JP2020172070A - 画像形成装置、画像形成システム、処理選択方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、処理選択方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷出力パフォーマンスを維持しつつデータ保護処理を適切に実行できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置が、印刷ジョブデータから作成される印刷画像データがスプールされるHDD、並びに、ベリファイ処理を印刷画像データに対して実行可能なベリファイ処理手段、ベリファイ処理よりもスループットが高い二重バックアップ処理を印刷画像データに対して実行可能な二重バックアップ処理手段、および印刷画像データがスプールされる際に印刷ジョブデータに対応する印刷パラメータに基づいてベリファイ処理と二重バックアップ処理とのいずれかを選択する処理選択手段として機能する制御部を備える。【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成システム、処理選択方法、およびプログラムに関する。
紙等の媒体に対して印刷を実行する複合機(Multi-Function Peripheral,MPF)等の画像形成装置が広く活用されている。以上の画像形成装置には、システム起動に用いるファームウェア、各種モジュールの動作に用いるドライバ等の制御データや、ユーザが使用するユーザデータ等の種々のデータを記憶するハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置を有するものがある。HDD内のデータの不具合はシステムの正常動作に悪影響を与えるので、書込みデータの信頼性を向上させるデータ保護処理技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、記憶領域内のデータを二重化し、復帰不可能なエラーが1つのデータに生じた際に、他方のデータを参照して復帰する二重バックアップ処理が提案されている。また、特許文献2には、書き込んだデータを読み出して読出しエラーの有無を確認するベリファイ処理が提案されている。以上のようなデータ保護処理によって、データ異常が生じた場合でもシステムを復旧させることが可能となる。
特開2000− 99279号公報 特開2007−122772号公報
上記したデータ保護処理は、HDDにおけるデータスループットを低下させる要因にもなる。例えば、データをHDDに二重に書き込む二重バックアップ処理は、通常のデータ書込み処理よりも多くの処理時間を要するため、スループットが低下する。また、例えば、データをHDDに書き込んだ後に読み出してエラーの有無を確認するベリファイ処理は、書込み・読出しの他にモード変換も含むことで二重バックアップ処理よりさらに多くの処理時間を要するため、スループットがさらに低下する。HDDに画像データをスプールして印刷処理を実行する画像形成装置では、HDDに対してリアルタイムでデータを入出力するため、上記したスループットの低下が印刷出力パフォーマンスに直接的に影響してしまう。一方で、データ保護処理は、書込みデータの信頼性を向上させ復帰不可能なシステムエラーを防止するのに重要であるから、省略することは困難である。すなわち、以上の技術においては、データ保護処理と印刷出力パフォーマンスとの両立が求められている。
以上の事情に鑑み、本発明の目的は、印刷出力パフォーマンスを維持しつつデータ保護処理を適切に実行できる画像形成装置、画像形成システム、処理選択方法、およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、印刷ジョブデータから作成される印刷画像データがスプールされる記憶装置と、第1データ保護処理を前記印刷画像データに対して実行可能な第1保護処理手段と、前記第1データ保護処理よりもスループットが高い第2データ保護処理を前記印刷画像データに対して実行可能な第2保護処理手段と、前記印刷画像データがスプールされる際に、前記印刷ジョブデータに対応する印刷パラメータに基づいて前記第1データ保護処理と前記第2データ保護処理とのいずれかを選択する処理選択手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷出力パフォーマンスを維持しつつデータ保護処理を適切に実行できる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るHDDの内部構造を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るHDDにおけるデータ転送速度に関する表である。 本発明の第1実施形態におけるデータ保護処理モードの選択に関する制御フローである。 本発明の第1実施形態に係るデータ保護処理モードのユーザ設定画面の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態におけるデータ保護処理モードの選択に関する制御フローである。 本発明の第3実施形態におけるデータ保護処理モードの選択に関する制御フローである。 本発明の第3実施形態における印刷ジョブデータ解析のサブルーチン処理フローを示す図である。 本発明の第4実施形態におけるデータ保護処理モードの選択に関する制御フローである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下に説明される実施形態は、本発明を実現可能な構成の一例に過ぎない。以下の実施形態は、本発明が適用される装置の構成や各種条件に応じて適宜修正または変更することが可能である。したがって、本発明の範囲は、以下の実施形態に記載される構成によって限定されるものではない。以下の実施形態に係る画像形成装置は、複合機、プリンタ、コピー機、ファクシミリ等の種々の装置に適用可能である。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の構成例を示すブロック図である。画像形成装置100は、制御部101、HDD105、RAM106、ROM107、表示操作部(表示部)108、プリンタ109、スキャナ110、および外部インターフェース111を有する。
