングリコール(PTMG)及び/又は平均官能基数が2以上のポリカプロラクトンポリオール(PCL)と、1,5−ナフタレンジイソシアネートとから得られたイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーからなる。イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーは、イソシアネート基(NCO)を末端に有するプレポリマーである。
イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーの製造に用いられるポリテトラメチレングリコールは、数平均分子量が900〜4500、水酸基価が25〜125mgKOH/gが好ましく、より好ましくは数平均分子量が1800〜3500、水酸基価が32〜62mgKOH/gある。
ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量が前記範囲よりも小さく、水酸基価が大であると、架橋密度が高くなり、柔軟性が低くなることでポリウレタン発泡体の反発性が劣るようになる。一方、ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量が前記範囲よりも大きく、水酸基価が小であると、架橋密度が低くなり、十分な強度(引張強度)が得られ難くなり、耐久性が劣るようになる。
イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーの製造に用いられる平均官能基数2以上のポリカプロラクトンポリオールは、例えば、ε−カプロラクトンを、開始剤と触媒の存在下で開環重合することにより得られる。
平均官能基数2以上のポリカプロラクトンポリオールの製造時に使用される開始剤としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、テトラメチレングリコール等の2価のアルコールや、トリメチロールプロパン、グリセリン等の3価のアルコールが挙げられる。
平均官能基数2以上のポリカプロラクトンポリオールの製造時に使用される触媒としては、テトラブチルチタネート、テトラプロピルチタネート、テトラエチルチタネート等の有機チタン系化合物、オクチル酸スズ、ジブチルスズオキシド、ジブチルスズラウレート、塩化第1スズ、臭化第1スズ等のスズ系化合物等が挙げられる。
平均官能基数2以上のポリカプロラクトンポリオールは、数平均分子量が900〜4500、水酸基価が25〜187mgKOH/gが好ましく、より好ましくは平均官能基数が1800〜3500、水酸基価が32〜62mgKOH/gある。
ポリカプロラクトンポリオールの数平均分子量が前記範囲よりも小さく、水酸基価が大であると、架橋密度が高くなり、柔軟性が低くなることでポリウレタン発泡体の反発性が劣るようになる。一方、ポリカプロラクトンポリオールの数平均分子量が前記範囲よりも大きく、水酸基価が小であると、架橋密度が低くなり、十分な強度(引張強度)が得られ難くなり、耐久性が劣るようになる。
イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーの製造には、ポリテトラメチレングリコールと平均官能基数が2以上のポリカプロラクトンポリオールの両方あるいは何れか一方が使用され、好ましくは両方が使用される。ポリテトラメチレングリコールと平均官能基数が2以上のポリカプロラクトンポリオールの両方を使用することで、ポリウレタン発泡体を構成するソフトセグメントにおいて、両ポリオール同士の分子間力(分子間相互作用)を下げることができる。具体的には、ポリテトラメチレングリコールの繰返し単位は、(―CH2―CH2―CH2―CH2―O―)であり、その溶解度パラメータ(SP値)は、9.0である。一方、ポリカプロラクトンポリオールの繰返し単位は、(―C(=O)―CH2―CH2―CH2―CH2―CH2―O―)であり、SP値は、10.7である。ここで、SP値は両者の数値の差が小さい程、特に、1以下であれば溶解性がよいと言われている。ポリテトラメチレングリコールの繰返し単位のSP値(9.0)とポリカプロラクトンポリオールの繰返し単位のSP値(10.7)とは、1以上の差があり、相容性が悪いと言える。換言すれば、ポリテトラメチレングリコールとポリカプロラクトンポリオールとの相溶性を悪くすることで、両ポリオールの分子運動の自由度(運動性)が高くなる。これにより、ポリウレタン発泡体の反発性が向上すると考えられる。ポリテトラメチレングリコールと平均官能基数が2以上のポリカプロラクトンポリオールの配合比率(重量比率)は、ポリテトラメチレングリコール:平均官能基数が2以上のポリカプロラクトンポリオール=10〜90:90〜10が好ましく、20〜80:80〜20がより好ましく、40〜60:60〜40が更に好ましい。
また、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーの製造に1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)を用いることにより、ポリウレタン発泡体の反発性が良好になる。1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)に代えて、トリレンジイソシアネート(TDI)やジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)を用いた場合、ポリウレタン発泡体の反発性が低くなる。
また、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーは、NCO%が2.5〜5.5%であるのが好ましく、より好ましくは3〜4.5%である。NCO%が2.5%未満の場合、十分な強度(引張強度)が得られ難くになり、5.5%を超えるとポリウレタン発泡体の反発性が低くなる傾向が見られる。
本発明で使用するイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーは、公知のウレタンプレポリマーの製造方法により得られる。具体的には、タンク等にポリテトラメチレングリコール(PTMG)及び/又は平均官能基数が2以上のポリカプロラクトンポリオール(PCL)を所定量投入後、所定温度(例えば130℃)に加熱し、加熱した温度を維持しつつ窒素を充填した状態で攪拌しながら、1,5−ナフタレンジイソシアネートを所定量投入して反応させることにより、本発明で使用するイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを得ることができる。
前記イソシアネート成分と反応させる発泡剤としては、水が好ましい。なお、発泡剤には、乳化剤を含むことがより好ましい。乳化剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエチレングリコールエステル等のノニオン系乳化剤、ヒマシ油のナトリウム塩、スルホン化ヒマシ油のナトリウム塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩等のアニオン系乳化剤、アルキルアミン塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩等のカチオン系乳化剤が挙げられ、単独又は2種類以上を併用してもよい。
水の配合量は、ウレタンプレポリマー100重量部に対して0.3〜5重量部が好ましい。一方、乳化剤の配合量は、ウレタンプレポリマー100重量部に対して0.01〜10重量部が好ましい。
発泡剤としての水が、イソシアネート成分との反応時に炭酸ガスを発生し、その炭酸ガスによって発泡がなされる。
前記ポリウレタン発泡体用組成物に含まれる触媒としては、公知のウレタン化触媒を併用することができる。例えば、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、ジエタノールアミン、テトラメチルグアニジン等のアミン触媒や、スタナスオクトエートやジブチルチンジラウレート等のスズ触媒やオクテン酸鉛等の金属触媒(有機金属触媒とも称される。)を挙げることができる。触媒の配合量は、ウレタンプレポリマー100重量部に対して0.001〜0.5重量部が好ましい。
イソシアネートインデックス(INDEX)は、90〜120が好ましい。イソシアネートインデックスが90未満の場合は十分な強度(引張強度)が得られなくなり、一方120を超える場合は反発性が低くなる。より好ましいイソシアネートインデックスは100〜115である。イソシアネートインデックスは、ポリウレタン発泡体の分野で使用される指数であって、ポリウレタン発泡体用組成物中の活性水素基に対するイソシアネート基の当量比を百分率で表した数値[NCO基の当量/活性水素基の当量×100]である。
なお、前記ポリウレタン発泡体用組成物には、その他の助剤が適宜含まれる。助剤として、酸化防止剤や光安定剤等の合成樹脂安定剤、整泡剤、充填材(フィラー)、着色剤、可塑剤、難燃剤等を挙げることができる。添加される助剤は、液体状であっても、固体状(粉末、ペレット等)であっても何れでもよい。
本発明のポリウレタン発泡体は、前記ポリウレタン発泡体用組成物のイソシアネート成分と発泡剤としての水とを反応させ、発泡させることにより製造される。
前記発泡は、スラブ発泡あるいはモールド発泡のいずれでもよい。スラブ発泡は、混合したポリウレタン発泡体用組成物をベルトコンベア上に吐出し、大気圧下、常温で発泡させる方法であり、一方、モールド発泡は、混合したポリウレタン発泡体用組成物をモールド(金型)に充填してモールド内で発泡させる方法である。
本発明のポリウレタン発泡体は、反発性が60%以上、好ましくは65%以上、更に好ましくは70%以上である。反発性の上限は特に限定されないが、85%が挙げられる。反発性の測定は、市販のピッチングマシーンを使用し、垂直のコンクリート壁に固定したテストピース(横幅200mm×縦幅110mm×厚み30mm)へ、ピッチングマシーンから発射させたボール(全日本軟式野球連盟公認球 M号)が、テストピースから逸れないように(より好ましくは、テストピースの中心部付近へ)ぶつけ、テストピースへの衝突前のボールの速度と衝突により跳ね返されたボールの速度を測定し、次式で反発性を算出することにより行った。
反発性(%)=跳ね返されたボールの速度/衝突前のボールの速度×100
なお、ピッチングマシーンの発射口とコンクリート壁との距離は1m、ボールがテストピースの表面に衝突する際の速度は100km/hである。
テストピースへの衝突前のボールの速度と衝突により跳ね返されたボールの速度の測定は、テストピース近くにおけるボールの通り道(球道)の側方に、コンクリート壁から500mmの位置から200mmの位置まで100mm間隔で縦線が引かれた速度測定ボードを設置し、ボールの先端が速度測定ボードの縦線を横切ってテストピースに衝突し、跳ね返されたボールの先端がコンクリート壁から500mmの位置を通過するまでを高速撮影カメラで撮影し、ボールの先端がテストピースに衝突する前の300mmの距離(コンクリート壁から500mmの位置から200mmの位置までの距離)を通過するのに要した時間と、テストピースで跳ね返されてテストピースから300mmの距離(コンクリート壁から200mmの位置から500mmの位置までの距離)を通過するのに要した時間を、高速撮影カメラの再生時に計測し、通過距離300mmと要した時間から速度を計算する。
テストピース(ポリウレタン発泡体)の厚みは、15mm以上が好ましく、25mm以上とすることがより好ましい。テストピースの厚みの上限は特に限定されないが、50mm未満が好ましく、40mm未満がより好ましい。テストピースの厚みが15mm未満の場合、ボールがテストピースにぶつかった際に、底付く可能性があり、テストピース自体の反発性を正しく評価できないおそれがある。本発明のポリウレタン発泡体の反発性は、テストピースの厚みを30mmとして評価を行った。