制御部101は、メインSOC(System-On-a-Chip)であり、CPU102、画像処理部103、およびインターフェースコントローラ104を含む集積回路部品である。制御部101内の各要素は不図示のシステムバスによって相互に接続されている。
CPU102は、種々の演算処理を実行して画像形成装置100を制御する中央処理装置である。CPU102は、HDD105およびROM107に格納されているプログラムをRAM106に展開して実行することによって、画像形成装置100の動作を統合的に制御する。
画像処理部103は、画像処理を実行するハードロジックである。より具体的には、画像処理部103は、スキャナ1010や外部インターフェース111から入力された画像データに対して補正、加工、編集等の画像処理を実行する。また、画像処理部103は、プリンタ109へ出力すべき画像データに対して色変換、フィルタ処理、解像度変換等の画像処理を実行する。
インターフェースコントローラ104は、HDD105、RAM(Random Access Memory)106、ROM(Read Only Memory)107、表示操作部108等との各種のインターフェースを制御する。インターフェースコントローラ104は、例えば、SATA(Serial AT Attachment)、RAM、ROM、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)等のインターフェースを制御することができる。
HDD105は、二次記憶装置として機能するハードディスクドライブであって、SATAインターフェースを介して制御部101に接続される。HDD105は、システム起動に用いられるファームウェアおよび各種モジュールを動作させるドライバ等の制御データの格納域、ユーザデータの格納域、および印刷処理時の画像データのスプールの格納域として機能する。
RAM106は、CPU102が動作する際にワーキングメモリとして機能する揮発性メモリであって、CPU102の演算データおよび各種プログラムを記憶する。加えて、RAM106は、スキャン時またはプリント時に画像処理部103が画像処理を実行した画像データを保持する画像メモリとしても機能する。
ROM107は、不揮発性メモリであって、画像形成装置100の起動に用いられるブートプログラムを格納するブートROMである。
表示操作部108は、ユーザに対する情報提示を行うと共にユーザからの入力を受け付けるユーザインターフェースであって、液晶ディスプレイ等の表示装置、およびタッチパネル、ハードキー等の操作装置を含む。
プリンタ109は、画像データに基づいて用紙等の媒体上に印刷(画像形成)を実行するプリンタエンジンであって、レーザースキャナユニット、感光体ドラム、現像装置、定着装置、用紙搬送ユニット等を有する。
スキャナ110は、原稿に印刷された画像や文字をスキャンして画像データに変換するスキャナユニットであって、CCDセンサやCISセンサ等の光学センサを有する。
外部インターフェース111は、公衆交換電話網、有線LAN、無線LAN、USB等を含むインターフェース群であり、外部インターフェース111を介して画像形成装置100と外部装置とが有線通信または無線通信する。
図2を参照して、HDD105の内部構造および内部動作について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係るHDD105の内部構成を示すブロック図である。
HDD105は、SATA信号経路200、HDD制御部201、SATAインターフェース202、RAM203、NVRAM204、ディスク駆動部205、ヘッド駆動部206、リードライト信号処理部207、アーム208、磁気ヘッド209、磁気ディスク210、およびスピンドルモータ211を有する。
SATA信号経路200は、SATA規格に従うSATAインターフェース202を介してHDD105と制御部101とを接続する接続経路である。
HDD105の電源が投入され電力が供給されると、HDD制御部201は、初期化動作を実行した後、ディスク駆動部205およびヘッド駆動部206に対する駆動診断を実行する。駆動診断の結果が問題ないと判定すると、HDD制御部201は、スピンドルモータ211を駆動して磁気ディスク210を回転させる。磁気ディスクの回転数が安定したことを検出すると、HDD制御部201は、ヘッド駆動部206を制御して磁気ヘッド209を磁気ディスク210上に移動させ、磁気ディスク210に含まれるシステム領域を読み取らせる。システム領域が磁気ヘッド209によって正常に読み取られると、HDD105の起動処理が完了する。
上記したHDD105の起動処理が完了すると、HDD制御部201は、HDD105の動作に関するSATAコマンドを制御部101から受け付ける。HDD制御部201は、受け付けたSATAコマンドに基づいてディスク駆動部205およびヘッド駆動部206を制御し、磁気ディスク210の特定セクタへのアクセス、データの読出し、データの書込み、データの消去等の処理(ジョブ)を実行する。