また、密度(JIS K7222:2005に基づく)は、0.25〜0.50g/cmが好ましく、より好ましくは、0.27〜0.45g/cmである。引張強度(JIS K6251:2017(ダンベル状2号形)に準拠)は、2.5MPa以上が好ましく、より好ましくは3.0MPa以上であり、上限は特に限定されないが、5MPaが挙げられる。
本発明のポリウレタン発泡体は、イソシアネート成分として使用するイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることがない。
本発明のポリウレタン発泡体が使用される物品は、高反発性が求められる物であれば限定されず、例えば、野球・ソフトボール等のバットにおける弾性打撃部やスポーツ用靴底などに好適である。
以下に示すNCO末端ウレタンプレポリマー(イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー)からなるイソシアネート成分(B液)と、発泡剤(水と乳化剤との混合液)、可塑剤及び触媒からなる発泡液(A液)とを、図1及び図2に示す量で混合したポリウレタン発泡体用組成物を、テストピース用金型に注入し、モールド発泡させることにより各実施例及び各比較例のポリウレタン発泡体を作製した。なお、発泡液(A液)は、発泡剤:可塑剤:触媒=300:300:1の割合で配合・混合することで作製した。NCO末端ウレタンプレポリマーからなるイソシアネート成分(B液)は、80℃に、発泡液(A液)は、40℃にそれぞれ温調し、A液とB液の混合液を80℃に温調したテストピース用金型内に規定量注入した。金型内で発泡させ、80℃で30分キュア(一次キュア)を行った後に得られたポリウレタン発泡体を脱型し、脱型後のポリウレタン発泡体を、更に100℃で12時間キュア(二次キュア)することで、各実施例及び各比較例のポリウレタン発泡体とした。使用したテストピース用金型は、横幅200mm×縦幅110mm×厚み30mmのキャビティ(成形空間)を有する。ポリウレタン発泡体用組成物における可塑剤は、A液とB液の配合比率を適切にし、安定して混合・撹拌するためにA液の嵩増しの目的で添加されている。
なお、図1及び図2におけるNCO末端ウレタンプレポリマーにおける「NCO%(理論値)」は、計算によって得られたNCO%の値であり、以下の式によって算出される。
NCO%(理論値)=[〔NCO基のモル数−(ポリオールのモル数)〕×NCO分子量]/[イソシアネートの配合量+各ポリオールの配合量]×100
NCO末端ウレタンプレポリマーは、以下に示すポリオールとイソシアネートを、図1及び図2に示す各実施例及び各比較例の配合とし、窒素ガス気流下、130℃で約20分反応させて、各実施例及び各比較例のNCO末端ウレタンプレポリマーを作製した。
・PTMG−1(ポリオール);ポリテトラメチレングリコール、官能基数2、水酸基価56mgKOH/g、数平均分子量2000、品番;PTG2000、保土谷化学工業社製
・PTMG−2(ポリオール);ポリテトラメチレングリコール、官能基数2、水酸基価37mgKOH/g、数平均分子量3000、品番;PTG3000、保土谷化学工業社製
・PCL−1(ポリオール);ポリカプロラクトンポリオール、官能基数2、水酸基価56mgKOH/g、数平均分子量2000、品番;プラクセル220、ダイセル社製
・PCL−2(ポリオール);ポリカプロラクトンポリオール、官能基数2、水酸基価37mgKOH/g、数平均分子量3000、品番;プラクセル230、ダイセル社製
・PO−1(ポリオール);ポリエステルポリオール、官能基数2、水酸基価56mgKOH/g、数平均分子量2000、品番;ポリライトOD−X−102、DIC社製
・PO−2(ポリオール);ポリエーテルポリオール、官能基数2、水酸基価56mgKOH/g、数平均分子量2000、品番;サンニックスPP−2000、三洋化成工業社製
・NDI(イソシアネート);1,5−ナフタレンジイソシアネート、NCO%;40%、品番;コスモネートND、三井化学社製
・MDI(イソシアネート);ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、NCO%;33%、品番;ミリオネートMT、東ソー社製
・発泡剤;水と乳化剤(スルホン化ヒマシ油のナトリウム塩、高スルホン化脂肪酸のナトリウム塩等の混合物)とを含む混合液、品番;アドベードSV(水と乳化剤の重量比50:50)、ラインケミージャパン社製)
・可塑剤;ジイソノニルアジペート(DINA)、大八化学社製
・触媒;アミン触媒、品番;Addocat PP、ラインケミージャパン社製
各実施例及び各比較例に対して、密度、反発性、引張強度について測定した。密度は、テストピース(横幅200mm×縦幅110mm×厚み30mm、6面スキン層有)をJIS K7222:2005に基づき、測定を行った。反発性は、テストピース(横幅200mm×縦幅110mm×厚み30mm、6面スキン層有)を前記の通り、測定を行った。引張強度は、テストピースを厚み2mmにスライス(スキン層無)した後、ダンベル状2号形に打抜いたサンプル作製し、JIS K6251:2017に準拠して、測定を行った。測定結果は図1及び図2に示す。又、反発性及び引張強度の測定結果についての判定と総合判定を行った。反発性の判定は、反発性の測定結果が70%以上の場合に「◎」、60%〜70%未満の場合に「〇」、60%未満の場合に「×」とした。引張強度の判定は、引張強度の測定結果が3MPa以上の場合に「◎」、2.5〜3MPa未満の場合に「〇」、2.5MPa未満の場合に「×」とした。総合判定は、反発性の判定と引張強度の判定の何れも「◎」の場合に総合判定「◎」、反発性の判定と引張強度の判定の何れか一方が「◎」で他方が「〇」の場合、又は両方共「〇」の場合に総合判定「〇」、反発性の判定と引張強度の判定の何れか一方でも「×」の場合に総合判定「×」とした。
実施例1は、ポリオールとして、PTMG−1と、PCL−1を、PTMG/PCLの配合比率50/50にして用いた。また、イソシアネートとしてNDIを用い、NCO%を2.86%にしたNCO末端ウレタンプレポリマーからなるイソシアネート成分(B液)と、発泡液(A液)とを、イソシアネートインデックスが110となるように配合したポリウレタン発泡体用組成物を、テストピース用金型への注入量を231gとして発泡させた。
実施例1の物性は、密度0.35g/cm、反発性73.5%、反発性の判定「◎」、引張強度2.5MPa、引張強度の判定「〇」、総合判定「〇」である。実施例1は、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例2は、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を3.01%にし、イソシアネートインデックスが110となるように発泡液(A液)の配合量を調整した以外は、実施例1と同様である。
実施例2の物性は、密度0.35g/cm、反発性72.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.0MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例2は、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例3は、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を3.47%にし、イソシアネートインデックスが110となるように発泡液(A液)の配合量を調整した以外は、実施例1と同様である。
実施例3の物性は、密度0.35g/cm、反発性71.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.5MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例3は、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例4は、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を4.07%にし、イソシアネートインデックスが110となるように発泡液(A液)の配合量を調整した以外は、実施例1と同様である。
実施例4の物性は、密度0.35g/cm、反発性70.5%、反発性の判定「◎」、引張強度3.8MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例4は、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例5は、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を4.50%にし、イソシアネートインデックスが110となるように発泡液(A液)の配合量を調整した以外は、実施例1と同様である。
実施例5の物性は、密度0.35g/cm、反発性70.0%、反発性の判定「◎」、引張強度4.1MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例5は、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例6は、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を4.92%にし、イソシアネートインデックスが110となるように発泡液(A液)の配合量を調整した以外は、実施例1と同様である。
実施例6の物性は、密度0.35g/cm、反発性69.0%、反発性の判定「〇」、引張強度4.4MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「〇」である。実施例6は、実施例1〜5よりも反発性が若干低くなる一方、引張強度が高くなったが、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例7は、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を5.20%にし、イソシアネートインデックスが110となるように発泡液(A液)の配合量を調整した以外は、実施例1と同様である。
実施例7の物性は、密度0.35g/cm、反発性67.0%、反発性の判定「〇」、引張強度4.8MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「〇」である。実施例7は、実施例6よりもさらに反発性が低くなる一方、引張強度がさらに高くなったが、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例8は、実施例3と同一の配合からなるポリウレタン発泡体用組成物を使用し、テストピース用金型への注入量を185gに減らした以外は、実施例3と同様である。
実施例8の物性は、密度0.28g/cm、反発性73.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.0MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例8は、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例9は、実施例3におけるテストピース用金型への注入量を198gに減らした(実施例8よりも増やした)以外は、実施例3と同様である。
実施例9の物性は、密度0.30g/cm、反発性72.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.3MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例9は、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例10は、実施例3におけるテストピース用金型への注入量を277gに増やした以外は、実施例3と同様である。