磁気ヘッド209は、HDD105の起動当初、磁気ディスク210外側のホームポジションに位置している。HDD制御部201がヘッド駆動部206を制御して磁気ヘッド209をホームポジションから磁気ディスク210上に移動させる処理は、一般に、ロード処理と称される。また、磁気ヘッド209が磁気ディスク210上に位置している状態は、一般に、ロード状態と称される。HDD制御部201は、ロード状態を維持すべき時間(すなわち、ロード維持時間)に関する情報を制御部101から受信している。磁気ディスク210に対する読出し、書込み等の処理が完了した後、ロード維持時間が経過すると、HDD制御部201は、ヘッド駆動部206を制御して磁気ヘッド209をホームポジションに移動させる。以上の磁気ヘッド209を磁気ディスク210上からホームポジションへと移動させる処理は、一般に、アンロード処理と称される。また、磁気ヘッド209がホームポジションに位置している状態は、一般に、アンロード状態と称される。
図3を参照して、HDD105におけるデータ保護処理とスループットとの関係について説明する。図3は、HDD105におけるデータ転送速度に関する表である。HDD105におけるスループットは、データ転送速度、データ書込み速度等の種々のパラメータに応じて変化する。前述したように、HDD105等の記憶装置において書込みデータの信頼性を向上させるためにデータ保護処理を実行すると、スループットが低下するという弊害がある。
図3(A)は、画像形成装置100のHDD105におけるデータ保護処理の種別(モード)とデータ転送速度との関係の一例を示す表である。
行301に示すように、データ保護処理を実行しない通常書込みが行われる場合、実動作におけるHDD105のデータ転送速度は80MB毎秒である。通常書込みにおいては、磁気ディスク210に対して1回の書込み動作が実行される。
行302に示すように、データ保護処理であるベリファイ処理(第1データ保護処理)が実行される場合、実動作におけるHDD105のデータ転送速度は20MB毎秒(通常書き込み時の速度の4分の1)となる。具体的な動作は以下の通りである。ベリファイ処理を伴うデータ書込みを指示する制御部101からのコマンドをHDD105が受信すると、HDD制御部201は、磁気ヘッド209を磁気ディスク210上に移動させてデータ書込みを実行する。以上のデータ書込みは磁気ディスク210が1回転する間に(1回転目に)実行されるので、通常の(データ保護処理無しの)データ書込みの1ステップを実行する時間と同じ時間を要する。その後、書き込んだデータをベリファイするためのデータ読出しコマンドが制御部101からHDD制御部201に送信される。以上のコマンド送信の間に磁気ディスク210が1回転する(2回転目)。その次に1回転する際(3回転目)、HDD制御部201による制御の下に磁気ヘッド209が1回転目に書き込んだデータに対する読出しを実行する。さらに次に1回転する際(4回転目)、HDD制御部201は、読出しエラーの有無を検出し(すなわち、読み出したデータに基づいてベリファイ処理を実行し)、次の動作に遷移するためのモード切替えを実行する。以上のように、1回のベリファイ処理は、4ステップ(4回転)分の処理時間を要する。したがって、ベリファイ処理における実動作のHDDデータ転送速度は通常書込みの4分の1(20MB毎秒)となり、ベリファイ処理のスループットも通常書込みのスループットの4分の1になる。以上のように、ベリファイ処理においては、HDD105に書き込んだデータに対して読出しが実行され、読出しエラーの有無が検出される。
行303に示すように、別のデータ保護処理である二重バックアップ処理(第2データ保護処理)が実行される場合、実動作におけるHDD105のデータ転送速度は40MB毎秒(通常書き込み時の2分の1)となる。具体的な動作は以下の通りである。二重バックアップ処理を伴うデータ書込みを指示する制御部101からのコマンドをHDD105が受信すると、HDD制御部201は、磁気ヘッド209を磁気ディスク210上に移動させて1回目のデータ書込みを実行する。以上のデータ書込みは磁気ディスク210が1回転する間に(1回転目に)実行されるので、通常の(データ保護処理無しの)データ書込みの1ステップを実行する時間と同じ時間を要する。次に磁気ディスク210が1回転する際(2回転目)、HDD制御部201は、同じデータについて、磁気ディスク210上の他の領域に2回目のデータ書込みを実行する。以上のように、1回の二重バックアップ処理は2ステップ(2回転)分の処理時間を要する。したがって、二重バックアップ処理における実動作のHDDデータ転送速度は通常書込みの2分の1(40MB毎秒)となり、二重バックアップ処理のスループットも通常書込みのスループットの2分の1になる。以上のように、二重バックアップ処理においては、同じデータがHDD105に2回書き込まれる。
上記から理解されるように、通常書込みのスループットは二重バックアップ処理のスループットより高く、二重バックアップ処理のスループットはベリファイ処理のスループットよりも高い(通常書込み>二重バックアップ処理>ベリファイ処理)。他方、データ信頼性については、上記順序の逆順の関係にある。
なお、上記した転送速度等の値は非限定的な例示であり、実際の設計構成においては更に複雑な動作状況も含まれるので必ずしも同じ結果が生じるとは限らない。また、データエラー時における復帰処理は異常時の例外処理であって、上記した通常時のパフォーマンスには影響しない。
本実施形態に係る画像形成装置100のプリンタ109における所望のパフォーマンス(印刷出力パフォーマンス)は、1分当たり50枚の印刷出力が可能な50ppm(Page Per Minute)であると想定する。