実施例10の物性は、密度0.42g/cm、反発性70.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.8MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例10は、実施例3、実施例8及び実施例9よりも重くなるが、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例11は、実施例3におけるテストピース用金型への注入量を317gに増やした(実施例10よりも増やした)以外は、実施例3と同様である。
実施例11の物性は、密度0.48g/cm、反発性68.0%、反発性の判定「〇」、引張強度4.0MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「〇」である。実施例11は、実施例3及び実施例8〜実施例10よりも重くなり、また反発性が若干低くなったが、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例12は、NCO末端ウレタンプレポリマーのためのポリオールとして、PTMG−1のみを用い、PTMG/PCL配合比率を100/0とした。また、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例3と同様の3.47%とし、イソシアネートインデックスが110となるようにイソシアネートの量と発泡液(A液)の配合量を調整した。それ以外は、実施例3と同様である。
実施例12の物性は、密度0.35g/cm、反発性65.5%、反発性の判定「〇」、引張強度3.8MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「〇」である。実施例12は、実施例3よりも反発性が低くなるものの、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例13は、NCO末端ウレタンプレポリマーのためのポリオールとして、PTMG−1とPCL−1の両方を用い、PTMG/PCL配合比率を20/80とした。また、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例3と同様の3.47%とし、イソシアネートインデックスが110となるようにイソシアネートの量と発泡液(A液)の配合量を調整した。それ以外は、実施例3と同様である。
実施例13の物性は、密度0.35g/cm、反発性70.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.5MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例13は、実施例3よりも反発性が若干低くなるものの、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例14は、NCO末端ウレタンプレポリマーのためのポリオールとして、PTMG−1とPCL−1の両方を用い、PTMG/PCL配合比率を80/20とした。また、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例3と同様の3.47%とし、イソシアネートインデックスが110となるようにイソシアネートの量と発泡液(A液)の配合量を調整した。それ以外は、実施例3と同様である。
実施例14の物性は、密度0.35g/cm、反発性70.5%、反発性の判定「◎」、引張強度3.5MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例14は、実施例3よりも反発性が若干低くなるものの、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例15は、NCO末端ウレタンプレポリマーのためのポリオールとして、PCL−1のみを用い、PTMG/PCL配合比率を0/100とした。また、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例3と同様の3.47%とし、イソシアネートインデックスが110となるようにイソシアネートの量と発泡液(A液)の配合量を調整した。それ以外は、実施例3と同様である。
実施例15の物性は、密度0.35g/cm、反発性65.0%、反発性の判定「〇」、引張強度3.9MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「〇」である。実施例15は、実施例3よりも反発性が低くなるものの、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例16は、NCO末端ウレタンプレポリマーのためのポリオールとして、PTMG−2と、PCL−1を、PTMG/PCLの配合比率50/50にして用いた。また、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例3とほぼ同一の3.48%とし、イソシアネートインデックスが110となるようにイソシアネートの量と発泡液(A液)の配合量を調整した。それ以外は、実施例3と同様である。
実施例16の物性は、密度0.35g/cm、反発性72.5%、反発性の判定「◎」、引張強度3.0MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例16は、実施例3よりも反発性が高くなる一方、引張強度が低くなったが、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
実施例17は、NCO末端ウレタンプレポリマーのためのポリオールとして、PTMG−2と、PCL−2を、PTMG/PCLの配合比率50/50にして用いた。また、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例3とほぼ同一の3.48%とし、イソシアネートインデックスが110となるようにイソシアネートの量と発泡液(A液)の配合量を調整した。それ以外は、実施例3と同様である。
実施例17の物性は、密度0.35g/cm、反発性71.5%、反発性の判定「◎」、引張強度2.8MPa、引張強度の判定「〇」、総合判定「〇」である。実施例17は、実施例3よりも反発性が若干高くなる一方、引張強度が低くなったが、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
比較例1は、ポリオールとして、PTMG−1とPO−1を、PTMG−1/PO−1の配合比率50/50とし、PTMG、PCL以外のポリオールを併用した。また、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例3と同一の3.47%とし、イソシアネートインデックスが110となるようにイソシアネートの量と発泡液(A液)の配合量を調整した。それ以外は、実施例3と同様である。
比較例1の物性は、密度0.35g/cm、反発性53.0%、反発性の判定「×」、引張強度3.1MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「×」である。比較例1は、ポリオールとして、PTMG−1とPO−1をPTMG/PO−1の配合比率50/50で用いたことにより、実施例3と比べて反発性が低くなって判定が「×」になった。
比較例2は、ポリオールとして、PTMG−1とPO−2を、PTMG−1/PO−2の配合比率50/50とし、PTMG、PCL以外のポリオールを併用した。また、また、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例3と同一の3.47%とし、イソシアネートインデックスが110となるようにイソシアネートの量と発泡液(A液)の配合量を調整した。それ以外は、実施例3と同様である。
比較例2の物性は、密度0.35g/cm、反発性49.5%、反発性の判定「×」、引張強度2.3MPa、引張強度の判定「×」、総合判定「×」である。比較例3は、ポリオールとして、PTMG−1とPO−2をPTMG/PO−2の配合比率50/50で用いたため、実施例3と比べて反発性及び引張強度の何れも悪くなり、何れの判定も「×」になった。
比較例3は、イソシアネートとしてMDIを用い、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例3とほぼ同一の3.48%とし、イソシアネートインデックスが110となるようにイソシアネートの量と発泡液(A液)の配合を調整し、それ以外は、実施例3と同様である。
比較例3の物性は、密度0.35g/cm、反発性55.0%、反発性の判定「×」、引張強度2.4MPa、引張強度の判定「×」、総合判定「×」である。比較例3は、イソシアネートとしてMDIを用いたため、実施例3と比べて反発性及び引張強度の何れも悪くなり、何れの判定も「×」になった。
このように本発明のポリウレタン発泡体は、高い反発性を有し、かつ強度(引張強度)が高く、軽量で品質が安定したものであり、高反発性及び強度が求められる用途、例えばバットやスポーツ用靴底などに好適である。
請求項1の発明は、イソシアネート成分と、発泡剤と、触媒とを含むポリウレタン発泡体用組成物から得られたポリウレタン発泡体において、前記イソシアネート成分は、ポリテトラメチレングリコール及び平均官能基数が2以上のポリカプロラクトンポリオールと、1,5−ナフタレンジイソシアネートとから得られたイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーであり、前記ポリテトラメチレングリコールと前記ポリカプロラクトンポリオールの配合比率は、ポリテトラメチレングリコール:ポリカプロラクトンポリオール=10〜90:90〜10であることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項において、前記ポリテトラメチレングリコールは、数平均分子量が900〜4500、水酸基価が25〜125mgKOH/gであり、前記ポリカプロラクトンポリオールは、平均官能基数が2〜3、数平均分子量が900〜4500、水酸基価が25〜187mgKOH/gであることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1または2において、前記ウレタンプレポリマーのNCO%が2.5〜5.5%であることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1からの何れか一項において、次式から求められる前記ポリウレタン発泡体の反発性が、60%以上であることを特徴とする。
反発性(%)=跳ね返されたボールの速度/衝突前のボールの速度×100
衝突前のボールの速度及び跳ね返されたボールの速度は、以下の条件で算出する。
・ボールは、全日本軟式野球連盟公認球 M号を使用する。
・ボールの直径よりも面積の大きいポリウレタン発泡体を壁に固定する。
・壁とピッチングマシーンの発射口との距離を1mに設定する。
・ポリウレタン発泡体の表面にボールがぶつかる際の速度が、時速100km/hとなるようにピッチングマシーンからの発射速度を調整する。
・ボールの先端が、壁から500mm離れた位置から200mm離れた位置までの距離(300mm)を通過するまでの時間から衝突前のボール速度を算出する。
・壁に固定されたポリウレタン発泡体にボールが衝突し、跳ね返されたボールの先端が、壁から200mm離れた位置から500mm離れた位置までの距離(300mm)を通過するまでの時間から跳ね返されたボール速度を算出する。
請求項の発明は、請求項1からの何れか一項において、前記ポリウレタン発泡体の密度(JIS K7222:2005に基づく)が0.25〜0.50g/cmであることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1からの何れか一項において、前記ポリウレタン発泡体の引張強度(JIS K6251:2017(ダンベル状2号形)に準拠)が2.5MPa以上であることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1からの何れか一項において、前記ポリウレタン発泡体が、バットの弾性打撃部又はスポーツ用靴底に用いられることを特徴とする。