図3(B)は、画像形成装置100において50ppmの印刷出力パフォーマンスを達成するのに要求されるデータ転送速度(要求HDDデータ転送速度)の一例を示す表である。前述のように、画像形成装置100が印刷処理を実行する際には、印刷画像データのスプールがHDD105に書き込まれた後に、HDD105内のスプールに基づいて実際の印刷動作が実行される。したがって、HDD105におけるスループットが印刷出力パフォーマンスに影響する。他に、印刷出力時に処理すべきデータ量に影響する印刷パラメータ(例えば、印刷すべき画像データのサイズおよび印刷処理における解像度設定)も、印刷出力パフォーマンスに影響する。
行304は、印刷処理における解像度設定が600dpi(標準解像度、第1解像度)である場合の要求HDDデータ転送速度を示す。標準サイズの画像データに対して印刷処理を実行する場合、HDD105に要求されるデータ転送速度は20MB毎秒である。他方、標準サイズより小さいサイズの画像データに対して印刷処理を実行する場合、HDD105に要求されるデータ転送速度は10MB毎秒である。印刷対象の画像データが大きい程、所定の印刷出力パフォーマンスを達成するのに転送すべきデータ量も多くなる。結果として、HDD105に要求されるデータ転送速度も大きくなる。
行305は、印刷処理における解像度設定が1200dpi(高解像度、第2解像度)である場合の要求HDDデータ転送速度を示す。標準サイズの画像データに対して印刷処理を実行する場合、HDD105に要求されるデータ転送速度は40MB毎秒である。他方、標準サイズより小さいサイズの画像データに対して印刷処理を実行する場合、HDD105に要求されるデータ転送速度は20MB毎秒である。印刷対象の解像度が高い程、所定の印刷出力パフォーマンスを達成するのに転送すべきデータ量も多くなる。結果として、HDD105に要求されるデータ転送速度も大きくなる。
上記の解像度設定は、画像形成装置100に有線LAN、無線LAN等のネットワークを経由して接続されたPCが印刷ジョブを送信する際に、プリンタドライバによる設定画面においてユーザが選択可能である。他に、ユーザが表示操作部108に対してコピー印刷を指示する際に、ユーザが上記の解像度設定を選択可能である。例えば、ユーザが「標準解像度」を選択するとCPU102は600dpiを使用し、ユーザが「高解像度」を選択するとCPU102は1200dpiを使用する。
本実施形態では、データ保護処理として二重バックアップ処理よりもベリファイ処理を優先する。ベリファイ処理ではデータ書込みの際に毎回データ整合を確認するので、データの信頼性がより向上するからである。しかしながら、HDD105においてベリファイ処理を実行すると所定の印刷出力パフォーマンス(50ppm)を実現できない場合がある。例えば、行302,305に示すように、高解像度設定(1200dpi)時に標準サイズの画像データを印刷する場合の要求データ転送速度(40MB毎秒)は、ベリファイ処理におけるデータ転送速度(20MB毎秒)を上回る。そのため、HDD105においてベリファイ処理を実行すると所定の印刷出力パフォーマンスが実現されない。そこで、本実施形態では、以下に説明する制御フローに示すようにデータ保護処理モードを選択して、HDD105に対する書込みデータの信頼性を維持しつつ、画像形成装置100において実現すべき印刷出力パフォーマンスを達成する。
図4は、本発明の第1実施形態におけるデータ保護処理モードの選択に関する制御フローである。概略的には、解像度設定に基づいてHDD105におけるデータ保護処理モードが選択される。本制御フローにおいては、デフォルトのデータ保護処理モードとしてベリファイ処理が予め設定されている。本処理に含まれる各ステップは、制御部101のCPU102が、HDD105およびROM107に格納されているプログラムをRAM106に展開して実行することによって実現される。すなわち、制御部101は、処理選択手段、第1保護処理手段、および第2保護処理手段として機能する。CPU102は、画像形成装置100の起動時に上記のプログラムをRAM106に展開して実行可能な状態としてよい。
ステップS401において、CPU102は、印刷ジョブを受信したか否かを判定する。印刷ジョブデータは、PC等の外部の情報処理装置から送信され外部インターフェース111を介して制御部101に受信されてもよいし、スキャナ110での原稿読取りによって取得された画像データに基づいて生成され制御部101に受信されてもよい。印刷ジョブが受信されると(S401:YES)、CPU102は印刷ジョブを画像処理部103に供給すると共に、処理をステップS402に進める。印刷ジョブが受信されていない間(S401:NO)、CPU102は印刷ジョブの受信待ちを継続する。
ステップS402において、画像処理部103は、受信した印刷ジョブデータを解析して解像度設定を判別する。本例では、印刷ジョブデータにおける解像度設定が、標準設定(600dpi)か高解像度設定(1200dpi)かを判別する。なお、ステップS402は印刷ジョブを受信した際の通常の処理である。
ステップS403において、CPU102は、ユーザによってベリファイ処理の設定が固定化されているか(常にベリファイ処理を実行するように設定されているか)を判定する。ベリファイ処理が固定設定である場合(S403:YES)、CPU102は処理をステップS406に進める。他方、ベリファイ処理が固定設定でない場合(S403:NO)、CPU102は処理をステップS404に進める。