一部の実施例の構成と物性値を示す表である。 残りの実施例と参考例及び比較例の構成と物性値を示す表である。
本発明で使用するイソシアネート成分は、ポリテトラメチレングリコール(PTMG)及び平均官能基数が2以上のポリカプロラクトンポリオール(PCL)と、1,5−ナフタレンジイソシアネートとから得られたイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーからなる。イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーは、イソシアネート基(NCO)を末端に有するプレポリマーである。
本発明で使用するイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーは、公知のウレタンプレポリマーの製造方法により得られる。具体的には、タンク等にポリテトラメチレングリコール(PTMG)及び平均官能基数が2以上のポリカプロラクトンポリオール(PCL)を所定量投入後、所定温度(例えば130℃)に加熱し、加熱した温度を維持しつつ窒素を充填した状態で攪拌しながら、1,5−ナフタレンジイソシアネートを所定量投入して反応させることにより、本発明で使用するイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを得ることができる。
以下に示すNCO末端ウレタンプレポリマー(イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー)からなるイソシアネート成分(B液)と、発泡剤(水と乳化剤との混合液)、可塑剤及び触媒からなる発泡液(A液)とを、図1及び図2に示す量で混合したポリウレタン発泡体用組成物を、テストピース用金型に注入し、モールド発泡させることにより各実施例と各参考例及び各比較例のポリウレタン発泡体を作製した。なお、発泡液(A液)は、発泡剤:可塑剤:触媒=300:300:1の割合で配合・混合することで作製した。NCO末端ウレタンプレポリマーからなるイソシアネート成分(B液)は、80℃に、発泡液(A液)は、40℃にそれぞれ温調し、A液とB液の混合液を80℃に温調したテストピース用金型内に規定量注入した。金型内で発泡させ、80℃で30分キュア(一次キュア)を行った後に得られたポリウレタン発泡体を脱型し、脱型後のポリウレタン発泡体を、更に100℃で12時間キュア(二次キュア)することで、各実施例と各参考例及び各比較例のポリウレタン発泡体とした。使用したテストピース用金型は、横幅200mm×縦幅110mm×厚み30mmのキャビティ(成形空間)を有する。ポリウレタン発泡体用組成物における可塑剤は、A液とB液の配合比率を適切にし、安定して混合・撹拌するためにA液の嵩増しの目的で添加されている。
なお、図1及び図2におけるNCO末端ウレタンプレポリマーにおける「NCO%(理論値)」は、計算によって得られたNCO%の値であり、以下の式によって算出される。
NCO%(理論値)=[〔NCO基のモル数−(ポリオールのモル数)〕×NCO分子量]/[イソシアネートの配合量+各ポリオールの配合量]×100
NCO末端ウレタンプレポリマーは、以下に示すポリオールとイソシアネートを、図1及び図2に示す各実施例と各参考例及び各比較例の配合とし、窒素ガス気流下、130℃で約20分反応させて、各実施例と各参考例及び各比較例のNCO末端ウレタンプレポリマーを作製した。
・PTMG−1(ポリオール);ポリテトラメチレングリコール、官能基数2、水酸基価56mgKOH/g、数平均分子量2000、品番;PTG2000、保土谷化学工業社製
・PTMG−2(ポリオール);ポリテトラメチレングリコール、官能基数2、水酸基価37mgKOH/g、数平均分子量3000、品番;PTG3000、保土谷化学工業社製
・PCL−1(ポリオール);ポリカプロラクトンポリオール、官能基数2、水酸基価56mgKOH/g、数平均分子量2000、品番;プラクセル220、ダイセル社製
・PCL−2(ポリオール);ポリカプロラクトンポリオール、官能基数2、水酸基価37mgKOH/g、数平均分子量3000、品番;プラクセル230、ダイセル社製
・PO−1(ポリオール);ポリエステルポリオール、官能基数2、水酸基価56mgKOH/g、数平均分子量2000、品番;ポリライトOD−X−102、DIC社製
・PO−2(ポリオール);ポリエーテルポリオール、官能基数2、水酸基価56mgKOH/g、数平均分子量2000、品番;サンニックスPP−2000、三洋化成工業社製
・NDI(イソシアネート);1,5−ナフタレンジイソシアネート、NCO%;40%、品番;コスモネートND、三井化学社製
・MDI(イソシアネート);ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、NCO%;33%、品番;ミリオネートMT、東ソー社製
・発泡剤;水と乳化剤(スルホン化ヒマシ油のナトリウム塩、高スルホン化脂肪酸のナトリウム塩等の混合物)とを含む混合液、品番;アドベードSV(水と乳化剤の重量比50:50)、ラインケミージャパン社製)
・可塑剤;ジイソノニルアジペート(DINA)、大八化学社製
・触媒;アミン触媒、品番;Addocat PP、ラインケミージャパン社製
各実施例と各参考例及び各比較例に対して、密度、反発性、引張強度について測定した。密度は、テストピース(横幅200mm×縦幅110mm×厚み30mm、6面スキン層有)をJIS K7222:2005に基づき、測定を行った。反発性は、テストピース(横幅200mm×縦幅110mm×厚み30mm、6面スキン層有)を前記の通り、測定を行った。引張強度は、テストピースを厚み2mmにスライス(スキン層無)した後、ダンベル状2号形に打抜いたサンプル作製し、JIS K6251:2017に準拠して、測定を行った。測定結果は図1及び図2に示す。又、反発性及び引張強度の測定結果についての判定と総合判定を行った。反発性の判定は、反発性の測定結果が70%以上の場合に「◎」、60%〜70%未満の場合に「〇」、60%未満の場合に「×」とした。引張強度の判定は、引張強度の測定結果が3MPa以上の場合に「◎」、2.5〜3MPa未満の場合に「〇」、2.5MPa未満の場合に「×」とした。総合判定は、反発性の判定と引張強度の判定の何れも「◎」の場合に総合判定「◎」、反発性の判定と引張強度の判定の何れか一方が「◎」で他方が「〇」の場合、又は両方共「〇」の場合に総合判定「〇」、反発性の判定と引張強度の判定の何れか一方でも「×」の場合に総合判定「×」とした。