ここで、図5を参照して、図4の制御フローとは独立して実行されるベリファイ処理のユーザ設定について説明する。図5は、表示操作部108に表示されるユーザ設定画面の一例である。図5(A)は、システムエラー回避処理が自動的に実行されるように、すなわち、解像度設定等の印刷パラメータに基づいて自動判別が実行されるように設定されている状態(自動:ON)を示す画面501である。自動判別がON状態である場合、チェック優先設定(すなわち、ベリファイ処理を実行する固定設定)は自動的にOFF状態に設定される。すなわち、本例において、自動判別設定およびチェック優先設定は排他的にON状態となるように制御される。チェック優先設定がOFF状態に設定されていると(すなわち、ベリファイ処理が固定設定でないと)、上記したステップS403においてCPU102は処理をステップS404に進める。一方、図5(B)は、システムエラー回避処理が自動的に実行されないように、すなわち、上記の自動判別が実行されないように設定されている状態(自動:OFF)を示す画面502である。上述したように、自動判別がOFF状態である場合、チェック優先設定(すなわち、ベリファイ処理を実行する固定設定)は自動的にON状態に設定される。チェック優先設定がON状態に設定されていると(すなわち、ベリファイ処理が固定設定であると)、上記したステップS403においてCPU102はステップS404,S405をスキップして処理をステップS406に進める。なお、図3の行302,305を参照して述べたように、ベリファイ処理を常に実行するように画像形成装置100を設定すると、所定の印刷出力パフォーマンスを実現できない場合がある。そこで、ユーザがチェック優先設定をON状態に(すなわち、ベリファイ処理を固定設定に)しようとすると、印刷出力パフォーマンスを満たせない場合が生じ得ることを警告する図5(C)の確認画面503が表示操作部108に表示される。ユーザが確認画面503にて「OK」ボタンを押下すると、チェック優先設定がON状態に設定される(画面501が画面502に遷移する)。
ステップS404において、CPU102は、ステップS402にて判別された解像度設定が高解像度設定(1200dpi)であるか否かに基づいて処理を分岐する。高解像度設定である場合(S404:YES)、CPU102は処理をステップS405に進める一方、高解像度設定でない場合(S404:NO)、CPU102はステップS405をスキップして処理をステップS406に進める。
ステップS405において、CPU102は、HDD105におけるデータ保護処理モードを、デフォルト設定であるベリファイ処理から二重バックアップ処理へと変更する。結果として、デフォルト設定時と比較してデータ書込みのスループットが向上する。ステップS405がスキップされた場合、データ保護処理モードはデフォルト設定のベリファイ処理のままに維持されている。
ステップS406において、CPU102は、既に設定されているデータ保護処理モードに従って印刷処理を実行するように各部を制御する。画像処理部103は、ステップS401にて受信された印刷ジョブに対して補正・加工等の画像処理を実行して印刷用の画像データを作成し、作成した画像データをHDD105にスプールする。プリンタ109は、HDD105にスプールされた印刷用の画像データ(印刷画像データ)を逐次に印刷して出力する。印刷処理の終了後に、処理がステップS407に進む。
ステップS407において、CPU102は、データ保護処理モードの設定を判定する。データ保護処理モードが二重バックアップ処理に設定されている場合(S407:YES)、CPU102は、処理をステップS408に進め、デフォルトであるベリファイ処理にモード設定を戻して本フローの処理を終了する。他方、データ保護処理モードがデフォルトのベリファイ処理に設定されている場合(S407:NO)、CPU102は、データ保護処理モードをベリファイ処理に維持しつつ本フローの処理を終了する。
以上、添付の図面を参照して説明したように、本実施形態では、印刷ジョブにおける解像度設定に基づいてデータ保護処理モードが選択される。以上の構成によれば、容量が相対的に大きい高解像度(例えば、1200dpi)の画像データを印刷する際には、より高いスループットが得られる二重バックアップ処理が選択されるので、データ転送速度(例えば、40MB毎秒)が確保される。結果として、データ転送の遅延によるシステムエラーの発生が回避されると共に、所定の印刷出力パフォーマンス(例えば、50ppm)が達成される。他方、容量が相対的に小さい通常解像度(例えば、600dpi)の画像データを印刷する際には、より高いデータ信頼性が得られるベリファイ処理が選択される。ベリファイ処理を実行してもデータ転送速度(例えば、20MB毎秒)は十分であるので、高いデータ信頼性と所定の印刷出力パフォーマンス(例えば、50ppm)とが達成される。すなわち、本実施形態の構成によれば、印刷ジョブデータに対応する印刷パラメータ(解像度設定)に基づいてデータ保護処理モードが選択されるので、印刷出力パフォーマンスを維持しつつデータ保護処理を適切に実行できる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、デフォルトのデータ保護処理モードがベリファイ処理である。第2実施形態では、デフォルトのデータ保護処理モードが二重バックアップ処理である。以下に例示する各実施形態において、作用、機能が第1実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の説明を適宜に省略する。
図6は、本発明の第2実施形態におけるデータ保護処理モードの選択に関する制御フローである。本処理に含まれる各ステップは、制御部101のCPU102が、HDD105およびROM107に格納されているプログラムをRAM106に展開して実行することによって実現される。ステップS601,S602,S605は第1実施形態のステップS401,S402,S406と同様であるので、詳細な説明を省略する。なお、二重バックアップ設定モードには固定設定が存在しないので、ステップS403に相当するステップが本フローには存在しない。
ステップS603において、CPU102は、ステップS602にて判別された解像度設定が高解像度設定(1200dpi)であるか否かに基づいて処理を分岐する。高解像度設定である場合(S603:YES)、CPU102はステップS604をスキップして(すなわち、データ保護処理モードを二重バックアップ処理に維持したまま)処理をステップS605に進める。一方、高解像度設定でない場合(S603:NO)、CPU102は処理をステップS604に進める。
ステップS604において、CPU102は、HDD105におけるデータ保護処理モードを、デフォルト設定である二重バックアップ処理からベリファイ処理へと変更する。解像度設定が標準設定(600dpi)である場合はベリファイ処理を実行しても所定の印刷出力パフォーマンスを実現できるので、以上のようにデータ保護処理モードを設定する。
ステップS605の印刷処理後、ステップS606において、CPU102は、データ保護処理モードの設定を判定する。データ保護処理モードがベリファイ処理に設定されている場合(S606:YES)、CPU102は、処理をステップS607に進め、デフォルトである二重バックアップ処理にモード設定を戻して本フローの処理を終了する。他方、データ保護処理モードがデフォルトの二重バックアップ処理に設定されている場合(S606:NO)、CPU102は、データ保護処理モードを二重バックアップ処理に維持しつつ本フローの処理を終了する。
本実施形態の以上の構成によれば、第1実施形態と同様の技術的効果が実現できる。
<第3実施形態>
第1実施形態および第2実施形態では、印刷ジョブにおける解像度設定に基づいてデータ保護処理モードが選択される。第3実施形態では、印刷ジョブから推定されるデータ転送速度の要求値に基づいてデータ保護処理モードが選択される。
図7は、本発明の第3実施形態におけるデータ保護処理モードの選択に関する制御フローである。第3実施形態におけるデフォルトのデータ保護処理モードはベリファイ処理である。サブルーチンを含む本処理に含まれる各ステップは、制御部101のCPU102が、HDD105およびROM107に格納されているプログラムをRAM106に展開して実行することによって実現される。制御部101は、前述された手段に加え、解析推定手段として機能する。ステップS701,S706〜S708は第1実施形態のステップS401,S406〜S408と同様であるので、詳細な説明を省略する。
ステップS702において、画像処理部103は、受信した印刷ジョブデータを解析する図8のサブルーチンを実行して、データ転送速度の要求値R(要求転送速度)を推定する。より具体的には以下の通りである。
ステップS801において、画像処理部103は、受信した印刷ジョブデータをRAM上に展開する。
ステップS802において、画像処理部103は、その印刷ジョブに対する補正・加工等の画像処理後にHDD105へのスプール(書込み)を実行する場合のデータ量を、印刷ジョブデータの画像データ容量と印刷設定とに基づいて取得(算定)する。
ステップS803において、画像処理部103は、取得されたデータ量において所定の印刷出力パフォーマンス(例えば、50ppm)を達成するのに必要なデータ転送速度を求める。図3(B)に示すように、印刷ジョブデータが含む画像データが小サイズの場合、標準解像度(600dpi)で印刷するならデータ転送速度は10MB毎秒であり、高解像度(1200dpi)で印刷するならデータ転送速度は20MB毎秒である。また、印刷ジョブデータが含む画像データが標準サイズの場合、標準解像度(600dpi)で印刷するならデータ転送速度は20MB毎秒であり、高解像度(1200dpi)で印刷するならデータ転送速度は40MB毎秒である。本例の印刷ジョブデータは、小サイズの画像データを高解像度(1200dpi)で印刷するものと想定する。したがって、本ステップにおいて推定されるデータ転送速度の要求値Rは20MB毎秒である。なお、データ転送速度の要求値Rは、画像データの容量と解像度値とを変数とする数式に基づいて推定されてもよい。
以上のサブルーチン(S801〜S803)が終了すると、CPU102は、ステップS803にて求めたデータ転送速度の要求値R(本例では、20MB毎秒)を戻り値として返し、メイン処理に戻ってステップS703に進む。
ステップS703において、第1実施形態のステップS403と同様に、CPU102は、ユーザによってベリファイ処理の設定が固定化されているか(常にベリファイ処理を実行するように設定されているか)を判定する。ベリファイ処理が固定設定である場合(S703:YES)、CPU102は処理をステップS706に進める。他方、ベリファイ処理が固定設定でない場合(S703:NO)、CPU102は処理をステップS704に進める。
ステップS704において、CPU102は、ステップS702にて推定されたデータ転送速度の要求値Rが閾値Thを上回るか否かを判定する。以上の閾値Thは、ベリファイ処理時の実際のデータ転送速度に相当する値、すなわち、図3(A)の行302に示される「20MB毎秒」である。要求値Rが閾値Thを上回る場合(S704:YES)、CPU102は処理をステップS705に進める一方、要求値Rが閾値Th以下である場合(S704:NO)、CPU102はステップS705をスキップして処理をステップS706に進める。
ステップS705がスキップされた場合、データ保護処理モードはデフォルト設定のベリファイ処理のままに維持される。本例では、要求値R(20MB毎秒)が閾値Th以下であるので、ステップS705がスキップされ、ステップS706においてベリファイ処理モードで印刷処理が実行される。結果として、所定の印刷出力パフォーマンスを実現しつつ、ベリファイ処理による高いデータ信頼性も実現される。