参考例12は、NCO末端ウレタンプレポリマーのためのポリオールとして、PTMG−1のみを用い、PTMG/PCL配合比率を100/0とした。また、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例3と同様の3.47%とし、イソシアネートインデックスが110となるようにイソシアネートの量と発泡液(A液)の配合量を調整した。それ以外は、実施例3と同様である。
参考例12の物性は、密度0.35g/cm、反発性65.5%、反発性の判定「〇」、引張強度3.8MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「〇」である。参考例12は、実施例3よりも反発性が低くなるものの、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。
参考例15は、NCO末端ウレタンプレポリマーのためのポリオールとして、PCL−1のみを用い、PTMG/PCL配合比率を0/100とした。また、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例3と同様の3.47%とし、イソシアネートインデックスが110となるようにイソシアネートの量と発泡液(A液)の配合量を調整した。それ以外は、実施例3と同様である。
参考例15の物性は、密度0.35g/cm、反発性65.0%、反発性の判定「〇」、引張強度3.9MPa、引張強度の判定「◎」、総合判定「〇」である。実施例15は、実施例3よりも反発性が低くなるものの、軽量で高反発性を有し、かつ引張強度の高いものであり、イソシアネート成分として用いるNCO末端ウレタンプレポリマーの製造時やポリウレタン発泡体の製造時に架橋剤を使用しないため、架橋剤の分散不良に起因する品質不安定を生じることのないものである。

Claims (8)

  1. イソシアネート成分と、発泡剤と、触媒とを含むポリウレタン発泡体用組成物から得られたポリウレタン発泡体において、
    前記イソシアネート成分は、ポリテトラメチレングリコール及び/又は平均官能基数が2以上のポリカプロラクトンポリオールと、1,5−ナフタレンジイソシアネートとから得られたイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーであることを特徴とするポリウレタン発泡体。
  2. 前記ポリテトラメチレングリコールと前記ポリカプロラクトンポリオールの配合比率は、ポリテトラメチレングリコール:ポリカプロラクトンポリオール=10〜90:90〜10であることを特徴とする請求項1に記載のポリウレタン発泡体。
  3. 前記ポリテトラメチレングリコールは、数平均分子量が900〜4500、水酸基価が25〜125mgKOH/gであり、
    前記ポリカプロラクトンポリオールは、平均官能基数が2〜3、数平均分子量が900〜4500、水酸基価が25〜187mgKOH/gであることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリウレタン発泡体。
  4. 前記ウレタンプレポリマーのNCO%が2.5〜5.5%であることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のポリウレタン発泡体。
  5. 次式から求められる前記ポリウレタン発泡体の反発性が、60%以上であることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のポリウレタン発泡体。
    反発性(%)=跳ね返されたボールの速度/衝突前のボールの速度×100
    衝突前のボールの速度及び跳ね返されたボールの速度は、以下の条件で算出する。
    ・ボールは、全日本軟式野球連盟公認球 M号を使用する。
    ・ボールの直径よりも面積の大きいポリウレタン発泡体を壁に固定する。
    ・壁とピッチングマシーンの発射口との距離を1mに設定する。
    ・ポリウレタン発泡体の表面にボールがぶつかる際の速度が、時速100km/hとなるようにピッチングマシーンからの発射速度を調整する。
    ・ボールの先端が、壁から500mm離れた位置から200mm離れた位置までの距離(300mm)を通過するまでの時間から衝突前のボール速度を算出する。
    ・壁に固定されたポリウレタン発泡体にボールが衝突し、跳ね返されたボールの先端が、壁から200mm離れた位置から500mm離れた位置までの距離(300mm)を通過するまでの時間から跳ね返されたボール速度を算出する。
  6. 前記ポリウレタン発泡体の密度(JIS K7222:2005に基づく)が0.25〜0.50g/cmであることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のポリウレタン発泡体。
  7. 前記ポリウレタン発泡体の引張強度(JIS K6251:2017(ダンベル状2号形)に準拠)が2.5MPa以上であることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のポリウレタン発泡体。
  8. 前記ポリウレタン発泡体が、バットの弾性打撃部又はスポーツ用靴底に用いられることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載のポリウレタン発泡体。
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