他方、ステップS705において、CPU102は、HDD105におけるデータ保護処理モードを、デフォルト設定であるベリファイ処理から二重バックアップ処理へと変更する。データ保護処理モードがベリファイ処理のままでは、ステップS706において所定の印刷出力パフォーマンスが実現されないからである。例えば、標準サイズの画像データを高解像度(1200dpi)で印刷する場合、要求値R(図3(B)の行305に示す40MB毎秒)が閾値Thを上回るので、ベリファイ処理では所定の印刷出力パフォーマンスが実現されない。ステップS706にてデータ保護処理モードを二重バックアップ処理に変更してデータ転送速度を向上させることで、データ転送速度が増大し、ひいては印刷出力パフォーマンスが向上する。
以上、添付の図面を参照して説明したように、本実施形態では、印刷ジョブデータから推定されるデータ転送速度の要求値(要求転送速度)に基づいてデータ保護処理モードが選択される。特に、画像データの解像度に加えて画像データのサイズ(容量)も考慮して推定されたデータ転送速度の要求値に基づいてデータ保護処理モードが選択されるので、印刷ジョブデータが示す画像データにより適合した制御が可能となる。例えば、前述したように、高解像度(1200dpi)の設定時であっても小サイズの画像データを印刷するのであれば、二重バックアップ処理ではなくベリファイ処理を適用して印刷処理を実行できる場合がある。すなわち、本実施形態の構成によれば、印刷ジョブデータに対応する印刷パラメータ(データ転送速度の要求値)に基づいてデータ保護処理モードが選択されるので、印刷出力パフォーマンスを維持しつつデータ保護処理を適切に実行できる。
<第4実施形態>
第3実施形態では、デフォルトのデータ保護処理モードがベリファイ処理である。第4実施形態では、デフォルトのデータ保護処理モードが二重バックアップ処理である。
図9は、本発明の第4実施形態におけるデータ保護処理モードの選択に関する制御フローである。本処理に含まれる各ステップは、制御部101のCPU102が、HDD105およびROM107に格納されているプログラムをRAM106に展開して実行することによって実現される。ステップS901,S902,S905は第3実施形態のステップS701,S702,S706と同様であり、ステップS906,S907は第2実施形態のステップS606,S607と同様であるので、詳細な説明を省略する。なお、二重バックアップ設定モードには固定設定が存在しないので、ステップS703に相当するステップが本フローには存在しない。
ステップS903において、CPU102は、ステップS602にて判別された解像度設定が高解像度設定(1200dpi)であるか否かに基づいて処理を分岐する。高解像度設定である場合(S603:YES)、CPU102はステップS604をスキップして(すなわち、データ保護処理モードを二重バックアップ処理に維持したまま)処理をステップS605に進める。一方、高解像度設定でない場合(S603:NO)、CPU102は処理をステップS604に進める。
ステップS903において、CPU102は、ステップS902にて推定されたデータ転送速度の要求値Rが閾値Thを上回るか否かを判定する。要求値Rが閾値Thを上回る場合(S903:YES)、CPU102はステップS904をスキップして(すなわち、データ保護処理モードを二重バックアップ処理に維持したまま)処理をステップS905に進める。一方、要求値Rが閾値Th以下である場合(S903:NO)、CPU102は処理をステップS904に進める。
ステップS904において、CPU102は、HDD105におけるデータ保護処理モードを、デフォルト設定である二重バックアップ処理からベリファイ処理へと変更する。要求値Rが閾値以下である場合はベリファイ処理を実行しても所定の印刷出力パフォーマンスを実現できるので、以上のようにデータ保護処理モードを設定する。
本実施形態の以上の構成によれば、第3実施形態と同様の技術的効果が実現できる。
<変形例>
以上の各実施形態は多様に変形される。以上の実施形態および以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない限り適宜に併合され得る。
上記した実施形態において、制御部101のCPU102に選択されたデータ保護処理の設定(データ保護処理モード)が、表示操作部108に表示されてもよい。
本発明は、画像形成装置100と情報処理装置であるPCとを含む画像形成システムとしても把握することが可能である。
本発明の好ましい実施の形態について以上に説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本発明は、上記実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現できる。以上の記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であると好適である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像形成装置
101 制御部(第1保護処理手段、第2保護処理手段、処理選択手段、解析推定手段)
105 HDD(記憶装置)
108 表示操作部(表示部)

Claims (14)

  1. 印刷ジョブデータから作成される印刷画像データがスプールされる記憶装置と、
    第1データ保護処理を前記印刷画像データに対して実行可能な第1保護処理手段と、
    前記第1データ保護処理よりもスループットが高い第2データ保護処理を前記印刷画像データに対して実行可能な第2保護処理手段と、
    前記印刷画像データがスプールされる際に、前記印刷ジョブデータに対応する印刷パラメータに基づいて前記第1データ保護処理と前記第2データ保護処理とのいずれかを選択する処理選択手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷パラメータは、前記印刷画像データの印刷処理における解像度設定であり、
    前記処理選択手段は、前記解像度設定が第1解像度である場合には前記第1データ保護処理を選択する一方、前記解像度設定が前記第1解像度よりも高い第2解像度である場合には前記第2データ保護処理を選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1データ保護処理がデフォルトのデータ保護処理モードとして設定され、
    前記処理選択手段は、前記解像度設定が前記第2解像度である場合に前記データ保護処理モードを前記第2データ保護処理に切り替え、前記印刷処理の終了後に前記第1データ保護処理に戻すことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2データ保護処理がデフォルトのデータ保護処理モードとして設定され、
    前記処理選択手段は、前記解像度設定が前記第1解像度である場合に前記データ保護処理モードを前記第1データ保護処理に切り替え、前記印刷処理の終了後に前記第2データ保護処理に戻すことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記印刷パラメータは、印刷処理において所定の印刷出力パフォーマンスを達成するのに必要な前記記憶装置における要求転送速度であり、
    前記処理選択手段は、前記要求転送速度が前記第1データ保護処理における実際の転送速度に相当する閾値以下である場合には前記第1データ保護処理を選択する一方、前記要求転送速度が前記閾値を上回る場合には前記第2データ保護処理を選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記記憶装置にスプールされる前記印刷画像データのデータ量を前記印刷ジョブデータに基づいて取得し、取得した前記データ量と前記印刷処理における解像度設定とに基づいて前記要求転送速度を推定する解析推定手段をさらに備える、ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1データ保護処理がデフォルトのデータ保護処理モードとして設定され、
    前記処理選択手段は、前記要求転送速度が前記閾値を上回る場合に前記データ保護処理モードを前記第2データ保護処理に切り替え、前記印刷処理の終了後に前記第1データ保護処理に戻すことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2データ保護処理がデフォルトのデータ保護処理モードとして設定され、
    前記処理選択手段は、前記要求転送速度が前記閾値以下である場合に前記データ保護処理モードを前記第1データ保護処理に切り替え、前記印刷処理の終了後に前記第2データ保護処理に戻す、ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記処理選択手段は、前記第1データ保護処理の設定が固定化されている場合には、前記データ保護処理モードを前記第2データ保護処理に切り替えずに前記第1データ保護処理に維持する、ことを特徴とする請求項3または請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記処理選択手段に選択されたデータ保護処理の設定を表示する表示部をさらに備える、ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1保護処理手段が実行する前記第1データ保護処理は、前記記憶装置に書き込んだ前記印刷画像データに対して読出しを実行し読出しエラーを検出するベリファイ処理であり、
    前記第2保護処理手段が実行する前記第2データ保護処理は、同じ前記印刷画像データを前記記憶装置に2回書き込む二重バックアップ処理である、ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. プリンタドライバを使用して前記印刷ジョブデータを有線通信または無線通信によって前記画像形成装置へ送信する情報処理装置と、
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
  13. 印刷ジョブデータから作成される印刷画像データがスプールされる記憶装置を備える画像形成装置の処理選択方法であって、
    前記印刷画像データに対するスプールおよびデータ保護処理を実行する際に、前記印刷ジョブデータに対応する印刷パラメータに基づいて、第1データ保護処理と、前記第1データ保護処理よりもスループットが高い第2データ保護処理とのいずれかを選択する、ことを特徴とする処理選択方法。
  14. 印刷ジョブデータから作成される印刷画像データがスプールされる記憶装置を備える画像形成装置の処理選択方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記処理選択方法は、
    前記印刷画像データに対するスプールおよびデータ保護処理を実行する際に、前記印刷ジョブデータに対応する印刷パラメータに基づいて、第1データ保護処理と、前記第1データ保護処理よりもスループットが高い第2データ保護処理とのいずれかを選択する、ことを特徴とするプログラム。
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